JP5606020B2 - 車両用ドアのサッシュ構造 - Google Patents
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Description
また、上部サッシュ及び下部サッシュの一方が、上部サッシュ及び下部サッシュの他方で挟持されるから、上部サッシュ及び下部サッシュにおけるドア表裏方向の他方の側壁同士を別途ボルト等で締結しなくても上部サッシュと下部サッシュとの連結は外れない。
係合孔と係合凸部との係合なので、接触面積が小さくなり、上部サッシュと下部サッシュの壁面の高い加工精度は必要ない。
更に、係合孔はコ字状断面部とは異なる閉断面部に設けられるため、係合孔と係合凸部との係合部は、コ字状断面部に設けられるランチャンネルの装着に影響を与えない。
更に、例えば、上部サッシュをドア下部に取付けた後に、サービスホール等から下部サッシュを挿入して上部サッシュに係合させるだけでよいので、下部サッシュの組付け作業性を向上させることができる。
加えて、請求項1に係る発明では、係合孔及び係合凸部が、上部サッシュ及び下部サッシュにおけるドア表裏方向の一方の側壁に設けられ、係合孔に係合凸部が係合した状態で、上部サッシュ及び下部サッシュにおけるドア表裏方向の他方の側壁同士が当たるので、ドアの表裏方向において、上部サッシュ及び下部サッシュの一方を上部サッシュ及び下部サッシュの他方で挟持することができるため、上部サッシュ及び下部サッシュおけるドア表裏方向の他方の側壁同士を別途ボルト等でドアパネル等に締結しなくても上部サッシュ及び下部サッシュの他方のがたつきを防止することができる。また、上部サッシュ又は下部サッシュを回動させる際に上部サッシュと下部サッシュとの係合を外れにくくすることができる。
更に、係合孔に係合凸部を挿入する構成により、上部サッシュと下部サッシュとの接触面積を減らすことができ、壁面同士を面接触させる場合に比べて壁面の面精度を低くすることができ、上部サッシュ及び下部サッシュの成形が容易になり、コストを削減することができる。
また、閉断面部の内部に係合凸部が挿入されるので、コ字状断面部に係合凸部が突出することがなく、ランチャンネルをサッシュの所定位置に取付けることができる。
図中の矢印(FRONT)は車両前方を表している(以下同じ。)。
図1に示すように、車両用のドア10は、アウタパネル及びこのアウタパネルの内方に設けられたインナパネルからなる閉断面を有するドア下部13と、このドア下部13の上部に取付けられた上側サッシュ部14と、この上側サッシュ部14に前後下部に連続するように設けられるとともにドア下部13に取付けられた前側サッシュ部16及び後側サッシュ部17と、これらの上側サッシュ部14、前側サッシュ部16及び後側サッシュ部17に縁が支持されるドアガラス18と、このドアガラス18を昇降させるためにドア下部13内に取付けられた電動モータ付きのウインドレギュレータ21とからなる。
上記の上側サッシュ部14、前側サッシュ部16及び後側サッシュ部17は、ドア10のサッシュ22を構成する部分である。
図中の二点鎖線で示されたドアガラス18は、最も低い位置まで下降した状態のものである。
ブラケット27は、最も低い位置に下降したドアガラス18における前縁部18aと上縁部18bとのコーナー部18cの近傍に配置されている。
ブラケット27の上端部は、各壁が外側に開くように湾曲している。これにより、アッパサッシュ23の下端部にフランジ部27の上端部を挿入しやすくしている。
ランチャンネル31は、底壁31aと、この底壁31aの端部から延びる内壁31b及び外壁31cとが一体成形されている。
外壁31cは、アッパサッシュ23の外壁突出部23nに係止される外側第1リップ31kと、ドアガラス18の外面18fに当てられた外側第2リップ31mとを備える。
これらの係合孔23f及び係合凸部27bは、係合部32を形成している。
ロアサッシュ本体26を後述(図10参照)するように回動させる際には、フランジ部27d,27eを撓ませながら回動させる。
ロアサッシュ本体26の底壁26cとブラケット27の底壁27kとの間には隙間34が形成されている。
図10(a)に示すように、ドアのサッシュ22にドアガラス18をはめ込むときに、まず、前側サッシュ部16のロアサッシュ24を、矢印で示すように、所定位置から係合部32を中心にして角度αだけ回動させる。
ドアガラス18のコーナー部18cが係合部32の近傍に達したら、ロアサッシュ24を矢印で示すように、所定位置まで回動させて戻し、ロアサッシュ本体26のコ字状断面内の全体にドアガラス18の前縁部18aが嵌るようにする。
これで、ドアへのウインドガラス18の取付けが完了する。
図11(a)はドアの前部サッシュ部を構成するブラケット41の斜視図であり、ロアサッシュ本体26(図5参照)の上端部に取付けられるブラケット41は、上部の内側壁41aに係合凸部41bを備える。
ブラケット41は、閉断面部23dの前壁23qに補強プレート33を介して当てられた底壁41kと、この底壁41kの端部から後方に延びる内側壁41a及び外側壁41cとを備え、外側壁41cがアッパサッシュ23の外壁23k(詳しくは、外壁23kの折曲げ部23g)に当てられている。
係合凸部41bは、内側壁41aに形成された孔部41gの縁がブラケット41のコ字状断面内へ折り曲げられた直線状の部分である。
このように、係合凸部41bを直線状に形成することで、係合凸部41bの成形が容易になり、コストを削減することができる。
図12(a)はドアの前部サッシュ部を構成するブラケット51の斜視図であり、ロアサッシュ本体26(図5参照)の上端部に取付けられるブラケット51は、上部の内側壁51aに係合凸部51bを備える。
係合凸部51bは、内側壁51aに形成された孔部51gの縁がブラケット51のコ字状断面内へ折り曲げられた円弧状の部分である。
図13はドアの前部サッシュ部を構成するブラケット61及びアッパサッシュ62の斜視図であり、ロアサッシュ本体26(図5参照)の上端部に取付けられるブラケット61は、上部の内側壁61aに内側に突出する係合凸部61bを備える。
閉断面部62dの側部には、ブラケット61の係合凸部61bと係合する係合孔62fが開けられている。
このように、閉断面部62dに係合孔62fを形成することで、係合孔62fを形成することにより閉断面部62dの剛性が低下しても、必要な剛性を確保することができる。
係合凸部61bでは、最も高い頂点61mよりも上方に位置する上面61nが、アッパサッシュ62の閉断面部62dの中心を通る軸線64に対して緩やかに傾斜し、頂点61mよりも下方に位置する下面61pが、軸線64に対して急に立ち上がるように傾斜している。従って、アッパサッシュ62にブラケット61を挿入するときの挿入性を高めることができるとともに、係合孔62fと係合凸部61bとが係合した後の抜け止めを確実にすることができる。
更に、例えば、アッパサッシュ23をドア下部13に取付けた後に、閉断面を形成するドアパネルのサービスホール等からロアサッシュ24を挿入してアッパサッシュ23に係合させるだけでよいので、ロアサッシュ24の組付け作業性を向上させることができる。
また、図7に示したように、ロアサッシュ24に閉断面部が設けられていないが、ロアサッシュ24にコ字状断面部と共に閉断面部を設けてもよい。
Claims (3)
- 車両用ドアのドア下部に閉断面が形成され、この閉断面の上部に設けられるとともに前記閉断面に上方から挿入される上部サッシュ(23)と、前記閉断面内部に設けられるとともに前記上部サッシュ(23)の下端に連結される下部サッシュ(24)とからサッシュが形成される車両用ドアのサッシュ構造において、
前記上部サッシュ(23)及び前記下部サッシュ(24)の一方にドア表裏方向に開口する係合孔(23f)が設けられ、前記上部サッシュ(23)及び前記下部サッシュ(24)の他方に前記係合孔(23f)に係合する係合凸部(27b)が設けられ、
前記上部サッシュ(23)及び下部サッシュ(24)は、ドア表裏方向の一方の側壁(23e又は27a)及び他方の側壁(23k又は27c)を備え、
前記係合孔(23f)及び前記係合凸部(27b)は、前記上部サッシュ(23)及び前記下部サッシュ(24)におけるドア表裏方向の前記一方の側壁(23e又は27a)に設けられ、前記係合孔(23f)に前記係合凸部(27b)が係合した状態で、前記上部サッシュ(23)及び前記下部サッシュ(24)におけるドア表裏方向の他方の側壁(23k又は27c)同士が当たり、
前記上部サッシュ(23)及び下部サッシュ(24)の一方を、上部サッシュ(23)及び下部サッシュ(24)の他方によってドア表裏方向で挟持するようにした、
ことを特徴とする車両用ドアのサッシュ構造。 - 車両用ドアのドア下部に閉断面が形成され、この閉断面の上部に設けられるとともに前記閉断面に上方から挿入される上部サッシュと、前記閉断面内部に設けられるとともに前記上部サッシュの下端に連結される下部サッシュとからサッシュが形成される車両用ドアのサッシュ構造において、
前記上部サッシュ及び前記下部サッシュの一方にドア表裏方向に開口する係合孔が設けられ、前記上部サッシュ及び前記下部サッシュの他方に前記係合孔に係合する係合凸部が設けられ、
前記上部サッシュ及び前記下部サッシュの少なくとも一方は、ドアガラスをガイドするとともに前記ドアガラスとの間をシールするランチャンネルが設けられるコ字状断面部と、閉断面を形成する閉断面部とを備え、この閉断面部に前記係合孔が設けられることを特徴とする車両用ドアのサッシュ構造。 - 前記上部サッシュ及び前記下部サッシュに前記ランチャンネルが設けられるコ字状断面部が形成され、上部サッシュ及び下部サッシュの一方のコ字状断面部の縁部から前記上部サッシュ及び下部サッシュの他方のコ字状断面部の縁部側に曲げられて、この他方のコ字状断面部の縁部にドア中央側から当てられるフランジ部が設けられ、前記係合凸部よりも下方で前記フランジ部に切欠き部が設けられることを特徴とする請求項2記載の車両用ドアのサッシュ構造。
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