JP4924405B2 - 車載器及び情報配信システム - Google Patents

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本発明は、車載器及び情報配信システムに関する。
近年、DSRC(Dedicated Short Range Communication)を利用して路上に設置された路側無線装置と狭域無線通信を行い、当該路側無線装置を介してセンター装置から情報提供を受けることが可能な車載器がある。
このような車載器を用いたシステムとして、料金所に設けられた送受信アンテナと自動料金収受機能を有する車載器を搭載した車両との間で料金収受のための無線通信を行い、車両を一時停止させることなく料金を自動的に収受するETC(Electronic Toll Collection System)が知られている。このETCの技術は、送受信アンテナの通信領域内における電波の漏洩が問題となっていた。
そこで、ETCにおける電波の漏洩を防止する技術として、例えば、送受信アンテナの通信領域内における電波の漏洩を抑制するために、電波吸収本体部材と電波吸収補助部材とを備える電波吸収体が開示されている(特許文献1参照)。
特開2002−237719号公報
しかしながら、上述したようなETCにおける漏洩防止技術は、予め車両の進行方向が定められており、通信を行う道路を特定できる構成の道路では有効であるが、特に進行方向が定められていない道路であったり、電波吸収体を設置できるスペースが無い道路であったりする場合には、電波の漏洩を防止することは困難である。
また、GPS(Global Positioning System)や地図情報を有さない車載器は、当該車載器を搭載した車両の位置や進行方向を認識することができない。そのため、対向車線に設置された路側無線装置からの電波の漏洩がある場合、車載器は、漏洩電波を受信して出力してしまうため、不要な情報がユーザに提供されてしまうという問題がある。特に、環状道路の内回り又は外回りの車線から放射道路へ走行する場合、進行方向が下りとなるが、上り車線に設置された路側無線装置からの電波の漏洩があると、上り車線の情報がユーザに提供されてしまうという問題がある。
本発明の課題は、路側無線装置から無線通信により受信した情報を音声により提供する車載器において、当該車載器を搭載した車両が環状道路から放射道路へ走行する場合、進行方向の判別誤りを防止し、不要な情報がユーザに提供されることを防止することである。
請求項1に記載の発明は、道路上に設置された複数の路側無線装置から無線で送信される当該路側無線装置が設置された道路を走行する車両の進行方向に関する方向情報とコンテンツ情報とを含む配信情報を受信する通信手段と、前記通信手段により受信された前記配信情報を記憶する記憶手段と、前記コンテンツ情報に応じた動作を実行する実行手段と、前記通信手段により受信された前記配信情報に含まれている方向情報に基づいて環状道路を走行中であると判別し、当該判別後、前記通信手段により受信された前記配信情報に含まれている方向情報に基づいて環状道路を走行中でないと判別した場合、当該方向情報が下りを示す配信情報に含まれているコンテンツ情報の実行を前記実行手段において有効とする制御手段と、を備える車載器であること、を特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車載器において、前記制御手段は、前記方向情報が内回り又は外回りである場合、環状道路を走行中であると判別する、ことを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車載器において、前記制御手段は、前記方向情報が内回り又は外回りでない場合、環状道路を走行中でないと判別する、ことを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、道路上に設置され、受信した配信情報を予め設定された範囲内に無線送信する複数の路側無線装置と、前記路側無線装置が設置された道路を走行する車両の進行方向に関する方向情報とコンテンツ情報とを含む前記配信情報を送信するセンター装置と、請求項1から3のいずれか一項の車載器と、を備えた情報配信システムであること、を特徴としている。
本発明によれば、路側無線装置から無線通信により受信した情報を音声により提供する車載器において、当該車載器を搭載した車両が環状道路から放射道路へ走行する場合、進行方向の判別誤りを防止し、不要な情報がユーザに提供されることを防止することができる。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、発話型車載器に関して実施の形態に記載するが、発明の範囲は図示例に限定されず、センター装置から路側無線装置を介して車載器と通信を行うITS(Intelligent Transport Systems)車載器において、ナビゲーション機能を有した機器と接続し、音声情報の他に画像情報、テキスト情報等を含んだ車載器にも適用される。
まず、構成を説明する。
図1に、本実施の形態における車載器を含む情報配信システム100のシステム構成を示す。
情報配信システム100は、図1に示すように、車両Cに搭載された車載器10、複数の路側無線装置20、センター装置30を含んで構成され、センター装置30が路側無線装置20を介して車載器10に方向情報(方向コード)と提供対象となる道路情報とコンテンツ情報とを含む配信情報を含むデータを配信する。
方向コードとは、各路側無線装置が設置された道路を走行する車両の進行方向を示す情報であり、例えば、上り、下り、東向き、西向き、北向き、南向き、内回り、外回りのうちいずれか一つを示す情報である。道路情報とは、提供対象となる道路種別を示す情報であり、例えば、高速道路、一般国道、主要地方道等が含まれる。
コンテンツ情報とは、ユーザに提供する読み上げ情報(TTS情報)や音声情報を含む情報である。
以下、各構成装置について詳細に説明する。
センター装置30は、配信情報を含むデータを記憶し、当該データを路側無線装置20を介して車載器10に配信する。センター装置30としては、配信制御を行う制御部、路側無線装置20と通信を行う通信部、配信情報を含むデータを記憶する記憶部を備えたコンピュータ端末等を適用可能である。
図1では1台のセンター装置30のみ示したが、配信情報を含むデータを配信する配信事業者は複数あり、センター装置30は配信事業者毎に備えられるものであってもよい。
ここで、センター装置30が配信する配信情報に含まれるコンテンツ情報について説明する。
図2に、コンテンツ情報を含むデータの一例を示す。
図2に示すように、データには、音声読み上げ情報を始めとするコンテンツ情報としての発話情報D1の他、道路種別(例えば、高速道路、一般道、主要地方道・・・)、方向コード(上り、下り、内回り、外回り、情報なし・・・)等の現在位置情報が含まれる。
コンテンツ情報は、その内容によって識別情報が付与されている。この識別情報は、内容によって情報を分類したときのその分類を示す情報である。分類の例としては、例えば緊急メッセージ情報、安全運転支援情報、長文読み上げ情報等が挙げられる。コンテンツ情報には、その内容によって分類された場合、当該分類に応じて予め設定された識別情報が付与されることとなる。
また、コンテンツ情報には、TTS(Text to Speech)からなる長文読み上げ情報が含まれる他に表示用テキスト情報が含まれることもある。TTSは音声合成用の情報であり、読み上げ情報を再生する場合には、TTSに基づいて音声情報を生成する処理が必要となる。
また、コンテンツ情報には車両の交通に関連する事象を示す情報が含まれる。事象とは出来事や事柄をいい、事象を示す情報としては例えば通行規制情報、災害規制情報、渋滞情報、気象情報、駐車場情報、SA(サービスエリア)・PA(パーキングエリア)情報、施設情報、経路案内情報、工事情報、路面情報、地震情報等がある。
また、コンテンツ情報は実行の優先度によって、最優先情報、優先情報、選択可能情報に分類され、この情報を解析することによりコンテンツ情報の優先度が判別される。優先度は最優先情報、優先情報、選択可能情報の順に高い。最優先情報は受信後すぐに再生するコンテンツ情報である。最優先情報としては、例えば地震の通知等の緊急メッセージ情報が挙げられる。優先情報は受信後必ず再生するが、再生のタイミングは特に指定しないものである。例えば、事故等の注意警戒情報が挙げられる。選択可能情報は再生するか否かはユーザが選択でき、その再生のタイミングについても特に指定がないものである。例えば、一般の広告情報やハイウェイラジオのような情報等が該当する。
路側無線装置20は高速道路や一般道等の道路や駐車場の出入口の道路上に複数設置され、各路側無線装置20はネットワークNを介してセンター装置30と接続されている。また、路側無線装置20と、路上を走行する車両Cの車載器10とは無線通信が可能である。
路側無線装置20は、図3に示すように本体装置20aとアンテナ20bとから構成されている。路側無線装置20は、道路脇や道路上方に設置されたアンテナ20bから、到達距離が限定されたDSRCの電波を放射して、路側無線装置20近傍に予め設定された範囲である路側エリアZを形成する。この路側エリアZ内にある車両Cの車載器10とだけ双方向狭域無線通信が可能となる。以下、路側無線装置20と車載器10間の狭域無線通信を路車間通信という場合がある。
DSRCは、5.8GHz帯域の電波を使った通信方式であり、その通信範囲は例えば数メートルから数十メートルである。路側無線装置20からのDSRCの送信出力は何れも同じ程度に設定されているので、複数の路側無線装置20がそれぞれ形成する路側エリアZは設置場所に関係なく、ほぼ一定である。
本体装置20aは、車載器10とセンター装置30間の情報のやりとりを仲介するための処理を行う。すなわち、本体装置20aは、予めセンター装置30から送信された発話型提供情報を始めとする各種情報を記憶しており、通信エリアZ内に車両Cが進入すると、この車両Cに搭載された車載器10とアンテナ20bを介して通信を行って、センター装置30から送信された各種情報を車載器10に配信する。本体装置20aは、情報処理や通信制御を行う制御部、記憶部等を備えたコンピュータ端末を適用することができる。
図4に、車載器10の構成を示す。
図4に示すように、車載器10は、制御部1、記憶部2、ROM(Read Only Memory)3、RAM(Random Access Memory)4、操作表示部5、DSRC部6、再生部7、I/O部8等を備えて構成されている。
制御部1は、CPU(Central Processing Unit)等から構成され、ROM3に記憶された制御プログラムや必要なデータをRAM4に展開し、各種演算を行う他、各部の集中制御を行う。例えば、路側無線装置20との路車間通信を行う際にはDSRC部6の通信動作を制御する。なお、DSRC部6の制御にあたってはDSRC部6のDSRC制御部との協働により制御を行う。また、DSRC部6を介して路側無線装置20から受信したデータの保存、実行制御等を行う。
また、本実施の形態における制御部1は、記憶部2に記憶されたプログラムや必要なデータをRAM4に展開し、DSRC部6により受信されたデータの配信情報に含まれている方向コードに基づいて環状道路を走行中であると判別し、当該判別後、DSRC部6により受信された配信情報に含まれている方向コードに基づいて環状道路を走行中であるか否かを判別し、環状道路を走行中でないと判別した後、当該方向コードが下りを示す配信情報に含まれているコンテンツ情報の実行を再生部7において有効とする環状道路出口処理を制御する。
制御部1は、当該車載器10を搭載している車両が環状道路を走行中であるか否かの判別として、DSRC部により受信された配信情報に含まれている方向コードが内回り又は外回りである場合には環状道路を走行中であると判別し、方向コードが内回り又は外回りでない場合には環状道路を走行中でないと判別する。
環状道路とは、都心からほぼ一定の距離を保ちながら、都心と郊外あるいは他の都市に向かって放射状に延びた道路(放射道路)と交わる道路である。
記憶部2は、不揮発性のメモリから構成され、環状道路出口処理を実行させるためのプログラムや当該プログラムの実行に必要なパラメータやデータ、路側無線装置20を介してセンター装置30から受信した配信情報を含むデータを記憶する。
ROM3は、制御部1により実行される制御プログラム、当該制御プログラムの実行に必要なデータ等を記憶している。なお、ROM3は、読出し専用の記憶装置であれば良く、磁気的、光学的記憶媒体又は半導体メモリで構成されていても良い。
RAM4は、制御部1により制御実行される各種処理において、記憶部2やROM3から読み出された各種プログラム、入力、若しくは出力データ及びパラメータなどの一時的な格納領域となる。
操作表示部5は、LED(Light Emitting Diode)などの表示器と操作キー群から構成されている。操作表示部5は、制御部1から入力される表示信号に従って、表示器上に各種情報を表示したり、操作キー群から入力される操作信号を制御部1に出力したりする。
DSRC部6は、センター装置30からデータを受信するための通信処理等を行い、通信手段として機能する。
DSRC部6は、図4に示すようにDSRC制御部6a、通信部6b、記憶部6c等を備えて構成されている。
DSRC制御部6aは、CPU、RAM等から構成され、記憶部6cに記憶されている制御プログラム及び必要なデータをRAMに展開し、DSRC部6の各部の動作を制御する。例えば、通信部6bにより路側無線装置20を介してデータを受信した場合にはこれを制御部1に出力する。
通信部6bは、車両Cのダッシュボード上でフロントガラス近傍に固設されたアンテナを備え、このアンテナを介して路側無線装置20等とDSRCの電波の送受信を行う。
記憶部6cは、DSRC制御部6aにより実行される制御プログラムは必要なデータ等を記憶している。
再生部7は、スピーカ7a等を備え、配信情報に含まれているコンテンツ情報に応じた動作(例えば、音による再生)を実行するコンテンツ実行手段として機能する。
読み上げ情報の再生を行う場合、読み上げ情報は中間言語で記述されているので、再生部7は読み上げ情報を音声情報に変換して再生する読み上げ再生処理(TTS(Text to Speech)処理)を行う。読み上げ再生処理では、読み上げ情報を解析して音声合成に必要なパラメータ(音声素片、音韻の継続時間長、ピッチ、振幅の時間変化パターン等)を生成する。そして、生成したパラメータを用いて音声波形を合成する。再生部7は合成音声の信号をスピーカ7aにより出力し、音声による再生を行う。
I/O部8は、外部装置との通信を行うインターフェースである。外部装置との通信制御は、制御部1からの指示に従って行われる。例えば、I/O部8を介して接続された外部装置にコンテンツ情報や各種プログラム等のデータの入出力を行なうことができる。
次に、動作について説明する。
図5に、車載器10の制御部1により実行される環状道路出口処理を説明するフローチャートを示す。なお、環状道路出口処理は、車載器10に電力が供給されている間、実行される処理とする。
制御部1は、まず、車載器10を搭載した車両が環状道路を走行中であるか否かを示す環状フラグ(Kanjyo)を0に設定し(ステップS1)、方向コードを受信したか否か、即ち、配信情報を含むデータを受信したか否かを判別する(ステップS2)。方向コードを受信していない場合(ステップS2;No)、ステップS2に戻る。
制御部1は、方向コードを受信した場合(ステップS2;Yes)、当該方向コードは内回り又は外回りであるか否かを判別し(ステップS3)、内回り又は外回りである場合(ステップS3;Yes)、車載器10を搭載した車両が環状道路を走行中であると判別して環状フラグを1に設定し(ステップS4)、ステップS2に戻る。
なお、ステップS4からステップS2に戻る際、当該方向コードと、当該方向コードの受信時点よりも前に受信した方向コードとが一致する場合、当該方向コードと共に配信情報に含まれるコンテンツ情報の実行を再生部7において有効と判別し、当該コンテンツ情報を実行させてもよい。
制御部1は、内回り又は外回りでない場合(ステップS3;No)、車載器10を搭載した車両が環状道路を走行中でないと判別し、環状フラグは1か否かを判別する(ステップS5)。
制御部1は、環状フラグが1でない場合(ステップS5;No)、ステップS2に戻り、環状フラグが1である場合(ステップS5;Yes)、環状フラグを0に設定し(ステップS6)、ステップS2において受信した方向コードは下りであるか否かを判別する(ステップS7)。
なお、ステップS5;NoからステップS2に戻る際、当該方向コードと、当該方向コードの受信時点よりも前に受信した方向コードとが一致する場合、当該方向コードと共に配信情報に含まれるコンテンツ情報の実行を再生部7において有効と判別し、当該コンテンツ情報を実行させてもよい。
制御部1は、ステップS2において受信した方向コードが下りである場合、即ち、車載器10を搭載した車両が環状道路から放射道路へ走行して進行方向が下りとなり、当該進行方向と同方向である方向コード(下り)の配信情報を受信した場合(ステップS7;Yes)、当該方向コードと共に配信情報に含まれるコンテンツ情報の実行を再生部7において有効と判別し(ステップS8)、当該コンテンツ情報を再生部7により実行させ、ステップS2に戻る。
制御部1は、ステップS2において受信した方向コードが下りでない場合、即ち、車載器10を搭載した車両が環状道路から放射道路へ走行して進行方向が下りとなっているが、当該進行方向と異なる方向である方向コードの配信情報を受信した場合(ステップS7;No)、当該方向コードと共に配信情報に含まれるコンテンツ情報の実行を再生部7において無効と判別し(ステップS9)、当該コンテンツ情報を再生部7により実行させず、ステップS2に戻る。
図6に、路側無線装置20の設置位置の例を示し、当該例における車載器10の環状道路出口処理の動作例を説明する。
図6に示すように、路側無線装置20a、20bを第1放射道路B1に設置し、路側無線装置20c、20dを環状道路Aに設置し、路側無線装置20e、20fを第2放射道路B2に設置する。
路側無線装置20a、20fは、上り車線に設置されており、方向コードが上りの配信情報を無線送信する。路側無線装置20b、20eは、下り車線に設置されており、方向コードが下りの配信情報を無線送信する。路側無線装置20cは、外回り車線に設置されており、方向コードが外回りの配信情報を無線送信する。路側無線装置20dは、内回り車線に設置されており、方向コードが内回りの配信情報を無線送信する。
第1放射道路B1の上り車線から環状道路Aの外回りを経て第2放射道路B2の下り車線を走行する車両に搭載された車載器10の環状道路出口処理を説明する。
まず、第1放射道路B1の上り車線を走行中の車両に搭載された車載器10は、環状フラグが0に設定されているものとする。
当該車載器10を搭載した車両が路側無線装置20aの路側エリアを通過すると、当該車載器10は、路側無線装置20aから配信情報を含むデータを受信する。当該配信情報に含まれている方向コードは上りであって内回り又は外回りでなく、また、環状フラグが1でないことから、当該方向コード(上り)と当該方向コードの受信時点よりも前に受信した方向コードとが一致する場合、当該方向コードと共に配信情報に含まれるコンテンツ情報の実行が再生部7において有効と判別され、当該コンテンツ情報が実行される。
その後、当該車載器10を搭載した車両が第1放射道路B1の上り車線から環状道路Aの外回りに進行し、路側無線装置20cの路側エリアを通過すると、当該車載器10は、路側無線装置20cから配信情報を含むデータを受信する。当該配信情報に含まれている方向コードは外回りであることから、環状フラグが0から1に設定され、当該方向コード(外回り)と当該方向コードの受信時点よりも前に受信した方向コードとが一致する場合、当該方向コードと共に配信情報に含まれるコンテンツ情報の実行が再生部7において有効と判別され、当該コンテンツ情報は実行される。
更に、当該車載器10を搭載した車両が環状道路Aの外回りから第2放射道路B2の下り車線に進行し、路側無線装置20eの路側エリアを通過すると、当該車載器10は、路側無線装置20eから配信情報を含むデータを受信する。当該配信情報に含まれている方向コードは下りであって内回り又は外回りでなく、また、環状フラグが1であることから、環状フラグが1から0に設定され、更に、当該方向コードが下りであることから、当該方向コードと共に配信情報に含まれるコンテンツ情報の実行が再生部7において有効と判別され、当該コンテンツ情報が実行される。
ここで、第2放射道路B2の上り車線に設置されている路側無線装置20fから配信情報を含むデータが第2放射道路B2の下り車線に漏洩している場合、当該データが漏洩しているエリアを車両が通過すると、当該車両に搭載されている車載器10は、路側無線装置20fから配信情報を含むデータを受信する。当該配信情報に含まれている方向コードは上りであって内回り又は外回りでなく、また、環状フラグが1であることから、環状フラグが1から0に設定され、更に、当該方向コードが上りであることから、当該方向コードと共に配信情報に含まれるコンテンツ情報の実行が再生部7において無効と判別され、当該コンテンツ情報が実行されない。
以上のように、本実施形態によれば、現在位置や進行方向を判別する装置を備えない車載器において、当該車載器を搭載した車両が環状道路から放射道路へ走行する場合、進行方向の判別誤りを防止し、不要な情報がユーザに提供されることを防止することができる。
また、上記実施の形態における情報配信システムに関して、上記実施の形態は緯度経度や方向を判別する手段を有しない発話型車載器に適用されるのが好ましいが、車載器は発話型には限定されない。
本実施の形態における車載器を含む情報配信システムのシステム構成を示す図である。 コンテンツ情報の一例を示す図である。 図1の路側無線装置の路側エリアを説明する図である。 車載器の構成を示す図である。 環状道路出口処理を説明するフローチャートである。 路側無線装置の設置位置の例を示す図である。
符号の説明
1 制御部
2 記憶部
3 ROM
4 RAM
5 操作表示部
6 DSRC部
6a DSRC制御部
6b 通信部
6c 記憶部
7 再生部
7a スピーカ
8 I/O部
10 車載器
20 路側無線装置
20a 本体装置
20b アンテナ
30 センター装置
100 情報配信システム
A 環状道路
B1 第1放射道路
B2 第2放射道路
C 車両
N ネットワーク
Z 路側エリア

Claims (4)

  1. 道路上に設置された複数の路側無線装置から無線で送信される当該路側無線装置が設置された道路を走行する車両の進行方向に関する方向情報とコンテンツ情報とを含む配信情報を受信する通信手段と、
    前記通信手段により受信された前記配信情報を記憶する記憶手段と、
    前記コンテンツ情報に応じた動作を実行する実行手段と、
    前記通信手段により受信された前記配信情報に含まれている方向情報に基づいて環状道路を走行中であると判別し、当該判別後、前記通信手段により受信された前記配信情報に含まれている方向情報に基づいて環状道路を走行中でないと判別した場合、当該方向情報が下りを示す配信情報に含まれているコンテンツ情報の実行を前記実行手段において有効とする制御手段と、
    を備える車載器。
  2. 前記制御手段は、
    前記方向情報が内回り又は外回りである場合、環状道路を走行中であると判別する、
    請求項1に記載の車載器。
  3. 前記制御手段は、
    前記方向情報が内回り又は外回りでない場合、環状道路を走行中でないと判別する、
    請求項1又は2に記載の車載器。
  4. 道路上に設置され、受信した配信情報を予め設定された範囲内に無線送信する複数の路側無線装置と、
    前記路側無線装置が設置された道路を走行する車両の進行方向に関する方向情報とコンテンツ情報とを含む前記配信情報を送信するセンター装置と、
    請求項1から3のいずれか一項の車載器と、
    を備えた情報配信システム。
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