JP2009104754A - 記録装置、記録方法、およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる線速度において実行したパワーキャリブレーション処理の複数の結果を保持しておくことにより、データ記録時の線速度が変更された場合においても、記録品質の低下を抑止する。
【解決手段】出力決定部51は、OPC部41にパワーキャリブレーション処理を実行させ、その結果得られる出力レベルをそのまま採用する。そしてデータ記録を開始した後、何らかの理由によって線速度を変更する場合、変更後の線速度に対応する出力レベルが既にテーブルメモリ52に保持されているならば、それを採用する。保持されていないならば、テーブルメモリ52に保持されている、他の線速度に対応する出力レベルに基づいて出力レベルを計算する。本発明は、パワーキャリブレーション処理を行う記録装置に適用できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、記録装置、記録方法、およびプログラムに関し、特に、データの記録に先立って実行する、レーザ光の出力レベルを最適化するためのパワーキャリブレーション処理の結果を再利用するようにした記録装置、記録方法、およびプログラムに関する。
例えば、CD(compact disc)、DVD(digital versatile disc)、BD(blu-ray disc)などの光ディスク媒体にデータを記録する記録装置では、データの書き込みに先立ち、光ディスク媒体の個体差に対応して照射するレーザ光の出力レベルを最適化するためのパワーキャリブレーション(OPC:optimal power calibration)処理を実行する必要がある(例えば、特許文献1参照)。
パワーキャリブレーション処理では、光ディスク媒体のOPC領域(試書き領域)の未記録領域に数回異なるレーザ光の出力レベルで試書きが行われ、それらが読み出されて、その読み出し状況に基づいて最適なレーザ出力が決定される。
なお、パワーキャリブレーション処理は、実際にデータを記録するときの線速度で光ディスクを回転駆動させた状態で実行することが最も望ましい。よって、実際にデータを記録するときの線速度として想定される全ての線速度についてパワーキャリブレーション処理を実行する理想である。
しかしながら、従来においては一般的に、パワーキャリブレーション処理に要する時間、すなわち、データの記録を開始するまでのユーザの待機時間をより短縮するため、当初に想定される所定の線速度についてのみパワーキャリブレーション処理を行うようになされていた。
特開平03−295036号公報
このように、所定の線速度についてのみパワーキャリブレーション処理を実行している状態において、当該所定の線速度でデータを記録している最中に欠陥や記録データの不足(バッファアンダーラン)などが生じて記録線速を減速させる場合、あるいは、ユーザによって当該所定の線速度以外の線速度での記録が指示された場合、当該所定の線速度から変速された線速度におけるレーザ光の出力レベルを、所定の線速度で実行されたパワーキャリブレーション処理の結果に基づいて推定することになる。
しかしながら、推定した出力レベルでレーザ光を照射してデータを記録すると、実際にパワーキャリブレーション処理によって決定した最適な出力レベルでレーザ光を照射してデータを記録した場合とを比較して、当然ながら、データの記録品質が低下してしまうという課題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、異なる線速度において実行したパワーキャリブレーション処理の複数の結果を保持しておくことにより、データ記録時の線速度が変更された場合においても、記録品質の低下を抑止できるようにするものである。
本発明の一側面である記録装置は、記録媒体に対して異なる複数の記録速度でデータを記録する記録装置において、前記記録媒体に所定の記録速度でデータを記録するときに最適な記録出力を検出するパワーキャリブレーション処理を行う最適出力検出手段と、前記パワーキャリブレーション処理によって検出された最適な記録出力を、前記所定の記録速度に対応付けて保持する保持手段と、前記記録媒体に対してデータを記録するときの前記記録出力を決定する決定手段とを含み、前記決定手段は、所定の記録速度でデータの記録が開始される場合、前記所定の記録速度に対応する最適な記録出力が保持されていないときには、前記最適出力検出手段による前記パワーキャリブレーション処理で検出される前記所定の記録速度に対応する最適な記録出力を採用し、反対に、前記所定の記録速度に対応する最適な記録出力が保持されているときには、保持されている前記所定の記録速度に対応する最適な記録出力を採用し、データの記録の途中で記録速度が変更される場合、変更後の記録速度に対応する最適な記録出力が保持されていないときには、保持されている所定の記録速度に対応する最適な記録出力に基づいて、前記変更後の記録速度に対応する最適な記録出力を計算して採用し、反対に、変更後の記録速度に対応する最適な記録出力が保持されているときには、保持されている前記変更後の記録速度に対応する最適な記録出力を採用することを特徴とする。
前記保持手段は、揮発性メモリであるようにすることができる。
本発明の一側面である記録方法は、記録媒体に所定の記録速度でデータを記録するときに最適な記録出力を検出するパワーキャリブレーション処理を行う最適出力検出手段と、前記パワーキャリブレーション処理によって検出された最適な記録出力を、前記所定の記録速度に対応付けて保持する保持手段と、前記記録媒体に対してデータを記録するときの前記記録出力を決定する決定手段とを備える記録装置の記録方法において、所定の記録速度でデータの記録が開始される場合、前記所定の記録速度に対応する最適な記録出力が保持されていないときには、前記パワーキャリブレーション処理で検出される前記所定の記録速度に対応する最適な記録出力を採用し、前記所定の記録速度に対応する最適な記録出力が保持されているときには、保持されている前記所定の記録速度に対応する最適な記録出力を採用し、データの記録の途中で記録速度が変更される場合、変更後の記録速度に対応する最適な記録出力が保持されていないときには、保持されている所定の記録速度に対応する最適な記録出力に基づいて、前記変更後の記録速度に対応する最適な記録出力を計算して採用し、変更後の記録速度に対応する最適な記録出力が保持されているときには、保持されている前記変更後の記録速度に対応する最適な記録出力を採用するステップを含むことを特徴とする。
本発明の一側面であるプログラムは、記録媒体に所定の記録速度でデータを記録するときに最適な記録出力を検出するパワーキャリブレーション処理を行う最適出力検出手段と、前記パワーキャリブレーション処理によって検出された最適な記録出力を、前記所定の記録速度に対応付けて保持する保持手段と、前記記録媒体に対してデータを記録するときの前記記録出力を決定する決定手段とを備える記録装置の制御用のプログラムであって、所定の記録速度でデータの記録が開始される場合、前記所定の記録速度に対応する最適な記録出力が保持されていないときには、前記パワーキャリブレーション処理で検出される前記所定の記録速度に対応する最適な記録出力を採用し、前記所定の記録速度に対応する最適な記録出力が保持されているときには、保持されている前記所定の記録速度に対応する最適な記録出力を採用し、データの記録の途中で記録速度が変更される場合、変更後の記録速度に対応する最適な記録出力が保持されていないときには、保持されている所定の記録速度に対応する最適な記録出力に基づいて、前記変更後の記録速度に対応する最適な記録出力を計算して採用し、変更後の記録速度に対応する最適な記録出力が保持されているときには、保持されている前記変更後の記録速度に対応する最適な記録出力を採用するステップを含む処理を記録装置のコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の一側面においては、所定の記録速度でデータの記録が開始される場合、所定の記録速度に対応する最適な記録出力が保持されていないときには、パワーキャリブレーション処理で検出される所定の記録速度に対応する最適な記録出力が採用される。反対に、所定の記録速度に対応する最適な記録出力が保持されているときには、保持されている所定の記録速度に対応する最適な記録出力が採用される。そして、データの記録の途中で記録速度が変更される場合、変更後の記録速度に対応する最適な記録出力が保持されていないときには、保持されている所定の記録速度に対応する最適な記録出力に基づいて、変更後の記録速度に対応する最適な記録出力が計算されて採用される。反対に、変更後の記録速度に対応する最適な記録出力が保持されているときには、保持されている変更後の記録速度に対応する最適な記録出力が採用される。
本発明の一側面によれば、データの記録を開始するまでのユーザの待機時間をより短縮しつつ、データ記録時の線速度の変更に際し、記録を中断することなく継続することができる。
また、本発明の一側面によれば、データ記録時の線速度が変更された場合においても、記録品質の低下を抑止することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態である光ディスクドライブの構成例を示している。
この光ディスクドライブ10は、所定の位置に装着されたCD、DVD、BDなどの光ディスク21に対して、データの書き込みや読み出しを行うものである。
光ディスクドライブ10は、光ディスクドライブ10の全体を制御するシステムコントローラ11、スピンドルモータ13を制御するモータ駆動部12、光ディスク21を回転駆動させるスピンドルモータ13、光学ヘッド部16の位置を移動させるサーボ制御部14、光ディスク21に書き込むデータまたは読み出したデータを処理するデータプロセッサ15、および、レーザ光を用いて光ディスク21にデータを書き込んだり、データを読み出したりする光学ヘッド部16から構成される。
システムコントローラ11は、内蔵するCPU(Central Processing Unit)31がROM(Read Only Memory)32に記憶されているプログラム、またはRAM(Random Access Memory)33にロードされたプログラムを実行することにより、光ディスクドライブ10の各部の動作を制御する。RAM33には、CPU31によって実行されるプログラムの他、各種の処理を実行する上において必要なデータ、各線速度におけるパワーキャリブレーション処理によって決定されたレーザ光の最適な出力レベルを示すテーブルなど(後述)も適宜記憶される。
モータ駆動部12は、システムコントローラ11の制御に従い、光ディスク21を回転させるためのスピンドルモータ13の回転駆動を制御する。サーボ制御部14は、システムコントローラ11の制御に従い、光学ヘッド部16の位置を制御する。データプロセッサ15は、システムコントローラ11の制御に従い、光ディスク21から読み出されたデータや光ディスク21に書き込むデータを処理対象とする情報処理を行う。
光学ヘッド部16は、OPC(optimal power calibration)部41を内蔵する。OPC部41は、システムコントローラ11の制御に従い、パワーキャリブレーション処理を実行し、光ディスク21に対して照射するレーザ光の最適な出力レベルを決定する。OPC部41によって決定されたレーザ光の最適な出力レベルは、システムコントローラ11に通知され、そのパワーキャリブレーション処理が実行されたときの線速度に対応付けてテーブルメモリ52に保持される。
すなわち、OPC部41は、例えば、装着された光ディスク21に対してフォーマットを行う前のパワーキャリブレーション処理結果、ストリーミングデータをリアルタイムで比較的遅い線速度で記録する前に行う前のパワーキャリブレーション処理結果、ストリーミングデータをリアルタイムで比較的遅い線速度で記録する前に行う前のパワーキャリブレーション処理結果、他の記録装置から容量の大きなデータを比較的速い線速度で記録する前に行う前のパワーキャリブレーション処理結果などをシステムコントローラ11に通知する。
なお、レーザ光の出力レベルは、厳密には光ディスク21の表面を冷却するときの出力レベルであるクール光出力レベル、光ディスク21に記録されている情報を消去するときの出力レベルであるイレース光出力レベル、光ディスク21にデータを書き込むときの出力レベルであるピーク光出力レベル、および光ディスク21に記録されているデータを読み出すときの出力レベルであるリード光出力レベルなどが存在するが、以下、単に出力レベルと称する。
図2は、CPU31がROM32などに記憶されているプログラムを実行することによってシステムコントローラ11内に実現される機能ブロックのうち、光ディスク21上の記録済領域と未記録領域との境界を検出する処理に関するもののみを示している。
出力決定部51は、データ記録時において光ヘッド部16が照射するレーザ光の最適な出力レベルを決定して光ヘッド部16に通知する。より詳細には、データ記録開始時においては、OPC部41にパワーキャリブレーション処理を実行させ、その結果得られる出力レベルをそのまま採用する。そしてデータ記録を開始した後、光ディスク21の欠損やバッファアンダーランなど何らかの理由によってデータ記録時の線速度を変更する場合、変更後の線速度に対応する最適な出力レベルが既にテーブルメモリ52に保持されているならば、保持されている値を採用して光ヘッド部16に通知する。反対に、変更後の線速度に対応する最適な出力レベルが既にテーブルメモリ52に保持されていないならば、テーブルメモリ52に保持されている、他の線速度に対応する最適な出力レベルに基づいて出力レベルを計算し、計算結果を光ヘッド部16に通知する。
RAM33上に設けられるテーブルメモリ52は、光ヘッド部16のOPC部41から通知されるパワーキャリブレーション処理の結果、すなわち、記録時の線速度とそれに対応するレーザ光の最適な出力レベルを、図3に示すようにテーブルとして保持している。なお、テーブルメモリ52に記憶されたテーブルは、装着される個々の光ディスク21にそれぞれに対応している。したがって、光ディスク21が換装された場合、テーブルメモリ52に保持しているテーブルは適用できないので一旦消去し、新たに装着された光ディスク21に対するテーブルを保持するようにする。ただし、装着された光ディスク21の固有の識別情報に対応付けて、対応するテーブルを消去せずに保持し続けるようにしてもよい。
次に、光ディスクドライブ10によるデータの記録処理について、図4のフローチャートを参照して説明する。
なお、以下においては、データを8倍速で記録するときを例として説明する。また、光ディスク21には、光ディスクドライブ10に装着された時に2倍速でフォーマット処理が行われており、このフォーマット処理に先立ってパワーキャリブレーション処理が行われて、2倍速に対応するレーザ光の最適な出力レベルがテーブルメモリ52のテーブルに保持されているものとする。
ステップS1において、システムコントローラ11の出力決定部51は、これからデータを記録する際の線速度で既にパワーキャリブレーション処理が実施済みであるか否かを、テーブルメモリ52を参照して判定し、実施済みではないと判定した場合には処理をステップS2に進め、反対に、実施済みであると判定した場合には処理をステップS7に進める。
いまの例の場合、これからデータを記録する際の線速度(いまの例では、8倍速)ではパワーキャリブレーション処理は実施済みではないので、処理はステップS2に進められる。
ステップS2において、光学ヘッド部16のOPC部41は、システムコントローラ11からの制御に従い、所定の線速度(いまの場合、8倍速)でパワーキャリブレーション処理を実行し、ステップS3において、現在の線速度に対応するレーザ光の最適な出力レベルを得られたか否かを判定する。
ステップS3において、現在の線速度に対応するレーザ光の最適な出力レベルを得られていないと判定された場合、処理はステップS4に進められる。ステップS4において、システムコントローラ11は、光ディスク21の線速度を減速させる。この後、処理はステップS2に戻り、減速された線速度で再びパワーキャリブレーション処理が実行されることになる。そして、ステップS3において、現在の線速度に対応するレーザ光の最適な出力レベルを得られたと判定された場合、処理はステップS5に進められる。
なお、いまの例では、8倍速の線速度でレーザ光の最適な出力レベルを得られたとして説明を継続する。
ステップS5において、OPC部41は、直前のステップS2の処理で得られた、レーザ光の最適な出力レベルと、現在の線速度をシステムコントローラ11に通知する。この通知に対応し、システムコントローラ11のテーブルメモリ52に保持されているテーブルには、線速度に対応付けてレーザ光の最適な出力レベルが記録される。
この時点で、いまの例では、テーブルメモリ52に、2倍速に対応する出力レベル、および8倍速に対応する出力レベルが保持されたことになる。
ステップS6において、システムコントローラ11は、直前のステップS2の処理で得られた、レーザ光の最適な出力レベルと現在の線速度でデータの記録を開始するように各部を制御する。
いまの例の場合、この制御に対応して8倍速の線速度でデータの記録が開始される。
なお、ステップS1において、これからデータを記録する際の線速度(いまの例では、8倍速)でパワーキャリブレーション処理が実施済みであると判定された場合(具体的には、今回のデータ記録の前にも、8倍速でデータ記録が行われ、光ディスク21が装着されたままであった場合など)、処理はステップS7に進められ、ステップS7において、出力決定部51により、テーブルメモリ52に保持されている、これからデータを記録する際の線速度(いまの例では、8倍速)に対応するレーザ光の最適な出力レベルが採用されて、データの記録が開始される。
データの記録が開始された後、処理はステップS8に進められる。ステップS8において、システムコントローラ11は、何らかの原因(光ディスク21の欠損、バッファアンダーラン等)によって、データ記録の線速度を変更する必要が生じたか否かを判定する。
ステップS8において、データ記録の線速度を変更する必要が生じたと判定された場合、処理はステップS9に進められる。
ステップS9において、出力決定部51は、変更後の線速度で既にパワーキャリブレーション処理が実施済みであるか否かを、テーブルメモリ52を参照して判定する。そして、実施済みであると判定した場合には処理をステップS10に進め、反対に、実施済みではないと判定した場合には処理をステップS11に進める。
ここで、変更後の線速度を2倍速と仮定すると、いまの例の場合、2倍速でのパワーキャリブレーション処理はフォーマット処理に先立って実施済みであるので、処理はステップS10に進められる。
ステップS10において、出力決定部51は、テーブルメモリ52に保持されている、これからデータを記録する際の線速度(いまの例では、8倍速)に対応するレーザ光の最適な出力レベルを採用して、光学ヘッド部16に通知する。そして、通知された出力レベルでデータの記録が継続される。
なお、ステップS9において、変更後の線速度を4倍速と仮定すると、いまの例の場合、4倍速でのパワーキャリブレーション処理は実施済みではないので、処理はステップS11に進められる。
ステップS11において、出力決定部51は、テーブルメモリ52に保持されている、他の線速度(いまの場合、2倍速と8倍速)に対応する最適な出力レベルに基づいて、4倍速に対応する出力レベルを計算し、計算結果を光ヘッド部16に通知する。そして、通知された出力レベルでデータの記録が継続される。
ステップS10またはステップS11の処理の後、処理はステップS12に進められる。ステップS12において、システムコントローラ11は、記録すべきデータを全て記録するか、あるいはユーザから記録の終了を指示する操作があったかに基づき、記録終了であるか否かを判定し、記録終了であると判定するまで、ステップS8乃至12の処理を繰り返す。そして、記録終了であると判定された場合、この記録処理は終了される。
以上説明したように、本発明を適用した光ディスクドライブ10は、データ記録の開始時に最大でも1回だけしかパワーキャリブレーション処理を行わないので、ユーザから記録開始が指示されてから実際に記録を開始するまでの時間を短縮することができる。
また、例えば、図5に示すように、何らかの原因によって記録の線速度を記録開始時よりも変更した場合においても、データの記録を継続することができる。
さらに、変更後の線速度で既にパワーキャリブレーション処理が実施済みである場合、高い記録品質を維持したまま記録を継続することができる。
ユーザにとっては、記録開始からの待ち時間が短縮された状態で最低限の記録品質は保証され、過去に減速状態でファイルシステム情報などを記録していた場合、一時的に減速して記録された場合でも最適な記録品質が保たれることが期待できる。
また、長時間記録が予想される場合は必ず当該線速でパワーキャリブレーション処理が実施されるので、記録品質が低い状態で長時間記録されるという問題を回避することができる。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明を適用した光ディスクドライブの構成例を示すブロック図である。 システムコントローラ内の機能ブロックを示す図である。 光ディスクの線速度に対応するレーザ光の最適な出力レベルを示すテーブルの例を示す図である。 記録処理を説明するフローチャートである。 線速度が変更される例を示す図である。
符号の説明
10 光ディスクドライブ, 11 システムコントローラ, 12 モータ駆動部, 13 スピンドルモータ, 14 サーボ制御部, 15 データプロセッサ, 16 光学ヘッド部, 21 光ディスク, 31 CPU, 32 ROM, 33 RAM, 41 OPC部, 51 出力決定部, 52 テーブルメモリ

Claims (4)

  1. 記録媒体に対して異なる複数の記録速度でデータを記録する記録装置において、
    前記記録媒体に所定の記録速度でデータを記録するときに最適な記録出力を検出するパワーキャリブレーション処理を行う最適出力検出手段と、
    前記パワーキャリブレーション処理によって検出された最適な記録出力を、前記所定の記録速度に対応付けて保持する保持手段と、
    前記記録媒体に対してデータを記録するときの前記記録出力を決定する決定手段とを含み、
    前記決定手段は、
    所定の記録速度でデータの記録が開始される場合、前記所定の記録速度に対応する最適な記録出力が保持されていないときには、前記最適出力検出手段による前記パワーキャリブレーション処理で検出される前記所定の記録速度に対応する最適な記録出力を採用し、反対に、前記所定の記録速度に対応する最適な記録出力が保持されているときには、保持されている前記所定の記録速度に対応する最適な記録出力を採用し、
    データの記録の途中で記録速度が変更される場合、変更後の記録速度に対応する最適な記録出力が保持されていないときには、保持されている所定の記録速度に対応する最適な記録出力に基づいて、前記変更後の記録速度に対応する最適な記録出力を計算して採用し、
    反対に、変更後の記録速度に対応する最適な記録出力が保持されているときには、保持されている前記変更後の記録速度に対応する最適な記録出力を採用する
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 前記保持手段は、揮発性メモリである
    ことを特徴とする請求子1に記載の記録装置。
  3. 記録媒体に所定の記録速度でデータを記録するときに最適な記録出力を検出するパワーキャリブレーション処理を行う最適出力検出手段と、
    前記パワーキャリブレーション処理によって検出された最適な記録出力を、前記所定の記録速度に対応付けて保持する保持手段と、
    前記記録媒体に対してデータを記録するときの前記記録出力を決定する決定手段とを備える記録装置の記録方法において、
    所定の記録速度でデータの記録が開始される場合、
    前記所定の記録速度に対応する最適な記録出力が保持されていないときには、前記パワーキャリブレーション処理で検出される前記所定の記録速度に対応する最適な記録出力を採用し、
    前記所定の記録速度に対応する最適な記録出力が保持されているときには、保持されている前記所定の記録速度に対応する最適な記録出力を採用し、
    データの記録の途中で記録速度が変更される場合、
    変更後の記録速度に対応する最適な記録出力が保持されていないときには、保持されている所定の記録速度に対応する最適な記録出力に基づいて、前記変更後の記録速度に対応する最適な記録出力を計算して採用し、
    変更後の記録速度に対応する最適な記録出力が保持されているときには、保持されている前記変更後の記録速度に対応する最適な記録出力を採用する
    ステップを含むことを特徴とする記録方法。
  4. 記録媒体に所定の記録速度でデータを記録するときに最適な記録出力を検出するパワーキャリブレーション処理を行う最適出力検出手段と、
    前記パワーキャリブレーション処理によって検出された最適な記録出力を、前記所定の記録速度に対応付けて保持する保持手段と、
    前記記録媒体に対してデータを記録するときの前記記録出力を決定する決定手段とを備える記録装置の制御用のプログラムであって、
    所定の記録速度でデータの記録が開始される場合、
    前記所定の記録速度に対応する最適な記録出力が保持されていないときには、前記パワーキャリブレーション処理で検出される前記所定の記録速度に対応する最適な記録出力を採用し、
    前記所定の記録速度に対応する最適な記録出力が保持されているときには、保持されている前記所定の記録速度に対応する最適な記録出力を採用し、
    データの記録の途中で記録速度が変更される場合、
    変更後の記録速度に対応する最適な記録出力が保持されていないときには、保持されている所定の記録速度に対応する最適な記録出力に基づいて、前記変更後の記録速度に対応する最適な記録出力を計算して採用し、
    変更後の記録速度に対応する最適な記録出力が保持されているときには、保持されている前記変更後の記録速度に対応する最適な記録出力を採用する
    ステップを含む処理を記録装置のコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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