JP2009101138A - 車両用シートのシートバック - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者を安定良く保持し得る車両用シートのシートバックを提供する。
【解決手段】車両用シートのシートバックであって、パッドの裏面を支持するプレート体3と、プレート体3をフレーム2に対して前後に移動可能に弾性的に保持する弾性サポート機構4を有する。プレート体3は、車両用シートに着座した使用者の肩甲骨の高さ相当に位置する第一のプレート部3aと、第一のプレート部3aの下側に位置する第二のプレート部3bと、第二のプレート部3bの下側でかつ使用者の腎臓の高さ相当に位置する第三のプレート部3cを有する。第一と第三のプレート部3a,3cは、第二のプレート部3bよりも幅が狭い。弾性サポート機構4は、第二のプレート部3bの裏側においてフレーム2に水平方向に架橋される棒状の弾性架橋体5を有する。弾性架橋体5は、略中心位置に第一のプレート部3aに向けて突出しかつ第二のプレート部3bに沿う屈曲部5aを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用シートのシートバックに関する。
車両用シートのシートバックは、一般にバックフレームとパッドを有している。パッドが薄いタイプのシートバックの場合、シートバックは、さらにパッドの裏面を支持するプレート体と、プレート体をバックフレームに対して弾性的に前後移動可能に保持する弾性サポート機構を有している。従来のプレート体は、例えば特許文献1と2に開示されている。これらプレート体は、略長方形状であって、車両用シートに着座した使用者の腰椎を支える部分が他の部分よりも幅広に形成されている。
米国特許第6296308号明細書 特開2006−20733号公報
しかし従来のものよりも座り心地の良いシートバックが従来求められている。そこで本発明は、プレート体と弾性サポート機構によって使用者をさらに安定良く保持することで座り心地を向上し得る車両用シートのシートバックを提供することを課題とする。
本発明の1つの特徴によると、車両用シートのシートバックは、パッドの裏面を支持するプレート体と、プレート体をフレームに対して前後に移動可能に弾性的に保持する弾性サポート機構を有している。プレート体は、肩甲骨の高さ相当に位置する第一のプレート部と、第一のプレート部の下側に位置する第二のプレート部と、第二のプレート部の下側でかつ腎臓の高さ相当に位置する第三のプレート部を有している。第一と第三のプレート部は、第二のプレート部よりも幅が狭い。弾性サポート機構は、第二のプレート部の裏側においてバックフレームに水平方向に架橋される棒状の弾性架橋体を有している。弾性架橋体は、略中心位置に第一のプレート部に向けて突出しかつ第二のプレート部に沿う屈曲部を有している。
したがってプレート体は、第一のプレート部の幅が狭いために、肩甲骨を押す面積が小さい、もしくは肩甲骨を押さない。そして第三のプレート部の幅が狭いために、腎臓近傍を押す面積が小さい。そのため肩甲骨と腎臓近傍を押す力が小さくなり、これによって車両用シートの座り心地が向上する。またプレート体は、第二のプレート部の幅が広く、この部分が弾性架橋体によって支持される。そのためプレート体は、肩甲骨と腎臓の近傍を避けた位置において使用者を支持し得る。これにより車両用シートの座り心地が向上する。また弾性架橋体の中心位置には、第一のプレート部に向けて屈曲する屈曲部が設けられている。そのため弾性架橋体は、第一のプレート部側に加わった力をトルクによって支持し得る。これによりシートバックが使用者を安定良く保持できる。
また本発明の他の特徴によると、弾性架橋体は、屈曲部の左右両端部から略水平方向に延出する左右の水平部を有している。屈曲部は、左右の水平部から第一のプレート部に向けて延出する左右の立ち上り部と、左右の立ち上り部を連結する連結部を有している。第二のプレート部には、水平部が下側から係止される左右の鉤部と、立ち上り部と連結部の間に突出する左右の位置決め部が形成され、鉤部と位置決め部によって弾性架橋体を第二のプレート部に保持する。したがって鉤部と位置決め部によって弾性架橋体をプレート体に対して安定良く保持することができる。
また本発明の他の特徴によると、第二のプレート部の裏面には、位置決め部の下側に誤組付防止用突部が形成されている。誤組付防止用突部は、屈曲部が第三のプレート部に向いた状態で弾性架橋体が第二のプレート部に対して組付けられることを防止する構成になっている。したがって誤組付防止用突部によって弾性架橋体を正しく第二のプレート部に組付けることができる。
また本発明の他の特徴によると、プレート体は、第三のプレート部の下側でかつ使用者の腰椎の高さ相当に位置する第四のプレート部を有している。第四のプレート部は、第三のプレート部よりも幅広である。弾性サポート機構は、バックフレームに水平方向に架橋されるランバー用弾性架橋体を有しており、ランバー用弾性架橋体が第四のプレート部を保持または支持する。したがってプレート体は、幅が広くかつランバー用弾性架橋体によって支持される第四のプレート部を有している。そのため使用者の腰椎を第四のプレート部とランバー用弾性架橋体によって安定良く保持できる。かくして車両用シートの座り心地が向上する。
また本発明の他の特徴によると、ランバー用弾性架橋体は、長さ調整可能であって、長さ調整することで第四のプレート部を前後に位置調整する。したがって使用者の腰椎の位置に合わせて第四のプレート部を前後に調整することができる。
本発明の一つの実施の形態を図1〜6にしたがって説明する。図1に示すように車両用シート10は、使用者が着座するシートクッション11と、使用者の背中を支持するシートバック1を有している。シートクッション11とシートバック1の間には、シートバック1をシートクッション11に対してリクライニングさせるリクライニング装置14が設けられている。シートバック1の上部には、使用者の頭部を支持するヘッドレスト12が垂直方向に高さ調整可能に取付けられる。
シートバック1は、図1に示すようにバックフレーム2と、パッド7と、パッド7の裏側を支持するプレート体3と、プレート体3をバックフレーム2に対して弾性的に保持する弾性サポート機構4を有している。バックフレーム2は、図2に示すように矩形枠状であって、左右のサイドフレーム2a,2bと、アッパーフレーム2cと、アンダーフレーム2dを有している。
アッパーフレーム2cには、図2に示すように一対の筒部2eが設けられている。ヘッドレスト12は、筒部2eに対して上下に位置調整可能に挿入されるステー12aを有している(図1参照)。パッド7は、発砲ウレタン等の弾性変形する材料から形成されている。図5に示すようにパッド7は、所定の厚みを有しており、バックフレーム2の前側と側面を覆う。パッド7の表面には、表皮部材8が被せられる。
プレート体3は、図1に示すようにバックフレーム2よりも小さく、パッド7の裏側に配設される。プレート体3は、樹脂とガラス繊維を主成分に有する複合材料から成形されている。樹脂は、ナイロン6(PA6)などのポリアミド樹脂を使用し得る。ガラス繊維の重量は、複合材料の全重量の10〜20重量%である。プレート体3は、厚み約2mmの板状に形成されており、左右対称の形状を有している。図3に示すようにプレート体3は、上から順番に第一〜第五のプレート部3a〜3eを一体に有している。
第一のプレート部3aは、図3,4に示すように大人の使用者の肩甲骨の高さにほぼ相当する高さに配設される。第一のプレート部3aは、肩甲骨を避けるように左右両側が窪んでおり、他のプレート部3b〜3eよりも幅が狭くなっている。例えば第一のプレート部3aは、第二のプレート部3bの幅の40〜60%の幅を有している。第三のプレート部3cは、使用者の腎臓に相当する高さに配設される。第三のプレート部3cは、使用者の腎臓を避けるように左右両側が窪んでおり、第二のプレート部3bよりも幅が狭くなっている。例えば第三のプレート部3cは、第二のプレート部3bの幅の70〜90%の幅を有している。
第四のプレート部3dは、使用者の腰椎の高さにほぼ相当する高さに配設される。そして他のプレート部3a〜3c,3eよりも幅が広く、例えば第三のプレート部3cの幅の140〜160%の幅を有している。第五のプレート部3eは、使用者の骨盤の高さにほぼ相当する高さに配設され、下側に斜めに幅が狭くなっている。
プレート体3は、図3,4に示すように幅中心位置に胸椎回避部3fを有している。胸椎回避部3fは、使用者の背骨の胸椎に対応する位置に形成されている。すなわちプレート体3の垂直方向の長さは、第一のプレート部3aの下側部から第四のプレート部3dの上側部に渡って長い。また胸椎回避部3fの幅は、胸椎よりも広く、40〜100mmの幅、好ましくは50±10mmの幅を有している。胸椎回避部3fは、上下位置に開口孔3f1,3f2を有し、開口孔3f1,3f2の間に凹部3f3を有している。
開口孔3f1,3f2は、図3,4に示すようにプレート体3を厚み方向に貫通している。上側の開口孔3f1は、第一のプレート部3aの下側部から第二のプレート部3bの略中心まで延出している。下側の開口孔3f2は、第三のプレート部3cの上下に渡って延出し、かつ第四のプレート部3dの上側部まで延出している。
凹部3f3は、図3,4に示すように開口孔3f1,3f2の間に位置している。凹部3f3は、胸椎から遠ざかるように、左右両側に後方に斜めに傾斜する傾斜部3f6と、傾斜部3f6間を連結する底部3f7を有している。凹部3f3は、例えば5〜10mmの深さを有している。凹部3f3は、第二のプレート部3bの下側部に位置し、第二のプレート部3bの下左部と下右部を連結する。そのため凹部3f3は、プレート体3が変形した際に開口孔3f1,3f2が左右に大きく開くことを防止する。
図2に示すように凹部3f3は、弾性サポート機構4の弾性架橋体5,6の間に位置している。そのためプレート体3が弾性架橋体5,6の間において後方に大きな力を受けた場合、開口孔3f2が左右に大きく開くことを凹部3f3によって防止できる。図3,4に示すように凹部3f3には、貫通孔3f4とリブ3f5が設けられている。貫通孔3f4は、横長さが縦長さに比べて長い。リブ3f5は、貫通孔3f4の上側位置において横方向に延出している。
図3,4に示すようにプレート体3の裏面には、リブ3g,3h,3nが形成されている。リブ3gは、プレート体3の上側の外周、すなわち第一〜第四のプレート部3a〜3dの外周縁に形成されている。リブ3hは、第四のプレート部3dの裏面において横方向に延設されている。図2に示すようにリブ3hには、弾性サポート機構4のランバー用弾性架橋体6が挿通される。リブ3hと開口孔3f2の間には、開口孔3f2がリブ3hに接しないように、20±10mmの間隔が形成されている。その結果、プレート体3の剛性が高くなり、かつ開口孔3f2の端部の近傍における応力集中が小さくなる。
リブ3nは、図4に示すように胸椎回避部3fの左右両側において上下方向に延設されている。リブ3nの上端部は、第一のプレート部3aのリブ3gに達しており、下端部は、リブ3hよりも下側に延びている。
第五のプレート部3eには、図3,4に示すように複数の開口部3e1が形成されている。開口部3e1は、横長さが縦長さより長く、上下に複数列配設されている。そして第五のプレート部3eの外周には、リブが形成されていない。そのため第五のプレート部3eは、厚み方向に変形しやすくかつ軽量になっている。第五のプレート部3eの下端部には、一対の爪3e2が形成されている。爪3e2は、図2に示すように軸部材14aに係止される。軸部材14aは、左右のリクライニング装置14を連結し、左右のリクライニング装置14を連動させる。
図2に示すように弾性サポート機構4は、バックフレーム2に水平方向に架橋される一対の弾性架橋体5,6を有している。弾性架橋体5は、金属製で弾性力を有する棒状の部材であって、第二のプレート部3bの裏側に装着される。弾性架橋体5は、中心に屈曲部5aを有している。屈曲部5aの左右両側には、水平部5bと端部5cが設けられている。
端部5cは、図2に示すようにサイドフレーム2a,2bに連結され、斜め下方に延出する。水平部5bは、端部5cから略水平方向に延出している。屈曲部5aは、図6に示すように第二のプレート部3bに沿ってかつ第一のプレート部3aに向けて屈曲している。この屈曲部5aは、左右の立ち上り部5a1と連結部5a2を有している。立ち上り部5a1は、水平部5bから第一のプレート部3aに向けて上方に延出している。連結部5a2は、略水平方向に延出して、左右の立ち上り部5a1を連結する。
したがって弾性架橋体5は、第二のプレート部3bを弾性的に前後方向に移動可能に支持することができる。しかも弾性架橋体5は、屈曲部5aを有しているため、第一のプレート部3a側に加わる力をねじり力によって支持できる。
第二のプレート部3bの裏面には、図2,6に示すように弾性架橋体5を保持するための鉤部3jと位置決め部3kが設けられている。鉤部3jは、弾性架橋体5の水平部5bが下側から差し込まれる開口部3j1を有している。位置決め部3kは、弾性架橋体5の立ち上り部5a1と連結部5a2のコーナーの内側に突出している。したがって鉤部3jと位置決め部3kによって弾性架橋体5の上下方向の移動を規制する。そして一対の位置決め部3kによって弾性架橋体5の左右方向の移動を規制する。かくして弾性架橋体5は、プレート体3に安定良く保持され得る。
第二のプレート部3bの裏面には、図2,6に示すように誤組付防止用突部3mが形成されている。誤組付防止用突部3mは、位置決め部3kの下側位置に形成されており、位置決め部3kから斜め下方に延出している。したがって弾性架橋体5を第二のプレート部3bに組付ける際に、屈曲部5aが第三のプレート部3cに向いた状態になることを誤組付防止用突部3mによって防止できる。かくして誤組付防止用突部3mによって弾性架橋体5を正しく第二のプレート部3bに組付けることができる。
図2に示すように弾性架橋体5は、リブ3nの裏側に配設され、左右のリブ3nに跨って延出している。そのため弾性架橋体5は、リブ3nの高さと同じ距離、開口孔3f1から後方に位置している。そのためプレート体3が弾性変形した場合に、弾性架橋体5が開口孔3f1を通って使用者の胸椎に押圧を加えてしまうことが防止され得る。
弾性架橋体6は、図2に示すように第四のプレート部3dのリブ3hに沿って設けられる。弾性架橋体6は、図2,5に示すように一対のコイルスプリング6aと、ワイヤ6bを有している。一対のコイルスプリング6aの一端部は、サイドフレーム2a,2bに係止される。一つのコイルスプリング6aの他端部には、ワイヤ6bの先端を保持する保持部6dが取付けられる。他のコイルスプリング6aの他端部には、ワイヤ6bが挿通される外管6cが取付けられる。そしてワイヤ6bは、保持部6dからリブ3hの中を通って、外管6cに挿通され、これによって一対のコイルスプリング6aの間に張設される。
ワイヤ6bと外管6cは、図1に示すように車両用シート10内に取回され、ワイヤ6bの一端部が巻取り部13に取付けられる。巻取り部13は、シートクッション11の側部に取付けられており、時計回りに軸回転することでワイヤ6bを外管6cに対して巻取る。逆に、反時計回りに軸回転することでワイヤ6bを外管6cに対して放出する。したがって一対のコイルスプリング6a間のワイヤ6b長さが巻取り部13によって調整される。そしてワイヤ6bの長さを調整することで、ランバー用弾性架橋体6の全長が調整され得る。
図2に示すようにプレート体3は、上部が弾性架橋体5によってバックフレーム2に対して位置保持され、下端部が爪3e2によって位置保持される。そのためプレート体3は、前後方向の位置が弾性架橋体5と爪3e2によって支持される。一方、ランバー用弾性架橋体6のコイルスプリング6aは、弾性架橋体5と爪3e2よりも前側に位置するようにバックフレーム2に取付けられる。そのためランバー用弾性架橋体6は、長さが短くなることで第四のプレート部3dを前方に押す。そしてランバー用弾性架橋体6が長くなることで、第四のプレート部3dが後方に移動する。したがってランバー用弾性架橋体6の長さの調節によってプレート体3を使用者の体型に合わせて変形させ得る。
ランバー用弾性架橋体6は、長さ調整した後、コイルスプリング6aによってプレート体3を弾性的に前後移動可能に保持する。図5に示すようにシートバック1の後面は、保護板9によって覆われ、保護板9によってプレート体3と弾性サポート機構4の裏側が覆い隠される。そしてプレート体3の前側にパッド7が設置され、パッド7が表皮部材8によって覆われる。
以上のように、プレート体3は、図2に示すように、肩甲骨の高さ相当に位置する第一のプレート部3aと、第一のプレート部3aの下側に位置する第二のプレート部3bと、第二のプレート部3bの下側でかつ腎臓の高さ相当に位置する第三のプレート部3cを有している。第一と第三のプレート部3a,3cは、第二のプレート部3bよりも幅が狭い。弾性サポート機構4は、弾性架橋体5を有しており、弾性架橋体5は、屈曲部5aを有している。
したがってプレート体3は、第一のプレート部3aの幅が狭いために、肩甲骨を押す面積が小さい、もしくは肩甲骨を押さない。そして第三のプレート部3cの幅が狭いために、腎臓近傍を押す面積が小さい。そのため肩甲骨と腎臓近傍を押す力が小さくなり、これによって車両用シート10の座り心地が向上する。またプレート体3は、第二のプレート部3bの幅が広く、この部分が弾性架橋体5によって支持される。そのためプレート体3は、肩甲骨と腎臓の近傍を避けた位置において使用者を支持し得る。これにより車両用シート10の座り心地が向上する。また弾性架橋体5の中心位置には、第一のプレート部3aに向けて屈曲する屈曲部5aが設けられている。そのため弾性架橋体5は、第一のプレート部3a側に加わった力をトルクによって支持し得る。これによりシートバック1が使用者を安定良く保持できる。
またプレート体3は、図2に示すように第三のプレート部3cの下側でかつ使用者の腰椎の高さ相当に位置する第四のプレート部3dを有しており、第四のプレート部3dは、第三のプレート部3cよりも幅広である。弾性サポート機構4は、バックフレーム2に水平方向に架橋されるランバー用弾性架橋体6を有しており、ランバー用弾性架橋体6が第四のプレート部3dを保持または支持する。したがってプレート体3は、幅が広くかつランバー用弾性架橋体6によって支持される第四のプレート部3dを有している。そのため使用者の腰椎を第四のプレート部3dとランバー用弾性架橋体6によって安定良く保持できる。かくして車両用シート10の座り心地が向上する。
またランバー用弾性架橋体6は、図5に示すように長さ調整可能であって、長さ調整することで第四のプレート部3dを前後に位置調整する。したがって使用者の腰椎の位置に合わせて第四のプレート部3dを前後に調整することができる。
本発明は、上記実施の形態に限定されず、以下の形態であっても良い。
(1)例えば上記実施の形態の弾性架橋体5は、図2に示すように断面円形の棒形状である。しかし弾性架橋体は、断面四角形の棒形状、断面多角形の棒形状、あるいは平板形状であっても良い。
(2)上記実施の形態の第二のプレート部3bの裏面には、図3に示すように一対の鉤部3jと一対の位置決め部3kが形成されていた。しかし左右いずれか一つの鉤部3jと一対の位置決め部3kが形成されている形態であっても良い。この形態であっても弾性架橋体5を上下方向と左右方向に位置決めすることができる。
(3)上記実施の形態のランバー用弾性架橋体6は、図5に示すように長さ調整でき、これによって第四のプレート部3dを前後に位置調整できる形態である。しかし弾性架橋体6が長さ調整のできない形態、例えば弾性架橋体5と同じ形態であっても良い。
本発明の一実施形態を示す車両用シートの斜視図である。 本発明の一実施形態を示すバックフレームとプレート体と弾性サポート機構の背面斜視図である。 本発明の一実施形態を示すプレート体の背面斜視図である。 本発明の一実施形態を示すプレート体の背面図である。 図1のV-V線断面矢視図である。 本発明の一実施形態を示す弾性架橋体の屈曲部右側部近傍における弾性架橋体とプレート体の一部背面拡大図である。
符号の説明
1…シートバック
2…バックフレーム(フレーム)
3…プレート体
3a…第一のプレート部
3a…第一のプレート部
3b…第二のプレート部
3c…第三のプレート部
3d…第四のプレート部
3e…第五のプレート部
3f…胸椎回避部
3j…鉤部
3k…位置決め部
3m…誤組付防止用突部
4…弾性サポート機構
5…弾性架橋体
5a…屈曲部
5a1…立ち上り部
5a2…連結部
5b…水平部
5c…端部
6…ランバー用弾性架橋体(弾性架橋体)
6a…コイルスプリング
6b…ワイヤ
7…パッド
8…表皮部材
9…保護板
10…車両用シート
11…シートクッション

Claims (5)

  1. パッドとフレームを有する車両用シートのシートバックであって、
    前記パッドの裏面を支持するプレート体と、
    前記プレート体を前記フレームに対して前後に移動可能に弾性的に保持する弾性サポート機構とを有し、
    前記プレート体は、前記車両用シートに着座した使用者の肩甲骨の高さ相当に位置する第一のプレート部と、前記第一のプレート部の下側に位置する第二のプレート部と、前記第二のプレート部の下側でかつ前記使用者の腎臓の高さ相当に位置する第三のプレート部を有し、
    前記第一と第三のプレート部は、前記第二のプレート部よりも幅が狭く、
    前記弾性サポート機構は、前記第二のプレート部の裏側において前記フレームに水平方向に架橋される棒状の弾性架橋体を有し、
    前記弾性架橋体は、略中心位置に前記第一のプレート部に向けて突出しかつ前記第二のプレート部に沿う屈曲部を有する車両用シートのシートバック。
  2. 請求項1に記載の車両用シートのシートバックであって、
    前記弾性架橋体は、前記屈曲部の左右両端部から略水平方向に延出する左右の水平部を有し、
    前記屈曲部は、前記左右の水平部から前記第一のプレート部に向けて延出する左右の立ち上り部と、前記左右の立ち上り部を連結する連結部を有し、
    前記第二のプレート部には、前記水平部が下側から係止される左右の鉤部と、前記立ち上り部と前記連結部の間に突出する左右の位置決め部が形成され、前記鉤部と前記位置決め部によって前記弾性架橋体を前記第二のプレート部に保持する車両用シートのシートバック。
  3. 請求項2に記載の車両用シートのシートバックであって、
    前記第二のプレート部の裏面には、前記位置決め部の下側に誤組付防止用突部が形成され、前記誤組付防止用突部は、前記屈曲部が前記第三のプレート部に向いた状態で前記弾性架橋体が前記第二のプレート部に対して組付けられることを防止する構成になっている車両用シートのシートバック。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の車両用シートのシートバックであって、
    前記プレート体は、前記第三のプレート部の下側でかつ前記使用者の腰椎の高さ相当に位置する第四のプレート部を有し、
    前記第四のプレート部は、前記第三のプレート部よりも幅広であり、
    前記弾性サポート機構は、前記フレームに水平方向に架橋されて前記第四のプレート部を保持し、保持位置を前後方向で調整可能とするランバー用弾性架橋体を有する車両用シートのシートバック。
  5. 請求項4に記載の車両用シートのシートバックであって、
    前記ランバー用弾性架橋体は、長さ調整可能であって、長さ調整されることで前記第四のプレート部を前後方向に調整する車両用シートのシートバック。

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