JP2009103869A - 転写ベルトユニットおよびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】色ずれの発生を最小限にすることが可能な、転写ベルトユニットおよびそれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】前記転写ベルトが巻架された状態で該転写ベルトを回転駆動する第1ローラと、前記転写ベルトが巻架された状態で、前記転写ベルトの回転に伴って従動回転する1または複数の第2ローラと、前記第1ローラの回転駆動を制御するローラ制御部とを備えており、前記第2ローラは、前記転写ベルトの巻き付き角度が所定値よりも低い低巻付きローラを含み、前記第1ローラの回転数をRaとし、前記低巻付きローラの回転数をRbとすると、以下の式(1)を満たすように、前記第1ローラの直径を基準として前記低巻付きローラの直径を設定している。
Rb=N*Ra ・・・(1)
但し、N=nまたは1/n(n:2以上の整数)、記号*は乗算を示し、記号/は除算を示す。
【選択図】図2

Description

本発明は、カラートナー像が転写される転写ベルトを有する転写ベルトユニット、およびそれを備えた画像形成装置に関する。
近年、カラー印刷機能を備えたプリンタや複写機等の画像形成装置が普及している。画像形成装置は、例えばYMCKの複数の色のトナー像を重ね合わせてカラー画像を形成するが、各色のトナー像を重ね合わせる際に色ずれが発生し易い。色ずれの原因の1つとして、各色のトナー像が転写される転写ベルト(いわゆる一次転写)を駆動する駆動ローラや転写ベルトを支持するローラの回転ムラ、振れが挙げられる。高画質なカラー画像を提供するためには、色ずれの発生を最小限に抑える必要がある。
色ずれの発生を最小限に抑える方法として、例えば特許文献1および2に記載されているように、転写ベルトに張力を与えるテンションローラの変動による影響を低減するためのバックアップローラの直径を、駆動ローラの直径と同一もしくは駆動ローラの直径の整数倍に設定することにより、または転写ベルトを保持する従動ローラおよび転写ベルトに張力を与えるテンションローラの各直径を、駆動ローラの直径と同一もしくは駆動ローラの直径の整数倍に設定することにより、ローラの回転数を同一または整数倍の関係に設定して、ローラの回転ムラや振れによる影響を打ち消し、色ずれの発生を最小限にすることが知られている。
特開2005−62642号公報 特開2007−52391号公報
特許文献1および2のように、直径が互いに同一または整数倍のローラを用いれば、色ずれの発生を最小限に抑えることが可能であると考えられていた。しかしながら、本発明者の鋭意研究により次のことが見出された。すなわち、直径が互いに同一または整数倍のローラを用いていても、転写ベルトのローラに対する巻き付き角度が、所定値よりも低い低巻付きローラが存在すると、そのローラの回転数と他のローラの回転数とが同一または整数倍の関係とならないため、色ずれの発生を最小限にすることが困難であることが見出された。
そこで、本発明は、上記課題に鑑み、転写ベルトのローラに対する巻き付き角度が、所定値よりも低い低巻付きローラが存在する場合において、色ずれの発生を最小限にすることが可能な転写ベルトユニット、およびそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明に係る転写ベルトユニットは、複数の感光体のそれぞれに形成されたカラートナー像が転写される転写ベルトと、前記転写ベルトが巻架された状態で該転写ベルトを回転駆動する第1ローラと、前記転写ベルトが巻架された状態で、前記転写ベルトの回転に伴って従動回転する1または複数の第2ローラと、前記第1ローラの回転駆動を制御するローラ制御部とを備えており、前記第2ローラが、前記転写ベルトの巻き付き角度が所定値よりも低い低巻付きローラを含む場合において、前記第1ローラの回転数をRaとし、前記第2ローラの回転数をRbとすると、以下の式(1)を満たすように、前記第1ローラの直径を基準として前記低巻付きローラの直径を設定している。
Ra=N*Rb ・・・(1)
但し、N=nまたは1/n(n:2以上の整数)、記号*は乗算を示し、記号/は除算を示す。
本発明の転写ベルトユニットによれば、転写ベルトに対する巻き付き角度が所定値よりも低い低巻付きローラが存在する場合において、前記式(1)を満たすように、つまり前記低巻付きローラの回転数Rbを前記第1ローラの回転数Raの整数倍となるように、前記低巻付きローラの直径を前記第1ローラの直径を基準として設定することにより、色ずれの発生を最小限にすることができる。
本発明の好ましい実施形態では、前記第2ローラは、前記転写ベルトを保持する従動ローラおよび前記転写ベルトを前記感光体に対して所定の位置に保持するバックアップローラである。この構成によれば、前記従動ローラおよび前記バックアップローラが、巻き付き角度が所定値よりも低い低巻付きローラであっても、前記式(1)を満たすことにより、色ずれの発生を最小限にすることができる。
本発明の他の好ましい実施形態によれば、画像形成装置は前記転写ベルトユニットを備えている。この画像形成装置は、前記転写ベルトユニットによって色ずれの発生を最小限にすることが可能なので、高画質なカラー画像を生成できる。
本発明の転写ベルトユニットによれば、転写ベルトのローラに対する巻き付き角度が、所定値よりも低い低巻付きローラが存在しても、色ずれの発生を最小限にすることが可能である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る転写ベルトユニット1を備えた画像形成装置100の概略構成を示す断面図である。画像形成装置100は、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)およびブラック(K)の各色に対応する画像形成部2M、2C、2Y、2Kが並設された画像形成ユニット2、各画像形成部2M、2C、2Y、2Kで形成されたカラートナー像が転写される転写ベルトユニット1と、転写ベルトユニット1に転写されたカラートナー画像が転写される用紙を給紙する給紙部16と、用紙に転写されたカラートナー像を定着させる定着部17とを含む。
画像形成ユニット2の各画像形成部2M、2C、2Y、2Kは、感光体ドラム3、露光部5および現像部6を含む。感光体ドラム3は、例えばアモルファスシリコンからなり、同図に示す矢印方向に回転可能とされている。露光部5は、図示しない画像データ記憶部から送信されてきた画像データに基づき生成されたレーザービーム(LED光)を感光体ドラム3の表面に照射して、感光体ドラム3の表面に静電潜像を形成する。現像部6は、図示しないトナー供給部から供給されるトナーを前記静電潜像に付着させて、該静電潜像をトナー像として顕在化させる。
画像形成ユニット2の上方には、転写ベルトユニット1が設けられている。転写ベルトユニット1は、各感光体ドラム3の表面のトナー像が転写される、いわゆる一次転写を行うための無端の転写ベルト9と、転写ベルト9の内周面に圧接された状態で転写ベルト9が巻架されるローラ群とを含む。ローラ群は、例えば一次転写ローラ8、駆動ローラ10、従動ローラ11、テンションローラ12、第1バックアップローラ13および第2バックアップローラ14を含む。また、転写ベルトユニット1は、駆動ローラ10を制御するローラ制御部4を含む。
一次転写ローラ8は、各感光体ドラム3と対向配置されて、転写ベルト9を感光体ドラム3に対して押圧するローラである。駆動ローラ10は、図示しない駆動モータ等によって回転駆動し、転写ベルト9を無端回転させるための駆動力を与えるローラ(第1ローラ)である。従動ローラ11は、回転自在に設けられ、駆動ローラ10による転写ベルト9の無端回転に伴って従動回転すると共に、転写ベルト9を支持するローラ(第2ローラ)である。テンションローラ12は、従動ローラ11と同様、回転自在に設けられ、駆動ローラ10による転写ベルト9の無端回転に伴って従動回転すると共に、転写ベルト9を保持し、かつ転写ベルト9が弛まないように転写ベルト9に対してテンション(張力)を与えるローラである。テンションローラ12は、例えば、ばね体(スプリング)15によって付勢されることで、転写ベルト9に対してその内周面(裏面)から外周面(表面)に向けて押圧力を加えるものである。第1および第2バックアップローラ13,14は、回転自在に設けられ、駆動ローラ10による転写ベルト9の無端回転に伴って従動回転すると共に、転写ベルト9を感光体ドラム3に対して適度に押圧した状態に保持するローラ(第2ローラ)である。
このローラ群において、駆動ローラ10が符号Aで示す矢印方向に駆動回転すると、これに伴い、転写ベルト9が符号Bで示す矢印方向に無端回転し、この転写ベルト9の無端回転に伴って、テンションローラ12、従動ローラ11、第1バックアップローラ13および第2バックアップローラ14がそれぞれ符号C、E、F、Gで示す矢印方向に従動回転する。
各感光体ドラム3上に形成されたトナー像は、駆動ローラ10によって無端回転する転写ベルト9上にそれぞれタイミングを合わせて、すなわち各トナー像の位置(例えばトナー像の一端部)を合わせて、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の順に重ね合わされて転写される(いわゆる一次転写)。これにより、転写ベルト9上にM、C、Y、Kの4色のトナー像からなるカラートナー画像が形成される。なお、画像形成部2M、2C、2Y、2Kの配置順は、図1に示す配置順に限定されない。
給紙部16は、各サイズの用紙を収納する給紙カセット20と、用紙が搬送される経路である搬送路21と、搬送路中の用紙の搬送を行う搬送ローラ22とを含む。また、搬送路21には、二次転写ローラ23が転写ベルト9を介して駆動ローラ10と対向するように配置されている。転写ベルト9上に形成されたカラートナー画像は、転写ベルト9の無端回転により駆動ローラ10の位置まで移動された後、給紙部16の給紙カセットから搬送路21を通って転写ベルト9と二次転写ローラ23とのニップ部へ搬送される用紙に転写される(いわゆる二次転写)。
給紙部16の搬送路21における二次転写ローラ23より下流側には、定着部17が設けられている。定着部17は、用紙に二次転写されたカラートナー像を定着させるものであり、ヒートローラ24および圧ローラ25を含む。用紙上のトナーは、ヒートローラ24の熱によって溶かされたあと、圧ローラ25による圧力により用紙上に定着する。このように定着処理された用紙は、例えば画像形成装置100上部に設けられた用紙排出トレイ18に排出される。
ところで、背景技術で説明したように、上述の構成の画像形成装置100では、色ずれの発生を最小限にすることが高画質なカラー画像を形成するのに重要である。以下、本発明に係る転写ベルトユニット1により色ずれの発生を最小限にする方法について、転写ベルトユニット1の構成を模式的に示す図2を参照しながら説明するが、まず、本発明と従来技術との差異を明確にするために、従来技術について説明する。
通常、転写ベルト9が各ローラ10,11,12、13,14に巻架された状態における転写ベルト9のベルト線速は、ベルトの厚さ方向における中間点を基準として計測される、つまりベルト厚Tの1/2である厚さの部分tを基準として計測される。駆動ローラ10における転写ベルト9のベルト線速V1、従動ローラ11における転写ベルト9のベルト線速V2、第1バックアップローラ13における転写ベルト9のベルト線速V3および第2バックアップローラ14における転写ベルト9のベルト線速V4は、駆動ローラ10、従動ローラ11、第1バックアップローラ13および第2バックアップローラ14の各回転数をR1、R2、R3、R4とし、駆動ローラ10、従動ローラ11、第1バックアップローラ13および第2バックアップローラ14の各直径を、D1、D2、D3、D4とすると、
ベルト線速V1=R1(D1+2t)π、
ベルト線速V2=R2(D2+2t)π、
ベルト線速V3=R3(D3+2t)π、
ベルト線速V4=R4(D4+2t)π、
で表される。
従来では、転写ベルト9を駆動する駆動ローラ10の直径D1と、転写ローラを支持する従動ローラ11、転写ベルト9を支持する、第1バックアップローラ13および第2バックアップローラ14の各直径D2、D3、D4とが、以下の式(2)に示すように互いに整数倍または(1/整数)倍の関係となるように設定して、従動ローラ11の回転数R2、第1バックアップローラ13の回転数R3および第2バックアップローラ14の回転数R4を、互いに同一の回転数に設定する共に、駆動ローラ10の回転数R1の整数倍に設定することにより、色ずれの発生を最小限にしていた。
D2=D3=D4=M*D1 ・・・(2)
但し、M=mまたは1/m(m:正の整数)、記号*は乗算を示し、記号/は除算を示す。
しかしながら、本発明者の鋭意研究により、前記式(2)を満たしていても、つまり、従動ローラ11、第1バックアップローラ13および第2バックアップローラ14の直径D2、D3、D4を同一に設定していても、回転数R2、R3、R4が同一とならず、その結果、色ずれの発生を最小限に抑えることが難しい場合のあることが判明した。これは、転写ベルトユニット1のローラ群の配置構成によっては、従動ローラ11、第1バックアップローラ13および第2バックアップローラ14に対する転写ベルト9の各巻き付き角度α、β、γが所定値よりも低くなる場合があることに起因する。この場合、前記ベルト線速V1〜V4の各式は成立せず、従動ローラ11、第1バックアップローラ13および第2バックアップローラ14の各回転数R2、R3、R4は高くなると共に、それらのローラ11,13,14間で回転数R2、R3、R4にばらつきが生じる。その結果、色ずれの発生を最小限にすることは困難となる。
本発明では、従動ローラ11、第1バックアップローラ13および第2バックアップローラ14の各巻き付き角度α、β、γが所定値より低い場合であっても、色ずれの発生を最小限にすることが可能である。すなわち、従動ローラ11、第1バックアップローラ13および第2バックアップローラ14の各回転数R2、R3、R4が、駆動ローラ10の回転数R1の整数倍となると共に互いに同一の回転数となるように、つまり、以下の式(1.1)を満たすように、従動ローラ11、第1バックアップローラ13および第2バックアップローラ14の各直径D2、D3、D4を、駆動ローラ10の直径D1を基準として設定することにより、色ずれの発生を最小限にすることができる。
R2=R3=R4=N*R1 ・・・(1.1)
但し、N=nまたは1/n(n:2以上の整数)、記号*は乗算を示し、記号/は除算を示す。
本明細書における、巻き付き角度の「所定値」とは、転写ベルト9の各ローラ11,13,14に対する巻き付き範囲が小さいため、つまり転写ベルト9の各ローラ11,13,14との接触範囲が小さいため、直径D2、D3、D4が同一であっても回転数R2、R3、R4にばらつきが生じ始める程度の角度のことをいう。具体的には、前記巻き付き角度の所定値は、概ね60°以下程度である。
以下に、本発明の実施例1を従来例と比較しながら説明する。実施例1および従来例では共に、長さLが1231mm、厚さTが1.2mmである転写ベルト9を用いた。転写ベルト9の厚さTの中間点であるT/2=0.6mmの部分を基準とする転写ベルト9のベルト線速は、200mm/秒に設定した。
従来例を以下の表1に示している。駆動ローラ10、従動ローラ11、第1バックアップローラ13および第2バックアップローラ14は、各直径D1、D2、D3、D4が42.36mm、20.03mm、20.00mm、20.02mmであるものを用いた。これらの直径D1、D2、D3、D4の数値は、前記式(2)を満たすように設定されたものである。すなわち、従動ローラ11、第1バックアップローラ13および第2バックアップローラ14の各直径D2、D3、D4は、互いにほぼ同一に設定され、かつ駆動ローラ10の直径D1のほぼ1/2倍に設定されたものである。そして、上記の直径を有する駆動ローラ10、従動ローラ11、第1バックアップローラ13および第2バックアップローラ14に巻架された転写ベルト9を駆動して、各ローラの1秒当たりの回転数を計測した。表1に示すように、駆動ローラ10、従動ローラ11、第1バックアップローラ13および第2バックアップローラ14の各回転数R1、R2、R3、R4は、1.46、3.00、3.17および3.14であった。
Figure 2009103869
表1に示す結果から明らかなように、従動ローラ11、第1バックアップローラ13および第2バックアップローラ14の各直径D2、D3、D4をほぼ同一に設定しても、回転数R2、R3、R4にばらつきがあることが判明した。これは、従動ローラ11、第1バックアップローラ13および第2バックアップローラ14の各巻き付き角度α、β、γが所定値よりも低いことに起因しており、このときの各巻き付き角度α、β、γは、所定値よりも低い、137.2°、10.7°、26.4°であった。表1に示す従来例では、色ずれの発生を抑えることはできなかった。
以下に示す表2は、表1の結果に基づき、前記式(1.1)を満たすように、つまり、従動ローラ11、第1バックアップローラ13および第2バックアップローラ14の各回転数R2、R3、R4が、駆動ローラ10の回転数R1の整数倍(実施例1では、ほぼ2倍)となるように、かつ互いに同一の回転数となるように、従動ローラ11、第1バックアップローラ13および第2バックアップローラ14の各直径D2、D3、D4を、駆動ローラ10の直径D1を基準として変更(設定)した結果を示している。すなわち、実施例1では、駆動ローラ10の1秒当たりの回転数1.46を基準として、従動ローラ11、第1バックアップローラ13および第2バックアップローラ14の各回転数R2、R3、R4が、2.93、2.94、2.94となるように、表1に示す、従動ローラ11、第1バックアップローラ13および第2バックアップローラ14の各直径D2、D3、D4を、駆動ローラ10の直径(D1=42.36mm)を基準として、20.03mm、20.00mm、20.02mmから20.56mm、21.63mm、21.47mmに変更(設定)した。従動ローラ11、第1バックアップローラ13および第2バックアップローラ14の変更後の各直径は、表1に示す従来例と異なり同一ではない。
Figure 2009103869
このとき、転写ベルト9のベルト線速は200mm/秒であり、転写ベルト9の1秒当たりの回転数Rは、200mm/秒÷1231mm=0.162回転/秒であるから、駆動ローラ10の回転数R1は、転写ベルト9の回転数Rのほぼ9倍、従動ローラ11の回転数R2は、転写ベルト9の回転数Rのほぼ18倍、第1バックアップローラ13の回転数R3は、転写ベルト9の回転数Rのほぼ18倍、第2バックアップローラ14の回転数R4は、転写ベルト9の回転数Rのほぼ18倍であった。このように、前記式(1.1)を満たすことにより、転写ベルト9の回転数Rと各ローラの回転数R1〜R4とは整数倍の関係となる。
以上説明したように、本発明では、前記式(1.1)を満たすように、従動ローラ11、第1バックアップローラ13および第2バックアップローラ14の各直径D2、D3、D4を、駆動ローラ10の直径D1を基準として変更することにより、従動ローラ11、第1バックアップローラ13および第2バックアップローラ14の各巻き付き角度α、β、γが所定値より低くても、転写ベルト9の回転数Rを各ローラの回転数R1〜R4の整数倍に設定できるので、転写ベルト9の一回転毎の色ずれパターンが略同一となり、その色ずれパターンは、駆動ローラ10の回転数をローラ制御部4によって制御することで補正することが容易となるので、色ずれの発生を最小限にすることが可能となる。
本発明に係る転写ベルトユニットを備えた画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 転写ベルトユニットの構成を概念的に示す模式図である。
符号の説明
1 転写ベルトユニット
2 画像形成ユニット
3 感光体ドラム
4 ローラ制御部
5 露光部
6 現像部
9 転写ベルト
10 駆動ローラ(第1ローラ)
11 従動ローラ(第2ローラ)
12 テンションローラ
13 第1バックアップローラ(第2ローラ)
14 第2バックアップローラ(第2ローラ)
100 画像形成装置
D1〜D4 ローラ直径
R1〜R4 ローラ回転数
V1〜V4 ベルト線速

Claims (3)

  1. 複数の感光体のそれぞれに形成されたカラートナー像が転写される転写ベルトを備えた転写ベルトユニットであって、
    前記転写ベルトが巻架された状態で該転写ベルトを回転駆動する第1ローラと、
    前記転写ベルトが巻架された状態で、前記転写ベルトの回転に伴って従動回転する1または複数の第2ローラと、
    前記第1ローラの回転駆動を制御するローラ制御部と、
    を備え、
    前記第2ローラは、前記転写ベルトの巻き付き角度が所定値よりも低い低巻付きローラを含み、前記第1ローラの回転数をRaとし、前記低巻付きローラの回転数をRbとすると、以下の式(1)を満たすように、前記第1ローラの直径を基準として前記低巻付きローラの直径を設定した転写ベルトユニット。
    Rb=N*Ra ・・・(1)
    但し、N=nまたは1/n(n:2以上の整数)、記号*は乗算を示し、記号/は除算を示す。
  2. 請求項1において、前記第2ローラは、前記転写ベルトを保持する従動ローラおよび前記転写ベルトを前記感光体に対して所定の位置に保持するバックアップローラである転写ベルトユニット。
  3. 請求項1または2に記載の転写ベルトユニットを備えた画像形成装置。


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