JP2009100501A - 電線用プロテクタ - Google Patents

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Takuya Maruhashi
卓也 丸橋
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Abstract

【課題】電線Wのロック不良を無くし電線が傷つくことが無く、電線の収納が容易に行える電線用プロテクタを提供する。
【解決手段】電線用プロテクタ10は、電線Wを収納するために側壁21,22を有するプロテクタ本体11と、プロテクタ本体11の側壁21に設けられて電線W側に倒れ込ませることでプロテクタ本体11内から電線Wがはみ出すのを防ぐ電線はみ出し防止板12と、電線はみ出し防止板12を電線W側に倒した後にプロテクタ本体11を閉じる蓋部材13を備え、電線はみ出し防止板12は、側壁21から離れる方向Y1に向けて側壁21から設けられており、電線はみ出し防止板12を電線W側に倒れ込ませるために、電線はみ出し防止板12は、側壁21に対して板厚を薄くして波状に形成された接続部分50により接続されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電線用プロテクタに関し、特に電線の少なくとも一部を収納して自動車の車体や機器などの対象物に対して保持するための電線用プロテクタに関する。
自動車などに使用されているワイヤーハーネスのような電線は、例えば自動車の車体や機器などに保持するためにプロテクタを使用することがある。この種のプロテクタは、電線を収容するためにU字型の長溝体のプロテクタ本体と、このプロテクタ本体を開閉する蓋体を有している。(例えば、特許文献1と特許文献2を参照)。
特開平8−149653号公報 実開平3−111121号公報
ところが、特許文献1に記載されているプロテクタでは、かみ込み防止突部と本体側壁の間に電線が挟まれてしまい、かみ込み防止突部の鋭角な部分が電線を傷つけてしまうおそれがある。
また、特許文献2に記載されているプロテクタでは、はみ出し防止板が係止部に挟まれて、ロックができなくなる場合がある。
そこで、本発明は上記課題を解消するために、電線のロック不良を無くし電線が傷つくことが無く、電線の収納が容易に行える電線用プロテクタを提供することを目的とする。
上記課題を解消するために、本発明の電線用プロテクタは、電線を収納するプロテクタであって、
前記電線を収納するために側壁を有するプロテクタ本体と、
前記プロテクタ本体の前記側壁に設けられて前記側壁の外側から前記側壁の内側の前記電線側に倒れ込ませることで前記プロテクタ本体内から電線がはみ出すのを防ぐ電線はみ出し防止板と、
前記電線はみ出し防止板を前記電線側に倒した後に前記プロテクタ本体を閉じる蓋部材を備え、
前記電線はみ出し防止板は、前記側壁の外側において前記側壁から離れる方向に向けて設けられており、
前記電線はみ出し防止板を前記電線側に倒れ込ませるために、前記電線はみ出し防止板は、前記側壁よりも板厚を薄くした接続部分により、前記側壁に対して接続されていることを特徴とする。
これにより、電線はみ出し防止板は接続部分を介して電線側に倒れ込ませることができ、電線が側壁の外側にはみ出ないようにすることができ、電線のロック不良を無くし電線が傷つくことが無く、電線の収納が容易に行える
本発明の電線用プロテクタでは、好ましくは前記蓋部材を上側として前記プロテクタ本体の底部を下側とすると、前記電線はみ出し防止板の前記接続部分は、前記側壁から離れる方向に向けている状態では凸状部分を有し、
前記側壁から前記電線はみ出し防止板へ向かう方向に沿った前記接続部分の長さは、前記プロテクタ本体部材の側壁の板厚の2倍以上に設定されていることを特徴とする。
これにより、接続部分は、弾性変形をすることについて十分な柔軟性を有しており、電線はみ出し防止板はこの接続部分を介して電線側に容易に確実に倒れ込ませることができる。柔軟に変形させるのは接続部分に分担させることができるので、電線はみ出し防止板はある程度厚みのある部材とすることができ、電線はみ出し防止板はプロテクタ本体内の電線を確実の押さえ込むことができる。
本発明の電線用プロテクタでは、好ましくは前記蓋部材は、前記側壁と対向している別の側壁に対してヒンジ部を用いて一体的に取り付けられており、
前記電線はみ出し防止板と前記接続部分は、前記ヒンジ部とは反対の位置に配置されていることを特徴とする。
これにより、プロテクタ本体と蓋部材とを一体的に構成しても、電線Wのロック不良を無くし電線が傷つくことが無く、電線の収納が容易に行える。
本発明の電線用プロテクタでは、好ましくは前記蓋部材は、前記側壁に対して別体に形成されていることを特徴とする。
これにより、プロテクタ本体と蓋部材を別部材に構成しても、電線Wのロック不良を無くし電線が傷つくことが無く、電線の収納が容易に行える。
本発明の電線用プロテクタでは、好ましくは前記電線はみ出し防止板は、前記側壁において長手方向に関してほぼ中央部分に配置されていることを特徴とする。
これにより、電線が側壁からはみ出し易い側壁のほぼ中央部分に電線はみ出し防止板を設けているので、さらに電線のはみ出しを防止でき、電線のロック不良を無くし電線が傷つくことが無く、電線の収納が容易に行える。
本発明によれば、ロック不良を無くし電線が傷つくことが無く、電線の収納が容易に行える。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1〜図3は、本発明の電線用プロテクタの好ましい第1実施形態を示しており、図1は、電線用プロテクタの蓋部材が開いた状態を示し、図2は、電線用プロテクタの蓋部材を閉じようとしている状態を示し、図3は、電線用プロテクタの蓋部材を完全に閉めた状態を示している。
図1に示すように、電線用プロテクタ10は、電線Wの少なくとも一部分を収納するために用いられる。電線用プロテクタ10は、プロテクタ本体11と、電線はみ出し防止板12と、蓋部材13を備える。図1に示す電線Wは、例えば自動車などの移動体に用いられるワイヤーハーネスであり、大小の太さの電線の束である。
図1に示すように、プロテクタ本体11は、電線Wの少なくとも一部分を収納するために、長方形状の第1側壁21と長方形状の第2側壁22と長方形状の底面部23を有する。電線はみ出し防止板12は、プロテクタ本体11の第1側壁21に設けられて、プロテクタ本体11内から電線20がはみ出すのを防ぐための部材である。
蓋部材13は、プロテクタ本体11において第1側壁21と第2側壁22と底面部23により形成されている直方体形状の収納空間26を閉じるための部材である。電線用プロテクタ10は、例えば電気絶縁性を有するプラスチック、具体的にはポリプロピレン(PP)やポリアセタール(PA)により形成されているが、特に限定されない。
図1に示すように、プロテクタ本体11の第1側壁21と第2側壁22は、X方向に沿って平行にしかも対面しており、第1側壁21と第2側壁22は、底面部23の一方の縁部分と他方の縁部分からそれぞれ直角に立ち上げることで形成されている。従って、プロテクタ本体11は、第1側壁21と第2側壁22と底面部23により形成されている第1開口部24と第2開口部25を有している。第1開口部24と第2開口部25は、X方向と直交するY方向に沿って形成されており、電線Wを通す。
図1に示すように、電線Wの一部分は、底面部23の内面上に置かれた状態で例えば第1側壁21に沿うようにしてX方向に向けてプロテクタ本体11の収納空間26内に収納され、電線Wは第1開口部24と第2開口部25を通じてプロテクタ本体11内から外側に導出される。
図1に示すように、蓋部材13は、平面部30と、2つのはめ込み突起部31A,31Bと、ヒンジ部32を有している。平面部30は、プロテクタ本体11の収納空間26を覆う大きさを有しており、長方形状に形成されている。ヒンジ部32は、平面部30の内側部分30Bと第2側壁22の上端部とを接続しており、平面部30をR方向に沿ってヒンジ部32を回転中心として回すことで、蓋部材13はプロテクタ本体11の収納空間26を閉じることができる。
図1に示すように、2つのはめ込み突起部31A,31Bは、それぞれ同じ形状を有しており、平面部30の外側部分30Cの両端部に突出して形成されている。はめ込み突起部31A,31Bは、平面部30に対して直交する方向に突出して形成されている。
図1に示すように、第1側壁21には、電線はみ出し防止板12と、2つの取り付け部41,42が形成されている。2つの取り付け部41,42は、第1側壁21のX方向に沿った両端部に形成されており、それぞれ穴部43,44を有している。2つのはめ込み突起部31A,31Bと2つの取り付け部41,42は、蓋部材13のロック機構を構成している。
図2と図3に示すように、取り付け部41の穴部43には、既に説明した一方のはめ込み突起部31Aがはめ込んで固定され、取り付け部42の穴部44には、既に説明した他方のはめ込み突起部31Bがはめ込んで固定される。これにより、蓋部材13はプロテクタ本体11に対して固定され、蓋部材13はプロテクタ本体11の収納空間26を閉じた状態を保持することができる。
図4は、図1のS方向から見た電線はみ出し防止板12と接続部分50およびプロテクタ本体11の一部を示す断面図である。図4(A)は、図1のA1―A1線における断面図であり、図4(B)は、図2のA2―A2線における断面図である。図4(C)は、図3のA3―A3線における断面図である。
図1に示すように、電線はみ出し防止板12は、第1側壁21の上辺部部分であってX方向に関して中央位置において第1側壁21に対して連続して形成されている。すなわち、電線はみ出し防止板12は、2つの取り付け部41,42の間であって、好ましくは第1側壁21のX方向に関して真中の位置に配置されている。このように、電線はみ出し防止板12が第1側壁21の真中の位置に配置されているのは、蓋部材13を閉める際に、蓋部材13が第1側壁21の真ん中当たりの部分に対応する電線Wの部分を噛み込み易いことから、電線はみ出し防止板12を第1側壁21の真中の位置に配置することで、電線Wの噛み込みを確実に防止することができるからである。
図1と図4に示すように、電線はみ出し防止板12は、長方形状の板部材であり、第1側壁21の外側面から離れる方向Y1に向けて突出して設けられている。電線はみ出し防止板12は、蓋部材13が電線Wに噛み込むのを防止する噛み込み防止リブである。この電線はみ出し防止板12は、接続部分50を有している。
図2と図4に示すように、この接続部分50は、作業者が電線はみ出し防止板12をプロテクタ本体11内の電線W側に倒れ込ませることで電線Wを、特に電線Wの真ん中の領域部分を押さえ込むために設けられているヒンジ部である。
接続部分50は、電線はみ出し防止板12の基部12Bと第1側壁21の上辺部51を接続している。電線はみ出し防止板12の自由端部12Cは、接続部分50を中心としてG方向に沿って回転させることで、電線はみ出し防止板12は、収納空間26内の電線W側に倒れ込ませて電線Wの真ん中の領域を押さえるようになっている。
図4に示すように、接続部分50は、2つの凸状部分55,56を有している。一方の凸状部分55は、電線はみ出し防止板12の基部12Bと他方の波状部分56を接続しており、他方の波状部分56は、一方の凸状部分55と第1側壁21の上辺部51を接続している。
図4の例では、一方の凸状部分55と他方の凸状部分56は同じ大きさであり、Z1方向に向けて突出した形状となるように、例えば下に凸に形成されている。また、凸状部分55と凸状部分56の間の部分は、上に凸に形成されている。蓋部材13を上側としてプロテクタ本体11の底面部23を下側とすると、電線はみ出し防止板12の接続部分50は、上側に向いた2つの凸状部分5,56を有している。
接続部分50の厚みは、第1側壁21の板厚Dに比べて薄く設定されているが、接続部分50は、ある程度の厚みのあるしっかりしとした変形しにくい電線はみ出し防止板12を第1側壁21に対して接続して設けることができる。すなわち、接続部分50は、弾性変形をすることについて十分な柔軟性を有しており、電線はみ出し防止板12,12はこの接続部分50を介して電線W側に容易に確実に倒れ込ませることができる。柔軟に変形させるのは接続部分50に分担させることができるので、電線はみ出し防止板12はある程度厚みのある部材とすることができ、電線はみ出し防止板12はプロテクタ本体11B内の電線Wを確実の押さえ込むことができる。
図4に示すように、接続部分50は、作業者が電線はみ出し防止板12をG方向に沿って電線W側に倒れ込ませた場合に、接続部分50が弾力性を備えることができ折れにくい。このように、電線はみ出し防止板12をG方向に沿って電線W側に倒れ込ませた場合には、接続部分50は、第1側壁21の上辺部51において第1側壁21の外面側に突出しており、接続部分50が蓋部材13と第1側壁21の間に挟まれてしまうことはない。
しかも、図4に示すように、第1側壁21から電線はみ出し防止板12へ向かう方向(Y方向)に沿った接続部分50の長さLは、プロテクタ本体11の部材である第1側壁21の板厚Dの2倍以上に設定されている。
具体的には、第1側壁21の板厚Dは例えば1mm〜2mmであるが、第1側壁21の板厚Dが1mmであれば、接続部分50の長さLは、例えば3mmである。また、例えば第1側壁21の板厚Dは2mmであれば、接続部分50の長さLは、例えば4mmである。
更に好ましくは、接続部分50の長さLの下限値は、プロテクタ本体11の部材である第1側壁21の板厚Dの2倍以上であって、接続部分50の長さLの上限値は、3倍以下に設定されている。
接続部分50の長さLが、プロテクタ本体11の部材である第1側壁21の板厚Dの2倍未満、あるいは3倍以上であっても良いが、2倍以上であると、図4(b)の2つの凸状部分55,56を小さく曲げる必要が無いため、作業者にかかる負荷が小さくなり好ましい。また、接続部分50の長さLが、プロテクタ本体11の部材である第1側壁21の板厚Dの3倍未満であると、蓋部材13を完全に閉めた状態(図3)において、接続部分50が蓋部材13からはみ出る部分が小さく、スペースを多く占有することも無いので、好ましい。さらに接続部分50が蓋部材13の端部と接触する恐れも無いので、取り付け部41、42へはめ込み突起部31A,31Bが確実にはめ込まれて固定されるので好ましい。
このように、図1に示すように、蓋部材13は、第2側壁22にヒンジ部32を用いて第2側壁22に対して、一体的に取り付けられている。これに対して、図1に示すように、電線はみ出し防止板12は、ヒンジ部32とは反対の位置の第1側壁21の上辺部51に対して、接続部分50を用いて一体的に接続して配置されている。
次に、上述した電線用プロテクタ10の使用例を説明する。
図1に示すように、電線用プロテクタ10の蓋部材13は、開いた状態になっており、プロテクタ本体11の収納空間26は開放されている。電線はみ出し防止板12は、Y1方向に、すなわち水平方向に突出した状態である。
電線Wは、この収納空間26内の底面部23上に、X方向に沿わせて配置され、電線Wは例えば第1側壁21の内側寄りに位置される。
次に、図1と図4(A)に示すように、作業者が電線はみ出し防止板12をG方向に沿ってほぼ180度回転して電線W側に倒れ込ませて、図4(B)に示すように電線Wが収納空間26内から外側にはみ出ないようにする。そして、このように電線Wが収納空間26内から外側にはみ出ないような状態を維持しながら、作業者が蓋部材13をR方向に沿ってほぼ180度回転して収納空間26を閉じると、図2と図3、図4(C)に示すように、蓋部材13は電線はみ出し防止板12の上から被せるようにしてR方向に閉じることができる。
取り付け部41の穴部43には、一方のはめ込み突起部31Aがはめ込まれて嵌め合わされ、同時に取り付け部42の穴部44には、他方のはめ込み突起部31Bがはめ込まれて嵌め合わされる。これにより、蓋部材13はプロテクタ本体11側の収納空間26を閉じた状態でプロテクタ本体11側に固定される。
これにより、図3に示すように、蓋部材13が電線Wを噛み込まないようにして、蓋部材13はプロテクタ本体11の第1側壁21に対して固定できる。すなわち、電線用プロテクタ10は、電線Wの噛み込みを確実に防ぎながら電線Wの任意の位置に取り付けることができる。
電線はみ出し防止板12は、接続部分50を介して第1側壁21に対して接続されており、図4(A)と図4(B)に示すように、接続部分50は、第1側壁21の外側において一方の凸状部分55と他方の凸状部分56を有しており、しかも接続部分50の長さLは、プロテクタ本体11の部材である第1側壁21の板厚Dの2倍以上に設定されている。
このため、電線はみ出し防止板12を電線W側に倒れ込ませた状態でも、接続部分50は、第1側壁21の外側に位置している。すなわち、図3と図4(C)に示すように、蓋部材13が完全に閉じた状態でも、蓋部材13と接続部分50は、互いに干渉しないので、蓋部材13により収納空間26を閉じる動作に影響を与えずに、蓋部材13により収納空間26は完全に閉じることができる。
しかも、図4(A)〜図4(C)に示すように、接続部分50は、第1側壁21の外側において一方の凸状部分55と他方の凸状部分56を有している。このため、電線はみ出し防止板12をG方向に沿って電線Wに向けて折り曲げる際には、この接続部分50が折れにくい。接続部分50が、第1側壁21の外側において2つ以上の凸状部分55と凸状部分56を有していることから、電線はみ出し防止板12をG方向に折り曲げても接続部分50は、折れてしまうことを防ぐことができるので、電線Wを収納空間26内に押さえ込む作業ができなくなることを防止できる。
第1実施形態の電線用プロテクタ10では、蓋部材13とプロテクタ本体11を一体的に構成して部品点数を減らしても、電線Wのロック不良を無くし電線Wが傷つくことが無く、電線Wの収納が容易に行える。
また、電線Wが側壁21からはみ出し易い側壁21のほぼ中央部分に電線はみ出し防止板12を設けているので、さらに電線Wのはみ出しを防止でき、電線Wのロック不良を無くし電線Wが傷つくことが無く、電線Wの収納が容易に行える。
<第2実施形態>
次に、本発明の電線用プロテクタの好ましい第2実施形態を、図5を参照して説明する。
図5は、本発明の電線用プロテクタの好ましい第2実施形態を示す斜視図である。
図5に示す本発明の第2実施形態の電線用プロテクタ10Bは、既に説明した本発明の第1実施形態の電線用プロテクタ10と比べると、次の点が異なるが、図5に示す電線用プロテクタ10Bの構成要素が、図1〜図4に示す電線用プロテクタ10の対応する構成要素と同様である場合には、同じ符号を記してその説明を用いる。
図5に示すように、電線用プロテクタ10Bは、プロテクタ本体11Bと、2つの電線はみ出し防止板12と、蓋部材13Bを備える。この第2実施形態では、プロテクタ本体11Bと蓋部材13Bとは別部材であり、プロテクタ本体11Bと蓋部材13Bは共に断面U字型を有している。蓋部材13は、平面部33B、2つの側面部33C、33Dを有している。プロテクタ本体11Bは、底面部23,第1側壁21,第2側壁22を有する。
第1側壁21のX方向に関して中央位置には、一方の電線はみ出し防止板12が接続部分50を介してY1方向に突出して設けられている。第2側壁22のX方向に関して中央位置には、他方の電線はみ出し防止板12が接続部分50を介して、Y1方向とは反対方向であるY2方向に突出して設けられている。
図5に示すように、電線用プロテクタ10Bの蓋部材13Bは、開いた状態になっており、プロテクタ本体11Bの収納空間26は開放されている。電線はみ出し防止板12,12は、Y1方向とY2方向に、すなわち水平方向に突出した状態である。
電線Wは、この収納空間26内の底面部23上に、X方向に沿わせて配置される。
次に、作業者が電線はみ出し防止板12,12をG方向に倒れ込ませて、電線Wが収納空間26内から外側にはみ出ないようにする。そして、このように電線Wが収納空間26内から外側にはみ出ないような状態を維持しながら、蓋部材13Bにより収納空間26を閉じる。
これにより、蓋部材13Bが電線Wを噛み込まないようにして、蓋部材13の側面部33C、33Dは、第1側壁21と第2側壁22のそれぞれ外側にはめ込まれることで、蓋部材13Bはプロテクタ本体11Bに対してロックできる。電線用プロテクタ10Bは、電線Wの噛み込みを確実に防ぎながら電線Wの任意の位置に取り付けることができる。蓋部材13Bとプロテクタ本体11Bを別部材で構成した場合であっても、第2実施形態の電線用プロテクタ10Bでは、電線Wのロック不良を無くし電線Wが傷つくことが無く、電線Wの収納が容易に行える。
また、電線Wが側壁21,22からはみ出し易い側壁21,22のほぼ中央部分にそれぞれ電線はみ出し防止板12を設けているので、さらに電線Wのはみ出しを防止でき、電線Wのロック不良を無くし電線Wが傷つくことが無く、電線Wの収納が容易に行える。
接続部分50は、弾性変形をすることについて十分な柔軟性を有しており、電線はみ出し防止板12,12はこの接続部分50を介して電線W側に容易に確実に倒れ込ませることができる。柔軟に変形させるのは接続部分50に分担させることができるので、電線はみ出し防止板12はある程度厚みのある部材とすることができ、電線はみ出し防止板12はプロテクタ本体11B内の電線Wを確実の押さえ込むことができる。
本発明の第1実施形態および第2実施形態のいずれの場合でも、電線はみ出し防止板12が側壁に対して接続される根本部分の処理が、接続部分50として工夫されており、蓋部材を開けて電線Wをプロテクタ本体内に収納するときに、電線Wが電線はみ出し防止板12に引っかかること無く電線Wを収納できる。
しかも蓋部材Wを閉じるときには、電線はみ出し防止板12はある程度の厚みを有するしっかりとした部材を採用できるので、電線はみ出し防止板12が折れることがない。電線はみ出し防止板12は、柔軟性のある接続部分50により側壁に接続されているので、電線Wへ向けてプロテクタ本体の内側に押して曲げることで蓋部材によりプロテクタ本体の収納空間を閉じることができ、その際には大きな力が不要である。
本発明の電線用プロテクタは、電線の少なくとも一部分を収納して、電線の取付対象物である例えば自動車などの移動体の車体や機器などに配置して固定することで、電線の配置姿勢を整えながら保持することができる。
ところで、本発明は、上記実施形態に限定されず種々の変形例を採用できる。
例えば、電線用プロテクタ10は、例えば電気絶縁性を有するプラスチックで形成されているが、これに限らず電気絶縁性を有するゴムやセラミックスなどで形成することもできる。また、電線Wは、太さの異なる複数本の電線の束ではなく、1本の電線であっても良い。
図1の第1実施形態のプロテクタ10と同様に、図5に示す第2実施形態のプロテクタ10Bにおいても、2つのはめ込み突起部31A,31Bと2つの取り付け部41,42から成る蓋部材のロック機構を採用しても良い。
第1実施形態と第2実施形態のいずれにおいても、蓋部材のロック機構の数は、プロテクタ10,10BのX方向に関する長さに応じて、変更することができる。
本発明の電線用プロテクタの好ましい第1実施形態を示し、蓋部材が開いている状態を示す斜視図である。 図1の電線はみ出し防止板が電線側に倒され、蓋部材が収納空間を閉じる途中の状態を示す斜視図である。 蓋部材が収納空間を完全に閉じた状態を示す斜視図である。 電線はみ出し防止板が電線側に倒される経過を示す図である。 本発明の電線用プロテクタの好ましい第2実施形態を示し、蓋部材が開いている状態を示す斜視図である。
符号の説明
10 電線用プロテクタ
10B 電線用プロテクタ
11 プロテクタ本体
11B プロテクタ本体
12 電線はみ出し防止板
13 蓋部材
21 第1側壁
22 第2側壁
26 収納空間
50 接続部材
51 第1側壁の上辺部
W 電線

Claims (5)

  1. 電線を収納するプロテクタであって、
    前記電線を収納するために側壁を有するプロテクタ本体と、
    前記プロテクタ本体の前記側壁に設けられて前記側壁の外側から前記側壁の内側の前記電線側に倒れ込ませることで前記プロテクタ本体内から電線がはみ出すのを防ぐ電線はみ出し防止板と、
    前記電線はみ出し防止板を前記電線側に倒した後に前記プロテクタ本体を閉じる蓋部材を備え、
    前記電線はみ出し防止板は、前記側壁の外側において前記側壁から離れる方向に向けて設けられており、
    前記電線はみ出し防止板を前記電線側に倒れ込ませるために、前記電線はみ出し防止板は、前記側壁よりも板厚を薄くした接続部分により、前記側壁に対して接続されていることを特徴とする電線用プロテクタ。
  2. 前記蓋部材を上側として前記プロテクタ本体の底部を下側とすると、前記電線はみ出し防止板の前記接続部分は、前記側壁から離れる方向に向けている状態では凸状部分を有し、
    前記側壁から前記電線はみ出し防止板へ向かう方向に沿った前記接続部分の長さは、前記プロテクタ本体部材の側壁の板厚の2倍以上に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の電線用プロテクタ。
  3. 前記蓋部材は、前記側壁と対向している別の側壁に対してヒンジ部を用いて一体的に取り付けられており、
    前記電線はみ出し防止板と前記接続部分は、前記ヒンジ部とは反対の位置に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電線用プロテクタ。
  4. 前記蓋部材は、前記側壁に対して別体に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電線用プロテクタ。
  5. 前記電線はみ出し防止板は、前記側壁において長手方向に関してほぼ中央部分に配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つの項に記載の電線用プロテクタ。
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