JP2009107476A - スポイラー - Google Patents

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Masaya Hamamoto
昌也 浜本
Tetsuya Ogata
哲也 緒方
Osamu Kamikasa
修 神笠
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Abstract

【課題】車両ユーザーの特定の嗜好に合致するスポイラーを提供する。
【解決手段】車両の後部用スポイラーは、左側に取り付けられる左側スポイラー部10と、左側スポイラー部10とは別体に構成され、左側スポイラー部10と間隔をあけて車両右側に取り付けられる右側スポイラー部20とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の後部に取り付けられるスポイラーに関する。
従来より、この種のスポイラーとして、例えば、特許文献1に開示されているように、車両の左側から右側まで延びる形状のものが知られている。このスポイラーは、車両左右方向に延びる横板部と、横板部の車両左側及び右側からそれぞれ下方へ延びる一対の縦板部とを有しており、これら縦板部の下端が車両に取り付けられるようになっている。
特開平7−2147号公報
ところで、車両ユーザーの外観デザインに対する嗜好は様々である。このことに対応するために、車両の外観デザインで目立つ車両後部のスポイラーのデザインを多様化することが求められている。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車両ユーザーの特定の嗜好に合致するスポイラーを提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明では、車両の後部に取り付けられるスポイラーであって、車両左側に取り付けられる左側スポイラー部と、上記左側スポイラー部とは別体に構成され、該左側スポイラー部と間隔をあけて車両右側に取り付けられる右側スポイラー部とを備えている構成とする。
第2の発明では、第1の発明において、左側スポイラー部及び右側スポイラー部には、これらを連結するように車両左右方向に延びる連結スポイラー部を取り付けるための取付部がそれぞれ設けられている構成とする。
第3の発明では、第1の発明において、左側スポイラー部及び右側スポイラー部を連結するように車両左右方向に延びる連結スポイラー部を備え、上記左側スポイラー部及び右側スポイラー部には、上記連結スポイラー部を取り付けるための取付部がそれぞれ設けられ、上記連結スポイラー部の車両左側及び右側には、上記左側スポイラー部の取付部及び上記右側スポイラー部の取付部をそれぞれ覆うように形成された被取付部が設けられ、上記各被取付部は、締結部材により上記各取付部に締結され、該被取付部には、上記締結部材が収容される凹部と、該凹部の開口を覆う蓋とが設けられている構成とする。
第4の発明では、第3の発明において、連結スポイラー部の車両左側及び右側には、該連結スポイラー部の表面から突出する突出部が形成され、該突出部に被取付部が設けられている構成とする。
第1の発明によれば、車両の後部の左側に左側スポイラー部が取り付けられ、右側に右側スポイラー部が取り付けられるので、従来例のスポイラーとは全く異なる印象を与えるデザインとすることができ、車両ユーザーの特定の嗜好に合致させることができる。
第2の発明によれば、左側スポイラー部の取付部及び右側スポイラー部の取付部に連結スポイラー部を取り付けることができるので、左側スポイラー部及び右側スポイラー部を利用しながらスポイラーのデザインを大きく変更することができる。また、連結スポイラー部を左側スポイラー部及び右側スポイラー部に着脱できるので、複数のスポイラーデザインを容易に楽しむことができる。
第3の発明によれば、連結スポイラー部を左側スポイラー部の取付部及び右側スポイラー部の取付部に締結部材によって締結することで、連結スポイラー部を左側スポイラー部及び右側スポイラー部に簡単に取り付けることができるとともに、これら左側スポイラー部及び右側スポイラー部を利用しながらスポイラーのデザインを大きく変更することができる。そして、締結部材を連結スポイラー部の凹部に収容し、この凹部を蓋によって覆うことができるので、見栄えを良好にできる。この発明によっても第2の発明と同様に、複数のスポイラーデザインを容易に楽しむことができる。
第4の発明によれば、連結スポイラー部の被取付部の剛性を向上させることができる。これにより、連結スポイラー部の被取付部が左側スポイラー部及び右側スポイラー部の取付部から浮き上がるようになるのを抑制できるとともに、連結スポイラー部をしっかりと取り付けることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
《実施形態1》
本発明の実施形態1に係るスポイラー1は、図1に示すように、ワンボックスタイプの車両AのテールゲートBの上端部に取り付けられるものである。テールゲートBは、その上端部が車両左右方向に延びる回転軸を有するヒンジ(図示せず)によって車両Aに取り付けられており、この回転軸周りに回動して車両Aの後端部に形成されている開口を開閉するようになっている。尚、この実施形態の説明では、車両左側を単に「左」といい、車両右側を単に「右」といい、車両前側を単に「前」といい、車両後側を単に「後」というものとする。
スポイラー1は、図2にも示すように、テールゲートBの左側に取り付けられる左側スポイラー部10と、左側スポイラー部10とは別体に構成され、該左側スポイラー部10と間隔をあけてテールゲートBの右側に取り付けられる右側スポイラー部20と、両スポイラー部10、20を連結するように左右方向に延びる連結スポイラー部30とを備えている。
左側スポイラー部10は、樹脂材を中空状に成形してなるものであり、左右方向に長い形状となっている。左側スポイラー部10の左右方向の寸法は、車両の左右方向の寸法の約1/4程度に設定されている。図3及び図4に示すように、左側スポイラー部10は、テールゲートBのアウターパネルB1外面に沿って延びる前壁部11と、前壁部11の上縁部から後側へ向けて延びる上壁部12と、前壁部11の下縁部から後側へ向けて延びる下壁部13と、前壁部11の左縁部から後側へ延びる左側壁部14と、前壁部11の右縁部から後側へ延びる右側壁部15とを備えている。
前壁部11は、下縁部に近づくほど後側に位置するように傾斜しており、全体的に緩く湾曲している。前壁部11の上下方向中間部には、2つのボルト40、40が左右方向に間隔をあけて設けられている。これらボルト40、40は、左側スポイラー部10をテールゲートBに固定するためのものである。各ボルト40は、前壁部11から前方へ向けて斜め下方に突出するように配置され、頭部が前壁部11に埋め込まれた状態で固定されている。このようにボルト40の頭部が埋め込まれているため、前壁部11は、ボルト40の頭部に対応する2箇所が後側へ向けて膨出している。ボルト40の基端側には、パッキン41が設けられている。また、前壁部11の周縁部には、テールゲートBのアウターパネルB1に接触するシール材42が設けられている。
上壁部12は、略水平に延びている。上壁部12の後側右縁部近傍には、連結スポイラー部30を取り付けるための取付部16が設けられている。取付部16には、下方へ窪む凹部16aが形成されている。この凹部16aは、左右方向に長い形状となっている。凹部16aの底壁部には、ナット43が該底壁部に埋め込まれた状態で固定されている。ナット43のねじ孔は、上下方向に延びており、凹部16aの底面に開口している。さらに、取付部16は、凹部16aを閉塞するための蓋17を有している。蓋17は、矩形の板状をなしている。蓋17の周縁部は、凹部16aの開口部に嵌るように形成されており、この蓋17の周縁部を凹部16aの開口部に嵌めることで、蓋17が左側スポイラー部10に離脱可能に固定されるようになっている。
下壁部13は、後縁部に近づくほど上側に位置するように傾斜している。従って、左側スポイラー部10は、後側に近づくほど上下方向の寸法が短くなる形状となっている。また、図4に示すように、左側壁部14は、下縁部に近づくほど右側に位置するように傾斜している。図2に示すように、この左側側壁部14の後側は、右側へ向けて大きく湾曲している。また、図4に示すように、右側壁部15は、上下方向に延びている。
右側スポイラー部20は、図2に示すように、左側スポイラー部10と左右対称形状とされており、同じ構造である。すなわち、右側スポイラー部20は、前壁部(図示せず)、上壁部22、下壁部23、左側壁部24及び右側壁部25を備えている。そして、図示しないが、前壁部には、固定用のボルト、パッキン及びシール材が設けられ、また、上壁部22には、凹部(図示せず)及び蓋27を有する取付部26が設けられている。
連結スポイラー部30は、樹脂材の一体成形品であり、左側スポイラー部10及び右側スポイラー部20の上壁部12、22と同じ方向に延びる上壁部31と、左側スポイラー部10及び右側スポイラー部20の下壁部13、23と同じ方向に延びる下壁部32とを備えており、左側スポイラー部10及び右側スポイラー部20と同様に、後側に近づくほど上下方向の寸法が短くなる形状となっている。連結スポイラー部30の前側は、左右両端に亘って開放されている。従って、連結スポイラー部30は、チャンネル形状をなしている。
連結スポイラー部30の左右方向の寸法は、左側スポイラー部10の左端と、右側スポイラー部20の右端との離間寸法よりも短く設定されている。連結スポイラー部30の左側は、左側スポイラー部10の右側、即ち、取付部16を覆うように形成された左側被取付部33とされている。左側被取付部33は、左側スポイラー部10の左側を露出させるように形成されている。また、図6に示すように、この左側被取付部33は、一部を除いて左側スポイラー部10の表面から離れて配置されるようになっており、図7に示すように、左側被取付部33の左縁部には、左側スポイラー部10の上壁部12及び下壁部13へ向けて折り曲げられた屈曲部33aが設けられている。屈曲部33aは、左側スポイラー部10の上壁部12及び下壁部13に接触するように形成されている。この屈曲部33aを設けることにより、連結スポイラー部30の上壁部31の裏面と、左側スポイラー部10の上壁部12の表面との間に隙間を設けて、上壁部31の裏面と上壁部12の表面とを接触させないようにすることができる。これにより、屈曲部33aを左側スポイラー部10の上壁部12の表面に確実に接触させた状態で維持でき、屈曲部33aと上壁部12の表面との間に、経年変化によって隙間が発生するのを防止して見栄えを良好に保つことができる。また、屈曲部33aを形成したことで、連結スポイラー部30の端部の剛性が向上し、このことによっても、屈曲部33aと上壁部12の表面との間に隙間が発生するのを防止できる。
左側被取付部33には、左側スポイラー部10の凹部16aに対応する部位に、同様に下方へ窪む凹部33bが形成されている。連結スポイラー部30の凹部33bは、左側スポイラー部10の凹部16aに嵌るように形成されており、凹部33bの底壁部は、凹部16aの底壁部に当接するようになっている。凹部33bの底壁部には、ボルト挿通孔33cがナット43のねじ孔と一致するように形成されている。このボルト挿通孔33cは、左右方向に長い長孔とされている。これは、左側スポイラー部10及び右側スポイラー部20の取付位置の左右方向のずれや、連結スポイラー部30の製造誤差を許容するためである。また、左側被取付部33は、凹部33bの開口を閉塞するための蓋34を有している。この蓋34は、左側スポイラー部10の蓋17と同様に凹部33bの開口部に嵌るように構成されており、連結スポイラー部30に離脱可能に取り付けられている。連結スポイラー部30の凹部33bに嵌合した蓋34は、連結スポイラー部30の上壁部31と同一面上に位置するようになっている。このため、連結スポイラー部30の取付状態でも見栄えが良好である。
さらに、左側スポイラー部10に凹部16aを形成することにより、連結スポイラー部30の凹部33bの底壁部側を凹部16aに収容することができる。これにより、連結スポイラー部30の上壁部31の位置を下げて、上壁部31を左側スポイラー部10の上壁部12に接近させることができるので、屈曲部33aの高さ寸法を短くすることができる。その結果、連結スポイラー部30の上壁部31と左側スポイラー部10の上壁部12との段差が低くなり、見栄えが向上する。
連結スポイラー部30の右側は、左側と同様に、屈曲部(図示せず)、凹部35b(図2に示す)及びボルト挿通孔35cを有する右側被取付部35とされている。さらに、図5に示すように、この右側被取付部35は、凹部35bの開口を閉塞するための蓋36を有している。
また、図6に示すように、連結スポイラー部30の上壁部31の前縁部及び下壁部32の前縁部には、左右方向に延びるシール材45、45がそれぞれ設けられている。
上記のように構成されたスポイラー1を使用する場合について説明する。まず、左側スポイラー部10を車両に取り付ける際には、図3に示すように、予めテールゲートBのアウターパネルB1に形成されている2つの貫通孔B2に、ボルト40をそれぞれ挿通させて、アウターパネルB1の裏側に配置したナットCをボルト40に螺合させる。これにより、左側スポイラー部10が車両Aに締結固定される。このとき、左側スポイラー部10の周縁部とアウターパネルB1との間は、シール材42によってシールされ、また、貫通孔B2の周縁部とボルト40との間は、パッキン41によってシールされる。右側スポイラー部20も同様にしてテールゲートBに締結固定する。
このように左側スポイラー部10と右側スポイラー部20とが車両の後部に左右方向に離れて取り付けられるので、従来例のスポイラーとは全く異なる印象を与えるデザインとすることが可能になる。
次に、例えば、車両ユーザーがスポイラー1のデザインの変更を要求した場合には、連結スポイラー部30を左側スポイラー部10及び右側スポイラー部20に取り付けることで対応することができる。この要領について説明すると、始めに、左側スポイラー部10及び右側スポイラー部20の蓋17、27を取付部16、26から離脱させるとともに、連結スポイラー部30の左側被取付部33及び右側被取付部35から蓋34、36を離脱させる。そして、図5に示すように、連結スポイラー部30の左側被取付部33及び右側被取付部35を、左側スポイラー部10及び右側スポイラー部20の取付部16、26を覆うように配置する。すると、図6及び図7に示すように、左側被取付部33及び右側被取付部35の凹部33b、35bが取付部16、26の凹部16aに嵌り、連結スポイラー部30が左側スポイラー部10及び右側スポイラー部20に仮保持された状態となる。
この状態で、ボルト50を連結スポイラー部30の左側被取付部33のボルト挿通孔33cに挿通して左側スポイラー部10の取付部16のナット43に螺合させると、連結スポイラー部30の凹部33bが左側スポイラー部10の凹部16aの底壁部に重なり、連結スポイラー部30が左側スポイラー部10に締結固定される。連結スポイラー部30の右側被取付部35も同様にして右側スポイラー部20に締結固定する。連結スポイラー部30に凹部33b、35bを形成していることにより、ボルト50の頭部を凹部33b、35bに収容することが可能になる。その後、蓋34、36を連結スポイラー部30の凹部33b、35bの開口部に嵌めることで、ボルト50の頭部を隠すことが可能になる。
このように連結スポイラー部30を左側スポイラー部10及び右側スポイラー部20に取り付けることで、スポイラー1のデザインを左右方向に連続して延びるデザインに変更することが可能になる。このとき、左側スポイラー部10の左側部分及び右側スポイラー部20の右側部分が連結スポイラー部30から露出しているので、これら左側スポイラー部10及び右側スポイラー部20を、デザインの変更後においてもデザインの一部として利用することが可能である。
以上説明したように、この実施形態1に係るスポイラー1によれば、車両の後部の左側に左側スポイラー部10を取り付け、右側に右側スポイラー部20を取り付けるようにしたので、従来例のスポイラーとは全く異なる印象を与えるデザインとすることができ、車両ユーザーの特定の嗜好に合致させることができる。
また、連結スポイラー部30を、左側スポイラー部10の取付部16及び右側スポイラー部20の取付部26にボルト50及びナット43によって締結固定するようにしたので、連結スポイラー部30を左側スポイラー部10及び右側スポイラー部20に簡単に取り付けることができるとともに、これら左側スポイラー部10及び右側スポイラー部20を利用しながらスポイラー1のデザインを大きく変更することができる。そして、ボルト50を連結スポイラー部30の凹部33b、35bに収容し、この凹部33b、35bを蓋34、36によって覆うことができるので、見栄えを良好にできる。
また、連結スポイラー部30の形状は、上記した形状に限られるものではなく、例えば、図8〜図10に示す変形例1のように、左側及び右側の表面から突出する左側突出部37及び右側突出部38をそれぞれ形成してもよい。左側突出部37は、連結スポイラー部30の上壁部31から下壁部32に亘って連続しており、左側スポイラー部10の右側部分を覆うようになっている。図9及び図10に示すように、左側突出部37は、左側スポイラー部10の表面から離れる方向に延びる右縦壁部37aと、右縦壁部37aの先端部から左側へ延びる横壁部37bと、横壁部37bの左縁部から左側スポイラー部10の表面へ向けて延びる左縦壁部37cとで構成されており、全体として左側スポイラー部10の表面に向けて開放するコ字状断面を有している。左縦壁部37cは、左側スポイラー部10の表面に当接するようになっている。左側突出部37には、凹部33b及びボルト挿通孔33cを有する左側被取付部33が設けられており、凹部33bの開口部に蓋34が嵌るようになっている。また、図8に示すように、右側突出部38は、左側突出部37と同様に左縦壁部38a、横壁部38b及び右縦壁部(図示せず)で構成されている。この右側突出部38には、右側被取付部35が設けられている。この変形例1では、左側突出部37及び右側突出部38が連結スポイラー部30から突出する形状であるため、連結スポイラー部30の左右両側は剛性が高い。そして、この部分に左側被取付部33及び右側被取付部35を設けたので、左側被取付部37及び右側被取付部38が左側スポイラー部10及び右側スポイラー部20の取付部16、26から浮き上がるようになるのを抑制できるとともに、連結スポイラー部30をしっかりと取り付けることができる。また、連結スポイラー部30の両側にデザインの一部として左側突出部37及び右側突出部38を設け、この突出部37、38において左側スポイラー部10と右側スポイラー部20とを連結するようにしたので、連結スポイラー部30のデザインを利用して左側スポイラー部10と右側スポイラー部20との連結部分を構成することができる。これにより、これらスポイラー部10、20、30の自然な一体感を出すことができ、より一層見栄えが向上する。
また、連結スポイラー部30の形状としては、例えば、図11に示す変形例2のように、左右方向中間部の上下方向の寸法を両側の上下方向の寸法よりも短くなるようにしてもよい。この変形例2の連結スポイラー部30の上壁部31には、左側被取付部33から右側へ向けて下降傾斜して延びる左側傾斜面部31aが形成されるとともに、右側被取付部35から左側へ向けて下降傾斜して延びる右側傾斜面部31bが形成されている。下壁部32には、左側被取付部33から右側へ向けて上側に傾斜して延びる左側傾斜面部32aと、右側被取付部35から左側へ向けて上側に傾斜して延びる右側傾斜面部32bとが形成されている。左側傾斜面部31a及び左側傾斜面部32aにより連結スポイラー部30の内面には、左側段差が形成されることになり、この左側段差には、左側スポイラー部10の右端部が嵌るようになっている。同様に、右側傾斜面部31b及び右側傾斜面部32bにより連結スポイラー部30の内面に右側段差が形成され、この右側段差に、右側スポイラー部20の左端部が嵌るようになっている。これにより、連結スポイラー部30が位置決めされるようになっている。
尚、上記実施形態1では、連結スポイラー部30を一体成形品で構成したが、これに限らず、複数の部材で構成してもよい。
また、上記実施形態1では、左側スポイラー部10及び右側スポイラー部20の取付部16、26を上壁部12、22に設けたが、下壁部13、23に設けてもよい。こうする場合には、取付部16、26の位置に対応するように、連結スポイラー部30の被取付部33、35の形状を変更すればよい。
《実施形成2》
図12は、本発明の実施形態2に係るスポイラー1を示している。この実施形態2のスポイラー1は、実施形態1のものに対し、左側スポイラー部10及び右側スポイラー部20の形状と、連結スポイラー部30の構造が異なっており、以下、実施形態1と同じ部分には同じ符号を付して説明を省略し、異なる部分を詳細に説明する。
図13に示すように、左側スポイラー部10の右側壁部15には、右側へ向けて突出する突起状部18が設けられ、右側スポイラー部20の左側壁部24には、左側へ向けて突出する突起状部28が設けられている。これら突起状部18、28は、テールゲートBのアウタパネルB1から後側へ離れている。突起状部18、28には、取付部16、26がそれぞれ設けられている。
また、図14〜図16に示すように、連結スポイラー部30は、アッパ部材60とロア部材61とを組み合わせてなり、突起状部18、28の形状に対応して細く形成され、テールゲートBのアウタパネルB1から後側へ離れている。アッパ部材60は、下方に開放する半割形状とされている。図12に示すように、アッパ部材60の左側及び右側には、左側被取付部33及び右側被取付部35がそれぞれ設けられている。アッパ部材60の左右方向中間部の内方には、図16に示すように、ボス部60aと、係合板部60bとが形成されている。ボス部60aは、アッパ部材60の前側に一体成形されており、上下方向に延びて下方に開口する雌ねじ孔60cを有している。係合板部60bは、アッパ部材60の後側に一体成形されており、上下方向に貫通する係合孔60dを有している。
また、ロア部材61は、上方に開放する半割形状とされている。ロア部材61のボス部60aに対応する部位には、上下方向に貫通するねじ挿通孔61aが形成され、係合孔60dに対応する部位には、該係合孔60dに嵌入する爪部61bが一体成形されている。
この実施形態2の連結スポイラー部30を左側スポイラー部10及び右側スポイラー部20に取り付ける際には、アッパ部材60を突起状部18、28の上面に配置するとともに被取付部33、35の凹部33b、35bを取付部16、26の凹部16aに嵌める。さらに、ロア部材61を突起状部18、28の下面に配置して、ロア部材61の爪部61bをアッパ部材60の係合孔60dに嵌入して、アッパ部材60とロア部材61を合わせる。そして、ねじ62をロア部材61のねじ挿通孔61aに挿通してアッパ部材60の雌ねじ孔60cに螺合させる。これにより、アッパ部材60とロア部材61とが一体化する。この状態で、ボルト50によって、連結スポイラー部30の被取付部33、35を、実施形態1と同様にして左側スポイラー部10及び右側スポイラー部20の取付部16、26に締結固定する。尚、アッパ部材60を左側スポイラー部10及び右側スポイラー部20に締結固定した後に、そのアッパ部材60に対しロア部材61を固定するようにしてもよい。
この実施形態2のスポイラー1によっても、実施形態1と同様に、従来例のスポイラーとは全く異なる印象を与えるデザインとすることができ、車両ユーザーの特定の嗜好に合致させることができる。
尚、上記実施形態2では、アッパ部材60とロア部材61とをねじ62で締結するようにしたが、これに限らず、溶着するようにしてもよいし、爪嵌合によって一体化するようにしてもよい。
また、上記実施形態2では、連結スポイラー部30を2つの部材で構成するようにしたが、これに限らず、一体成形品で構成してもよい。
また、上記実施形態2の連結スポイラー部30には、実施形態1の変形例1と同様に左側突出部及び右側突出部を設けてもよいし、変形例2と同様に左右方向の中間部の上下方向の寸法を両側の上下方向の寸法よりも短くしてもよい。
実施形態1、2では、スポイラー1が連結スポイラー部30を備えている場合について説明したが、これに限らず、連結スポイラー部30を省略することも可能である。すなわち、連結スポイラー部30を取り付けるための取付部16が設けられた左側スポイラー部10と、取付部26が設けられた右側スポイラー部20とでスポイラー1を構成してもよい。
また、上記実施形態1、2では、スポイラー1をテールゲートBに取り付けるようにしているが、これに限らず、例えば、ルーフやトランクリッド(図示せず)に取り付けるようにしてもよい。
また、左側スポイラー部10、右側スポイラー部20及び連結スポイラー部30の形状は上記した形状に限られるものではない。
以上説明したように、本発明に係るスポイラーは、例えば、自動車のテールゲートに取り付ける場合に適している。
実施形態1に係るスポイラーを車両に取り付ける場合を説明する斜視図である。 左側スポイラー部及び右側スポイラー部に連結スポイラー部を取り付ける場合を説明する斜視図である。 図2のIII−III線における断面図である。 図2のIV−IV線における断面図である。 左側スポイラー部及び右側スポイラー部に連結スポイラー部を取り付けた状態の図2相当図である。 図5のVI−VI線における断面図である。 図5のVII−VII線における断面図である。 実施形態1の変形例1に係る図2相当図である。 図8のIX−IX線における断面図である。 図8のX−X線における断面図である。 実施形態1の変形例2に係る図2相当図である。 実施形態2に係る図5相当図である。 連結スポイラー部を取り外した状態の斜視図である。 図12のXIV−XIV線における断面図である。 図12のXV−XV線における断面図である。 図12のXVI−XVI線における断面図である。
符号の説明
1 スポイラー
10 左側スポイラー部
16 取付部
20 右側スポイラー部
26 取付部
30 連結スポイラー部
33 左側被取付部
33b 凹部
34 蓋
35 右側被取付部
35b 凹部
36 蓋
37 左側突出部
38 右側突出部
43 ナット(締結部材)
50 ボルト(締結部材)
A 車両

Claims (4)

  1. 車両の後部に取り付けられるスポイラーであって、
    車両左側に取り付けられる左側スポイラー部と、
    上記左側スポイラー部とは別体に構成され、該左側スポイラー部と間隔をあけて車両右側に取り付けられる右側スポイラー部とを備えていることを特徴とするスポイラー。
  2. 請求項1に記載のスポイラーにおいて、
    左側スポイラー部及び右側スポイラー部には、これらを連結するように車両左右方向に延びる連結スポイラー部を取り付けるための取付部がそれぞれ設けられていることを特徴とするスポイラー。
  3. 請求項1に記載のスポイラーにおいて、
    左側スポイラー部及び右側スポイラー部を連結するように車両左右方向に延びる連結スポイラー部を備え、
    上記左側スポイラー部及び右側スポイラー部には、上記連結スポイラー部を取り付けるための取付部がそれぞれ設けられ、
    上記連結スポイラー部の車両左側及び右側には、上記左側スポイラー部の取付部及び上記右側スポイラー部の取付部をそれぞれ覆うように形成された被取付部が設けられ、
    上記各被取付部は、締結部材により上記各取付部に締結され、該被取付部には、上記締結部材が収容される凹部と、該凹部の開口を覆う蓋とが設けられていることを特徴とするスポイラー。
  4. 請求項3に記載のスポイラーにおいて、
    連結スポイラー部の車両左側及び右側には、該連結スポイラー部の表面から突出する突出部が形成され、該突出部に被取付部が設けられていることを特徴とするスポイラー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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