JP2009097875A - 車載器及び音再生方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】制御部は、コンテンツ情報を受信すると(ステップS1)、受信されたコンテンツ情報に付与されている識別情報によって異なる告知音を決定する(ステップS4)。そして、制御部は決定した告知音により再生部5により再生させる。
【選択図】図7
Description
路側無線装置を介してセンター装置と無線通信を行う通信手段と、
音再生を行う再生手段と、
前記通信手段によりセンター装置からコンテンツ情報を受信すると、コンテンツ情報が受信されたことを告知する告知音を前記再生手段により音再生させる制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記告知音を音再生させる際に、前記受信されたコンテンツ情報に付与されている識別情報によって異なる告知音とする車載器が提供される。
前記制御手段は、前記コンテンツ情報に含まれる事象を示す情報によって異なる告知音とする請求項1に記載の車載器が提供される。
路側無線装置を介してセンター装置と無線通信を行う通信手段と、
音再生を行う再生手段と、
前記通信手段によりセンター装置からコンテンツ情報を受信すると、コンテンツ情報が受信されたことを告知する告知音を前記再生手段により音再生させる制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記告知音を音再生させる際に、前記受信されたコンテンツ情報に含まれる事象を示す情報によって異なる告知音とする車載器が提供される。
路側無線装置を介してセンター装置と無線通信を行う通信手段と、
音再生を行う再生手段と、
前記通信手段によりセンター装置からコンテンツ情報を受信すると、コンテンツ情報が受信されたことを告知する告知音を前記再生手段により音再生させる制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記告知音を音再生させる際に、前記受信されたコンテンツ情報に含まれるテキスト情報を解析し、当該テキスト情報に含まれる文字によって異なる告知音とする車載器が提供される。
前記コンテンツ情報には、再生の優先度の情報が含まれ、
前記制御手段は、前記通信手段により複数のコンテンツ情報が受信されると、前記コンテンツ情報に含まれる優先度の情報に基づいて、優先度の高いコンテンツ情報についての告知音を先に再生させる請求項1〜4の何れか一項に記載の車載器が提供される。
前記制御手段は、前記通信手段により複数のコンテンツ情報が受信されると、複数受信された旨を告知する告知音を再生させる請求項1〜5の何れか一項に記載の車載器が提供される。
前記制御手段は、時間帯によって告知音を異なるものとする請求項1〜6の何れか一項に記載の車載器が提供される。
前記制御手段は、車載器が搭載された車両の走行速度によって告知音を異なるものとする請求項1〜6の何れか一項に記載の車載器が提供される。
前記制御手段は、前記事象を示す情報を解析して、現在地と当該事象が発生した位置までの距離を算出し、当該距離によって告知音を異なるものとする請求項1〜6の何れか一項に記載の車載器が提供される。
センター装置からコンテンツ情報を受信すると、コンテンツ情報が受信されたことを告知する告知音を音再生する音再生方法において、
前記告知音を音再生する際に、前記受信されたコンテンツ情報に付与されている識別情報によって異なる告知音とする音再生方法が提供される。
図1に、第1実施形態における車載器を含む配信システム100のシステム構成を示す。
配信システム100は、図1に示すように、車両Cに搭載された車載器10、路側無線装置20、センター装置30を含んで構成され、センター装置30が路側無線装置20を介して車載器10にコンテンツ情報を配信する。コンテンツ情報とは、ユーザに提供するテキスト情報、画像情報、読み上げ情報等であり、その内容としては例えば交通情報の他、店舗の広告や駐車場、施設への案内等、様々なものが挙げられる。コンテンツ情報の詳細については後述する。
センター装置30は、コンテンツ情報を記憶し、これを車載器10に配信する。センター装置30としては、配信制御を行う制御部、路側無線装置20と通信を行う通信部、コンテンツ情報を記憶する記憶部を備えたコンピュータ端末等を適用可能である。
図1では1台のセンター装置30のみ示したが、コンテンツ情報を配信する配信事業者は複数あり、センター装置30は配信事業者毎に備えられるものである。
図2は、コンテンツ情報のフォーマットの一例を示す図である。
図2に示すように、コンテンツ情報には、コンテンツ情報に付与された識別情報、コンテンツ(テキスト情報、画像情報、読み上げ情報等)の他、コンテンツ情報の配信事業者、情報提供者、再生条件、情報提供(再生)を行う再生予定ポイント、事象、優先度等の情報が含まれる。
なお、コンテンツ情報によっては事象に無関係のものがあり、この場合には事象を示す情報はコンテンツ情報には含まれていない。このような事象を示す情報を含まれていないコンテンツ情報は識別情報によって判別することができる。つまり、特定の識別情報が付されている場合、そのコンテンツ情報には事象を示す情報が含まれていないこととなる。
コンテンツ情報には、最優先情報、優先情報、選択可能情報の何れに該当するのかを示す優先度の情報が含まれ、車載器10ではこの情報を解析することによりコンテンツ情報の優先度を判断する。
車載器10は、図5に示すように、カーナビ部1、VICSモジュール2、DSRC部3、制御部4、再生部5を備えて構成されている。
例えば、路側無線装置20との路車間通信を行う際にはDSRC部3の通信動作を制御する。なお、DSRC部3の制御にあたってはDSRC部3のDSRC制御部3aとの協働により制御を行う。また、DSRC部3を介してセンター装置30から受信したコンテンツ情報の保存、表示制御等を行う。
カーナビ制御部1aは、現在地検出部1bから取得した現在地の情報及び地図記憶部1cに記憶された地図情報等に基づいて、車両Cの現在地から操作部1dを介して設定された目的地までの案内経路を算出する。そして、地図記憶部1cに記憶されている地図情報を用いて算出した案内経路へ誘導するための地図画面を生成し、表示部1eにより表示させる。
表示部1eは、モニタを備え、制御部4の制御に従ってモニタ上に各種情報を表示する。例えば、設定画面や地図画面、センター装置30から受信したコンテンツ情報の表示画面等である。
例えば、記憶部1fは様々な種類の告知音を記憶している。告知音については後述する。その他、記憶部1fはセンター装置30から受信したコンテンツ情報を記憶する。
例えば、事象1の事象は「通行規制」であり、告知音はA1である。また、文字列1の文字列は「落石」であり、告知音B1が対応する。このように、テーブルTでは事象毎又は文字列毎にそれぞれ異なる告知音が定められている。
DSRC部3は、図5に示すようにDSRC制御部3a、通信部3b、記憶部3c、ETC処理部3e、ICカードI/F3fを備えて構成されている。
例えば、ETCによる決済を行う際には、通信部3bの通信動作を制御してETC基地局(ETC決済を行うためにETCゲート付近等に設けられる無線基地局)と決済情報の送受信を行わせる。また、ETC処理部3eにより決済情報の書込処理を行わせる。
また、通信部3bにより路側無線装置20を介してコンテンツ情報を受信した場合にはこれを制御部4に出力する。
記憶部3cは、DSRC制御部3aにより実行される制御プログラム等を記憶している。
ICカードI/F3fは、上記クレジットカード等のスロットを備え、このスロットに挿入されたクレジットカード等のICとETC処理部3eの間で情報のやりとりを仲介する。
読み上げ情報の再生を行う場合、読み上げ情報は中間言語で記述されているので、再生部5は読み上げ情報を音声情報に変換して再生する読み上げ再生処理を行う。読み上げ再生処理では、読み上げ情報を解析して音声合成に必要なパラメータ(音声素片、音韻の継続時間長、ピッチ、振幅の時間変化パターン等)を生成する。そして、生成したパラメータを用いて音声波形を合成する。再生部5は合成音声の信号をスピーカにより出力し、音声による再生を行う。
図7は、車載器10により実行されるコンテンツ告知処理を説明するフローチャートである。コンテンツ告知処理は、コンテンツ情報を受信した際に受信した旨を告知する告知音を再生する処理である。告知音はブザー音等のような単音であってもよいし、メロディ等のような音楽や音声であってもよい。
蓄積型である場合(ステップS2;蓄積型)、当該蓄積型のコンテンツ情報をメモリ1fに保存し(ステップS3)、本処理を終了する。
告知音決定処理については、図8を参照して説明する。
図8に示すように、まず制御部4はコンテンツ情報自体に告知音の情報が含まれているか否かを判断する(ステップS41)。含まれている場合(ステップS41;Y)、その含まれている告知音を、コンテンツ情報の受信を告知する告知音として決定する(ステップS42)。
まず、制御部4は事象の番号Nを初期値1に設定する(ステップS45)。次に、制御部4はコンテンツ情報に含まれる事象を示す情報を参照し、コンテンツ情報の事象が番号Nの事象である場合には(ステップS46;Y)、制御部4は記憶部1fに記憶されているテーブルTに基づいて、その番号Nの事象に対応する告知音ANを判断し、この告知音ANを受信の告知に用いるものとして決定する(ステップS47)。テーブルTでは、事象毎に告知音を異なるものとしているので、番号Nが異なる、つまり事象が異なればその告知音も異なるものとなる。その後、図7のステップS5の処理へ移行する。
コンテンツ情報の識別情報が特定のものである場合、事象を示す情報が含まれないため、コンテンツ情報に含まれる読み上げ文のテキストの文字列によって告知音を異ならせる。
図9に示すように、まず制御部4はコンテンツ情報に含まれる読み上げ情報(TTS及び読み上げ文のテキスト情報)を用いて、テキスト内の文字列の解析を行う(ステップS441)。具体的には、TTSに基づいてテキスト内の文字列を認識し、抽出する。
制御部4は、告知音決定処理において決定した告知音により再生部5により音再生を行わせる(ステップS5)。音再生を終えると、続いて即時型のコンテンツ情報の再生を行わせる(ステップS6)。ここで、コンテンツ情報の再生には再生部5による音再生や、表示部1eによる表示再生等が含まれる。なお、事象によって表示再生するテキスト文字の大きさを異なるものとしてもよい。例えば、事故の事象である場合には文字の大きさを大きくし、イベントの事象である場合には通常の大きさで表示する。文字の大きさによりユーザはコンテンツ情報の内容が異なることを把握することができる。
図10に示すように、制御部4は記憶部1fに蓄積型のコンテンツ情報が保存されていると判断すると(ステップS11;Y)、現在地検出部1bにより車両Cの現在地の情報を取得する(ステップS12)。
例えば、識別情報に応じた告知音を用意しておき、その特別の識別情報に応じた告知音を再生することとしてもよい。上述した説明では、識別情報が特別のものである場合、文字列処理においてテキスト解析を行い、文字列に応じた告知音を決定することとしていたが、例えば、識別情報が特別のものである安全運転支援情報の識別情報である場合にはテキスト解析等は行わずに、その安全運転支援情報に応じた告知音に決定すればよい。
図11に示すように、まずコンテンツ情報を受信すると(ステップS101)、制御部4はコンテンツ情報に付されている識別情報が何であるかを判断する(ステップS102)。識別情報が特定のものである場合(ステップS102;特定の識別情報)、告知音L1に決定する(ステップS103)。特定の識別情報ではなく、多目的情報の識別情報であった場合(ステップS102;多目的情報の識別情報)、告知音L2に決定する(ステップS104)。また、長文読み上げ情報の識別情報であった場合(ステップS102;長文読み上げ情報の識別情報)、告知音L3に決定する(ステップS105)。なお、告知音L1〜L3はそれぞれ異なる告知音である。
これにより、ユーザは告知音によって識別情報が異なることを把握できる。
例えば、通行規制情報の事象であれば告知音Dを用いるところ、コンテンツ情報の再生を行う時間帯が午前中であれば告知音D1、午後であれば告知音D2、夜間であれば告知音D3とする等、同じ事象についてのコンテンツ情報であっても、コンテンツ情報の再生を行う時間帯によって異なる告知音とする。告知音の違いにより、コンテンツ情報の内容を把握できるだけでなく、時間帯が異なることもユーザは把握することができる。
具体的には、テーブルT内で、さらに時間帯毎に異なる告知音を定めておき、制御部4が告知音を決定する際に、テーブルTに基づいて時間帯と一致する告知音を選択すればよい。
例えば、事故の事象の場合、コンテンツ情報には事故の発生位置の情報(経度、緯度等)が含まれている場合があるので、現在地検出部1bにより検出された現在地の情報を制御部4が取得し、検出された現在地から事故の発生位置、つまり事象までの距離を算出する。事象が誘導経路上にあればこの誘導経路上での距離を算出する。そして、算出した距離が例えば3km以内であれば事象までの距離が近いことを告知する告知音E1、3〜10kmであればまだ距離があることを告知する告知音E2、10km離れている場合には事象まで遠いことを告知する告知音E3を再生させる。これにより、ユーザは事象までの遠近を把握することが可能となる。特に、事故等のように事象と車両Cとの位置関係が重要である場合に有効である。
なお、告知音を異なるものとする距離の条件は、予め定めて記憶部1fに記憶しておき、制御部4が告知音の決定時にこの条件を参照して条件に一致する告知音を選択すればよい。
この場合、現在地検出1bにより車両Cの走行速度を検出し、制御部4において検出された走行速度によって告知音を異なるものとする。例えば、走行速度が50〜100km/時と早い速度であれば事象までの接近時間は短いと予測して告知音G1、50km/時以下であれば接近時間は長くかかると予測して告知音G2を再生させる。これにより、ユーザは事象への到達時間の長短を把握することができる。この場合、事故等のように事象と車両Cとの位置関係が重要である場合に有効である。
10 車載器
1 カーナビ部
1d 操作部
1e 表示部
1f 記憶部
T テーブル
3 DSRC部
3a DSRC制御部
3b 通信部
3c 記憶部
4 制御部
5 再生部
20 路側無線装置
30 センター装置
Claims (10)
- 路側無線装置を介してセンター装置と無線通信を行う通信手段と、
音再生を行う再生手段と、
前記通信手段によりセンター装置からコンテンツ情報を受信すると、コンテンツ情報が受信されたことを告知する告知音を前記再生手段により音再生させる制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記告知音を音再生させる際に、前記受信されたコンテンツ情報に付与されている識別情報によって異なる告知音とする車載器。 - 前記制御手段は、前記コンテンツ情報に含まれる事象を示す情報によって異なる告知音とする請求項1に記載の車載器。
- 路側無線装置を介してセンター装置と無線通信を行う通信手段と、
音再生を行う再生手段と、
前記通信手段によりセンター装置からコンテンツ情報を受信すると、コンテンツ情報が受信されたことを告知する告知音を前記再生手段により音再生させる制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記告知音を音再生させる際に、前記受信されたコンテンツ情報に含まれる事象を示す情報によって異なる告知音とする車載器。 - 路側無線装置を介してセンター装置と無線通信を行う通信手段と、
音再生を行う再生手段と、
前記通信手段によりセンター装置からコンテンツ情報を受信すると、コンテンツ情報が受信されたことを告知する告知音を前記再生手段により音再生させる制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記告知音を音再生させる際に、前記受信されたコンテンツ情報に含まれるテキスト情報を解析し、当該テキスト情報に含まれる文字によって異なる告知音とする車載器。 - 前記コンテンツ情報には、再生の優先度の情報が含まれ、
前記制御手段は、前記通信手段により複数のコンテンツ情報が受信されると、前記コンテンツ情報に含まれる優先度の情報に基づいて、優先度の高いコンテンツ情報についての告知音を先に再生させる請求項1〜4の何れか一項に記載の車載器。 - 前記制御手段は、前記通信手段により複数のコンテンツ情報が受信されると、複数受信された旨を告知する告知音を再生させる請求項1〜5の何れか一項に記載の車載器。
- 前記制御手段は、時間帯によって告知音を異なるものとする請求項1〜6の何れか一項に記載の車載器。
- 前記制御手段は、車載器が搭載された車両の走行速度によって告知音を異なるものとする請求項1〜6の何れか一項に記載の車載器。
- 前記制御手段は、前記事象を示す情報を解析して、現在地と当該事象が発生した位置までの距離を算出し、当該距離によって告知音を異なるものとする請求項1〜6の何れか一項に記載の車載器。
- センター装置からコンテンツ情報を受信すると、コンテンツ情報が受信されたことを告知する告知音を音再生する音再生方法において、
前記告知音を音再生する際に、前記受信されたコンテンツ情報に付与されている識別情報によって異なる告知音とする音再生方法。
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