JP2009106840A - 水殺菌装置および水殺菌方法 - Google Patents

水殺菌装置および水殺菌方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 金属イオンの溶出速度を維持し、高濃度の金属イオン水を長期間に渡って生成することが可能な水殺菌装置および水殺菌方法を実現する。
【解決手段】 水殺菌装置10によれば、直流電圧を印加した金属イオン溶出体12を回転させることにより、電位が印加された溶出層12aを高速で循環水に接触させることができるので、陽極たる金属イオン溶出体12mの溶出層12aから、銀イオンを循環水に効率よく溶出させることができる。摩擦機構15cにより、摩擦体13を陰極たる金属イオン溶出体12nに向かって移動させて金属イオン溶出体12nの溶出層12aに接触させて、溶出層12aの表面を摩擦することにより、溶出層12aの表面に形成されるスケールを機械的に除去することができるため、長期間に渡って銀イオンの溶出速度を維持することができる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、水の殺菌処理を必要とする設備に使用して好適な水殺菌装置および水殺菌方法に関する。
従来、冷却塔などの貯水タンク、浴槽、プール、温泉施設、食品加工工場など、水の殺菌処理を必要とする設備に使用する水を殺菌するために、銀や銅などの金属イオンを溶出させた金属イオン水を用いる技術が知られている。
このような技術として、例えば特許文献1には、水中に金属イオンを発生させる金属イオン発生手段等を備えた水浄化装置であって、金属イオン発生手段として、銀陽極と銀陰極に直流電圧を印加する回路に極性反転リレーを作動するように設けてなる銀イオンの電気化学的発生装置を用いた発明が開示されている。
銀イオンの電気化学的発生装置では、銀陽極と銀陰極に直流電圧を印加することにより、銀陽極より銀イオンを発生させ、当該装置に流入した水に銀イオンを溶出させることができる。
特開平9−187773号公報
上述した技術では、銀陽極及び銀陰極は、銀イオン発生装置内に固定されて配置されている。このように固定された電極では、長期間の使用により陰極表面に水中に含まれる石灰分や汚れなどが沈着してスケールのような付着物が付着する。このような付着物は、銀イオンの溶出を著しく阻害するため、水中への銀イオンの溶出量が低下し、水の殺菌に必要な濃度の銀イオンが溶出しなくなる。長期間の使用により陰極表面に固着したスケールは、極性反転用リレーによって電極の極性を切り替えるだけでは、十分に除去することができないため、高濃度の金属イオン水を長期間に渡って生成することができないという問題があった。
そこで、この発明では、金属イオンの溶出速度を維持し、高濃度の金属イオン水を長期間に渡って生成することが可能な水殺菌装置および水殺菌方法を実現することを目的とする。
この発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、水殺菌装置において、円柱状に形成され、側面に金属イオンを溶出する溶出層をそれぞれ備えた1組の金属イオン溶出体であって、一方の金属イオン溶出体の溶出層が陽極として作用し、他方の金属イオン溶出体の溶出層が陰極として作用するように直流電圧を印加可能であるとともに、円柱の軸を中心に回転可能に構成されている金属イオン溶出体と、前記金属イオン溶出体の溶出層に接触し、当該溶出層の表面を摩擦可能に構成された摩擦体と、殺菌処理を行う水を流通させ、前記金属イオン溶出体を浸漬する電解槽と、を備え、前記金属イオン溶出体を回転させながら直流電圧を印加することにより、前記陽極として作用する溶出層から前記電解槽に流通された水に金属イオンを溶出させるとともに、前記摩擦体により、間欠的または連続的に、少なくとも前記陰極として作用する溶出層を摩擦する、という技術的手段を用いる。
請求項1に記載の発明によれば、直流電圧を印加した金属イオン溶出体を回転させることにより、電位が印加された溶出層を高速で殺菌処理を行う水に接触させることができるので、電解槽内において効率よく電気分解を生じさせることができ、陽極たる金属イオン溶出体の溶出層から、殺菌処理を行う水に金属イオンを効率よく溶出させることができる。
更に、摩擦体で陰極として作用する溶出層を摩擦することにより、溶出層の表面に形成されるスケールを機械的に除去することができるため、溶出層に清浄な面を露出させることができるので、溶出層表面の付着物による金属イオン溶出速度の低下を防ぐことができ、長期間に渡って金属イオンの溶出速度を維持することができる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の水殺菌装置において、前記溶出層は、銀からなる、という技術的手段を用いる。
請求項2に記載の発明によれば、溶出層が銀からなるため、電解槽に流通された水に殺菌効果が高い銀イオンを溶出させることができる。
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の水殺菌装置において、前記1組の金属イオン溶出体は、前記溶出層に印加する直流電圧の極性を切替可能に構成されている、という技術的手段を用いる。
請求項3に記載の発明によれば、1組の金属イオン溶出体は、溶出層に印加する直流電圧の極性を切替可能に構成されているため、金属イオンの溶出が起こる陽極と、スケールが付着する陰極とを切り替えることができる。これにより、各金属イオン溶出体が陰極として作動する時間を短くすることができるので、溶出層にスケールが定着することが防ぐことができ、溶出層表面の付着物を除去する効果をより向上させることができる。
請求項4に記載の発明では、水殺菌装置において、円板状に形成され、対向する面に金属イオンを溶出する第2の溶出層をそれぞれ備えた1組の第2の金属イオン溶出体であって、一方の第2の溶出層が陽極として作用し、他方の第2の溶出層が陰極として作用するように直流電圧を印加可能であるとともに、円板の軸を中心に回転可能であり、かつ、前記第2の溶出層同士を摩擦可能に構成されている第2の金属イオン溶出体と、殺菌処理を行う水を流通させ、前記金属イオン溶出体を浸漬する電解槽と、を備え、前記第2の金属イオン溶出体を回転させながら直流電圧を印加することにより、前記陽極として作用する溶出層から前記電解槽に流通された水に金属イオンを溶出させるとともに、前記第2の溶出層同士を間欠的に摩擦する、という技術的手段を用いる。
請求項4に記載の発明によれば、直流電圧を印加した金属イオン溶出体を回転させることにより、電位が印加された溶出層を高速で殺菌処理を行う水に接触させることができるので、電解槽内において効率よく電気分解が生じさせることができ、陽極たる金属イオン溶出体の溶出層から、殺菌処理を行う水に金属イオンを効率よく溶出させることができる。
更に、溶出層の表面同士を摩擦することにより、溶出層の表面に形成されるスケールを機械的に除去することができるため、溶出層に清浄な面を露出させることができるので、溶出層表面の付着物による金属イオン溶出速度の低下を防ぐことができ、長期間に渡って金属イオンの溶出速度を維持することができる。
請求項5に記載の発明では、請求項4に記載の水殺菌装置において、前記第2の溶出層は、銀からなる、という技術的手段を用いる。
請求項5に記載の発明によれば、第2の溶出層が銀からなるため、電解槽に流通された水に殺菌効果が高い銀イオンを溶出させることができる。
請求項6に記載の発明では、請求項4または請求項5に記載の水殺菌装置において、前記1組の第2の金属イオン溶出体は、前記第2の溶出層に印加する直流電圧の極性を切替可能に構成されている、という技術的手段を用いる。
請求項6に記載の発明によれば、1組の第2の金属イオン溶出体は、溶出層に印加する直流電圧の極性を切替可能に構成されているため、金属イオンの溶出が起こる陽極と、スケールが付着する陰極とを切り替えることができる。これにより、各第2の金属イオン溶出体が陰極として作動する時間を短くすることができるので、第2の溶出層にスケールが定着することが防ぐことができ、第2の溶出層表面の付着物を除去する効果をより向上させることができる。
請求項7に記載の発明では、水殺菌方法において、円柱状に形成され、側面に金属イオンを溶出する溶出層を備えた1組の金属イオン溶出体と、前記金属イオン溶出体の溶出層に接触し、当該溶出層の表面を摩擦可能に構成された摩擦体と、が内部に配置された電解槽を用意し、前記金属イオン溶出体を円柱の軸を中心に回転させながら、一方の金属イオン溶出体の溶出層が陽極として作用し、他方の金属イオン溶出体の溶出層が陰極として作用するように直流電圧を印加して、前記陽極として作用する溶出層から前記電解槽に流通された水に金属イオンを溶出させるとともに、前記摩擦体により、間欠的または連続的に、少なくとも前記陰極として作用する溶出層を摩擦する、という技術的手段を用いる。
請求項7に記載の発明によれば、直流電圧を印加した金属イオン溶出体を回転させることにより、電位が印加された溶出層を高速で殺菌処理を行う水に接触させることができるので、電解槽内において効率よく電気分解を生じさせることができ、陽極たる金属イオン溶出体の溶出層から、殺菌処理を行う水に金属イオンを効率よく溶出させることができる。
更に、摩擦体で陰極として作用する溶出層を摩擦することにより、溶出層の表面に形成されるスケールを機械的に除去することができるため、溶出層に清浄な面を露出させることができるので、溶出層表面の付着物による金属イオン溶出速度の低下を防ぐことができ、長期間に渡って金属イオンの溶出速度を維持することができる。
請求項8に記載の発明では、水殺菌方法において、円板状に形成され、対向する面に金属イオンを溶出する第2の溶出層をそれぞれ備えた1組の第2の金属イオン溶出体であって、一方の第2の溶出層が陽極として作用し、他方の第2の溶出層が陰極として作用するように直流電圧を印加可能であるとともに、円板の軸を中心に回転可能であり、かつ、前記第2の溶出層同士を摩擦可能に構成されている第2の金属イオン溶出体、が内部に配置された電解槽を用意し、前記第2の金属イオン溶出体を円板の軸を中心に回転させながら、一方の第2の溶出層が陽極として作用し、他方の第2の溶出層が陰極として作用するように直流電圧を印加して、前記陽極として作用する第2の溶出層から前記電解槽に流通された水に金属イオンを溶出させるとともに、前記第2の溶出層同士を間欠的に摩擦する、という技術的手段を用いる。
請求項8に記載の発明によれば、直流電圧を印加した金属イオン溶出体を回転させることにより、電位が印加された溶出層を高速で殺菌処理を行う水に接触させることができるので、電解槽内において効率よく電気分解が生じさせることができ、陽極たる金属イオン溶出体の溶出層から、金属イオンを殺菌処理を行う水に効率よく溶出させることができる。
更に、溶出層の表面同士を摩擦することにより、溶出層の表面に形成されるスケールを機械的に除去することができるため、溶出層に清浄な面を露出させることができるので、溶出層表面の付着物による金属イオン溶出速度の低下を防ぐことができ、長期間に渡って金属イオンの溶出速度を維持することができる。
[第1実施形態]
第1実施形態の水殺菌装置及び水殺菌方法の実施形態について、図を参照して説明する。図1は、第1実施形態の水殺菌装置の構成を示す説明図である。図2は、金属イオン溶出体の構造を示す説明図である。図3は、水殺菌装置により銀イオンを循環水中に溶出させる方法を示す説明図である。図4は、第1実施形態の水殺菌装置の変更例を示す説明図である。
なお、各図では、説明のために一部を拡大し、一部を省略して示している。
図1に示すように、水殺菌装置10は、水を流通させて金属イオンを供給する電解槽11と、電解槽11内に収容された金属イオン溶出体12と、金属イオン溶出体12に対向して配置された摩擦体13と、金属イオン溶出体12に電圧を印加するための電源14と、金属イオン溶出体12、摩擦体13及び電源14の動作を制御する制御装置15と、を備えている。
電解槽11には、内部に水を導入する導入管11aと、外部に水を排出する排出管11bとが設けられており、導入管11aから排出管11bに向かって電解槽11に貯留された水が流通する。金属イオン溶出体12及び摩擦体13は、流通された水に浸漬されるように配置されている。
金属イオン溶出体12は、図2に示すように円柱形に形成されており、表面にイオンを溶出する金属からなる溶出層12aが形成されている。本実施形態では、溶出層12aは厚さ3mmの銀により形成されている。
金属イオン溶出体12は、制御装置15に設けられたモータなどからなる回転機構15aに接続され、それぞれ円柱の軸L1を中心に回転数を可変に回転可能に構成されている。また、金属イオン溶出体12は、制御装置15に設けられた電位制御機構15bに接続され、例えば、公知の回転電極を用いて、一方の金属イオン溶出体12の溶出層12aが陽極、他方の金属イオン溶出体12の溶出層12aが陰極となるように直流電位を印加可能に構成されている。金属イオン溶出体12に印加する電圧の極性は、電位制御機構15bにより切り替えることができる。ここで、金属イオン溶出体12間の距離は、溶出層12aの電気分解が可能な距離に設定されている。
上述のように、金属イオン溶出体12は、円柱の軸L1を中心に回転しながら、溶出層12aに電位を負荷可能に構成されている。
本実施形態では、溶出層12aとして銀を用いている。溶出層12aから溶出させる銀イオンは、強い殺菌効果を有しており、レジオネラ菌、大腸菌、一般病原菌などの繁殖や藻やアメーバの発生を防止することができる。また、銀イオンには、塩素系薬剤のような刺激臭、肌荒れ、異臭味がないので、各種設備における水の殺菌処理に好適に用いることができる。更に、銀イオンは、配管などの腐食を引き起こさないので、設備を劣化させるおそれもない。
摩擦体13は、表面が硬質な材料、例えばアルミナなどのセラミックスからなる円筒または円柱形の部材であり、その軸L2が金属イオン溶出体12の軸L1と平行になるように金属イオン溶出体12に対向してそれぞれ配置されている。摩擦体13は、制御装置15に設けられた摩擦機構15cに接続され、金属イオン溶出体12の溶出層12aに接触して、金属イオン溶出体12と摩擦可能に構成されている。
図1に示すように、電源14は、制御装置15に接続されており、金属イオン溶出体12に印加される直流電圧を供給することができる。
制御装置15は、上述のように、金属イオン溶出体12、摩擦体13及び電源14とそれぞれ接続されており、金属イオン溶出体12の回転数を制御して回転させる回転機構15a、金属イオン溶出体12に印加する電圧の大きさ及び極性を制御する電位制御機構15b及び摩擦体13を移動させて金属イオン溶出体12に接触させて摩擦する摩擦機構15cを備えている。
水殺菌装置10は、例えば、冷却塔の循環水が循環される配管の途中に接続されている。ここで、導入管11aが配管の上流側に、排出管11bが配管の下流側となるように接続され、バルブなどの操作により、電解槽11内を流通する循環水の流量が調節されている。
このように、配管の途中に水殺菌装置10を接続することにより、配管から水殺菌装置10に導入された循環水に電解槽11において銀イオンを溶出させることができる。これにより、この配管から冷却塔に給水される循環水に銀イオンを添加することができるので、効果的に殺菌処理を行うことができる。
なお、配管を流れる水流が全て水殺菌装置10内を通過するように接続することもできる。
次に、水殺菌装置10により銀イオンを循環水中に溶出させる方法について、冷却塔の循環水に銀イオンを添加する場合を例に図3を参照して説明する。なお、図3では、説明のために制御装置15を簡略化し、摩擦体13との接続などを省略して示す。冷却塔は、循環水が外気と接する機会が多く汚染されやすいので、本発明の水殺菌方法を好適に用いることができる。
まず、図3(A)に示すように、摩擦体13と金属イオン溶出体12とが接触していない状態で、導入管11aから電解槽11内に循環水を導入し、水殺菌装置10内に循環水を流通させる。
電解槽11には、内部に水を導入する導入管11aと、外部に水を排出する排出管11bとが設けられており、導入管11aから排出管11bに向かって電解槽11に貯留された水が流通する。金属イオン溶出体12及び摩擦体13は、流通された水に浸漬されるように配置されている。
次に、金属イオン溶出体12に電位制御機構15bにより所定の電圧、例えば10Vの直流電圧を印加する。ここでは、図中左側の金属イオン溶出体12mが陽極で、右側の金属イオン溶出体12nが陰極である。そして、回転機構15aにより所定の回転数、例えば5〜10rpmで回転させる。図中では、反時計回りに回転しているが、回転方向はそれぞれ任意である。
これにより、電解槽11内において電気分解が生じ、陽極たる金属イオン溶出体12mの溶出層12aから、銀イオンが循環水中に溶出する。
また、金属イオン溶出体12を回転させることにより、電位が印加された溶出層12aを高速で循環水に接触させることができるので、銀イオンを循環水に効率よく溶出させることができる。
これにより、循環水は、導入管から導入され排出管から排出されるまでの間に、金属イオン溶出体12の溶出層12aから溶出した銀イオンを含んだ銀イオン水となる。
ここで、循環水の流量、回転機構15aにより金属イオン溶出体12の回転速度、電位制御機構15bにより印加する電圧、水殺菌装置10の作動時間などを制御することにより銀イオンの溶出量を制御することができる。
例えば、循環水中に含まれる銀イオンの濃度が殺菌効果が高い50ppb以上になるように銀イオンの溶出量を調整することもできる。
図3(B)に示すように、摩擦機構15cにより、陰極たる金属イオン溶出体12nに対向して設けられている摩擦体13を金属イオン溶出体12nに向かって移動させて金属イオン溶出体12nの溶出層12aに接触させて、溶出層12aの表面を摩擦する。これにより、溶出層12aの表面に形成されるスケールを機械的に除去することができるため、溶出層12aに清浄な面を露出させることができるので、溶出層12a表面の付着物による銀イオン溶出速度の低下を防ぐことができ、長期間に渡って銀イオンの溶出速度を維持することができる。
ここで、金属イオン溶出体12と摩擦体13とは、形状が円柱形であるために、互いの側面を満遍なく摩擦することができる。したがって、金属イオン溶出体12の表面に付着したスケールなどの付着物を効率よく除去することができる。
なお、摩擦体13は、金属イオン溶出体12と互いの側面を満遍なく摩擦することができれば、円柱形以外でもよく、例えば角柱形状に形成することもできる。
ここで、摩擦体13を金属イオン溶出体12に接触させて摩擦するタイミングは、スケールなどの付着物により銀イオンの溶出速度が減少してきた場合や所定時間の経過後など間欠的でもよいし、連続的に常時接触させておいてもよい。連続的に常時接触させておく場合には、スケールが付着すること自体を防止することができる。
また、摩擦体13を陽極たる金属イオン溶出体12mにも接触させてもよい。これによれば、溶出層12a表面に形成される酸化物の付着を防止することができる。
更に、電位制御機構15bにより、金属イオン溶出体12に印加する電圧の極性を切り替えることができる。ここで、電圧の極性を切り替えた場合には、左側の金属イオン溶出体12mに摩擦体13を接触させることになる。
これにより、銀イオンの溶出が起こる陽極たる金属イオン溶出体12と、スケールが付着する陰極たる金属イオン溶出体12とを切り替えることができるので、各金属イオン溶出体12が陰極として作動する時間を短くすることができ、溶出層12a表面にスケールが定着することが防ぐことができる。従って、金属イオン溶出体12の溶出層12a表面の付着物を除去する効果をより向上させることができる。
(変更例)
(1)回転機構15aは、循環水の水流を用いた機構とすることができる。例えば、循環水の水流で電解槽11内に配置した水車を回し、その回転運動を金属イオン溶出体12に伝達して回転させることができる。これによれば、金属イオン溶出体12を回転させるために動力が不要である。金属イオン溶出体12の回転数は、例えば、循環水の水量により調節することができる。
ここで、金属イオン溶出体12を内部が空洞である構成とすると、重量を減じることができるので、循環水の水量を大きく増大させることなく、金属イオン溶出体12の回転数を効率的に増大させることができる。これにより、銀イオンの溶出速度を増大させることができる。
(2)摩擦体13に回転機構を設けて金属イオン溶出体12の回転方向と逆方向に回転させながら金属イオン溶出体12に接触させることもできる。これによれば、摩擦体13により溶出層12aに負荷される摩擦力を増大させることができるので、より効率的にスケールを除去することができる。
(3)本実施形態では、摩擦体13は、各金属イオン溶出体12に対向して2個設けたが、各金属イオン溶出体12と等距離に設けられた1個の摩擦体13とすることもできる。例えば、図4(A)に示すように、図中右側の金属イオン溶出体12nが陰極である場合には、摩擦体13を金属イオン溶出体12nに摩擦し、極性を切り替えて図中左側の金属イオン溶出体12mが陰極である場合には、図4(B)に示すように、摩擦体13を金属イオン溶出体12mに摩擦することができる。また、図4(C)に示すように、陽極たる金属イオン溶出体12m及び陰極たる金属イオン溶出体12nを同時に摩擦することもできる。
(4)同一の電解槽11に、陽極たる金属イオン溶出体12と陰極たる金属イオン溶出体12との組を複数組設けてもよい。これにより、銀イオンの溶出量を増大させることができる。また、金属イオン溶出体12を軸方向に長く形成することができない場合にも、所望の面積の溶出層12aを得ることができるので、設計、配置の自由度を増大させることができる。
[第1実施形態の効果]
第1実施形態の水殺菌装置10によれば、直流電圧を印加した金属イオン溶出体12を回転させることにより、電位が印加された溶出層12aを高速で循環水に接触させることができるので、電解槽11内において効率よく電気分解を生じさせることができ、陽極たる金属イオン溶出体12mの溶出層12aから、銀イオンを循環水に効率よく溶出させることができる。
更に、摩擦機構15cにより、陰極たる金属イオン溶出体12nに対向して設けられている摩擦体13を金属イオン溶出体12nに向かって移動させて金属イオン溶出体12nの溶出層12aに接触させて、溶出層12aの表面を摩擦することにより、溶出層12aの表面に形成されるスケールを機械的に除去することができるため、溶出層12aに清浄な面を露出させることができるので、溶出層12a表面の付着物による銀イオン溶出速度の低下を防ぐことができ、長期間に渡って銀イオンの溶出速度を維持することができる。
[第2実施形態]
第2実施形態の水殺菌装置及び水殺菌方法の実施形態について、図を参照して説明する。第2実施形態の超音波センサについて、図を参照して説明する。図5は、第2実施形態の水殺菌装置の構成を示す説明図である。図6は、第2実施形態の水殺菌装置により銀イオンを循環水中に溶出させる方法を示す説明図である。
なお、第1実施形態と同様の構成については、同じ符号を使用するとともに説明を省略する。
図5に示すように、第2実施形態の水殺菌装置20は、電解槽11と、電解槽11内に収容された金属イオン溶出体22と、金属イオン溶出体22に電圧を印加するための電源14と、金属イオン溶出体22及び電源14の動作を制御する制御装置25と、を備えている。
金属イオン溶出体22は、一方の面に銀からなる溶出層22aを備えた円板状に形成され、この溶出層22aが平行に向かい合うように対向して配置されている。本実施形態では、溶出層12aは厚さ3mmの銀により形成されている。
金属イオン溶出体22は、制御装置25に設けられたモータなどからなる回転機構25aに接続され、それぞれ円板の軸L3を中心に回転数を可変に回転可能に構成されている。
また、金属イオン溶出体22は、制御装置25に設けられた摩擦機構25cに接続され、金属イオン溶出体22の溶出層12a同士を接触させて互いに摩擦可能に構成されている。
そして、金属イオン溶出体22は、制御装置25に設けられた電位制御機構25bに接続され、例えば、公知の回転電極を用いて、一方の金属イオン溶出体12の溶出層12aが陽極、他方の金属イオン溶出体22の溶出層22aが陰極となるように直流電位を印加可能に構成されている。金属イオン溶出体22に印加する電圧の極性は、電位制御機構25bにより切り替えることができる。ここで、金属イオン溶出体22間の距離は、溶出層22aの電気分解が可能な距離に設定されている。
上述のように、金属イオン溶出体22は、円板の軸L3を中心に回転しながら、溶出層22aに電位を負荷可能に構成されている。
電源14は、制御装置25に接続されており、金属イオン溶出体22に印加される直流電圧を供給することができる。
制御装置25は、上述のように、金属イオン溶出体22及び電源14とそれぞれ接続されており、金属イオン溶出体22の回転数を制御して回転させる回転機構25a、金属イオン溶出体12に印加する電圧の大きさ及び極性を制御する電位制御機構25b及び金属イオン溶出体22を移動させて溶出層12aを接触させて互いに摩擦する摩擦機構25cを備えている。
次に、水殺菌装置20により銀イオンを水中に溶出させる方法について説明する。
まず、図6(A)に示すように、金属イオン溶出体12同士が離間された状態で、導入管11aから電解槽11内に循環水を導入し、水殺菌装置10内に循環水を流通させ、金属イオン溶出体12に電位制御機構15bにより所定の電圧、例えば10Vの直流電圧を印加する。ここでは、図中左側の金属イオン溶出体22mが陽極で、右側の金属イオン溶出体22nが陰極である。そして、回転機構25aにより所定の回転数、例えば5〜10rpmで回転させる。回転方向はそれぞれ任意である。
これにより、電解槽11内において電気分解が生じ、陽極たる金属イオン溶出体22mの溶出層22aから、銀イオンが循環水中に溶出する。
また、金属イオン溶出体22を回転させることにより、電位が印加された溶出層22aを高速で循環水に接触させることができるので、銀イオンを循環水に効率よく溶出させることができる。
これにより、循環水は、導入管から導入され、排出管から排出されるまでの間に、金属イオン溶出体22の溶出層22aから溶出した銀イオンを含んだ銀イオン水となる。
ここで、循環水の流量、回転機構25aにより金属イオン溶出体12の回転速度、電位制御機構25bにより印加する電圧、水殺菌装置20の作動時間などを制御することにより銀イオンの溶出量を制御することができる。
例えば、循環水中に含まれる銀イオンの濃度が殺菌効果が高い50ppb以上になるように銀イオンの溶出量を調整することもできる。
次に、電位制御機構25bにより金属イオン溶出体12m、12nへの電圧の印加を遮断し、回転機構25aにより金属イオン溶出体12mまたは金属イオン溶出体12nのいずれか一方の回転を停止させて、摩擦機構25cにより金属イオン溶出体12mと金属イオン溶出体12nとを接触させることにより、互いの溶出層22aを摩擦させる。
ここでは、図6(B)に示すように、陰極たる金属イオン溶出体22nの回転を停止させて、回転している金属イオン溶出体22mに接触させることにより互いの溶出層22aを摩擦させる。
これにより、溶出層22aの表面に形成されるスケールを機械的に除去することができるため、溶出層22aに清浄な面を露出させることができるので、溶出層22a表面の付着物による銀イオン溶出速度の低下を防ぐことができ、長期間に渡って銀イオンの溶出速度を維持することができる。
ここで、金属イオン溶出体22は、円板形に形成されているため、互いの溶出層22aを満遍なく摩擦することができる。したがって、金属イオン溶出体22の表面に付着したスケールなどの付着物を効率よく除去することができる。
ここで、金属イオン溶出体22mを金属イオン溶出体22nに向かって移動させてもよいし、両者を近づけてもよい。
また、金属イオン溶出体22mと金属イオン溶出体22nとを接触させる際に、互いに逆方向に回転させてもよい。これによれば、接触の相対速度が増大するので、より効率よくスケールなどの付着物を除去することができる。
更に、電位制御機構25bにより、金属イオン溶出体22に印加する電圧の極性を切り替えることができる。これにより、銀イオンの溶出が起こる陽極たる金属イオン溶出体22と、スケールが付着する陰極たる金属イオン溶出体22とを切り替えることができるので、各金属イオン溶出体22が陰極として作動する時間を短くすることができ、溶出層22a表面にスケールが定着することが防ぐことができる。従って、金属イオン溶出体22の溶出層22a表面の付着物を除去する効果をより向上させることができる。
[第2実施形態の効果]
水殺菌装置20によれば、直流電圧を印加した金属イオン溶出体22を回転させることにより、電位が印加された溶出層22aを高速で循環水に接触させることができるので、電解槽11内において効率よく電気分解を生じさせることができ、陽極たる金属イオン溶出体22mの溶出層22aから、銀イオンを循環水に効率よく溶出させることができる。
更に、摩擦機構25cにより、溶出層22aの表面同士を摩擦することにより、溶出層22aの表面に形成されるスケールを機械的に除去することができるため、溶出層22aに清浄な面を露出させることができるので、溶出層22a表面の付着物による銀イオン溶出速度の低下を防ぐことができ、長期間に渡って銀イオンの溶出速度を維持することができる。
また、摩擦機構を必要としないため、水殺菌装置を小型化することができる。
[その他の実施形態]
(1)上述した実施形態では、銀からなる溶出層12a、22aを用いた金属イオン溶出体12、22を採用したが、これに限定されるものではなく、殺菌効果を有する各種金属イオンを溶出する金属イオン溶出体、例えば、銅からなる金属イオン溶出体を用いることができる。
(2)本発明は、冷却塔以外、例えば、浴槽、プール、温泉施設、貯水タンクなどの水の殺菌処理を必要とする設備に使用すると好適である。
第1実施形態の水殺菌装置の構成を示す説明図である。 金属イオン溶出体の構造を示す説明図である。 第1実施形態の水殺菌装置により銀イオンを循環水中に溶出させる方法を示す説明図である。 第1実施形態の水殺菌装置の変更例を示す説明図である。 第2実施形態の水殺菌装置の構成を示す説明図である。 第2実施形態の水殺菌装置により銀イオンを循環水中に溶出させる方法を示す説明図である。
符号の説明
10 水殺菌装置
11 電解槽
12 金属イオン溶出体
12a 溶出層
13 摩擦体
14 直流電源
15 制御装置
15a 回転機構
15b 電位制御機構
15c 摩擦機構
22 金属イオン溶出体(第2の金属イオン溶出体)
22a 溶出層(第2の溶出層)

Claims (8)

  1. 円柱状に形成され、側面に金属イオンを溶出する溶出層をそれぞれ備えた1組の金属イオン溶出体であって、一方の金属イオン溶出体の溶出層が陽極として作用し、他方の金属イオン溶出体の溶出層が陰極として作用するように直流電圧を印加可能であるとともに、円柱の軸を中心に回転可能に構成されている金属イオン溶出体と、
    前記金属イオン溶出体の溶出層に接触し、当該溶出層の表面を摩擦可能に構成された摩擦体と、
    殺菌処理を行う水を流通させ、前記金属イオン溶出体を浸漬する電解槽と、を備え、
    前記金属イオン溶出体を回転させながら直流電圧を印加することにより、前記陽極として作用する溶出層から前記電解槽に流通された水に金属イオンを溶出させるとともに、前記摩擦体により、間欠的または連続的に、少なくとも前記陰極として作用する溶出層を摩擦することを特徴とする水殺菌装置。
  2. 前記溶出層は、銀からなることを特徴とする請求項1に記載の水殺菌装置。
  3. 前記1組の金属イオン溶出体は、前記溶出層に印加する直流電圧の極性を切替可能に構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の水殺菌装置。
  4. 円板状に形成され、対向する面に金属イオンを溶出する第2の溶出層をそれぞれ備えた1組の第2の金属イオン溶出体であって、一方の第2の溶出層が陽極として作用し、他方の第2の溶出層が陰極として作用するように直流電圧を印加可能であるとともに、円板の軸を中心に回転可能であり、かつ、前記第2の溶出層同士を摩擦可能に構成されている第2の金属イオン溶出体と、
    殺菌処理を行う水を流通させ、前記金属イオン溶出体を浸漬する電解槽と、を備え、
    前記第2の金属イオン溶出体を回転させながら直流電圧を印加することにより、前記陽極として作用する溶出層から前記電解槽に流通された水に金属イオンを溶出させるとともに、前記第2の溶出層同士を間欠的に摩擦することを特徴とする水殺菌装置。
  5. 前記第2の溶出層は、銀からなることを特徴とする請求項4に記載の水殺菌装置。
  6. 前記1組の第2の金属イオン溶出体は、前記第2の溶出層に印加する直流電圧の極性を切替可能に構成されていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の水殺菌装置。
  7. 円柱状に形成され、側面に金属イオンを溶出する溶出層を備えた1組の金属イオン溶出体と、前記金属イオン溶出体の溶出層に接触し、当該溶出層の表面を摩擦可能に構成された摩擦体と、が内部に配置された電解槽を用意し、
    前記金属イオン溶出体を円柱の軸を中心に回転させながら、一方の金属イオン溶出体の溶出層が陽極として作用し、他方の金属イオン溶出体の溶出層が陰極として作用するように直流電圧を印加して、前記陽極として作用する溶出層から前記電解槽に流通された水に金属イオンを溶出させるとともに、前記摩擦体により、間欠的または連続的に、少なくとも前記陰極として作用する溶出層を摩擦することを特徴とする水殺菌方法。
  8. 円板状に形成され、対向する面に金属イオンを溶出する第2の溶出層をそれぞれ備えた1組の第2の金属イオン溶出体であって、一方の第2の溶出層が陽極として作用し、他方の第2の溶出層が陰極として作用するように直流電圧を印加可能であるとともに、円板の軸を中心に回転可能であり、かつ、前記第2の溶出層同士を摩擦可能に構成されている第2の金属イオン溶出体、が内部に配置された電解槽を用意し、
    前記第2の金属イオン溶出体を円板の軸を中心に回転させながら、一方の第2の溶出層が陽極として作用し、他方の第2の溶出層が陰極として作用するように直流電圧を印加して、前記陽極として作用する第2の溶出層から前記電解槽に流通された水に金属イオンを溶出させるとともに、前記第2の溶出層同士を間欠的に摩擦することを特徴とする水殺菌方法。
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