JP2004118887A - 記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ディスクドライブの起動時間が長いため出画が遅かった。
【解決手段】電源オフ開始時に装着されているディスク101の有無情報や識別情報、サーボ部104の信号処理の学習値、コントロールデータや欠陥管理情報等を、ディスクドライブ1外部の制御部に備えるメモリ201に記憶させ、電源オン開始後にメモリ201に記憶していたこれらの情報を読み出し、CP烏有109からサーボ部104、増幅器105、信号処理部106、パワー制御部111を制御することにより、ディスクドライブ1の起動時間を短縮することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】電源オフ開始時に装着されているディスク101の有無情報や識別情報、サーボ部104の信号処理の学習値、コントロールデータや欠陥管理情報等を、ディスクドライブ1外部の制御部に備えるメモリ201に記憶させ、電源オン開始後にメモリ201に記憶していたこれらの情報を読み出し、CP烏有109からサーボ部104、増幅器105、信号処理部106、パワー制御部111を制御することにより、ディスクドライブ1の起動時間を短縮することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録再生を行うことができる記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、可換情報媒体を使った記録再生装置、特に光ディスクを用いる記録再生装置では、例えばCD−DAと称される音楽情報を予め記録した再生専用媒体、CD−ROMまたはDVD−ROMと称されるコンピュータプログラムを予め記録した再生専用媒体、DVD−VideoまたはDVD−Audioと称される音楽情報と画像情報とを予め記録した再生専用媒体、CD−RまたはDVD−Rと称される色素を記録層に適用した記録型媒体、CD−RW、DVD−RWまたはDVD−RAMと称される書換可能媒体のように、当該可換情報媒体の種類が増加し、記録再生装置としては何れの情報媒体(以下、ディスクと総称する)にも対応できることが望まれている。
【0003】
また、基板厚みを薄くすると共に情報信号を記録再生する情報層の面内の情報密度を向上した情報媒体では、長時間に亘り記録再生ができるため、最近ではDVDレコーダと称される記録再生装置において、例えばテレビ番組を留守録で取っておいた番組を早く見るため、電源を入れてから記録再生装置の起動時間を速くすることが望まれている。
【0004】
従来、記録再生装置における電源オン後の起動は、一般に図5で示すようなシーケンスで行われる。すなわち、電源オン後の初期設定で周辺回路やCPUメモリ等が初期化される(S51)。次に、ディスクが記録再生装置に載置されているか否かの有無判別が行われ(S52)、ディスクが載置されていない場合は記録再生動作を行わず記録再生装置を停止する。
【0005】
S52でディスク有りの場合は、ディスクを回転駆動するスピンドルモータを回転し(S53)、ディスクの種類の判別を行い、ディスク種類がわかった時点でディスク毎の周辺回路設定を行い(S54)、サーボ及び信号処理の学習を行い(S55)、最後に論理情報であるリードインのコントロールデータや欠陥管理情報をディスクから読み出し(S56)、起動を終了し記録または再生を行う(S57)。これらのS53〜S56の起動時間は、一般には数十秒程度の時間を要する。特に、起動シーケンスにおいて電源オフ後にディスクを記録再生装置に装着したままの場合であっても、当該装着しているディスクに特有のサーボの学習値や信号処理の学習値のいわゆる学習情報、及びコントロールデータや欠陥管理情報等の論理情報は全てクリアされるため、同じディスクが装着されたままでも一旦電源をオフにすると、次にオンにした際に同じだけの起動時間がかかっていた。
【0006】
そこで上記従来の起動時間を短縮する方法として特許文献1に記載されたものが知られている。この技術は、ディスクドライブの初期起動時にサーボの学習値をディスクドライブ内部の不揮発性メモリであるEEPROMに記憶しておき、電源オフされた後の電源オン時の起動では、当該EEPROMの学習値を読み出してサーボの制御として使用することにより、サーボの学習時間を省くことができ、起動時間が短縮できるというものである。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−74694号公報(段落番号0043〜0046、図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1に開示の技術では、ディスクドライブ内部のEEPROMにサーボの学習値を記憶させることにより起動時間を短縮しているが、起動処理の中にあるディスクの有無判別、ディスクの情報層の種類に関する情報、ディスクの識別やリードイン領域のコントロールデータ読み込み、信号処理の学習値、欠陥管理情報の読み込みといった処理の時間の短縮は考慮されていなかった。このことは近年のディスクドライブは多種類の光ディスクの記録再生に対応することが要請されるため、特にディスクを識別することは必須となってきており、同時にコントロールデータや欠陥管理情報にはディスクを記録再生するために必要な情報が含まれているため、起動時の読み込みは必要であり、ディスクの有無判別、ディスクの情報層の種類に関する情報、コントロールデータの読み込み、信号処理の学習値、欠陥管理情報の読み込みには、それぞれ数百msecの時間を要していた。
【0009】
また、上記特許文献1に開示の技術では、ディスクドライブ内部のEEPROMにサーボの学習値を記憶させる構成をとっているが、例えば64キロバイト程度の容量となるDVD−RAMの欠陥管理情報等の学習値以外の情報を記憶させようとすると、EEPROMを記憶するには容量が大きすぎ、学習値以外の情報を記憶することができないという問題もあった。
【0010】
本発明は、記録再生装置の電源投入時に要する起動時間を短縮することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の記録再生装置は、可換情報媒体に情報信号を記録再生する記録再生手段と、前記記録再生手段に対し記録再生動作を制御する制御手段とを含み、前記制御手段に前記可換情報媒体の履歴情報を格納する記憶手段を備える。
【0012】
また、上記記録再生装置における可換情報媒体の履歴情報が、可換情報媒体の載置の有無情報、可換情報媒体の情報層の種類に関する情報、可換情報媒体の欠陥情報、及び可換情報媒体の制御情報の群から選択される少なくとも何れか1つの情報を含む。
【0013】
また、本発明の情報記録方法は、可換情報媒体に情報信号を記録再生する記録再生部と、前記可換情報媒体の前記記録再生部に対する履歴情報を格納する記憶部を備え、前記記録再生部に対し記録再生動作を制御する制御部とを含む記録再生装置を用いる記録方法であって、記憶部に前記可換情報媒体の履歴情報の有無を判断するステップと、前記記憶部に格納された情報を前記制御部を介して前記記録再生部が備えるバッファ部に読み出すステップと、前記バッファ部から前記可換情報媒体の記録動作に関する情報を抽出するステップとを含む。
【0014】
また、上記情報記録方法において、記録再生部の電源切断の指令を制御部を介して前記記録再生部が受信したとき、前記電源切断の処理に先立ち、記録動作に関する情報を記憶部に格納する要否判断をするステップをさらに含む。
【0015】
また、本発明の情報再生方法は、可換情報媒体に情報信号を記録再生する記録再生部と、前記可換情報媒体の前記記録再生部に対する履歴情報を格納する記憶部を備え、前記記録再生部に対し記録再生動作を制御する制御部とを含む記録再生装置を用いる再生方法であって、記憶部に前記可換情報媒体の履歴情報の有無を判断するステップと、前記記憶部に格納された情報を前記制御部を介して前記記録再生部が備えるバッファ部に読み出すステップと、前記バッファ部から前記可換情報媒体の再生動作に関する情報を抽出するステップとを含む。
【0016】
また、上記情報再生方法において、記録再生部の電源切断の指令を制御部を介して前記記録再生部が受信したとき、前記電源切断の処理に先立ち、再生動作に関する情報を記憶部に格納する要否判断をするステップをさらに含む。
【0017】
【発明の実施の形態】
第1の本発明は、可換情報媒体に情報信号を記録動作及び/または再生動作を制御する制御手段に、当該可換情報媒体の履歴情報を格納する記憶手段を備えるため、記録再生装置の電源投入時に記憶手段から履歴情報を取得するだけで直ちに記録動作及び/または再生動作に移行できるため、電源投入からの起動時間を短縮できる作用効果を有する。
【0018】
上記履歴情報が、可換情報媒体の載置の有無情報、可換情報媒体の情報層の種類に関する情報、可換情報媒体の欠陥情報、及び可換情報媒体の制御情報の群から選択される少なくとも何れか1つの情報を含む構成を採用すると、可換情報媒体に応じた記録再生手段の条件設定を短縮でき、以て電源投入時の起動時間が短縮できる。
【0019】
第2の本発明は、バッファ部から記録動作に関する情報を抽出するステップを有する情報記録方法であるため、抽出した記録動作に関する情報に基づき記録再生装置の回路設定を可換情報媒体の記録に最適な条件に直ちに移行でき、以て記録再生装置における記録動作の起動時間を短縮できる作用効果を発揮する。
【0020】
上記情報記録方法において、記録再生部の電源切断指令を当該記録再生部が受信した際、電源切断に先立ち記録動作に関する情報を記憶手段に記憶する要否判断ステップを備えるため、記録再生部の電源切断後で電源を再投入した際に、電源切断前の可換情報媒体の履歴情報の内記録動作に関する情報が得られることで記録動作に移行でき、電源再投入時の記録再生部の記録開始までに要する立ち上げ速度を短縮することができる。
【0021】
第3の本発明は、バッファ部から再生動作に関する情報を抽出するステップを有する情報再生方法であるため、抽出した再生動作に関する情報に基づき記録再生装置の回路設定を可換情報媒体の再生に最適な条件に直ちに移行でき、以て記録再生装置における再生動作の起動時間を短縮できる作用効果を発揮する。
【0022】
上記情報再生方法において、記録再生部の電源切断指令を当該記録再生部が受信した際、電源切断に先立ち再生動作に関する情報を記憶手段に記憶する要否判断ステップを備えるため、記録再生部の電源切断後で電源を再投入した際に、電源切断前の可換情報媒体の履歴情報の内再生動作に関する情報が得られることで再生動作に移行でき、電源再投入時の記録再生部の再生開始までに要する立ち上げ速度を短縮することができる。
【0023】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は本発明の一実施の形態における記録再生装置として、テレビ番組やビデオカメラ等からの映像音声信号を記録再生できるレコーダの構成図を示す。図1において、1は上述のディスクを記録再生できるディスクドライブ、2はディスクドライブ1の記録再生(場合によっては消去も含む)動作、入出力端子3からの各種情報信号、及びディスクドライブ1の電源のオン・オフを制御する制御部である。
【0024】
ディスクドライブ1において、102はディスク101を回転駆動するスピンドルモータ、103はディスク101の情報層(図示は省略)に入出力端子3から入出力する情報信号を記録再生する光ピックアップ、104はスピンドルモータ102及び光ピックアップ103を制御するサーボ部、105は光ピックアップ103の出力信号からRF信号やサーボ信号を増幅する増幅器、106は増幅器105の出力信号を2値化する信号処理部、107は信号処理部106で2値化したRF信号をデコードするデコーダ、108はデコーダ107の出力信号を一時格納するデータバッファ、109はディスクドライブ1の記録再生動作を制御するCPU、110はデータバッファ108から得た情報信号をエンコードするエンコーダ、111はエンコーダ110のエンコード信号をCPU109の制御信号で制御し光ピックアップ103のレーザ光源(図示は省略)のパワーを制御するパワー制御部である。なお、CPU109は、データバッファ108から制御信号成分を入力し、前述のパワー制御部111の他サーボ部104、増幅器105及び信号処理部106も制御する制御信号を出力する。また、制御部2には、制御部2で取り扱う各種制御情報、及び/または、ディスクドライブ1によるディスク101に対する記録再生に関する情報等の履歴情報を格納するメモリ201を備える。
【0025】
以上のように構成されたレコーダの動作について図1〜3を参照しながら説明する。図2は電源オンから記録動作または再生動作を完了するまでに必要な主なステップを示している。レコーダの電源をオンすると、従来技術と同様にディスクドライブ1のサーボ部104、増幅器105、信号処理部106及びパワー制御部111等の周辺回路、CPU109及びデータバッファ108を初期化する初期設定を行う(S1)。次に、メモリ201にディスクの履歴情報の有無を判断し(S2)、履歴情報がない場合はS3に、履歴情報がある場合はS10に進む。
【0026】
まず、履歴情報がない場合について説明する。レコーダのメモリ201にディスクの履歴情報が格納されていない場合としては、例えばレコーダを購入後初めて起動する場合、電源投入前にディスクが載置されていなく電源投入後にディスクをレコーダに挿入した場合、電源投入後に別のディスクを入れ換えた場合、ディスクは電源投入前から載置されているが電源切断から電源投入までに例えば数ヶ月等の時間が経過した場合、ディスクはレコーダに載置されていなく且つ例えば数ヶ月等の時間が経過した場合等があるが、本実施の形態ではレコーダに電源が投入されたときにディスクが載置されている(履歴情報有り)か、ディスクが載置されていない(履歴情報無し)かの例で以下説明する。
【0027】
電源投入時にディスクが載置されていない場合は、まず光ピックアップ103のフォーカスをオンし、S字検出を行うことで光ディスクの有無検出を行う(S3)。S3で光ディスク無しを検出すると、レコーダを待機状態にし、ジョブを終了する。
【0028】
一方S4でディスク有りを検出すると、光ピックアップ102のフォーカスはオン状態のままで、ディスクを載置するターンテーブルをスピンドルモータ102で回転を開始する(S4)。その後、トラッキングエラー信号の位相差信号とプッシュプル信号とによりDVD−ROMディスク等のピット記録型ディスクかDVD−RAMディスク等の相変化型ディスクかの判別を行い、相変化型ディスクであればプッシュプル信号を、ピット記録型ディスクであれば位相差信号を用いたトラッキング制御回路を設定すると同時に、サーボ部104、信号処理部106、デコーダ107、データバッファ108を設定する(S5)。次に、サーボ部104及び信号処理部106の学習を行い(S6)、論理情報であるリードイン領域のコントロールデータ及び欠陥管理情報をディスク101からの読み込みを行い(S7)、データバッファ108に格納した後起動処理を終了し記録再生が可能となる(S8)。なお、ディスク101が記録型ディスクであって、ディスクドライブ1で記録中にディスク101に新たな欠陥を発見したときには、データバッファ108に当該欠陥管理情報を書き換えると共に、例えば記録動作停止時等のタイミングで当該欠陥管理情報をディスク101にも書き換える。
【0029】
ディスク101から読み出したデータサイズが大きいコントロールデータや欠陥管理情報のいわゆる論理情報は、データバッファ108に格納される。データバッファ108に格納されているデータは、ディスクドライブ1の電源(本実施の形態ではレコーダの電源)が投入されている間は例えばCPU109で読み出し可能で、CPU109は当該論理情報に基づき増幅器105、信号処理部106及びパワー制御部111を制御することができる。しかしながら、レコーダの電源が切断されると同時にデータバッファ108に格納されているデータは全て消失するため、その後レコーダの電源を投入してもデータバッファ108に蓄積されていた論理情報を始め学習結果等の情報は再び振り出しに戻って一からやり直しとなる。
【0030】
このように、レコーダの制御部2から電源切断指令をディスクドライブ1が受信した場合について図3を参照して説明する。ディスクドライブ1が電源切断の指令を受けると、データバッファ108に格納されている欠陥管理情報を、ディスク101の欠陥管理領域等に記録する要否を判断する(S31)。S31で記録すると判断した場合はディスク101の所定領域に記録し(S32)、サーボを切るS33を行う。また、最新の欠陥管理情報が既にディスク101に記録済みである等でS31で記録しないと判断した場合はサーボを切るS32を行う。このようにしてサーボを切った後スピンドルモータ102を停止し(S34)、次に論理情報や学習結果等の可換情報媒体の履歴情報をメモり201に記憶する要否を判断する(S35)。S35で記憶すると判断した場合、メモリ201にデータバッファ108に格納されているデータを記憶する(S36)。なお、図3では省略したが、データバッファ108に格納されている情報全てをメモり201に記憶するか、一部を記憶するかの判断も適宜適用できる。メモリ201に記憶した後電源を切断し(S37)、レコーダのジョブが終了する。S35で記憶する判断を選択した流れでは、データバッファ108が格納している情報はメモリ201に記憶されるため、レコーダの電源が再び投入されたときに、メモリ201からディスク101の履歴情報をデータバッファ108に読み込むことができ、電源再投入時のディスクドライブ1の起動時間が短縮できる。なお、S35の判断はS32からS36の間の何れでも良いが、電源再投入の状態を正確に記憶するためにはモータ停止のS34の後に行うことが好ましい。
【0031】
一方S35で記憶しないと判断した場合には、S37で電源を切りレコーダのジョブが終了する。この流れの場合、上述したようにデータバッファ108に格納されていたデータは全て消失してしまうため、論理情報や学習結果等の可換情報媒体の履歴情報を逐一データバッファ108に格納し直す必要がある。なお、例えば学習結果に係る情報等のみを、S32からS37までの間(通常はS34とS37との間)で、メモり201に格納するステップを備えることも適宜選択して行えるが、何れにしてもデータバッファ108に格納されている情報の内、立ち上げ速度の向上に関する情報を選択しない場合は、その分だけ遅くなる。但し、S35で記憶の必要なしと選択した場合であっても、メモリ201に格納されている情報を全て削除しさえしなければ、最新の情報ではないにしてもメモリ201に格納されている情報を、再立ち上げに際してデータバッファ108に読み込むことができ、この場合は再立ち上げの速度の向上効果は、S35で記憶するを選択した場合と同じである。なお、この場合にはデータバッファ108に格納するデータは、最新のデータではないためディスク101として最適である保証に欠けるが、例えばメモり201に格納されているデータの格納年月日等で採用するか否かを判断する構成等を付加することによってある程度の信頼性は確保できる。
【0032】
以上説明した電源切断の流れの内、S35で記憶しない判断を下した場合が従来技術に相当し、再びレコーダの電源を投入すると、履歴情報は全て失われているため、一からの立ち上げとなる。この流れで立ち上げた際に必要とする情報量及び所用時間を論理情報を例に挙げ、図4を参照しながら説明する。
【0033】
図4は、本発明のレコーダに使用するディスクの一例として、DVD−RAMディスクの論理情報の概略構成を示した図である。DVD−RAMディスクの内周側のリードイン領域に、記録再生するために必要な物理情報等を持つコントロールデータがあり、DVD−RAMディスクの起動の際に、このコントロールデータの中の必要な情報がディスクドライブ1のデータバッファ108を介してCPU109に読み込まれる。ディスクドライブ1に読み込まれるコントロールデータのデータ量は、通常4kB程度である。また、このコントロールデータはDVD−RAMディスクのエンボス(ピット部、ROM等とも称される)領域にあるため、エンボス領域とは物理特性の違うリライタブル領域であるデータ領域等からシークするためには、300msec程度の時間が必要である。また、逆にエンボス領域からリライタブル領域にシークする際にも、同じだけの時間を必要とする。よって、リライタブル領域で起動中にコントロールデータを読み込むためには、リライタブル領域からエンボス領域へのシークと、エンボス領域からリライタブル領域へのシークとが発生し、合計600msec程度の時間を要することになる。
【0034】
次に、欠陥管理情報領域であるDMAは内周側のリードイン領域にDMA1とDMA2、外周のリードアウト領域にDMA3とDMA4の4領域に同じデータが記録されており、それぞれ64kBの容量を持つ。正しいデータを取得するためには4つの領域を読み込んで比較し、もしデータが異なった場合は多数決で決める。DVD−RAMディスクで記録再生するためには、この欠陥管理情報の読み込みは必須であり、コントロールデータと同じく起動時に読み込まれる。DMAの読み込みは内周と外周の4領域を読み込むため、内外周のシークが発生し数百msecの時間が必要となる。
【0035】
以上のように、論理情報だけであっても256kB程度の容量を必要とし、当該論理情報に基づきディスクドライブ1が正常に動作するまでの時間は数百msec程度の所用時間を要するが、実際のレコーダではディスク101の載置の有無情報、ディスク101の情報層の種類の情報、コントロールデータ情報、及び欠陥管理情報を読み込んで記憶するためには、それぞれ68KB程度のの容量を持つメモリが必要である。これらの容量を全てディスクドライブ1に搭載するにはコストアップになるため、電源オン後の起動時には毎回装着されているディスクから読み込みを行っており、数sec〜数十secの処理時間を要していた。この処理時間は数値的には短く感じられるが、例えばレコーダでテレビ番組をタイマー録画し、レコーダが停止状態になった後当該タイマー録画した番組を視聴する際に、ユーザーはレコーダが動作するまで待つことになり、実感として待ち時間は数値よりはるかに長く感じられるものであるため、処理時間の短縮はユーザーにとって根強い願望がある。
【0036】
次に、S35で記憶するを選択した場合について、レコーダでタイマー録画した番組を録画後視認する時を例に挙げ説明する。前述の通り、電源切断過程でデータバッファ108に格納されている情報はメモリ201に格納されており、電源を再投入するとS2で履歴情報有りを選択し、履歴情報を制御部2を介してデータバッファ108に格納する(S10)。データバッファ108に格納された履歴情報をCPU109が読み取り、制御信号をサーボ部104、増幅器105、信号処理部106及びパワー制御部111に指令を送り、制御信号を受信した各機器の条件設定を行う(S11)。この状態で、タイマー録画でのディスクドライブ1の条件は設定され、ディスク101は装着されたままであるのでスピンドルモータ102の回転を開始し、記録再生動作(本実施の形態では再生動作)を行う。なお、本実施の形態のようにタイマー録画したディスク101のラストアドレスや先頭アドレス等の番組情報は、レコーダは一般的に制御部2で制御し、データ自体は制御部2が備えるメモリに格納されているため、当該メモリから制御部2及びデータバッファ108を介してサーボ部104にサーボ信号を発信し、ピックアップ103がディスク101の先頭アドレスまでジャンプし再生動作を行う。このように履歴情報を選択すると、ディスクドライブ1の立ち上げに必要な情報は全てディジタル信号で直接与えられるため、立ち上げの時間は瞬時に終了するため、前述した従来例で必要とした数百msec〜数secの待ち時間を短縮することができる。また、制御部2が備えるメモリに格納される情報としては、他に例えば制御部2のファームウェア、記録の途中経過に関する情報、ハードディスクを備える場合はハードディスクの管理情報や制御に関する情報等がある。本発明の履歴情報を格納するメモリ201を上記制御部2が備えるメモリと共用すると、メモリを増設する必要がないためレコーダとしてのコストアップを抑制できる。なお、制御部2に備えるメモリは例えばファームウェアは8〜16MB程度を必要とするため、高々4kBのコントロールデータや64kBの欠陥管理情報を格納する容量は充分確保できる。
【0037】
なお、上述の実施の形態では、タイマー番組録画の後当該番組を視認する場合を例に挙げたため、履歴情報に可換情報媒体の載置の有無判断に関しては説明を省いたが、例えばタイマー番組録画・視認再生を行った後再び視認再生する場合等では載置の有無判断を追加しても良いこと勿論であり、その場合にはS11とS12との間に可換情報媒体の載置の有無判断ステップを入れるだけである。また、上述の実施の形態では、可換情報媒体の欠陥情報及び可換情報媒体の制御情報の双方の場合について説明したが、何れか一方でも良く、さらにレコーダとしてシステムの制御をする制御部が備える他の情報と組み合わせても良いこと当然である。
【0038】
さらに、上記実施の形態では主に記録動作に関する情報について説明したが、履歴情報が記録動作のみに関する情報である場合は極めて少なく、例えば再生に必要なレーザパワー等の再生動作に関する情報も一般的には記録動作に関する情報に含まれるが、例えば本実施の形態で挙げたようにタイマー録画した願組を後で再生するだけの場合では再生動作に関する情報のみでも良い。また、記録動作に関する情報を選択するか再生動作に関する情報を選択するかは、例えばユーザーが好みに応じて適宜選択できる切換スイッチを備えることで対応できる。
【0039】
また、上記実施の形態では、電源切断の際に記録動作に関する情報をメモリに格納しない場合は、再生に際し電源を再投入したときディスクドライブは一から設定をやり直す場合を説明したが、この実施の形態で取り上げたタイマー録画した番組を再生するような場合では、一般的に再生動作に関する情報は最新の情報でなくてとも適応できることが多いため、メモリ201に記憶されている情報を適用する構成でも対応可能である。
【0040】
また、上記実施の形態では、光ディスクの有無検出をスピンドルモータ回転開始前に行う例を説明したが、スピンドルモータ回転開始後に行っても良いこと勿論である。
【0041】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、電源オンからの情報記録再生装置の起動時間を短縮することができるという有利な効果が得られる。また、可換情報媒体を電源投入後に高速起動するために必要な履歴情報を格納するメモリを、情報記録装置を制御する制御部が備えるメモリと共用することも可能であり、大容量化と効率的利用とを図ることができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の記録再生装置の要部構成図
【図2】同記録再生装置における起動過程のフロー図
【図3】同記録再生装置における電源オフ過程フロー図
【図4】記録型ディスク領域構造の一例の概略構成図
【図5】従来の記録再生装置における起動過程のフロー図
【符号の説明】
1 ディスクドライブ
2 制御部
3 入出力端子
101 ディスク
102 スピンドルモータ
103 光ピックアップ
104 サーボ部
105 増幅器
106 信号処理部
107 デコーダ
108 データバッファ
109 CPU
110 エンコーダ
111 パワー制御部
201 メモリ
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録再生を行うことができる記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、可換情報媒体を使った記録再生装置、特に光ディスクを用いる記録再生装置では、例えばCD−DAと称される音楽情報を予め記録した再生専用媒体、CD−ROMまたはDVD−ROMと称されるコンピュータプログラムを予め記録した再生専用媒体、DVD−VideoまたはDVD−Audioと称される音楽情報と画像情報とを予め記録した再生専用媒体、CD−RまたはDVD−Rと称される色素を記録層に適用した記録型媒体、CD−RW、DVD−RWまたはDVD−RAMと称される書換可能媒体のように、当該可換情報媒体の種類が増加し、記録再生装置としては何れの情報媒体(以下、ディスクと総称する)にも対応できることが望まれている。
【0003】
また、基板厚みを薄くすると共に情報信号を記録再生する情報層の面内の情報密度を向上した情報媒体では、長時間に亘り記録再生ができるため、最近ではDVDレコーダと称される記録再生装置において、例えばテレビ番組を留守録で取っておいた番組を早く見るため、電源を入れてから記録再生装置の起動時間を速くすることが望まれている。
【0004】
従来、記録再生装置における電源オン後の起動は、一般に図5で示すようなシーケンスで行われる。すなわち、電源オン後の初期設定で周辺回路やCPUメモリ等が初期化される(S51)。次に、ディスクが記録再生装置に載置されているか否かの有無判別が行われ(S52)、ディスクが載置されていない場合は記録再生動作を行わず記録再生装置を停止する。
【0005】
S52でディスク有りの場合は、ディスクを回転駆動するスピンドルモータを回転し(S53)、ディスクの種類の判別を行い、ディスク種類がわかった時点でディスク毎の周辺回路設定を行い(S54)、サーボ及び信号処理の学習を行い(S55)、最後に論理情報であるリードインのコントロールデータや欠陥管理情報をディスクから読み出し(S56)、起動を終了し記録または再生を行う(S57)。これらのS53〜S56の起動時間は、一般には数十秒程度の時間を要する。特に、起動シーケンスにおいて電源オフ後にディスクを記録再生装置に装着したままの場合であっても、当該装着しているディスクに特有のサーボの学習値や信号処理の学習値のいわゆる学習情報、及びコントロールデータや欠陥管理情報等の論理情報は全てクリアされるため、同じディスクが装着されたままでも一旦電源をオフにすると、次にオンにした際に同じだけの起動時間がかかっていた。
【0006】
そこで上記従来の起動時間を短縮する方法として特許文献1に記載されたものが知られている。この技術は、ディスクドライブの初期起動時にサーボの学習値をディスクドライブ内部の不揮発性メモリであるEEPROMに記憶しておき、電源オフされた後の電源オン時の起動では、当該EEPROMの学習値を読み出してサーボの制御として使用することにより、サーボの学習時間を省くことができ、起動時間が短縮できるというものである。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−74694号公報(段落番号0043〜0046、図1)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1に開示の技術では、ディスクドライブ内部のEEPROMにサーボの学習値を記憶させることにより起動時間を短縮しているが、起動処理の中にあるディスクの有無判別、ディスクの情報層の種類に関する情報、ディスクの識別やリードイン領域のコントロールデータ読み込み、信号処理の学習値、欠陥管理情報の読み込みといった処理の時間の短縮は考慮されていなかった。このことは近年のディスクドライブは多種類の光ディスクの記録再生に対応することが要請されるため、特にディスクを識別することは必須となってきており、同時にコントロールデータや欠陥管理情報にはディスクを記録再生するために必要な情報が含まれているため、起動時の読み込みは必要であり、ディスクの有無判別、ディスクの情報層の種類に関する情報、コントロールデータの読み込み、信号処理の学習値、欠陥管理情報の読み込みには、それぞれ数百msecの時間を要していた。
【0009】
また、上記特許文献1に開示の技術では、ディスクドライブ内部のEEPROMにサーボの学習値を記憶させる構成をとっているが、例えば64キロバイト程度の容量となるDVD−RAMの欠陥管理情報等の学習値以外の情報を記憶させようとすると、EEPROMを記憶するには容量が大きすぎ、学習値以外の情報を記憶することができないという問題もあった。
【0010】
本発明は、記録再生装置の電源投入時に要する起動時間を短縮することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の記録再生装置は、可換情報媒体に情報信号を記録再生する記録再生手段と、前記記録再生手段に対し記録再生動作を制御する制御手段とを含み、前記制御手段に前記可換情報媒体の履歴情報を格納する記憶手段を備える。
【0012】
また、上記記録再生装置における可換情報媒体の履歴情報が、可換情報媒体の載置の有無情報、可換情報媒体の情報層の種類に関する情報、可換情報媒体の欠陥情報、及び可換情報媒体の制御情報の群から選択される少なくとも何れか1つの情報を含む。
【0013】
また、本発明の情報記録方法は、可換情報媒体に情報信号を記録再生する記録再生部と、前記可換情報媒体の前記記録再生部に対する履歴情報を格納する記憶部を備え、前記記録再生部に対し記録再生動作を制御する制御部とを含む記録再生装置を用いる記録方法であって、記憶部に前記可換情報媒体の履歴情報の有無を判断するステップと、前記記憶部に格納された情報を前記制御部を介して前記記録再生部が備えるバッファ部に読み出すステップと、前記バッファ部から前記可換情報媒体の記録動作に関する情報を抽出するステップとを含む。
【0014】
また、上記情報記録方法において、記録再生部の電源切断の指令を制御部を介して前記記録再生部が受信したとき、前記電源切断の処理に先立ち、記録動作に関する情報を記憶部に格納する要否判断をするステップをさらに含む。
【0015】
また、本発明の情報再生方法は、可換情報媒体に情報信号を記録再生する記録再生部と、前記可換情報媒体の前記記録再生部に対する履歴情報を格納する記憶部を備え、前記記録再生部に対し記録再生動作を制御する制御部とを含む記録再生装置を用いる再生方法であって、記憶部に前記可換情報媒体の履歴情報の有無を判断するステップと、前記記憶部に格納された情報を前記制御部を介して前記記録再生部が備えるバッファ部に読み出すステップと、前記バッファ部から前記可換情報媒体の再生動作に関する情報を抽出するステップとを含む。
【0016】
また、上記情報再生方法において、記録再生部の電源切断の指令を制御部を介して前記記録再生部が受信したとき、前記電源切断の処理に先立ち、再生動作に関する情報を記憶部に格納する要否判断をするステップをさらに含む。
【0017】
【発明の実施の形態】
第1の本発明は、可換情報媒体に情報信号を記録動作及び/または再生動作を制御する制御手段に、当該可換情報媒体の履歴情報を格納する記憶手段を備えるため、記録再生装置の電源投入時に記憶手段から履歴情報を取得するだけで直ちに記録動作及び/または再生動作に移行できるため、電源投入からの起動時間を短縮できる作用効果を有する。
【0018】
上記履歴情報が、可換情報媒体の載置の有無情報、可換情報媒体の情報層の種類に関する情報、可換情報媒体の欠陥情報、及び可換情報媒体の制御情報の群から選択される少なくとも何れか1つの情報を含む構成を採用すると、可換情報媒体に応じた記録再生手段の条件設定を短縮でき、以て電源投入時の起動時間が短縮できる。
【0019】
第2の本発明は、バッファ部から記録動作に関する情報を抽出するステップを有する情報記録方法であるため、抽出した記録動作に関する情報に基づき記録再生装置の回路設定を可換情報媒体の記録に最適な条件に直ちに移行でき、以て記録再生装置における記録動作の起動時間を短縮できる作用効果を発揮する。
【0020】
上記情報記録方法において、記録再生部の電源切断指令を当該記録再生部が受信した際、電源切断に先立ち記録動作に関する情報を記憶手段に記憶する要否判断ステップを備えるため、記録再生部の電源切断後で電源を再投入した際に、電源切断前の可換情報媒体の履歴情報の内記録動作に関する情報が得られることで記録動作に移行でき、電源再投入時の記録再生部の記録開始までに要する立ち上げ速度を短縮することができる。
【0021】
第3の本発明は、バッファ部から再生動作に関する情報を抽出するステップを有する情報再生方法であるため、抽出した再生動作に関する情報に基づき記録再生装置の回路設定を可換情報媒体の再生に最適な条件に直ちに移行でき、以て記録再生装置における再生動作の起動時間を短縮できる作用効果を発揮する。
【0022】
上記情報再生方法において、記録再生部の電源切断指令を当該記録再生部が受信した際、電源切断に先立ち再生動作に関する情報を記憶手段に記憶する要否判断ステップを備えるため、記録再生部の電源切断後で電源を再投入した際に、電源切断前の可換情報媒体の履歴情報の内再生動作に関する情報が得られることで再生動作に移行でき、電源再投入時の記録再生部の再生開始までに要する立ち上げ速度を短縮することができる。
【0023】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は本発明の一実施の形態における記録再生装置として、テレビ番組やビデオカメラ等からの映像音声信号を記録再生できるレコーダの構成図を示す。図1において、1は上述のディスクを記録再生できるディスクドライブ、2はディスクドライブ1の記録再生(場合によっては消去も含む)動作、入出力端子3からの各種情報信号、及びディスクドライブ1の電源のオン・オフを制御する制御部である。
【0024】
ディスクドライブ1において、102はディスク101を回転駆動するスピンドルモータ、103はディスク101の情報層(図示は省略)に入出力端子3から入出力する情報信号を記録再生する光ピックアップ、104はスピンドルモータ102及び光ピックアップ103を制御するサーボ部、105は光ピックアップ103の出力信号からRF信号やサーボ信号を増幅する増幅器、106は増幅器105の出力信号を2値化する信号処理部、107は信号処理部106で2値化したRF信号をデコードするデコーダ、108はデコーダ107の出力信号を一時格納するデータバッファ、109はディスクドライブ1の記録再生動作を制御するCPU、110はデータバッファ108から得た情報信号をエンコードするエンコーダ、111はエンコーダ110のエンコード信号をCPU109の制御信号で制御し光ピックアップ103のレーザ光源(図示は省略)のパワーを制御するパワー制御部である。なお、CPU109は、データバッファ108から制御信号成分を入力し、前述のパワー制御部111の他サーボ部104、増幅器105及び信号処理部106も制御する制御信号を出力する。また、制御部2には、制御部2で取り扱う各種制御情報、及び/または、ディスクドライブ1によるディスク101に対する記録再生に関する情報等の履歴情報を格納するメモリ201を備える。
【0025】
以上のように構成されたレコーダの動作について図1〜3を参照しながら説明する。図2は電源オンから記録動作または再生動作を完了するまでに必要な主なステップを示している。レコーダの電源をオンすると、従来技術と同様にディスクドライブ1のサーボ部104、増幅器105、信号処理部106及びパワー制御部111等の周辺回路、CPU109及びデータバッファ108を初期化する初期設定を行う(S1)。次に、メモリ201にディスクの履歴情報の有無を判断し(S2)、履歴情報がない場合はS3に、履歴情報がある場合はS10に進む。
【0026】
まず、履歴情報がない場合について説明する。レコーダのメモリ201にディスクの履歴情報が格納されていない場合としては、例えばレコーダを購入後初めて起動する場合、電源投入前にディスクが載置されていなく電源投入後にディスクをレコーダに挿入した場合、電源投入後に別のディスクを入れ換えた場合、ディスクは電源投入前から載置されているが電源切断から電源投入までに例えば数ヶ月等の時間が経過した場合、ディスクはレコーダに載置されていなく且つ例えば数ヶ月等の時間が経過した場合等があるが、本実施の形態ではレコーダに電源が投入されたときにディスクが載置されている(履歴情報有り)か、ディスクが載置されていない(履歴情報無し)かの例で以下説明する。
【0027】
電源投入時にディスクが載置されていない場合は、まず光ピックアップ103のフォーカスをオンし、S字検出を行うことで光ディスクの有無検出を行う(S3)。S3で光ディスク無しを検出すると、レコーダを待機状態にし、ジョブを終了する。
【0028】
一方S4でディスク有りを検出すると、光ピックアップ102のフォーカスはオン状態のままで、ディスクを載置するターンテーブルをスピンドルモータ102で回転を開始する(S4)。その後、トラッキングエラー信号の位相差信号とプッシュプル信号とによりDVD−ROMディスク等のピット記録型ディスクかDVD−RAMディスク等の相変化型ディスクかの判別を行い、相変化型ディスクであればプッシュプル信号を、ピット記録型ディスクであれば位相差信号を用いたトラッキング制御回路を設定すると同時に、サーボ部104、信号処理部106、デコーダ107、データバッファ108を設定する(S5)。次に、サーボ部104及び信号処理部106の学習を行い(S6)、論理情報であるリードイン領域のコントロールデータ及び欠陥管理情報をディスク101からの読み込みを行い(S7)、データバッファ108に格納した後起動処理を終了し記録再生が可能となる(S8)。なお、ディスク101が記録型ディスクであって、ディスクドライブ1で記録中にディスク101に新たな欠陥を発見したときには、データバッファ108に当該欠陥管理情報を書き換えると共に、例えば記録動作停止時等のタイミングで当該欠陥管理情報をディスク101にも書き換える。
【0029】
ディスク101から読み出したデータサイズが大きいコントロールデータや欠陥管理情報のいわゆる論理情報は、データバッファ108に格納される。データバッファ108に格納されているデータは、ディスクドライブ1の電源(本実施の形態ではレコーダの電源)が投入されている間は例えばCPU109で読み出し可能で、CPU109は当該論理情報に基づき増幅器105、信号処理部106及びパワー制御部111を制御することができる。しかしながら、レコーダの電源が切断されると同時にデータバッファ108に格納されているデータは全て消失するため、その後レコーダの電源を投入してもデータバッファ108に蓄積されていた論理情報を始め学習結果等の情報は再び振り出しに戻って一からやり直しとなる。
【0030】
このように、レコーダの制御部2から電源切断指令をディスクドライブ1が受信した場合について図3を参照して説明する。ディスクドライブ1が電源切断の指令を受けると、データバッファ108に格納されている欠陥管理情報を、ディスク101の欠陥管理領域等に記録する要否を判断する(S31)。S31で記録すると判断した場合はディスク101の所定領域に記録し(S32)、サーボを切るS33を行う。また、最新の欠陥管理情報が既にディスク101に記録済みである等でS31で記録しないと判断した場合はサーボを切るS32を行う。このようにしてサーボを切った後スピンドルモータ102を停止し(S34)、次に論理情報や学習結果等の可換情報媒体の履歴情報をメモり201に記憶する要否を判断する(S35)。S35で記憶すると判断した場合、メモリ201にデータバッファ108に格納されているデータを記憶する(S36)。なお、図3では省略したが、データバッファ108に格納されている情報全てをメモり201に記憶するか、一部を記憶するかの判断も適宜適用できる。メモリ201に記憶した後電源を切断し(S37)、レコーダのジョブが終了する。S35で記憶する判断を選択した流れでは、データバッファ108が格納している情報はメモリ201に記憶されるため、レコーダの電源が再び投入されたときに、メモリ201からディスク101の履歴情報をデータバッファ108に読み込むことができ、電源再投入時のディスクドライブ1の起動時間が短縮できる。なお、S35の判断はS32からS36の間の何れでも良いが、電源再投入の状態を正確に記憶するためにはモータ停止のS34の後に行うことが好ましい。
【0031】
一方S35で記憶しないと判断した場合には、S37で電源を切りレコーダのジョブが終了する。この流れの場合、上述したようにデータバッファ108に格納されていたデータは全て消失してしまうため、論理情報や学習結果等の可換情報媒体の履歴情報を逐一データバッファ108に格納し直す必要がある。なお、例えば学習結果に係る情報等のみを、S32からS37までの間(通常はS34とS37との間)で、メモり201に格納するステップを備えることも適宜選択して行えるが、何れにしてもデータバッファ108に格納されている情報の内、立ち上げ速度の向上に関する情報を選択しない場合は、その分だけ遅くなる。但し、S35で記憶の必要なしと選択した場合であっても、メモリ201に格納されている情報を全て削除しさえしなければ、最新の情報ではないにしてもメモリ201に格納されている情報を、再立ち上げに際してデータバッファ108に読み込むことができ、この場合は再立ち上げの速度の向上効果は、S35で記憶するを選択した場合と同じである。なお、この場合にはデータバッファ108に格納するデータは、最新のデータではないためディスク101として最適である保証に欠けるが、例えばメモり201に格納されているデータの格納年月日等で採用するか否かを判断する構成等を付加することによってある程度の信頼性は確保できる。
【0032】
以上説明した電源切断の流れの内、S35で記憶しない判断を下した場合が従来技術に相当し、再びレコーダの電源を投入すると、履歴情報は全て失われているため、一からの立ち上げとなる。この流れで立ち上げた際に必要とする情報量及び所用時間を論理情報を例に挙げ、図4を参照しながら説明する。
【0033】
図4は、本発明のレコーダに使用するディスクの一例として、DVD−RAMディスクの論理情報の概略構成を示した図である。DVD−RAMディスクの内周側のリードイン領域に、記録再生するために必要な物理情報等を持つコントロールデータがあり、DVD−RAMディスクの起動の際に、このコントロールデータの中の必要な情報がディスクドライブ1のデータバッファ108を介してCPU109に読み込まれる。ディスクドライブ1に読み込まれるコントロールデータのデータ量は、通常4kB程度である。また、このコントロールデータはDVD−RAMディスクのエンボス(ピット部、ROM等とも称される)領域にあるため、エンボス領域とは物理特性の違うリライタブル領域であるデータ領域等からシークするためには、300msec程度の時間が必要である。また、逆にエンボス領域からリライタブル領域にシークする際にも、同じだけの時間を必要とする。よって、リライタブル領域で起動中にコントロールデータを読み込むためには、リライタブル領域からエンボス領域へのシークと、エンボス領域からリライタブル領域へのシークとが発生し、合計600msec程度の時間を要することになる。
【0034】
次に、欠陥管理情報領域であるDMAは内周側のリードイン領域にDMA1とDMA2、外周のリードアウト領域にDMA3とDMA4の4領域に同じデータが記録されており、それぞれ64kBの容量を持つ。正しいデータを取得するためには4つの領域を読み込んで比較し、もしデータが異なった場合は多数決で決める。DVD−RAMディスクで記録再生するためには、この欠陥管理情報の読み込みは必須であり、コントロールデータと同じく起動時に読み込まれる。DMAの読み込みは内周と外周の4領域を読み込むため、内外周のシークが発生し数百msecの時間が必要となる。
【0035】
以上のように、論理情報だけであっても256kB程度の容量を必要とし、当該論理情報に基づきディスクドライブ1が正常に動作するまでの時間は数百msec程度の所用時間を要するが、実際のレコーダではディスク101の載置の有無情報、ディスク101の情報層の種類の情報、コントロールデータ情報、及び欠陥管理情報を読み込んで記憶するためには、それぞれ68KB程度のの容量を持つメモリが必要である。これらの容量を全てディスクドライブ1に搭載するにはコストアップになるため、電源オン後の起動時には毎回装着されているディスクから読み込みを行っており、数sec〜数十secの処理時間を要していた。この処理時間は数値的には短く感じられるが、例えばレコーダでテレビ番組をタイマー録画し、レコーダが停止状態になった後当該タイマー録画した番組を視聴する際に、ユーザーはレコーダが動作するまで待つことになり、実感として待ち時間は数値よりはるかに長く感じられるものであるため、処理時間の短縮はユーザーにとって根強い願望がある。
【0036】
次に、S35で記憶するを選択した場合について、レコーダでタイマー録画した番組を録画後視認する時を例に挙げ説明する。前述の通り、電源切断過程でデータバッファ108に格納されている情報はメモリ201に格納されており、電源を再投入するとS2で履歴情報有りを選択し、履歴情報を制御部2を介してデータバッファ108に格納する(S10)。データバッファ108に格納された履歴情報をCPU109が読み取り、制御信号をサーボ部104、増幅器105、信号処理部106及びパワー制御部111に指令を送り、制御信号を受信した各機器の条件設定を行う(S11)。この状態で、タイマー録画でのディスクドライブ1の条件は設定され、ディスク101は装着されたままであるのでスピンドルモータ102の回転を開始し、記録再生動作(本実施の形態では再生動作)を行う。なお、本実施の形態のようにタイマー録画したディスク101のラストアドレスや先頭アドレス等の番組情報は、レコーダは一般的に制御部2で制御し、データ自体は制御部2が備えるメモリに格納されているため、当該メモリから制御部2及びデータバッファ108を介してサーボ部104にサーボ信号を発信し、ピックアップ103がディスク101の先頭アドレスまでジャンプし再生動作を行う。このように履歴情報を選択すると、ディスクドライブ1の立ち上げに必要な情報は全てディジタル信号で直接与えられるため、立ち上げの時間は瞬時に終了するため、前述した従来例で必要とした数百msec〜数secの待ち時間を短縮することができる。また、制御部2が備えるメモリに格納される情報としては、他に例えば制御部2のファームウェア、記録の途中経過に関する情報、ハードディスクを備える場合はハードディスクの管理情報や制御に関する情報等がある。本発明の履歴情報を格納するメモリ201を上記制御部2が備えるメモリと共用すると、メモリを増設する必要がないためレコーダとしてのコストアップを抑制できる。なお、制御部2に備えるメモリは例えばファームウェアは8〜16MB程度を必要とするため、高々4kBのコントロールデータや64kBの欠陥管理情報を格納する容量は充分確保できる。
【0037】
なお、上述の実施の形態では、タイマー番組録画の後当該番組を視認する場合を例に挙げたため、履歴情報に可換情報媒体の載置の有無判断に関しては説明を省いたが、例えばタイマー番組録画・視認再生を行った後再び視認再生する場合等では載置の有無判断を追加しても良いこと勿論であり、その場合にはS11とS12との間に可換情報媒体の載置の有無判断ステップを入れるだけである。また、上述の実施の形態では、可換情報媒体の欠陥情報及び可換情報媒体の制御情報の双方の場合について説明したが、何れか一方でも良く、さらにレコーダとしてシステムの制御をする制御部が備える他の情報と組み合わせても良いこと当然である。
【0038】
さらに、上記実施の形態では主に記録動作に関する情報について説明したが、履歴情報が記録動作のみに関する情報である場合は極めて少なく、例えば再生に必要なレーザパワー等の再生動作に関する情報も一般的には記録動作に関する情報に含まれるが、例えば本実施の形態で挙げたようにタイマー録画した願組を後で再生するだけの場合では再生動作に関する情報のみでも良い。また、記録動作に関する情報を選択するか再生動作に関する情報を選択するかは、例えばユーザーが好みに応じて適宜選択できる切換スイッチを備えることで対応できる。
【0039】
また、上記実施の形態では、電源切断の際に記録動作に関する情報をメモリに格納しない場合は、再生に際し電源を再投入したときディスクドライブは一から設定をやり直す場合を説明したが、この実施の形態で取り上げたタイマー録画した番組を再生するような場合では、一般的に再生動作に関する情報は最新の情報でなくてとも適応できることが多いため、メモリ201に記憶されている情報を適用する構成でも対応可能である。
【0040】
また、上記実施の形態では、光ディスクの有無検出をスピンドルモータ回転開始前に行う例を説明したが、スピンドルモータ回転開始後に行っても良いこと勿論である。
【0041】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、電源オンからの情報記録再生装置の起動時間を短縮することができるという有利な効果が得られる。また、可換情報媒体を電源投入後に高速起動するために必要な履歴情報を格納するメモリを、情報記録装置を制御する制御部が備えるメモリと共用することも可能であり、大容量化と効率的利用とを図ることができるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の記録再生装置の要部構成図
【図2】同記録再生装置における起動過程のフロー図
【図3】同記録再生装置における電源オフ過程フロー図
【図4】記録型ディスク領域構造の一例の概略構成図
【図5】従来の記録再生装置における起動過程のフロー図
【符号の説明】
1 ディスクドライブ
2 制御部
3 入出力端子
101 ディスク
102 スピンドルモータ
103 光ピックアップ
104 サーボ部
105 増幅器
106 信号処理部
107 デコーダ
108 データバッファ
109 CPU
110 エンコーダ
111 パワー制御部
201 メモリ
Claims (6)
- 可換情報媒体に情報信号を記録再生する記録再生手段と、前記記録再生手段に対し記録再生動作を制御する制御手段とを含み、前記制御手段に前記可換情報媒体の履歴情報を格納する記憶手段を備えることを特徴とする記録再生装置。
- 可換情報媒体の履歴情報が、可換情報媒体の載置の有無情報、可換情報媒体の情報層の種類に関する情報、可換情報媒体の欠陥情報、及び可換情報媒体の制御情報の群から選択される少なくとも何れか1つの情報を含むことを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
- 可換情報媒体に情報信号を記録再生する記録再生部と、前記可換情報媒体の前記記録再生部に対する履歴情報を格納する記憶部を備え、前記記録再生部に対し記録再生動作を制御する制御部とを含む記録再生装置に適用する記録方法であって、
記憶部に前記可換情報媒体の履歴情報の有無を判断するステップと、
前記記憶部に格納された情報を前記制御部を介して前記記録再生部が備えるバッファ部に読み出すステップと、
前記バッファ部から前記可換情報媒体の記録動作に関する情報を抽出するステップとを含むことを特徴とする情報記録方法。 - 請求項3記載の情報記録方法であって、記録再生部の電源切断の指令を制御部を介して前記記録再生部が受信したとき、前記電源切断の処理に先立ち、記録動作に関する情報を記憶部に格納する要否判断をするステップをさらに含むことを特徴とする情報記録方法。
- 可換情報媒体に情報信号を記録再生する記録再生部と、前記可換情報媒体の前記記録再生部に対する履歴情報を格納する記憶部を備え、前記記録再生部に対し記録再生動作を制御する制御部とを含む記録再生装置に適用する再生方法であって、
記憶部に前記可換情報媒体の履歴情報の有無を判断するステップと、
前記記憶部に格納された情報を前記制御部を介して前記記録再生部が備えるバッファ部に読み出すステップと、
前記バッファ部から前記可換情報媒体の再生動作に関する情報を抽出するステップとを含むことを特徴とする情報再生方法。 - 請求項5記載の情報再生方法であって、記録再生部の電源切断の指令を制御部を介して前記記録再生部が受信したとき、前記電源切断の処理に先立ち、再生動作に関する情報を記憶部に格納する要否判断をするステップをさらに含むことを特徴とする情報再生方法。
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