JP2009105985A - デジタルフィルタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 線形フィルタ52は、適応フィルタ51の出力を用いて生成される誤差信号を学習回路53にフィードバックし、学習回路53は、フィードバックされる信号を用いて適応フィルタ51の係数を学習する。線形フィルタ52の係数は、誤差最小化の対象となる信号の生成方法に応じて決定される。信号補間型タイミングリカバリ方式のデジタルフィルタにおいても、補間後の信号の誤差を最小化するように逆補間フィルタの係数が決定される。
【選択図】 図1
Description
(以後y(m)ハットと記す)と実際の出力y(m)の差である誤差信号e(m)=y(m)−y(m)ハットの2乗の期待値をmseとすると、mseのf(i)に対する勾配は以下のように表される。
LSMアルゴリズムは、期待値である<e(m)x(m−i)>の代わりに各時刻における瞬時値e(m)x(m−i)を用いて、2乗誤差のフィルタ係数に対する勾配ベクトルを推定し、その値に適当な係数を掛けてフィードバックすることにより、2乗誤差の期待値を最小にするフィルタ係数を得る適応アルゴリズムである。
図16の回路では、判定や誤差計算のためのレイテンシを考慮するとともに、FIRフィルタ12の構成も高速化に適したものとしている。ここでは、判定回路13がl段分の遅延Dl(l=1,2,3,...)だけ遅れて誤差信号e(n−l)を出力し、m段分の遅延Dm(m=1,2,3,...)だけ遅れて判定信号a(n−m)を出力するものと仮定している。このため、−me(n−l)が学習回路11にフィードバックされ、学習回路11には入力信号x(n)をDlだけ遅らせる遅延器24が設けられている。
(1)適応等化のためのフィルタをタイミングリカバリループの前に置くことができるため、ループ遅延が少ない。
(2)タイミングリカバリがすべてデジタルで動作するため、安定で高速な制御が容易に実現される。
(3)サンプルしたデータを保存しておけば、補間をやり直すことによりリトライが高速にできる。
(4)保存したデータを必ずしも前から順に補間する必要はなく、サンプリングタイミングを調節する方法とは異なるタイミングリカバリが可能である。
このように、サンプリングした信号を補間することで元の信号系列を正しく推定することができ、誤差信号を逆補間してフィードバックすることで等化フィルタ33が扱う信号に適したフィルタ係数を生成することができる。
フィルタ係数が適応的に変化する適応フィルタを含む従来のPR等化回路では、フィルタ係数の学習アルゴリズムとしてLMSアルゴリズムを用いている。このアルゴリズムは、各時刻における出力から得られる誤差信号により、フィルタ係数に対する2乗誤差の勾配を推定し、推定された勾配をフィルタ係数の補正に用いる方式であり、フィルタ係数を少ない計算量で出力の2乗誤差の期待値を最小とする値に収束させることができるという優れた特徴を有する。
特に、第3のケースの最尤判定やMAP判定器による判定は、現在のリードチャネル回路では必須の技術である。しかしながら、現状では、適応等化器の学習アルゴリズムとしてレベル判定に適したLMSアルゴリズムが用いられているため、最適なフィルタ係数が得られていないのが実情である。これを避けるために、最尤判定を行うビタビ復号器内の信号を用いて係数学習を行う方法もあるが、学習にかかる時間が非常に長くなってしまうという問題がある。
適応フィルタは、適応的に変化させることのできる係数を有し、補間フィルタは、適応フィルタの出力信号を補間して所定のタイミングの信号を生成する。逆補間フィルタは、補間フィルタの補間係数またはその近似値の順序を反転させたフィルタ係数を有し、補間フィルタの出力の誤差信号を逆補間して補間前のタイミングの誤差信号を生成する。そして、学習回路は、逆補間フィルタからフィードバックされる誤差信号を用いて、適応フィルタの係数を適応的に学習する。
本実施形態では、適応的に係数を変化させることのできる適応フィルタによりチャネル特性を補償し、望ましい出力信号を得る適応型信号処理において、適応フィルタの出力信号と望ましい出力信号の差として得られる誤差信号をそのままフィードバックするのではなく、適当な線形フィルタを通した後にフィードバックすることで、適応フィルタの係数学習のための信号を得る。
信号補間型タイミングリカバリ方式では、もともとのシンボル間隔Tとは異なる時間間隔Tsでサンプリングを行ってデータを補間することで、所望の時刻の信号を得る。これにより、信号の実効的なサンプリングタイミングが調整される。通常、タイミングリカバリのループ内に等化フィルタの遅延時間が影響しないようにするため、等化後に補間が行われる。したがって、等化フィルタの後に、時変の線形フィルタである補間フィルタ(補間器)が接続される構成となる。ここでは、さらにその後に固定係数のフィルタが接続された場合について解析する。
また、後置固定係数フィルタが存在しない場合には、補間フィルタの出力の誤差信号を、時間反転した係数を持つ時変の線形フィルタを通してフィードバックすることにより、補間フィルタの出力の2乗誤差の期待値を最小とすることができる。
まず、線形等化器が、等化ターゲット(判定回路の入力)としてMEEPR特性(1−D2)(1+aD+bD2)を用い、タイミングリカバリ用の位相誤差を検出するための等化特性としてPR4特性(1−D2)を用いて、出力の2乗誤差を最小とするフィルタ係数を得る場合を考える。
この場合、誤りパターンに対する単一パルス応答は(1−D2)(1+aD+bD2)(1−D+D2)であり、その自己相関関数が(1−D2)(1+aD+bD2)(1−D+D2)(1−D−2)(1+aD−1+bD−2)(1−D−1+D−2)であることから、FIRフィルタ71の特性は(1−D2)(1+aD+bD2)(−1+D2)(b+aD+D2)(1−D+D2)2となる。ただし、タップ入力信号には、自己相関関数とFIRフィルタの遅延差に対応して6段分の遅延を加える必要がある。
y0=(1−d)x0+dx1 (23)
したがって、直線近似においては、dと(1−d)を補間係数の近似値として用いて逆補間フィルタ82のフィルタ係数を生成すればよい。図11では、2つのサンプル点101および102を用いたデータ点は生成されておらず、データ点(補間出力)が間引かれていることが判る。
y0=c−1(d)x−1+c0(d)x0
+c1(d)x1+c2(d)x2 (24)
図12は、従来の誤差信号の逆補間を示している。この場合、データ点の誤差値から補間によりサンプル点での誤差が求められるが、基本的には補間と逆補間は別な操作となるので、逆補間のための係数は補間係数とは別に定める必要がある。このため、データの補間には次数の高い補間を行う場合でも、誤差信号の逆補間では簡素化のため精度の低い直線補間や零次ホールドが用いられる。また、データ点の間引きがあった場合でも誤差信号がフィードバックされるので、2つのデータ点103および104を用いた逆補間が2回行われている。
前記適応フィルタの出力を用いて生成される誤差信号からフィードバックのための誤差信号を生成する時不変の線形フィルタと、
前記時不変の線形フィルタからフィードバックされる誤差信号を用いて、前記適応フィルタの係数を適応的に学習する学習回路と
を備えることを特徴とするデジタルフィルタ。
(付記2) 適応的に変化させることのできる係数を有する適応フィルタと、
前記適応フィルタの出力信号が入力される時不変の第1の線形フィルタと、
前記第1の線形フィルタの出力の誤差信号からフィードバックのための誤差信号を生成する時不変の第2の線形フィルタと、
前記第2の線形フィルタからフィードバックされる誤差信号を用いて、前記適応フィルタの係数を適応的に学習する学習回路と
を備えることを特徴とするデジタルフィルタ。
(付記3) 前記第2の線形フィルタは、前記第1の線形フィルタのフィルタ係数の順序を反転させたフィルタ係数を有することを特徴とする付記2記載のデジタルフィルタ。
(付記4) 前記適応フィルタの出力信号から前記第1の線形フィルタとは異なる特性の信号を生成する第3の線形フィルタをさらに備えることを特徴とする付記2記載のデジタルフィルタ。
(付記5) 前記第3の線形フィルタの出力信号を用いて位相誤差を検出し、タイミングリカバリ用の信号を生成する判定回路をさらに備えることを特徴とする付記4記載のデジタルフィルタ。
(付記6) 適応的に変化させることのできる係数を有する適応フィルタと、
前記適応フィルタの出力信号を用いた線形演算を行って、得られた信号の誤差信号を生成する判定回路と、
前記判定回路が生成する誤差信号からフィードバックのための誤差信号を生成する時不変の線形フィルタと、
前記線形フィルタからフィードバックされる誤差信号を用いて、前記適応フィルタの係数を適応的に学習する学習回路と
を備えることを特徴とするデジタルフィルタ。
(付記7) 適応的に変化させることのできる係数を有する適応フィルタと、
最尤判定または最大事後確率判定により前記適応フィルタの出力信号から前記入力信号の信号系列を推定し、誤差信号を生成する判定回路と、
前記判定回路からフィードバックされる誤差信号を用いて、正しい信号系列に対する出力誤差信号系列の2乗和と判定誤りがあった場合の出力誤差信号系列の2乗和との差の期待値が大きくなるように、前記適応フィルタの係数を学習する学習回路と
を備えることを特徴とするデジタルフィルタ。
(付記8) 前記判定回路が特定のパターンの判定誤りを起こした場合に対応する前記適応フィルタの出力誤り信号の自己相関関数に相当するインパルス応答を有し、前記判定回路が生成する誤差信号からフィードバックのための誤差信号を生成する線形フィルタをさらに備え、前記学習回路は、該線形フィルタが生成する誤差信号を用いて該適応フィルタの係数を学習することを特徴とする付記7記載のデジタルフィルタ。
(付記9) 前記特定のパターンは、前記適応フィルタの入力信号および理想出力信号により決まる最も誤りを起こしやすい誤りパターンであることを特徴とする付記8記載のデジタルフィルタ。
(付記10) 前記特定のパターンは、単一ビットの誤りパターンであることを特徴とする付記8記載のデジタルフィルタ。
(付記11) 判定後の信号系列が前記特定のパターンを生じ得る場合にのみ、前記線形フィルタから前記学習回路に誤差信号がフィードバックされることを特徴とする付記8記載のデジタルフィルタ。
(付記12) 前記学習回路は、複数の誤りパターンに対する誤差の2乗和の差の期待値の重み付き平均値が大きくなるように、前記適応フィルタの係数を学習することを特徴とする付記7記載のデジタルフィルタ。
(付記13) 適応的に変化させることのできる係数を有する適応フィルタと、
前記適応フィルタの出力信号が入力される第1の線形フィルタと、
最尤判定または最大事後確率判定により前記第1の線形フィルタの出力信号から前記入力信号の信号系列を推定し、誤差信号を生成する判定回路と、
前記判定回路が特定のパターンの判定誤りを起こした場合に対応する前記適応フィルタの出力誤り信号の自己相関関数に相当するインパルス応答を有し、前記判定回路が生成する誤差信号が入力される第2の線形フィルタと、
前記第2の線形フィルタの出力信号からフィードバックのための誤差信号を生成する第3の線形フィルタと、
前記第3の線形フィルタからフィードバックされる誤差信号を用いて、正しい信号系列に対する出力誤差信号系列の2乗和と判定誤りがあった場合の出力誤差信号系列の2乗和との差の期待値が大きくなるように、前記適応フィルタの係数を学習する学習回路と
を備えることを特徴とするデジタルフィルタ。
(付記14) 適応的に変化させることのできる係数を有する適応フィルタと、
前記適応フィルタの出力信号が入力される第1の線形フィルタと、
最尤判定または最大事後確率判定により前記第1の線形フィルタの出力信号から前記入力信号の信号系列を推定し、誤差信号を生成する判定回路と、
前記判定回路が生成する誤差信号が入力される第2の線形フィルタと、
前記判定回路が特定のパターンの判定誤りを起こした場合に対応する前記適応フィルタの出力誤り信号の自己相関関数に相当するインパルス応答を有し、前記第2の線形フィルタの出力信号からフィードバックのための誤差信号を生成する第3の線形フィルタと、
前記第3の線形フィルタからフィードバックされる誤差信号を用いて、正しい信号系列に対する出力誤差信号系列の2乗和と判定誤りがあった場合の出力誤差信号系列の2乗和との差の期待値が大きくなるように、前記適応フィルタの係数を学習する学習回路と
を備えることを特徴とするデジタルフィルタ。
(付記15) 適応的に変化させることのできる係数を有する適応フィルタと、
前記適応フィルタの出力信号が入力される第1の線形フィルタと、
最尤判定または最大事後確率判定により前記第1の線形フィルタの出力信号から前記入力信号の信号系列を推定し、誤差信号を生成する判定回路と、
前記第1の線形フィルタのフィルタ係数の順序を反転させて得られるフィルタ特性と、前記判定回路が特定のパターンの判定誤りを起こした場合に対応する前記適応フィルタの出力誤り信号の自己相関関数に相当するインパルス応答との積で表される伝達特性を有し、前記判定回路が生成する誤差信号からフィードバックのための誤差信号を生成する第2の線形フィルタと、
前記第2の線形フィルタからフィードバックされる誤差信号を用いて、正しい信号系列に対する出力誤差信号系列の2乗和と判定誤りがあった場合の出力誤差信号系列の2乗和との差の期待値が大きくなるように、前記適応フィルタの係数を学習する学習回路と
を備えることを特徴とするデジタルフィルタ。
(付記16) 適応的に変化させることのできる係数を有する適応フィルタと、
前記適応フィルタの出力信号を補間して所定のタイミングの信号を生成する補間フィルタと、
前記補間フィルタの出力に対応する補間係数または該補間係数の近似値の順序を反転させたフィルタ係数を有し、該補間フィルタの出力の誤差信号を逆補間して補間前のタイミングの誤差信号を生成する逆補間フィルタと、
前記逆補間フィルタからフィードバックされる誤差信号を用いて、前記適応フィルタの係数を適応的に学習する学習回路と
を備えることを特徴とするデジタルフィルタ。
(付記17) 前記逆補間フィルタは、前記補間係数のうち絶対値の大きな複数の係数の順序を反転させたフィルタ係数を有することを特徴とする付記16記載のデジタルフィルタ。
(付記18) 前記逆補間フィルタは、前記補間係数のうち絶対値の大きな2つの係数の順序を反転させたフィルタ係数を有することを特徴とする付記16記載のデジタルフィルタ。
(付記19) 前記逆補間フィルタは、前記補間係数のうち絶対値の大きな2つの係数を補間位相に関して直線近似して得られた係数の順序を反転させたフィルタ係数を有することを特徴とする付記16記載のデジタルフィルタ。
(付記20) 適応的に変化させることのできる係数を有する適応フィルタと、
前記適応フィルタの出力信号を補間して所定のタイミングの信号を生成する補間フィルタと、
前記補間フィルタの出力信号が入力される第1の線形フィルタと、
前記第1の線形フィルタの出力の誤差信号が入力される第2の線形フィルタと、
前記補間フィルタの出力に対応する補間係数または該補間係数の近似値の順序を反転させたフィルタ係数を有し、前記第2の線形フィルタの出力信号を逆補間して補間前のタイミングの誤差信号を生成する逆補間フィルタと、
前記逆補間フィルタからフィードバックされる誤差信号を用いて、前記適応フィルタの係数を適応的に学習する学習回路と
を備えることを特徴とするデジタルフィルタ。
(付記21) 適応的に変化させることのできる係数を有する適応フィルタと、
前記適応フィルタの出力信号を補間して所定のタイミングの信号を生成する補間フィルタと、
前記補間フィルタの出力信号を用いた線形演算を行って、得られた信号の誤差信号を生成する判定回路と、
前記判定回路が生成する誤差信号が入力される線形フィルタと、
前記補間フィルタの出力に対応する補間係数または該補間係数の近似値の順序を反転させたフィルタ係数を有し、前記線形フィルタの出力信号を逆補間して補間前のタイミングの誤差信号を生成する逆補間フィルタと、
前記逆補間フィルタからフィードバックされる誤差信号を用いて、前記適応フィルタの係数を適応的に学習する学習回路と
を備えることを特徴とするデジタルフィルタ。
(付記22) 適応的に変化させることのできる係数を有する適応フィルタと、
前記適応フィルタの出力の誤差信号を生成する判定回路と、
前記適応フィルタの入力信号から実効的な入力信号を生成する線形フィルタと、
前記線形フィルタからの実効的な入力信号と前記判定回路からフィードバックされる誤差信号との相関をとることで、前記適応フィルタの係数を適応的に学習する学習回路と
を備えることを特徴とするデジタルフィルタ。
(付記23) 適応的に変化させることのできる係数を有する適応フィルタと、
前記適応フィルタの出力信号を用いた線形演算を行って、得られた信号の誤差信号を生成する判定回路と、
前記適応フィルタの入力信号から実効的な入力信号を生成する線形フィルタと、
前記線形フィルタからの実効的な入力信号と前記判定回路からフィードバックされる誤差信号との相関をとることで、前記適応フィルタの係数を適応的に学習する学習回路と
を備えることを特徴とするデジタルフィルタ。
(付記24) 前記線形フィルタは、前記適応フィルタの入力信号と前記線形演算を行って得られる信号との間の伝達特性から該適応フィルタの伝達特性を除いた残りの部分と等しい特性または該残りの部分を近似した特性を有することを特徴とする付記23記載のデジタルフィルタ。
(付記25) 適応的に変化させることのできる係数を有する適応フィルタと、
前記適応フィルタの出力信号が入力される第1の線形フィルタと、
前記第1の線形フィルタの出力信号を用いた線形演算を行って、得られた信号の誤差信号を生成する判定回路と、
前記適応フィルタの入力信号から実効的な入力信号を生成する第2の線形フィルタと、
前記第2の線形フィルタからの実効的な入力信号と前記判定回路からフィードバックされる誤差信号との相関をとることで、前記適応フィルタの係数を適応的に学習する学習回路と
を備えることを特徴とするデジタルフィルタ。
(付記26) 適応的に変化させることのできる係数を有する適応フィルタと、
前記適応フィルタの出力信号を用いた線形演算を行って、得られた信号の誤差信号を生成する判定回路と、
前記判定回路が生成する誤差信号からフィードバックのための誤差信号を生成する第1の線形フィルタと、
前記適応フィルタの入力信号から実効的な入力信号を生成する第2の線形フィルタと、
前記第2の線形フィルタからの実効的な入力信号と前記第1の線形フィルタからフィードバックされる誤差信号との相関をとることで、前記適応フィルタの係数を適応的に学習する学習回路と
を備えることを特徴とするデジタルフィルタ。
(付記27) 前記第1の線形フィルタの伝達特性と前記第2の線形フィルタの伝達特性の積は、前記適応フィルタの入力信号と前記線形演算を行って得られる信号との間の伝達特性から該適応フィルタの伝達特性を除いた残りの部分の特性または該残りの部分を近似した特性で表されることを特徴とする付記26記載のデジタルフィルタ。
(付記28) 適応的に変化させることのできる係数を有する適応フィルタの出力を用いて生成される誤差信号を時不変の線形フィルタを通してフィードバックすることで該適応フィルタの係数を学習するデジタルフィルタのモデルに、一定の統計的性質を有する入力信号を与えて係数学習を行わせるシミュレーションにより決められたフィルタ係数を有する固定係数フィルタと、
前記固定係数フィルタの出力信号から入力信号の信号系列を推定する判定回路と
を備えることを特徴とするデジタルフィルタ。
12、62 可変係数FIRフィルタ
13、64、92 判定回路
21、24 遅延器
22 加算器
23 乗算器
31 AGC/アナログ増幅器
32 AD変換器
33 等化フィルタ
34 補間器
35 判定器
36 位相誤差検出器
37 ループフィルタ
38、39 係数発生器
40 等化誤差検出器
41 逆補間器
43 利得誤差検出器
51 適応フィルタ
52 線形フィルタ
53 学習回路
63、65、66、71、72、91、111、112 固定係数FIRフィルタ
81 補間フィルタ
82 逆補間フィルタ
83 位相発生器
84 補間係数発生器
93 選択回路
101、102 サンプル点
103、104 データ点
Claims (4)
- 適応的に変化させることのできる係数を有する適応フィルタと、
前記適応フィルタの出力が入力される第1の固定係数を有する第1のフィルタと、
前記第1のフィルタの出力を用いて誤差信号を生成する判定回路と、
前記判定回路から出力される誤差信号が入力される第2の固定係数を有する第2のフィルタと、
前記適応フィルタへの入力信号と前記第2のフィルタの出力を用いて、前記第1のフィルタの出力信号の2乗誤差が最小になるように適応学習を行う学習回路とを備え、
前記第2の固定係数は、前記第1の固定係数を時間反転した係数であることを特徴とするデジタルフィルタ。 - 前記第1のフィルタ及び第2のフィルタが時不変の線形フィルタであることを特徴とする請求項1に記載のデジタルフィルタ。
- 前記第1のフィルタ及び第2のフィルタが補間フィルタであり、
前記第2の固定係数は、前記第1の固定係数を時間反転した係数またはその近似値であり、
前記適応フィルタに入力される信号の位相に応じて前記第1の固定係数及び前記第2の固定係数を決定することを特徴とする請求項1に記載のデジタルフィルタ。 - 適応的に変化させることのできる係数を有する適応フィルタと、
前記適応フィルタの出力が入力される第1の固定係数を有する第1の線形フィルタと、
前記第1の線形フィルタの出力を用いて誤差信号を生成する判定回路と、
前記適応フィルタの入力信号が入力され実効的な入力信号を生成する第2の固定係数を有する第2の線形フィルタと、
前記実効的な入力信号と前記誤差信号を用いて、前記第1の線形フィルタの出力信号の2乗誤差が最小になるように適応学習を行う学習回路とを備え、
前記第2の固定係数は、前記第1の固定係数と同じ係数であることを特徴とするデジタルフィルタ。
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