JP2010055132A - 車載器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ETC機能及びDSRC機能を有する車載器10において、ETCの決済が可能なETCカード、DSRCの決済が可能なDSRCカード、又はETC及びDSRCの両方の決済が可能なコンビカードのうち、何れか一のカードを挿入可能なカード挿入部2eと、前記ETCカード、又は前記コンビカードがカード挿入部2eに挿入されているか否か判断し、挿入されていないと判断した場合、ETCの決済が可能でない旨の通知を行う制御部3と、を備える車載器10とする。
【選択図】図1
Description
なお、電源投入時以外でETCカードのチェックを行う車載器も存在する(特許文献1参照)。特許文献1の車載器によれば、ETC専用の入口の料金所(以下、「ETCゲート」という)を通過する際に挿入されていたETCカードと、車載器が停止後再起動した際に挿入されているカードとの同一性を出口のETCゲート付近でチェックする。
ITS車載器では、ETCカードが挿入されていない場合であっても、DSRCカードが挿入されていれば電源投入時のエラー通知は行われない。従って、ユーザは、ETCカードが挿入されていないことに気付かず、入口又は出口のETCゲートに衝突してしまう危険性がある。
こうした状況が起こり得る具体例として、例えばサービスエリアの駐車場等でDSRCカードによる決済を行った後にETCカードに差し替えない場合が考えられる。なお、ETC及びDSRCの両方の決済が可能なコンビカードも存在するが、市場における普及率は数パーセントである。よって、多くの場合は上記した衝突の危険性を伴う。
ETC機能及びDSRC機能を有する車載器において、
ETCの決済が可能なETCカード、DSRCの決済が可能なDSRCカード、又はETC及びDSRCの両方の決済が可能なコンビカードを挿入可能なカード挿入部と、
前記ETCカード、又は前記コンビカードが前記カード挿入部に挿入されているか否か判断し、挿入されていないと判断した場合、ETCの決済が可能でない旨の通知を行う制御部と、
を備える車載器が提供される。
前記制御部は、DSRCの決済を前記DSRCカードによって行った後、前記ETCカード、又は前記コンビカードが前記カード挿入部に挿入されているか否か判断する車載器が提供される。
前記制御部は、ETCゲート付近に予め設置されている予告アンテナを検出した際、前記ETCカード、又は前記コンビカードが前記カード挿入部に挿入されているか否かを判断する車載器が提供される。
前記制御部は、ナビゲーションシステムによって探索された誘導経路上に前記ETCゲートが設置されている場合であって、前記車載器を搭載する車両が予め定められた規定距離まで前記ETCゲートに接近した場合、前記ETCカード、又は前記コンビカードが前記カード挿入部に挿入されているか否かを判断する車載器が提供される。
前記制御部は、ナビゲーションシステムによる経路誘導中ではないが前記車両周辺の地図が案内されている場合であって、前記車両の進路上、又は周辺に前記ETCゲートがあり、前記車両が予め定められた規定距離まで前記ETCゲートに接近した場合、前記ETCカード、又は前記コンビカードが前記カード挿入部に挿入されているか否かを判断する車載器が提供される。
前記制御部は、前記カード挿入部に挿入されている前記ETCカード、又は前記コンビカードの有効期限が切れているか否か判断し、有効期限が切れていると判断した場合、ETCの決済が可能でない旨の通知を行う車載器が提供される。
記憶部を更に備え、
前記制御部は、ETCの決済が可能でない旨の通知を予め定められた回数だけ通知した後であって、通知後も前記ETCカード又は前記コンビカードが前記カード挿入部に挿入されていない場合、ETCの決済が可能でない旨を示すステータス情報を生成し、当該生成したステータス情報を前記記憶部に記憶させ、当該記憶されたステータス情報に基づいて、ETCの決済が可能でない旨を通知する車載器が提供される。
前記制御部は、音声によってETCの決済が可能でない旨の通知を行う車載器が提供される。
まず、構成を説明する。
図1に、第1実施形態における車載器10の構成を示す。
車載器10は、カーナビ部1、DSRC部2、制御部3等を備えて構成される。
例えばETCによる決済を行う際、DSRC通信部2bの通信動作を制御してETC基地局(ETC決済を行うためにETCゲート付近等に設けられる無線基地局)と決済情報の送受信を行わせる。また、ETC処理部2dにより決済情報の書込処理を行わせる。
以下、ETCの決済可能なクレジットカード等をETCカードという。
図2に、第1カード判別処理を示す。
制御部3は、カード挿入部2eにカードが挿入されているか否か判断する(ステップS1)。
出力するアナウンスの例としては、「カードが挿入されていません。カードを挿入して下さい」等がある。
N回以上アナウンスしていない場合(ステップS3;N)、制御部3は、ステップS1に移行する。
N回以上アナウンスした場合(ステップS3;Y)、制御部3は、ステータス1のステータス情報を生成して記憶部1fに記憶し(ステップS4)、第1カード判別処理を終了する。
ここで、ステータス1のステータス情報とは、カードが挿入されていない旨を示す情報であって、具体的には、「カードが挿入されていません。ETCカードを挿入して下さい。」との音声情報である。
ETCカードでない場合(ステップS5;N)、制御部3は、挿入されているカードがDSRCカードであるか否か判断する(ステップS6)。
出力するアナウンスの例としては、「カードが正しく挿入されていません。カードを確認して下さい。」等がある。
N回以上アナウンスしていない場合(ステップS9;N)、制御部3は、ステップS1に移行する。
N回以上アナウンスした場合(ステップS9;Y)、制御部3は、ステータス2のステータス情報を生成して記憶部1fに記憶し(ステップS10)、第1カード判別処理を終了する。
ここで、ステータス2のステータス情報とは、ETCカードが適切に挿入されていない旨を示す情報であって、具体的には、「ETCカードを挿入して下さい。」との音声情報である。
出力するアナウンスの例としては、「クレジット決済が可能です。ETCはご利用になりません。」等がある。
そして、制御部3は、ステータス3のステータス情報を生成して記憶部1fに記憶し(ステップS13)、第1カード判別処理を終了する。
ここで、ステータス3のステータス情報とは、カードは挿入されているがETCカードが挿入されていない旨を示す情報であって、具体的には、「ETCカードに交換して下さい。」との音声情報である。
コンビカードである場合(ステップS14;Y)、制御部3は、ETC及びDSRCの両方の決済が可能なカードであると判別する(ステップS15)。そして、制御部3は、ETC及びDSRCの両方の決済が可能である旨のアナウンスを出力し(ステップS16)、第1カード判別処理を終了する。
出力するアナウンスの例としては、「ETCが利用可能です。クレジット決済が可能です。」等がある。
出力するアナウンスの例としては、「ETCが利用可能です。クレジット決済にはクレジットカードを挿入して下さい。」等がある。
図3に、予告アンテナを利用した通知処理を示す。
制御部3は、DSRC通信部2bを介して、ETC予告アンテナを検出したか否か判断する(ステップS21)。
なお、ETC予告アンテナは、ETCゲートの数百メートル程度手前に設置されており、ETCゲートに進入してくる車両に対してETCゲートの動作状態を通知するものである。
ETC予告アンテナを検出した場合(ステップS21;Y)、制御部3は、記憶部2cにステータス情報が記憶されているか否か判断する(ステップS22)。
ステータス情報が記憶されている場合(ステップS22;Y)、制御部3は、記憶されているステータス情報を音声により出力し(ステップS23)、ETC予告アンテナを利用した通知処理を終了する。
具体的には、ステータス1のステータス情報によれば、「カードが挿入されていません。ETCカードを挿入して下さい。」との音声が出力される。ステータス2のステータス情報によれば、「ETCカードを挿入して下さい。」との音声が出力される。ステータス3のステータス情報によれば、「ETCカードに交換して下さい。」との音声が出力される。
制御部3は、カーナビ部1による経路誘導中であるか否か判断する(ステップS31)。
なお、車両を中心とし、半径が規定距離以内にETCゲートが設置されているか否かを判断するとしてもよい。
また、道路によっては高速道路入口への専用レーンが設置されている場合があるため、光ビーコンのレーン情報と併せて、高速道路入口への専用レーン走行を判断基準として利用しても良い。
規定距離以内にETCゲートが設置されている場合(ステップS32;Y)、制御部3は、ステップS34に移行する。
規定距離以内にETCゲートが設置されている場合(ステップS32;Y)、制御部3は、ステータス情報が記憶部2cに記憶されているか否か判断する(ステップS33)。
ステータス情報が記憶されている場合(ステップS33;Y)、制御部3は、記憶されているステータス情報を音声により出力し(ステップS34)、ナビゲーションシステムを利用した通知処理を終了する。
なお、ここで出力される音声は、図3のステップS23と同様、記憶されているステータス情報がステータス1〜3の何れであるかによって異なる。また、出力される具体的な音声の内容は、図3のステップS23において説明した内容と同様であるため、ここでの説明は省略する。
次に、第2実施形態における車載器10Aについて説明する。
図5に、車載器10Aの構成を示す。
図5に示す車載器10Aは、図1に示した車載器10からカーナビ部1、及び制御部3を除いた構成となっており、DSRC機能のみを有する車載器である。
DSRC部20における各部の機能は図1の車載器10と同様であるため、ここでの説明は省略する。
図6に示す第2カード判別処理は、図2に示した第1カード判別処理と主として同様の内容であり、一部の処理が異なる。具体的には、図6に示す第2カード判別処理ではステータス情報を記憶する処理を行わない。
以下、一部の異なる処理についてのみ説明する。
N回以上アナウンスしていない場合(ステップS3A;N)、DSRC制御部20aは、ステップS1Aに移行する。
N回以上アナウンスした場合(ステップS3A;Y)、DSRC制御部20aは、第2カード判別処理を終了する。
N回以上アナウンスしていない場合(ステップS9A;N)、DSRC制御部20aは、ステップS1Aに移行する。
N回以上アナウンスした場合(ステップS9A;Y)、DSRC制御部20aは、第2カード判別処理を終了する。
出力するアナウンスの例としては、「クレジット決済が可能です。ETCはご利用になりません。」等がある。
例えば、挿入口がETCカード用とDSRCカード用で2つある場合、制御部3又はDSRC制御部20aは、各挿入口におけるカードの有無を判断する(ステップS1、S1A参照)。そして、各挿入口における判別結果をアナウンスする(ステップS2、S2A参照)。何れか一方の挿入口にのみETCカード、又はDSRCカードが挿入されている場合は、各挿入口の条件を合わせた判別結果をアナウンスする(ステップS12、S12A等参照)。また、両方の挿入口にETCカード及びDSRCカードがそれぞれ挿入されている場合には、コンビカードと同様の処理を行う(ステップSS16、S16A参照)。
以上のように、カード挿入口が2つある場合でも、第1実施形態及び第2実施形態と同様の処理を行うことで、ETCゲートへの衝突事故を防止することができる。
第3実施形態における車載器は、第1実施形態における車載器10と同様の構成及び機能を有し、主な処理動作も同様であるが、一部の処理が異なる。具体的には、図7に示す第3カード判別処理において、カードの有効期限のチェックを行う。
以下、図7を参照して、異なる処理についてのみ説明する。なお、第3実施形態における車載器の構成は図1の車載器10と同様であるため、同一の符号を付して説明する。
ETCカードの場合(ステップS5B;Y)、制御部3は、挿入されているカードの有効期限が切れているか否か判断する(ステップS51B)。
なお、所定の規定値は例えば「1ヶ月」等であればよく、1ヶ月の場合、制御部3は、カードの有効期限が1ヶ月で切れるか否か判断する。
規定値以下である場合(ステップS52B;N)、制御部3は、有効期限が迫っている旨のアナウンスを出力し(ステップS53)、第3カード判別処理を終了する。
なお、有効期限が迫っている旨のアナウンスには、例えば「ETCカードの有効期限が迫っています。ご注意下さい」等がある。
なお、出力されるアナウンスには、例えば「ETCカードの有効期限が切れています。利用できるETCカードに差し替えて下さい。」等がある。
カードが抜かれた場合(ステップS55B;Y)、制御部3は、ステップS1Bに移行する。
カードが抜かれない場合(ステップS55B;N)、制御部3は、ステータス4のステータス情報を生成して記憶部1fに記憶し(ステップS56B)、第3カード判別処理を終了する。
ステータス4のステータス情報は、図3及び図4に示したステータス情報に基づく通知処理において用いられることになる。
第4実施形態における車載器は、第1実施形態における車載器10と同様の構成及び機能を有し、主な処理動作も同様であるが、一部の処理が異なる。具体的には、図8に示すカード確認処理を行う。
以下、図8を参照して、カード確認処理を説明する。なお、第4実施形態における車載器の構成は図1の車載器10と同様であるため、同一の符号を付して説明する。
DSRCの決済が終了していない場合(ステップS41;N)、制御部3は、DSRCの決済が終了するまで待機する。
DSRCの決済が終了した場合(ステップS41;Y)、制御部3は、車両の速度は規定値以上であるか否か判断する(ステップS42)。
なお、車両の速度が規定値以上であるか否かは、例えば車速パルスによって判断することができる。
規定値以上である場合(ステップS42;Y)、制御部3は、マップマッチしている道路は公道であるか否か判断する(ステップS43)。
なお、マップマッチ機能がカーナビ部1にない場合や、何らかの理由でマップマッチできない場合、制御部3は、ステップS44に移行するとしてもよい。マップマッチできない場合とは、具体的には、カーナビ部1が記憶する地図データが古くて道路データがない場合等がある。
マップマッチしている道路が公道である場合(ステップS43;Y)、制御部3は、カード挿入部2eに挿入されているカードがコンビカードであるか否か判断する(ステップS44)。
コンビカードでない場合(ステップS44;N)、制御部3は、ETCカード、又はコンビカードへの差し替えを促す旨のアナウンスを出力する(ステップS45)。
なお、出力されるアナウンスには、例えば「車を停車させてETCカードに交換して下さい。」等がある。
カードが抜かれた場合(ステップS46;Y)、制御部3は、カード判別処理に移行して(ステップS47)、カード確認処理を終了する。なお、ステップS46のカード確認処理は、図1、図6、図7に示した第1〜第3カード確認処理の何れであってもよい。
N回以上アナウンスした場合(ステップS48;Y)、制御部3は、ステータス5のステータス情報を生成して記憶部1fに記憶し(ステップS49)、カード確認処理を終了する。
ここで、ステータス5のステータス情報とは、ETCカードへの差し替えを促す旨を示す情報であって、具体的には、「車を停止させてETCカードに交換して下さい。」との音声情報である。
ステータス5のステータス情報は、図3及び図4に示したステータス情報に基づく通知処理において用いられることになる。
1 カーナビ部
2 DSRC部
20a DSRC制御部
2c 記憶部
2e カード挿入部
3 制御部
Claims (8)
- ETC機能及びDSRC機能を有する車載器において、
ETCの決済が可能なETCカード、DSRCの決済が可能なDSRCカード、又はETC及びDSRCの両方の決済が可能なコンビカードを挿入可能なカード挿入部と、
前記ETCカード、又は前記コンビカードが前記カード挿入部に挿入されているか否か判断し、挿入されていないと判断した場合、ETCの決済が可能でない旨の通知を行う制御部と、
を備える車載器。 - 前記制御部は、DSRCの決済を前記DSRCカードによって行った後、前記ETCカード、又は前記コンビカードが前記カード挿入部に挿入されているか否か判断する請求項1に記載の車載器。
- 前記制御部は、ETCゲート付近に予め設置されている予告アンテナを検出した際、前記ETCカード、又は前記コンビカードが前記カード挿入部に挿入されているか否かを判断する請求項1に記載の車載器。
- 前記制御部は、ナビゲーションシステムによって探索された誘導経路上に前記ETCゲートが設置されている場合であって、前記車載器を搭載する車両が予め定められた規定距離まで前記ETCゲートに接近した場合、前記ETCカード、又は前記コンビカードが前記カード挿入部に挿入されているか否かを判断する請求項1に記載の車載器。
- 前記制御部は、ナビゲーションシステムによる経路誘導中ではないが前記車両周辺の地図が案内されている場合であって、前記車両の進路上、又は周辺に前記ETCゲートがあり、前記車両が予め定められた規定距離まで前記ETCゲートに接近した場合、前記ETCカード、又は前記コンビカードが前記カード挿入部に挿入されているか否かを判断する請求項1に記載の車載器。
- 前記制御部は、前記カード挿入部に挿入されている前記ETCカード、又は前記コンビカードの有効期限が切れているか否か判断し、有効期限が切れていると判断した場合、ETCの決済が可能でない旨の通知を行う請求項1に記載の車載器。
- 記憶部を更に備え、
前記制御部は、ETCの決済が可能でない旨の通知を予め定められた回数だけ通知した後であって、通知後も利用可能な前記ETCカード又は前記コンビカードが前記カード挿入部に挿入されていない場合、ETCの決済が可能でない旨を示すステータス情報を生成し、当該生成したステータス情報を前記記憶部に記憶させ、当該記憶されたステータス情報に基づいて、ETCの決済が可能でない旨を通知する請求項1〜6の何れか一項に記載の車載器。 - 前記制御部は、音声によってETCの決済が可能でない旨の通知を行う請求項1〜7の何れか一項に記載の車載器。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013092868A (ja) * | 2011-10-25 | 2013-05-16 | Denso Corp | 車載装置 |
CN104103181A (zh) * | 2014-07-24 | 2014-10-15 | 上海扬梓投资管理有限公司 | 基于dsrc 的故障车辆警示系统及其方法 |
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JP2001143112A (ja) * | 1999-11-17 | 2001-05-25 | Calsonic Kansei Corp | 自動課金装置 |
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2008
- 2008-08-18 JP JP2008209561A patent/JP5287025B2/ja active Active
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