JP2009100499A - 直流電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】負荷が変動する場合にも簡素な構成で力率を適正値とする。
【解決手段】直流電源装置2のスイッチング制御部24は、交流電源1の電圧のゼロクロス点を基準として、リアクトル211に対するエネルギを蓄積させる期間である第1期間を、直流電源装置2の負荷の状態に応じて設定する期間設定部243と、直流電源装置2の負荷が第1閾値以上である場合に、第1期間内においてトランジスタ216を所定回数だけオン状態とするべく指示信号を出力する供給指示部246と、所定回数のトランジスタ216をオン状態とする期間であるオン期間T1〜TNを、それぞれ、第1期間内において前回設定されたオン期間よりも短いオン期間に設定するオン期間設定部245と、を備え、供給指示部246は、設定された所定回数分のオン期間T1〜TNだけトランジスタ216をオン状態とするべく指示信号を出力する。
【選択図】図3

Description

本発明は、交流電源に接続された整流回路と、前記整流回路の入力側又は出力側に接続されたリアクトルと、前記リアクトルに対するエネルギの蓄積及び放出を切り換えるべくオンオフ動作を行うスイッチング素子と、を備えた直流電源装置に関するものである。
交流電力を直流電力に変換して負荷に供給する直流電源装置において、多くの有効電力を電源から供給するためには、力率を改善することが有効である。上記課題を解消するべく種々の装置、方法等が提案されている。
例えば、整流回路の入力側に接続されたリアクトルに対するエネルギの蓄積及び放出をそのオンオフによって切り換えるためのスイッチング素子であるトランジスタを交流電源の電圧のゼロクロス点を基準としたタイミングで周期的にトランジスタをオンさせると共に、トランジスタをオンに維持する時間であるオン時間を該直流電源装置の負荷の状態に応じて設定するスイッチング制御部を備えた直流電源装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−111416号公報
しかしながら、上記直流電源装置においては、電源電圧の半周期内でスイッチングを1回しか行わないため、負荷が高くスイッチングのオン時間が長い場合、入力電圧位相に対して入力電流位相が進み過ぎてしまい、その結果、力率が適正な値ではなく、多くの有効電力を電源から取り出しているとはいえなかった。
本発明は、負荷が変動する場合にも簡素な構成で力率を適正値とすることが可能な直流電源装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の直流電源装置は、交流電源に接続された整流回路と、前記整流回路の入力側又は出力側に接続されたリアクトルと、前記リアクトルに対するエネルギの蓄積及び放出を切り換えるべくオンオフ動作を行うスイッチング素子と、を備えた直流電源装置であって、前記交流電源の電圧のゼロクロス点を基準として、前記リアクトルに対するエネルギを蓄積させる期間である第1期間を、該直流電源装置の負荷の状態に応じて設定する期間設定手段と、該直流電源装置の負荷が予め設定された第1閾値以上である場合に、前記期間設定手段によって設定された第1期間内において、予め設定された所定のタイミングで前記スイッチング素子を2以上の予め設定された所定回数だけオン状態とするべく、前記スイッチング素子に対して指示信号を出力する供給指示手段と、前記所定回数の前記スイッチング素子をオン状態とする期間であるオン期間を、それぞれ、前記第1期間内において前回設定されたオン期間よりも短いオン期間に設定するオン期間設定手段と、を備え、前記供給指示手段が、前記オン期間設定手段によって設定された前記所定回数分のオン期間だけ前記スイッチング素子をオン状態とするべく、前記スイッチング素子に対して指示信号を出力することを特徴としている。
請求項2に記載の直流電源装置は、請求項1に記載の直流電源装置であって、前記所定回数分のオン期間の開始タイミングを、前記第1期間の開始点を起点とする予め設定された所定周期毎に設定する開始時点設定手段を備え、前記供給指示手段が、前記開始時点設定手段によって設定された開始タイミングで、前記スイッチング素子をオン状態とするべく、前記スイッチング素子に対して指示信号を出力することを特徴としている。
請求項3に記載の直流電源装置は、請求項2に記載の直流電源装置であって、前記開始時点設定手段が、前記第1期間内において、前記所定周期を順次短縮して、前記所定回数分のオン期間の開始タイミングを設定することを特徴としている。
請求項4に記載の直流電源装置は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の直流電源装置であって、前記期間設定手段が、該直流電源装置の負荷が予め設定され前記第1閾値より大きい第2閾値以上である場合に、前記第1期間に加えて、隣接するゼロクロス点間の後半部に含まれ、前記リアクトルに対するエネルギを蓄積させる期間である第2期間を設定し、前記オン期間設定手段が、前記期間設定手段によって第2期間が設定された場合に、設定された第2期間内において、前記スイッチング素子をオン状態とする期間であるオン期間を設定することを特徴としている。
請求項5に記載の直流電源装置は、請求項4に記載の直流電源装置であって、前記オン期間設定手段が、該直流電源装置の負荷が予め設定され前記第2閾値より大きい第3閾値以上である場合に、前記第2期間内において、複数回のオン期間を設定することを特徴としている。
請求項6に記載の直流電源装置は、請求項5に記載の直流電源装置であって、前記オン期間設定手段は、該直流電源装置の負荷が前記第3閾値以上である場合に、前記負荷が大きい程、前記第2期間内においてオン期間を設定する回数を増加することを特徴としている。
請求項7に記載の直流電源装置は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の直流電源装置であって、前記リアクトルに流れる電流を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段によって検出される電流が、前記交流電源から供給される電圧に対して位相が進んでいるか否かを判定する位相判定手段と、を備え、前記期間設定手段が、前記位相判定手段によって位相が進んでいると判定された場合に、前記第1期間に加えて、隣接するゼロクロス点間の後半部に含まれ、前記リアクトルに対するエネルギを蓄積させる期間である第2期間を設定し、前記オン期間設定手段が、前記期間設定手段によって第2期間が設定された場合に、設定された第2期間内において、前記スイッチング素子をオン状態とする期間であるオン期間を設定することを特徴としている。
請求項8に記載の直流電源装置は、請求項7に記載の直流電源装置であって、前記位相判定手段が、前記電流検出手段を介して、隣接するゼロクロス点間の前半部及び後半部にそれぞれ予め設定された複数回の電流値を取得し、取得された前半部及び後半部のそれぞれの電流値の積算値に基づいて、位相が進んでいるか否かを判定することを特徴としている。
請求項9に記載の直流電源装置は、請求項1〜請求項8のいずれかに記載の直流電源装置であって、前記期間設定手段が、前記第1期間の開始点を前記交流電源の電圧のゼロクロス点から予め設定された所定の遅延時間だけ経過した時点に設定することを特徴としている。
請求項10に記載の直流電源装置は、請求項9に記載の直流電源装置であって、前記期間設定手段が、該直流電源装置の負荷が前記第1閾値以上である場合には、負荷が大きい程、前記遅延時間を長く設定し、負荷が予め設定され前記第1閾値より小さい第4閾値以下である場合には、負荷が小さい程、前記遅延時間を長く設定することを特徴としている。
請求項1に記載の直流電源装置によれば、交流電源の電圧のゼロクロス点を基準として、リアクトルに対するエネルギを蓄積させる期間である第1期間が、直流電源装置の負荷の状態に応じて設定され、直流電源装置の負荷が予め設定された第1閾値以上である場合に、設定された第1期間内において、予め設定された所定のタイミングでスイッチング素子を2以上の予め設定された所定回数だけオン状態とするべく、スイッチング素子に対して指示信号が出力される。そして、所定回数のスイッチング素子をオン状態とする期間であるオン期間が、それぞれ、第1期間内において前回設定されたオン期間よりも短いオン期間に設定され、設定された所定回数分のオン期間だけスイッチング素子をオン状態とするべく、スイッチング素子に対して指示信号が出力されるため、負荷が変動する場合にも簡素な構成で力率を適正値とすることができる。
すなわち、交流電源の電圧のゼロクロス点を基準としてリアクトルに対するエネルギを蓄積させる期間である第1期間が、直流電源装置の負荷の状態に応じて設定され、直流電源装置の負荷が予め設定された第1閾値以上である場合に、設定された第1期間内において、前回設定されたスイッチング素子をオン状態とする期間であるオン期間よりも短いオン期間に設定され、設定された所定回数(=2以上の予め設定された回数)分のオン期間だけスイッチング素子をオン状態とするべく、スイッチング素子に対して指示信号が出力されるため、オン期間が2以上の予め設定された所定回数に分割されると共に、ゼロクロス点から離間する程、短いオン期間が設定されるので、負荷が増大した場合に、入力電流位相が入力電圧位相に対して進み過ぎることを防止でき、負荷が変動する場合にも簡素な構成で力率を適正値とすることができるのである。
請求項2に記載の直流電源装置によれば、所定回数分のオン期間の開始タイミングが、第1期間の開始点を起点とする予め設定された所定周期毎に設定され、設定された開始タイミングでスイッチング素子をオン状態とするべく、スイッチング素子に対して指示信号が出力されるため、スイッチング素子をオン状態とするタイミングである開始タイミングが予め設定されているので、更に簡素な構成で力率を適正値とすることができる。
請求項3に記載の直流電源装置によれば、第1期間内において、所定周期が順次短縮されて、所定回数分のオン期間の開始タイミングが設定されるため、第1期間内におけるオン期間の積算値を大きくすることができるので、負荷が大きい場合にも簡素な構成で力率を適正値とすることができる。
請求項4に記載の直流電源装置によれば、直流電源装置の負荷が予め設定され第1閾値より大きい第2閾値以上である場合に、第1期間に加えて、隣接するゼロクロス点間の後半部に含まれ、リアクトルに対するエネルギを蓄積させる期間である第2期間が設定され、第2期間が設定された場合に、設定された第2期間内において、スイッチング素子をオン状態とする期間であるオン期間が設定されるため、更に負荷が大きい場合にも簡素な構成で力率を適正値とすることができる。
すなわち、直流電源装置の負荷が予め設定され第1閾値より大きい第2閾値以上である場合に、第1期間に加えて、隣接するゼロクロス点間の後半部に含まれ、リアクトルに対するエネルギを蓄積させる期間である第2期間が設定され、第2期間が設定された場合に、設定された第2期間内において、スイッチング素子をオン状態とする期間であるオン期間が設定されるため、負荷が第2閾値以上に増大した場合にも入力電流位相が入力電圧位相に対して進み過ぎることを防止できるので、更に負荷が大きい場合にも簡素な構成で力率を適正値とすることができるのである。
つまり、直流電源装置の負荷が予め設定された第2閾値以上である場合に、第1期間に加えて、隣接するゼロクロス点間の後半部に含まれる第2期間内において、スイッチング素子をオン状態とする期間であるオン期間が設定されるため、入力電流位相を遅らせることができるので、負荷が第2閾値以上に増大した場合にも入力電流位相が入力電圧位相に対して進み過ぎることを防止できるのである。
請求項5に記載の直流電源装置によれば、直流電源装置の負荷が予め設定され第2閾値より大きい第3閾値以上である場合に、第2期間内において、複数回のオン期間が設定されるため、更に負荷が大きい場合にも簡素な構成で力率を適正値とすることができる。
すなわち、直流電源装置の負荷が予め設定された第2閾値以上である場合に、第1期間に加えて、隣接するゼロクロス点間の後半部に含まれる第2期間内において、スイッチング素子をオン状態とする期間であるオン期間が複数回だけ設定されるため、入力電流位相を更に遅らせることができるので、負荷が第3閾値以上に増大した場合にも入力電流位相が入力電圧位相に対して進み過ぎることを防止できるのである。
請求項6に記載の直流電源装置によれば、直流電源装置の負荷が第3閾値以上である場合に、負荷が大きい程、第2期間内においてオン期間を設定する回数が増加されるため、負荷が大きい程、入力電流位相を遅らせることができるので、負荷が第3閾値以上に増大した場合にも入力電流位相が入力電圧位相に対して進み過ぎることを防止でき、負荷が大きい場合にも簡素な構成で力率を適正値とすることができる。
請求項7に記載の直流電源装置によれば、リアクトルに流れる電流が検出され、検出される電流が、交流電源から供給される電圧に対して位相が進んでいるか否か(=入力電流位相が入力電圧位相に対して進んでいるか否か)が判定される。そして、位相が進んでいると判定された場合に、第1期間に加えて、隣接するゼロクロス点間の後半部に含まれ、リアクトルに対するエネルギを蓄積させる期間である第2期間が設定され、第2期間が設定された場合に、設定された第2期間内において、スイッチング素子をオン状態とする期間であるオン期間が設定されるため、入力電流位相が入力電圧位相に対して進んでいる場合に簡素な構成で力率を適正値とすることができる。
すなわち、入力電流位相が電圧位相に対して進んでいると判定された場合に、第1期間に加えて、隣接するゼロクロス点間の後半部に含まれる期間である第2期間内において、スイッチング素子をオン状態とする期間であるオン期間が設定されるため、入力電流位相が入力電圧位相に対して進んでいる場合に、効果的に入力電流位相を遅らせることができるので、簡素な構成で力率を適正値とすることができるのである。
請求項8に記載の直流電源装置によれば、隣接するゼロクロス点間の前半部及び後半部にそれぞれ予め設定された複数回の電流値が取得され、取得された前半部及び後半部のそれぞれの電流値の積算値に基づいて、位相が進んでいるか否かが判定されるため、簡素な構成で入力電流位相が電圧位相に対して進んでいるか否かを正確に判定することができる。
請求項9に記載の直流電源装置によれば、第1期間の開始点が交流電源の電圧のゼロクロス点から予め設定された所定の遅延時間だけ経過した時点に設定されるため、入力電流位相が入力電圧位相に対して遅延時間分だけ遅れることになるので、入力電流位相が入力電圧位相に対して進み過ぎることを効果的に防止することができる。
請求項10に記載の直流電源装置によれば、直流電源装置の負荷が第1閾値以上である場合には、負荷が大きい程、遅延時間が長く設定され、負荷が予め設定され第1閾値より小さい第4閾値以下である場合には、負荷が小さい程、遅延時間が長く設定されるため、力率を更に適正値とすることができる。
すなわち、直流電源装置の負荷が第1閾値以上である場合には、負荷が大きい程、遅延時間が長く設定されるため、負荷が増大した場合に入力電流位相が入力電圧位相に対して進み過ぎることを防止できるので、力率を更に適正値とすることができるのである。また、負荷が第1閾値より小さい第4閾値以下である場合(=例えば、入力電流が隣接するゼロクロス点間において2個のパルス波形を形成する場合:図8参照)には、負荷が小さい程、遅延時間が長く設定されるため、隣接するゼロクロス点間における2個のパルス波形を連結させることができるので、力率を更に適正値とすることができるのである。
以下に本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る直流電源装置が配設されるモータ駆動装置の構成の一例を示すブロック図である。モータ駆動装置は、交流電源1、直流電源装置2、モータ制御装置3、及び、モータ4を備えている。交流電源1は、単相の商用交流電源であって、モータ4は、同期モータである。
直流電源装置2は、交流電源1から供給される交流電力を直流電力に変換して出力するものであって、昇圧コンバータ21、ゼロクロス検知部22、電流検出器23、及び、スイッチング制御部24を備えている。昇圧コンバータ21は、リアクトル211、整流回路212、コンデンサ213、214、整流回路215、及び、トランジスタ216を備えている。
リアクトル211は、整流回路212の入力側(交流電源1側)に接続され、トランジスタ216のオンオフによってエネルギの蓄積及び放出が切り換えられるものである。整流回路212は、4個のダイオードで構成されたブリッジ型の単相全波整流回路であって、リアクトル211を介して交流電源1から供給される交流電流に対して全波整流を行うものである。
コンデンサ213、214は、整流回路212の出力側(モータ4側)に接続され、整流回路212から出力される全波整流波を平滑化するものである。整流回路215は、4個のダイオードで構成されたブリッジ型の単相全波整流回路であって、トランジスタ216のオンオフに従って、リアクトル211に対してエネルギの蓄積及び放出を切り換えさせる(=トランジスタ216を、リアクトル211に対するエネルギの蓄積及び放出を切り換えるべくオンオフ動作を行うスイッチング素子として機能させる)ものである。
トランジスタ216(スイッチング素子に相当する)は、スイッチング制御部24からの指示に従ってオンオフ動作を行い、整流回路215を介してリアクトル211に対してエネルギの蓄積及び放出を切り換えさせるものである。ゼロクロス検知部22は、交流電源1のゼロクロス点(=交流電圧が「0」となる点)を検出するものであって、検出されたゼロクロス点を示す信号(以下、ゼロクロス信号という)を、スイッチング制御部24へ出力するものである。
電流検出器23(電流検出手段の一部に相当する)は、交流電源1とリアクトル211との間に介設され、リアクトル211に流れる電流(=以下、入力電流I0という)を検出するものである。スイッチング制御部24は、CPU(Central Processing Unit)等を備え、モータ制御装置3からの指示に従って、ゼロクロス検知部22からのゼロクロス信号、電流検出器23によって検出された入力電流I0、後述する電圧検出器32によって検出された出力電圧値VDCに基づいて、トランジスタ216の動作を制御するものである。
モータ制御装置3は、直流電源装置2に対して指示情報を出力することによってモータ4の回転数制御を行うものであって、インバータ31、電圧検出器32、電流検出器33、及び、モータ制御部34を備えている。インバータ31は、直流電源装置2とモータ4との間に介設され、直流電源装置2から供給された直流電力を交流に変換してモータ4へ出力し、モータ4を駆動するものである。
電圧検出器32は、直流電源装置2から出力される直流電圧値VDCを検出し、検出された出力電圧値VDCをスイッチング制御部24へ出力するものである。電流検出器33は、直流電源装置2から出力される直流電流値を検出し、検出された直流電流値IDCをモータ制御部34へ出力するものである。
モータ制御部34は、PWM(Pulse Width Modulation)方式によってモータ4を駆動制御するものであって、モータ4の回転子の位置検出結果、又は、電流検出器33により直流電流値IDCに基づいて駆動電圧位相を決定し、駆動信号をインバータ31へ出力するものである。また、モータ制御部34は、PWM変調率(単位時間あたりの、インバータ31からモータ4に対して電力が供給される時間の占める割合)情報を直流電源装置2へ出力するものである。
また、モータ制御部34では、PWM変調率を増減させることによってモータ4の回転数を制御している。そして、同じ回転数でモータ4を駆動する場合、負荷が大きいほどPWM変調率は大きくなる。従って、PWM変調率から負荷の状態を推定することが可能であり、直流電源装置2は、モータ制御部34から出力されるPWM変調率(=モータ4の負荷)に基づいてトランジスタ216の動作を制御し、昇圧コンバータ21から出力される直流電圧を制御するのである。
図2は、交流電源1の電源電圧が200Vである場合のモータ駆動装置(いわゆる200V系のモータ駆動装置)の構成の一例を示すブロック図である。図2に示す200V系のモータ駆動装置は、図1に示す100V系のモータ駆動装置の直流電源装置2の昇圧コンバータ21に配設されたコンデンサ213、214に換えて、コンデンサ217を備える点で、図1に示すモータ駆動装置と相違している。コンデンサ217は、整流回路212の出力側(モータ4側)に接続され、整流回路212から出力される全波整流波を平滑化するものである。
図3は、本発明に係る直流電源装置2における主要部(スイッチング制御部24)の構成の一例を示すブロック図である。直流電源装置2のスイッチング制御部24に配設されたCPUは、機能的に、電流検出部241、位相判定部242、期間設定部243、開始時点設定部244、オン期間設定部245、及び、供給指示部246を備えている。
ここでは、スイッチング制御部24に配設されたCPUが、スイッチング制御部24に配設された図略のROM(Read Only Memory)等に予め格納された制御プログラムを読み出して実行することにより、電流検出部241、位相判定部242、期間設定部243、開始時点設定部244、オン期間設定部245、供給指示部246等の機能部として機能するものである。
また、図略のROM、RAM(Random Access Memory)等に格納された各種データのうち装着脱可能な記録媒体に格納され得るデータは、例えばハードディスクドライブ、光ディスクドライブ、フレキシブルディスクドライブ、シリコンディスクドライブ、カセット媒体読み取り機等のドライバで読み取り可能にしてもよく、この場合、記録媒体は、例えばハードディスク、光ディスク、フレキシブルディスク、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)、半導体メモリ等である。
電流検出部241(電流検出手段の一部に相当する)は、位相判定部242からの指示に従って、電流検出器23を介してリアクトル211に流れる電流(=入力電流I0)の値を検出するものであって、検出された電流値を位相判定部242へ出力するものである。
位相判定部242(位相判定手段に相当する)は、電流検出部241によって検出される電流(=リアクトル211に流れる電流:入力電流I0)が、交流電源1から供給される電圧に対して位相が進んでいるか否かを判定するものである。
具体的には、位相判定部242は、電流検出部241を介して、隣接するゼロクロス点間の前半部及び後半部にそれぞれ予め設定された複数回(例えば、3回)の電流値を取得し、取得された前半部及び後半部のそれぞれの電流値の積算値に基づいて、位相が進んでいるか否かを判定するものである。
例えば、位相判定部242は、隣接するゼロクロス点間の前半部及び後半部をそれぞれ均等に3個の期間に分割し、生成された6個の期間の中央の時点で、電流検出部241を介して、電流値I1〜I6を取得し、前半部の電流値の積算値IA(=I1+I2+I3)、及び、後半部の電流値の積算値IB(=I4+I5+I6)に基づいて、位相が進んでいるか否かを判定するものである。
すなわち、位相判定部242は、例えば、前半部の電流値の積算値IAが、後半部の電流値の積算値IBより大きい場合には、交流電源1から供給される電圧に対して位相が進んでいると判定し、前半部の電流値の積算値IAが、後半部の電流値の積算値IBより小さい場合には、交流電源1から供給される電圧に対して位相が遅れていると判定するものである。
期間設定部243(期間設定手段に相当する)は、ゼロクロス検知部22によって検出された交流電源1の電圧のゼロクロス点を基準として、リアクトル211に対するエネルギを蓄積させる期間である第1期間(図5〜図7に示す区間Aに相当する)を、直流電源装置2の負荷(=モータ制御部34から出力されるPWM変調率)に応じて設定するものである。
また、期間設定部243は、直流電源装置2の負荷が予め設定された第2閾値以上である場合に、第1期間に加えて、隣接するゼロクロス点間の後半部に含まれ、リアクトル211に対するエネルギを蓄積させる期間である第2期間(図7に示す区間Bに相当する)を設定するものである。
更に、期間設定部243は、位相判定部242によって位相が進んでいると判定された場合に、第1期間に加えて、隣接するゼロクロス点間の後半部に含まれ、リアクトル211に対するエネルギを蓄積させる期間である第2期間(図7に示す区間B)を設定するものである。
加えて、期間設定部243は、第1期間の開始点を交流電源1の電圧のゼロクロス点T0から予め設定された所定の遅延時間Td(図5〜図7参照)だけ経過した時点に設定するものである。また、期間設定部243は、直流電源装置2の負荷が第1閾値以上である場合には、直流電源装置2の負荷が大きい程、遅延時間Td(図5〜図7参照)を長く設定するものである。更に、期間設定部243は、直流電源装置2の負荷が予め設定され第1閾値より小さい第4閾値以下である場合には、直流電源装置2の負荷が小さい程、遅延時間Td(図8参照)を長く設定するものである。
開始時点設定部244(開始時点設定手段に相当する)は、直流電源装置2の負荷が予め設定された第1閾値以上である場合に、2以上の予め設定された所定回数(ここでは、N回とする)分のトランジスタ216をオン状態とする(=リアクトル211に対するエネルギを蓄積させる)期間であるオン期間T1〜TN(図5〜図7参照)の開始タイミングを、第1期間(図5〜図7に示す区間A)の開始点を起点とする予め設定された所定周期TC(図5参照)、TC1〜TCN(図6、図7参照)毎に設定するものである。
所定周期は、図5に示すように、予め設定された一定の周期でもよいし、図6、図7に示すように、順次短縮される形態でもよい。ここでは、後者の場合について更に具体的に説明する。すなわち、開始時点設定部244は、第1期間(図5〜図7に示す区間A)内において、所定周期TC1〜TCN(図6、図7参照)を順次短縮して、所定回数分のオン期間の開始タイミングを設定するものである。例えば、開始時点設定部244は、所定周期TC1〜TCNを、次の(1)式に基づいて設定するものである。
TCn=TC(n−1)−ΔTC (1)
ただし、TCn≧TCmin(ここで、n=2、3、・・・、N)
オン期間設定部245(オン期間設定手段に相当する)は、2以上の予め設定された所定回数(ここでは、N回)のトランジスタ216をオン状態とする(=リアクトル211に対するエネルギを蓄積させる)期間であるオン期間T1〜TN(図5〜図7参照)を、それぞれ、第1期間(図5〜図7に示す区間A)内において前回設定されたオン期間よりも短いオン期間に設定するものである。例えば、オン期間設定部245は、例えば、オン期間T1〜TNを、次の(2)式に基づいて設定するものである。
Tn=T(n−1)−ΔT (2)
ただし、Tn≧Tmin(ここで、n=2、3、・・・、N)
また、オン期間設定部245は、期間設定部243によって第2期間(図7に示す区間B)が設定された場合(=直流電源装置2の負荷が第2閾値以上である場合)に、設定された第2期間内において、トランジスタ216をオン状態とする(=リアクトル211に対するエネルギを蓄積させる)期間であるオン期間TBを設定するものである。更に、オン期間設定部245は、直流電源装置2の負荷が予め設定され第2閾値より大きい第3閾値以上である場合に、第2期間(図7に示す区間B)内において、複数回(ここでは、M回)のオン期間TB1〜TBM(図7参照)を設定するものである。加えて、オン期間設定部245は、直流電源装置2の負荷が第3閾値以上である場合に、負荷が大きい程、第2期間(図7に示す区間B)内においてオン期間を設定する回数Mを増加するものである。
なお、オン期間設定部245は、直流電源装置2の負荷が予め設定された第1閾値未満である場合に、1回のトランジスタ216をオン状態とする(=リアクトル211に対するエネルギを蓄積させる)期間であるオン期間T1(図4参照)を、第1期間(図4に示す区間A)内において設定するものである。
供給指示部246(供給指示手段に相当する)は、オン期間設定部245によって設定された所定回数(ここでは、N回)分のオン期間T1〜TN(図5〜図7参照)だけトランジスタ216をオン状態とするべく(=リアクトル211に対するエネルギを蓄積させるべく)、トランジスタ216に対して指示信号(以下、スイッチング信号という)を出力するものである。
また、供給指示部246は、直流電源装置2の負荷が予め設定された第1閾値未満である場合に、オン期間設定部245によって設定された1回分のオン期間T1(図4参照)だけトランジスタ216をオン状態とするべく(=リアクトル211に対するエネルギを蓄積させるべく)、トランジスタ216に対してスイッチング信号を出力するものである。
図4は、直流電源装置2の負荷が予め設定された第1閾値未満(且つ第4閾値以上)である場合の、交流電源1の電源電圧、リアクトル211に流れる電流(=入力電流I0)、及び、スイッチング制御部24からトランジスタ216に対して出力されるスイッチング信号の一例を示すタイミングチャートである。この場合には、直流電源装置2の負荷が予め設定された第1閾値未満であるため、ゼロクロス点T0から遅延時間Tdだけ経過したタイミングでスイッチング制御部24から1個のオン期間T1のスイッチング信号が出力される。その結果、入力電流I0は、グラフGI0で示すような波形の電流となる。
図5は、直流電源装置2の負荷が予め設定された第1閾値以上第2閾値未満である場合の、交流電源1の電源電圧、リアクトル211に流れる電流(=入力電流I0)、及び、スイッチング制御部24からトランジスタ216に対して出力されるスイッチング信号の一例を示すタイミングチャートである。この場合には、直流電源装置2の負荷が予め設定された第1閾値以上第2閾値未満であるため、開始時点設定部244によって、オン期間T1〜TN(図では、N=4)の開始タイミングが、区間Aの開始点を起点とする予め設定された一定周期TCに設定され、オン期間設定部245によって、オン期間T1〜TNを、上記(2)式に基づいて、区間A内において前回設定されたオン期間よりも短いオン期間に設定される。なお、期間設定部243によって、区間Aの開始点は、ゼロクロス点T0から予め設定された所定の遅延時間Tdだけ経過した時点に設定される。
その結果、入力電流I0は、グラフGI1で示すような適正な波形の電流となる。すなわち、区間A内において、前回設定されたトランジスタ216をオン状態とする期間であるオン期間よりも短いオン期間に設定され、設定された所定回数(=2以上の予め設定された回数:N回)分のオン期間だけスイッチング素子をオン状態とするべく、トランジスタ216に対してスイッチング信号が出力されるため、オン期間T1〜TNが2以上の予め設定された所定回数(=N回)に分割されると共に、ゼロクロス点T0から離間する程、短いオン期間T1〜TNが設定されるので、負荷が増大した場合に、入力電流I0の位相が電源電圧V0の位相に対して進み過ぎることを防止でき、負荷が変動する場合にも簡素な構成で力率を適正値とすることができるのである。
図6は、直流電源装置2の負荷が予め設定された第1閾値以上第2閾値未満である場合の、交流電源1の電源電圧、リアクトル211に流れる電流(=入力電流I0)、及び、スイッチング制御部24からトランジスタ216に対して出力されるスイッチング信号の図5とは別の一例を示すタイミングチャートである。この場合には、直流電源装置2の負荷が予め設定された第1閾値以上第2閾値未満であるため、開始時点設定部244によって、オン期間T1〜TN(図では、N=4)の開始タイミングが、上記(1)式に基づいて、区間Aの開始点を起点とする予め設定された所定周期TC1〜TCNに設定され、オン期間設定部245によって、オン期間T1〜TNを、上記(2)式に基づいて、区間A内において前回設定されたオン期間よりも短いオン期間に設定される。なお、期間設定部243によって、区間Aの開始点は、ゼロクロス点T0から予め設定された所定の遅延時間Tdだけ経過した時点に設定される。
その結果、入力電流I0は、グラフGI2で示すような更に適正な波形の電流となる。すなわち、区間A内において、前回設定されたトランジスタ216をオン状態とする期間であるオン期間よりも短いオン期間に設定され、設定された所定回数(=2以上の予め設定された回数:N回)分のオン期間だけスイッチング素子をオン状態とするべく、トランジスタ216に対してスイッチング信号が出力されるため、オン期間T1〜TNが2以上の予め設定された所定回数(=N回)に分割されると共に、ゼロクロス点T0から離間する程、短いオン期間T1〜TNが設定されるので、負荷が増大した場合に、入力電流I0の位相が電源電圧V0の位相に対して進み過ぎることを防止でき、負荷が変動する場合にも簡素な構成で力率を適正値とすることができるのである。
更に、区間A内において、所定回数(=N回)毎に所定周期TC1〜TCNが順次短縮されて、所定回数(=N回)分のオン期間T1〜TNの開始タイミングが設定されるため、区間A内におけるオン期間T1〜TNの積算値を大きくすることができるので、負荷が大きい場合にも簡素な構成で力率を適正値とすることができる。
図7は、直流電源装置2の負荷が予め設定された第3閾値以上である場合の、交流電源1の電源電圧、リアクトル211に流れる電流(=入力電流I0)、及び、スイッチング制御部24からトランジスタ216に対して出力されるスイッチング信号の一例を示すタイミングチャートである。この場合には、直流電源装置2の負荷が予め設定された第3閾値以上であるため、期間設定部243によって、区間Aに加えて、隣接するゼロクロス点T0間の後半部に含まれ、リアクトル211に対するエネルギを蓄積させる期間である区間Bが設定され、オン期間設定部245によって、区間B内に複数回(ここでは、M回)のオン期間TB1〜TBMが設定される。なお、直流電源装置2の負荷が第2閾値以上第3閾値未満である場合には、区間B内に1回のオン期間TB1が設定される。
その結果、入力電流I0は、グラフGI3で示すような適正な波形の電流となる。すなわち、区間Aに加えて、隣接するゼロクロス点T0間の後半部に含まれる区間B内において、トランジスタ216をオン状態とする期間であるオン期間TB1〜TBMが設定されるため、入力電流I0の位相を遅らせることができるので、負荷が第2閾値以上に増大した場合にも入力電流I0の位相が電源電圧V0の位相に対して進み過ぎることを防止できるのである。また、区間B内において、トランジスタ216をオン状態とする期間であるオン期間TB1〜TBMが複数回(ここでは、M回)だけ設定されるため、入力電流I0の位相を更に遅らせることができるので、負荷が第3閾値以上に増大した場合にも入力電流I0の位相が電源電圧V0の位相に対して進み過ぎることを防止できるのである。
図8は、直流電源装置2の負荷が予め設定された第4閾値以下である場合の、交流電源1の電源電圧、リアクトル211に流れる電流(=入力電流I0)、及び、スイッチング制御部24からトランジスタ216に対して出力されるスイッチング信号の一例を示すタイミングチャートである。この場合には、直流電源装置2の負荷が予め設定された第4閾値以下であるため、期間設定部243によって直流電源装置2の負荷が小さい程、遅延時間Tdを長く設定される。そして、オン期間設定部245によって、ゼロクロス点T0から遅延時間Tdだけ経過したタイミングでスイッチング制御部24から1個のオン期間T1のスイッチング信号が出力される。その結果、入力電流I0は、グラフGI4で示すような適正な波形の電流となる。
すなわち、直流電源装置2の負荷が予め設定された第4閾値以下である場合には、オン期間T1が短いため、遅延時間Tdが短い場合には、グラフGI5で示すように、入力電流I0が隣接するゼロクロス点T0間において2個のパルス波形を形成するため、力率が低下することになる。従って、期間設定部243により遅延時間Tdが長く設定されることによって、グラフGI5で示すように、隣接するゼロクロス点T0間における2個のパルス波形を連結させることができるので、力率を更に適正値とすることができるのである。
図9、図10は、直流電源装置2(主に、スイッチング制御部24)の動作の一例を示すフローチャートである。なお、ここでは、便宜上、直流電源装置2の負荷が予め設定された第4閾値以上である場合について説明する。まず、開始時点設定部244によって、直流電源装置2の負荷が予め設定された第1閾値以上であるか否かの判定が行われる(S101)。第1閾値未満であると判定された場合(S101でNO)には、オン期間設定部245によってオン期間T1が設定され、供給指示部246によって、設定されたオン期間T1だけトランジスタ216をオン状態とするべく、トランジスタ216に対してスイッチング信号が出力され(S105)、処理が終了される。
第1閾値以上であると判定された場合(S101でYES)には、オン期間設定部245によって、直流電源装置2の負荷が予め設定された第3閾値以上であるか否かの判定が行われる(S107)。第3閾値以上であると判定された場合(S107でYES)には、期間設定部243によって、区間Bが設定され、オン期間設定部245によって、区間B内に、複数回(ここでは、M回)のオン期間TB1〜TBM(図7参照)が設定され(S109)、処理が図10に示すステップS121に進められる。
第3閾値未満であると判定された場合(S107でNO)には、期間設定部243によって、直流電源装置2の負荷が予め設定された第2閾値以上であるか否かの判定が行われる(S111)。第2閾値以上であると判定された場合(S111でYES)には、期間設定部243によって、区間Bが設定され、オン期間設定部245によって、1回のオン期間TBが設定され(S113)、処理が図10に示すステップS121に進められる。
第2閾値未満であると判定された場合(S111でNO)には、電流検出部241によって、電流検出器23を介してリアクトル211に流れる電流(=入力電流I0)の値が検出される(S115)。そして、位相判定部242によって、ステップS115において検出された電流値に基づいて、入力電流I0が、交流電源1から供給される電圧V0に対して位相が進んでいるか否かが判定される(S117)。
位相が進んでいると判定された場合(S117でYES)には、期間設定部243によって、区間Bが設定され、オン期間設定部245によって、1回のオン期間TBが設定され(S119)、処理が図10に示すステップS121に進められる。位相が進んでいないと判定された場合(S117でNO)には、処理が図10に示すステップS121に進められる。
ステップS109の処理が終了した場合、ステップS113の処理が終了した場合、ステップS119の処理が終了した場合、又は、ステップS117でNOの場合には、図10に示すように、期間設定部243によって、直流電源装置2の負荷に応じて遅延時間Tdが設定される(S121)。そして、期間設定部243によって、直流電源装置2の負荷に応じて区間Aが設定される(S123)。次いで、開始時点設定部244によって、上記(1)式に基づいて、所定周期TC1〜TCN(図6、図7参照)が設定される(S125)。次に、オン期間設定部245によって、上記(2)式に基づいて、オン期間T1〜TN(図6、図7参照)が設定され、供給指示部246によって、オン期間T1〜TNに対応するスイッチング信号が出力され(S127)、処理が終了される。
このようにして、交流電源1の電圧のゼロクロス点T0を基準として、リアクトル211に対するエネルギを蓄積させる期間である区間Aが、直流電源装置2の負荷の状態に応じて設定され、直流電源装置2の負荷が予め設定された第1閾値以上である場合に、設定された区間A内において、予め設定された所定のタイミングでトランジスタ216を2以上の予め設定された所定回数だけオン状態とするべく、トランジスタ216に対して指示信号(=スイッチング信号)が出力される。そして、所定回数のトランジスタ216をオン状態とする期間であるオン期間T1〜TNが、それぞれ、区間A内において前回設定されたオン期間よりも短いオン期間に設定され、設定された所定回数分のオン期間T1〜TNだけトランジスタ216をオン状態とするべく、トランジスタ216に対して指示信号が出力されるため、負荷が変動する場合にも簡素な構成で力率を適正値とすることができる。
すなわち、交流電源1の電圧のゼロクロス点T0を基準としてリアクトル211に対するエネルギを蓄積させる期間である区間Aが、直流電源装置2の負荷の状態に応じて設定され、直流電源装置2の負荷が予め設定された第1閾値以上である場合に、設定された区間A内において、前回設定されたトランジスタ216をオン状態とする期間であるオン期間よりも短いオン期間T1〜TNに設定され、設定された所定回数(=2以上の予め設定された回数:ここではN回)分のオン期間T1〜TNだけトランジスタ216をオン状態とするべく、トランジスタ216に対して指示信号(=スイッチング信号)が出力されるため、オン期間T1〜TNが2以上の予め設定された所定回数に分割されると共に、ゼロクロス点T0から離間する程、短いオン期間T1〜TNが設定されるので、負荷が増大した場合に、入力電流I0の位相が電源電圧V0の位相に対して進み過ぎることを防止でき、負荷が変動する場合にも簡素な構成で力率を適正値とすることができるのである。
また、所定回数(ここでは、N回)分のオン期間T1〜TNの開始タイミングが、区間Aの開始点を起点とする予め設定された所定周期TC(又はTC1〜TCN)毎に設定され、設定された開始タイミング(=所定周期TC(又はTC1〜TCN)の開始タイミング)でトランジスタ216をオン状態とするべく、トランジスタ216に対して指示信号(=スイッチング信号)が出力されるため、トランジスタ216をオン状態とするタイミングである開始タイミングが予め設定されているので、更に簡素な構成で力率を適正値とすることができる。
更に、区間A内において、所定周期TC1〜TCNが順次短縮されて、所定回数分のオン期間の開始タイミングが設定されるため、区間A内におけるオン期間T1〜TNの積算値を大きくすることができるので、負荷が大きい場合にも簡素な構成で力率を適正値とすることができる。
加えて、直流電源装置2の負荷が予め設定され第1閾値より大きい第2閾値以上である場合に、区間Aに加えて、隣接するゼロクロス点T0間の後半部に含まれ、リアクトル211に対するエネルギを蓄積させる期間である区間Bが設定され、区間Bが設定された場合に、設定された区間B内において、トランジスタ216をオン状態とする期間であるオン期間TBが設定されるため、更に負荷が大きい場合にも簡素な構成で力率を適正値とすることができる。
すなわち、直流電源装置2の負荷が予め設定され第1閾値より大きい第2閾値以上である場合に、区間Aに加えて、隣接するゼロクロス点T0間の後半部に含まれ、リアクトル211に対するエネルギを蓄積させる期間である区間Bが設定され、区間Bが設定された場合に、設定された区間B内において、トランジスタ216をオン状態とする期間であるオン期間TBが設定されるため、負荷が第2閾値以上に増大した場合にも入力電流I0の位相が電源電圧V0の位相に対して進み過ぎることを防止できるので、更に負荷が大きい場合にも簡素な構成で力率を適正値とすることができるのである。
つまり、直流電源装置2の負荷が予め設定された第2閾値以上である場合に、区間Aに加えて、隣接するゼロクロス点T0間の後半部に含まれる区間B内において、トランジスタ216をオン状態とする期間であるオン期間TBが設定されるため、入力電流I0の位相を遅らせることができるので、負荷が第2閾値以上に増大した場合にも入力電流I0の位相が電源電圧V0の位相に対して進み過ぎることを防止できるのである。
また、直流電源装置2の負荷が予め設定され第2閾値より大きい第3閾値以上である場合に、第2期間(区間B)内において複数回のオン期間TB1〜TBMが設定されるため、更に負荷が大きい場合にも簡素な構成で力率を適正値とすることができる。
すなわち、直流電源装置2の負荷が予め設定された第2閾値以上である場合に、区間Aに加えて、隣接するゼロクロス点T0間の後半部に含まれる区間B内において、トランジスタ216をオン状態とする期間であるオン期間TB1〜TBMが複数回(ここでは、M回)だけ設定されるため、入力電流I0の位相を更に遅らせることができるので、負荷が第3閾値以上に増大した場合にも入力電流I0の位相が電源電圧V0の位相に対して進み過ぎることを防止できるのである。
また、直流電源装置2の負荷が第3閾値以上である場合に、負荷が大きい程、第2期間(区間B)内においてオン期間TB1〜TBMを設定する回数Mが増加されるようにすれば、負荷が大きい程、入力電流I0の位相を遅らせることができるので、負荷が第3閾値以上に増大した場合にも入力電流I0の位相が入力電圧V0の位相に対して進み過ぎることを防止でき、負荷が大きい場合にも簡素な構成で力率を適正値とすることができる。
更に、リアクトル211に流れる電流が検出され、検出される電流が、交流電源1から供給される電圧に対して位相が進んでいるか否か(=入力電流I0の位相が電源電圧V0の位相に対して進んでいるか否か)が判定される。そして、位相が進んでいると判定された場合に、区間Aに加えて、隣接するゼロクロス点T0間の後半部に含まれ、リアクトル211に対するエネルギを蓄積させる期間である区間Bが設定され、区間Bが設定された場合に、設定された区間B内において、トランジスタ216をオン状態とする期間であるオン期間TBが設定されるため、入力電流I0の位相が電源電圧V0の位相に対して進んでいる場合に簡素な構成で力率を適正値とすることができる。
すなわち、入力電流I0の位相が電源電圧V0の位相に対して進んでいると判定された場合に、区間Aに加えて、隣接するゼロクロス点T0間の後半部に含まれる期間である区間B内において、トランジスタ216をオン状態とする期間であるオン期間TBが設定されるため、入力電流I0の位相が電源電圧V0の位相に対して進んでいる場合に、効果的に入力電流I0の位相を遅らせることができるので、簡素な構成で力率を適正値とすることができるのである。
加えて、隣接するゼロクロス点T0間の前半部及び後半部にそれぞれ予め設定された複数回の電流値(ここでは、I1〜I6)が取得され、取得された前半部及び後半部のそれぞれの電流値の積算値IA、IBに基づいて、位相が進んでいるか否かが判定されるため、簡素な構成で入力電流I0の位相が電源電圧V0の位相に対して進んでいるか否かを正確に判定することができる。
また、区間Aの開始点が交流電源1の電圧のゼロクロス点T0から予め設定された所定の遅延時間Tdだけ経過した時点に設定されるため、入力電流I0の位相が電源電圧V0の位相に対して遅延時間Td分だけ遅れることになるので、入力電流I0の位相が電源電圧V0の位相に対して進み過ぎることを効果的に防止することができる。
更に、直流電源装置2の負荷が第1閾値以上である場合には、負荷が大きい程、遅延時間Tdが長く設定され、負荷が予め設定され第1閾値より小さい第4閾値以下である場合には、負荷が小さい程、遅延時間Tdが長く設定されるようにすれば、力率を更に適正値とすることができる。
すなわち、直流電源装置2の負荷が第1閾値以上である場合には、負荷が大きい程、遅延時間Tdが長く設定されるため、負荷が増大した場合に入力電流I0の位相が入力電圧V0の位相に対して進み過ぎることを防止できるので、力率を更に適正値とすることができるのである。また、負荷が第1閾値より小さい第4閾値以下である場合(=例えば、入力電流I0が隣接するゼロクロス点間において2個のパルス波形を形成する場合:図8参照)には、負荷が小さい程、遅延時間Tdが長く設定されるため、隣接するゼロクロス点間T0における2個のパルス波形を連結させることができるので、力率を更に適正値とすることができるのである。
なお、本発明は、以下の形態にも適用可能である。
(A)本実施形態では、直流電源装置2がモータ駆動装置に適用される場合について説明したが、その他の装置に適用される形態でもよい。
(B)本実施形態では、スイッチング素子がトランジスタ216からなる場合について説明したが、スイッチング素子がMOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−effect transistor)等のその他の素子からなる形態でもよい。
(C)本実施形態では、スイッチング素子が1のトランジスタ216からなる場合について説明したが、複数のトランジスタが並列接続された形態でもよい。この場合には、トランジスタの発熱を防止することができる。
(D)本実施形態では、スイッチング制御部24に配設されたCPUが、電流検出部241、位相判定部242、期間設定部243、開始時点設定部244、オン期間設定部245、供給指示部246等の機能部として機能する場合について説明したが、電流検出部241、位相判定部242、期間設定部243、開始時点設定部244、オン期間設定部245、及び、供給指示部246の内、少なくとも1の機能部が回路等のハードウェアから構成される形態でもよい。
(E)本実施形態では、開始時点設定部244が、所定周期TC1〜TCNを上記(1)式に基づいて設定する場合について説明したが、開始時点設定部244が、その他の方法で所定周期TC1〜TCNを設定する形態でもよい。例えば、予め所定周期TC1〜TCN情報をRAM等の記録媒体に格納しておき、開始時点設定部244が、記録媒体から所定周期TC1〜TCNを読み出すことによって所定周期TC1〜TCNを設定する形態でもよい。
(F)本実施形態では、オン期間設定部245が、オン期間T1〜TNを上記(2)式に基づいて設定する場合について説明したが、オン期間設定部245が、その他の方法でオン期間T1〜TNを設定する形態でもよい。例えば、予めオン期間T1〜TN情報をRAM等の記録媒体に格納しておき、開始時点設定部244が、記録媒体からオン期間T1〜TNを読み出すことによってオン期間T1〜TNを設定する形態でもよい。
は、本発明に係る直流電源装置が配設されるモータ駆動装置の構成の一例を示すブロック図である。 は、200V系のモータ駆動装置の構成の一例を示すブロック図である。 は、本発明に係る直流電源装置における主要部(スイッチング制御部)の構成の一例を示すブロック図である。 は、直流電源装置の負荷が予め設定された第4閾値以上第1閾値未満である場合の、交流電源の電源電圧、リアクトルに流れる電流(=入力電流I0)、及び、スイッチング制御部からトランジスタに対して出力されるスイッチング信号の一例を示すタイミングチャートである。 は、直流電源装置の負荷が予め設定された第1閾値以上第2閾値未満である場合の、交流電源の電源電圧、リアクトルに流れる電流(=入力電流I0)、及び、スイッチング制御部からトランジスタに対して出力されるスイッチング信号の一例を示すタイミングチャートである。 は、直流電源装置の負荷が予め設定された第1閾値以上第2閾値未満である場合の、交流電源の電源電圧、リアクトルに流れる電流(=入力電流I0)、及び、スイッチング制御部からトランジスタに対して出力されるスイッチング信号の図5とは別の一例を示すタイミングチャートである。 は、直流電源装置の負荷が予め設定された第3閾値以上である場合の、交流電源の電源電圧、リアクトルに流れる電流(=入力電流I0)、及び、スイッチング制御部からトランジスタに対して出力されるスイッチング信号の一例を示すタイミングチャートである。 は、直流電源装置の負荷が予め設定された第4閾値以下である場合の、交流電源の電源電圧、リアクトルに流れる電流(=入力電流I0)、及び、スイッチング制御部からトランジスタに対して出力されるスイッチング信号の一例を示すタイミングチャートである。 は、直流電源装置(主に、スイッチング制御部)の動作の一例を示すフローチャート(前半部)である。 は、直流電源装置(主に、スイッチング制御部)の動作の一例を示すフローチャート(後半部)である。
符号の説明
1 交流電源
2 直流電源装置
21 昇圧コンバータ
211 リアクトル
212 整流回路
213 コンデンサ
215 整流回路
216 トランジスタ(スイッチング素子)
217 コンデンサ
22 ゼロクロス検知部
23 電流検出器(電流検出手段の一部)
24 CPU(スイッチング制御部)
241 電流検出部(電流検出手段の一部)
242 位相判定部(位相判定手段)
243 期間設定部(期間設定手段)
244 開始時点設定部(開始時点設定手段)
245 オン期間設定部(オン期間設定手段)
246 供給指示部(供給指示手段)
3 モータ制御装置
31 インバータ
32 電圧検出器
33 電流検出器
34 モータ制御部
4 モータ(負荷)

Claims (10)

  1. 交流電源に接続された整流回路と、前記整流回路の入力側又は出力側に接続されたリアクトルと、前記リアクトルに対するエネルギの蓄積及び放出を切り換えるべくオンオフ動作を行うスイッチング素子と、を備えた直流電源装置であって、
    前記交流電源の電圧のゼロクロス点を基準として、前記リアクトルに対するエネルギを蓄積させる期間である第1期間を、該直流電源装置の負荷の状態に応じて設定する期間設定手段と、
    該直流電源装置の負荷が予め設定された第1閾値以上である場合に、前記期間設定手段によって設定された第1期間内において、予め設定された所定のタイミングで前記スイッチング素子を2以上の予め設定された所定回数だけオン状態とするべく、前記スイッチング素子に対して指示信号を出力する供給指示手段と、
    前記所定回数の前記スイッチング素子をオン状態とする期間であるオン期間を、それぞれ、前記第1期間内において前回設定されたオン期間よりも短いオン期間に設定するオン期間設定手段と、
    を備え、
    前記供給指示手段は、前記オン期間設定手段によって設定された前記所定回数分のオン期間だけ前記スイッチング素子をオン状態とするべく、前記スイッチング素子に対して指示信号を出力することを特徴とする直流電源装置。
  2. 前記所定回数分のオン期間の開始タイミングを、前記第1期間の開始点を起点とする予め設定された所定周期毎に設定する開始時点設定手段を備え、
    前記供給指示手段は、前記開始時点設定手段によって設定された開始タイミングで、前記スイッチング素子をオン状態とするべく、前記スイッチング素子に対して指示信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の直流電源装置。
  3. 前記開始時点設定手段は、前記第1期間内において、前記所定周期を順次短縮して、前記所定回数分のオン期間の開始タイミングを設定することを特徴とする請求項2に記載の直流電源装置。
  4. 前記期間設定手段は、該直流電源装置の負荷が予め設定され前記第1閾値より大きい第2閾値以上である場合に、前記第1期間に加えて、隣接するゼロクロス点間の後半部に含まれ、前記リアクトルに対するエネルギを蓄積させる期間である第2期間を設定し、
    前記オン期間設定手段は、前記期間設定手段によって第2期間が設定された場合に、設定された第2期間内において、前記スイッチング素子をオン状態とする期間であるオン期間を設定することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の直流電源装置。
  5. 前記オン期間設定手段は、該直流電源装置の負荷が予め設定され前記第2閾値より大きい第3閾値以上である場合に、前記第2期間内において、複数回のオン期間を設定することを特徴とする請求項4に記載の直流電源装置。
  6. 前記オン期間設定手段は、該直流電源装置の負荷が前記第3閾値以上である場合に、前記負荷が大きい程、前記第2期間内においてオン期間を設定する回数を増加することを特徴とする請求項5に記載の直流電源装置。
  7. 前記リアクトルに流れる電流を検出する電流検出手段と、
    前記電流検出手段によって検出される電流が、前記交流電源から供給される電圧に対して位相が進んでいるか否かを判定する位相判定手段と、
    を備え、
    前記期間設定手段は、前記位相判定手段によって位相が進んでいると判定された場合に、前記第1期間に加えて、隣接するゼロクロス点間の後半部に含まれ、前記リアクトルに対するエネルギを蓄積させる期間である第2期間を設定し、
    前記オン期間設定手段は、前記期間設定手段によって第2期間が設定された場合に、設定された第2期間内において、前記スイッチング素子をオン状態とする期間であるオン期間を設定することを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の直流電源装置。
  8. 前記位相判定手段は、前記電流検出手段を介して、隣接するゼロクロス点間の前半部及び後半部にそれぞれ予め設定された複数回の電流値を取得し、取得された前半部及び後半部のそれぞれの電流値の積算値に基づいて、位相が進んでいるか否かを判定することを特徴とする請求項7に記載の直流電源装置。
  9. 前記期間設定手段は、前記第1期間の開始点を前記交流電源の電圧のゼロクロス点から予め設定された所定の遅延時間だけ経過した時点に設定することを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の直流電源装置。
  10. 前記期間設定手段は、該直流電源装置の負荷が第1閾値以上である場合には、前記負荷が大きい程、前記遅延時間を長く設定し、負荷が予め設定され前記第1閾値より小さい第4閾値以下である場合には、負荷が小さい程、前記遅延時間を長く設定することを特徴とする請求項9に記載の直流電源装置。
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