JP2009100993A - 食器洗浄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄槽の引き出し作業力低減を実現し、引き出し作業性を向上し、更に電気が遮断される等の異常事態においても洗浄槽を容易に引き出すことができる食器洗浄機を提供する。
【解決手段】食器洗浄機100は、前面に開口部を有する食器洗浄機本体1と、食器洗浄機本体1に収納され、食器洗浄機本体1の開口部を通過し、前後方向にスライド移動可能に支持されている洗浄槽2と、洗浄槽2を自動的に前後方向にスライド移動させる開装置20と、洗浄槽2と食器洗浄機本体1とをロックすることで洗浄槽2の引き出し方向への移動を規制するラッチ装置6とを備え、ラッチ装置6は、洗浄槽2に外部から引き出し方向に向けて所定の力が加えられることで洗浄槽2と食器洗浄機本体1とのロックを解除することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗浄槽内に収納された食器等の被洗浄物を洗浄する食器洗浄機に関し、特に洗浄槽を食器洗浄機本体の前方(正面)側に引き出す構成の食器洗浄機に関するものである。
一般的に、システムキッチンに組み込まれるようなビルトインタイプの食器洗浄機は、流し台や調理台の下部、あるいはキッチンの壁面に収納されて洗浄槽が水平方向に引き出されるようになっている。このような食器洗浄機は、洗浄ポンプや排水ポンプ、乾燥送風機、ヒータ、給水弁、制御装置等が洗浄槽と一体的に搭載されることが多い。そのため、引き出される部分の重量が大きくなる。また、実使用時には洗浄槽内に食器等が収納されるため、重量が更に増大する。このため、洗浄槽の引き出し操作及び押し込み操作に大きな力を要し、使い勝手が悪いという問題があった。
そのような問題を解決するために、洗浄槽の引き出し操作及び押し込み操作を自動的に行なえるようにした技術が提案されている。そのようなものとして、「食器を収納し上方を開口した洗浄槽と、前記洗浄槽を保持する食器洗浄機本体と、前記洗浄槽内に設けた洗浄手段と、前記洗浄槽を前方に引き出し可能とするスライドレールと、前記洗浄槽を前後方向に動かすモータ等の駆動装置とを備え、前記駆動装置により、前記洗浄槽を自動的に引き出したり、押し込むように構成した食器洗浄機」が開示されている(たとえば、特許文献1参照)。
また、洗浄槽を所定の位置で閉成保持するロック機構を設けた食器洗浄機が提案されている。そのようなものとして、「洗浄機本体と、洗浄槽と、ロック機構とを備えた引き出し式食器洗浄機であり、洗浄機本体は、少なくとも前面が開放された箱状であり、洗浄槽は、洗浄機本体内に収納された収納位置から引き出し可能であり、ロック機構は、洗浄槽に形成された係合受け部材と、洗浄機本体に対して可動に装着された係合部材と、この係合部材に係止する係止部材と、この係止部材を係止位置に駆動する駆動手段とから構成され、前記係合部材は、収納位置に収納された前記洗浄槽の前記係合受け部材に係合し、前記係止部材は、前記駆動手段に駆動されて前記係合受け部材に係合した前記係合部材に係止する引き出し式食器洗浄機」が開示されている(たとえば、特許文献2参照)。
特開2002−345712号公報(第4頁、第1−3図) 特開2002−191538号公報(第5頁、第2図)
特許文献1に記載の食器洗浄機では、洗浄槽の引き出し操作及び押し込み操作を自動的に実行できるので、ユーザ負担が減少し、使い勝手が向上することになる。また、特許文献2に記載の食器洗浄機では、ロック機構を作動させ、洗浄運転中に洗浄槽を引き出せないので、洗浄運転が確実に実行できることになる。これらの食器洗浄機を組み合わせれば、使い勝手の向上及び確実な洗浄運転の実行が可能な食器洗浄機を提供できる。しかしながら、急な停電や故障等の異常が発生し、食器洗浄機への通電が遮断される場合に、洗浄槽を自動で引き出せなくなるばかりか、洗浄槽のロック機構が解除できず、洗浄槽を手動でも引き出せないという問題があった。
これでは、異常の発生の有無に関わらず洗浄槽を手動で引き出したいというユーザの要求に応えることができない。そこで、洗浄槽が自動的に引き出せないような場合においても、ユーザの要求に応えるために、ユーザが手動で洗浄槽をスムーズに引き出せるようにしておくことが望ましい。つまり、上述したように、洗浄槽には洗浄ポンプや排水ポンプ、乾燥送風機、ヒータ、給水弁、制御装置等が一体的に搭載されることが多く、それらに加えて被洗浄物の重さが加わるため、洗浄槽を引き出す際に非常に大きな力を要することになるが、異常が発生した場合でも、ユーザ負担を大きくすることなく洗浄槽を引き出せるようにしておくことが望ましいのである。
また、最近の傾向として、食器洗浄機の意匠性(デザイン性)の向上が要求されている。特に、食器洗浄機が組み込まれるようになっているシステムキッチン等では、その意匠性の良し悪しが売り上げに大きな影響を与えることがある。このような理由から、洗浄槽の引き出し操作及び押し込み操作を自動的に行なえる食器洗浄機では、前面に取っ手等を設けないようにしていることが多い。そうすると、洗浄槽を手動で引き出したくても引き出せないということになり、ユーザの要求に応えることができないという問題も生じることになる。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、洗浄槽の引き出し作業力低減を実現し、引き出し作業性を向上し、更に電気が遮断される等の異常事態発生時においても洗浄槽を容易に引き出すことができる食器洗浄機を提供することを目的としている。
本発明に係る食器洗浄機は、前面に開口部を有する食器洗浄機本体と、前記食器洗浄機本体に収納され、前記開口部を通過し、前後方向にスライド移動可能に支持されている洗浄槽と、前記洗浄槽を自動的に前後方向にスライド移動させる開装置と、前記洗浄槽が前記食器洗浄機本体に収納されている状態において前記洗浄槽と前記食器洗浄機本体とをロックすることで前記洗浄槽の引き出し方向への移動を規制するラッチ装置とを備え、前記ラッチ装置は、前記洗浄槽に外部から引き出し方向に向けて所定の力が加えられることで前記洗浄槽と前記食器洗浄機本体とのロックを解除することを特徴とする。
本発明に係る食器洗浄機によれば、洗浄槽が自動でスライド移動できないような異常が発生している場合でも、洗浄槽に外部から引き出し方向に向けて所定の力を加えるだけで洗浄槽と食器洗浄機本体とのロック状態が解除でき、特別な器具等を使用することなく容易に洗浄槽を手動にて引き出すことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機100の断面構成を示す概略縦断面図である。図2は、食器洗浄機100を正面から見た状態を示す正面図である。図1及び図2に基づいて、食器洗浄機100の全体構成について説明する。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。この食器洗浄機100は、家庭等のキッチンに設置され、洗浄槽2を食器洗浄機本体1の前方側に引き出す構成になっている。なお、図1では、洗浄槽2が食器洗浄機本体1に収納されている状態を示している。
図1に示すように、食器洗浄機100は、食器洗浄機100の外殻を構成する食器洗浄機本体1と、食事等で使用された食器やコップ等の被洗浄物3を収容し、被洗浄物3の洗浄が行なわれる洗浄槽2と、洗浄槽2の引き出し方向(前方側)への移動を規制し、閉成保持するラッチ装置6と、洗浄槽2を自動的に前後方向にスライドさせる開装置20と、洗浄槽2内の洗浄水を加熱するヒータ7と、洗浄水を循環させる洗浄ポンプ8と、洗浄水を噴射する洗浄ノズル9と、被洗浄物3を乾燥させるための乾燥手段である排気装置18と、洗浄槽2に洗浄水となる水道水等を供給する給水弁10と、洗浄水を、排水管51を介して排水口52から排出させる排水ポンプ11と、食器洗浄機100の全体を統括制御する制御装置23とを少なくとも備えている。
食器洗浄機本体1は、前面に開口部が有し、箱状に形成されている。洗浄槽2は、食器洗浄機本体1に収納され、上方が開口形成されており、食器洗浄機本体1の開口部を通過し、前後方向にスライド移動可能に支持されている。つまり、洗浄槽2は、食器洗浄機本体1と洗浄槽2に設けたレール5により、前方側に引き出せて、後方側に押し込めるようになっている。この洗浄槽2には、被洗浄物3を載置する食器かご4が設けられている。また、洗浄槽2の上面には、内蓋12が食器洗浄機本体1に固定されて設けられている。この内蓋12は、食器洗浄機本体1の内部にあり、洗浄槽2が食器洗浄機本体1内に収納されたときに洗浄槽2の上方の開口部を閉塞するようになっている。
さらに、洗浄槽2の下部は、洗浄ポンプ8や排水ポンプ11等が露出してしまうため、これらを隠蔽するための下カバー19が洗浄槽2等に固定され、引き出し時に洗浄槽2とともに引き出される構成になっている。なお、図2に詳しく示すように、洗浄槽2の前面には上下に分割された化粧パネル(下部パネル)13及び操作パネル(上部パネル)14が設けられている。また、操作パネル14には、操作部15が設けられている。ここでは、化粧パネル13と操作パネル14とが上下に分割されている場合を例に示しているが、化粧パネル13と操作パネル14とを一つのパネルとしてもよい。
この操作部15には、ユーザ(一般使用者や、保守員、作業員等を含む)からの指示を受け付けるための各種スイッチが設けられている。図2では、洗浄槽2を自動的に前方側にスライドさせるOPENスイッチ21と、食器洗浄機100の運転をスタートさせたり、一時停止させたりするスタート/一時停止スイッチ22と、食器洗浄機100への電源供給をON/OFFする電源スイッチ35とが操作部15に設けられている場合を例に示している。なお、運転状況や温度・時間の設定内容等の各種情報を表示する表示部を併せて設けるようにしてもよい。
ラッチ装置6は、食器洗浄機本体1の内部後方側で洗浄槽2の外側に設けられており、洗浄槽2を食器洗浄機本体1内の閉位置までスライドさせた時、つまり洗浄槽2が食器洗浄機本体1に収納された時、洗浄槽2と食器洗浄機本体1とを係止することで洗浄槽2と食器洗浄機本体1とをロックするようになっている。このラッチ装置6は、ばね6aのばね力にて洗浄槽2を所定位置に係止しているが、ソレノイド等を用いた電気的施錠装置やマグネット等の磁力を用いた施錠装置でも同様の機能を持たせることができる。ただし、ソレノイド等を用いた電気的施錠装置の場合は、たとえば通電時が施錠状態で無通電時が開錠状態である等の無通電の状態では開錠されている仕組みが必要である。この図1では、ラッチ装置6により洗浄槽2がロックされている状態を示している。
開装置20は、食器洗浄機本体1の内部後方側で洗浄槽2の外側に設けられており、外部(制御装置23)からの信号を受けて、洗浄槽2を自動的に前方側及び後方側にスライドさせるようになっている。ヒータ7は、洗浄槽2内に設けられており、洗浄槽2を循環する洗浄水を加熱するものである。洗浄ポンプ8は、洗浄槽2の底部外側に設けられており、洗浄ノズル9から洗浄水を噴射させることで洗浄槽2内において洗浄水を循環させるものである。洗浄ノズル9は、洗浄槽2の底面に回転自在に配設され、洗浄ポンプ8によって洗浄槽2内において洗浄水を噴射するものである。
排気装置18は、食器洗浄機本体1の後方側で洗浄槽2の外側に設けられ、被洗浄物3を乾燥させるための空気を循環させるようになっており、乾燥による排気は操作パネル14に形成されている排気孔17を経て戸外へ放出される。給水弁10は、食器洗浄機本体1の後方側で洗浄槽2の外側に設けられており、洗浄水となる水道水等を洗浄槽2内部に供給するようになっている。排水ポンプ11は、洗浄槽2の底部外側に設けられており、洗浄に使用された洗浄水を排水するものである。制御装置23は、化粧パネル13と洗浄槽2との間に設けられており、操作部15からのユーザ指示により洗浄ポンプ8や排水ポンプ11、ヒータ7、開装置20、排気装置18等を制御するようになっている。この制御装置23は、マイクロコンピュータ等で構成するとよい。
図3は、洗浄槽2が食器洗浄機本体1から引き出された状態の断面構成を示す概略縦断面図である。図4は、開装置20を説明するための説明図である。図1〜図4に基づいて、開装置20の構成及び動作について説明する。また、図4(a)が開装置20を上から見た状態の一例を示す平面図を、図4(b)が開装置20のスライドシャフト24が前方側に移動した状態を示す縦断面図を、図4(c)が開装置20のスライドシャフト24が後方側に移動した状態を示す縦断面図をそれぞれ示している。なお、開装置20がラックアンドピニオンを利用した伝達動力手段である場合を例に示しているが、カム機構やリニア機構用いるアクチエーター等においても同様の動作が可能である。
図3に示すように、食器洗浄機100は、洗浄ポンプ8や、排水ポンプ11、排気装置18、ヒータ7、給水弁10、制御装置23等の部品が洗浄槽2と一体的に引き出される構成となっている。開装置20は、本体部55と、本体部55内部に挿抜するスライドシャフト24と、スライドシャフト24を駆動するモータ26と、モータ26の駆動力をスライドシャフト24にギア伝達するピニオン部26aとで構成されている。また、本体部55には、スライドシャフト24の両端を保持する保持部27と、スライドシャフト24の飛び出し位置を検出する飛び出し位置検出装置25と、スライドシャフト24のスタンバイ位置を検出するスタンバイ位置検出装置28とが設けられている。
スライドシャフト24の上面にはラック部24aが形成されており、このラック部24aがピニオン部26aと噛み合うことで、モータ26からの駆動力がスライドシャフト24にギア伝達される。すなわち、スライドシャフト24は、モータ26に連結されたピニオン部26aを介してモータ26からの回転駆動がラック部24aにギア伝達され、前後方側に駆動可能になっている。この開装置20は、制御装置23の指令を受けて動作する。つまり、制御装置23は、ユーザにより操作部15に設けられているOPENスイッチ21が操作されると、開装置20に信号を送り、モータ26を回転させるのである。
そして、モータ26が回転し、洗浄槽2を前方側にスライド移動させるとき、モータ26の駆動力によって洗浄槽2と食器洗浄機本体1とのロック状態が解除され、洗浄槽2が前方側にスライド移動するようになっている。すなわち、ラッチ装置6は、洗浄槽2と食器洗浄機本体1とを係止することで、洗浄槽2の引き出し方向への移動を規制しているが、開装置20により洗浄槽2に引き出し方向に向けて所定の力が加えられると洗浄槽2と食器洗浄機本体1とのロック状態を解除するようになっているのである。
スライドシャフト24が駆動している間、このスライドシャフト24は、本体部55に設けられている保持部27で両端が保持された状態でスライド動作するようになっている。これにより、スライドシャフト24が飛び出し位置検出装置25の位置までスライドすることで、洗浄槽2を所定量引き出し可能になっている(図3(b))。スライドシャフト24が飛び出し位置検出装置25の位置まで移動すると、その情報が飛び出し位置検出装置25から制御装置23に送られる。そして、制御装置23は、モータ26の駆動を停止させ、洗浄槽2のスライドを停止する。
ユーザにより、OPENスイッチ21が再度操作されると、食器洗浄機100は、洗浄槽2を食器洗浄機本体1内に収納する。つまり、OPENスイッチ21が再度操作されると、その情報を受け取った制御装置23が開装置20を動作させ、洗浄槽2を食器洗浄機本体1内に収納するのである。そして、ラッチ装置6によって、洗浄槽2が食器洗浄機本体1に係止される。つまり、モータ26が逆回転駆動し、スライドシャフト24が後方側に駆動することによって、洗浄槽2が食器洗浄機本体1に収納されるように後方側にスライド移動するのである。
スライドシャフト24は、保持部27で両端が保持された状態でスライド動作するようになっており、スライドシャフト24がスタンバイ位置検出装置28の位置までスライドすることで、洗浄槽2が食器洗浄機本体1に収納可能になっている(図3(c))。このように、モータ26の逆回転動作により、スライドシャフト24を引き出し方向とは反対方向にスライドさせることができるようになっている。スライドシャフト24がスタンバイ位置検出装置28の位置まで移動すると、その情報がスタンバイ位置検出装置28から制御装置23に送られる。そして、制御装置23は、モータ26の駆動を停止させ、洗浄槽2のスライドを停止し、次回の動作に備えるようになっている。
図5は、食器洗浄機100の設置状態の一例を示すシステムキッチン150の斜視図である。以上のように構成されている食器洗浄機100は、図5に例示するシステムキッチン150の一部に組み込まれて利用することができる。一般的に、食器洗浄機100の左方、右方または下方のいずれかには引き出し29や調理器具30、ドア34等が設けられており、これらを引き出したり、一時的に撤去したりすることで食器洗浄機100の左方、右方または下方のいずれかが開放された状態、すなわちユーザの手を入れるスペースが確保された状態にできる。
そして、ユーザは、食器洗浄機100の左方、右方または下方のいずれかに形成されるスペースに手を入れ、洗浄槽2を引き出すことが可能になる。しかしながら、食器洗浄機100は、開装置20により自動で洗浄槽2をスライド移動させるようになっているために、洗浄槽2を手動で引き出そうとすると、洗浄槽2に大きな負荷がかかり、引き出し作業に大きな労力を要することになる。また、急な停電や故障等の異常が発生し、食器洗浄機100への通電が遮断される場合や開装置20が正常に動作できなくなった場合に、洗浄槽2を自動でスライド移動させることができず、洗浄槽2と食器洗浄機本体1とのロック状態が解除できない。このような状態では、大きな労力を持ってしても洗浄槽2を引き出せないことになる。
そこで、食器洗浄機100は、ラッチ装置6を構成するばね6aのばね力以上の力(所定の力)を洗浄槽2の引き出し方向に加えることで、洗浄槽2と食器洗浄機本体1とのロック状態を解除できるようにしている。つまり、開装置20の代わりとしてユーザの手等の手段により、洗浄槽2に引き出し方向に向けて所定の力が加えられることで、洗浄槽2と食器洗浄機本体1とのロック状態が解除されるのである。開装置20が正常に動作できないような場合に備えて、モータ26を自由に回転できるようにしておくことが望ましい。
図6は、実施の形態1に係る引き出し手係り部の一例を示す全体斜視図である。図6に基づいて、引き出し手係り部の一例である手係り凹部14aについて説明する。図6に示すように、食器洗浄機100には、引き出し手係り部である手係り凹部14aが操作パネル14の側面に形成されている。この手係り凹部14aは、操作パネル14の側面を構成する壁面の一部に凹部を設けることで形成されている。このような手係り凹部14aを食器洗浄機100に設けることで、洗浄槽2を引き出し易くしているのである。なお、手係り凹部14aは、操作パネル14の少なくとも1つの側面(上面及び下面も含むものとする)に形成してあればよく、設置数を特に限定するものではない。
洗浄運転中または運転終了時に被洗浄物3の出し入れを行う場合、ユーザは、操作部15に設けられているスタート/一時停止スイッチ22を操作し、操作部15に設けられているOPENスイッチ21を操作する。そうすると、制御装置23から開装置20に信号が送られ、洗浄槽2がスライドシャフト24の動作により自動的に前方側にスライド移動することになる。このときも、洗浄槽2と食器洗浄機本体1とを係止するラッチ装置6は、ロックを解除した状態になり、洗浄槽2が自由にユーザの手動で引き出せる状態になる。
すなわち、洗浄槽2を前方側に引き出し、被洗浄物3をセットしたい場合は、ユーザは、まずOPENスイッチ21を操作する。そうすると、制御装置23から開装置20に信号が送られ、洗浄槽2がスライドシャフト24の動作により自動的に前方側にスライド移動される。このとき、洗浄槽2と食器洗浄機本体1とを係止するラッチ装置6は、洗浄槽2と食器洗浄機本体1とのロック状態を解除することになるため、洗浄槽2はレール5のストローク範囲内で自由に引き出すことが可能になる。
洗浄槽2が引き出されると、洗浄槽2の上方開口部が開放された状態になり、被洗浄物3を食器かご4に配置することができる。そして、洗浄槽2が食器洗浄機本体1内に収納されると、内蓋12で洗浄槽2の上方の開口部が閉塞される。このとき、洗浄槽2と食器洗浄機本体1とを係止するラッチ装置6は、ばね6aにて再びロックされた状態になる。ここで、スタート/一時停止スイッチ22を押すと運転が開始され、制御装置23により、ヒータ7や、洗浄ポンプ8、給水弁10、排水ポンプ11、排気装置18等の運転が制御され、被洗浄物3の洗浄やすすぎ、乾燥等を実行する。
ところが、急な停電や故障等の異常が発生し、食器洗浄機100への通電が遮断されたり、開装置20が正常に動作できなくなったりした場合には、OPENスイッチ21を操作しても、自動的に洗浄槽2がスライド移動しなくなる。そこで、ラッチ装置6は、ばね6aのばね力以上の力が洗浄槽2に加えられることでロックが解除されるようになっている。つまり、食器洗浄機100の左方、右方または下方のいずれかに形成されるスペースに手を入れ、手係り凹部14aを握り、ばね6aのばね力以上の力を洗浄槽2に加えれば、手動で洗浄槽2を引き出すことができるようになっているのである。したがって、食器洗浄機への通電が遮断される場合であっても、ラッチ装置6のロックを容易に解除することができ、洗浄槽2を手動で引き出すことができる。
すなわち、ラッチ装置6は、ばね6aのばね力にて洗浄槽2を食器洗浄機本体1に係止しているが、このような機械的施錠手段は電気が遮断された場合や制御装置23が暴走等した場合等でも、ばね6aのばね力以上の力が加えられることでロックを解除できるようになっているのである。したがって、洗浄槽2を自動でスライド移動できなくなっても、ばね6aのばね力以上の力を加えることでラッチ装置6のロックが解除されるため、操作パネル14の側面に設けられた手係り凹部14aを介して洗浄槽2に力を加えることで、手動にて洗浄槽2を引き出すことができる。
以上のように、食器洗浄機100への通電が遮断した場合や、開装置20が故障した場合、制御装置23が暴走した場合等が発生し、洗浄槽2を自動的にスライド移動できない異常時においても、特別な器具等を使用することなく容易に洗浄槽2を手動にて引き出すことができる。つまり、洗浄槽2と食器洗浄機本体1とのロック状態に影響を受けず、特別な器具を使用することなく、かつ、ユーザ負担を増加させることなく、洗浄槽2を手動で容易に引き出すことができる。なお、食器洗浄機本体1内の各部品の配設位置は、あくまでも一例であり、配設位置を特に限定するものではない。
図7は、実施の形態1に係る引き出し手係り部の他の一例を示す全体斜視図である。図7に基づいて、引き出し手係り部の他の一例である手係り凸部14bについて説明する。図7に示すように、食器洗浄機100には、引き出し手係り部である手係り凸部14bが操作パネル14の側面に形成されている。この手係り凸部14bは、操作パネル14の側面を構成する壁面の一部に凸部を設けることで形成されている。このような手係り凸部14bを食器洗浄機100に設けることで、洗浄槽2を引き出し易くしているのである。なお、手係り凸部14bは、操作パネル14に少なくとも1つの側面(上面及び下面も含むものとする)に形成してあればよく、設置数を特に限定するものではない。
このように、引き出し手係り部を手係り凸部14bとしても、手係り凹部14aと同様に、食器洗浄機100への通電が遮断した場合や、開装置20が故障した場合、制御装置23が暴走した場合等が発生し、洗浄槽2を自動的にスライド移動できない異常時においても、特別な器具等を使用することなく容易に洗浄槽2を手動にて引き出すことができる。つまり、洗浄槽2と食器洗浄機本体1とのロック状態に影響を受けず、特別な器具を使用することなく、かつ、ユーザ負担を増加させることなく、洗浄槽2を手動で容易に引き出すことができる。
図8は、実施の形態1に係る引き出し手係り部の更に他の一例を示す全体斜視図である。図8に基づいて、引き出し手係り部の更に他の一例である手係り握り部14cについて説明する。図8(a)が手係り握り部14cが折りたたまれている状態を、図8(b)が手係り握り部14cが引き起こされている状態をそれぞれ示している。図8(a)及び(b)に示すように、食器洗浄機100には、引き出し手係り部である手係り握り部14cが操作パネル14の側面に設けられている。この手係り握り部14cは、操作パネル14の側面を構成する壁面の一部に折りたたみ自在に形成されている。
つまり、洗浄槽2を手動で引き出す際に、ユーザは、折りたたまれている状態の手係り握り部14c(図8(a))をまず引き起こし(図8(b))、そこに手を掛けて洗浄槽2を引き出せばよいのである。このような手係り握り部14cを食器洗浄機100に設けることで、洗浄槽2を引き出し易くしているのである。なお、手係り握り部14cは、操作パネル14に少なくとも1つの側面(上面及び下面も含むものとする)に形成してあればよく、設置数を特に限定するものではない。また、手係り握り部14cの構成を特に限定するものではなく、折りたたむことができる構成であればよい。
このように、引き出し手係り部を手係り握り部14cとしても、手係り凹部14a及び手係り凸部14bと同様に、食器洗浄機100への通電が遮断した場合や、開装置20が故障した場合、制御装置23が暴走した場合等が発生し、洗浄槽2を自動的にスライド移動できない異常時においても、特別な器具等を使用することなく容易に洗浄槽2を手動にて引き出すことができる。つまり、洗浄槽2と食器洗浄機本体1とのロック状態に影響を受けず、特別な器具を使用することなく、かつ、ユーザ負担を増加させることなく、洗浄槽2を手動で容易に引き出すことができる。
実施の形態2.
実施の形態1では引き出し手係り部を操作パネル14の側面に形成した場合を例に説明したが、実施の形態2では引き出し手係り部を化粧パネル13の側面に形成した場合を例に説明する。図9は、実施の形態2に係る引き出し手係り部の一例を示す全体斜視図である。図9に基づいて、引き出し手係り部の一例である手係り凹部13aについて説明する。なお、この実施の形態2では上述した実施の形態1との相違点を中心に説明するものとし、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
図9に示すように、実施の形態2に係る食器洗浄機100aには、引き出し手係り部である手係り凹部13aが化粧パネル13の側面に2つ形成されている。この手係り凹部13aは、化粧パネル13の側面を構成する壁面の一部に凹部を設けることで形成されている。このような手係り凹部13aを食器洗浄機100aに設けることで、洗浄槽2を引き出し易くしているのである。なお、手係り凹部13aは、化粧パネル13の少なくとも1つの側面(上面及び下面も含むものとする)に形成してあればよい。また、手係り凹部13aの設置数を特に限定するものではない。
このように、化粧パネル13に引き出し手係り部である手係り凹部13aを形成しても、実施の形態1と同様に、食器洗浄機100aへの通電が遮断した場合や、開装置20が故障した場合、制御装置23が暴走した場合等が発生し、洗浄槽2を自動的にスライド移動できない異常時においても、特別な器具等を使用することなく容易に洗浄槽2を手動にて引き出すことができる。つまり、洗浄槽2と食器洗浄機本体1とのロック状態に影響を受けず、特別な器具を使用することなく、かつ、ユーザ負担を増加させることなく、洗浄槽2を手動で容易に引き出すことができる。
また、近年は、食器洗浄機100aがキッチンに組み込まれた状態において、意匠性を向上させる目的で隣接する引き出し29やドア34等と意匠が異なる操作パネル14を小型薄型化する傾向にあり、これに伴い操作パネル14に引き出し手係り部を設けるためのスペースが十分確保できない場合がある。このため、食器洗浄機100aでは、十分な握りスペースを確保するために、操作パネル14ではなく、化粧パネル13に引き出し手係り部を設けるようにしている。したがって、食器洗浄機100aは、食器洗浄機100の有する効果に加えて、更に意匠性の向上を図ることができる。
図10は、実施の形態2に係る引き出し手係り部の他の一例を示す全体斜視図である。図10に基づいて、引き出し手係り部の他の一例である手係り凸部13bについて説明する。図10に示すように、食器洗浄機100aには、引き出し手係り部である手係り凸部13bが化粧パネル13の側面に形成されている。この手係り凸部13bは、化粧パネル13の側面を構成する壁面の一部に凸部を設けることで形成されている。このような手係り凸部13bを食器洗浄機100aに設けることで、洗浄槽2を引き出し易くしているのである。なお、手係り凸部13bは、化粧パネル13の少なくとも1つの側面(上面及び下面も含むものとする)に形成してあればよい。また、手係り凸部13bの設置数を特に限定するものではない。
このように、引き出し手係り部を手係り凸部13bとしても、手係り凹部13aと同様に、食器洗浄機100aへの通電が遮断した場合や、開装置20が故障した場合、制御装置23が暴走した場合等が発生し、洗浄槽2を自動的にスライド移動できない異常時においても、特別な器具等を使用することなく容易に洗浄槽2を手動にて引き出すことができる。つまり、洗浄槽2と食器洗浄機本体1とのロック状態に影響を受けず、特別な器具を使用することなく、かつ、ユーザ負担を増加させることなく、洗浄槽2を手動で容易に引き出すことができる。加えて、意匠性の向上を図ることができる。
図11は、実施の形態2に係る引き出し手係り部の更に他の一例を示す全体斜視図である。図11に基づいて、引き出し手係り部の更に他の一例である手係り握り部13cについて説明する。図11(a)が手係り握り部13cが折りたたまれている状態を、図11(b)が手係り握り部13cが引き起こされている状態をそれぞれ示している。図11(a)及び(b)に示すように、食器洗浄機100aには、引き出し手係り部である手係り握り部13cが化粧パネル13の側面に形成されている。この手係り握り部13cは、化粧パネル13の側面を構成する壁面の一部に折りたたみ自在に形成されている。
つまり、洗浄槽2を手動で引き出す際に、ユーザは、折りたたまれている状態の手係り握り部13c(図11(a))をまず引き起こし(図11(b))、そこに手を掛けて洗浄槽2を引き出せばよいのである。このような手係り握り部13cを食器洗浄機100aに設けることで、洗浄槽2を引き出し易くしているのである。なお、手係り握り部13cは、化粧パネル13の少なくとも1つの側面(上面及び下面も含むものとする)に形成してあればよい。また、手係り握り部13cの構成を特に限定するものではなく、折りたたむことができる構成であればよい。
このように、引き出し手係り部を手係り握り部13cとしても、手係り凹部13a及び手係り凸部13bと同様に、食器洗浄機100aへの通電が遮断した場合や、開装置20が故障した場合、制御装置23が暴走した場合等が発生し、洗浄槽2を自動的にスライド移動できない異常時においても、特別な器具等を使用することなく容易に洗浄槽2を手動にて引き出すことができる。つまり、洗浄槽2と食器洗浄機本体1とのロック状態に影響を受けず、特別な器具を使用することなく、かつ、ユーザ負担を増加させることなく、洗浄槽2を手動で容易に引き出すことができる。加えて、意匠性の向上を図ることができる。
実施の形態3.
実施の形態1では引き出し手係り部を操作パネル14の側面に形成した場合を、実施の形態2では引き出し手係り部を化粧パネル13の側面に形成した場合を例にそれぞれ説明したが、実施の形態3では引き出し手係り部を排気孔17の形成部分に設けた場合を例に説明する。なお、この実施の形態3では上述した実施の形態1及び実施の形態2との相違点を中心に説明するものとし、実施の形態1及び実施の形態2と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
図12は、実施の形態3に係る引き出し手係り部の一例を示す全体斜視図である。図13は、排気孔17の形成部分を拡大して側面から見た状態を示す縦断面図である。図12及び図13に基づいて、引き出し手係り部の一例である排気手係り部17aについて説明する。図13に示すように、排気ダクト31は、排気装置18にて排気孔17より洗浄槽2内の高温湿潤空気を排出させるために各々を連結させる機能を有している。また、排気ダクト31は、排気孔17からの洗浄ノズル9による洗浄水の噴射がラビリンス形状によるシール効果にて排気孔17から飛び出さないよう防止する機能を有している。
実施の形態3に係る食器洗浄機100bでは、排気ダクト31の排気孔17近傍の風路断面積を、排気孔17の開口面積よりも大きくすることによって、排気孔17の下側を構成する操作パネル14の一部にユーザの手を引っ掛けることができる部分を形成し、この部分を引き出し手係り部である排気手係り部17aとして利用できるようにしている。なお、排気手係り部17aが排気孔17の下側を構成する操作パネル14の一部である場合を例に説明するが、これに限定するものではなく、排気孔17の側面や上側を構成する操作パネル14の一部を排気手係り部17aとしてもよい。
食器洗浄機100bがキッチンに組み込まれた状態において、左方、右方または下方のいずれかは引き出し29や調理器具30が設けられている場合が多いが、稀にこれらがすべて塞がっている場合がある。このような場合では、食器洗浄機100bの周辺にユーザの手が入るようなスペースを形成することができない。そこで、食器洗浄機100bでは、操作パネル14に形成されている排気孔17を利用し、排気手係り部17aを形成することで、洗浄槽2を手動で引き出し易くしている。
このように、引き出し手係り部を排気手係り部17aとしても、実施の形態1及び実施の形態2と同様に、食器洗浄機100bへの通電が遮断した場合や、開装置20が故障した場合、制御装置23が暴走した場合等が発生し、洗浄槽2を自動的にスライド移動できない異常時においても、特別な器具等を使用することなく容易に洗浄槽2を手動にて引き出すことができる。つまり、洗浄槽2と食器洗浄機本体1とのロック状態に影響を受けず、特別な器具を使用することなく、かつ、ユーザ負担を増加させることなく、洗浄槽2を手動で容易に引き出すことができる。加えて、どのようなキッチンに組み込んだとしても、洗浄槽2を手動で容易に引き出すことができる。
実施の形態4.
実施の形態1では引き出し手係り部を操作パネル14の側面に形成した場合を、実施の形態2では引き出し手係り部を化粧パネル13の側面に形成した場合を、実施の形態3では引き出し手係り部を排気孔17の形成部分に設けた場合を例にそれぞれ説明したが、実施の形態4では引き出し手係り部を排気孔17の形成部分に着脱自在とした場合を例に説明する。なお、この実施の形態4では上述した実施の形態1〜実施の形態3との相違点を中心に説明するものとし、実施の形態1〜実施の形態3と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
図14は、実施の形態4に係る引き出し手係り部の一例を示す全体斜視図である。図14に基づいて、引き出し手係り部の一例である着脱手係り部32について説明する。図14に示すように、操作パネル14の排気孔17には、洗浄槽2を手動にて引き出しするための引き出し手係り部である着脱手係り部32を設けている。つまり、食器洗浄機100cは、ユーザが手を引っかけることができるように構成された着脱手係り部32が排気孔17の形成部分に取り付けられているのである。なお、着脱手係り部32は、排気孔17の形成部分に着脱自在になっていればよく、特に形状や材質を限定するものではない。
このように、引き出し手係り部を着脱手係り部32としても、実施の形態1〜実施の形態3と同様に、食器洗浄機100cへの通電が遮断した場合や、開装置20が故障した場合、制御装置23が暴走した場合等が発生し、洗浄槽2を自動的にスライド移動できない異常時においても、特別な器具等を使用することなく、着脱手係り部32を取り付けるだけで容易に洗浄槽2を手動にて引き出すことができる。つまり、洗浄槽2と食器洗浄機本体1とのロック状態に影響を受けず、特別な器具を使用することなく、かつ、ユーザ負担を増加させることなく、洗浄槽2を手動で容易に引き出すことができる。加えて、どのようなキッチンに組み込んだとしても、洗浄槽2を手動で容易に引き出すことができる。
実施の形態5.
実施の形態1では引き出し手係り部を操作パネル14の側面に形成した場合を、実施の形態2では引き出し手係り部を化粧パネル13の側面に形成した場合を、実施の形態3では引き出し手係り部を排気孔17の形成部分に設けた場合を、実施の形態4では引き出し手係り部を排気孔17の形成部分に着脱自在とした場合を例にそれぞれ説明したが、実施の形態5では操作パネル14の引き出し手係り部を略中央部に蝶着した場合を例に説明する。なお、この実施の形態5では上述した実施の形態1〜実施の形態4との相違点を中心に説明するものとし、実施の形態1〜実施の形態4と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。
図15は、実施の形態5に係る引き出し手係り部の一例を示す全体斜視図である。図15に基づいて、引き出し手係り部の一例である蝶着手係り部33について説明する。図15(a)が蝶着手係り部33が操作パネル14に埋入されている状態を、図15(b)が蝶着手係り部33が突出している状態をそれぞれ示している。図15(a)及び(b)に示すように、食器洗浄機100dには、引き出し手係り部である蝶着手係り部33が操作パネル14の略中央部に設けられている。この蝶着手係り部33は、未使用時に食器洗浄機本体1側に埋入し、使用時に食器洗浄機100dの前方側に突出するように回動自在になっている。
このように、引き出し手係り部を蝶着手係り部33としても、実施の形態1〜実施の形態4と同様に、食器洗浄機100dへの通電が遮断した場合や、開装置20が故障した場合、制御装置23が暴走した場合等が発生し、洗浄槽2を自動的にスライド移動できない異常時においても、特別な器具等を使用することなく、蝶着手係り部33を取り付けるだけで容易に洗浄槽2を手動にて引き出すことができる。つまり、洗浄槽2と食器洗浄機本体1とのロック状態に影響を受けず、特別な器具を使用することなく、かつ、ユーザ負担を増加させることなく、洗浄槽2を手動で容易に引き出すことができる。加えて、どのようなキッチンに組み込んだとしても、洗浄槽2を手動で容易に引き出すことができる。
図15(a)に示すように、蝶着手係り部33を使用しない時は、蝶着手係り部33を操作パネル14と同一平面にコンパクトに収納することができるので、食器洗浄機100dの前方側が突出することがなく、食器洗浄機100dの意匠性を損ねることがない。そして、蝶着手係り部33を使用する時は、蝶着手係り部33を回動させて、食器洗浄機100dの前方側に突出させ、洗浄槽2を引き出すことができる。なお、蝶着手係り部33を操作パネル14の略中央部に設けた場合を例に示しているが、これに限定するものではなく、操作パネル14の略中央部以外の場所や、化粧パネル13に設けるようにしてもよい。また、蝶着手係り部33は、回動自在になっていればよく、特に形状や材質を限定するものではない。
実施の形態1に係る食器洗浄機の断面構成を示す概略縦断面図である。 食器洗浄機を正面から見た状態を示す正面図である。 洗浄槽が食器洗浄機本体から引き出された状態の断面構成を示す概略縦断面図である。 開装置を説明するための説明図である。 食器洗浄機の設置状態の一例を示すシステムキッチンの斜視図である。 引き出し手係り部の一例を示す全体斜視図である。 引き出し手係り部の他の一例を示す全体斜視図である。 引き出し手係り部の更に他の一例を示す全体斜視図である。 実施の形態2に係る引き出し手係り部の一例を示す全体斜視図である。 実施の形態2に係る引き出し手係り部の他の一例を示す全体斜視図である。 実施の形態2に係る引き出し手係り部の更に他の一例を示す全体斜視図である。 実施の形態3に係る引き出し手係り部の一例を示す全体斜視図である。 排気孔の形成部分を拡大して側面から見た状態を示す縦断面図である。 実施の形態4に係る引き出し手係り部の一例を示す全体斜視図である。 実施の形態5に係る引き出し手係り部の一例を示す全体斜視図である。
符号の説明
1 食器洗浄機本体、2 洗浄槽、3 被洗浄物、5 レール、6 ラッチ装置、7 ヒータ、8 洗浄ポンプ、9 洗浄ノズル、10 給水弁、11 排水ポンプ、12 内蓋、13 化粧パネル、13a 手係り凹部、13b 手係り凸部、13c 手係り握り部、14 操作パネル、14a 手係り凹部、14b 手係り凸部、14c 手係り握り部、15 操作部、17 排気孔、17a 排気手係り部、18 排気装置、19 下カバー、20 開装置、21 OPENスイッチ、22 スタート/一時停止スイッチ、23 制御装置、24 スライドシャフト、24a ラック部、25 飛び出し位置検出装置、26 モータ、26a ピニオン部、27 保持部、28 スタンバイ位置検出装置、29 引き出し、30 調理器具、31 排気ダクト、32 着脱手係り部、33 蝶着手係り部、34 ドア、35 電源スイッチ、51 排水管、52 排水口、55 本体部、100 食器洗浄機、100a 食器洗浄機、100b 食器洗浄機、100c 食器洗浄機、100d 食器洗浄機、150 システムキッチン。

Claims (10)

  1. 前面に開口部を有する食器洗浄機本体と、
    前記食器洗浄機本体に収納され、前記開口部を通過し、前後方向にスライド移動可能に支持されている洗浄槽と、
    前記洗浄槽を自動的に前後方向にスライド移動させる開装置と、
    前記洗浄槽が前記食器洗浄機本体に収納されている状態において前記洗浄槽と前記食器洗浄機本体とをロックすることで前記洗浄槽の引き出し方向への移動を規制するラッチ装置とを備え、
    前記ラッチ装置は、
    前記洗浄槽に外部から引き出し方向に向けて所定の力が加えられることで前記洗浄槽と前記食器洗浄機本体とのロックを解除する
    ことを特徴とする食器洗浄機。
  2. 前記ラッチ装置により前記洗浄槽と前記食器洗浄機本体とがロックされており、前記開装置が前記洗浄槽を自動的にスライド移動できない状態において、
    前記ラッチ装置は、
    前記洗浄槽に外部から引き出し方向に向けて所定の力が加えられることで前記洗浄槽と前記食器洗浄機本体とのロックを解除し、前記洗浄槽を引き出し可能にする
    ことを特徴とする請求項1に記載の食器洗浄機。
  3. 前記洗浄槽の前面にパネルを備え、
    前記パネルの少なくとも1つの側面に、前記洗浄槽に所定の力を加えることができる引き出し手係り部を設けた
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の食器洗浄機。
  4. 前記引き出し手係り部は、
    前記パネルの側面の一部に凹部を設けて形成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の食器洗浄機。
  5. 前記引き出し手係り部は、
    前記パネルの側面の一部に凸部を設けて形成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の食器洗浄機。
  6. 前記引き出し手係り部は、
    前記パネルの側面の一部に折りたたみ可能に形成されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の食器洗浄機。
  7. 前記パネルを上下に分割された上部パネルと下部パネルとで構成し、
    前記引き出し手係り部を前記上部パネル又は前記下部パネルの側面に設けた
    ことを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の食器洗浄機。
  8. 前記洗浄槽の前面に排気孔が形成されたパネルを備え、
    前記排気孔の形成された部分に、前記洗浄槽に所定の力を加えることができる引き出し手係り部を設けた
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の食器洗浄機。
  9. 前記引き出し手係り部を着脱自在とした
    ことを特徴とする請求項8に記載の食器洗浄機。
  10. 前記洗浄槽の前面にパネルを備え、
    前記パネルの前面に、前記洗浄槽に所定の力を加えることができる引き出し手係り部を前記パネルの前面に埋入可能に設けた
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の食器洗浄機。
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