JP2023037708A - 印刷紙、未印刷原紙、未印刷原紙の製造方法及び抄紙網 - Google Patents

印刷紙、未印刷原紙、未印刷原紙の製造方法及び抄紙網 Download PDF

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Abstract

【課題】透かし等を備える印刷物向けの紙の製造効率を向上すること。【解決手段】周縁に沿った余白を備えており、離隔した複数の印刷面を前記余白以外の表面に有し、前記印刷面が断面形状変動領域をそれぞれ含んでおり、前記印刷面の間隔が前記余白の幅よりも広い、連続紙又は不連続紙の形態の印刷紙。【選択図】図3

Description

本発明は、本発明は、透かし等を備える印刷物向けの紙の製造効率の向上に関する。
商品券等の印刷物の偽造防止技術として、透かしが知られている。透かしは、それが施されている紙を透かして見たときに現れる模様であり、模様部分が透けて見える「白透かし」と、模様部分が周辺部に比して黒ずんで見える「黒透かし」とが知られている。
これらの透かし模様は通常、湿式抄紙における湿紙の形成段階(ワイヤーパート)において、パルプ繊維などの構成繊維の坪量を部分的に変化させることによって形成される。例えば、ワイヤーパートにおいて、模様状にワイヤー目を埋めた抄紙網を用いた場合には、湿紙におけるワイヤー目を埋めた模様部分に対応する部分に、周辺部に比して紙料が乗らず厚みの薄い型付けがなされ、その型付けされた部分が、該湿紙を乾燥して得られる紙における白透かしとなり、また、凹型の模様を施した抄紙網を用いた場合には、湿紙における該凹型の模様部分に対応する部分に、周辺部に比して厚みの厚い型付けがなされ、その型付けされた部分が、該湿紙を乾燥して得られる紙における黒透かしとなる。
また、透かし模様の一種として、疑似透かし(ケミカル透かし)などと呼ばれるものが知られている。疑似透かしは、紙等のシートに浸透して光透過率を高める物質、例えば、透明合成樹脂を溶剤に溶解したインキを用いてシートに印刷を施すことによって形成されるものであり、そのインキが付与されてなる印刷部が透かし模様となり、白透かしと同様の視覚効果を有する。
一方、実用新案登録第3028886号公報には、他の偽造防止技術として、窓(開口部)が形成された紙層と窓が形成されていない紙層を積層し、窓部分にスレッドを挿入することが開示されている。
実用新案登録第3028886号公報
透かし等を備える商品券等の印刷物向けの紙は、湿式抄紙による製造後に、ロール状に巻き取られるか、或いは、切断装置で一定のサイズを備える平らな紙となるように切断後に積層されて出荷される。以下、ロール状に巻き取られる形態の紙を「連続紙」と称し、平らな紙となるように切断された紙を「不連続紙」と称する。なお、連続紙は大量生産向きである一方で、不連続紙は少量生産にも対応可能である。
従来、透かし等を備える紙については、連続紙の湿式抄紙用の抄紙網及び不連続紙の湿式抄紙用の抄紙網は異なっており、連続紙から不連続紙へ、また、不連続紙から連続紙へと、製造対象となる紙の形態を切り替える際には抄紙網を交換する必要があった。
そして、抄紙網の交換の際には紙の製造ラインを一旦停止する必要があり、抄紙条件の調整等に時間を要し、歩留まり低下の原因となっていた。また、抄紙条件の調整等の状況によっては歩留まりが大きく低下する場合があった。更に、異なる抄紙網を作製する必要があり、抄紙網の作製のための時間及びコストが増大していた。
本発明は、上記の問題点を解決することをその課題とする。具体的には、本発明は、透かし等を備える印刷物向けの紙の製造効率を向上することをその課題とする。
そこで、鋭意検討の結果、本発明者らは、印刷物の印刷レイアウトを工夫することによって、1つの抄紙網によって連続紙及び不連続紙の両方を製造可能であることを見出し、本発明を完成した。
本発明の第1の態様は、
周縁に沿った余白を備えており、
離隔した複数の印刷面を前記余白以外の表面に有し、
前記印刷面が断面形状変動領域をそれぞれ含んでおり、
前記印刷面の間隔が前記余白の幅よりも広い、連続紙又は不連続紙の形態の印刷紙である。
前記印刷面が矩形であることが好ましい。
前記間隔が前記余白の幅の2倍以上であることが好ましい。
前記断面形状変動領域の光透過率が該断面形状変動領域外の前記印刷面の光透過率とは異なるものであってよい。
前記断面形状変動領域の色が該断面形状変動領域外の前記印刷面の色とは異なるものであってよい。
前記断面形状変動領域は透かし又は窓であることが好ましい。
本発明の印刷紙はエンボスを有してもよい。
本発明の印刷紙はスレッドを有してもよい。
本発明の印刷紙は偽造防止用紙であることが好ましい。
本発明の第2の態様は、本発明の第1の態様の印刷紙の印刷前の未印刷原紙である。
前記未印刷原紙は単層紙又は多層紙のいずれでもよい。
前記未印刷原紙は抄き合わせ多層紙でもよい。
本発明の第3の態様は、本発明の第2の態様の未印刷原紙の製造方法であって、
前記断面形状変動領域を形成可能な、離隔した複数の網断面形状変動領域 又は網水透過性変動領域 を表面に備える抄紙網を使用して湿式抄紙により湿紙を得る湿式抄紙 工程、
前記湿紙を乾燥して原紙を得る乾燥工程、
前記原紙を切断する切断工程
を少なくとも備えており、
前記切断工程において前記原紙の切断部位を選択することにより、前記抄紙網を交換することなく、連続紙又は不連続紙の形態の未印刷原紙を選択的に製造する、未印刷原紙の製造方法である。
前記製造方法は、記湿式抄紙工程後、且つ、前記乾燥工程前に前記湿紙をプレスするプレス工程を備えることが好ましい。
本発明の第4の態様は
周縁に沿った余白を備えており、
離隔した複数の印刷面を前記余白以外の表面に有し、
前記印刷面が断面形状変動領域をそれぞれ含んでおり、
前記印刷面の間隔が前記余白の幅よりも広い、連続紙又は不連続紙の形態の印刷紙の未印刷原紙の湿式抄紙用の抄紙網であって、
前記抄紙網の表面の、前記断面形状変動領域を形成可能な位置に、離隔した複数の網断面形状変動領域又は網水透過性変動領域を備えており、
連続紙又は不連続紙の形態の未印刷原紙の両者を製造可能である、湿式抄紙用の抄紙網である。
本発明では、透かし等の断面形状変動領域を有する印刷物の印刷レイアウトを工夫することによって、1つの抄紙網によって連続紙及び不連続紙の両方を製造可能である。
すなわち、透かし等の断面形状変動領域を有する本発明の印刷紙は所定の印刷レイアウトを備えており、そのために、印刷前の未印刷原紙を、当該原紙の形態が連続紙又は不連続紙のいずれかにかかわらず、1つの抄紙網を用いて製造することができる。
したがって、本発明では、連続紙から不連続紙へ、また、不連続紙から連続紙へと、製造対象である未印刷原紙の形態を切り替えて製造する際に抄紙網を交換する必要がない。
そのため、製造対象の紙の形態を連続紙と不連続紙との間で切り替える際に抄紙網の交換のために製造ラインを停止する必要がなく、抄紙条件の再度の調整等も不要である。そして、同じ抄紙条件で製造を継続できるので歩留まりが改善する。更に、異なる抄紙網を作製する必要がないので、抄紙網の作製のための時間及びコストが不要である。
このように、本発明は、透かし等を備える印刷物向けの紙の製造効率を向上することができる。
本発明の印刷紙の印刷レイアウトの一態様を示す図である。 本発明の印刷紙の印刷レイアウトの他の態様を示す図である。 図1及び図2の印刷紙の印刷前の未印刷原紙の元となる原紙の一例である。 網水透過性変動領域として網水不透過性領域を備える抄紙網を使用する湿式抄紙工程の一例を示す図である。
本発明は、透かし等の断面形状変動領域を有する印刷物向けの紙の製造効率を向上させるために、紙の製造工程そのものではなく、印刷物の印刷レイアウトを工夫することを特徴とする。これにより、紙の製造工程を変動させることなく、製造された紙の切断の態様を適宜選択することで、連続紙又は不連続紙の両方を製造することができる。
以下、本発明の態様である、印刷紙、未印刷原紙、未印刷原紙の製造方法及び抄紙網について説明する。
[印刷紙]
本発明の印刷紙は、
周縁に沿った余白を備えており、
離隔した複数の印刷面を前記余白以外の表面に有し、
前記印刷面が断面形状変動領域をそれぞれ含んでおり、
前記印刷面の間隔が前記余白の幅よりも広い、連続紙又は不連続紙の形態である。
本発明における「印刷紙」は印刷が施された紙を意味する。
図1は、本発明の印刷紙の印刷レイアウトの一態様を示す図である。
具体的には、図1は、不連続紙の形態である印刷紙1の印刷レイアウトを示す上面図であり、図1の左端の矢印に示すように下から上に向けて複数の印刷面2に印刷が施される。印刷面2は印刷単位であり、各印刷面2の印刷デザインは同一でも異なっていてもよいが、同一であることが好ましい。印刷の手法は特には限定されない。図1の印刷紙1は平らな形態であり、積層して出荷可能である。
印刷紙1には複数の印刷面2と余白3が存在する。余白3は印刷紙1の周縁に存在しており、印刷面2は余白3以外の印刷紙1の表面に存在する。図1の例では、余白3は印刷紙1の全ての周縁に沿って存在しており、印刷紙1の幅方向(図1の左右方向)において所定の幅mを備える。
図1の例では、印刷紙1の幅方向(図1の左右方向)に3つの印刷面2が存在しており、印刷紙1の長手方向(図1の上下方向)に沿って6つの印刷面2が存在する。印刷面2の形状は特には限定されるものではないが、図1の例では印刷面2は矩形である。本発明における「矩形」とは4つの角が全て等しい四角形を意味しており、正方形及び長方形のいずれをも含む。また、印刷面2の間には所定の幅Sを備える間隔4が存在しており、各印刷面2は相互に離隔している。間隔4には印刷は施されない。
本発明では、印刷面の間隔が前記余白の幅よりも広い。したがって、図1の例では、間隔4の幅Sの方が余白3の幅mよりも広い。本発明では、印刷面の間隔が余白の幅の2倍以上であることが好ましい。図1の例では幅Sは幅mの2倍とされている。
本発明では、印刷面が断面形状変動領域をそれぞれ含む。したがって、図1の例では、各印刷面2が少なくとも1つの断面形状変動領域5を含む。ここで「含む」とは、断面形状変動領域5の少なくとも一部が印刷面2にふくまれていればよく、断面形状変動領域5の全てが印刷面2に含まれる必要はないが、断面形状変動領域5の全てが印刷面2に含まれてもよい。断面形状変動領域5の面積は印刷面2の面積よりも小さいことが好ましい。
本発明では、断面形状変動領域は、印刷紙の断面の形状が変動している領域であり、例えば、断面形状変動領域において、印刷紙の断面の厚みが他の領域の厚みに比べて減少又は増大しているか、或いは、印刷紙の断面の厚みが他の領域の厚みに比べて変動していない(減少又は増大していない)が例えば波形のような屈曲部を有する。
図1の例では、印刷紙1の幅方向に3列の断面形状変動領域5が存在しており、各列において複数の断面形状変動領域5が、相互に離隔して、独立して存在している。図1の例では、複数の断面形状変動領域5からなる3つの列が並行している。そして、各印刷面2は断面形状変動領域5を含んでいる。各印刷面2に含まれる断面形状変動領域5は1つ以上であればよく、図1に示すように各印刷面2に断面形状変動領域5が複数含まれていてもよい。
断面形状変動領域5の光透過率は当該断面形状変動領域5外の印刷面2の光透過率とは異なることができる。例えば、断面形状変動領域5は透かしであることができる。透かしは当該技術分野における既知の方法によって形成することができる。透かしは白透かし又は黒透かしのいずれでもよい。なお、印刷紙1の断面形状が変動しない擬似透かしは断面形状変動領域5には相当しない。
印刷紙1が2つ以上の紙層からなる場合、断面形状変動領域5は窓(開口部)でもよい。すなわち、窓が形成された紙層と窓が形成されていない紙層を積層することにより、断面形状変動領域5を窓とすることができる。
また、断面形状変動領域5の色は断面形状変動領域5外の印刷面2の色と異なってもよい。これにより、例えば、断面形状変動領域5の視認を容易とすることができる。
断面形状変動領域5の色は印刷によって付与してもよいが、紙自体を着色することによって色を付してもよい。例えば、印刷紙1が複数の紙層からなり、断面形状変動領域5が1つの紙層によって形成される場合は、当該紙層を着色して当該紙層の色を他の紙層の色とは異ならせることによって、断面形状変動領域5の色を他の領域の色と異なるようにすることができる。
着色に使用する着色剤は特に限定されるものではないが、染料及び/又は顔料であることが好ましい。また、染料は蛍光染料であってもよく、顔料は蛍光顔料であってもよい。
印刷紙1はエンボス及び/又はスレッドを有してもよい。エンボス及び/又はスレッドは断面形状変動領域5に存在することが好ましい。例えば、スレッドは透かし又は窓に存在することが好ましい。断面形状変動領域5がエンボスで形成されていてもよい。
スレッドとしては、例えば、ホログラム、マイクロ文字等を印刷したフィルム、多層干渉フィルム等の偽造防止用途で汎用されているものが挙げられる。
スレッド用のフィルムとしては、金属光沢フィルム、着色フィルム、磁気フィルム、蛍光発光フィルム等の偽造防止用で汎用される任意のフィルムを使用することができる。スレッドには感熱接着剤を塗布しておき、湿式抄紙後の乾燥工程における熱によりスレッドと紙層とが接着するようにしておいたほうが好ましい。
スレッドの形態は特には限定されるものではないが、スレッドが略長方形の場合、スレッドの幅は例えば0.3~10mm、厚みは例えば12μm~50μmとすることができる。
エンボスは、例えば、凹及び/又は凸を有する型又はそれに相当する物体を紙に押し付けることにより形成することができる。
印刷紙1におけるエンボス及び/又はスレッドの存在位置は特には限定されるものではないが、断面形状変動領域5に存在することが好ましい。
印刷紙1は偽造防止用紙であることができる。偽造防止用紙は、例えば、紙幣、商品券、入場券、パスポート、有価証券等に好適に使用することができる。そして、印刷面2は商品券等の券面とすることができる。印刷紙1がスレッドを有する場合、断面形状変動領域5が透かし又は窓である場合は本発明の印刷紙は偽造防止用紙として特に好ましい。
図2は、本発明の印刷紙の印刷レイアウトの他の態様を示す図である。
具体的には、図2は、連続紙の形態である印刷紙1の印刷レイアウトを示す上面図であり、図2の左端の矢印に示すように下から上に向けて印刷が施される。印刷の手法は特には限定されない。図2の印刷紙1はロールの形態として出荷可能である。
図2の印刷紙1は、幅方向(図2の左右方向)に2つの印刷面2が存在している点で図1の印刷紙1とは異なる。なお、便宜上、図2には上下方向に6つの印刷面2を示しているが、実際には、図2の上下方向は連続している。
また、図2の印刷紙1では、印刷紙1の幅方向に2列の断面形状変動領域5が存在しており、各列において複数の断面形状変動領域5が、相互に離隔して、独立して存在している。図2の例では、複数の断面形状変動領域5からなる2つの列が並行しており、各印刷面2は断面形状変動領域5を含んでいる。
その他の点は、図2の印刷紙1は図1の印刷紙1と同一である。例えば、図2の例でも、印刷面2の間隔4の幅Sの方が余白3の幅mよりも広く、図2の例では幅Sは幅mの2倍とされている。
図1の不連続紙の形態の印刷紙及び図2の連続紙の形態の印刷紙は、それぞれ、不連続紙の形態の未印刷原紙及び連続紙の形態の未印刷原紙を印刷することにより得ることができる。
本発明における「未印刷原紙」は印刷が施される前の紙を意味する。
[未印刷原紙]
不連続紙の形態の未印刷原紙及び連続紙の形態の未印刷原紙は共通した原紙から製造可能である。
図3は、図1及び図2の印刷紙1の印刷前の未印刷原紙の元となる原紙1'の一例である。図3の下方の矢印の方向は図1及び図2中の左端の矢印の方向に対応する。図3の原紙1'は図3中の矢印の方向に繰り出し可能なロールの形態の連続紙である。
図3の原紙1'は実際には印刷は施されていないが、図1及び図2の印刷紙1との対応の説明のため、便宜上、図1及び図2の印刷紙1に施される印刷の印刷レイアウトを重ねて示す。
図3中のP及びRは間隔4の中央に沿って伸びる直線に対応する切断線である。
図3の原紙1'では、幅方向(図3では上下方向)に6つの印刷面2が存在する。したがって、原紙1'を、切断線Pで切断し、更に、印刷面2が図3の左右方向に6つ含まれるように図3の右端で上下方向に切断すると図1の印刷紙向けの未印刷原紙となり、一方、2つの切断線Rで切断すると図2の印刷紙向けの未印刷原紙となる。
図3の例では、図1及び図2に示す印刷レイアウトの間隔4(余白3の2倍の幅を有する)の中央に沿って伸びる直線に切断線P及びRが対応しているために、切断線P又はRに沿って原紙1'を切断すると、切断された間隔4がそのまま新たな余白3となる。一方、印刷レイアウトの間隔4が余白3の幅の2倍を超える場合は、切断線P及びRを、例えば2つの切断線とし、それぞれの切断線の切断により生じる新たな余白の幅が既存の余白の幅と同一となるように各切断線の位置を調節することができる。
原紙1'は紙料を含む。通常、紙料はセルロース繊維を含む。セルロース繊維としては、例えば、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹晒サルファイトパルプ(NBSP)、サーモメカニカルパルプ(TMP)等の木材パルプ;他、麻、竹、藁、ケナフ、三椏、楮、木綿等の非木材パルプ;カチオン化パルプ、マーセル化パルプ等の変性パルプ;レーヨン等に由来するセルロース繊維乃至再生セルロース繊維が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
紙料はセルロース繊維以外の他の成分を含んでいてもよい。他の成分としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂からなる合成繊維;澱粉、ポリアクリルアミド、ポリアミンポリアミドエピクロルヒドリン等の紙力増強剤又は定着剤;サイズ剤、填料、濾水歩留り向上剤、耐水化剤、定着剤、消泡剤、スライムコントロール剤等が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
原紙1'は単層紙又は多層紙のいずれでもよい。単層紙は1つの紙層のみからなる。多層紙は複数の層を備える。多層紙としては、1つの紙層とその他の層を備えるもの、2つ以上の紙層を備えるもの、2つ以上の紙層とその他の層を備えるもの等を挙げることができる。その他の層としては、例えば、塗工層が挙げられる。塗工層は紙の一方の表面に存在してもよく、両方の表面に存在していてもよい。
塗工層は、通常、填料及び接着剤を含有する。塗工層用填料としては、塗工層に通常含有される填料を特に制限なく用いることができ、例えば、クレー、カオリン、シリカ、タルク、水酸化アルミニウム、酸化チタン、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化亜鉛、サチンホワイト、硫酸カルシウム等の無機顔料;プラスチックピグメント等の有機顔料等が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。軽質炭酸カルシウムはカルサイト、アラゴナイトのいずれでも良く、また形状についても針状、柱状、紡錘状、球状、立方形状、ロゼッタ型のいずれでも良い。これらの塗工層用填料の中でも、特に炭酸カルシウムは、安価で且つ白色度が高いため、好ましく用いられる。塗工層中における填料の含有量は特に限定されるものではないが、塗工層の全質量に対して固形分換算で、好ましくは10~100質量%の範囲で適宜用いることができる。
塗工層用接着剤としては、塗工層に通常含有される水分散性又は水溶性接着剤を特に制限なく用いることができ、これらの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。水分散性接着剤としては、例えば、スチレン-ブタジエン共重合体ラテックス、メチルメタクリレート-ブタジエン共重合体ラテックス、スチレンーメチルメタクリレートーブタジエン共重合体ラテックス等の共役ジエン系共重合体ラテックス、アクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステルの重合体又は共重合体ラテックス等のアクリル系重合体ラテックス、エチレン-酢酸ビニル重合体ラテックス等のビニル系重合体ラテックス、あるいはこれらの各種重合体ラテックスをカルボキシル基等の官能基含有単量体で変性した重合体又は共重合体ラテックス等が挙げられる。水溶性接着剤としては、例えば、ポリビニルアルコール、酸化澱粉、陽性澱粉、エステル化澱粉、デキストリン等の澱粉類が挙げられる。塗工層中における接着剤の含有量は特に限定されるものではないが、塗工層の全ての填料100質量部に対して固形分換算で、好ましくは5~50質量部の範囲で適宜用いることができる。
塗工層には、填料及び接着剤以外の他の成分、例えば、この種の塗工層に通常含有される塗工適性を向上させるための各種薬剤を含有させることができる。特に、界面活性剤を含有することが好ましい。特に、凹凸のある紙層への塗工においては、塗工液のレベリング性が一層高められ、紙層の凹凸に追従した輪郭塗工ができる。従って、塗工層が界面活性剤を含有していることにより、印刷紙の印刷均一性をより一層向上させることが可能となる。
原紙1'は抄き合わせ多層紙であってもよい。抄き合わせ多層紙は、複数の紙層を備えており、複数の紙層を抄き合わせることによって製造することができる。一方の紙層は窓(開口部)を有していてもよい。抄き合わせの手法は特には限定されるものではないが、例えば、多槽式円網抄紙機を使用することができる。
なお、窓にスレッドを存在させる場合には、例えば、多槽式円網抄紙機を用いて最外層の紙層と内層の紙層との少なくとも2層からなる抄き合わせ紙を製造する際に、最外層の紙層(または内層の紙層)に間欠的に窓開き部を形成し、これを窓開き部のない内層の紙層(または最外層の紙層)と重ね合わせる直前でスレッドを紙層間に挿入し、窓開き部からスレッドが露出するようにする方法を採用することができる。
[未印刷原紙の製造方法]
本発明の未印刷原紙は湿式抄紙により製造することができる。
具体的には、本発明の未印刷原紙は
前記断面形状変動領域を形成可能な、離隔した複数の網断面形状変動領域又は網水透過性変動領域を表面に備える抄紙網を使用して湿式抄紙により湿紙を得る湿式抄紙工程、
前記湿紙を乾燥して原紙を得る乾燥工程、
前記原紙を切断する切断工程
を少なくとも備えており、
前記切断工程において前記原紙の切断部位を選択することにより、前記抄紙網を交換することなく、連続紙又は不連続紙の形態の未印刷原紙を選択的に製造する、製造方法により製造することができる。
前記湿式抄紙工程は通常の湿式抄紙における湿紙の形成段階(ワイヤーパート)に相当する。
前記湿式抄紙工程で使用される抄紙網の表面に存在する網断面形状変動領域又は網水透過性変動領域は本発明の印刷紙又は未印刷原紙における断面形状変動領域を形成する。
前記網断面形状変動領域は抄紙網の断面形状が他の領域に比べて変動する領域であり、抄紙網の内側から外側に向けて突出するように断面形状が変動している領域では他の領域に比べて抄紙網表面に紙料がより少なく堆積するので、白透かしが形成される。一方、抄紙網の外側から内側に向けてへこむように断面形状が変動している領域では他の領域に比べて抄紙網表面に紙料がより多く堆積するので、黒透かしが形成される。
前記網水透過性変動領域は抄紙網の水透過性が他の領域に比べて変動する領域であり、例えば、他の領域に比べて水低透過性又は水不透過性とすることができる。例えば、抄紙網の所定部分に樹脂を充填する等して網目を塞いで水不透過性の領域を抄紙網表面に形成することができる。水不透過性の領域には紙料が堆積しないので当該領域に窓(開口部)を形成することができる。抄紙網の所定部分に所定形状の水不透過性樹脂板を取り付けてもよい。
図4は、網水透過性変動領域として網水不透過性領域を備える抄紙網を使用する湿式抄紙工程の一例を示す図である。
図4に示す湿式抄紙工程は2槽式の円網抄紙機を使用する。図4の2槽式の円網抄紙機は、通常の抄紙網を備える第1円網シリンダー6aを有する第1槽6及び網水不透過性領域を有する抄紙網を備える第2円網シリンダー7aを有する第2槽7からなる。
図4に示す湿式抄紙工程では、第1槽6において通常の第1紙層1aを形成し毛布8上に転写する。次に、毛布8上に存在する第1紙層1aの表面に必要に応じてスレッド9を設ける。そして、第1紙層1aは第2槽7に供給される。
第2槽7の第2円網シリンダー7aには網水不透過性領域を有する抄紙網が備えられているので、網水不透過性領域には紙層が形成されず窓(開口部)を有する第2紙層1bが形成される。そして、窓が形成された第2紙層1bは毛布8上の第1紙層1aの上に転写され、第1紙層1aの上に第2紙層1bが積層される。窓の位置を調節することにより、例えば、スレッド9の上に窓を形成し、外部から窓を介してスレッド9が露出している形態の抄き合わせ紙を製造することができる。
窓の形状は特に限定されるものではなく、正方形状、長方形状、紐状、円形状等の様々な形状をとることができる。また、窓は、例えば、動物柄等の画像を形成してもよく、この場合は、窓を画像化することができる。
前記湿式抄紙工程によって得られた湿紙は乾燥工程により乾燥されて原紙となる。乾燥工程は製紙の分野における通常の乾燥方法によって実施することが可能であり、例えば、多筒式ドライヤーにより実施することができる。
前記原紙は切断工程において切断される。切断工程も製紙の分野における通常の切断装置によって実施することができる。
本発明の製造方法では、前記切断工程において前記原紙の切断部位を選択することにより、連続紙又は不連続紙の形態の未印刷原紙を選択的に製造することができる。例えば、前記原紙が図3に示される1'の場合、原紙1'を、切断線Pで図3の左右方向に切断し、更に、印刷面2が図3の左右方向に6つ含まれるように図3の右端で上下方向に切断すると図1の印刷紙向けの不連続紙の形態の未印刷原紙となり、一方、2つの切断線Rで切断すると図2の印刷紙向けの連続紙の形態の未印刷原紙となる。
本発明の製造方法では、連続紙又は不連続紙の形態の未印刷原紙を選択的に製造するにあたり、変更を要するのは切断工程における原紙の切断部位であって、切断工程より上流の工程は変更を要しない。したがって、本発明の製造方法では、湿式抄紙工程で使用される抄紙網を交換することなく、切断工程における原紙の切断部位を選択するだけで、連続紙又は不連続紙の形態の未印刷原紙を選択的に製造することができる。
本発明の製造方法は、前記湿式抄紙工程後、且つ、前記乾燥工程前に前記湿紙をプレスするプレス工程を備えることが好ましい。プレス工程により得られる原紙の平滑度を向上させることができる。
[抄紙網]
本発明は、
周縁に沿った余白を備えており、
離隔した複数の印刷面を前記余白以外の表面に有し、
前記印刷面が断面形状変動領域をそれぞれ含んでおり、
前記印刷面の間隔が前記余白の幅よりも広い、連続紙又は不連続紙の形態の印刷紙の未印刷原紙の湿式抄紙用の抄紙網であって、
前記網の表面の、前記断面形状変動領域を形成可能な位置に、離隔した複数の網断面形状変動領域又は網水透過性変動領域を備えており、
連続紙又は不連続紙の形態の未印刷原紙の両者を製造可能である、湿式抄紙用の抄紙網にも関する。
印刷紙、未印刷紙、網断面形状変動領域及び網水透過性変動領域については既述のとおりである。
本発明の抄紙網を使用することにより、湿式抄紙により、連続紙及び不連続紙の両方の形態の、所定の断面形状変動領域を有する未印刷原紙を製造することができる。すなわち、本発明の抄紙網を使用することにより、湿式抄紙により、連続紙又は不連続紙の形態の、所定の断面形状変動領域を有する未印刷原紙を、抄紙網を交換することなく、選択的に製造することができる。
したがって、本発明の抄紙網は断面形状変動領域を有する未印刷原紙の効率的な製造に有用である。
そして、周縁に沿った余白を備えており、
離隔した複数の印刷面を前記余白以外の表面に有し、
前記印刷面が断面形状変動領域をそれぞれ含んでおり、
前記印刷面の間隔が前記余白の幅よりも広い、
という印刷レイアウトにて未印刷原紙に印刷を施すことにより、本発明の印刷紙を製造することができる。
本発明により、透かし等の断面形状変動領域を有する印刷物向けの未印刷原紙の製造効率の向上が可能である。すなわち、本発明では、1つの抄紙網を用いて、透かし等の断面形状変動領域を有する未印刷原紙を連続紙又は不連続紙のいずれの形態でも製造することができるので、製造効率の向上が可能である。
従来は、透かし等の断面形状変動領域を有する印刷物向けの未印刷紙について、連続紙から不連続紙へ、また、不連続紙から連続紙へと、製造形態を切り替える際には、抄紙網を交換するために、製造ラインを一旦停止する必要があったので、連続紙又は不連続紙の製造にあたっては所定の量以上の注文が必要であったが、本発明では、切断前の未印刷原紙を保管しておけば、注文に応じて当該未印刷原紙の切断の態様を適宜選択することで連続紙及び不連続紙の両方を生産することができるので、少量の注文にもきめ細かく対応することができる。
1 印刷紙
2 印刷面
3 余白
4 間隔
5 断面形状変動領域
6 第1槽
7 第2槽
8 毛布
9 スレッド

Claims (15)

  1. 周縁に沿った余白を備えており、
    離隔した複数の印刷面を前記余白以外の表面に有し、
    前記印刷面が断面形状変動領域をそれぞれ含んでおり、
    前記印刷面の間隔が前記余白の幅よりも広い、連続紙又は不連続紙の形態の印刷紙。
  2. 前記印刷面が矩形である、請求項1記載の印刷紙。
  3. 前記間隔が前記余白の幅の2倍以上である、請求項1又は2記載の印刷紙。
  4. 前記断面形状変動領域の光透過率が該断面形状変動領域外の前記印刷面の光透過率とは異なる、請求項1乃至3のいずれかに記載の印刷紙。
  5. 前記断面形状変動領域の色が該断面形状変動領域外の前記印刷面の色と異なる、請求項1乃至4のいずれかに記載の印刷紙。
  6. 前記断面形状変動領域が透かし又は窓である、請求項1乃至5のいずれかに記載の印刷紙。
  7. エンボスを有する、請求項1乃至6のいずれかに記載の印刷紙。
  8. スレッドを有する、請求項1乃至7のいずれかに記載の印刷紙。
  9. 偽造防止用紙である、請求項1乃至8のいずれかに記載の印刷紙。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の印刷紙の未印刷原紙。
  11. 単層紙又は多層紙である、請求項10記載の未印刷原紙。
  12. 抄き合わせ多層紙である、請求項10記載の未印刷原紙。
  13. 請求項10乃至12のいずれかに記載の未印刷原紙の製造方法であって、
    前記断面形状変動領域を形成可能な、離隔した複数の網断面形状変動領域又は網水透過性変動領域を表面に備える抄紙網を使用して湿式抄紙により湿紙を得る湿式抄紙工程、
    前記湿紙を乾燥して原紙を得る乾燥工程、
    前記原紙を切断する切断工程
    を少なくとも備えており、
    前記切断工程において前記原紙の切断部位を選択することにより、前記抄紙網を交換することなく、連続紙又は不連続紙の形態の未印刷原紙を選択的に製造する、未印刷原紙の製造方法。
  14. 前記湿式抄紙工程後、且つ、前記乾燥工程前に前記湿紙をプレスするプレス工程を備える、請求項13記載の製造方法。
  15. 周縁に沿った余白を備えており、
    離隔した複数の印刷面を前記余白以外の表面に有し、
    前記印刷面が断面形状変動領域をそれぞれ含んでおり、
    前記印刷面の間隔が前記余白の幅よりも広い、連続紙又は不連続紙の形態の印刷紙の未印刷原紙の湿式抄紙用の抄紙網であって、
    前記抄紙網の表面の、前記断面形状変動領域を形成可能な位置に、離隔した複数の網断面形状変動領域又は網水透過性変動領域を備えており、
    連続紙又は不連続紙の形態の未印刷原紙の両者を製造可能である、湿式抄紙用の抄紙網。
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