JP2009100511A - スイッチング電源装置およびコンデンサの実装方法 - Google Patents

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Tamahiko Kanouda
玲彦 叶田
Makoto Kitamura
誠 北村
Fusao Sakuramori
房夫 桜森
Takeshi Mochizuki
剛 望月
Yoshihiko Sugawara
義彦 菅原
Masami Joraku
雅美 常楽
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Abstract

【課題】さらなる薄型化を図ることができるスイッチング電源装置およびコンデンサの実装方法を提供する。
【解決手段】商用交流電圧を整流して、所定の電圧の直流を供給するスイッチング電源装置1において、直径より長さの方が長い複数本の高圧電解コンデンサ14a〜14cに分けて構成し、それぞれの高圧電解コンデンサ14a〜14cを配線基板9に沿って並べて寝かせて配置する。さらに、配線基板9に複数の開口部9a〜9cを形成し、それぞれの高圧電解コンデンサ14a〜14cをその一部が開口部9a〜9cに落とし込まれるように配置する。
【選択図】図4

Description

本発明は、スイッチング電源装置に係り、特に薄型のスイッチング電源装置およびコンデンサの実装方法に関する。
近年、液晶などの薄型テレビは、大画面化とともに薄型化が進んでいる。このような液晶テレビには、商用交流電圧を所定の直流電圧に変換するためのスイッチング電源装置が設けられている。このようなスイッチング電源装置は液晶パネルの背面に取り付けられるが、薄型テレビのさらなる薄型化に伴い、スイッチング電源装置についても薄型化が求められている。例えば、特許文献1には、プレーナトランスを用いたコンバータにより薄型化を図る技術が記載されている。
米国特許第7019996号明細書(Fig.1)
しかしながら、プレーナトランスなどの技術を用いたスイッチング電源装置では、トランスやコイル部の薄型化は可能になるが、高圧電解コンデンサの薄型化についてはこれまで検討が行なわれてこなかった。また、高圧電解コンデンサは動作温度が高いほど短寿命化する課題があるが発熱部品であるパワーデバイスやチョークコイルの近傍に配置されることから発熱部品からの熱的絶縁が課題となる。
本発明は、前記従来の問題を解決するものであり、さらなる薄型化を図ることができるスイッチング電源装置およびコンデンサの実装方法を提供することを目的とする。
本発明は、配線基板に電気部品、電子部品を実装し、商用交流電圧を整流して、所定の電圧の直流を供給するスイッチング電源装置において、直径より長さの方が長い複数本の高圧電解コンデンサに分けて並列に接続し、それぞれの高圧電解コンデンサを前記配線基板に沿って並べて寝かせて配置したことを特徴とする。
また、高圧電解コンデンサのうち、少なくとも直近の発熱部品と対面したコンデンサにおいては、直近の発熱部品と該コンデンサとの間の配線基板に開口部を設け、該コンデンサと直近の発熱部品とを熱的に絶縁したことを特徴とする。
本発明によれば、必要な容量の単一の高圧電解コンデンサを複数に分けて構成することにより、直径よりも長さの方が長い高圧電解コンデンサが得られ、さらにこれら高圧電解コンデンサを配線基板に寝かせて配置することにより、高圧電解コンデンサの配線基板からの高さを低くすることができる。また、直近の発熱部品と高圧電解コンデンサとを熱的に絶縁することができスイッチング電源装置の長寿命化を図ることができる。
本発明によれば、さらなる薄型化および長寿命化を図ることができるスイッチング電源装置およびコンデンサの実装方法を提供できる。
図1は本実施形態のスイッチング電源装置を薄型テレビの背面に設置したときの状態を示す平面図、図2は薄型テレビを示すブロック図、図3は本実施形態のスイッチング電源装置を示す平面図、図4(a)は図2の裏面図、(b)は図2のA−A線断面図、(c)は図2のB−B線断面図、図5は本実施形態のスイッチング電源装置の回路図である。
図1に示すように、本実施形態のスイッチング電源装置(AC/DCコンバータともいう)1は、液晶やPDP(プラズマディスプレイパネル)などの薄型テレビT1に用いられるものであり、例えば、100〜240Vの商用交流電圧の入力に対して、24Vの直流電圧と5.4Vの待機電源電圧を出力する機能を有する。
スイッチング電源装置1は、薄型テレビT1の薄型表示パネル8の背面に設置される。さらに、薄型テレビT1の薄型表示パネル8の背面には、インバータ基板3a,3b、回路基板4、タイミングコントローラ基板5、フィルタ基板6が設置される。また、薄型テレビT1は、薄型表示パネル8を支持するためのフレームを備えており、上下方向に延びる3本の支柱2a,2b,2cが水平方向に互いに間隔をあけて配置されるように構成されている。本実施形態では、支柱2bと支柱2cとの間の空間にスイッチング電源装置1が配置されている。
図2に示すように、インバータ基板3a,3bは、スイッチング電源装置1の出力コネクタ21a,21bからの直流電圧(例えば、24V)を、バックライトモジュール27の蛍光管(図示せず)に必要な交流電圧(例えば、1〜2kV)に変換して供給する機能を有する。なお、バックライトモジュール27は、蛍光管を備えるものに限定されず、LED(発光ダイオード)を用いたものであってもよい。この場合にはインバータ基板3a,3bはLED駆動基板に置き換わる。
回路基板4は、スイッチング電源装置1とは別の基板で構成され、スイッチング電源装置1の出力コネクタ21cからの24Vの電圧を、例えば、オンボードDC/DCコンバータ29aを介して、タイミングコントロール基板(T−CON)5に必要な直流電圧(例えば、12V)に変換し、またオンボードDC/DCコンバータ29bを介してスピーカなどのオーディオ機器に必要な直流電圧(例えば、13V)に変換する機能を有する。
タイミングコントロール基板5は、薄型表示パネル8の素子を制御する機能を有する。
フィルタ基板6は、低域フィルタ(LPF;Low Pass Filter)であって、スイッチングによって生じる広域のノイズ成分が電源側に漏洩するのを阻止する機能と、AC入力プラグを備えたケーブル6aを有する。
図3に示すように、本実施形態のスイッチング電源装置1は、配線基板9上に、ダイオードブリッジ10(発熱部品)、パワーMOSFET(Field-Effect Transistor)11(発熱部品)、昇圧ダイオード12(発熱部品)、チョークコイル13a〜13c(発熱部品)、高圧電解コンデンサ14a〜14c、パワーMOSFET15a,15b、電源用ICモジュール16、絶縁トランス17a〜17c、整流ダイオード18a〜18c、出力平滑コンデンサ19a〜19d、入力コネクタ20、出力コネクタ21a〜21c、共振コンデンサ23、共振コイル24、制御IC25a,25bなどが実装されて構成されている。
前記配線基板9は、紙フェノール基板やガラスエポキシ基板(例えば、厚さ1mm)などで構成された挿入基板であり、長方形状に形成されている。なお、図4(a)に示すように、配線基板9の幅W(例えば、160mm)および長さL(例えば290〜320mm)は、支柱2b,2c間に配設可能となるように設定される(図1参照)。
また、配線基板9には、高圧電解コンデンサ14a〜14cに対応する位置に、高圧電解コンデンサ14a〜14cの長さL1(例えば、40〜50mm、図3参照)より若干長く、配線基板9を貫通する開口部9a〜9cが互いに横方向(幅方向)に間隔を開けて並んで形成されている。この開口部9a〜9cは、細長形状であり、その幅W1が高圧電解コンデンサ14a〜14cの直径R1(例えば10mm、図3参照)よりも短く形成されている。また、開口部9a〜9cは、配線基板9の長手方向(長さ方向)に長く形成されている。なお、開口部9cは、他の開口部9a,9bの幅W1よりも若干広い幅W2に設定されている。
また、配線基板9には、出力平滑コンデンサ19d〜19gに対応する位置に、出力平滑コンデンサ19d〜19gの長さL2(図3参照)より若干長く、配線基板9を貫通する開口部9d〜9gが互いに横方向(幅方向)に間隔を開けて並んで形成されている。この開口部9d〜9gは、細長形状であり、その幅W3が出力平滑コンデンサ19a〜19dの直径R2(図3参照)よりも短く形成されている。また、開口部9d〜9gは、配線基板9の長手方向(長さ方向)に長く形成されている。
図4(c)に示すように、高圧電解コンデンサ14a〜14cは、配線基板9の長手方向(長さ方向)に向けて寝かせて配置されている。さらに、図4(b),(c)に示すように、高圧電解コンデンサ14a〜14cは、その一部が開口部9a〜9c内に位置するように(落とし込まれるように)配置されている。したがって、配線基板9の表面から高圧電解コンデンサ14a〜14cの上端部までの高さHが、高圧電解コンデンサ14a〜14cの直径R1よりも小さくなるように設定されている。なお、高圧電解コンデンサ14a〜14cは、その先端の端子が配線基板9に形成されたスルーホールに挿入されて、配線基板9の裏面側において半田接続されるようになっている。
ちなみに、高圧電解コンデンサ14a〜14cを3個に分けたのは、単一の高圧電解コンデンサでは直径が大きくなるので、薄型のスイッチング電源装置1とするために、高圧電解コンデンサの1個の直径を小さくするためである。高圧電解コンデンサの個数は2個または4個以上でもかまわない。また、高圧電解コンデンサ14a〜14cの直径R1よりも長さL1のほうが長いコンデンサとすることにより、高圧電解コンデンサ14a〜14cを細長くすることが可能になり、高圧電解コンデンサ14a〜14cを配線基板9に寝かせて配置したときの配線基板9表面からの高圧電解コンデンサ14a〜14cの高さHをより低く設定することが可能になる。
図4(c)に示すように、高圧電解コンデンサ14a〜14cは、配線基板9と接着剤27a,27bを介して固定されている。さらに詳述すると、接着剤27aは、高圧電解コンデンサ14aと14bとの間の配線基板9上に設けられ、高圧電解コンデンサ14a,14bと配線基板9とを固定している。また、接着剤27bは、高圧電解コンデンサ14bと14cとの間の配線基板9上に設けられ、高圧電解コンデンサ14bと14cとを固定している。なお、高圧電解コンデンサ14cと、この高圧電解コンデンサ14cに近接するダイオードブリッジ10、パワーMOSFET11、昇圧ダイオード12(図3参照)およびチョークコイル13a〜13c(図3参照)からなる発熱部品との間の配線基板9には接着剤を設けずに、高圧電解コンデンサ14cと配線基板9との間に隙間28が形成されるように構成されている。パワーMOSFET11から発生した熱はアルミ放熱板26aを介して配線基板9に伝導されるとともに各部表面から放射されるが、配線基板9の温度は上昇する。高圧電解コンデンサ14cと配線基板9との間の隙間28により配線基板9の熱が直接に高圧電解コンデンサ14cに伝導することを防止し、高圧電解コンデンサ14cの温度上昇を抑制して短寿命化を防止する。
なお、パワーMOSFET11は、ダイオードブリッジ10とともに、アルミなどの放熱性を有するアルミ放熱板26aを介して配線基板9に搭載されている。また、整流ダイオード18a,18bについても、同様にアルミ放熱板26bを介して配線基板9に搭載されている。
図5に示すように、入力コネクタ20から導入された商用交流電圧は、ダイオードブリッジ10で整流され、その後段に接続されたPFC(Power Factor Correction)回路(力率改善回路)30において、例えば380Vの直流に昇圧される。なお、このPFC回路30は、パワーMOSFET11と、昇圧ダイオード12と、チョークコイル13a〜13c、制御IC25aとを含んでいる。また、チョークコイル13a〜13cは、直列に接続されて構成され、制御IC25aは、パワーMOSFET11をON/OFF制御する回路である。
PFC回路30の後段には、3つの高耐圧の電解コンデンサ(高圧電解コンデンサ)14a〜14cが並列に接続されている。3つの並列された高圧電解コンデンサ14a〜14cの後段には、DC−DCコンバータ回路が2組接続されている。うち1組はメイン回路であり、残り1組はリモートコントロールスイッチで電源オフの状態とした場合にも動作を継続するスタンバイ電源回路である。
前記メイン回路はシングルエンデッドプッシュプル方式であり、高圧電解コンデンサ14a〜14cの+−両極の間に、直列されたパワーMOSFET15a、15bが接続されている。2つのパワーMOSFET15a、15bの中間の接続点P1に共振コイル24が接続されている。共振コイル24は、絶縁トランス(薄型巻線トランス、あるいはプレーナトランス)17aの1次側コイルの一方の端子に接続されている。また、パワーMOSFET15bのソース側に共振コンデンサ23が接続されている。共振コンデンサ23は、絶縁トランス(薄型巻線トランス、あるいはプレーナトランス)17bの1次側コイルの一方の端子に接続されている。そして、絶縁トランス17aの他端は、絶縁トランス17bの他端と接続されている。なお、パワーMOSFET15a、15bは、制御IC25bによって相補にON/OFF制御され、そのスイッチング周波数を制御することによって2次側の直流電圧が負荷に依らず例えば24Vで一定になるように1次側からの供給電力が制御される。また、共振コンデンサ23と共振コイル24は電流共振回路を構成し、メイン回路の1次側の電流を正弦波に近づける機能を有している。
絶縁トランス17aの2次側コイルの両端子には整流ダイオード18a、18aが接続され、その整流ダイオード18a、18aのカソード側端子が並列の出力平滑コンデンサ19a〜19dの+極に接続される。また、絶縁トランス17aの2次側コイルの中間接続点は、出力平滑コンデンサ19a〜19dの−極に接続される。同様にして、絶縁トランス17bの2次側コイルの両端子には整流ダイオード18b,18bが接続され、その整流ダイオード18b,18bのカソード側端子が並列の出力平滑コンデンサ19a〜19dの+極に接続されている。また、絶縁トランス17bの2次側コイルの中間接続点は、出力平滑コンデンサ19a〜19dの−極に接続される。また、出力平滑コンデンサ19a〜19dの+極、−極がそれぞれ出力コネクタ21a〜21cに接続され、メイン回路の2次側出力となる。
一方のスタンバイ電源回路は、前記した3つの高圧電解コンデンサ14a〜14cの+極に、絶縁トランス17cの1次側コイルの一方の端子が接続され、絶縁トランス17cの1次側コイルの他方の端子には、電源用ICモジュール16を介して高圧電解コンデンサ14a〜14cの−極に接続される。また、絶縁トランス17cの1次側コイルと並列に、電源用ICモジュール16の内部に有するパワースイッチング素子のターンオフ時の電圧跳ね上がりを抑制してスイッチング損失を抑制するためのコンデンサ16aとダイオード16bが接続される。なお、電源用ICモジュール16の内部に有するパワースイッチング素子としては、スタンバイ電源回路は小電力なので必ずしもパワーMOSFETである必要はない。
絶縁トランス17cの2次側コイルの一方の端子には整流ダイオード18cが接続され、そのカソード側端子が出力平滑コンデンサ19eの+極に接続される。そして、絶縁トランス17cの2次側コイルの他方の端子は、出力平滑コンデンサ19eの−極に接続される。そして、出力平滑コンデンサ19eの+極、−極が出力コネクタ21cに接続され、スタンバイ電源回路の2次側出力となる。
このように構成されたスイッチング電源装置1では、入力コネクタ20から商用交流電力(例えば、100〜240V)が入力されて、高圧電解コンデンサ14a〜14cが所定電圧に充電されると作動を開始して、PFC回路30のパワーMOSFET11のゲートが制御され、PFC回路30を電流連続動作型の昇圧コンバータとして制御される。なおPFC回路30は電流臨界動作型,または電流不連続動作型,その他ソフトスイッチング型回路であってもよい。また、メイン回路の2次側の出力電圧がフィードバック回路(図示せず)によってパワーMOSFET15a、15bがスイッチング制御され、2次側の出力電圧が一定に制御される。
次に、本実施形態のスイッチング電源装置1の作用効果について説明する。
本実施形態によれば、1つの高耐圧の電解コンデンサを複数個に分けるとともに直径R1よりも長さL1の方が長い高圧電解コンデンサ14a〜14cとし、さらに配線基板9上に寝かせて配置することにより、配線基板9の表面からの高さを低くすることができ、薄型のスイッチング電源装置1を得ることが可能になる。
また、本実施形態によれば、配線基板9に3つの開口部9a〜9cを形成し、それぞれの開口部9a〜9cに高圧電解コンデンサ14a〜14cが落とし込まれるように配置されるので、配線基板9の表面からの高さを、高圧電解コンデンサ14a〜14cの直径R1よりも低くすることが可能になり、さらに薄型のスイッチング電源装置1を得ることが可能になる。例えば、配線基板9の裏面側も含めた高さが12.3mmの薄型のスイッチング電源装置1を得ることができる。
ところで、高圧電解コンデンサ14a〜14cは、発熱部品からなる、パワーMOSFET11、昇圧ダイオード12およびチョークコイル13a〜13cとともにひとまとまりの回路であるため、ノイズを抑制するために、互いに近づけて配置する必要がある。そこで、本実施形態では、高圧電解コンデンサ14a〜14cを配線基板9に接着剤27a,27bを介して固定する際に、発熱部品(10〜13)に近い側に位置する高圧電解コンデンサ14cには接着剤を設けず、高圧電解コンデンサ14cと配線基板9との間に隙間28を形成したので、発熱部品(10〜13)から配線基板9の表面を伝わって流れてくる熱を、隙間28を介して配線基板9の裏面側に逃がすことが可能になる。よって、高圧電解コンデンサ14a〜14cに対する熱害による短寿命化を抑制することが可能になる。
また、本実施形態によれば、図1に示すように、配線基板9を長方形状に形成して、薄型表示パネル8の背面に配置するとともに、高圧電解コンデンサ14a〜14cを配線基板9の上下方向中央よりも下側に配置したことにより、高圧電解コンデンサ14a〜14cの温度を低く保つことができ、短寿命化を防止することが可能になる。
また、本実施形態によれば、図3に示すように、高圧電解コンデンサ14a〜14cを配線基板9の長手方向(上下方向)に沿って配置したことにより、熱の流れを阻害することがなくなる。つまり、高圧電解コンデンサ14a〜14cの上下方向下側から上昇してくる熱を、高圧電解コンデンサ14aと14bとの間、高圧電解コンデンサ14bと14cとの間に流すことが可能になる。よって、高圧電解コンデンサ14a〜14cの短寿命化を防止することができる。
また、本実施形態によれば、出力平滑コンデンサ19a〜19dも、高圧電解コンデンサ14a〜14cと同様に、配線基板9に開口部9d〜9gを形成して、出力平滑コンデンサ19a〜19dを配線基板9に寝かせて配置するとともに、出力平滑コンデンサ19a〜19dの一部が開口部9d〜9gに落とし込まれるように配置されている。よって、出力平滑コンデンサ19a〜19dの配線基板9の表面からの高さを低くすることができ、薄型のスイッチング電源基板1を得ることが可能になる。出力平滑コンデンサ19a〜19dについても高圧電解コンデンサ14a〜14cと同様に配線基板9からの伝導熱を直接受けないことにより熱害による短寿命化を抑制することが可能になる。
図6(a)は本実施形態のスイッチング電源装置1の変形例を示す一部省略平面図、(b)は(a)のC−C線断面図である。本実施形態の変形例は、高圧電解コンデンサ14a〜14cと、この高圧電解コンデンサ14a〜14cに近接して設けられる発熱部品(ダイオードブリッジ10、パワーMOSFET11、昇圧ダイオード12、チョークコイル13a〜13c)との間の配線基板9にスリット穴9hを形成したものである。なお、その他の構成は同一の符号を付してその説明を省略する。
スリット穴9hは、高圧電解コンデンサ14cの隣に上下方向(長手方向)に沿って細長く形成されている。また、スリット穴9hの幅W4は、高圧電解コンデンサ14a〜14cが落とし込まれる開口部9a〜9cの幅W1よりも狭く形成されている。
図6に示す実施形態によれば、発熱部品(10〜13)から発生して配線基板9の表面を伝わってきた熱を、スリット穴9hを介して配線基板9の裏面側に逃がすことができる。よって、高圧電解コンデンサ14a〜14cの熱害(短寿命化)を抑制することが可能になる。
また、図6に示す実施形態によれば、スリット穴9hの幅W4を開口部9a〜9cの幅W1よりも狭く形成し、スリット穴9hを長手方向に延びるように形成することで、配線基板9の配線パターンの設計自由度が大きく損なわれることがない。
図7は高圧電解コンデンサの変形例を示し、(a)は斜視図、(b)は配線基板に搭載したときの断面図である。図7(a)に示すように、本実施形態の変形例における高圧電解コンデンサ14Aは、楕円形状に形成されたコンデンサである。図7(b)に示すように、3つの高圧電解コンデンサ14Aの長軸が配線基板9に平行に、短軸が配線基板9に垂直になるようにして、高圧電解コンデンサ14Aの一部が開口部9a〜9cに落とし込まれるように配置される。これにより、高圧電解コンデンサ14Aの配線基板9の表面からの高さH1(<H)を低く設定することができ、薄型のスイッチング電源装置1を得ることが可能になる。
図8は高圧電解コンデンサを面実装基板に搭載したときの斜視図である。図8に示す実施形態は、面実装基板(配線基板)9Aを用いて高圧電解コンデンサ14a〜14cを搭載したものである。この場合、高圧電解コンデンサ14a〜14cを面実装基板9Aに搭載する場合には、高圧電解コンデンサ14a〜14cの端子14Sがクランク状に折り曲げられた状態で面実装基板9Aの配線パターンの所定位置に実装される。
このように、高圧電解コンデンサ14a〜14cを面実装基板9Aに搭載することにより、高圧電解コンデンサ14a〜14cの端子14Sの先端部が配線基板の裏面側に突出することがないので、さらに薄型のスイッチング電源装置1を得ることが可能になる。
本実施形態のスイッチング電源装置を薄型テレビの背面に設置したときの状態を示す平面図である。 液晶表示装置を示すブロック図である。 本実施形態のスイッチング電源装置を示す平面図である。 (a)は図2の裏面図、(b)は図2のA−A線断面図、(c)は図2のB−B線断面図である。 本実施形態のスイッチング電源装置の回路図である。 本実施形態のスイッチング電源装置の変形例を示し、(a)は平面図、(b)は(a)のC−C線断面図である。 高圧電解コンデンサの変形例を示し、(a)は斜視図、(b)は配線基板に搭載したときの断面図である。 高圧電解コンデンサを表面実装基板に搭載したときの状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 スイッチング電源装置
2a,2b,2c 支柱
3a,3b インバータ基板
5 タイミングコントローラ(T-con)基板
6 フィルタ基板
8 薄型表示パネル
9 配線基板
9A 面実装基板
9a〜9c 開口部
9d〜9g 開口部(別の開口部)
9h スリット穴
10 ダイオードブリッジ(発熱部品)
11 パワーMOSFET(発熱部品)
12 昇圧ダイオード(発熱部品)
13a〜13c チョークコイル(発熱部品)
14a〜14b 高圧電解コンデンサ
15a,15b パワーMOSFET
16 電源用ICモジュール
17a〜17c 絶縁トランス
18a〜18c 整流ダイオード
19a〜19d 出力平滑コンデンサ(出力コンデンサ)
20 入力コネクタ
21a〜21c 出力コネクタ
22 電源ケーブル
23 共振コンデンサ
24 共振コイル
25a,25b 制御IC
26a,26b アルミ放熱板
27a,27b 接着剤
28 隙間
29a,29b オンボードDC/DCコンバータ

Claims (10)

  1. 配線基板に電気部品、電子部品を実装し、商用交流電圧を整流して、所定の電圧の直流を供給するスイッチング電源装置において、
    直径より長さの方が長い複数本の高圧電解コンデンサに分けて並列に接続し、それぞれの高圧電解コンデンサを前記配線基板に沿って並べて寝かせて配置したことを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記配線基板を貫通する複数の開口部を有し、それぞれの前記高圧電解コンデンサの一部が前記開口部に落とし込まれるように配置されたことを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記高圧電解コンデンサは、接着剤を介して前記配線基板に固定され、
    発熱部品に近い側に位置する前記高圧電解コンデンサには前記接着剤を設けず、前記高圧電解コンデンサと前記配線基板との間に隙間を形成したことを特徴とする請求項2に記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記配線基板は長方形状であり、
    薄型表示パネルの背面に長手方向を上下に向けて配置するとともに、前記高圧電解コンデンサを前記配線基板の上下方向中央よりも下側に配置したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のスイッチング電源装置。
  5. 前記高圧電解コンデンサは、前記配線基板の長手方向に沿って配置されることを特徴とする請求項4に記載のスイッチング電源装置。
  6. 前記配線基板は、前記高圧電解コンデンサと前記発熱部品との間にスリット穴を形成したことを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれか1項に記載のスイッチング電源装置。
  7. 前記スリット穴は、前記開口部の幅よりも狭く形成したことを特徴とする請求項6に記載のスイッチング電源装置。
  8. 前記配線基板を貫通する別の開口部を有し、出力コンデンサの一部が前記別の開口部に落とし込まれるように配置されることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のスイッチング電源装置。
  9. 前記配線基板は、面実装基板からなることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のスイッチング電源装置。
  10. 商用交流電圧を整流して、所定の電圧の直流を供給するスイッチング電源装置に搭載されるコンデンサの実装方法において、
    前記高圧電解コンデンサは、配線基板からの高さが前記高圧電解コンデンサの直径未満となるように配置されることを特徴とするコンデンサの実装方法。
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