JP2015123101A - 食器洗浄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄槽を洗浄機本体から好適に押し出すことができる単純な構造の食器洗浄機を得る。
【解決手段】食器洗浄機100は、開口部を有する洗浄機本体1と、洗浄機本体1に収容される洗浄槽2と、洗浄槽2を開口部から押し出すように、洗浄槽2に力を作用させるスライドシャフト33を駆動する駆動部36と、駆動部36の消費電流を検出する検出部38と、スライドシャフト33を押し出しまたは引き込むように、駆動部36の制御を行う制御部40と、を有し、制御部40は、スライドシャフト33を押し出して、スライドシャフト33が押し出し限界位置に到達したときに、駆動部36の突入電流よりも小さいロック検出電流を検出して、スライドシャフト33の押し出し制御を停止し、その後に、スライドシャフト33を引き込んで、スライドシャフト33が引き込み限界位置に到達したときに、ロック検出電流を検出して、スライドシャフト33の引き戻し制御を停止する。
【選択図】図3

Description

この発明は、食器洗浄機に関する。
従来の食器洗浄機としては、洗浄槽を案内するスライドレールが洗浄機本体に傾動自在に設置されたものが知られている。従来では、スライドレールを傾動させて、小さな力で洗浄槽を引き出し又は押し込むことができるように、食器洗浄機が構成されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−261259号公報(要約、図1)
しかしながら、従来の食器洗浄機では、スライドレールを傾動させて、洗浄槽を引き出し又は押し込むことによって、洗浄槽を移動させる際の力が軽減されていたが、必ずしも十分ではなく、また、構造が複雑であった。
このような洗浄槽の引き出し又は押し込み作業の作業性を向上するため、例えばモータ等の駆動力によって、洗浄槽を洗浄機本体から押し出す又は引き出すスライド装置を設けることが考えられる。しかしながら、このような構成において、例えば、モータの駆動電流を検出することによって、モータのロック状態を検出することは困難であった。
この発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、その目的は、洗浄槽を洗浄機本体から好適に押し出し、且つモータのロック状態を好適に検出することができる単純な構造の食器洗浄機を得ることである。
この発明に係る食器洗浄機は、開口部を有する洗浄機本体と、前記洗浄機本体に収容される洗浄槽と、スライドシャフトおよび前記スライドシャフトを押し出しまたは引き戻すように駆動する駆動部を含み、前記スライドシャフトを押し出して前記洗浄槽を前記洗浄機本体から押し出すスライド装置と、前記駆動部の駆動電流を検出する検出部と、前記スライド装置の制御を行う制御部と、を有し、前記制御部は、前記スライドシャフトを押し出したときに、前記駆動部の突入電流よりも小さいロック検出電流を検出して、前記スライドシャフトの押し出し制御を停止し、その後に、前記スライドシャフトを引き込んだときに、前記ロック検出電流を検出して、前記スライドシャフトの引き戻し制御を停止することを特徴とする。
この発明によれば、洗浄槽を洗浄機本体から好適に押し出し、且つモータのロック状態を好適に検出することができる単純な構造の食器洗浄機を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係る食器洗浄機の断面図である。 図1に示す食器洗浄機の正面図の一例を示す。 図1および図2に示す食器洗浄機の概略ブロック図である。 図1に示すスライド装置の拡大図である。 図4に示すスライド装置の動作状態の一例を示す拡大図である。 図4に示すスライド装置の動作状態の他の例を示す拡大図である。 図4に示すスライド装置の動作状態の他の例を示す拡大図である。 図4に示すスライド装置の動作状態の他の例を示す拡大図である。 図4に示すスライド装置を動作させたときの電流の変化を説明するグラフである。 図6の比較例のグラフである。 図1に示す食器洗浄機の正面図の他の例を示す。 図8に示すハンドルの要部を拡大した縦断面図である。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略または簡略化する。
実施の形態1.
図1および図2に示すように、この実施の形態に係る食器洗浄機100は、概略箱形状であり、例えば、流し台に設置されて、食器22等の洗浄等を行う。食器洗浄機100は、洗浄機本体1および洗浄機本体1に収容される洗浄槽2を有する。
図2に示すように、洗浄槽2の扉(前面板)4には、その上部に操作パネル5が設けられている。操作パネル5に設けられた操作部6は、例えば、スタート/一時停止スイッチ7、オープンスイッチ8、表示部9、電源スイッチ等を備える。ユーザは、操作部6を操作して食器洗浄機100への指示を行う。また、操作パネル5には、操作部6と距離を隔てた位置に、排気口10が設けられている。排気口10は、乾燥工程時に発生する温風を排出する。
食器洗浄機100全体の制御は、図1に示す制御部40によって行われる。制御部40は、例えば、図3に示すように、マイクロコンピュータ41を含む。マイクロコンピュータ41には、操作部6、水量検出手段42、洗浄水の温度検出手段43、扉開検知器44、リミッタ検出部38等からの信号が入力される。また、マイクロコンピュータ41は、例えば、上記の入力等に基づいて、表示部9、ヒータ13、洗浄ポンプ15、排水ポンプ16、給水弁17、送風機18、スライド装置30、報知部46等に制御信号を出力して、これらの制御を行う。なお、制御部40は、マイクロコンピュータ41の代わりに、特定の信号処理を行う電気回路等で構成してあっても良い。
図1に示すように、洗浄機本体1の前面(図示の左側)には、開口部が形成されており、その内部に概略箱形状の洗浄槽2が収容される。洗浄槽2の上部には、開口部が形成されており、その内部に食器22等を入れる食器かご21が収容される。また、洗浄槽2内には、洗浄水を加熱するヒータ13及び洗浄水を噴出する洗浄ノズル14等が設けられており、洗浄槽2の下部には、洗浄ノズル14に洗浄水を圧送する洗浄ポンプ15、洗浄後の洗浄水を排出する排水ポンプ16等が設けられている。洗浄槽2の開口部を内蓋23によって密閉した状態で、食器22等の洗浄が行われる。
洗浄槽2の後部(図示の右側)と洗浄機本体1との間には、洗浄槽2に洗浄水を給水する給水弁17、及び乾燥工程時に洗浄槽2内へ外気を送る送風機18等が設けられている。送風機18と洗浄槽2を連通する風路19には、外気を加熱する第2のヒータ20が設けられている。
洗浄槽2の下部に設けられたレール3は、洗浄機本体1に設けられたガイドレール(図示を省略)と組み合わされている。洗浄槽2は、これらのレールを利用してスライドされ、洗浄機本体1の開口部から引き出される。なお、洗浄槽2は、洗浄機本体1内に収容されているときには、バネ12で付勢されたラッチ11によって保持(ロック)されている。洗浄槽2を洗浄機本体1内に保持する構成は、ソレノイド等を用いた電気的施錠装置、またはマグネット等の磁力を用いた施錠装置等によって構成されても良い。
スライド装置30は、洗浄槽2の下部に取り付けられている。スライド装置30は、洗浄機本体1と洗浄槽2との間に力を作用させて、洗浄槽2を洗浄機本体1の開口部から押し出すことができる。すなわち、スライド装置30は、ラッチ11のロックを解除するように、洗浄機本体1と洗浄槽2との間に力を作用させて、洗浄機本体1の開口部から洗浄槽2を押し出す。なお、スライド装置30は、洗浄機本体1に取り付けてあっても良い。
スライド装置30は、図4に示すように、本体部31、スライドシャフト33、モータ36およびピニオン37を有する。スライドシャフト33は、本体部31に設けた溝32内で保持部35に支持されて、軸方向(図示の前後方向)にスライド自在に設置されている。スライドシャフト33に設けられたラック34とモータ36の軸に設けられたピニオン37とは、互いに噛み合うように配置されており、モータ36を駆動することによって、スライドシャフト33は、軸方向にスライドする。
ここで、スライドシャフト33の長さは、洗浄槽2を所望の位置まで押し出すように決定される。例えば、スライドシャフト33の長さは、洗浄槽2の全開位置の手前まで、洗浄槽2を押し出すように決定される。この場合には、ラッチ11のロックを解除するために、大きな力を必要とする洗浄槽2の引き出し初期段階は、スライド装置30によって押し出されるので、以後の手動の洗浄槽2の引き出しには大きな力を必要としない。スライドシャフト33の長さは、少なくとも、ラッチ11のロックを解除するように決定される。
次に、上記のように構成した食器洗浄機100の動作の一例について説明する。先ず、図2に示す操作部6の電源スイッチをONする。電源スイッチをONにすると、例えば、表示部9が点灯する。ついで、操作部6のオープンスイッチ8をONする。操作部6のオープンスイッチ8をONにすると、例えば、表示部9が点滅する。
オープンスイッチ8をONにすることによって、図1に示す制御部40からスライド装置30に制御信号が送られて、図4に示すモータ36を駆動する。モータ36は、ピニオン37を回転させて、スライドシャフト33を前進させる。このときに、スライドシャフト33の先端部は、洗浄機本体1の後壁に当接しており、スライドシャフト33は、スライド装置30が取付けられた洗浄槽2を洗浄機本体1の開口部から前方に押し出す。その後の一定時間経過後に、モータ36は、ピニオン37を逆回転させて、スライドシャフト33を後退させる。このときには、スライドシャフト33の先端部は、洗浄機本体1の後壁から離れる方向に移動する。
洗浄槽2が洗浄機本体1の開口部から押し出された後に、ユーザは、図1に示す食器かご21に洗浄対象の食器22等を入れて、洗浄槽2を洗浄機本体1内に押し込む。洗浄槽2が洗浄機本体1に押し込まれると、洗浄槽2はバネ12で付勢されたラッチ11によってロックされる。このとき、スライドシャフト33の先端部は、洗浄機本体1の後壁に当接する。この状態で、図2に示す操作部6のスタートスイッチ7をONする。
スタートスイッチ7をONにすると、図1に示す給水弁17が開いて洗浄槽2内に洗浄水が給水される。図3に示す水量検出手段42によって、設定量の洗浄水が給水されたことが検出されると、給水弁17が閉じられる。このとき、必要に応じて洗浄水に洗剤が投入される。ついで、図1に示すヒータ13に通電して洗浄水を所望の温度に加熱する。図3に示す温度検出手段43によって、洗浄水が所望の温度になったことが検知されると、ヒータ13への通電を停止する。そして、図1に示す洗浄ポンプ15を駆動して温水化した洗浄水を洗浄ノズル14に圧送し、ノズル孔から洗浄水を噴射して食器22等を洗浄する。このとき、洗浄ノズル14は、洗浄水の噴射によって回転し、万遍なく食器22等に洗浄水を噴射する。洗浄槽2内に噴射した洗浄水は落下して洗浄槽2の下部に集まり、再び洗浄ノズル14から噴射し、この循環を繰り返えす(洗浄工程)。なお、洗浄槽2の上面開口部は内蓋23によって密閉されているので、洗浄水が外部に飛散することはない。
設定された洗浄時間が経過すると、ヒータ13及び洗浄ポンプ15への通電が停止されて、ついで、排水ポンプ16が駆動されて洗浄槽2内の汚水が外部へ排出される。排水が終わると排水ポンプ16への通電を停止し、給水弁17を開いて洗浄水を洗浄槽2内に給水する。以後は上述した洗浄工程と同様の動作によって食器22等のすすぎ洗いが行われ、設定されたすすぎ時間のすすぎ洗いが終わると排水される。このようなすすぎ洗いと排水は、数回繰り返される(すすぎ工程)。
設定回数のすすぎ工程が終了すると、送風機18及び第2のヒータ20に通電して洗浄槽2内に外気を導入する。この外気は第2のヒータ20で加熱されて温風となり、洗浄槽2内に送られて食器22等及び洗浄槽2の全域を乾燥し、これらを乾燥した後の温風は図2に示す排気口10から外部へ排出される(乾燥工程)。
設定された乾燥時間が経過すると、送風機18及び第2のヒータ20への通電が停止され、乾燥工程が終了する。これによって、食器22等の洗浄、すすぎ及び乾燥が完了する。なお、これら一連の動作は、制御部40のマイクロコンピュータ41に設定されたプログラムに従って、自動的に行われる。
食器22等を取り出すときは、図2に示す操作部6のオープンスイッチ8をONし、スライド装置30によって洗浄槽2を洗浄機本体1の前面開口部から前方に押し出して、食器かご21又は食器22等を取り出す。このときのスライド装置30の動作は、上記と同様なので省略する。
次に、図5A〜図5Dを用いて、スライド装置30の具体的な動作について説明する。図2に示すオープンスイッチ8が入力されると、図5Aに示すように、ピニオン37を矢印aの方向に回転させるようにモータ36が駆動される。これによって、スライドシャフト33は、図示の右方向に突出(以下、前進ともいう)しようとする。
このときに、スライドシャフト33を保持する本体部31は、洗浄槽2に取り付けられており、スライドシャフト33の先端部は、洗浄機本体1の後壁に当接している。したがって、ピニオン37の回転に伴って、スライドシャフト33が本体部31から突出し、洗浄機本体1の後壁を押圧する。スライドシャフト33が洗浄機本体1の後壁を押圧することによって、本体部31が取り付けられた洗浄槽2が、洗浄機本体1の開口部から前方に押し出される。なお、このときには、上記のように、洗浄槽2は、ラッチ11によって洗浄機本体1にロックされているので、スライドシャフト33は、ラッチ11のロックを解除するように、洗浄機本体1と洗浄槽2との間に力を作用させる。
洗浄槽2が洗浄機本体1の開口部から前方に押し出されると、図5Bに示すように、スライドシャフト33が突出限界位置に到達して、ピニオン37の回転動作が止まる。このとき、モータ36がロックされて、モータ36の駆動電流が増加する。このときに、図3に示すリミッタ検出部38は、モータ36の駆動電流の増加(ロック電流)を検出する。マイクロコンピュータ41は、リミッタ検出部38の電流検出結果に基づいて、スライドシャフト33が突出限界位置に到達したことを判断し、モータ36の駆動を停止する。
スライドシャフト33が突出限界位置に到達した一定時間経過後に、次は、図5Cに示すように、ピニオン37を矢印bの方向に回転させるようにモータ36が駆動される。すなわち、図5Aに示した回転方向とは逆方向にモータ36が回転されて、スライドシャフト33が図示の左方向に引き戻される(以下、後退ともいう)。このときに、スライドシャフト33の先端部は、洗浄機本体1の後壁から離れる方向に移動する。そして、図5Dに示すように、ピニオン37の逆回転に伴って、スライドシャフト33は本体部31に収容され、後退限界位置に到達する。このとき、モータ36がロックされて、モータ36の駆動電流が増加する。図3に示すリミッタ検出部38は、モータ36の駆動電流の増加(ロック電流)を検出する。マイクロコンピュータ41は、リミッタ検出部38の電流検出結果に基づいて、スライドシャフト33が後退限界位置に到達したことを判断し、モータ36の駆動を停止する。
次に、上記のようにスライドシャフト33を動作させたときのモータ36の駆動電流の変化について、図6を用いて説明する。時刻t1にて、図5Aに示す矢印aの方向にモータ36を回転させると、モータ36に突入電流が流れる(A部分)。次に、ラッチ11のロックを解除するために、C部分よりも大きなラッチ解除電流が流れる(B部分)。ラッチ11のロックを解除した後は、洗浄槽2を押し出すために、B部分よりも小さい電流が流れる(C部分)。その後に、スライドシャフト33が突出限界位置に到達して、モータ36がロックされ、ロック電流が流れる(D部分)。ついで、一定時間経過後に、モータ36を図5Cに示す矢印bの方向に回転させると、モータ36に突入電流が流れる(E部分)。その後に、スライドシャフト33を引き戻すために、B部分およびC部分よりも小さい電流が流れる(F部分)。その後に、スライドシャフト33が後退限界位置に到達して、モータ36がロックされ、ロック電流が流れる(G部分)。
図6に示すように、モータ36のロック状態を判断するロック検出電流Iは、好適には、B部分でラッチ11のロックを解除する時のラッチ解除電流よりも小さく設定される。このように、ラッチ11のロックを解除するときの電流よりも小さい電流を検出したときに、モータ36の駆動を停止することによって、スライド装置30の動作不良、損傷および劣化を抑制することができるからである。なぜなら、スライド装置30(特に、モータ36ならびに互いに噛み合うラック34およびピニオン37)は、少なくとも、ラッチ11のロックを解除することができるように構成されている。
この実施の形態では、突入電流(A部分、E部分)およびラッチ11のロック解除時の電流(B部分)よりも小さいロック検出電流Iを以下のように検出する。すなわち、スライドシャフト33の押し出し制御開始時刻t1から時間T1が経過した時刻t2以降に、モータの駆動電流がロック検出電流I以上であるか否かの判断を行う。そして、スライドシャフト33の引き込み制御開始時刻t3から時間T2が経過した時刻t4以降に、モータの駆動電流がロック検出電流I以上であるか否かの判断を行う。
具体的には、マイクロコンピュータ41は、スライドシャフト33の押し出し制御開始時刻t1から時間T1が経過するまでは、駆動電流の検出(判断)を行わない。スライドシャフト33が安定的に洗浄槽2を押し出し、駆動電流が安定する時間t2以降にて、駆動電流の検出を行って、モータ36がロックされるのを監視する。また、マイクロコンピュータ41は、スライドシャフト33の引き込み制御開始時刻t3から時間T2が経過するまでは、駆動電流の検出を行わない。スライドシャフト33が安定的に引き戻され、駆動電流が安定する時刻t4以降にて、駆動電流の検出を行って、モータ36がロックされるのを監視する。
また、例えば、マイクロコンピュータ41は、スライドシャフト33の押し出し制御開始時刻t1にて、突入電流(A部分)を検出して、その後にラッチ解除時のラッチ解除電流(B部分)を検出した後に、駆動電流の検出を行って、モータ36がロックされるのを監視してもよい。すなわち、この場合には、ロック検出電流Iよりも大きい電流を検出するが、ロック検出電流Iよりも大きい電流が予定された回数検出されるまでは、モータ36がロックされるのを監視しない。つまり、ロック検出電流Iよりも大きい電流を予定された回数検出したのちに、モータ36がロックされるのを監視する。
なお、従来では、図7に示すように、モータ36の駆動開始から、設定時間が経過した後に、モータ36の駆動を停止するように制御が行われていた。なぜなら、突入電流が非常に大きいため、電流値に基づく閾値を設けることが困難であった。このときには、スライドシャフト33を確実に突出させまたは引き込むように、設定時間を長く設定していた。このため、図7に示すD部分およびG部分では、モータ36に過大な駆動電流(ロック電流)が流れ、且つモータに過大な駆動力が加えられるため、モータおよびギアが損傷および劣化してしまうおそれがあった。
上記のように、この実施の形態では、食器22等が収納された重い洗浄槽2を、スライド装置30によって、洗浄機本体1の開口部から自動的に前方に押し出すように構成されている。したがって、この実施の形態では、洗浄槽2の引き出しに大きな力を必要としない使い勝手のよい食器洗浄機を得ることができる。
また、この実施の形態では、スライド装置30が、洗浄槽2を押し出すように構成してあるので、従来では、洗浄槽2の扉(前面板)4側に形成されていた洗浄槽2を引き出すためのハンドル等が省略されている。このため、この実施の形態では、意匠性に優れた食器洗浄機100が得られる。
なお、この実施の形態では、上記のように、スライド装置30が洗浄槽2を押し出すように構成されているので、ユーザが洗浄槽2を引き出すときに大きな力を必要としない。したがって、図8に示すように、洗浄槽2の扉4に、意匠性が損なわれないような小さいハンドル50を設けることができる。
図9に示すように、ハンドル50の内側には、タクトスイッチ51aとスイッチレバー51bが配置されており、これらはオープンスイッチ51を構成する。このように構成されたハンドル50がユーザによって把持されると、スイッチレバー51bが動作し、この動作をタクトスイッチ51aが検知する。そして、タクトスイッチ51aの検知結果に基づいて、スライド装置30の制御が行われる。
このように、洗浄槽2の扉4にハンドル50を設けることによって、図2に示す操作部6のオープンスイッチ8を削除することができ、しかも、オープンスイッチ51の採用によって操作性が向上されており、食器洗浄機100の意匠性および操作性が向上されている。
また、この実施の形態では、モータ36の小さい駆動電流を検出してモータ36のロック状態を判断している。その結果、スライド装置30への負荷が大きくなる前に、モータ36の駆動を停止することができる。このため、この実施の形態では、スライド装置30の動作不良、損傷および劣化が抑制されている。
この発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々に改変することができる。すなわち、上記の実施の形態の構成を適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成に代替させてもよい。さらに、その配置について特に限定のない構成要件は、実施の形態で開示した配置に限らず、その機能を達成できる位置に配置することができる。
例えば、リミッタ検出部38の故障等でロック電流が検出できない状況が発生し得る。この場合には、モータ36が停止せずに動作し続けてしまうため、モータ36およびモータ36の動力が伝わる構成に大きな負荷が掛かり、これらが損傷してしまうおそれがある。そこで、一定の時間内にロック検出電流が検出できないときは、モータ36を停止させて、スライドシャフト33の押し出しの停止制御及びスライドシャフト33の引き戻しの停止制御を行う。例えば、図6に示す、時刻t1以降の一定時間内にロック検出電流が検出されないときには、スライドシャフト33の押し出し制御を停止し、時刻t3以降の一定時間内にロック検出電流が検出されないときには、スライドシャフト33の引き戻し制御を停止する。
1 洗浄機本体、2 洗浄槽、3 レール、4 扉、5 操作パネル、6 操作部、7 スタート/一時停止スイッチ、8 オープンスイッチ、9 表示部、10 排気口、11 ラッチ、12 バネ、13 ヒータ、14 洗浄ノズル、15 洗浄ポンプ、16 排水ポンプ、17 給水弁、18 送風機、19 風路、20 第2のヒータ、21 食器かご、22 食器、23 内蓋、26 PWM駆動部、27 回転検出部、28 切替部、29 スライド装置制御部、30 スライド装置、31 本体部、32 溝、33 スライドシャフト、34 ラック、35 保持部、36 モータ、37 ピニオン、38 リミッタ検出部、40 制御部、41 マイクロコンピュータ、42 水量検出手段、43 温度検出手段、44 扉開検知器、46 報知部、50 ハンドル、51 オープンスイッチ、51a タクトスイッチ、51b スイッチレバー、100 食器洗浄機。

Claims (7)

  1. 開口部を有する洗浄機本体と、
    前記洗浄機本体に収容される洗浄槽と、
    スライドシャフトおよび前記スライドシャフトを押し出しまたは引き戻すように駆動する駆動部を含み、前記スライドシャフトを押し出して前記洗浄槽を前記洗浄機本体から押し出すスライド装置と、
    前記駆動部の駆動電流を検出する検出部と、
    前記スライド装置の制御を行う制御部と、を有し、
    前記制御部は、前記スライドシャフトを押し出したときに、前記駆動部の突入電流よりも小さいロック検出電流を検出して、前記スライドシャフトの押し出し制御を停止し、その後に、前記スライドシャフトを引き込んだときに、前記ロック検出電流を検出して、前記スライドシャフトの引き戻し制御を停止することを特徴とする食器洗浄機。
  2. 前記制御部は、前記スライドシャフトの押し出し制御開始時刻t1から時間T1が経過した時刻t2以降に、前記ロック検出電流を検出して、前記スライドシャフトの押し出し制御を停止し、前記スライドシャフトの引き込み制御開始時刻t3から時間T2が経過した時刻t4以降に、前記ロック検出電流を検出して、前記スライドシャフトの引き戻し制御を停止することを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  3. 前記スライドシャフトは、前記洗浄槽または前記洗浄機本体に当接して前記洗浄槽を押し出した後に、前記洗浄槽または前記洗浄機本体から離れる方向に引き戻されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の食器洗浄機。
  4. 前記洗浄槽は、前記洗浄機本体に収容されたときに、ラッチによって保持されており、
    前記制御部は、前記時刻t1と前記時刻t2との間に、前記ラッチの保持を解除するように、前記ロック検出電流よりも大きいラッチ解除電流で前記駆動部を駆動することを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の食器洗浄機。
  5. 前記制御部は、前記時刻t1から時間T1が経過する前および前記時刻t3から時間T2が経過する前は、前記ロック検出電流を検出しないように制御を行うことを特徴とする請求項4記載の食器洗浄機。
  6. 前記制御部は、前記スライドシャフトを押し出す際に、前記突入電流を検出して前記ラッチ解除電流を検出した後の時刻t2以降で、前記ロック検出電流を検出して、前記スライドシャフトの押し出し制御を停止し、前記スライドシャフトを引き戻す際に、前記突入電流を検出した後の時刻t4以降で、前記ロック検出電流を検出して、前記スライドシャフトの引き戻し制御を停止することを特徴とする請求項4記載の食器洗浄機。
  7. 前記制御部は、一定の時間内に前記ロック検出電流が検出できないときは、前記スライドシャフトの押し出し制御を停止し、あるいは、前記スライドシャフトの引き戻し制御を停止することを特徴とする請求項1〜請求項6の何れか1項に記載の食器洗浄機。
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