JP2009104085A - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

光走査装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光ビームを1次元的に往復走査させる光走査装置において、揺動変動が生じた場合に、光ビームの点滅を好適に調整する。
【解決手段】走査領域の両端部近傍に位置検知手段(基準点1,2)を設け、基準点1を走査光が通過した時点から、走査光が走査領域の終端で折り返し、再び基準点1を通過する時点までの時間をTaとし、基準点2を走査光が通過した時点から、走査光が走査領域の終端で折り返し、再び基準点2を通過する時点までの時間をTdとし、Ta+Td=Tgとなる標準時間Tgと、前記Ta及びTdと、の関係に応じて、光ビームの点滅周期及び点滅開始タイミングの少なくとも一方を制御する制御手段を備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、光走査装置及び画像形成装置に関し、特に、マイクロミラーをトーションバー軸の周りに揺動させ、ミラーに反射した光ビームを走査するマイクロスキャナの振幅検知に関する。
従来の光走査装置において、光ビームを走査する光偏向器としてポリゴンミラーが多く用いられている。ポリゴンミラーは高速に回転して光ビームを走査する光偏向器であるが、ポリゴンミラーを用いた画像形成では、より高い解像度の画像及び高速の画像形成を達成するには、ポリゴンミラーをさらに高速に回転させる必要がある。
しかし、ミラーの高速回転を達成するには、軸受けの耐久性を向上し、発熱、騒音の対策を行う必要がある課題を解決しなければならない、したがって、ミラーが形成された回転体を使用した高速走査には限界がある。一方近年光ビームを走査する光走査装置は、シリコンマイクロマシニング技術を利用した微小ミラーを揺動させる構成の物が提案されている。この様なマイクロミラーディバイスはその駆動方式から大別して、電磁駆動方式、静電駆動方式が提案されている。
特許文献1では磁界発生手段を用いた方法を提案している、特許文献2では静電誘導発生手段を用いた方法を提案されている。前記従来の提案ではマイクロミラー可動部の駆動方式として、磁界発生手段を用いた駆動方式或は静電誘導発生手段を用いた駆動方式では駆動電圧を正弦波交流信号として定常的に印加して駆動する方式となっている。静電誘導発生手段を用いた代表的な例として特許文献3で開示された静電引力によってミラーを揺動させる光走査装置を示す事が出来る。
静電駆動方式は現在2の方式が用いられている。一つは駆動電極が平行平板電極構成であり、他は櫛歯型電極構成とした方式である。櫛歯型電極方式は、一般的に変動量、駆動力とも、平行平板電極方式より大きく優れていると言われている。櫛歯型電極を用いた方式は特許文献4、特許文献5、特許文献6等である。
さて、光ビームを走査する光偏向器を用いて光走査し、画像形成する場合、走査速度の変動、一般的には、任意の距離間を走査する走査時間の変動(ジター)を0.02%以下にする必要がある。ところが、前記マイクロミラーは使用環境の変動により揺動振幅が変動する事が知られている。前記マイクロミラー揺動振幅の変動は、光ビーム走査のジターの変動として生じ、画質を低下する要因になっている。この問題を解決するために多くの提案がなされている。
提案の代表的な方式は、前記ジターを計測し、ジターの変動量から、マイクロミラー揺動振幅の変動を推定し、その変動分を補正するよう、マイクロミラーの印加エネルギーを調整していた。特許文献7、特許文献8においては、偏向ミラーの共振周波数の変動による画質悪化の対策として、偏向ミラーの駆動周波数あるいは揺動振幅を調整する方法を用いて対応していた、即ち偏向ミラーを直接制御して画質維持をしている。
特許文献9、特許文献10、においては偏向周波数の変化による画質悪化改善の方法として、周波数測定手段と時間調整手段を設け、光ビーム出射時間を調整する事により、実現している、即ちこの場合は、偏向ミラーの揺動周波数が変動しても、偏向ミラーの駆動手段を直接調整する事無く、画質改善の方法を提案している。
特開2002−078368号公報 特開平08−211320号公報 特許第3011144号公報 特許第3006178号公報 特開平05−224751号公報 特開2003−241120号公報 特開2005−208460号公報 特開2005−208450号公報 特許第3584595号公報 特許第3543473号公報
しかしながら、前記いずれの場合も、画質悪化の原因として、偏向ミラーの揺動周波数変動について述べられているが、我々が開発している偏向ミラーの特性を評価すると、揺動周波数の変動、即ち、周波数ジターは0.003%以下であり、それより、振幅変動が大きい結果になっている。測定値によると振幅変動に拠る光ビームジターは0.2%のレベルであり、1200dpi画素密度で4画素分の画素ずれになる。
よって、本発明者らが開発している偏向ミラーを用いた画質悪化の原因は揺動変動に拠る割合が多いと判断した。この様な課題に対して、従来、上述のように、偏向ミラーの変動には直接偏向ミラーの揺動振幅を調整する手段が用いられるが、我々が開発している偏向ミラーの応答特性としての時定数が大きいため高速な偏向ミラーの調整が困難であり、揺動振幅調整に拠る画質悪化防止には限界を感じている。また、揺動変動には、揺動振幅変動と、揺動中心位置変動が生じている知見を得た。そこで、前記2つの変動を分離可能として、各々の特徴に応じた画質悪化防止の対策が必要である。
本発明は、上記従来技術の実情に鑑みて、光ビームを1次元的に往復走査させる光走査装置において、揺動変動が生じた場合に、光ビームの点滅を好適に調整することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の第1の態様は、光ビームを1次元的に往復走査させる光走査装置であって、走査領域の両端部近傍に走査光検出手段を設け、第1の走査光検出手段を走査光が通過した時点から、走査光が走査領域の終端で折り返し、再び前記第1の走査光検出手段を通過する時点までの時間をTaとし、第2の走査光検出手段を走査光が通過した時点から、走査光が走査領域の終端で折り返し、再び前記第2の走査光検出手段を通過する時点までの時間をTdとし、Ta+Td=Tgとなる標準時間Tgと、前記Ta及びTdと、の関係に応じて、光ビームの点滅タイミング及び点滅開始タイミングの少なくとも一方を制御する制御手段を備えることを特徴とする光走査装置である。
本発明によれば、光ビームを1次元的に往復走査させる光走査装置において、揺動変動が生じた場合に、光ビームの点滅を好適に調整することが可能となる。
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。まず、光ビームを1次元的に往復走査させる光走査装置の中心部品となる光偏向器について説明する。
図1と図2は、いずれも本実施形態に係る光偏向器を示している。図1を参照すると本実施形態に係る光偏向器は、シリコンからなる支持基板1に可動板7の両端が弾性支持部2で支持されている。可動板端面には可動電極4が設けられ、可動電極4に対向する位置に固定電極3が設けられている。可動電極4とその可動電極4に対向する固定電極3の間には例えば5μmのギャップを設けていて、この電極間に電圧を印加する事により電極間に静電引力が働き、可動板7の端面が固定電極3に引き寄せられる。この様に構成される光偏向器の動作を図3を参照して説明する。
図3は本実施形態に係る光偏向器の動作を説明するための図である。
図3において、可動板7に付設された可動電極4はシリコン基板1に引き出され図示されないパッドを介して接地される。固定電極3と可動電極4の位置関係が図3(a)の状態において、固定電極3に、例えば30Vの電圧を印加すると、可動板7は、固定電極3と可動電極4の間に働く静電力と梁の捻り剛性により、図中時計回りに振れる。
次に、図3(b)に示す様、可動板7が水平位置に達した時点で固定電極3への電圧印加をOFFにすると、可動板7は、慣性モーメントにより時計回り方向に更に振れる。最終として、図3(c)に示す様に、慣性モーメントと梁の捻り剛性とが釣り合う位置まで振れる。最大振れ角まで到達すると一時停止しその後振れてきた方向と逆向きに振れを開始する。図3では反時計回りに振れ始める。
反時計方向に振れ始めた後、適時固定電極3に再度電圧を印加すると、可動板7は、固定電極3と可動電極4の間に働く静電力と梁の捻り剛性により、図中反時計回りに振れる。再び可動板7が水平位置に達した時点で固定電極3への電圧印加をOFFすると、可動板7は、慣性モーメントにより反時計回り方向に更に振れる。最終として、図3(a)に示す様に、慣性モーメントと梁の捻り剛性とが釣り合う位置まで振れる。この様な固定電極3への電圧印加周波数を可動板の共振周波数に合わせることにより、変位の大きい振れ角で可動板を揺動させることが出来る。
本実施形態に係る光偏向器の構成及び動作については以上で説明を終えるが、更に詳しい動作態様については、例えば、特許文献9に記載されている公知技術等を参照してもよい。
図2は、図1に示す光偏向器の変形例を示す。図2において、ミラー基板の梁に支持されていない端部は、櫛歯形状をなしており、同一部位の内フレームに設けられた同じく櫛歯形状の駆動様の固定電極に微小ギャップを隔ててかみ合う形で対抗している。この櫛歯形状が駆動用電極として作用する。この様に電極を櫛歯形状にする事により、電極面積が大きく出来、従って駆動トルクをより大きくすることが出来、可動板の振れ角をより大きくする事が出来る。この様に揺動する可動板7の反射面5に光ビームを照射すると、可動板7の揺動により入射光が反射面5により偏向する事ができる。
図2に示す光偏向器(以下、櫛歯電極型という)の動作を、図4を参照して更に詳細に説明する。
図4において、支持部材2は捩り梁構造になっている。前記支持部材2に支持された可動板7は支持部材2を軸にして回転揺動を可能とする。可動板7の揺動周波数fyは以下の式で近似される。
fy=1/2π√(Ky/Iy)
fy:可動板7の共振周波数、
Iy:慣性モーメント、
Ky:バネ定数
バネ定数Kyは、梁幅a,梁高さb,梁長さLyとすると、次式で与えられる。
Ky=(Jp×G)/Ly、
Jp=0.141×a×b^3、
G=Ey/(2(1+ι))、
Ey:ヤング率
ι:ポアソン比
慣性モーメントIyは、可動板7の横幅、長さ、厚さについて、それぞれ、横幅d,長さe,厚さcとすると、次式で与えられる。
Iy=My×(e^2+c^2)/12、
My=ρ(d×e×c)
上記式に示すように、共振周波数fyは、上記支持部材2と可動板7の形状によって決定される。
図5は、本実施形態に係る光走査装置の概略図である。図5に示す光走査装置は、偏向ミラー40、光ビーム発生手段44、信号検知部45を含んで構成されている。偏向ミラー40は、図1と図2を用いて示した光偏向器を適用することができる。光ビーム発生手段44が発生させた光ビームは、偏向ミラー40により像担持体60面上、信号検知部45面上を往復走査する。本実施形態の光ビーム走査は、図1と図2を用いて示した光偏向器を適用しているので、通常の回転ポリゴンミラーと異なり、光走査方向の変換点が存在する。
光ビームが像担持体60を走査中に、所定の間隔で光ビームを点滅させることにより、像担持体60に像を形成可能となる。ところで、形成画像の画質を左右する要因として、前記像担持体60に光ビームを走査させて形成される画素の位置精度が重要であることが知られている。また、一般的に隣り合う画素の変動は1/2画素以内と言われている。
従来の偏向ミラーを用いた光走査装置においては、特許文献7や特許文献8に記載されている様、偏向ミラーの共振周波数の変動による画質悪化の対策として、偏向ミラーの駆動周波数、或いは揺動振幅を調整する方法を用いて、偏向ミラーを直接制御して画質維持をしている。
本発明者らが開発している、光走査装置においては、像担持体60での画素位置の変動の原因は、主に偏向ミラー40の揺動振幅の変動と、像担持体中央位置に対して光走査中央位置の蛇行である知見を得た。そこで、偏向ミラー40の揺動振幅の変動、走査中央位置の蛇行を少なくする事が必要である。
このような課題に対して、従来提案されている解決方法は、特許文献8に記載されている、有効走査領域を走査する走査時間を計測し、計測結果から振幅を調節する方法が一般的である。しかしながら、本発明者らの実験では、前記振幅を調整する方法を用いてもジターの改善は、ジター値として0.04%程であり、2画素分程の位置ずれが生じ、画質改善には至らなかった。そこで、更なる画質改善を可能にする本発明の実施形態を以下に示す。
まず、本実施形態が問題にする揺動変動の形態について、図6と図7を参照し、2つの類型に分けて説明する。
図6は、偏向ミラー40の揺動軌跡について、横軸時間に対して、縦軸振幅で図示したものである。図6中、揺動波形1と揺動波形2と揺動波形3との様に、揺動周波数が同一で、揺動振幅が異なる場合、各々の光ビーム走査方向変更点を含む任意の点での時間を計測する事により、その変動幅を間接的に知る事ができる。
図6にて、揺動波形1は揺動振幅θL3とθH3揺動時の基準点1における、往路θH3復路θH3間の走査時間はTa1と計測される。ここで、揺動波形1に対して揺動増加変動θΔH3_4が生じた場合、基準点1での走査時間はTa2と計測される。即ち、基
準点1位置での走査時間を計測することにより揺動変動を知る事が出来る。
また、図7は、偏向ミラー40の揺動軌跡について、横軸時間に対して、縦軸振幅中央位置の変位を図示したものである。図7に示す揺動軌跡は、その揺動振幅中央位置が、元はθ01の位置にあったものがθ02に変位し、更にθ03に変位した場合のものも示している。揺動波形1に対して基準点1での走査時間Ta1、基準点2での走査時間Td1が計測され、揺動波形2に対して基準点1での走査時間Ta2、基準点2での走査時間Td2が計測され、揺動波形3に対して基準点3での走査時間Ta3、基準点2での走査時間Td3が計測される。即ち、基準点1,2の位置での走査時間を計測することにより揺動変動を知る事が出来る。また、揺動変動が揺動振幅中央位置の変位のみである時、Ta1+Td1=Ta2+Td2=Ta3+Td3の関係がある。
図6で示す揺動振幅変動による画質悪化は、基準点1〜2間のビーム走査時間の変動が大きい事に起因し、主に、主走査方向の画像比率が変動する。一方で、図7で示す揺動振幅中央位置変動による画質悪化は、基準点1〜2間のビーム走査時間の変動が図6に比べ大きくはないが、主に、主走査方向の終端部で画像の伸縮が生じる。この2つの揺動変動形態を分離して、各々に適した画像悪化対策が必要である。
図8は、本実施形態に係る光走査装置の動作を説明するための図である。図8を参照すると、本実施形態に係る光走査装置は、偏向ミラー40を用いて、像担持体60上を光ビームを点滅して走査し、像を形成するための基本的な構成と、偏向ミラーの揺動波形と、が示されている。光ビームを発生する光ビーム発生手段44から発生した光ビームは、偏向ミラー40に入射し、偏向ミラー40により前記光ビームは、偏向・出射させられる。前記光ビームは、像担持体60上を往復走査するが、特定の光走査範囲Lで、点滅するよう制御される。具体的には、図示しない光ビーム点滅制御手段が光ビーム発生手段44を点滅制御することによって実現する。
図8において光ビーム走査全領域の中心部から離れた両端部側任意の位置に基準点1、基準点2を設ける。また、往復走査において、往路方向走査での前記基準点1を光ビームが通過した時点から往路方向終端部で光ビームが折り返し、更に復路方向走査で前記基準点1を光ビームが通過するまでの時間Taを測定する光ビーム走査時間測定手段を設ける。また、測定された前記光ビーム走査時間Taに応じて、前記端部側任意の基準点1から前記光ビームを任意時間以内に点滅可能とし、その任意時間内点滅の繰り返しを周期的に行える様にしている。なお、偏向ミラー40による光ビームの点滅制御を用いた像担持体60への像形成は、点滅開始タイミングは基準点1からの走査時間により調整する。
また、上記光ビーム走査時間測定手段は、復路方向走査での前記基準点2を光ビームが通過した時点から復路方向終端部で光ビームが折り返し、更に往路方向走査で前記基準点2を光ビームが通過するまでの時間Tdを測定する。測定された前記光ビーム走査時間Tdに応じて、前記端部側任意の基準点2から前記光ビームを任意時間以内に点滅可能とし、その任意時間内点滅の繰り返しを周期的に行える様にしている。なお、偏向ミラー40による光ビームの点滅制御を用いた像担持体60への像形成は、点滅開始タイミングは基準点2からの走査時間により調整する。
この様に、光ビームの往復時に像担持体60に画像を形成する際、以下の様に、特定光走査範囲Lでの点滅の回数は特定走査範囲Lに形成する画素密度より算出される、例えば、画素密度をM[dpi(ドット/インチ)]とすると、全画素数は、L×M個である。そして、隣合う画素間距離は1/M[インチ]である。画像悪化を防止するためにはこの画素間距離の変動を1/2画素以下に抑えなければならない。前記画素間距離の変動抑制には光ビームの点滅タイミングの変動を少なくする事が必要である。
前記述べた様、光ビーム点滅開始位置の変動又は光ビーム点滅のタイミング変動は、偏向ミラーの揺動振幅変動に起因する割合が大きい。しかしながら、本実施形態に係る光走査装置は、揺動振幅変動の変動値を計測管理する事によって、その変動に対応して前記光ビーム点滅タイミングないし光ビーム点滅開始タイミングを調整する。その結果、往復画像形成時においても画質悪化を軽減できる。
本実施形態に係る光走査装置の制御部は、図16のブロック図に示すような駆動手段によって構成される。位置検出手段45にて検知した光走査信号から同期基準信号を生成する同期基準信号生成部237、時間差演算回路部246、時間計測部249等を有し、前記図8を参照して説明したTa,Td,Tb等を計測する事が出来る。また、この様な手段を用いる事により、図8、図9、図10に示す各光走査時間を計測できる(後述)。また、前記制御手段は、前記計測された走査時間Ta,Td,Tb,等から、必要に応じて更に、Ta+Td=Tg、Ta+Td≒Tg、Ta=Td、Ta≒Tdの真偽値の演算を実行する。
また、前記光スキャナ駆動手段は、演算された、Ta+Td=Tg、Ta+Td≒Tg、Ta=Td、Ta≒Td、の結果から、画素位置の変動要因となる、揺動振幅変動、揺動振幅中央位置変動を分離する事が出来る。+Td≠Tg且つTa=Tdの場合は、揺動振幅変動が生じていると考えられ、TTa+Td=Tg且つTa=Tdの場合とTa+Td=Tg且つTa≠Tdの場合は、揺動振幅中央位置変動が生じていると考えられ、Ta+Td≠Tg且つTa≠Tdの場合は、揺動振幅中央位置変動と揺動振幅変動が生じていると考えられる。
図9は偏光ミラーの揺動振幅変動により、光ビーム点滅開始タイミングの変動メカニズムを図示し、本考案の光ビーム点滅開始タイミングの調整方法を述べる。揺動波形1について、基準点1における計測時間Ta1のとき、光ビーム点滅開始位置で光ビーム点滅を開始するタイミングはTc1である。このとき、Tc1はTa1から導き出され、t=Ta1にて前記Tc1は一義的に決定される。
次に揺動波形1の状態から揺動波形2に変化した場合について述べる。揺動波形2について、基準点1における計測時間Ta2のとき、光ビーム点滅開始位置で光ビーム点滅を開始するタイミングはTc2である。このとき、Tc2はTa2から導き出され、t=Ta2にて前記Tc2は一義的に決定される。さらに揺動波形1について、基準点2における計測時間Td1のとき、光ビーム点滅開始位置で光ビーム点滅を開始するタイミングはTe1である。このとき、Te1はTd1から導き出され、t=Td1にて前記Te1は一義的に決定される。
次に揺動波形1の状態から揺動波形2に変化した場合について述べる。揺動波形2について、基準点2における計測時間Td2のとき、光ビーム点滅開始位置で光ビーム点滅を開始するタイミングはTe2である。このとき、Te2はTd2から導き出され、t=Td2にて前記Te2は一義的に決定される。この様に、偏向ミラーの揺動振幅が変動したとしても、走査時間を計測し、その走査時間から、光ビーム点滅開始タイミングを決定する事により、両方向からの第1画素の位置ずれが無くなり画像品質の悪化を軽減できる。
図10に、偏光ミラーの揺動振振幅中央位置変動による、光ビーム点滅開始タイミングの変動メカニズムを図示し、本考案の光ビーム点滅開始タイミングの調整方法を述べる。揺動波形1について、基準点1における計測時間Ta1のとき、光ビーム点滅開始位置で光ビーム点滅を開始するタイミングはTc1である。このとき、Tc1はTa1から導き出され、t=Ta1にて前記Tc1は一義的に決定される。
次に揺動波形1の状態から揺動波形2に変化した場合について述べる。揺動波形2について、基準点1における計測時間Ta2のとき、光ビーム点滅開始位置で光ビーム点滅を開始するタイミングはTc2である。このとき、Tc2はTa2から導き出され、t=Ta2にて前記Tc2は一義的に決定される。さらに揺動波形1について、基準点2における計測時間Td1のとき、光ビーム点滅開始位置で光ビーム点滅を開始するタイミングはTe1である。このとき、Te1はTd1から導き出され、t=Td1にて前記Te1は一義的に決定される。
次に揺動波形1の状態から揺動波形2に変化した場合について述べる。揺動波形2について、基準点2における計測時間Td2のとき、光ビーム点滅開始位置で光ビーム点滅を開始するタイミングはTe2である。このとき、Te2はTd2から導き出され、t=Td2にて前記Te2は一義的に決定される。この様に、偏向ミラーの揺動振振幅中央位置が変動したとしても、走査時間を計測し、その走査時間から、光ビーム点滅開始タイミングを決定する事により、両方向からの第1画素の位置ずれが無くなり画像品質の悪化を軽減できる。
図11に、偏光ミラーの揺動振幅変動と揺動振振幅中央位置変動による、光ビーム点滅開始タイミングの変動メカニズムを図示し、本考案の光ビーム点滅開始タイミングの調整方法を述べる。揺動波形1について、基準点1における計測時間Ta1のとき、光ビーム点滅開始位置で光ビーム点滅を開始するタイミングはTc1である。このとき、Tc1はTa1から導き出され、t=Ta1にて前記Tc1は一義的に決定される。
次に揺動波形1の状態から揺動波形2に変化した場合について述べる。揺動波形2について、基準点1における計測時間Ta2のとき、光ビーム点滅開始位置で光ビーム点滅を開始するタイミングはTc2である。このとき、Tc2はTa2から導き出され、t=Ta2にて前記Tc2は一義的に決定される。さらに揺動波形1について、基準点2における計測時間Td1のとき、光ビーム点滅開始位置で光ビーム点滅を開始するタイミングはTe1である。このとき、Te1はTd1から導き出され、t=Td1にて前記Te1は一義的に決定される。
次に揺動波形1の状態から揺動波形2に変化した場合について述べる。揺動波形2について、基準点2における計測時間Td2のとき、光ビーム点滅開始位置で光ビーム点滅を開始するタイミングはTe2である。このとき、Te2はTd2から導き出され、t=Td2にて前記Te2は一義的に決定される。この様に、偏向ミラーの揺動振幅と揺動振振幅中央位置が変動したとしても、走査時間を計測し、その走査時間から、光ビーム点滅開始タイミングを決定する事により、両方向からの第1画素の位置ずれが無くなり画像品質の悪化を軽減できる。
次に、光ビームの点滅タイミングの制御について説明する。
揺動変動第1の形態
図9は偏光ミラーの揺動振幅変動により、光ビーム点滅タイミングの変動メカニズムを図示し、本考案の光ビーム点滅タイミングの調整方法を述べる。揺動波形1について、基準点1における計測時間Ta1のとき、特性光走査範囲Lで、画素密度M(dpi)の全画素数M×Lの光ビーム点滅周期の全体時間はTb1である。この時隣り合う画素間周期TGR1はTGR1=Tb1/(M×L)sec である。前記周期で生成する画素に対応して光ビームを点滅すると、画素間距離が一定の画像が得られる。このとき、Tb1、TGR1はTd1の関係式、Tb1=Tx(t)TGR1=Tx(t)で定義され、t=Ta1にて前記Tb1,TGR1は一義的に決定される。
次に揺動波形1の状態から揺動波形2に変化した場合について述べる。揺動波形2について、基準点1における計測時間Ta2のとき、特性光走査範囲Lで、画素密度M(dpi)の全画素数M×Lの光ビーム点滅周期の全体時間はTb2である。この時隣り合う画素間周期TGR2はTGR2=Tb2/(M×L)sec である。前記周期で生成する画素に対応して光ビームを点滅すると、画素間距離が一定の画像が得られる。ここのとき、Tb2、TGR2はTa2の関係式、Tb2=Tx(t),TGR2=Tx(t)で定義され、t=Ta2にて前記Tb2,TGR2は一義的に決定される。さらに揺動波形1について、基準点2における計測時間Td1のとき、特性光走査範囲Lで、画素密度M(dpi)の全画素数M×Lの光ビーム点滅周期の全体時間はTf1である。この時隣り合う画素間周期TGL1はTGL1=Tf1/(M×L)secである。前記周期で生成する画素に対応して光ビームを点滅すると、画素間距離が一定の画像が得られる。このとき、Tf1、TGL1はTd1から導き出され、t=Td1にて前記Tf1,TGL1は一義的に決定される。次に揺動波形1の状態から揺動波形2に変化した場合について述べる。揺動波形2について、基準点2における計測時間Td2のとき、特性光走査範囲Lで、画素密度M(dpi)の全画素数M×Lの光ビーム点滅周期の全体時間はTf2である。この時隣り合う画素間周期TGL2はTGL2=Tf2/(M×L)sec である。前記周期で生成する画素に対応して光ビームを点滅すると、画素間距離が一定の画像が得られる。ここのとき、Tf2、TGL2はTd2から導き出され、t=Td2にて前記Tf2,TGL2は一義的に決定される。この様に、偏向ミラーの揺動振幅が変動したとしても、走査時間を計測し、その走査時間から、光ビーム点滅タイミングを決定する事により、両方向走査時の画像形成において、隣り合う画素間位置ずれが無くなり画像品質の悪化を軽減できる。
揺動変動第2の形態
図10は偏光ミラーの揺動振幅中央位置変動により、光ビーム点滅タイミングの変動メカニズムを図示し、本考案の光ビーム点滅タイミングの調整方法を述べる。揺動波形1について、基準点1における計測時間Ta1のとき、特性光走査範囲Lで、画素密度M(dpi)の全画素数M×Lの光ビーム点滅周期の全体時間はTb1である。この時隣り合う画素間周期TGR1はTGR1=Tb1/(M×L)sec である。前記周期で生成する画素に対応して光ビームを点滅すると、画素間距離が一定の画像が得られる。このとき、Tb1、TGR1はTd1の関係式、Tb1=Tx(t)TGR1=Tx(t)で定義され、t=Ta1にて前記Tb1,TGR1は一義的に決定される。次に揺動波形1の状態から揺動波形2に変化した場合について述べる。揺動波形2について、基準点1における計測時間Ta2のとき、特性光走査範囲Lで、画素密度M(dpi)の全画素数M×Lの光ビーム点滅周期の全体時間はTb2である。この時隣り合う画素間周期TGR2はTGR2=Tb2/(M×L)sec である。前記周期で生成する画素に対応して光ビームを点滅すると、画素間距離が一定の画像が得られる。ここのとき、Tb2、TGR2はTa2の関係式、Tb2=Tx(t),TGR2=Tx(t)で定義され、t=Ta2にて前記Tb2,TGR2は一義的に決定される。さらに揺動波形1について、基準点2における計測時間Td1のとき、特性光走査範囲Lで、画素密度M(dpi)の全画素数M×Lの光ビーム点滅周期の全体時間はTf1である。この時隣り合う画素間周期TGL1はTGL1=Tf1/(M×L)sec である。前記周期で生成する画素に対応して光ビームを点滅すると、画素間距離が一定の画像が得られる。このとき、Tf1、TGL1はTd1から導き出され、t=Td1にて前記Tf1,TGL1は一義的に決定される。次に揺動波形1の状態から揺動波形2に変化した場合について述べる。揺動波形2について、基準点2における計測時間Td2のとき、特性光走査範囲Lで、画素密度M(dpi)の全画素数M×Lの光ビーム点滅周期の全体時間はTf2である。この時隣り合う画素間周期TGL2はTGL2=Tf2/(M×L)sec である。前記周期で生成する画素に対応して光ビームを点滅すると、画素間距離が一定の画像が得られる。ここのとき、Tf2、TGL2はTd2から導き出され、t=Td2にて前記Tf2,TGL2は一義的に決定される。この様に、偏向ミラーの揺動振幅中央位置が変動したとしても、走査時間を計測し、その走査時間から、光ビーム点滅タイミングを決定する事により、両方向走査時の画像形成において、隣り合う画素間位置ずれが無くなり画像品質の悪化を軽減できる。
揺動変動第3の形態
図11は偏光ミラーの揺動振幅変動と揺動振幅中央位置変動により、光ビーム点滅タイミングの変動メカニズムを図示し、本考案の光ビーム点滅タイミングの調整方法を述べる。揺動波形1について、基準点1における計測時間Ta1のとき、特性光走査範囲Lで、画素密度M(dpi)の全画素数M×Lの光ビーム点滅周期の全体時間はTb1である。この時隣り合う画素間周期TGR1はTGR1=Tb1/(M×L)sec である。前記周期で生成する画素に対応して光ビームを点滅すると、画素間距離が一定の画像が得られる。このとき、Tb1、TGR1はTd1の関係式、Tb1=Tx(t)TGR1=Tx(t)で定義され、t=Ta1にて前記Tb1,TGR1は一義的に決定される。次に揺動波形1の状態から揺動波形2に変化した場合について述べる。揺動波形2について、基準点1における計測時間Ta2のとき、特性光走査範囲Lで、画素密度M(dpi)の全画素数M×Lの光ビーム点滅周期の全体時間はTb2である。この時隣り合う画素間周期TGR2はTGR2=Tb2/(M×L)sec である。前記周期で生成する画素に対応して光ビームを点滅すると、画素間距離が一定の画像が得られる。ここのとき、Tb2、TGR2はTa2の関係式、Tb2=Tx(t),TGR2=Tx(t)で定義され、t=Ta2にて前記Tb2,TGR2は一義的に決定される。さらに揺動波形1について、基準点2における計測時間Td1のとき、特性光走査範囲Lで、画素密度M(dpi)の全画素数M×Lの光ビーム点滅周期の全体時間はTf1である。この時隣り合う画素間周期TGL1はTGL1=Tf1/(M×L)sec である。前記周期で生成する画素に対応して光ビームを点滅すると、画素間距離が一定の画像が得られる。このとき、Tf1、TGL1はTd1から導き出され、t=Td1にて前記Tf1,TGL1は一義的に決定される。次に揺動波形1の状態から揺動波形2に変化した場合について述べる。揺動波形2について、基準点2における計測時間Td2のとき、特性光走査範囲Lで、画素密度M(dpi)の全画素数M×Lの光ビーム点滅周期の全体時間はTf2である。この時隣り合う画素間周期TGL2はTGL2=Tf2/(M×L)sec である。前記周期で生成する画素に対応して光ビームを点滅すると、画素間距離が一定の画像が得られる。ここのとき、Tf2、TGL2はTd2から導き出され、t=Td2にて前記Tf2,TGL2は一義的に決定される。この様に、偏向ミラーの揺動振幅と揺動振幅中央位置が変動したとしても、走査時間を計測し、その走査時間から、光ビーム点滅タイミングを決定する事により、両方向走査時の画像形成において、隣り合う画素間位置ずれが無くなり画像品質の悪化を軽減できる。
以上で、光ビームの点滅タイミングの制御に関する説明を終えるが、上記の記述で、偏向ミラー揺動変動が生じても特定光走査範囲Lでは隣り合う画素間距離が一定になる様光点滅周期のタイミングを調整する提案をしたが。さらに、画質悪化を軽減する方法を提案する。図9、図10、図11で走査時間Ta1,Ta2,Ta3に対応して、光ビーム点滅の周期TGR1,TGR2,TGR3を調整可能とし、走査時間Td1,Td2,Td3に対応して、光ビーム点滅の周期TGL1,TGL2,TGL3を調整可能としたが、その際1周期での光ビームのON時間が一定であると、像担持体に画素形成時光ビーム照射エネルギーが変化する。図12に走査時間により、光ビームON時間が異なる事を示している。これは各画素間の濃度ムラが生じ画質悪化の一因になる。そこで、図13に示す様、走査時間Taに応じて、像担持体に画素形成時、像担持体に画素形成光ビーム照射エネルギーを調整して、画素濃度が均一になる様にする。光ビーム照射エネルギー調整の手段としては、図13のビーム点滅a〜cは光ビーム点滅のON時間を調整する方法。ビーム点滅d〜fは光ビーム点滅のONレベルを調整する方法。或いは前記両手段を組み合わせる手段も効果的である。
図14は光スキャナへの駆動信号印加概念図である。駆動信号10は固定電極3及び可動電極4間に印加される。駆動信号10に印加する電圧と印加電圧による可動版7の揺動角度の関係は図17に示される。揺動角度と印加電圧は1次式であらわされる。可動板7が所望の揺動角が得られる様、固定電極3と可動電極4に適正な電圧を印加するが、いろいろな原因により可動板7の揺動角が変動する。この変動を元の所望の揺動角に修正するため、前記図17で示される特性から、駆動電圧を調整して、可動板7の揺動角の修正が可能である。可動板に付設された偏向ミラーにより光ビームを走査する場合、前記可動板の揺動角の変動が光ビームの揺動振幅変動として現れる。また、可動板7に付設された捻り部が軸の中心から変位して可動板7が揺動する現象も観察されている。この場合偏向ミラーにより走査された光ビームは走査振幅の中心位置が変動することになる。
この様な変動が生じても光ビーム点滅の制御を行い画質劣化の低減をすることは、上述の記載で説明したが、前記揺動変動の度合いが大きい場合、例えば、光ビーム走査領域の両端に配置した基準点をも外れるような変動が生じる場合、前記方法のみでは目的を達せられない。そこで、揺動変動値が任意の値を超えた場合可動板7の揺動変動修正の制御を行うと、今回提案している画質劣化低減の効果が増大する。可動板7の揺動変動修正の制御を行う場合、前記揺動変動の形態を分離して、変動形態毎に制御を行う事が効果的である。
第1の形態
Ta+Td≠Tg且つTa=Tdの場合
図9は偏光ミラーの揺動振幅変動が生じた場合を示しており、変動メカニズムを図示し、本考案の可動板7の揺動変動修正方法を述べる。基準点1において、揺動波形1の計測時間Ta1に対して、揺動波形2の計測時間Ta2の変化は揺動波形1の揺動が変化し揺動波形2の形態に変化した為である。この時、基準点2における、揺動波形2の計測時間Td2を計測が必須である。計測値 Ta2、Td2から Ta2+Td2≠Tg、Ta2=Td2が得られるので、揺動変動は振幅変動と知る事が出来る。Ta1からTa2の変化量ΔT=Ta2−Ta1からΔTが零になる様可動板7の揺動振幅を修正する。この時揺動振幅を修正する手段は図9に示す駆動信号10、両方に印加する電圧を調整する事により行う。
第2の形態
Ta+Td=Tg且つTa≠Tdの場合
図10は偏光ミラーの揺動振幅中央位置変動が生じた場合を示しており、変動メカニズムを図示し、本考案の可動板7の揺動変動修正方法を述べる。基準点1において、揺動波形1の計測時間Ta1に対して、揺動波形2の計測時間Ta2の変化は揺動波形1の揺動が変化し揺動波形2の形態に変化した為である。この時、基準点2における、揺動波形2の計測時間Td2を計測が必須である。計測値 Ta2、Td2から Ta2+Td2=Tg、Ta2≠Td2が得られるので、揺動変動は振幅中央位置変動と知る事が出来る。Ta1からTa2の変化量ΔT=Ta2−Ta1からΔTが零になる様可動板7の揺動
軸ずれを修正する。この時揺動軸すれを修正する手段は図9に示す駆動信号10、10a、10b其々に任意適正に印加する電圧を調整する事により行う。
第3の形態
図11は偏光ミラーの揺動振幅と揺動振幅中央位置変動が生じた場合を示しており、変動メカニズムを図示し、本考案の可動板7の揺動変動修正方法を述べる。基準点1において、揺動波形1の計測時間Ta1に対して、揺動波形2の計測時間Ta2の変化は揺動波形1の揺動が変化し揺動波形2の形態に変化した為である。この時、基準点2における、揺動波形2の計測時間Td2を計測が必須である。計測値 Ta2、Td2から Ta2+Td2≠Tg、Ta2≠Td2が得られるので、揺動変動は振幅変動と揺動振幅中央位置変動と知る事が出来る。Ta1からTa2の変化量ΔT=Ta2−Ta1からΔTが零になる様可動板7の揺動振幅と揺動軸ずれを修正する。この時揺動振幅と揺動軸ずれを修正する手段は図10の10a、10b其々に任意適正に印加する電圧を調整する事により行う。
図15は本実施形態に係る書き込み手段を用いた画像形成装置の概略図である。145感光体の廻りに144帯電手段、143光走査装置、142現像手段、149転写手段、146クリーニング手段を配し、153画像形成装置制御部により画像形成の開始を指示されると、145感光体は図示する様時計方向に回転して、143光書き込み手段は光走査装置を駆動し同期信号を生成し、144帯電手段により感光体を帯電し、143光書き込み手段にて図示していない外部入力装置から入力された画像データに対応し、前記同期信号に同期して152ビーム発生装置を用い光ビームを生成し145感光体面上に潜像を形成する。画像の階調値を表す0〜255の整数値画像データが入力され、その入力データに対応してビーム発光時間(幅)を設定する、ビーム発光時間設定データはビーム発生部に供給され、ビーム発生部で生成された信号はビーム駆動部に供給され発光源であるレーザーダイオードに電流を供給しレーザーダイオードを発光させ感光体面上に潜像を形成するビームを生成する。42現像手段にて像可視化剤により可視化像を得る。140用紙収納部に収納された用紙は、141給紙手段により給紙され、151レジスト部により用紙搬送タイミングと書き込みタイミングを合わせ所定の位置に像可視化剤による顕在像を149転写手段にて転写可能とする。用紙に転写された像可視化剤による顕在像は147定着手段で定着され、入力された画像データが用紙上に可視化固定される。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
本発明の実施形態に係る光偏向器を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る光偏向器(櫛歯電極型)を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る光偏向器の動作を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る光偏向器(櫛歯電極型)の動作を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る光走査装置の概略構造を示す図である。 揺動変動の第1の形態を説明するための図である。 揺動変動の第2の形態を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る光走査装置の動作を説明するための図である。 本実施形態の、揺動振幅の変化によるタイミングと時間を説明するための図である。 揺動振振幅中央位置変動による光ビーム点滅開始タイミングの変動メカニズムを説明するための図である。 揺動振幅変動と揺動振振幅中央位置変動による、光ビーム点滅開始タイミングの変動メカニズムを説明するための図である。 光ビームの点滅周期を可変とすることを示す図である。 光ビームのON時間、ONレベルを示し、光ビームの画素形成エネルギーを説明するための図である。 光スキャナへの駆動信号印加概念図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 本発明の実施形態に係る駆動手段の構成を示すブロック図である。 駆動信号に印加する電圧と印加電圧による可動版の揺動角度の関係を示す図である。
符号の説明
1 シリコン基板
2 支持部材
3、6 固定電極
4、5 可動電極
7 可動部
40 偏向ミラー
44 光ビーム発生手段
45 位置検知手段
60 像担持体
62 光ビーム
63 レンズ
65 位置検知手段移動範囲
140 用紙収納部
141 用紙給紙部
142 現像部
143 光走査装置
144 帯電部
145 感光体
146 クリーニング部
147 定着部
148 用紙搬送部
149 転写部
150 レジスト搬送ローラ
151 レジスト部
152 ビーム発生装置
153 画像形成装置制御部
230 クロック
231 マイクロプロセッサ(MPU)
232 リードオンリーメモリ(ROM)
233 ランダムアクセスメモリ(RAM)
234 アドレス/データバス
236 プログラマブル発振器/駆動信号生成
237 同期基準信号
238 位置検知信号生成手段
239 プログラマブル駆動信号波形整形器
240 偏向ミラー
241 ドライバーアンプ部
242 プログラマブル駆動信号発生タイミング制御器
243 光走査装置
244 光ビーム発生手段
245 信号検知部
246 時間差演算回路
247 電圧可変手段
248 基準クロック生成器
249 時間計測手段
250 プログラマブル駆動信号波形選択器

Claims (7)

  1. 光ビームを1次元的に往復走査させる光走査装置であって、
    走査領域の両端部近傍に走査光検出手段を設け、
    第1の走査光検出手段を走査光が通過した時点から、走査光が走査領域の終端で折り返し、再び前記第1の走査光検出手段を通過する時点までの時間をTaとし、
    第2の走査光検出手段を走査光が通過した時点から、走査光が走査領域の終端で折り返し、再び前記第2の走査光検出手段を通過する時点までの時間をTdとし、
    Ta+Td=Tgとなる標準時間Tgと、前記Ta及びTdと、の関係に応じて、光ビームの点滅タイミング及び点滅開始タイミングの少なくとも一方を制御する制御手段を備えることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記制御手段は、次の2式、Ta+Td=Tg、Ta=Td、の真偽値を判定することを特徴とする請求項1記載の光走査装置。
  3. 前記制御手段は、前記2式の真偽値の組み合わせから揺動変動の形態を判別することを特徴とする請求項2記載の光走査装置。
  4. 前記制御手段は、前記2式の真偽値の4通りの組み合わせのそれぞれに合わせて、光ビームの点滅開始タイミングを制御することを特徴とする請求項3記載の光走査装置。
  5. 前記制御手段は、前記2式の真偽値の4通りの組み合わせのそれぞれに合わせて、光ビームの点滅タイミングを制御することを特徴とする請求項3記載の光走査装置。
  6. 前記制御手段は、点灯時間と滅灯時間の各々の時間調整を任意に調整することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の光走査装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1項記載の光走査装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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