JP2004164792A - 情報記録再生システム及び情報記録再生方法並びに情報記録再生プログラム及びそれを記録した記録媒体 - Google Patents
情報記録再生システム及び情報記録再生方法並びに情報記録再生プログラム及びそれを記録した記録媒体 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】記録リトライの回数を減らすことで交替処理に至るまでプロセスを短縮し、又は再生の交替を無くして省電力化を図り、電源遮断の発生率を低減する。
【解決手段】光ディスク1に対する情報の記録、記録されている情報の再生又は消去を行う光ピックアップ4と、光ピックアップ4が情報を記録する過程のエラー発生時に、その情報の記録リトライを実行させる光ピックアップ制御部8とを備えた情報記録再生装置20と、情報記録再生装置20を内蔵するホストコンピュータ12とによる情報記録再生方法において、ホストコンピュータ12が、電源がバッテリ駆動であるときに記録リトライ実行回数の上限値を設定し、光ピックアップ4の記録リトライの実行回数が、設定された記録リトライ実行回数の上限値を越えないように制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】光ディスク1に対する情報の記録、記録されている情報の再生又は消去を行う光ピックアップ4と、光ピックアップ4が情報を記録する過程のエラー発生時に、その情報の記録リトライを実行させる光ピックアップ制御部8とを備えた情報記録再生装置20と、情報記録再生装置20を内蔵するホストコンピュータ12とによる情報記録再生方法において、ホストコンピュータ12が、電源がバッテリ駆動であるときに記録リトライ実行回数の上限値を設定し、光ピックアップ4の記録リトライの実行回数が、設定された記録リトライ実行回数の上限値を越えないように制御する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンピュータの周辺機器として利用され、バッテリ寿命を延命することが可能な情報記録再生システム及び情報記録再生方法並びに情報記録再生プログラム及びそれを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
マルチメディアの普及に伴い、記録媒体である光ディスクに対して、情報の記録や再生を行う情報記録再生装置として、CD(Compact Disk)−R,CD−RW,DVD(Digital Versatile Disk)−R(Recordable),DVD−RW,DVD+R,DVD+RWなど、種々のものが実用化されている。中には、携帯可能な情報処理装置(例えば、パーソナルコンピュータ(以下「PC」ともいう)のうち、ノート型のもの)に内蔵され、その動力源として内蔵する側のノート型PCのバッテリを用いているものがある。この構成の情報記録再生装置の場合、内蔵する側のバッテリ容量に限りがあるため、消費電力を少なくする省電力化が特に重要な課題である。
一方、従来の情報記録再生装置の中には、光ディスクに製造時の欠陥、傷或いは記録消去を繰返し行うことで形成される劣化による欠陥等があっても、データの記録再生に関する信頼性を保証できるようにするため、欠陥管理システムと呼ばれるシステムが導入されているものがある。
【0003】
この欠陥管理システムは、情報記録再生装置が光ディスクに情報を記録している過程でエラーが発生すると、その情報の記録を所定回数にわたってリトライ(再実行)し、それでも情報を記録できないときに初めて交替処理を行うようにして情報記録再生装置を作動させるというものである。
従来、このような欠陥管理システムが導入されている情報記録再生装置に関して、消費電力を抑制するための技術があった(例えば、特許文献1参照。)。これは、省電力化やバッテリ寿命の延命を図るため、ディスクの汚れを早く又は/及び正確に検知することにより、交替処理そのものを発生させないようにするというものである。すなわち、ドライブ装置のバッファメモリ中のデータ蓄積量がある程度の値(所定値A1)になったら記録を開始し、そのバッファメモリ中のデータ蓄積量が所定値(所定値A2)になったら記録を停止する。そして、装置が記録を停止した直後から次に記録する所定の単位分のエラー検出を行い、再びバッファメモリ中のデータ蓄積量が所定値A1を超えたら再び記録を開始する。この記録開始、停止、次の記録領域のエラー検出動作を繰り返し行い、検出した結果が所定のエラー数を超えるとユーザに記録媒体の汚れを指摘する。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−160216号公報(第1頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この従来技術によれば、交替処理そのものを発生させないようにすることはできるが、内蔵する側のバッテリ駆動時の記録リトライが繰り返し行われる事態は避けられず、その結果としてそのバッテリ寿命を縮めてしまい、予期しない電源遮断の発生率を低減できないという問題があった。
また、従来の欠陥管理システムには、光ディスクに記録する記録時にエラーが発生したときの交替だけでなく、記録されている情報の再生時にエラーが発生すると、再生リトライで読めた場合でも交替処理(以下この交替処理を「再生の交替」という)を行うように作動するものがあった。この再生の交替処理を多く行ってもバッテリ寿命を縮め、予期しない電源遮断の発生率を高めてしまう。
この発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、情報記録再生システム及び情報記録再生方法並びに情報記録再生プログラム及びそれを記録した記録媒体において、記録リトライの回数を減らすことで交替処理に至るまでプロセスを短縮し、又は再生の交替を無くして省電力化を図り、バッテリ寿命を延命し、電源遮断の発生率を低減することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の目的を達成するため、記録媒体に対する情報の記録、記録されている情報の再生又は消去を行う記録再生手段と、該手段が上記記録媒体に情報を記録する過程のエラー発生時に、その情報の記録リトライを上記記録再生手段に実行させる手段とを備えた情報記録再生装置と、該情報記録再生装置を内蔵する情報処理装置とからなる情報記録再生システムであって、上記情報処理装置に、電源がバッテリ駆動であるか否かを判断する手段と、該手段がバッテリ駆動であると判断したときに記録リトライ実行回数の上限値を設定する上限値設定手段とを設け、上記情報記録再生装置に、上記記録再生手段による記録リトライの実行回数が、上記情報処理装置により設定された記録リトライ実行回数の上限値を越えないように制御する手段を設けたことを特徴とするものである。
この情報記録再生システムは、上記情報処理装置にバッテリの残量を検出する手段を設け、その手段の検出した上記バッテリの残量が所定値未満であるときに、上記上限値設定手段が作動することが好ましい。
【0007】
また、この発明は、記録媒体に対する情報の記録、記録されている情報の再生又は消去を行う記録再生手段と、該手段が上記記録媒体に記録されている情報を再生する再生リトライ発生時に、上記記録媒体の交替領域の再生を上記記録再生手段に実行させる手段とを備えた情報記録再生装置と、該情報記録再生装置を内蔵する情報処理装置とからなる情報記録再生システムであって、上記情報処理装置に、電源がバッテリ駆動であるか否かを判断する手段と、該手段がバッテリ駆動であると判断したときに交替領域の再生禁止情報を設定する禁止情報設定手段とを設け、上記記録再生手段が、上記禁止情報設定手段により設定された再生禁止情報により、交替領域の再生を禁止するように制御する手段を上記情報記録再生装置に設けた情報記録再生システムを提供する。
この情報記録再生システムは、上記情報処理装置にバッテリの残量を検出する手段を設け、該手段の検出した上記バッテリの残量が所定値未満であるときに、上記禁止情報設定手段が作動することが好ましい。
【0008】
さらに、この発明は、記録媒体に対する情報の記録、記録されている情報の再生又は消去を行う記録再生手段と、該手段が上記記録媒体に情報を記録する過程のエラー発生時に、その情報の記録リトライを上記記録再生手段に実行させる手段とを備えた情報記録再生装置と、該情報記録再生装置を内蔵する情報処理装置とによる情報記録再生方法であって、上記情報処理装置が、電源がバッテリ駆動であると判断したときに記録リトライ実行回数の上限値を設定し、上記記録再生手段による記録リトライの実行回数が、上記情報処理装置により設定された記録リトライ実行回数の上限値を越えないように上記情報記録再生装置を制御する情報記録再生方法を提供する。
また、記録媒体に対する情報の記録、記録されている情報の再生又は消去を行う記録再生手段と、該手段が上記記録媒体に記録されている情報を再生する再生リトライ発生時に、上記記録媒体の交替領域の再生を上記記録再生手段に実行させる手段とを備えた情報記録再生装置と、該情報記録再生装置を内蔵する情報処理装置とからなる情報記録再生方法であって、上記情報処理装置が、電源がバッテリ駆動であると判断したときに交替領域の再生禁止情報を設定し、上記情報記録再生装置が、上記情報処理装置により設定された再生禁止情報により、交替領域の再生を禁止する情報記録再生方法を提供する。
【0009】
そしてこの発明は、記録媒体に対する情報の記録、記録されている情報の再生又は消去を行う記録再生手段と、該手段が上記記録媒体に情報を記録する過程のエラー発生時に、その情報の記録リトライを上記記録再生手段に実行させる手段とを備えた情報記録再生装置により実行される情報記録再生プログラムであって、上記記録再生手段による記録リトライの実行回数が、記録リトライ実行回数の上限値を越えないように、上記情報記録再生装置を制御する機能をコンピュータに実現させるための情報記録再生プログラムを提供する。
また、記録媒体に対する情報の記録、記録されている情報の再生又は消去を行う記録再生手段と、該手段が上記記録媒体に記録されている情報を再生する再生リトライ発生時に、上記記録媒体の交替領域の再生を上記記録再生手段に実行させる手段とを備えた情報記録再生装置により実行される情報記録再生プログラムであって、上記記録媒体の交替領域の再生を禁止するために設定された再生禁止情報により、交替領域の再生を禁止する機能をコンピュータに実現させるための情報記録再生プログラムを提供する。
さらに、上記情報記録再生プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体も提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、この発明による情報記録再生システムを構成する情報記録再生装置20の内部構成とホストコンピュータ12とを示すブロック図である。情報記録再生装置20は、CD−R又はCD−RWであって、情報処理装置であるホストコンピュータ12に内蔵され、そこからデータ及び制御信号を入力して、光ディスク1に対して情報の記録、再生及び消去を行える構成を有し、その内部は、図1に示すような構成を有している。なお、図示の都合上、情報記録再生装置20はホストコンピュータ12の外側に表示されている。この情報記録再生装置20は、スピンドルモータ2と、回転制御部3と、光ピックアップ4と、粗動モータ5と、粗動モータ制御部6とを有し、信号処理部7と、光ピックアップ制御部8と、コントローラ9と、バッファメモリ10と、不揮発性メモリ11とを有している。また、情報記録再生装置20は、ホストコンピュータ12とで情報記録再生システムを構成し、ホストコンピュータ12から指示を受けて光ディスク1に記録するデータをホストコンピュータ12から受信する一方、光ディスク1に記録されているデータを再生した再生データをホストコンピュータ12に送信する。
【0011】
スピンドルモータ2は、回転駆動手段として作動し、光ディスク1を回転駆動させる。回転制御部3は、スピンドルモータ2による光ディスク1の回転動作が線速度一定(CLV)又は回転数一定(CAV)となるように制御する。光ピックアップ4は、光ディスク1に対する情報の記録、再生又は消去を行う記録再生手段であって、図示しない光源としての半導体レーザを内蔵し、そのレーザ光を光ディスク1の記録面に照射する。粗動モータ5は、光ピックアップ4を光ディスク1のスレッジ方向(ディスク半径方向)に移動させ、粗動モータ制御部6は、その粗動モータ5の動作を制御する。
信号処理部7は、光ピックアップ4で得られた再生信号を増幅して2値化するなどして信号の処理を行い、光ディスク1に記録するためのデータの送受信を行う。光ピックアップ制御部8は、レーザ光のビームスポットが光ディスク1の目的の場所に位置するように光ピックアップ4を制御する。コントローラ9は、上述した各構成要素の動作を制御するためのユニットであって、CPU、ROM及びRAMを有している。そのCPUは、情報記録再生装置20全体の動作を制御する中央演算処理ユニット(LSI)である。ROMは、CPUがこの発明の特徴とする動作を実行するためのプログラムが記憶され、RAMにはCPUが処理するデータなどが記憶されている。バッファメモリ10は、信号処理部7で処理したデータを蓄積する一方、内蔵する側のホストコンピュータ12から転送されたデータを蓄積する。
【0012】
次に、上述の情報記録再生装置20が実行する記録リトライについて、その実行回数(記録リトライ実行回数)の上限値を設定する手順及び再生の交替を禁止するための再生禁止情報を設定する手順について、図2及び図3を参照して説明する。いずれの設定も、ホストコンピュータ12により行われる。
記録リトライ実行回数の上限値を設定するため、ここでは、SFF8090I(CD−ROM等のインターフェイスの標準であるMt.Fuji Commands for Multimedia Devices)で定義されるRead/Write Error Recovery Parameters Page(読書きエラーをリカバリーするためのパラメータ。以下「RWERPP」という)を用いる。このRWERPPは、図2に示すようなフォーマットを有している。ここで、図2は、RWERPPのフォーマットを示す図である。この図2において、8バイト(Byte)のエリアが、“Write Retry Count”となっているが、情報記録再生装置20において記録エラーが発生した場合に何回リトライを行うか、すなわち、情報記録再生装置20の光ピックアップ4による記録リトライの実行回数の上限値を、この“Write Retry Count”(以下「WRC」という)に設定する。
【0013】
また、再生の交替を禁止する場合は、図2の2バイト(Byte)のエリアの6Bit(ビット)に設定される“ARRE”(Automatic ReadReallocation Enabled)を“0”に設定して再生禁止情報の設定を行えば良い。なお、WRCと、ARREの設定はModeSelectコマンドを用いれば可能である。
一方、光ディスクに欠陥管理システムが導入されているものとして、CD−RWのMt Rainier(以下「MRW」という)と、DVD−RAM等があるが、以下では、その代表的なMRWを例にとって説明する。
MRWは、情報記録再生装置による欠陥アドレス管理や、セクタサイズの2Kbytes固定化、コマンドセットの統一を行い、OSによる標準サポートを実現するものである。また、MRWは、ディスクの初期化作業をバックグラウンドで行うことにより、従来のパケットライトのように初期化に多大な時間を要することなく、ユーザが購入した光ディスク等記録媒体(メディア)をドライブに入れるだけですぐに使えるようになっていることも特徴である。
【0014】
MRWによる光ディスク1の構成は、図3に示すように、リードインa、プログラムエリア(領域)b及びリードアウトcからなっている。図3は、MRWによる光ディスクの構成を示す図である。そのプログラムエリアbは交替領域であるSA(スペアエリア)とデータ領域であるDA(データエリア)とで構成されている。このSAとDAには、番号がふってあることから明らかなように対で用いられる。
図4は、情報記録再生装置20において、MRWによる光ディスク1にデータを記録する過程で記録エラーが発生した場合の処理手順を示すフローチャートである。なお、図4ではステップをSと略記している。
情報記録再生装置20は、コントローラ9の制御にしたがいデータの記録動作を開始するとステップ1に進み、記録エラーの発生の有無をコントローラ9が判断し、エラーが発生していればステップ2に進み、発生していなければ処理を終了する。ステップ2に進むと、コントローラ9が、上述したRWERPPのWRCに設定されている情報に対応する回数だけ記録リトライが行われているか(記録リトライが済んでいるか)否かを判断し、それが行われていればステップ3に進むが、行われていなければステップ4に進み、同じアドレスに対して記録リトライを行わせる。ステップ3に進む場合は、記録リトライをWRCに設定されている数値に対応する回数だけ行い、その後にエラーと判断されたため、交替領域に記録する交替処理に移行する場合である。このようにして、情報記録再生装置20は、記録リトライの実行回数がWRCに設定されている数値に対応する回数を越えないように制御されている。
【0015】
そして、ホストコンピュータ12と情報記録再生装置20とによる情報記録再生システムは、記録リトライ実行後に交替処理に至るときに、次のように作動する点を特徴としている。図5は、記録リトライ実行後、交替処理に至るまでにおいて、ホストコンピュータ12と、情報記録再生装置20とが実行する処理の手順を示すフローチャートである。なお、この図5及び後述する図6〜8において、ステップをSと略記している。
ホストコンピュータ12は、ユーザからデータの記録要求があると処理を開始し、まず、ステップ11で、情報記録再生装置20の電源がバッテリ駆動であるか否かを判断するため駆動電源の種別を検出する。これは、具体的にはホストコンピュータ12が、OSの電源ステータスを確認することによって達成できる。続いてステップ12に進み、ステップ11の検出結果から、ホストコンピュータ12が、情報記録再生装置20の電源がバッテリ駆動であるか否かを判断し、バッテリ駆動でなければ処理を終了するが、バッテリ駆動であればステップ13に進む。すると、ホストコンピュータ12は、情報記録再生装置20による記録リトライの回数を低減するため、記録リトライ実行回数の上限値、例えば“1”をModePage01であるRWERPPのWRCに設定する。なお、ステップ12でバッテリ駆動でないと判断された場合は、ステップ13は実行されないので、WRCの値はデフォルト値になる。
【0016】
このようにして、ホストコンピュータ12により、WRCに記録リトライ実行回数の上限値(例えば“1”)が設定されると、情報記録再生装置20は、図4に示す手順に沿って、その記録リトライ実行回数の上限値に対応する回数を限度として(記録リトライ実行回数の上限値を越えないように)記録リトライを実行する。それでも、エラーが発生した場合は交替処理に移ることとなるが、その交替処理に移るまでの記録リトライの実行回数が記録リトライ実行回数の上限値に制限されているため、交替処理に至るまでプロセスが短縮される。よって、省電力化が図られ、バッテリ寿命の延命により電源遮断の発生率を低減することができる。
次に、別の請求項に係る発明による情報記録再生装置20の機能について、図6に示すフローチャートを参照して説明する。図6は、記録リトライ実行後、交替処理に至るまでにおいて、ホストコンピュータ12と、情報記録再生装置20とが実行する処理の別の手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図5に示すフローチャートと比較してステップ12,13の間にステップ14を有する点で相違し、その他は共通しているので、以下の説明では、その相違点を中心に行い、共通点の説明は省略ないし簡略化する。
【0017】
ホストコンピュータ12は、ユーザからデータの記録要求があると処理を開始し、ステップ11、12を順次実行後、ステップ11の結果から、ホストコンピュータ12が、情報記録再生装置20の電源がバッテリ駆動であるか否かを判断し、バッテリ駆動でなければ処理を終了するが、バッテリ駆動であればステップ14に進む。ステップ14に進むと、ホストコンピュータ12は、バッテリの残量を検出する。ここで、バッテリの残量が所定の値(例えば、バッテリ容量の30%)以上あるか否かを判断して、所定の値以上ある場合は処理を終了するが、その所定の値未満の場合はステップ13に進み、以下上述の場合と同様に処理を実行する。このようにしても、交替処理に至るまでプロセスが短縮されて省電力化が図られ、バッテリ寿命の延命により電源遮断の発生率を低減することができる。また、これは、バッテリ残量が所定の値未満であり、電源遮断の発生のおそれがある場合にだけ行なわれる。
【0018】
次に、情報記録再生装置20が再生リトライを行って交替処理に至るまでについて、図7、8のフローチャートを参照して説明する。図7は、再生リトライを行って交替処理に至るときに、ホストコンピュータ12と情報記録再生装置20が実行する処理の手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図5に示すフローチャートと比較してステップ13の代わりにステップ15を実行する点で相違し、その他は共通しているので、以下の説明では、その相違点を中心に行い、共通点の説明は省略ないし簡略化する。
ホストコンピュータ12は、ユーザからデータの再生要求があると処理を開始し、ステップ11、12を順次実行後、ステップ11の結果から、情報記録再生装置20の電源がバッテリ駆動であるか否かを判断する。ここで、バッテリ駆動と判断されなければ処理を終了するが、バッテリ駆動と判断されればステップ15に進む。ステップ15に進むと、ホストコンピュータ12は、ModePage01であるRWERPPのARREに、交替領域の再生禁止情報(再生の交代を禁止するための情報)として、“0”を設定する。
こうして、ARREに再生禁止情報として“0”が設定されると、情報記録再生装置20は、図4に示す手順に沿って、処理を実行したときにその交代領域の再生を禁止する。これにより、情報記録再生装置20がバッテリ駆動の場合は、再生の交替が行われなくなり、バッテリ寿命が縮まって予期しない電源遮断の発生率が高まる事態を未然に防ぐことができる。
【0019】
また、この情報記録再生装置20が再生リトライを行って交替処理に至るまででも、図8に示すように、バッテリの残量を確認してもよい。すなわち、図7と同様にステップ11、12を実行後、ステップ14に進んでホストコンピュータ12によりバッテリの残量を確認してもよい。そして、バッテリ残量が所定の値(例えば、バッテリ容量の30%)以上ある場合は処理を終了し、その所定の値未満の場合はステップ15に進んで、図7と同様に、ModePage01であるRWERPPのARREに、再生禁止情報として、“0”を設定してもよい。こうしても、情報記録再生装置20がバッテリ駆動の場合は、再生の交替が行われなくなるため、バッテリ寿命が縮まって予期しない電源遮断の発生率が高まることを未然に防ぐことができる。しかも、これは、バッテリ残量が所定の値よりも少なく、電源遮断の発生のおそれがある場合にだけ行なわれる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明による情報記録再生システム及び情報記録再生方法並びに情報記録再生プログラム及びそれを記録した記録媒体によれば、記録リトライの実行回数に上限を設けて減らすことで交替処理に至るまでプロセスを短縮し、又は再生の交替を無くして省電力化を図り、バッテリ寿命を延命し、電源遮断の発生率を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による情報記録再生システムを構成する情報記録再生装置の内部構成とホストコンピュータとを示すブロック図である。
【図2】RWERPPのフォーマットを示す図である。
【図3】MRWによる光ディスクの構成を示す図である。
【図4】MRWによる光ディスクにデータを記録する過程で記録エラーが発生した場合の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】記録リトライ実行後、交替処理に至るまでにおいて、ホストコンピュータと、情報記録再生装置とが実行する処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】記録リトライ実行後、交替処理に至るまでにおいて、ホストコンピュータと、情報記録再生装置とが実行する別の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】再生リトライを行って交替処理に至るときに、ホストコンピュータと情報記録再生装置が実行する処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】再生リトライを行って交替処理に至るときに、ホストコンピュータと情報記録再生装置が実行する別の処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1:光ディスク 2:スピンドルモータ
3:回転制御部 4:光ピックアップ
5:粗動モータ 6:粗動モータ制御部
7:信号処理部 8:光ピックアップ制御部
9:コントローラ 10:バッファメモリ
11:不揮発性メモリ 12:ホストコンピュータ
20:情報記録再生装置
【発明の属する技術分野】
この発明は、コンピュータの周辺機器として利用され、バッテリ寿命を延命することが可能な情報記録再生システム及び情報記録再生方法並びに情報記録再生プログラム及びそれを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
マルチメディアの普及に伴い、記録媒体である光ディスクに対して、情報の記録や再生を行う情報記録再生装置として、CD(Compact Disk)−R,CD−RW,DVD(Digital Versatile Disk)−R(Recordable),DVD−RW,DVD+R,DVD+RWなど、種々のものが実用化されている。中には、携帯可能な情報処理装置(例えば、パーソナルコンピュータ(以下「PC」ともいう)のうち、ノート型のもの)に内蔵され、その動力源として内蔵する側のノート型PCのバッテリを用いているものがある。この構成の情報記録再生装置の場合、内蔵する側のバッテリ容量に限りがあるため、消費電力を少なくする省電力化が特に重要な課題である。
一方、従来の情報記録再生装置の中には、光ディスクに製造時の欠陥、傷或いは記録消去を繰返し行うことで形成される劣化による欠陥等があっても、データの記録再生に関する信頼性を保証できるようにするため、欠陥管理システムと呼ばれるシステムが導入されているものがある。
【0003】
この欠陥管理システムは、情報記録再生装置が光ディスクに情報を記録している過程でエラーが発生すると、その情報の記録を所定回数にわたってリトライ(再実行)し、それでも情報を記録できないときに初めて交替処理を行うようにして情報記録再生装置を作動させるというものである。
従来、このような欠陥管理システムが導入されている情報記録再生装置に関して、消費電力を抑制するための技術があった(例えば、特許文献1参照。)。これは、省電力化やバッテリ寿命の延命を図るため、ディスクの汚れを早く又は/及び正確に検知することにより、交替処理そのものを発生させないようにするというものである。すなわち、ドライブ装置のバッファメモリ中のデータ蓄積量がある程度の値(所定値A1)になったら記録を開始し、そのバッファメモリ中のデータ蓄積量が所定値(所定値A2)になったら記録を停止する。そして、装置が記録を停止した直後から次に記録する所定の単位分のエラー検出を行い、再びバッファメモリ中のデータ蓄積量が所定値A1を超えたら再び記録を開始する。この記録開始、停止、次の記録領域のエラー検出動作を繰り返し行い、検出した結果が所定のエラー数を超えるとユーザに記録媒体の汚れを指摘する。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−160216号公報(第1頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この従来技術によれば、交替処理そのものを発生させないようにすることはできるが、内蔵する側のバッテリ駆動時の記録リトライが繰り返し行われる事態は避けられず、その結果としてそのバッテリ寿命を縮めてしまい、予期しない電源遮断の発生率を低減できないという問題があった。
また、従来の欠陥管理システムには、光ディスクに記録する記録時にエラーが発生したときの交替だけでなく、記録されている情報の再生時にエラーが発生すると、再生リトライで読めた場合でも交替処理(以下この交替処理を「再生の交替」という)を行うように作動するものがあった。この再生の交替処理を多く行ってもバッテリ寿命を縮め、予期しない電源遮断の発生率を高めてしまう。
この発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、情報記録再生システム及び情報記録再生方法並びに情報記録再生プログラム及びそれを記録した記録媒体において、記録リトライの回数を減らすことで交替処理に至るまでプロセスを短縮し、又は再生の交替を無くして省電力化を図り、バッテリ寿命を延命し、電源遮断の発生率を低減することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の目的を達成するため、記録媒体に対する情報の記録、記録されている情報の再生又は消去を行う記録再生手段と、該手段が上記記録媒体に情報を記録する過程のエラー発生時に、その情報の記録リトライを上記記録再生手段に実行させる手段とを備えた情報記録再生装置と、該情報記録再生装置を内蔵する情報処理装置とからなる情報記録再生システムであって、上記情報処理装置に、電源がバッテリ駆動であるか否かを判断する手段と、該手段がバッテリ駆動であると判断したときに記録リトライ実行回数の上限値を設定する上限値設定手段とを設け、上記情報記録再生装置に、上記記録再生手段による記録リトライの実行回数が、上記情報処理装置により設定された記録リトライ実行回数の上限値を越えないように制御する手段を設けたことを特徴とするものである。
この情報記録再生システムは、上記情報処理装置にバッテリの残量を検出する手段を設け、その手段の検出した上記バッテリの残量が所定値未満であるときに、上記上限値設定手段が作動することが好ましい。
【0007】
また、この発明は、記録媒体に対する情報の記録、記録されている情報の再生又は消去を行う記録再生手段と、該手段が上記記録媒体に記録されている情報を再生する再生リトライ発生時に、上記記録媒体の交替領域の再生を上記記録再生手段に実行させる手段とを備えた情報記録再生装置と、該情報記録再生装置を内蔵する情報処理装置とからなる情報記録再生システムであって、上記情報処理装置に、電源がバッテリ駆動であるか否かを判断する手段と、該手段がバッテリ駆動であると判断したときに交替領域の再生禁止情報を設定する禁止情報設定手段とを設け、上記記録再生手段が、上記禁止情報設定手段により設定された再生禁止情報により、交替領域の再生を禁止するように制御する手段を上記情報記録再生装置に設けた情報記録再生システムを提供する。
この情報記録再生システムは、上記情報処理装置にバッテリの残量を検出する手段を設け、該手段の検出した上記バッテリの残量が所定値未満であるときに、上記禁止情報設定手段が作動することが好ましい。
【0008】
さらに、この発明は、記録媒体に対する情報の記録、記録されている情報の再生又は消去を行う記録再生手段と、該手段が上記記録媒体に情報を記録する過程のエラー発生時に、その情報の記録リトライを上記記録再生手段に実行させる手段とを備えた情報記録再生装置と、該情報記録再生装置を内蔵する情報処理装置とによる情報記録再生方法であって、上記情報処理装置が、電源がバッテリ駆動であると判断したときに記録リトライ実行回数の上限値を設定し、上記記録再生手段による記録リトライの実行回数が、上記情報処理装置により設定された記録リトライ実行回数の上限値を越えないように上記情報記録再生装置を制御する情報記録再生方法を提供する。
また、記録媒体に対する情報の記録、記録されている情報の再生又は消去を行う記録再生手段と、該手段が上記記録媒体に記録されている情報を再生する再生リトライ発生時に、上記記録媒体の交替領域の再生を上記記録再生手段に実行させる手段とを備えた情報記録再生装置と、該情報記録再生装置を内蔵する情報処理装置とからなる情報記録再生方法であって、上記情報処理装置が、電源がバッテリ駆動であると判断したときに交替領域の再生禁止情報を設定し、上記情報記録再生装置が、上記情報処理装置により設定された再生禁止情報により、交替領域の再生を禁止する情報記録再生方法を提供する。
【0009】
そしてこの発明は、記録媒体に対する情報の記録、記録されている情報の再生又は消去を行う記録再生手段と、該手段が上記記録媒体に情報を記録する過程のエラー発生時に、その情報の記録リトライを上記記録再生手段に実行させる手段とを備えた情報記録再生装置により実行される情報記録再生プログラムであって、上記記録再生手段による記録リトライの実行回数が、記録リトライ実行回数の上限値を越えないように、上記情報記録再生装置を制御する機能をコンピュータに実現させるための情報記録再生プログラムを提供する。
また、記録媒体に対する情報の記録、記録されている情報の再生又は消去を行う記録再生手段と、該手段が上記記録媒体に記録されている情報を再生する再生リトライ発生時に、上記記録媒体の交替領域の再生を上記記録再生手段に実行させる手段とを備えた情報記録再生装置により実行される情報記録再生プログラムであって、上記記録媒体の交替領域の再生を禁止するために設定された再生禁止情報により、交替領域の再生を禁止する機能をコンピュータに実現させるための情報記録再生プログラムを提供する。
さらに、上記情報記録再生プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体も提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、この発明による情報記録再生システムを構成する情報記録再生装置20の内部構成とホストコンピュータ12とを示すブロック図である。情報記録再生装置20は、CD−R又はCD−RWであって、情報処理装置であるホストコンピュータ12に内蔵され、そこからデータ及び制御信号を入力して、光ディスク1に対して情報の記録、再生及び消去を行える構成を有し、その内部は、図1に示すような構成を有している。なお、図示の都合上、情報記録再生装置20はホストコンピュータ12の外側に表示されている。この情報記録再生装置20は、スピンドルモータ2と、回転制御部3と、光ピックアップ4と、粗動モータ5と、粗動モータ制御部6とを有し、信号処理部7と、光ピックアップ制御部8と、コントローラ9と、バッファメモリ10と、不揮発性メモリ11とを有している。また、情報記録再生装置20は、ホストコンピュータ12とで情報記録再生システムを構成し、ホストコンピュータ12から指示を受けて光ディスク1に記録するデータをホストコンピュータ12から受信する一方、光ディスク1に記録されているデータを再生した再生データをホストコンピュータ12に送信する。
【0011】
スピンドルモータ2は、回転駆動手段として作動し、光ディスク1を回転駆動させる。回転制御部3は、スピンドルモータ2による光ディスク1の回転動作が線速度一定(CLV)又は回転数一定(CAV)となるように制御する。光ピックアップ4は、光ディスク1に対する情報の記録、再生又は消去を行う記録再生手段であって、図示しない光源としての半導体レーザを内蔵し、そのレーザ光を光ディスク1の記録面に照射する。粗動モータ5は、光ピックアップ4を光ディスク1のスレッジ方向(ディスク半径方向)に移動させ、粗動モータ制御部6は、その粗動モータ5の動作を制御する。
信号処理部7は、光ピックアップ4で得られた再生信号を増幅して2値化するなどして信号の処理を行い、光ディスク1に記録するためのデータの送受信を行う。光ピックアップ制御部8は、レーザ光のビームスポットが光ディスク1の目的の場所に位置するように光ピックアップ4を制御する。コントローラ9は、上述した各構成要素の動作を制御するためのユニットであって、CPU、ROM及びRAMを有している。そのCPUは、情報記録再生装置20全体の動作を制御する中央演算処理ユニット(LSI)である。ROMは、CPUがこの発明の特徴とする動作を実行するためのプログラムが記憶され、RAMにはCPUが処理するデータなどが記憶されている。バッファメモリ10は、信号処理部7で処理したデータを蓄積する一方、内蔵する側のホストコンピュータ12から転送されたデータを蓄積する。
【0012】
次に、上述の情報記録再生装置20が実行する記録リトライについて、その実行回数(記録リトライ実行回数)の上限値を設定する手順及び再生の交替を禁止するための再生禁止情報を設定する手順について、図2及び図3を参照して説明する。いずれの設定も、ホストコンピュータ12により行われる。
記録リトライ実行回数の上限値を設定するため、ここでは、SFF8090I(CD−ROM等のインターフェイスの標準であるMt.Fuji Commands for Multimedia Devices)で定義されるRead/Write Error Recovery Parameters Page(読書きエラーをリカバリーするためのパラメータ。以下「RWERPP」という)を用いる。このRWERPPは、図2に示すようなフォーマットを有している。ここで、図2は、RWERPPのフォーマットを示す図である。この図2において、8バイト(Byte)のエリアが、“Write Retry Count”となっているが、情報記録再生装置20において記録エラーが発生した場合に何回リトライを行うか、すなわち、情報記録再生装置20の光ピックアップ4による記録リトライの実行回数の上限値を、この“Write Retry Count”(以下「WRC」という)に設定する。
【0013】
また、再生の交替を禁止する場合は、図2の2バイト(Byte)のエリアの6Bit(ビット)に設定される“ARRE”(Automatic ReadReallocation Enabled)を“0”に設定して再生禁止情報の設定を行えば良い。なお、WRCと、ARREの設定はModeSelectコマンドを用いれば可能である。
一方、光ディスクに欠陥管理システムが導入されているものとして、CD−RWのMt Rainier(以下「MRW」という)と、DVD−RAM等があるが、以下では、その代表的なMRWを例にとって説明する。
MRWは、情報記録再生装置による欠陥アドレス管理や、セクタサイズの2Kbytes固定化、コマンドセットの統一を行い、OSによる標準サポートを実現するものである。また、MRWは、ディスクの初期化作業をバックグラウンドで行うことにより、従来のパケットライトのように初期化に多大な時間を要することなく、ユーザが購入した光ディスク等記録媒体(メディア)をドライブに入れるだけですぐに使えるようになっていることも特徴である。
【0014】
MRWによる光ディスク1の構成は、図3に示すように、リードインa、プログラムエリア(領域)b及びリードアウトcからなっている。図3は、MRWによる光ディスクの構成を示す図である。そのプログラムエリアbは交替領域であるSA(スペアエリア)とデータ領域であるDA(データエリア)とで構成されている。このSAとDAには、番号がふってあることから明らかなように対で用いられる。
図4は、情報記録再生装置20において、MRWによる光ディスク1にデータを記録する過程で記録エラーが発生した場合の処理手順を示すフローチャートである。なお、図4ではステップをSと略記している。
情報記録再生装置20は、コントローラ9の制御にしたがいデータの記録動作を開始するとステップ1に進み、記録エラーの発生の有無をコントローラ9が判断し、エラーが発生していればステップ2に進み、発生していなければ処理を終了する。ステップ2に進むと、コントローラ9が、上述したRWERPPのWRCに設定されている情報に対応する回数だけ記録リトライが行われているか(記録リトライが済んでいるか)否かを判断し、それが行われていればステップ3に進むが、行われていなければステップ4に進み、同じアドレスに対して記録リトライを行わせる。ステップ3に進む場合は、記録リトライをWRCに設定されている数値に対応する回数だけ行い、その後にエラーと判断されたため、交替領域に記録する交替処理に移行する場合である。このようにして、情報記録再生装置20は、記録リトライの実行回数がWRCに設定されている数値に対応する回数を越えないように制御されている。
【0015】
そして、ホストコンピュータ12と情報記録再生装置20とによる情報記録再生システムは、記録リトライ実行後に交替処理に至るときに、次のように作動する点を特徴としている。図5は、記録リトライ実行後、交替処理に至るまでにおいて、ホストコンピュータ12と、情報記録再生装置20とが実行する処理の手順を示すフローチャートである。なお、この図5及び後述する図6〜8において、ステップをSと略記している。
ホストコンピュータ12は、ユーザからデータの記録要求があると処理を開始し、まず、ステップ11で、情報記録再生装置20の電源がバッテリ駆動であるか否かを判断するため駆動電源の種別を検出する。これは、具体的にはホストコンピュータ12が、OSの電源ステータスを確認することによって達成できる。続いてステップ12に進み、ステップ11の検出結果から、ホストコンピュータ12が、情報記録再生装置20の電源がバッテリ駆動であるか否かを判断し、バッテリ駆動でなければ処理を終了するが、バッテリ駆動であればステップ13に進む。すると、ホストコンピュータ12は、情報記録再生装置20による記録リトライの回数を低減するため、記録リトライ実行回数の上限値、例えば“1”をModePage01であるRWERPPのWRCに設定する。なお、ステップ12でバッテリ駆動でないと判断された場合は、ステップ13は実行されないので、WRCの値はデフォルト値になる。
【0016】
このようにして、ホストコンピュータ12により、WRCに記録リトライ実行回数の上限値(例えば“1”)が設定されると、情報記録再生装置20は、図4に示す手順に沿って、その記録リトライ実行回数の上限値に対応する回数を限度として(記録リトライ実行回数の上限値を越えないように)記録リトライを実行する。それでも、エラーが発生した場合は交替処理に移ることとなるが、その交替処理に移るまでの記録リトライの実行回数が記録リトライ実行回数の上限値に制限されているため、交替処理に至るまでプロセスが短縮される。よって、省電力化が図られ、バッテリ寿命の延命により電源遮断の発生率を低減することができる。
次に、別の請求項に係る発明による情報記録再生装置20の機能について、図6に示すフローチャートを参照して説明する。図6は、記録リトライ実行後、交替処理に至るまでにおいて、ホストコンピュータ12と、情報記録再生装置20とが実行する処理の別の手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図5に示すフローチャートと比較してステップ12,13の間にステップ14を有する点で相違し、その他は共通しているので、以下の説明では、その相違点を中心に行い、共通点の説明は省略ないし簡略化する。
【0017】
ホストコンピュータ12は、ユーザからデータの記録要求があると処理を開始し、ステップ11、12を順次実行後、ステップ11の結果から、ホストコンピュータ12が、情報記録再生装置20の電源がバッテリ駆動であるか否かを判断し、バッテリ駆動でなければ処理を終了するが、バッテリ駆動であればステップ14に進む。ステップ14に進むと、ホストコンピュータ12は、バッテリの残量を検出する。ここで、バッテリの残量が所定の値(例えば、バッテリ容量の30%)以上あるか否かを判断して、所定の値以上ある場合は処理を終了するが、その所定の値未満の場合はステップ13に進み、以下上述の場合と同様に処理を実行する。このようにしても、交替処理に至るまでプロセスが短縮されて省電力化が図られ、バッテリ寿命の延命により電源遮断の発生率を低減することができる。また、これは、バッテリ残量が所定の値未満であり、電源遮断の発生のおそれがある場合にだけ行なわれる。
【0018】
次に、情報記録再生装置20が再生リトライを行って交替処理に至るまでについて、図7、8のフローチャートを参照して説明する。図7は、再生リトライを行って交替処理に至るときに、ホストコンピュータ12と情報記録再生装置20が実行する処理の手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、図5に示すフローチャートと比較してステップ13の代わりにステップ15を実行する点で相違し、その他は共通しているので、以下の説明では、その相違点を中心に行い、共通点の説明は省略ないし簡略化する。
ホストコンピュータ12は、ユーザからデータの再生要求があると処理を開始し、ステップ11、12を順次実行後、ステップ11の結果から、情報記録再生装置20の電源がバッテリ駆動であるか否かを判断する。ここで、バッテリ駆動と判断されなければ処理を終了するが、バッテリ駆動と判断されればステップ15に進む。ステップ15に進むと、ホストコンピュータ12は、ModePage01であるRWERPPのARREに、交替領域の再生禁止情報(再生の交代を禁止するための情報)として、“0”を設定する。
こうして、ARREに再生禁止情報として“0”が設定されると、情報記録再生装置20は、図4に示す手順に沿って、処理を実行したときにその交代領域の再生を禁止する。これにより、情報記録再生装置20がバッテリ駆動の場合は、再生の交替が行われなくなり、バッテリ寿命が縮まって予期しない電源遮断の発生率が高まる事態を未然に防ぐことができる。
【0019】
また、この情報記録再生装置20が再生リトライを行って交替処理に至るまででも、図8に示すように、バッテリの残量を確認してもよい。すなわち、図7と同様にステップ11、12を実行後、ステップ14に進んでホストコンピュータ12によりバッテリの残量を確認してもよい。そして、バッテリ残量が所定の値(例えば、バッテリ容量の30%)以上ある場合は処理を終了し、その所定の値未満の場合はステップ15に進んで、図7と同様に、ModePage01であるRWERPPのARREに、再生禁止情報として、“0”を設定してもよい。こうしても、情報記録再生装置20がバッテリ駆動の場合は、再生の交替が行われなくなるため、バッテリ寿命が縮まって予期しない電源遮断の発生率が高まることを未然に防ぐことができる。しかも、これは、バッテリ残量が所定の値よりも少なく、電源遮断の発生のおそれがある場合にだけ行なわれる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明による情報記録再生システム及び情報記録再生方法並びに情報記録再生プログラム及びそれを記録した記録媒体によれば、記録リトライの実行回数に上限を設けて減らすことで交替処理に至るまでプロセスを短縮し、又は再生の交替を無くして省電力化を図り、バッテリ寿命を延命し、電源遮断の発生率を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による情報記録再生システムを構成する情報記録再生装置の内部構成とホストコンピュータとを示すブロック図である。
【図2】RWERPPのフォーマットを示す図である。
【図3】MRWによる光ディスクの構成を示す図である。
【図4】MRWによる光ディスクにデータを記録する過程で記録エラーが発生した場合の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】記録リトライ実行後、交替処理に至るまでにおいて、ホストコンピュータと、情報記録再生装置とが実行する処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】記録リトライ実行後、交替処理に至るまでにおいて、ホストコンピュータと、情報記録再生装置とが実行する別の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】再生リトライを行って交替処理に至るときに、ホストコンピュータと情報記録再生装置が実行する処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】再生リトライを行って交替処理に至るときに、ホストコンピュータと情報記録再生装置が実行する別の処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1:光ディスク 2:スピンドルモータ
3:回転制御部 4:光ピックアップ
5:粗動モータ 6:粗動モータ制御部
7:信号処理部 8:光ピックアップ制御部
9:コントローラ 10:バッファメモリ
11:不揮発性メモリ 12:ホストコンピュータ
20:情報記録再生装置
Claims (9)
- 記録媒体に対する情報の記録、記録されている情報の再生又は消去を行う記録再生手段と、該手段が前記記録媒体に情報を記録する過程のエラー発生時に、その情報の記録リトライを前記記録再生手段に実行させる手段とを備えた情報記録再生装置と、該情報記録再生装置を内蔵する情報処理装置とからなる情報記録再生システムであって、
前記情報処理装置に、電源がバッテリ駆動であるか否かを判断する手段と、該手段がバッテリ駆動であると判断したときに記録リトライ実行回数の上限値を設定する上限値設定手段とを設け、
前記情報記録再生装置に、前記記録再生手段による記録リトライの実行回数が、前記情報処理装置により設定された記録リトライ実行回数の上限値を越えないように制御する手段を設けたことを特徴とする情報記録再生システム。 - 請求項1記載の情報記録再生システムにおいて、
前記情報処理装置に前記バッテリの残量を検出する手段を設け、
該手段の検出したバッテリの残量が所定値未満であるときに、前記上限値設定手段が作動することを特徴とする情報記録再生システム。 - 記録媒体に対する情報の記録、記録されている情報の再生又は消去を行う記録再生手段と、該手段が前記記録媒体に記録されている情報を再生する再生リトライ発生時に、前記記録媒体の交替領域の再生を前記記録再生手段に実行させる手段とを備えた情報記録再生装置と、該情報記録再生装置を内蔵する情報処理装置とからなる情報記録再生システムであって、
前記情報処理装置に、電源がバッテリ駆動であるか否かを判断する手段と、該手段がバッテリ駆動であると判断したときに交替領域の再生禁止情報を設定する禁止情報設定手段とを設け、
前記記録再生手段が、前記禁止情報設定手段により設定された再生禁止情報により、交替領域の再生を禁止するように制御する手段を前記情報記録再生装置に設けたことを特徴とする情報記録再生システム。 - 請求項1記載の情報記録再生システムにおいて、
前記情報処理装置にバッテリの残量を検出する手段を設け、
該手段の検出した前記バッテリの残量が所定値未満であるときに、前記禁止情報設定手段が作動することを特徴とする情報記録再生システム。 - 記録媒体に対する情報の記録、記録されている情報の再生又は消去を行う記録再生手段と、該手段が前記記録媒体に情報を記録する過程のエラー発生時に、その情報の記録リトライを前記記録再生手段に実行させる手段とを備えた情報記録再生装置と、該情報記録再生装置を内蔵する情報処理装置とによる情報記録再生方法であって、
前記情報処理装置が、電源がバッテリ駆動であると判断したときに記録リトライ実行回数の上限値を設定し、
前記記録再生手段による記録リトライの実行回数が、前記情報処理装置により設定された記録リトライ実行回数の上限値を越えないように前記情報記録再生装置を制御することを特徴とする情報記録再生方法。 - 記録媒体に対する情報の記録、記録されている情報の再生又は消去を行う記録再生手段と、該手段が前記記録媒体に記録されている情報を再生する再生リトライ発生時に、前記記録媒体の交替領域の再生を前記記録再生手段に実行させる手段とを備えた情報記録再生装置と、該情報記録再生装置を内蔵する情報処理装置とからなる情報記録再生方法であって、
前記情報処理装置が、電源がバッテリ駆動であると判断したときに交替領域の再生禁止情報を設定し、
前記情報記録再生装置が、前記情報処理装置により設定された再生禁止情報により、交替領域の再生を禁止することを特徴とする情報記録再生方法。 - 記録媒体に対する情報の記録、記録されている情報の再生又は消去を行う記録再生手段と、該手段が前記記録媒体に情報を記録する過程のエラー発生時に、その情報の記録リトライを前記記録再生手段に実行させる手段とを備えた情報記録再生装置により実行される情報記録再生プログラムであって、
前記記録再生手段による記録リトライの実行回数が、記録リトライ実行回数の上限値を越えないように、上記情報記録再生装置を制御する機能をコンピュータに実現させるための情報記録再生プログラム。 - 記録媒体に対する情報の記録、記録されている情報の再生又は消去を行う記録再生手段と、該手段が前記記録媒体に記録されている情報を再生する再生リトライ発生時に、前記記録媒体の交替領域の再生を前記記録再生手段に実行させる手段とを備えた情報記録再生装置により実行される情報記録再生プログラムであって、
前記記録媒体の交替領域の再生を禁止するために設定された再生禁止情報により、交替領域の再生を禁止する機能をコンピュータに実現させるための情報記録再生プログラム。 - 請求項7又は8記載の情報記録再生プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002332079A JP2004164792A (ja) | 2002-11-15 | 2002-11-15 | 情報記録再生システム及び情報記録再生方法並びに情報記録再生プログラム及びそれを記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002332079A JP2004164792A (ja) | 2002-11-15 | 2002-11-15 | 情報記録再生システム及び情報記録再生方法並びに情報記録再生プログラム及びそれを記録した記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004164792A true JP2004164792A (ja) | 2004-06-10 |
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ID=32809260
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002332079A Pending JP2004164792A (ja) | 2002-11-15 | 2002-11-15 | 情報記録再生システム及び情報記録再生方法並びに情報記録再生プログラム及びそれを記録した記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004164792A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015115051A (ja) * | 2013-12-16 | 2015-06-22 | 富士通株式会社 | 制御装置、制御方法、及び制御プログラム |
-
2002
- 2002-11-15 JP JP2002332079A patent/JP2004164792A/ja active Pending
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