JP2009102760A - 偽造防止用紙および偽造防止印刷物 - Google Patents

偽造防止用紙および偽造防止印刷物 Download PDF

Info

Publication number
JP2009102760A
JP2009102760A JP2007273515A JP2007273515A JP2009102760A JP 2009102760 A JP2009102760 A JP 2009102760A JP 2007273515 A JP2007273515 A JP 2007273515A JP 2007273515 A JP2007273515 A JP 2007273515A JP 2009102760 A JP2009102760 A JP 2009102760A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
layer
thread
counterfeit
micro
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007273515A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5200486B2 (ja
Inventor
Kanako Seki
佳奈子 関
Toru Murakami
徹 村上
Makoto Maehira
誠 前平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toppan Printing Co Ltd filed Critical Toppan Printing Co Ltd
Priority to JP2007273515A priority Critical patent/JP5200486B2/ja
Publication of JP2009102760A publication Critical patent/JP2009102760A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5200486B2 publication Critical patent/JP5200486B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B42BOOKBINDING; ALBUMS; FILES; SPECIAL PRINTED MATTER
    • B42DBOOKS; BOOK COVERS; LOOSE LEAVES; PRINTED MATTER CHARACTERISED BY IDENTIFICATION OR SECURITY FEATURES; PRINTED MATTER OF SPECIAL FORMAT OR STYLE NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; DEVICES FOR USE THEREWITH AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; MOVABLE-STRIP WRITING OR READING APPARATUS
    • B42D25/00Information-bearing cards or sheet-like structures characterised by identification or security features; Manufacture thereof
    • B42D25/30Identification or security features, e.g. for preventing forgery
    • B42D25/355Security threads
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H21/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its function, form or properties; Paper-impregnating or coating material, characterised by its function, form or properties
    • D21H21/14Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its function, form or properties; Paper-impregnating or coating material, characterised by its function, form or properties characterised by function or properties in or on the paper
    • D21H21/40Agents facilitating proof of genuineness or preventing fraudulent alteration, e.g. for security paper
    • D21H21/42Ribbons or strips
    • B42D2033/10
    • B42D2033/20
    • B42D2035/24
    • B42D2035/36

Landscapes

  • Paper (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、偽造防止層(マイクロ文字が代表的な例)を形成したスレッドを用紙に抄き込んだときに、スレッドの抄き込まれた位置が表面側または裏面側に偏っていても、用紙の表面または裏面から視認した際に偽造防止層が同一の見え方で見えるような偽造防止用紙および偽造防止印刷物を提供することを目的とする。
【解決手段】表面に偽造防止層を設けたスレッドを紙層間に抄き込んだ偽造防止用紙において、抄き合わせる紙層の不透明度を変化させることで、用紙の表面(オモテ面)及び裏面を観察した際に、スレッドに設けた偽造防止層がほぼ同一に視認できるようにしたことを特徴とする偽造防止用紙である。
【選択図】図3

Description

本発明は、偽造防止が要望される分野に好適に用いられるスレッド(ストリップ、フィラメント、糸状物、安全帯片などとも称される)を抄き込んだ偽造防止用紙、およびそれらを利用した有価証券類、紙幣類などの偽造防止印刷物に関する。
より詳しくは、表面に偽造防止層を設けたスレッドを紙層間に抄き込んだスレッド抄き込み紙において、抄き合わせる紙層の不透明度を変化させることで、用紙の表面(オモテ面)及び裏面を観察した際に、スレッドに設けた偽造防止層が表裏同一に視認できるようにしたことを特徴とするスレッド抄き込み紙と、これを利用した偽造防止印刷物に関する。本発明に於いては、偽造防止層としてマイクロ文字やマイクロ画像(以下本発明では両者をあわせて単にマイクロ文字と呼ぶ)を代表的な例として説明する。
紙層内に、スレッドと呼ばれる糸状物を抄き込んだ「スレッド入り紙」は、偽造防止用紙の一形態として、一般的によく知られている。このスレッドは、周知のように、ベースフィルムの表面に、ホログラム層、金属蒸着層、磁気層、マイクロ文字層、マイクロ画像層、サーモクロミック層、紫外蛍光発色層、干渉色発現層などの偽造防止層を設け、マイクロスリッター加工により製造される。前記スレッド入り紙は、製造に極めて高度な技術を必要とするので偽造防止に大きな効果があり、周知のように各国の紙幣などに多用されている。
前記スレッド入り紙は大きく2種類に分類される。その一つはスレッドが用紙内部に抄き込まれ、用紙表面に露出しないものである。もう一つはスレッドの一部が用紙表面に間欠的に露出した「窓空きスレッド入り紙」と呼ばれるものである。
前者の用紙を製造する方法としては、長網抄紙機のスライス部分における紙料の流れの中にノズルを入れ、ノズルに水を流しながらスレッドを繰り出し、抄紙網に形成され紙層中にスレッドを抄き込む方法(例えば、特許文献1参照。)、長網抄紙機のフローボックスから流出する紙料へスレッドの挿入装置を設置し、空気流でスレッドと紙料を非接触状態としながらスレッドを抄き込む方法(例えば、特許文献2参照。)、2層以上を有した円網抄紙機を使用し、2層以上の抄き合わせで、内壁に凹凸を設けた送管を使用してスレッドを紙層間に送り出し、紙層間にスレッドを抄き込む方法(例えば、特許文献3参照。)などが提案されている。
後者の「窓空きスレッド入り紙」を製造する方法としては、凹凸状に加工した網を円網抄紙機の上網に使用し、スレッドを網表面の凹凸部に接触させながら挿入して窓空き部分にスレッドを抄き込む方法(例えば、特許文献4参照。)や、円網抄紙機を使用して多層抄き合わせ紙を製造する際に、最外層に窓空き部を形成した紙層が位置するようにし、他の紙層は窓空き部を形成しない紙層が位置するようにして抄き合わせ、抄き合わせる際に窓空き部にスレッドが露出するようにスレッドを抄き込む製造方法(例えば、特許文献5参照。)が代表的な製造方法である。
以下、スレッドの代表例として、ベースフィルムの表面に偽造防止層としてマイクロ文字を形成したマイクロ文字入りスレッドについて説明する。その理由としては、マイクロ文字入りスレッドを用いた偽造防止用紙において本発明の効果が最大限に発揮できるからである。
マイクロ文字入りスレッドは、着色インクを用いてプラスチックフィルムにマイクロ文字印刷を施してスレッド化する方法や、プラスチックフィルムにマイクロ文字を直接箔押しする方法や、真空蒸着装置においてマスクまたはテンプレートを使用して選択的に金属化する方法、金属化した後に腐食によりデメタライジング加工する方法が知られている(例えば、特許文献6参照。)。これらのうち、着色インキによりマイクロ文字を形成したスレッドや、「デメタライジング加工」によりマイクロ文字を形成したスレッドは、紙幣用紙、パスポート用紙、商品券用紙などに多用されている。
ところで、紙は厚みが薄い場合には光を多く透過するが、厚みが増すに従って光を透過しにくくなる。処方によっても異なるが、たとえば坪量90g/m2のパスポート冊子の本文用紙に使用される偽造防止用紙で、不透明度(JIS P8149に規定)は80〜90%の値を示すことが多い。用紙の不透明度がこの程度であれば、透明なベースフィルム上にマイクロ文字を形成したスレッドを用紙に抄き込んだ場合、用紙の表面および裏面からマイクロ文字を読むことができる。ただし、スレッドが紙の厚み方向に対してほぼ中央に抄き込まれていないと、用紙の表から見た場合と裏から見た場合とで、マイクロ文字の見え方が同一ではなく、かなり異なった見え方になる。しかし、例えば、パスポート冊子の本文用紙のように表裏両面を利用するような用途においては、各頁の表側と裏側でスレッドに形成されたマイクロ文字の見え方が同一でないと不都合を生じる。
また、偽造防止用紙はスレッドの抄き込みのほかに種々の偽造防止技術を採用することが多い。その代表的な技術に「透かし」がある。透かしは周知のように、円網抄紙機の円網シリンダーや、長網抄紙機のダンディーロールの上網に、(1)金属やプラスチック製の型を貼り付けたり、(2)上網の目を部分的に樹脂などで塗りつぶしたり、(3)上網に凹凸加工を施した網を使用して製造されている。
上記(1)、(2)の方法では、型の部分の網目が塞がれているので紙料の通過が抑制され、この部分には紙層が形成されないか形成されても薄くなるため、透かしが発現する。(3)の方法では、透かし模様を網の凹凸として打ち出すが、網の目は塞がれていない。透かし模様は網の凹凸の大きさ、網の斜面の角度などにより繊維の堆積に差が生じて透かしが発現する。
透かし入りの用紙は、単層抄きの用紙、多層抄き合せの用紙のいずれにおいても製造されている。多層抄き合せの透かし入り用紙においては、透かしの効果を最大限に発揮させるために必ずしも各層を同じ重量に抄き合わせるとは限らないし、奇数の紙層を抄き合わせる場合もある。たとえば100g/m2の透かし入りの用紙を3層抄き合わせで製造するとして、表面層および裏面層を30g/m2ずつとし、中間層を40g/m2として、中間層に透かしを入れるようなことが行われる。また、透かしを入れなくても、紫外蛍光発色繊維を3層抄き合わせ紙の中間層に抄き込み、この用紙にマイクロ文字入りのスレッドを抄き込む場合もある。このような場合、表面層の紙層と中間層の紙層との間、または裏面層の紙層と中間層の紙層との間のどちらかにスレッドを挿入することになる。
仮に前者の構成で用紙を製造したとすると、表面からは30g/m2の紙層を通して、裏面からは70g/m2の紙層を通してスレッドに形成されたマイクロ文字を読むことになる。30g/m2の紙層と70g/m2の紙層では、当然のことながら、光の透過率は30g/m2の方が大きいので、表面から見たときの方が裏面から見たときよりマイクロ文字が鮮明に見えることになる。このため、前述したように、パスポート冊子の本文用紙のように表裏両面を利用するような用途においては、表裏両面からマイクロ文字が同一の見え方で見えることが要求されるにもかかわらず、裏面からはマイクロ文字が見えにくいという問題点を生じる。
以下に先行技術文献を示す。
特開昭51−130309号公報 特開平2−169790号公報 特公平5−40080号公報 米国特許第4462866号公報 特許第2845197号公報 特公平6−62030号公報
本発明は、このような従来技術の問題点を解決しようとするものであり、偽造防止層(マイクロ文字が代表的な例)を形成したスレッドを用紙に抄き込んだときに、スレッドの抄き込まれた位置が表面側または裏面側に偏っていても、用紙の表面または裏面から視認した際に偽造防止層が同一の見え方で見えるような偽造防止用紙および偽造防止印刷物を提供することを目的とする。
なお、本発明において、偽造防止層が実質的に同一の見え方で見えるとは、偽造防止層の色相、濃度、彩度が同一かほぼ同一の調子に見えることを意味する(以下、本明細書では、特に断りのない限り、「同一かほぼ同一」を「ほぼ同一」という)。
本発明は、上記の課題を解決するために成されたものであり、本発明の請求項1に係る発明は、表面に偽造防止層を設けたスレッドを紙層間に抄き込んだ偽造防止用紙において、抄き合わせる紙層の不透明度を変化させることで、用紙の表面(オモテ面)及び裏面を観察した際に、スレッドに設けた偽造防止層がほぼ同一に視認できるようにしたことを特徴とする偽造防止用紙である。
本発明の請求項2に係る発明は、請求項1記載の偽造防止用紙を用いたことを特徴とする偽造防止印刷物である。
本発明に係る偽造防止用紙は、表面に偽造防止層を設けたスレッドを紙層間に抄き込んだ偽造防止用紙において、抄き合わせる紙層の不透明度を変化させることで、用紙の表面(オモテ面)及び裏面を観察した際に、スレッドに設けた偽造防止層がほぼ同一に視認できるようにしたことより、偽造防止層を形成したスレッドを用紙の厚み方向において中央からずれた位置に抄き込んだとしても、用紙の表面または裏面から視認した際に偽造防止層が実質的に同一の見え方で見えるようになると言う効果を有する。
本発明の偽造防止用紙は、このような特長を有するので、特に表裏両面を使用する用途、例えば、パスポート冊子の本文用紙、紙幣、商品券、身分証明用冊子などの偽造防止印刷物に好適に使用できる。
本発明の実施の形態を図1から図7に基づいて詳細に説明するが、特にこれに制約されるものではない。
図1は本発明に係る偽造防止用紙のスレッドの1実施例を示す斜視図であり、図2は本発明に係る偽造防止用紙のスレッドの1実施例を示す側断面図であり、図3は図2のスレッドを3層抄き合わせ紙に抄き込んだ偽造防止用紙の側断面図であり、図4は図2のスレッドを2層抄き合わせ紙に抄き込んだ偽造防止用紙の側断面図であり、図5は本発明に係る偽造防止用紙のスレッドのその他の実施例を示す側断面図であり、図6は本発明に係る偽造防止用紙のスレッドのまたその他の実施例を示す側断面図であり、図7は本発明に係る偽造防止印刷物の1実施例を示す平面図である。
本発明に係るマイクロ文字を形成したスレッドにおいて、ベースフィルム上に形成されるマイクロ文字はどのような形態のものでも使用できる。一例を挙げると、マイクロ文字や画像の印刷層をベースフィルム上に形成した形態、デメタライジング加工によるマイクロ文字や画像の層をベースフィルム上に形成した形態、およびこれらの組み合わせなどが挙げられる。
特に、本発明の効果を最大限に発揮できるスレッドの形態は、本出願人がPCT/JP2006/313855(国際公開番号WO2007/007784A1)において出願したものであることが好ましい。
具体的には、図6に示すように、ベースフィルム(1)の片側の面に所望のパターン状に形成された1つ以上の金属薄膜層(3)、および該金属薄膜層(3)のそれぞれの上にそれぞれの金属薄膜層(3)と同じパターン状に形成され且つ着色された着色樹脂層(7)を備え、該金属薄膜層(3)が有る領域と、該金属薄膜層(3)が無い領域との光透過性の違いによって、光に翳したときに前者と後者との間でコントラストが生じること、且つ、該ベースフィルム(1)の該金属薄膜層(3)および着色樹脂層(7)が備わった側から観察すると、該パターン状の着色樹脂層(7)を視認できることを特徴とするスレッドが好ましい。
さらに、前記ベースフィルム(1)の反対側の面に、所望のパターン状に形成された1つ以上の金属薄膜層(4)、及び、該金属薄膜層(8)のそれぞれの上にそれぞれの金属薄膜層(4)と同じパターン状に形成され且つ着色された着色樹脂層(8)を備えたスレッド(20)も好ましい。
以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明するが、偽造防止層としてマイクロ文字を形成したスレッドを代表例として先ず説明する。
図1は、本出願人が先に出願した特願2006−288840号の図1であって、表面にマイクロ文字を形成したスレッドの一例の斜視図である。図1に示したスレッドは、短冊状のベースフィルム(1)上に偽造防止層としてマイクロ文字(2)が形成されている。
図2は、本出願人が先に出願した特願2006−288840号の図2であり、スレッドの断面図を示している。スレッド(20)は透明なベースフィルム(1)上に偽造防止層としてマイクロ文字(2)を形成したものであり、スレッド(20)の表面から見た場合でも裏面から見た場合でも、マイクロ文字(2)の見え方は実質的に同じになる。
図3は、本出願人が先に出願した特願2006−288840号の図3と同一であり、前記、図2のスレッド(20)を3層抄き合わせ紙に抄き込んだ偽造防止用紙の断面図を示している。
図3において、3層抄き合わせ紙の紙層(11、12、13)抄き合わせ比率は、同一で、1:1:1であるものとする。この場合、用紙の表面から見たときと裏面から見たときで、マイクロ文字の見え方が異なる。すなわち、表面から見たときには1層の紙層(11)を通してスレッド(20)上のマイクロ文字(2)を見ることになるのでマイクロ文字(2)の見え方が鮮明であるが、裏面から見たときには2層の紙層(13、12)を通してスレッド(20)上のマイクロ文字(2)を見ることになるので、マイクロ文字(2)の見え方が不鮮明になる。
図4は、本出願人が先に出願した特願2006−288840号の図4と同一であり、前記、図2のスレッド(20)を2層抄き合わせ紙に抄き込んだ偽造防止用紙の断面図を示している。
図4において、2層抄き合わせ紙の紙層(14、15)抄き合わせ比率は、同一で1:1であるものとする。この場合、用紙の表面から見たときと裏面から見たときで、それぞれほぼ同一厚さの紙層(14)、または紙層(15)を通してスレッド(20)上のマイクロ文字(2)を見るので、マイクロ文字(2)の見え方はほぼ同一になる。
本発明に係る偽造防止用紙は、図3に示したように、それぞれ偽造防止用紙の表面および裏面からスレッドの偽造防止層までの厚み方向の距離が互いに異なっている場合に、用紙の表面から見ても裏面から見てもマイクロ文字の見え方がほぼ同一の見え方になるようにすることを目的とするものである。
次に、本発明に使用するスレッドの構成について代表的な例を挙げて詳細に述べるが、本発明においてはこれらの構成以外のスレッドも使用できることは言うまでもない。
[着色インキでマイクロ文字を形成した例]
このスレッドは、図2に示したスレッドにおいて、透明なベースフィルム上に偽造防止層として着色インキを印刷してなるマイクロ文字を形成したものである。このスレッドは、ベースフィルムが透明であるので、スレッドの表(オモテ)面または裏面のいずれから見てもマイクロ文字は同一に観察される。
[デメタマイクロ文字を片面に形成した例]
このスレッドは、図2に示したスレッドにおいて、透明なベースフィルム上に偽造防止層としてデメタライジング加工によりマイクロ文字を形成したものである。このスレッドは、ベースフィルムが透明であるので、スレッドのオモテ面または裏面のいずれから見てもマイクロ文字は同一に観察される。
[白色ベースフィルムの両面にマイクロ文字を印刷した例]
図5は、本出願人が先に出願した特願2006−293772号の図2であり、スレッド(20)の断面図を示している。このスレッド(20)は、不透明な白色のベースフィルム(1)の表裏両面に着色印刷層(31、32)が形成されている。
[透明フィルムベースの両面デメタマイクロ文字スレッドの例]
図6は、本出願人が先に出願したPCT/JP2006/313855号の図5であり、 このスレッドは、透明なベースフィルム(2)上の両面に偽造防止層としてデメタライジング加工によりマイクロ文字を形成したものである。この例では、着色された樹脂印刷層(7、8)を基材の表面の全面に形成するのではなく、部分的に着色されていない樹脂印刷層(9)を設けている。このスレッドは、ベースフィルムが透明であるので、スレッドのオモテ面または裏面のいずれから見てもマイクロ文字は同一の調子で観察される。
次に、マイクロ文字を形成する手段について説明する。マイクロ文字の形成手段としては、印刷とデメタライジング加工が代表例として知られている。
印刷法によってマイクロ文字を形成する場合に使用するインキは、バインダー樹脂、着色顔料、白色顔料の他に、硬化剤、流動性改良剤、ブロッキング防止剤、静電防止剤、可
塑剤、界面活性剤などの各種の助剤を必要に応じて配合することによって調製する。着色顔料としては、周知の有機または無機着色顔料を用いる。有機顔料としてはフタロシアニン系、アゾ系、アンスラキノン系など、無機顔料としてはカーボンブラック系、酸化チタン系、酸化鉄系、水酸化鉄系、酸化クロム系、アルミニウムなどの金属粉末など、白色顔料としては前記顔料を使用することができる。
デメタライジング加工によるマイクロ文字を形成する場合、公知の方法を用いることができる(特表2005−13585号公報など参照。)。例えば、金属アルミニウムを真空蒸着したベースフィルムに耐アルカリ性や耐酸性を有する樹脂インキでマイクロ文字を印刷して樹脂印刷層を形成した後、アルカリ性水溶液や酸性水溶液で印刷部以外のアルミニウムなどの蒸着層を洗い流す方法が用いられる。また、フォトレジストを蒸着層表面に塗布し、マイクロ文字パターンを露光し、レジストを硬化させた後にエッチング処理する方法も用いられる。これらの処理により印刷部または硬化レジスト部にアルミニウムなどの蒸着層を残し、印刷部以外または硬化レジスト部以外の個所ではベースフィルムを露出させる。デメタライジング加工の種々の変形例としては、本出願人がPCT/JP2006/313855において提案した方法が挙げられる。
蒸着層に用いられる金属としては、アルミニウムが代表的であるが、この他にスズ、亜鉛、鉄、ニッケル、クロム、コバルトなどの金属の単体や合金を使用できる。マイクロ文字列の少なくとも一部を、たとえばニッケル−コバルトのような磁性体の蒸着膜にすることで、磁気情報に基づく偽造防止手段とすることができる。金属蒸着層の厚みは通常10〜100nmが適切である。
以下、本発明に係るスレッドの製造方法をより詳しく説明する。以下の記載において、g/m2、質量%、質量部はいずれも乾燥換算の値を示す。
本発明において、ベースフィルムとしては、セロファン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリブチレンテレフタレート、ポリアセタール、ポリフェニレンエーテル、液晶ポリマー、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸エチル、ポリスチレンなどの半合成または合成樹脂フィルムを単層または積層体の形態で使用できる。本発明においては、ベースフィルムの代表例として、物理的な強度が大きく、化学的にも安定なポリエステルフィルムが好適に使用できる。
ベースフィルムは、抄紙機の乾燥ゾーンで融解または軟化せず、90〜110℃で粘着性を帯びないことが好ましい。ベースフィルムの厚みは、薄すぎると各種の加工が困難となり、厚すぎるとスレッドを紙層間に抄き込んだ場合に部分的に厚みが増して種々の問題点を引き起こすので、通常5〜25μmとすることが好ましい。
ベースフィルムは、無彩色で透明なフィルム、有彩色で透明なフィルム、無彩色で半透明なフィルム、有彩色で半透明なフィルム、無彩色で不透明なフィルム、有彩色で不透明なフィルムのいずれをも使用することができる。
次に、ベースフィルム上に、印刷法やデメタライジング法によってマイクロ文字を形成する。必要に応じてベースフィルムの一面または両面に接着剤を塗工する。接着剤としては、抄紙機のドライヤーで軟化または溶融して、用紙と強固に接着する性能を有するものを使用する。
具体的には、ポリ酢酸ビニル樹脂系、ポリ塩化ビニル樹脂系、ポリエステル樹脂系、ポリアクリル酸エステル樹脂系、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂系、ポリビニルアルコール樹脂系などの接着剤を水系または溶剤系の塗料とし、ロールコーターやグラビアコー
ターなどの塗工機を用いて基材の表面に塗工することにより形成できる。
接着剤の塗工量は、通常0.1〜10g/m2である。接着剤には必要に応じて、ブロッキング防止剤、潤滑剤、着色剤、紫外蛍光発色剤などを添加してもよい。スレッドの表裏を判定することが必要な場合には、ベースフィルムとして紫外線を吸収するベースフィルムを使用し、接着剤に紫外蛍光発色剤を添加して、一面だけにこの接着剤を塗工したスレッドを製造し、紫外線の照射による発光の有無に基づいてスレッドの表裏を判定する。
次いで、マイクロスリッター装置を使用して、常法に従い所定の巾でベースフィルムをスリットすることにより本発明のスレッドを製造することができる。スレッドの巾は、通常0.5〜10mmである。スレッド上のマイクロ文字は、1列以上の正文字や正模様のパターンが視認できるように形成する。
次に、本発明の偽造防止用紙の製造方法の一例を説明する。
まず、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹晒サルファイトパルプ(NBSP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)などの製紙用パルプを主体とし、ビーターやディスクリファイナーなどを使用して叩解処理し、これに白土、カオリン、珪藻土、ホワイトカーボン(非晶質合成シリカ)、尿素樹脂などの樹脂系填料、タルク、硫酸カルシウム、炭酸カルシウム、二酸化チタン、水酸化アルミニウムなどの各種填料、紙力増強剤、サイズ剤、歩留まり向上剤、消泡剤、着色染料、着色顔料、蛍光増白剤、定着剤などを適宜併用し紙料を調製する。
本発明の偽造防止用紙は、従来公知の多層抄き合わせ方法を使用して製造する。例えば、複数の長網抄紙機の組み合わせ、複数の円網抄紙機の組み合わせである。スレッドの紙層間への挿入方法も、従来公知の方法を採用できる。例えば、長網抄紙機のスライス部分における紙料の流れの中にノズルを入れ、ノズルに水を流しながらスレッドを繰り出し、抄紙網に形成される紙層中にスレッドを抄き込む方法(例えば、前記特許文献1参照。)、長網抄紙機のフローボックスから流出する紙料へスレッドの挿入装置を設置し、空気流でスレッドと紙料を非接触状態としながらスレッドを抄き込む方法(例えば、前記特許文献2参照。)、2層以上を有した円網抄紙機を使用し、2層以上の抄き合わせで、内壁に凹凸を設けた送管を使用してスレッドを紙層間に送り出し、紙層間にスレッドを抄き込む方法(例えば、前記特許文献3参照。)などを採用できる。もちろん、本発明の偽造防止用紙は、これら以外の方法を採用して製造してもよい。
本発明においては、抄き合わせる紙層の不透明度を変化させることで、用紙の表面(オモテ面)及び裏面を観察した際に、スレッドに設けた偽造防止層がほぼ同一に視認できるようにすることが必要である。例えば、同一の坪量の紙層を3層抄き合わせる場合、スレッドは1層目の紙層と2層目の紙層の間に挿入するか、または2層目の紙層と3層目の紙層の間に挿入するかのいずれかである。前者の場合は、1層目の紙層の不透明度は、2層目と3層目の紙層を抄き合わせた時の不透明度と一致させる必要があり、1層目を形成する紙料と2層目、3層目を形成する紙料は変化させて調製し、抄紙ヘッドに導かれる。後者の場合は、3層目の紙層の不透明度は、1層目と2層目の紙層を抄き合わせた時の不透明度と一致させる必要があり、3層目を形成する紙料と1層目、2層目を形成する紙料は変化させて調製し、抄紙ヘッドに導かれる。
抄き合わせる紙層の不透明度を変化させる手段として、一般的には、紙層を形成させる紙料に添加する填料の量を多くすることが採用できる。この際、同一の添加量で比較した場合に不透明度を大きくする効果の大きい、屈折率の高い填料を採用することが好ましい。このような理由から、二酸化チタンなどの填料が好ましく用いられる。二酸化チタンの中でもルチル型の二酸化チタンは、屈折率が高いので最も効果が大きい。
本発明に於いて、抄紙中にサイズプレス装置などを用いて用紙表面にポリアクリルアマイド樹脂、澱粉、ポリビニルアルコールなどを塗工してもよい。必要に応じて、マシンカレンダー処理やスーパーカレンダー処理を施し、表面平滑性を向上させることも適宜行われる。用紙の坪量は、通常50〜150g/m2である。
以下に、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明する。
<スレッドの製造例>
[製造例1:印刷法によるマイクロ文字入りスレッド]
ベースフィルムとして厚み12μmの透明ポリエステルフィルム[東レ(株)製、ルミラー(商品名)]の巻き取りを用意した。このベースフィルムの一面に黒インキを使用してマイクロ文字を印刷した。このマイクロ文字は、「SECURITY」の正文字と逆文字(フィルムを裏返して見た時に「SECURITY」の正文字に見える)との繰り返しパターンになっている。マイクロ文字の大きさは2.5ポイント(ポイント数はアメリカ式ポイント数を意味し、1ポイントは約0.35mm)、文字と文字の間隔は0.3mm、文字列と文字列の間隔は0.8mmとした。フィルムの裏面に、エチレン−酢酸ビニル系の感熱接着剤を2μmの厚みで塗工して接着剤層を形成した。次いで、マイクロスリッターを使用して巾2.4mmのスレッドを製造した。
[製造例2:デメタライジング加工による両面マイクロ文字入りスレッド]
ベースフィルムとして厚み12μmの透明ポリエステルフィルム[東レ(株)製、ルミラー(商品名)]の巻き取りを用意した。真空蒸着機を使用して常法に従い、このベースフィルムの両面に金属アルミニウムを50nm(ナノメートル)ずつ蒸着した。この両面に、グラビア印刷機を使用し、青色に着色した耐アルカリ性樹脂インキ[デメタライジング加工用アクリル系樹脂100質量部に青色染料オレオゾールブルー(住友化学工業社製)を20質量部配合したもの]で着色した樹脂印刷層(マイクロ文字印刷層)を形成した。このマイクロ文字は、「★ABCD」の正文字と逆文字との繰り返しパターンになっている。マイクロ文字の大きさは2.5ポイント、文字と文字の間隔は0.4mm、文字列と文字列の間隔は0.8mmとした。文字列はスレッドの長さ方向に対して18度傾斜して印刷した。常法に従い、水酸化アルミニウム水溶液を使用して、デメタライジング加工を施し、水洗、乾燥してロールに巻き取った。さらに、グラビアコーターを使用して、エチレン−酢酸ビニル系の感熱接着剤を2μmの厚みで片面に塗工して接着剤層を形成した。次いで、マイクロスリッターを使用して巾2.4mmのスレッドを製造した。
以下、偽造防止用紙製造の実施例を挙げる。
<実施例1>
3槽型円網抄紙機での用紙の製造例
この円網抄紙機は、1槽目で先ず、最初の紙層を形成し、2槽目で次の紙層(中間層)を形成し1槽目で形成した紙層と抄き合わせ、3槽目で最後の紙層を形成し、1、2槽で形成した紙層と抄き合わす構造になっている。
紙料−1の調製
NBKP25質量部、LBKP75質量部をフリーネス350mlC.S.F.に叩解し、これに填料として、ルチル型酸化チタン12質量部と、アクリルアミド系紙力増強剤[荒川化学工業社製、ポリストロン(商品名)]0.4質量部、サイズ剤[荒川化学工業社製、サイズパインE(商品名)]1.0質量部、硫酸バンドを適量加え、紙料を調製し
た。
紙料−2の調製
填料を、白土15質量部とした以外は、紙料−1と同一の紙料を調製した。
前記3槽式円網抄紙機の第1槽目に前記紙料−1を導入し、坪量30g/m2の紙層を形成した。第2槽目と第3槽目には前記紙料−2を導入し、第2槽目で坪量40g/m2の紙層(中間層)を形成し、第3槽では坪量30g/m2の紙層を形成し、それぞれを抄き合わせた。なお、第2槽目で形成する紙層には、「SECURITY」の文字(36ポイント)より成る白透かしを常法に従い施した。第1槽目で形成した紙層と第2槽目で形成した紙層を抄き合わす際に常法に従い、前記製造例1で製造したスレッドを抄き込んだ。その後、常法に従い多筒式ドライヤーで乾燥して偽造防止用紙を製造した。なお、1群のドライヤーと2群のドライヤーの間でサイズプレス装置により、紙力増強を目的として変性澱粉水溶液を塗工した。得られた偽造防止用紙を反射光でそれぞれ表面および裏面から観察すると、どちらの面からもマイクロ文字の見え方がほぼ同一であった。なお、この偽造防止用紙の1槽目で形成した紙層と2槽目で形成した紙層の界面で剥離させ、1槽目で形成した紙層の不透明度をJISP8149に準じて測定したところ78.5%であった。また2槽目と3槽目で抄き合わされた紙層の不透明度を測定したところ78.3%でほぼ同一であった。
<実施例2>
2槽型円網抄紙機での用紙の製造例
この円網抄紙機は、1槽目で先ず、最初の紙層を形成し、2槽目で次の紙層を形成し1槽目で形成した紙層を抄き合わす構造になっている。この円網抄紙機の第1槽目に前記紙料−1を導入し、坪量30g/m2の紙層を形成した。第2槽目には前記紙料−2を導入し、第2槽目で坪量70g/m2の紙層を形成しそれぞれを抄き合わせた。第1槽目で形成した紙層と第2槽目で形成した紙層を抄き合わす際に常法に従い、前記製造例2で製造したスレッドを抄き込んだ。その後、常法に従い多筒式ドライヤーで乾燥して偽造防止用紙を製造した。なお、1群のドライヤーと2群のドライヤーの間でサイズプレス装置により、紙力増強を目的としてポリビニルアルコール水溶液を塗工した。得られた偽造防止用紙を反射光でそれぞれ表面および裏面から観察すると、どちらの面からもマイクロ文字の見え方がほぼ同一の調子に視認できた。なお、この偽造防止用紙の1槽目で形成した紙層と2槽目で形成した紙層の界面で剥離させ、1槽目で形成した紙層の不透明度をJISP8149に準じて測定したところ79.0%であった。また2槽目で形成した紙層の不透明度を測定したところ78.8%でほぼ同一であった。
<実施例3>
〔偽造防止印刷物の製造〕
図7に示すように、実施例2の偽造防止用紙を使用し、商品券の図柄などの印刷部(P)を印刷して偽造防止印刷物(200)を製造した。
この偽造防止印刷物(200)をそれぞれ表面および裏面から反射光で観察すると、抄き込まれたスレッド(20)のマイクロ文字の見え方はほぼ同一の調子で視認できた。
本発明に係る偽造防止用紙のスレッドの1実施例を示す斜視図である。 本発明に係る偽造防止用紙のスレッドの1実施例を示す側断面図である。 図2のスレッドを3層抄き合わせ紙に抄き込んだ偽造防止用紙の側断面図である。 図2のスレッドを2層抄き合わせ紙に抄き込んだ偽造防止用紙の側断面図である。 本発明に係る偽造防止用紙のスレッドのその他の実施例を示す側断面図である。 本発明に係る偽造防止用紙のスレッドのまたその他の実施例を示す側断面図である。 本発明に係る偽造防止印刷物の1実施例を示す平面図である。
符号の説明
1・・・ベースフィルム
2・・・マイクロ文字
20・・・スレッド
3・・・金属薄膜層
4・・・金属薄膜層
7・・・着色された樹脂層
8・・・着色された樹脂層
9・・・着色されていない樹脂層
11・・・紙層
12・・・紙層
13・・・紙層
14・・・紙層
15・・・紙層
31・・・着色印刷層
32・・・着色印刷層
200・・・偽造防止印刷物
P…商品券の図柄などの印刷部

Claims (2)

  1. 表面に偽造防止層を設けたスレッドを紙層間に抄き込んだ偽造防止用紙において、抄き合わせる紙層の不透明度を変化させることで、用紙の表面(オモテ面)及び裏面を観察した際に、スレッドに設けた偽造防止層がほぼ同一に視認できるようにしたことを特徴とする偽造防止用紙。
  2. 請求項1記載の偽造防止用紙を用いたことを特徴とする偽造防止印刷物。
JP2007273515A 2007-10-22 2007-10-22 偽造防止用紙および偽造防止印刷物 Expired - Fee Related JP5200486B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007273515A JP5200486B2 (ja) 2007-10-22 2007-10-22 偽造防止用紙および偽造防止印刷物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007273515A JP5200486B2 (ja) 2007-10-22 2007-10-22 偽造防止用紙および偽造防止印刷物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009102760A true JP2009102760A (ja) 2009-05-14
JP5200486B2 JP5200486B2 (ja) 2013-06-05

Family

ID=40704729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007273515A Expired - Fee Related JP5200486B2 (ja) 2007-10-22 2007-10-22 偽造防止用紙および偽造防止印刷物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5200486B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011226035A (ja) * 2010-04-22 2011-11-10 Toppan Printing Co Ltd スレッド及びそれを用いた偽造防止用紙
JP2012153013A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Toppan Printing Co Ltd 偽造防止用紙
FR2993204A1 (fr) * 2012-07-16 2014-01-17 Arjowiggins Security Structure de securite.

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0489599U (ja) * 1991-07-24 1992-08-05
JP2001172897A (ja) * 1999-12-21 2001-06-26 Toppan Printing Co Ltd スレッド入り偽造防止用紙
JP2003145951A (ja) * 2001-11-16 2003-05-21 Oji Paper Co Ltd 熱転写受容シート
JP2006161224A (ja) * 2004-12-09 2006-06-22 Tokushu Paper Mfg Co Ltd 偽造防止用紙、及び偽造防止印刷物
JP2006306085A (ja) * 2005-03-31 2006-11-09 Dainippon Printing Co Ltd 光輝性フィルム、及びそれを用いた光輝性図柄形成物
WO2007007784A1 (ja) * 2005-07-12 2007-01-18 Toppan Printing Co., Ltd. スレッドとその製造方法、スレッドを用いた偽造防止用紙、及び偽造防止印刷物、並びにそれらを用いた真贋判定方法
JP2008106385A (ja) * 2006-10-24 2008-05-08 Toppan Printing Co Ltd スレッド、それを用いた偽造防止用紙および偽造防止印刷物

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0489599U (ja) * 1991-07-24 1992-08-05
JP2001172897A (ja) * 1999-12-21 2001-06-26 Toppan Printing Co Ltd スレッド入り偽造防止用紙
JP2003145951A (ja) * 2001-11-16 2003-05-21 Oji Paper Co Ltd 熱転写受容シート
JP2006161224A (ja) * 2004-12-09 2006-06-22 Tokushu Paper Mfg Co Ltd 偽造防止用紙、及び偽造防止印刷物
JP2006306085A (ja) * 2005-03-31 2006-11-09 Dainippon Printing Co Ltd 光輝性フィルム、及びそれを用いた光輝性図柄形成物
WO2007007784A1 (ja) * 2005-07-12 2007-01-18 Toppan Printing Co., Ltd. スレッドとその製造方法、スレッドを用いた偽造防止用紙、及び偽造防止印刷物、並びにそれらを用いた真贋判定方法
JP2008106385A (ja) * 2006-10-24 2008-05-08 Toppan Printing Co Ltd スレッド、それを用いた偽造防止用紙および偽造防止印刷物

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011226035A (ja) * 2010-04-22 2011-11-10 Toppan Printing Co Ltd スレッド及びそれを用いた偽造防止用紙
JP2012153013A (ja) * 2011-01-26 2012-08-16 Toppan Printing Co Ltd 偽造防止用紙
FR2993204A1 (fr) * 2012-07-16 2014-01-17 Arjowiggins Security Structure de securite.
WO2014013410A1 (fr) * 2012-07-16 2014-01-23 Arjowiggins Security Structure de securite
CN104470727A (zh) * 2012-07-16 2015-03-25 法商亚宙维金斯安全公司 安全结构
KR20150035776A (ko) * 2012-07-16 2015-04-07 아르조위깅스 시큐어리티 보안 구조
RU2641488C2 (ru) * 2012-07-16 2018-01-17 Аржовигжен Сикьюрити Защищающая структура
KR102071094B1 (ko) * 2012-07-16 2020-01-29 오베르튀르 휘뒤셰르 사스 보안 구조
US10583682B2 (en) 2012-07-16 2020-03-10 Oberthur Fiduciaire Sas Security structure

Also Published As

Publication number Publication date
JP5200486B2 (ja) 2013-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI408269B (zh) 防偽用紙及防偽用紙之真假判定方法
WO2012077761A1 (ja) 偽造防止部材、偽造防止用紙及びこれらの製造方法
CZ125798A3 (cs) Vrstvený ceninový papír a způsob jeho výroby
BR112016012684B1 (pt) Folha ou documento de segurança dotado de uma ou mais marcas de água melhoradas
JP2009108449A (ja) 偽造防止用紙
JP3279212B2 (ja) 偽造防止用紙
JP5200486B2 (ja) 偽造防止用紙および偽造防止印刷物
JP3262008B2 (ja) 偽造防止用紙
JP2008106385A (ja) スレッド、それを用いた偽造防止用紙および偽造防止印刷物
JP4736840B2 (ja) スレッド状印刷物および偽造防止用紙
JP5636724B2 (ja) スレッド及びそれを用いた偽造防止用紙
US8100334B2 (en) Security member having a relatively small format and comprising a through-hole and sheet comprising the same
JP5636737B2 (ja) 偽造防止用紙
WO2019054221A1 (ja) 多層紙及びその製造方法
JP2009013531A (ja) 多層紙
JP2008111203A (ja) スレッド及び偽造防止用紙及び偽造防止印刷物
JPH04263697A (ja) 偽造防止用紙
JP5012033B2 (ja) スレッドとその製造方法および偽造防止用紙
JP2008127708A (ja) 偽造防止用紙及び偽造防止印刷物
JPH07243139A (ja) 偽造防止用スリット糸
JP2011132614A (ja) スレッドとその製造方法、スレッドを用いた偽造防止用紙、及び偽造防止印刷物、並びにそれらを用いた真贋判定方法
JP2010150680A (ja) スレッドの製造方法
JP2023037708A (ja) 印刷紙、未印刷原紙、未印刷原紙の製造方法及び抄紙網

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100921

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110915

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120417

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120613

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5200486

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160222

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees