JP4948352B2 - 食器洗浄機 - Google Patents

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Description

本発明は、食器洗浄機に係り、より詳しくは、流し台等に設置され、洗浄槽を前後に移動させて食器等を出し入れする引出し式の食器洗浄機に関するものである。
従来の食器洗浄機に、洗浄槽を洗浄機本体から引き出し、押し込む際に、洗浄槽をガイドするスライドレールを洗浄機本体に傾動自在に設け、洗浄槽を引き出すときは前面側に傾動させ、押し込むときは後面側に傾動させることにより、小さな力で洗浄槽を引き出し及び押し込むことができるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−261259号公報(要約、図1)
食器洗浄槽の洗浄槽は、一般に、ヒータや洗浄ノズルを内蔵し、外部に洗浄ポンプ、給水弁、排水ポンプ、送風機などが設けられており、これらの重量、及び内部に収納した食器等の重量がかかるため、洗浄機本体からの引き出しや押し込み作業が重く、大きな力を必要とした。
特許文献1の食器洗浄機は、洗浄槽をガイドするガイドレールを傾動自在に構成し、洗浄槽を引き出すときは前面側に傾斜させ、押し込むときは後面側に傾動させるようにしたので、手動により洗浄槽を引き出し及び押し込む際の力が軽減されるが、必ずしも十分ではなく、また、構造が複雑であった。
また、洗浄槽を洗浄機本体内に収容したときは、ラッチにより保持されているが、保持状態にする手段としてばねを使用しているため、洗浄槽を手動により洗浄機本体から引き出す際に、ラッチを解除するための大きな力を必要とするという問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、洗浄槽を洗浄機本体から自動的に押し出すことにより、簡単な構造で洗浄槽の引き出しに大きな力を必要とせず、引き出しの作業性を向上することのできる食器洗浄機を提供することを目的としたものである。
本発明に係る食器洗浄機は、前面が開口された箱状の洗浄機本体と、前面に操作部が設けられた扉を有し、上面が開口され下部に下カバーが設けられて前記洗浄機本体内に前面開口部から前後方向に出し入れ可能に収容された洗浄槽とからなり、前記洗浄槽に、外部からの信号を受けて該洗浄槽を前記洗浄機本体から前方向に押し出すスライド装置を設け、前記スライド装置を、前記洗浄槽に取付けた本体部と、該本体部に前後方向にスライド自在に支持されたスライドシャフトと、該スライドシャフトを駆動する駆動手段とによって構成し、前記洗浄槽を洗浄機本体内に収容したときは、前記スライドシャフトが本体部から突出して前記洗浄機本体の後壁に当接するように構成したものである。
本発明によれば、食器等を洗浄する場合や洗浄が終って食器等を取出す場合に、重い洗浄槽をスライド装置により自動的に前方に押し出すようにしたので、洗浄槽の引き出しに大きな力を必要とせず、使い勝手のよい食器洗浄機を得ることができる。
[実施の形態1]
図1は本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機の縦断面図、図2は図1の洗浄槽の正面図、図3は図1の洗浄槽のスライド装置の説明図、図4は図3のスライド装置の作用説明図である。
図1において、前面が開口されて流し台等に設置された金属材料からなる箱状の洗浄機本体1内には、上面が開口されて下部に下カバー24が一体に設けられた箱状の洗浄槽2が収容されており、この洗浄槽2は下部両側に設けたレール3が、洗浄機本体1に設けたガイドレール25(図6参照)に沿って、前面開口部から引き出し、押し込み可能に構成されている。
4は洗浄槽2の前面に設けられて洗浄機本体1の前面開口部を覆う扉(前面板)で、図2に示すように、上部には操作パネル5が設けられており、この操作パネル5には、電源スイッチ7、スタート/一時停止スイッチ8、洗浄槽2を引き出すオープンスイッチ9などを有する操作部6が設けられている。10は乾燥工程時に発生した温風を排出する排気口である。
11は洗浄槽2に設けられて、洗浄機本体1内に収容された洗浄槽2を保持するラッチ、12はラッチを保持状態にするばねである。
洗浄槽2内には、洗浄水を加熱するヒータ13及び洗浄水を噴出する洗浄ノズル14が設けられており、洗浄槽2の下部には、洗浄ノズル14に洗浄水を圧送する洗浄ポンプ15、汚れた洗浄水を排出する排水ポンプ16が設けられており、これらは下カバー24によって遮蔽されている。また、洗浄槽2の後部には乾燥工程時に洗浄槽2内へ外気を送る送風機18が設けられており、送風機18と洗浄槽2を連通する風路19には、外気を加熱する第2のヒータ20が設けられている。なお、17は洗浄槽2に洗浄水を給水する給水弁である。
21は洗浄する食器等が入れられて洗浄槽2内に収納される食器かご、23は洗浄槽2の上部開口部を閉じる内蓋である。
30は洗浄槽2の下カバー24に取付けられて洗浄槽2を押し出すスライド装置で、図3に示すように、本体部31に設けた溝32には、ラック34が設けられたスライドシャフト33が保持部35に支持されて軸方向(前後方向)にスライド自在に挿入されている。36は本体部31に設けたスライドシャフト33の駆動手段であるモータで、その出力軸にはラック34と噛合うピニオン37が設けられている。なお、38(図4)は溝32の最奥部近傍に設けられてスライドシャフト33の後退位置を検知する後退位置検知器、39は前進位置を検知する前進位置検知器である。
このように構成したスライド装置30は、図4(a)に示すように、洗浄槽2を洗浄機本体1内の所定の位置に収容したときは、スライドシャフト33は本体部31の溝32の最奥部まで挿入されており、その先端部は洗浄機本体1の後壁に当接している(以下、スライドシャフト33のこの状態を後退という)。このとき、後退位置検知器38は、スライドシャフト33が所定の後退位置にあることを検知する。
この状態で操作部のオープンスイッチ9をONすると、モータ36に通電されてピニオン37を矢印a方向に回転させる。これにより、スライドシャフト33は図の右方向に移動(以下、これを前進という)しようとするが、スライドシャフト33は先端部が洗浄機本体1の後壁に当接しているので、ピニオン37の回転に伴って本体部31は洗浄機本体1の前面開口部方向に移動し、これが取付けられた洗浄槽2がガイドレールに沿って移動し、洗浄機本体1の前面開口部から前方に押し出される。スライドシャフト33の全長が前進したときは、前進位置検知器39で検知され、モータ36を停止させる。モータ36を反対方向に回転させれば、スライドシャフト33は所定の位置まで後退し、後退位置検知器38がこれを検知して、モータ36を停止させる。
50は洗浄槽2と扉4との間に配設されて操作部6に接続された制御部で、マイクロコンピュータを備えており、マイクロコンピュータは、操作部6、水量検出手段、洗浄水の温度検出手段、扉開検知器(いずれも図示せず)、前進位置検知器38、後退位置検知器39などから信号を入力し、ヒータ13、洗浄ポンプ15、排水ポンプ16、給水弁17、送風機18、スライド装置30などへ制御信号を出力する。
次に、上記のように構成した本実施の形態に係る食器洗浄機の動作について説明する。
汚れた食器等22を洗浄するにあたっては、先ず、操作部6の電源スイッチ7をONし、ついでオープンスイッチ9をONする。これにより、制御部50からスライド装置30に制御信号が送られ、モータ36を駆動してスライドシャフト33を前進させ、図5に示すように、ラッチ11を解除して洗浄槽2を洗浄機本体1の前面開口部から前方に押し出す。スライドシャフト33の全長が前進すると、前進位置検知器39がこれを検知してモータ36を停止させる。ついで、モータ36を逆回転してスライドシャフト33を後退させ、次回に備える。スライドシャフト33が所定の位置まで後退したときは、後退位置検知器38がこれを検知し、モータ36を停止させる。
このとき、スライドシャフト33を長くすれば、洗浄槽2を所定の位置まで押し出すことができるが、スライドシャフト33が短い場合は洗浄槽2は途中で停止するので、引続き所望の位置まで手動により引き出す。この場合も、ラッチ11を解除するために大きな力を必要とする引き出しの初期段階はスライド装置30により押し出されるので、以後の手動による洗浄槽2の引き出しには、大きな力を必要としないので、引き出し作業力が低減されて作業性を向上することができる。
また、図6(a)に示すように、スライド装置30を洗浄槽2の一方の側に設けると、洗浄槽2を押し出したときに、洗浄槽2の前部が他方の側に片寄って押し出されたり、レール3がガイドレール25から外れることがあるなど、正しく動作できないことがある。
このような問題を回避するために、図6(b)に示すように、スライド装置30を洗浄槽2の幅方向の中心部近傍に設けることが望ましい。これにより、左右に片寄ることなく洗浄槽2を安定して直線的に押し出すことができる。なお、スライド装置30は、洗浄槽2の両側に設けてもよい。
ついで、汚れた食器等22が入れられた食器かご21を上面開口部から洗浄槽2内に収納し、内蓋23で上部開口部を閉じて洗浄機本体1内に押し込む。これにより、洗浄槽2はラッチ11によりその位置に保持され、スライド装置30のスライドシャフト33の先端部が洗浄槽本体1の後壁に当接する。
この状態で操作部6のスタート/一時停止スイッチ8をONすると、給水弁17が開いて洗浄槽2内に洗浄水が給水され、水量検出手段により所定量の洗浄水が給水されたことが検知されると、給水弁17が閉じられる。このとき、必要に応じて洗浄槽2内に洗剤を投入する。ついで、ヒータ13に通電して洗浄水を所望の温度に加熱する。温度検出手段により洗浄水が所望の温度になったことが検知されると、洗浄ポンプ15を駆動して温水化した洗浄水を洗浄ノズル14に圧送し、ノズル孔から洗浄水を噴射して食器等22を洗浄する。このとき、洗浄ノズル14は、洗浄水の噴射による反力で回転し、万遍なく食器等22に噴射する。
洗浄槽2内に噴射した洗浄水は落下して洗浄槽2の下部に集まり、再び洗浄ノズル14から噴射し、この循環を繰り返えす(洗浄工程)。なお、洗浄槽2の上面開口部は内蓋23で密閉されているので、洗浄水が外部に飛散することがない。
所定時間経過すると、ヒータ13及び洗浄ポンプ15への通電が停止され、ついで、排水ポンプ16に通電されて洗浄槽2内の汚水が外部へ排出される。
排水が終ったときは、排水ポンプ16への通電を停止し、給水弁17を開いて洗浄水を洗浄槽2内に給水する。以後は上述した洗浄工程と同様の動作により食器等22のすすぎ洗いが行われ、所定時間のすすぎ洗いが終ると排水される。このようなすすぎ洗いと排水は、複数回繰り返えされる(すすぎ工程)。
所定回数のすすぎ工程が終了すると、送風機18及び第2のヒータ20に通電して洗浄槽2内に外気を導入する。この外気は第2のヒータ20で加熱されて温風となり、洗浄槽2内に送られて食器等22及び洗浄槽2内の全域を乾燥し、これらを乾燥した温風は排気口10から外部へ排出される(乾燥工程)。
所定時間経過すると、送風機18及び第2のヒータ20への通電が停止され、乾燥工程が終了する。これにより、食器等22の洗浄、すすぎ及び乾燥が完了する。なお、これら一連の動作は、制御部50のマイクロコンピュータ41に設定されたプログラムにしたがって、自動的に行われる。なお、食器洗浄機の運転中においても、スタート/一時停止スイッチ8をONすることにより、スライド装置30が駆動されて洗浄槽2を押し出すことができる。
食器等22を取出す場合は、操作部6のオープンスイッチ8をONし、スライド装置30により洗浄槽2を洗浄機本体1の前面開口部から前方に押し出し、食器かご21又は食器等22を取出して洗浄槽2を再び洗浄機本体1内に戻す。このときのスライド装置30の作用は、前述の通りである。
本実施の形態によれば、食器等22を洗浄する場合や洗浄が終了した食器等22を取出す場合に、これを収納した重い洗浄槽2を、スライド装置30により洗浄機本体1の前面開口部から自動的に前方に押し出すようにしたので、洗浄槽2の引き出しに大きな力を必要とせず、使い勝手のよい食器洗浄機を得ることができる。
[実施の形態2]
図7は本発明の実施の形態2に係る食器洗浄機に設けたスライド装置の説明図である。なお、実施の形態1のスライド装置と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
実施の形態1では、スライド装置30の本体部31を一体に構成した場合を示したが、本実施の形態においては、本体部31を上ケース31aと下ケース31bとによって構成したものである。
そして、上ケース31aと下ケース31bとの間に、ラック34を有し保持部35に支持されたスライドシャフト33を、前後方向にスライド自在に配置すると共に、ラック34と噛合いモータ36で駆動されるピニオン37、後退位置検知器38、前進位置検知器39等を収容したもので、上ケース31aの上方にはこれら内蔵した部材や部品が露出されるような開口部は一切設けられていない。なお、40は上ケース31aと下ケース31bとの間に設けられて、スライドシャフト33が突出する開口部で、周縁部に突状のフランジを設けて水が浸入しないようになっている。また、下ケース31bには、内蔵した電気部品のリード線を引き出すガイド穴41が設けられている。
本実施の形態においては、ラック34を有するスライドシャフト33は、錆が発生しにくい材料、例えば合成樹脂で形成されており、また、ラック34やピニオン37は、平歯車やハスバ歯車などの正逆転可能な歯車で形成され、セルフロックのない構成となっている。
本実施の形態に係るスライド装置30の動作は、実施の形態1の場合と同様である。
本実施の形態によれば、実施の形態1の場合と同様の効果が得られるが、さらに、スライド装置30の上面には開口部がないので、若し、洗浄槽2内の水が溢れるようなことがあっても内部に水が浸入することがなく、冠水による故障の発生を防止することができる。
また、スライドシャフト33は例えば合成樹脂の如き錆の発生しにくい材料で形成されているので、万一、突出したスライドシャフト33に水がかかっても錆などの不具合を生じることがないため、信頼性の高いスライド装置30を得ることができる。
さらに、スライド装置30は、セルフロックのないスライドシャフト33のラック34とピニオン37とによって構成されているので、例えば、洗浄槽2が前方に引き出されている状態で、使用者が洗浄槽2をロックした場合などにおいて、スライドシャフト33に洗浄槽2の押し方向の荷重より大きい逆方向の荷重が作用した場合でも、ラック34(スライドシャフト33)が逆方向に移動し、ピニオン37は逆方向に回転するので、スライド装置30に逆方向の過負荷がかかることがない。このため、例えばトルクリミッタなどの特別な過負荷防止装置を設けなくても、スライド装置30を保護することができる。
[実施の形態3]
図8〜図11は本発明の実施の形態3に係る食器洗浄機の縦断面図で、本実施の形態は、洗浄槽へのスライド装置の取付け手段に関するものである。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
図8の食器洗浄機は、洗浄機本体1の後壁1aの下部を内側に折り曲げて内側に突出させ(以下、内側突出部1bという)、洗浄槽2を洗浄機本体1内に収容したときに、スライドシャフト33の後壁1aに当接するまでのストロークを短かくし、また、スライド装置30を洗浄槽2の下カバー24に取付けたものである。
スライド装置30の下カバー24への取付けにあたっては、下カバー24の後部側に設けたねじ挿通穴24aに挿通したねじ60を、スライド装置30のねじ穴42に螺入して固定する。
本例によれば、スライド装置30が故障した場合などにおいて、洗浄機本体1を流し台等から取外して移動したりすることなく、洗浄槽2を引き出して下カバー24を取外すことにより、容易にメンテナンスを行うことができる。
図9の食器洗浄機は、洗浄槽2の底部の後部側にねじ穴を有する複数のスタッド26を設けると共に、スライド装置30の本体部31に、スタッド26に対応してねじ挿通穴を有する取付腕43を設け、取付腕43のねじ挿通穴に挿入したねじ61をスタッド26のねじ穴に螺入して固定したものである。
本例においても、図8の場合と同様の効果を得ることができる。
図10の食器洗浄機は、図8、図9の両者の固定手段により洗浄槽2にスライド装置30を固定したものである。これにより、スライド装置30はより強固に洗浄槽2に固定されるので、図8、図9の効果が得られるばかりでなく、洗浄槽2をガタツキがなく、安定して押し出すことができる。
図11の食器洗浄機は、図9の固定手段において、洗浄槽2の底部に設けたスタッド26a,26bの間に、スライド装置30の本体部31の段部に当接する洗浄槽障壁27を設けると共に、下カバー24の上面のスライド装置30の前端部の位置に、下カバー障壁28を設けたものである。なお、この障壁27,28は、洗浄槽2の底部又は下カバー24のいずれか一方のみに設けてもよい。
本例によれば、スライド装置30により洗浄槽2を押し出す際に、スタッド26a,26bに動作荷重が加わるが、洗浄槽障壁27及び下カバー障壁28によりスライド装置30の配置位置が規制されているため、動作荷重はこれらに分散されてスタッド26a,26bの負荷を軽減することができ、これにより、スタッド26a,26bの変形や損傷を防止することができる。
本例は、図8、図9の固定手段にもその一部又は全部を実施することができる。なお、上記の各例では、洗浄機本体1の後壁1aに内側突出部1bを設けた場合を示したが、図1に示すように、内側突出部1bのない後壁1aを有する洗浄機本体1にも本実施の形態を実施することができる。
[実施の形態4]
図12は本発明の実施の形態4に係る食器洗浄機の縦断面図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
本実施の形態に係る食器洗浄機は、洗浄槽2の後壁の上端部に、外方(後方)に延設されたフランジ29を設けたものである。
このフランジ29は、若し、洗浄槽2から水が溢れても、スライド装置30に直接水がかからない位置まで水を誘導することのできる形状に形成されており、スライド装置30はこのフランジ29の内側に配置されている。
本実施の形態によれば、洗浄槽2から水が溢れた場合においても、スライド装置30に水がかからないので、水によるスライド装置30の故障などを防止することができる。
[実施の形態5]
図13〜図15は本発明の実施の形態5に係る食器洗浄機の縦断面図である。なお、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。
実施の形態1〜4の食器洗浄機において、洗浄槽2に設けられてこれを押し出すスライド装置30のスライドシャフト33は、その先端部が洗浄機本体1の後壁1aに当接しており、スライドシャフト33が前進して洗浄槽2を押し出す際に、洗浄槽本体1の後壁1aに大きな負荷がかかるため、後壁1aが変形したり破損したりするおそれがある。
本実施の形態は、このような問題を解決するために、洗浄機本体1の後壁1aのスライドシャフト33が当接する部分の周辺を補強したものである。
図13の食器洗浄機は、洗浄機本体1の後壁1aの下部に設けた内側突出部1bの内側に受け部材44を当接し、外側からねじ62で固定したものである。
本例によれば、洗浄機本体1の全体の強化をはかることなく後壁1aのスライドシャフト33の先端部が当接する部分を補強することができるので、コストを低減することができる
た、食器洗浄機のスライド装置30の有無による機種ごとに受け部材44の要否を選択することができる。
なお、図には、洗浄機本体1の後壁1aに内側突出部1bを設けた場合を示したが、図1に示すように、内側突出部1bのない後壁1aを有する洗浄機本体1においても、スライド装置30のスライドシャフト33が当接する部分の内側に、受け部材44を設けることにより本例を実施することができる。
図14の食器洗浄機は、洗浄機本体1の後壁1aと底板からなるコーナ部全体、又はこのコーナ部のスライドシャフト33の先端部が当接する部分の周辺を切除し、この部分に、例えば後壁1aと同じ材料からなり、図13の内側突出部1bと対応した形状で両端部に取付腕46を有し、内側に受け部材44がねじ62により取付けられた背面カバー45を、取付腕53を介して後壁1b及び底板の切除部を覆って取付けたものである。
本例によれば、図13の例の場合とほぼ同様の効果が得られるが、さらに、受け部材44を交換する場合は背面カバー45を取外せばよいので、交換作業が容易である。また、背面カバー45が変形したり損傷したりした場合は、背面カバー45自体を交換すればよい。
なお、本例においても、背面カバー45を内側突出部1bに対応した形状とせず、洗浄機本体1の後壁と同一平面になるようにしてもよい。
図15の食器洗浄機は、図14の食器洗浄機の背面カバー45に代え洗浄機本体1の下部コーナ部の切除部を覆って、洗浄機本体1の後壁1aの板厚より厚い背面カバー45aを、副え板47を介してねじにより取付けたものである。本例においては、背面カバー45aの板厚を厚くしたので、受け部材44は設けられていない。
本例によれば、受け部材44を必要としないので構造が簡単であり、若し、なんらかの理由で背面カバー45aを交換する場合は、交換作業がきわめて簡単である。なお、本例においても、背面カバー45aの背面側を、後壁1aの背面と同一平面上に位置させてもよい。
上記の各実施の形態において、スライド装置30のスライドシャフト33の先端部を洗浄機本体1の後壁に連結すれば、モータ36を反対方向に回転させてスライドシャフト33を後退させることにより、引き出した洗浄槽2を洗浄機本体1内に引き込んで収容することができる。
また、スライド装置30の本体部31を、洗浄機本体1の底板の前面開口部側(又は後部側)に取付け、スライドシャフト33の先端部を洗浄槽2の下カバー24に連結すれば、スライドシャフト33を後退(又は前進)させることにより、洗浄機本体1の前面開口部から引き出す(又は押し出す)ことができ、スライドシャフト33を前進(又は後退)させれば、洗浄槽2を洗浄機本体1内に押し込む(又は引き込む)ことができる。
また、上記の説明では、スライド装置30をラック34とピニオン37で構成した場合を示したが、これに限定するものではなく、例えば、カム機構やリニア機構に用いるアクチュエータ、あるいは、ソレノイドなどを用いてもよい。
本発明の実施の形態1に係る食器洗浄機の縦断面図である。 図1の洗浄槽の正面図である。 図1のスライド装置の説明図である。 図3のスライド装置の作用説明図である。 図1の食器洗浄機の洗浄槽を押し出した状態を示す縦断面図である。 図1のスライド装置の取付位置の説明図である。 本発明の実施の形態2に係る食器洗浄機のスライド装置の説明図である。 本発明の実施の形態3に係る食器洗浄機の洗浄槽へのスライド装置の取付手段の説明図である。 本発明の実施の形態3に係る食器洗浄機の洗浄槽へのスライド装置の取付手段の説明図である。 本発明の実施の形態3に係る食器洗浄機の洗浄槽へのスライド装置の取付手段の説明図である。 本発明の実施の形態3に係る食器洗浄機の洗浄槽へのスライド装置の取付手段の説明図である。 本発明の実施の形態4に係る食器洗浄機の縦断面図である。 本発明の実施の形態5に係る食器洗浄機の縦断面図である。 本発明の実施の形態5に係る食器洗浄機の縦断面図である。 本発明の実施の形態5に係る食器洗浄機の縦断面図である。
符号の説明
1 洗浄機本体、1a 後壁、2 洗浄槽、4 扉、5 操作パネル、6 操作部、7 電源スイッチ、8 スタート/一時停止スイッチ、9 オープンスイッチ、10 排気口、11 ラッチ、13 ヒータ、14 洗浄ノズル、15 洗浄モータ、16 排水モータ、17 給水弁、18 送風機、20 第2のヒータ、21 食器かご、22 食器等、24 下カバー、26 スタッド、27,28 障壁、29 フランジ、30 スライド装置、31 本体部、33 スライドシャフト、34 ラック、36 モータ、37 ピニオン、44 受け部材、45,45a 背面カバー、50 制御部。

Claims (13)

  1. 前面が開口された箱状の洗浄機本体と、前面に操作部が設けられた扉を有し、上面が開口され下部に下カバーが設けられて前記洗浄機本体内に前面開口部から前後方向に出し入れ可能に収容された洗浄槽とからなり、
    前記洗浄槽に、外部からの信号を受けて該洗浄槽を前記洗浄機本体から前方向に押し出すスライド装置を設け、
    前記スライド装置を、前記洗浄槽に取付けた本体部と、該本体部に前後方向にスライド自在に支持されたスライドシャフトと、該スライドシャフトを駆動する駆動手段とによって構成し、
    前記洗浄槽を洗浄機本体内に収容したときは、前記スライドシャフトが本体部から突出して前記洗浄機本体の後壁に当接するように構成したことを特徴とする食器洗浄機。
  2. 前記スライド装置を、前記洗浄槽の下部に設けたことを特徴とする請求項1記載の食器洗浄機。
  3. 前記スライド装置を、前記洗浄槽の下部において幅方向のほぼ中央部に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の食器洗浄機。
  4. 前記スライド装置の本体部を、上方に開口部のない上ケースと下ケースとによって構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の食器洗浄機。
  5. 前記スライド装置のスライドシャフトを、錆の発生しにくい材料で形成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の食器洗浄機。
  6. 前記スライド装置のスライドシャフトにラックを設け、該スライドシャフトの駆動手段を前記ラックと噛合うピニオン及び該ピニオンを駆動するモータによって構成したことを特徴とする請求項のいずれかに記載の食器洗浄機。
  7. 前記スライド装置のスライドシャフトと該スライドシャフトの駆動手段を、セルフロックのない機構で構成したことを特徴とする請求項のいずれかに記載の食器洗浄機。
  8. 前記スライド装置を、前記洗浄槽及び前記下カバーの両者又はいずれか一方に固定したことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の食器洗浄機。
  9. 前記スライド装置は、前記洗浄槽及び前記下カバーの両者又はいずれか一方に設けた障壁により固定位置が規制されることを特徴とする請求項記載の食器洗浄機。
  10. 前記スライド装置は、前記洗浄槽又は前記下カバーにのみ固定されることを特徴とする請求項又は記載の食器洗浄機。
  11. 前記洗浄機本体の後壁の前記スライドシャフトの先端部が当接する位置に、受け部材を着脱可能に取付けたことを特徴とする請求項10のいずれかに記載の食器洗浄機。
  12. 前記洗浄機本体の後壁の前記スライドシャフトの先端部が当接する位置の周辺を切除し、該切除部に背面カバーを着脱可能に取付けたことを特徴とする請求項10のいずれかに記載の食器洗浄機。
  13. 前記洗浄槽の後壁の上端部に後方に延設されたフランジを設け、前記スライド装置を前記フランジの内側に位置するように配置したことを特徴とする請求項12のいずれかに記載の食器洗浄機。
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