JP2009108598A - 面付錠のハンドル付勢機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】錠ケースの薄厚化が可能な面付錠のハンドル付勢機構を得、面付錠における意匠性の向上、デザイン性の自由度向上を図る。
【解決手段】錠ケース21bからラッチ25を突出させて被係止体に係止することで扉を開扉規制する面付錠100のハンドル付勢機構であって、錠ケース21bを軸部35が貫通して回動自在となる開閉操作部材と、錠ケース21b内における軸部35に固定されるカム板41と、カム板41を回転操作方向と反対方向に付勢するカム板用捩りコイルバネ57と、ラッチ25を錠ケース21b内後退方向へ引き込む増幅揺動アーム77と、カム板41と同方向に増幅揺動アーム77を回転させる連結アーム83と、増幅揺動アーム77を、カム板用捩りコイルバネ57の回転付勢方向と同方向で付勢する揺動アーム用捩りコイルバネ79とを設けた。
【選択図】 図4

Description

本発明は、扉面に固定された錠ケースから進退するラッチの先端を扉開閉端から突出させて被係止体に係止することで扉を開扉規制する面付錠のハンドル付勢機構に関し、例えば全面ガラス扉に用いて好適なものである。
近年、ガラス素材の強度向上によって全面ガラス扉が多用されるようになってきている。全面ガラス扉は、例えばオフィスビルの玄関や店舗の入り口に設置される場合に、施錠装置を設ける必要がある。従来、この種の全面ガラス扉に施錠装置を設ける場合には、吊元金具や、上框、下框或いは中央部に付設した金属枠部に施錠装置を設けるのが一般的であった。ところが、施錠装置を設けるために金属枠部分を付設するのでは、折角の全面ガラス扉の意匠性を低下させることがあり、好ましくはこれら金属枠部分が設けられない方が良い。このような不具合を解消するものに、扉ガラス素材に直接穿設した取付穴を利用して、施錠装置のみを全面ガラス扉に取り付けた特許文献1のドア錠が提案されている。このドア錠によれば、全面ガラス扉に施錠装置を設けるための金属枠部を付設せずに、全面ガラス扉の開閉端にドア錠のみを取り付けでき、全面ガラス扉の意匠性を損ねず、見栄えを向上させることができた。
特表2002−523660号公報
上記した従来のドア錠は、扉ガラス素材に直接穿設した取付穴を利用して取付けできることから、金属枠部分を付設する場合に比べ、全面ガラス扉の意匠性を低下させずに済む。これに加え、ドア錠自体も、全面ガラス扉の意匠性、デザイン性等を活かすため、その専有面積、厚みはできる限り小さいことが好ましい。これに対し、ドア錠の構造として、内部機構部材の省略は不可能であり、その中でも、回転操作後のレバーハンドルを回転復帰させるためのハンドルレバー復帰用バネは、錠ケース内のハンドル軸周りにあるカム板用捩りコイルバネで構成しており、小型なものへの代替が難しい。特に意匠性を重視した大型のレバーハンドルの場合には、ハンドル質量に相当する所定の復元力(バネ力)を付与しなければならないため、大型のカム板用捩りコイルバネを内設しなければならない制約が生じた。そして、必ず元の位置に復帰させるために、十分なバネ力を有したカム板用捩りコイルバネを用いれば、バネの巻き数が増えて軸線方向の厚みが増し、その結果、錠ケースの薄厚化が困難となり、面付錠における意匠性、デザイン性の自由度に限界が生じた。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、錠ケースの薄厚化が可能な面付錠のハンドル付勢機構を提供し、もって、面付錠における意匠性の向上、デザイン性の自由度向上を図ることを目的とする。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の面付錠100のハンドル付勢機構は、扉面37に固定された錠ケース21bから進退するラッチ25の先端を扉開閉端32から突出させて被係止体17に係止することで扉11を開扉規制する面付錠100のハンドル付勢機構であって、
前記錠ケース21bを軸部35が貫通して回動自在となる開閉操作部材23A,23Bと、
前記錠ケース21b内における前記軸部35に固定されるカム板41と、
該カム板41と前記錠ケース21bとに渡って配設され該カム板41を前記軸部35の回転操作方向と反対方向に付勢するカム板用捩りコイルバネ57と、
前記錠ケース21b内に前記軸部35と同方向で立設される揺動軸75に基端が回動自在に支持され揺動先端で前記ラッチ25を錠ケース21b内後退方向へ引き込む増幅揺動アーム77と、
基端が前記カム板41に回動自在に固定されるとともに先端が該増幅揺動アーム77に回動自在に固定され前記カム板41と同方向に該増幅揺動アーム77を回転させる連結アーム83と、
前記増幅揺動アーム77と前記錠ケース21bとに渡って配設され前記増幅揺動アーム77を、前記カム板用捩りコイルバネ57の回転付勢方向と同方向で付勢する揺動アーム用捩りコイルバネ79と、
を具備したことを特徴とする。
この面付錠のハンドル付勢機構では、開閉操作部材23A,23Bを回転復帰、或いは姿勢維持するための付勢手段が、カム板用捩りコイルバネ57と、連結アーム83を介してカム板41と同方向に従動する増幅揺動アーム77を付勢する揺動アーム用捩りコイルバネ79とで構成される。従来、カム板用捩りコイルバネ57のみで受け持っていた付勢力が、揺動アーム用捩りコイルバネ79に分担される。したがって、揺動アーム用捩りコイルバネ79に分担させた付勢力の分、カム板用捩りコイルバネ57の巻数が少なくなり、コイルバネ軸線方向の厚みが減少する。
請求項2記載の面付錠100のハンドル付勢機構は、前記ラッチ25が、該ラッチ25と前記錠ケース21bとに渡って配設された圧縮コイルバネ69によって前記錠ケース21bから突出する方向に付勢されることを特徴とする。
この面付錠のハンドル付勢機構では、開閉操作部材23A,23Bの回転操作で後退されたラッチ25が圧縮コイルバネ69によって突出方向に付勢され、その付勢力が増幅揺動アーム77の先端に、揺動アーム用捩りコイルバネ79の付勢力と同方向となって作用する。その分、カム板用捩りコイルバネ57の付勢力が、圧縮コイルバネ69に分担されることとなり、圧縮コイルバネ69に分担させた付勢力の分、カム板用捩りコイルバネ57の巻数が更に少なくなる。
本発明に係る請求項1記載の面付錠のハンドル付勢機構によれば、開閉操作部材の軸部に固定されるカム板を回転操作方向と反対方向に付勢するカム板用捩りコイルバネと、連結アームを介してカム板に従動する増幅揺動アームをカム板用捩りコイルバネの回転付勢方向と同方向で付勢する揺動アーム用捩りコイルバネとを設けたので、開閉操作部材を回転復帰、或いは姿勢維持するための付勢手段が、カム板用捩りコイルバネと、連結アームを介してカム板と同方向に従動する増幅揺動アームを付勢する揺動アーム用捩りコイルバネとで構成でき、従来、カム板用捩りコイルバネのみで受け持っていた付勢力を、揺動アーム用捩りコイルバネに分担させることができる。したがって、揺動アーム用捩りコイルバネに分担させた付勢力の分、カム板用捩りコイルバネの巻数を少なくでき、軸線方向の厚みが減少し、錠ケースを薄厚化できる。この結果、面付錠における意匠性、デザイン性の自由度を向上させることができる。
請求項2記載の面付錠のハンドル付勢機構によれば、ラッチが、ラッチと錠ケースとに渡って配設された圧縮コイルバネによって錠ケースから突出する方向に付勢されるので、開閉操作部材の回転操作で後退されたラッチが圧縮コイルバネによって突出方向に付勢され、その付勢力が増幅揺動アームの先端に、揺動アーム用捩りコイルバネの付勢力と同方向で作用することから、その分、カム板用捩りコイルバネの付勢力を、圧縮コイルバネに分担できる。これにより、圧縮コイルバネに分担させた付勢力の分、カム板用捩りコイルバネの巻数を更に少なくでき、錠ケースをより薄厚化できる。
以下、本発明に係る面付錠のハンドル付勢機構の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係るハンドル付勢機構を備えた面付錠の室内側から視た斜視図、図2は図1に示した面付錠の取り付けられた全面ガラス扉を室外側から視た正面図、図3は図1に示した面付錠を室外側から視た斜視図である。
本実施の形態による面付錠のハンドル付勢機構は、開閉体である例えば両開きの全面ガラス扉に好適に用いることができる。この他、当該ハンドル付勢機構は、片開きの全面ガラス扉、両開き・片開きのスチール扉等に用いても好適なものである。本実施の形態では、当該ハンドル付勢機構を備えた図1に示す面付錠100が両開きの全面ガラス扉11(11a,11b)に設けられる例を説明する。
図2に示すように、建物開口の左右にはガラスパネル13,13が設けられ、ガラスパネル13,13は開口サッシ等に取付固定されている。ガラスパネル13,13に挟まれる出入口開口部には上記した一対の全面ガラス扉11a,11bがヒンジ15,15を介して開閉自在に支持され、全面ガラス扉11a,11bは一方向(本実施の形態では室内側)へ開放規制可能となる。
全面ガラス扉11a,11bは、例えば一方の全面ガラス扉11aが開閉規制され、他方の全面ガラス扉11bのみが開閉可能となる。この場合、一方の全面ガラス扉11aの開閉規制は、ヒンジ15等に設けられる開閉規制手段等によって可能となる。この状態で、他方の全面ガラス扉11bが一方の全面ガラス扉11aへ施錠されれば、一対の全面ガラス扉11a,11bの双方は、開閉規制された施錠状態となる。本実施の形態の面付錠100は、他方の全面ガラス扉11bを一方の全面ガラス扉11aへ施錠するように働く。
一方の全面ガラス扉11aには被係止体17が取り付けられ、被係止体17は面付錠100から突出するラッチ25の先端を係止可能としている。つまり、一方の全面ガラス扉11aが固定されている状態で、他方の全面ガラス扉11bは、ラッチ25が被係止体17に係止することで、室内側(図2の紙面裏面側)への開放が規制される。
面付錠100は、錠ケース21と、開閉操作部材であるレバーハンドル23A,23Bと、ラッチ25と、レバーハンドル23A,23Bに並設される施解錠操作部材(サムターン)27と、施解錠操作部材(シリンダ錠)29と、トリガー31とが外部に表出して設けられている。錠ケース21は、室外側ケース21aと室内側ケース21bとからなる。室外側ケース21aと室内側ケース21bとは、全面ガラス扉11bの扉開閉端32を挟持して取り付けられる。室外側ケース21aと室内側ケース21bとのそれぞれからは、先端にハンドル部33を形成したレバーハンドル23A,23Bの軸部35が扉面37に垂直な方向で突出している。
面付錠100は、全面ガラス扉11bに固定された錠ケース21から進退するラッチ25の先端を扉開閉端32から突出させて、被係止体17に係止することで全面ガラス扉11bを施錠(開扉規制状態と)する。レバーハンドル23A,23Bは、扉面37に垂直な方向で、全面ガラス扉11b及び錠ケース21を軸部35が貫通して回動自在となっている。面付錠100は、開閉操作部材としてレバーハンドル23A,23Bが用いられることで、開閉操作部材が例えば玉状握りハンドル等である場合に比べ、回動中心(軸部35の中心)から操作力の印加される作用点までの距離が大きく確保され、少ない回転操作力が容易且つ確実に錠機構へ入力可能となっている。
図4は図1に示した面付錠の内部構成を表す正面図、図5は図4の要部分解斜視図である。
室内側ケース21b内には開口53を介して軸部35が挿通され、挿通された軸部35にはカムボス55が外挿される。カムボス55の外周にはカム板41の貫通穴43が外挿される。カム板41は、後述する増幅揺動アーム77と連結アーム83とで連動機構部40を構成している。このカム板41は、板金材よりなる一対の板材を平行に折り曲げて形成される。また、カム板41にはカム板用捩りコイルバネ57が内設され、カム板用捩りコイルバネ57はカムボス55に外挿され、一端が起立ピン51に支持されるとともに、他端がカム板41の切欠41aに支持され、カム板41を図4の時計回りに付勢している。カム板41の外周には凹所を挟んで回転規制突起45とストッパ47とが形成され、回転規制突起45とストッパ47とはカム板41が正逆回転することで、室内側ケース21bの内壁49に立設された起立ピン51にそれぞれが当接してカム板41の所定回転角度範囲外の回転を阻止するようになっている。また、起立ピン51には図5に示す消音カラー63が外挿され、消音カラー63はカム板41との接触音を軽減可能としている。
室内側ケース21bの上部には横方向に長い引込み杆(リトラクター)59が長手方向に往復動自在に収容される。引込み杆59の基端には長穴61が穿設され、長穴61は増幅揺動アーム77の先端77aと係合する。引込み杆59の先端にはラッチ25が連結される。
ラッチ25は、往動することで室内側ケース21bから進出して扉開閉端32から突出され、復動することにより室内側ケース21b内に後退するようになっている。ラッチ25は、扉開閉端32から突出した状態で、被係止体17の係止部(例えばストライク)65(図7参照)に係止する。これにより、全面ガラス扉11bは開扉規制されることとなる。また、ラッチ25には圧縮コイルバネ69が内設され、圧縮コイルバネ69はラッチ25を突出方向へ付勢している。
室内側ケース21bの内壁49には突出規制ピン67が立設され、突出規制ピン67はラッチ25の所定量以上の往動を規制する。突出規制ピン67には、先端をラッチ25に当接した圧縮コイルバネ69の後端が当接されている。また、室内側ケース21bの内壁49にはサムターン軸71が貫通されている。
室内側ケース21bの内壁49には揺動軸75が立設され、揺動軸75には、連動機構部40を構成する増幅揺動アーム77の支持穴78が外挿される。この増幅揺動アーム77は、基端が揺動軸75に回動自在に支持され、先端77aが係合ピン73を介して引込み杆59の長穴61に係合している。揺動軸75には揺動アーム用捩りコイルバネ79が外挿され、揺動アーム用捩りコイルバネ79は一端が内壁49に立設された支持ピン92に支持されるとともに、他端が増幅揺動アームの当接片94に支持され、増幅揺動アーム77を図4の時計回りに付勢している。つまり、揺動アーム用捩りコイルバネ79は、増幅揺動アーム77を、カム板用捩りコイルバネ57の回転付勢方向と同方向で付勢する。
面付錠100では、揺動軸75を、カム板41と扉開閉端32との間に配設している。これにより、カム板41と扉開閉端32との間で往復作動するラッチ25の収容空間に並設して増幅揺動アーム77が配設可能となり、カム板41と扉開閉端32との間のラッチ収容空間が有効利用される。すなわち、カム板41を挟んで反対側に増幅揺動アーム77が配置される場合に比べ、室内側ケース21b内における構成部材の高密度配置が可能となる。この結果、カム板41を挟んで反対側に増幅揺動アーム77を設ける配置構成に比べ、錠ケース21をコンパクト化することができる。
カム板41には連結アーム83の基端が回動自在に固定され、連結アーム83の先端は増幅揺動アーム77に回動自在に固定されている。連結アーム83の基端には連結穴85が穿設され、連結アーム83の先端には連結穴87が穿設される。一方、カム板41の外周近傍には連結穴89が穿設され、増幅揺動アーム77には連結穴91が穿設されている。連結アーム83の基端とカム板41とは、連結穴85、連結穴89に嵌入される連結ピン93によって連結される。また、連結アーム83の先端と増幅揺動アーム77とは、連結穴87、連結穴91に嵌入される連結ピン95によって連結される。つまり、連結アーム83は、基端がカム板41に回動自在に固定されるとともに、先端が増幅揺動アーム77に回動自在に固定され、カム板41と同方向に増幅揺動アーム77を回転させる。
面付錠100では、カム板41からの回転力を、連結アーム83と増幅揺動アーム77とを介して引込み杆59へ伝達することにより、カム板41と連結アーム83との固定部(すなわち、連結ピン93)の回転距離が、ラッチ25のケース内後退方向の距離よりも小さくなるように構成されている。つまり、ラッチ25の早戻し機構が構成されている。
この早戻し機構は、連結アーム83の基端をカム板41の回転半径外側に固定するとともに、連結アーム83の先端を増幅揺動アーム77の回動半径(すなわち増幅揺動アーム77自体の長さ)の略中央部と揺動軸75との間の当該増幅揺動アーム77に固定することで構成されている。
この早戻し機構では、連結アーム83の基端がカム板41の回転半径外側に固定されていることで、レバーハンドル23A,23Bの回転から大きな回転入力距離が取り出せ、且つこの回転入力距離が増幅揺動アーム77の揺動軸75側に入力されることで、回転入力距離が増幅されて、増幅揺動アーム77のラッチ後退作動距離に変換される。この結果、少ないレバーハンドル23A,23Bの回転角度で、ラッチ25を後退操作することが可能となっている。通常のレバーハンドルが45°程度の開閉操作角度が必要となるのに対し、本実施の形態による構成では、23°程度の開閉操作角度の入力でラッチ25の十分な後退を可能としている。
室内側ケース21b内にはサムターン27の軸体であるサムターン軸71に相対回転不能に外装されるように固定した筒状の部材であるクリックカム151が設けられ、クリックカム151はサムターン27の施解錠回転操作に従動して一体に回動される。なお、サムターン軸71にはシリンダ錠29の回動体が連結され、クリックカム151はシリンダ錠29による施解錠操作によっても一体に回動されることとしてもよい。クリックカム151の外周近傍には後述のロックカム165が配置される。なお、このクリックカム151及び施解錠操作部材であるサムターン27等の配置位置は、図4等に示すように、ラッチ25と互いに近接した配置位置とされており、また、連動機構部40を構成する増幅揺動アーム77に干渉しない近接した位置とされ、錠ケース21内の無駄な空間をできるだけ少なくして配置構成されている。
クリックカム151の外周にはトリガー当接突起155が突設され、トリガー当接突起155は後述するトリガー31のストッパ突起171aに当接することでクリックカム151の回動を規制する。したがって、クリックカム151が回動規制されることにより、サムターン27及びシリンダ錠29は施解錠回転操作が阻止されるようになっている。
クリックカム151の外周には突片が突設され、この突片にはクリックバー159がピン157aを介して連結される。クリックバー159の先端にはクリックバー受け161が外挿され、クリックバー受け161は基端が内壁49に固定されている。クリックバー159の基端とクリックバー受け161との間にはクリックバネ163が外挿され、クリックバネ163はクリックバー159を介してクリックカム151に正逆方向の回転モーメントを付与するようになっている。これにより、クリックカム151は、図5に示す解錠位置と、その上方の施錠位置(図示せず)とにクリック感を生じさせて節度的に回動配置されるようになっている。
クリックカム151近傍の内壁49にはロックカム165が設けられ、ロックカム165は上下方向へスライド自在となっている。ロックカム165はクリックカム151の施錠方向の回転に押圧されて押し上げられるようになっている。ロックカム165は、押し上げられることにより、ラッチ25の切欠部26に当接して、ラッチ25の後退を阻止する。つまり、ラッチ25が施錠用閂であるデッドボルトとして働くようになっている。なお、ロックカム165は、図示しないバネなどの付勢部材により、常に下方向に付勢され。クリックカム151の回転が解錠方向となると、その付勢力で初期位置に復帰する。
トリガー31はトリガーガイド175によって室内側ケース21bにスライド自在に固定される。トリガー31はトリガーバネ179によって突出方向に付勢される。トリガー31の後部にはストッパ突起171aが起立し、ストッパ突起171aはクリックカム151のトリガー当接突起155に当接してクリックカム151の回動を規制するようになっている。つまり、開扉時にはサムターン27、シリンダ錠29が施錠操作できないようになっている。これにより、閉扉時、被係止体17と、突出状態に規制されたトリガー31との衝接が防止されている。
室内側ケース21bにはラッチ25の進退方向に長尺なロックブロック181が設けられ、ロックブロック181はラッチ25の進退方向と平行にスライド自在となっている。ロックブロック181はラッチ25の突出方向に付勢される。ロックブロック181の先端には解錠回転位置(図4の回転位置)のクリックカム151の規制突起189が当接され、規制突起189はロックブロック181を付勢力に抗して押圧している。一方、クリックカム151が施錠のために反時計回りに回転されると、ロックブロック181は、付勢力によって右方へスライドされ、後端部がカム板41の当接部191に当接するようになっている。カム板41は、当接部191にロックブロック181が当接することで、回動が阻止される。つまり、ロックブロック181は、クリックカム151の施錠位置への回転に従動して、カム板41の回転を規制する位置へ配置されるようになっている。
引込み杆59は、レバーハンドル23A,23Bに入力された図5の反時計回りの回転力が、カム板41、連結アーム83、増幅揺動アーム77に伝達され、長穴61に係合する係合ピン73を介し、図5の左方に移動、すなわち、室内側ケース21b内に移動される。つまり、引込み杆59は、軸部35の回転に従動してラッチ25を引き込む。ラッチ25は、連結軸201によって引込み杆59に回動自在に連結されている。
次に、上記したハンドル付勢機構の作用を説明する。
図6は図4に示した面付錠の閉扉状態における内部構成を表す正面図、図7は閉扉直前のラッチ後退途中の被係止体及び面付錠の概略水平断面図、図8は図7の状態における内部構成を表す正面図、図9は閉扉状態における開閉操作部材回転(開放操作)時の内部構成を表す正面図である。
図6に示すように、開扉時にはトリガー31が突出され、このトリガー31の突出によってストッパ突起171aがクリックカム151の回動を規制する。したがって、開扉時にはクリックカム151に連結される施解錠操作部材、すなわちサムターン27や、シリンダ錠29の操作が不能となり、デッドボルトとして働くラッチ25の、開扉時における無用なロック状態での突出が規制されるようになっている。すなわち、開扉時にはラッチ25の後退を規制できなくしている。これにより、全面ガラス扉11bが閉められれば、ラッチ25は常に室内側ケース21b内へと後退することとなる。
図7に示すように、全面ガラス扉11bが閉動されると、ラッチ25がストライク65からの反力によって後退される。この際、図8に示すように、ラッチ25に押圧される引込み杆59が後退するが、係合ピン73に対して長穴61が相対移動するのみで、増幅揺動アーム77は時計回り方向に配置されたままとなる。面付錠100は、全面ガラス扉11bの閉止状態において、図4に示したように、ラッチ25が扉開閉端32から突出され、ストライク65に係止して、全面ガラス扉11bを開扉規制状態とする。また、トリガー31は、室内側ケース21b内に後退された状態となる。
全面ガラス扉11bの閉止状態において、図9に示したように、開扉操作のためにレバーハンドル23A,23Bが半時計回りに回転されると、連動機構部40のカム板41が同方向へ回転され、カム板41に連結アーム83を介して連結された増幅揺動アーム77も同方向へ回転される。増幅揺動アーム77が半時計回りに回転されることで、増幅揺動アーム77の係合ピン73が引込み杆59の長穴61を図11の左方へ押圧し、ラッチ25が室内側ケース21b内へ引き込まれることとなる。
これにより、ラッチ25がストライク65から外れ、全面ガラス扉11bの開扉規制状態が解除される。全面ガラス扉11bが開放され、レバーハンドル23A,23Bへの開扉操作力が消失すると、カム板41がカム板用捩りコイルバネ57によって図9の時計回りに回転され、ストッパ47が起立ピン51に当接してカム板41の回転が停止する。また、この際、カム板41は、揺動アーム用捩りコイルバネ79によって同方向に回転付勢される増幅揺動アーム77によっても助勢されることとなる。さらに、カム板41は、圧縮コイルバネ69の復元力によってラッチ25突出方向に引っ張られる引込み杆59によっても助勢されることとなる。
このように、ハンドル付勢機構では、レバーハンドル23A,23Bを回転復帰、或いは姿勢維持するための付勢手段が、カム板用捩りコイルバネ57と、連結アーム83を介してカム板41と同方向に従動する増幅揺動アーム77を付勢する揺動アーム用捩りコイルバネ79とで構成される。従来、カム板用捩りコイルバネ57のみで受け持っていた付勢力が、揺動アーム用捩りコイルバネ79に分担される。したがって、揺動アーム用捩りコイルバネ79に分担させた付勢力の分、カム板用捩りコイルバネ57の巻数が従来より少なくなり、コイルバネ軸線方向の厚みが減少する。
また、ラッチ25が圧縮コイルバネ69によって突出方向に付勢され、その付勢力が増幅揺動アーム77の先端に、揺動アーム用捩りコイルバネ79の付勢力と同方向となって作用する。その分、カム板用捩りコイルバネ57の付勢力が、圧縮コイルバネ69に分担されることとなり、圧縮コイルバネ69に分担させた付勢力の分、カム板用捩りコイルバネ57の巻数が更に少なくなる。
本実施の形態による面付錠100のハンドル付勢機構によれば、レバーハンドル23A,23Bの軸部35に固定されるカム板41を回転操作方向と反対方向に付勢するカム板用捩りコイルバネ57と、連結アーム83を介してカム板41に従動する増幅揺動アーム77をカム板用捩りコイルバネ57の回転付勢方向と同方向で付勢する揺動アーム用捩りコイルバネ79とを設けたので、レバーハンドル23A,23Bを回転復帰、或いは姿勢維持するための付勢手段が、カム板用捩りコイルバネ57と、連結アーム83を介してカム板41と同方向に従動する増幅揺動アーム77を付勢する揺動アーム用捩りコイルバネ79とで構成でき、従来、カム板用捩りコイルバネ57のみで受け持っていた付勢力を、揺動アーム用捩りコイルバネ79に分担させることができる。したがって、揺動アーム用捩りコイルバネ79に分担させた付勢力の分、カム板用捩りコイルバネ57の巻数を少なくでき、軸線方向の厚みが減少し、錠ケース21bを薄厚化できる。この結果、面付錠100における意匠性、デザイン性の自由度を向上させることができる。
また、ラッチ25が、ラッチ25と錠ケース21bとに渡って配設された圧縮コイルバネ69によって錠ケース21bから突出する方向に付勢されるので、レバーハンドル23A,23Bの回転操作で後退されたラッチ25が圧縮コイルバネ69によって突出方向に付勢され、その付勢力が増幅揺動アーム77の先端に、揺動アーム用捩りコイルバネ79の付勢力と同方向で作用することから、その分、カム板用捩りコイルバネ57の付勢力を、圧縮コイルバネ69に分担できる。これにより、圧縮コイルバネ69に分担させた付勢力の分、カム板用捩りコイルバネ57の巻数を更に少なくでき、錠ケース21bをより薄厚化できる。
なお、上記の実施の形態では、開閉操作部材がレバーハンドル23A,23Bである場合を例に説明したが、本発明に係る面付錠100のハンドル付勢機構は、開閉操作部材が玉状握りハンドル、所謂ノブであっても勿論よく、或いは、異形の操作部材としてもよく、いずれも、操作時における回転角度が少なく構成でき、操作部材として狭小範囲内への設置なども可能となる。そして、上記したレバーハンドル23A,23Bを含め、操作者の操作範囲を小さくすることができるものであり、開閉操作の動作が大きくとれない者であっても開閉操作を行うことができるものである。
また、上記の実施の形態では、面付錠100が、両開きの全面ガラス扉11に設けられる場合を例に説明したが、面付錠は、片開きの全面ガラス扉、両開き・片開きのスチール扉、或いは、木製扉等に用いられても勿論よく、錠装置として小型な構造であることから、小型な扉にも対応可能であり、且つその種々の素材の扉の意匠性に大きな影響を与えることなく、良好な錠装置を構成させることが可能となる。
さらに、カム板用捩りコイルバネ57、揺動アーム用捩りコイルバネ79は、捩りコイルバネ以外のバネなどの付勢部材でも良く、例えば、錠ケース21b内のスペースの都合で、引張バネや圧縮バネなどを組み合わせて用いても良い。
また、増幅機構を構成していることから、ラッチ後退のための直線移動距離と、ハンドルの揺動角度分の距離とが異なることから、バネの作用長さが短いので、複数のバネを同軸に組み合わせてバネ性を高めても良い。
本発明に係る本発明に係るハンドル付勢機構を備えた面付錠の室内側から視た斜視図である。 図1に示した面付錠の取り付けられた全面ガラス扉を室外側から視た正面図である。 図1に示した面付錠を室外側から視た斜視図である。 図1に示した面付錠の内部構成を表す正面図である。 図4の要部分解斜視図である。 図4に示した面付錠の閉扉状態における内部構成を表す正面図である。 閉扉直前のラッチ後退途中の被係止体及び面付錠の概略水平断面図である。 図7の状態における内部構成を表す正面図である。 閉扉状態における開閉操作部材回転(開放操作)時の内部構成を表す正面図である。
符号の説明
11…扉(全面ガラス扉)
17…被係止体
21…錠ケース
23A,23B…開閉操作部材(レバーハンドル)
25…ラッチ
32…扉開閉端
35…軸部
37…扉面
41…カム板
57…カム板用捩りコイルバネ
69…圧縮コイルバネ
75…揺動軸
77…増幅揺動アーム
79…揺動アーム用捩りコイルバネ
83…連結アーム
100…面付錠

Claims (2)

  1. 扉面に固定された錠ケースから進退するラッチの先端を扉開閉端から突出させて被係止体に係止することで扉を開扉規制する面付錠のハンドル付勢機構であって、
    前記錠ケースを軸部が貫通して回動自在となる開閉操作部材と、
    前記錠ケース内における前記軸部に固定されるカム板と、
    該カム板と前記錠ケースとに渡って配設され該カム板を前記軸部の回転操作方向と反対方向に付勢するカム板用捩りコイルバネと、
    前記錠ケース内に前記軸部と同方向で立設される揺動軸に基端が回動自在に支持され揺動先端で前記ラッチを錠ケース内後退方向へ引き込む増幅揺動アームと、
    基端が前記カム板に回動自在に固定されるとともに先端が該増幅揺動アームに回動自在に固定され前記カム板と同方向に該増幅揺動アームを回転させる連結アームと、
    前記増幅揺動アームと前記錠ケースとに渡って配設され前記増幅揺動アームを、前記カム板用捩りコイルバネの回転付勢方向と同方向で付勢する揺動アーム用捩りコイルバネと、
    を具備したことを特徴とする面付錠のハンドル付勢機構。
  2. 前記ラッチが、該ラッチと前記錠ケースとに渡って配設された圧縮コイルバネによって前記錠ケースから突出する方向に付勢されることを特徴とする請求項1記載の面付錠のハンドル付勢機構。
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