JP2008224615A - ナビゲーション装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ETC車載器が接続されていない場合であっても自車両がETC利用車であることを精度よく検出することができるナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】車両に搭載されたナビゲーション装置において、地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、車両の位置を検出する車両位置検出手段と、車両位置検出手段によって検出された車両の位置に基づいて地図情報記憶手段によって記憶された地図上での位置を特定するマップマッチング手段と、マップマッチング手段にて、車両の位置がETCレーンを通過したと判定された場合は、前記車両がETC利用車であると判定するETC利用判定手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】車両に搭載されたナビゲーション装置において、地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、車両の位置を検出する車両位置検出手段と、車両位置検出手段によって検出された車両の位置に基づいて地図情報記憶手段によって記憶された地図上での位置を特定するマップマッチング手段と、マップマッチング手段にて、車両の位置がETCレーンを通過したと判定された場合は、前記車両がETC利用車であると判定するETC利用判定手段とを備えることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
この発明は、車両に搭載されるナビゲーション装置に関するものである。
従来から車両に搭載されたナビゲーション装置において、自動料金収受システム(以下、ETCと呼ぶ)の車載器が接続されていない場合であっても、高速道路などの料金所のETCレーンを利用したことを検出して、ETCレーンへの案内を開始するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−340642号公報
ところで、上述のナビゲーション装置は、ETCを利用しない車両が料金所にて一旦停止することから、車両が所定の車速以上で料金所を通過した場合に、ETCレーンを通過していると判定するようになっている。しかし、料金所において渋滞が発生している場合には、ETCレーンといえども車両が停止する可能性があるため、VICS(Vehicle Information and Communication System)を用いて道路交通情報を受信し、当該道路交通情報に渋滞が発生しているとの情報が含まれているときには、ETCレーンを利用しているか否かの判定を留保するようにしている。
ところが、ETCレーン内で一旦停止してしまう利用車や、頻繁に渋滞が発生している場所などではETCレーンを利用しているか否かを判定することができず、ETC利用車であってもETCレーンへの経路案内を行うことができないという課題がある。
ところが、ETCレーン内で一旦停止してしまう利用車や、頻繁に渋滞が発生している場所などではETCレーンを利用しているか否かを判定することができず、ETC利用車であってもETCレーンへの経路案内を行うことができないという課題がある。
また、上述のナビゲーション装置では、VICSのより渋滞情報を取得しているが、VICSの道路交通情報は配信間隔が長く、実際は渋滞が始まっていても、渋滞情報が配信されない場合があるため、ETCレーンを利用していないと誤判定してしまう虞がある。
そこで、この発明は、ETC車載器が接続されていない場合であっても自車両がETC利用車であることを精度よく検出することができるナビゲーション装置を提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載した発明は、車両に搭載されたナビゲーション装置において、地図情報を記憶する地図情報記憶手段(例えば、実施の形態における地図情報記憶部4)と、前記車両の位置を検出する車両位置検出手段(例えば、実施の形態における車両位置検出部3)と、前記車両位置検出手段によって検出された車両の位置に基づいて前記地図情報記憶手段によって記憶された地図上での位置を特定するマップマッチング手段(例えば、実施の形態におけるマップマッチング部5)と、前記マップマッチング手段にて、前記車両の位置がETCレーンを通過したと判定された場合は、前記車両がETC利用車であると判定するETC利用判定手段(例えば、実施の形態におけるETC利用判定部7)とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記車両の走行経路を案内する経路案内手段(例えば、実施の形態における経路案内部6)を備え、前記経路案内手段は、前記ETC利用判定手段にてETC利用車であると判断された場合に、ETC利用車向けの経路案内を行うことを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、前記ETC利用判定手段は、前記マップマッチング手段にてETCレーンのみの料金所を通過したと判定された場合に、前記車両がETC利用車であると判定することを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、前記ETCレーンのみの料金所は、スマートインターチェンジであることを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、前記所定の位置は、料金所のETC専用レーンであることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、地図情報記憶手段に記憶された地図情報と車両位置検出手段によって検出された車両の位置とに基づいてマップマッチング手段で車両の地図上での位置を特定し、この特定された車両の位置に基づいてETC利用判定手段によって車両がETCレーンを通過したと判定された場合に、車両がETC利用車であると判定することができる。したがって、ETC車載器を接続するケーブルや無線装置等の構成を省略して部品点数を抑制しつつ、自車両がETC利用車であることを精度よく検出することができる効果がある。
請求項2に記載した発明によれば、ETC利用車であると判定された場合に経路案内手段によりETCレーンへの経路案内を開始できるため、商品性の向上を図ることができる効果がある。
請求項3に記載した発明によれば、ETCレーンのみの料金所を通過したと判定された場合、ETC利用判定手段によりETC利用車であると判定することで、料金所の通過レーンにかかわらずETC利用車であることを確実に検出することができるため、ETC利用車であることの判定の信頼性を向上させることができる効果がある。
請求項4に記載した発明によれば、スマートインターチェンジにおいては、レーンを通過する際に一旦停止が必要となることがあるが、ETCレーンのみであるため、車速にかかわらずETC利用判定手段によりETC利用車であると判定することができ、ETC利用判定手段による判定の信頼性を向上することできる効果がある。
請求項5に記載した発明によれば、マップマッチング手段にて料金所のETC専用レーンを通過したときに車両がETC利用車であると判定することができるため、ETC利用車であるとの判定の信頼性を向上することできる効果がある。
次に、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施の形態では、車両にETC車載器が搭載されているにもかかわらず、ETC車載器とナビゲーション装置とが物理的に接続できない場合や、ETC車載器とナビゲーション装置とが製造元の違いによりソフト的に接続できない場合の一例を示している。
図1において、符号1は車両に搭載されたナビゲーション装置を示している。このナビゲーション装置1は、アンテナ2を介してGPS衛星からGPS信号を受信し、車両の現在位置を検出する車両位置検出部3を備えている。また、ナビゲーション装置1は、地図データを記憶する地図情報記憶部4を備えている。この地図情報記憶部4に記憶されている地図データには、高速道路などの有料道路の料金所のETC専用レーンの位置など、様々な位置データが登録されている。そして、上述した車両位置検出部3で検出した車両の現在位置と、地図情報記憶部4に記憶されている地図データとがマップマッチング部5に送信されるようになっている。
マップマッチング部5は、車両位置検出部3で検出した車両の位置に基づいて、地図情報記憶部4に記憶されている地図データに対してマップマッチングを行うものであり、このマップマッチングを行った結果を経路案内部6およびETC利用判定部7に出力する。
ETC利用判定部7は、マップマッチング部5によるマップマッチングの結果を受信するとともに地図データに登録されているETC専用のレーンの座標に基づいて、自車位置が高速道路などの有料道路の料金所に設けられたETC専用レーンを通過した場合にETCを利用している車両であると判定して、ETC利用情報を経路案内部6に送信する。ここで、ETC専用レーンの通過判定としては、上記のような一般的な料金所のETC専用レーンの通過以外にも、例えば、パーキングエリア、サービスエリアに設置されたり、本線にハーフインターチェンジなどの形態で設置されたスマートインターチェンジを通過したことを検出した場合にETC専用レーンを通過したと判定してもよい。このスマートインターチェンジの通過に基づく判定は、ナビゲーション装置の測位精度が低い場合に有効であり、例えば、一般的な料金所を通過する際に、ETC専用レーンの通過と、それ以外のレーンの通過とを区別できない程度の測位精度であっても、スマートインターチェンジの通過さえ判定できれば、ETC専用レーンを通過したと判定することができる。
経路案内部6は、タッチパネル等の操作部から、目的地などの操作入力がなされた場合に、この入力情報に基づいてマップマッチングした地図上に目的地までの経路を重ねて表示部8に表示するとともに、目的地までの到着時間を表示したり、スピーカ9から音声案内を出力するものである。そして、経路案内部6は、ETC利用判定部7からETC利用情報が送信されてきた場合には、その後、高速道路などの料金所において、自車をETCレーンに導くための経路案内を行う。一方、経路案内部6は、ETC利用判定部7からETC利用情報が送信されてこない場合には、ETC専用レーン以外の一般およびETC兼用のレーンおよび一般専用のレーンに導くように経路案内を行う。
次に、図2のフローチャートに基づいてナビゲーション装置1のETC利用判定部7におけるETC利用有無検知処理を説明する。
まず、ステップS01において、マップマッチングが行われたか否かを判定する。すなわち、マップマッチング部5からマップマッチングしたデータを受信したか否かを判定する。ステップS01の判定結果が「YES」(マップマッチングが行われた)である場合はステップS02に進み、判定結果が「NO」(マップマッチングが行われていない)である場合はステップS01の処理を繰り返す。
まず、ステップS01において、マップマッチングが行われたか否かを判定する。すなわち、マップマッチング部5からマップマッチングしたデータを受信したか否かを判定する。ステップS01の判定結果が「YES」(マップマッチングが行われた)である場合はステップS02に進み、判定結果が「NO」(マップマッチングが行われていない)である場合はステップS01の処理を繰り返す。
ステップS02においては、マップマッチングの結果に基づいて、自車両が地図データ上のETC専用レーンを通過したか否かを判定する。ステップS02の判定結果が「YES」(ETC専用レーンを通過した)である場合はステップS03に進み、判定結果が「NO」である場合はステップS01に戻り上述した処理を繰り返す。
ステップS03においては、自車両がETC車載器を搭載しておりETC利用車であると判定して、ETC利用フラグを立てて(図示せず)、ETC利用車設定をONにする。ここで、ETC利用車設定がONとなることで、経路案内部では、ETCレーンに自車を誘導する経路案内を始める。
よって、マップマッチングにより自車両がETC専用レーンを通過したか否かを判定して通過したと判定した場合に、自車両がETC利用車であるとして、次回料金所を通過する場合には、経路案内部6によって自車両をETC専用レーンを通るように経路案内することができる。
したがって、上述した実施の形態によれば、地図情報記憶部4に記憶された地図情報と車両位置検出部3によって検出された車両の位置とに基づいてマップマッチング部5で車両の地図上での位置を特定し、この特定された車両の位置に基づいてETC利用判定部7によって車両がETCレーンを通過したと判定された場合に、車両がETC利用車であると判定することができるため、ETC車載器を接続するケーブルや無線装置等の構成を省略して部品点数を抑制しつつ、自車両がETC利用車であることを精度よく検出することができる効果がある。
また、自車両がETC利用車であると判定された場合に経路案内部6によりETCレーンへの経路案内を開始できるため、商品性の向上を図ることができる。
さらに、ETCレーンのみの料金所を通過したと判定された場合、ETC利用判定部7によりETC利用車であると判定することで、料金所の通過レーンにかかわらずETC利用車であることを確実に検出することができるため、ETC利用車であることの判定の信頼性を向上させることができる。
さらに、ETCレーンのみの料金所を通過したと判定された場合、ETC利用判定部7によりETC利用車であると判定することで、料金所の通過レーンにかかわらずETC利用車であることを確実に検出することができるため、ETC利用車であることの判定の信頼性を向上させることができる。
そして、ETCレーンのみの料金所であるスマートインターチェンジにおいては、レーンを通過する際に一旦停止が必要となることがあるが、ETCレーンのみであるため、車速にかかわらずETC利用判定部7によりETC利用車であると判定することができ、ETC利用判定部7による判定の信頼性を向上することできる。
さらに、マップマッチング部5にて料金所のETC専用レーンを通過したときに車両がETC利用車であると判定することができるため、ETC利用車であるとの判定の信頼性を向上することできる。
また、ETC車載器がナビゲーション装置1に接続されていない場合であっても、料金所の通過を検出して、ナビゲーション装置1でETC利用車の料金案内を提供することができるとともに、ETCレーンを通過することによる到着時間の短縮を経路案内に反映させることができる。
4 地図情報記憶部(地図情報記憶手段)
3 車両位置検出部(車両位置検出手段)
5 マップマッチング部(マップマッチング手段)
7 ETC利用判定部(ETC利用判定手段)
6 経路案内部(経路案内手段)
3 車両位置検出部(車両位置検出手段)
5 マップマッチング部(マップマッチング手段)
7 ETC利用判定部(ETC利用判定手段)
6 経路案内部(経路案内手段)
Claims (5)
- 車両に搭載されたナビゲーション装置において、
地図情報を記憶する地図情報記憶手段と、
前記車両の位置を検出する車両位置検出手段と、
前記車両位置検出手段によって検出された車両の位置に基づいて前記地図情報記憶手段によって記憶された地図データ上での位置を特定するマップマッチング手段と、前記マップマッチング手段にて、前記車両の位置が前記地図データ上に予め設定された所定の位置を通過したと判定された場合は、前記車両がETC利用車であると判定するETC利用判定手段とを備えることを特徴とするナビゲーション装置。 - 前記車両の走行経路を案内する経路案内手段を備え、
前記経路案内手段は、前記ETC利用判定手段にてETC利用車であると判断された場合に、ETC利用車向けの経路案内を行うことを特徴とする請求項1に記載のナビゲーション装置。 - 前記ETC利用判定手段は、前記マップマッチング手段にてETCレーンのみの料金所を通過したと判定された場合に、前記車両がETC利用車であると判定することを特徴とする請求項1または2に記載のナビゲーション装置。
- 前記ETCレーンのみの料金所は、スマートインターチェンジであることを特徴とする請求項3に記載のナビゲーション装置。
- 前記所定の位置は、料金所のETC専用レーンであることを特徴とする請求項1または2に記載のナビゲーション装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007067272A JP2008224615A (ja) | 2007-03-15 | 2007-03-15 | ナビゲーション装置 |
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JP2010145317A (ja) * | 2008-12-22 | 2010-07-01 | Alpine Electronics Inc | インターチェンジ情報案内装置 |
CN113838283A (zh) * | 2021-09-03 | 2021-12-24 | 北京中交兴路信息科技有限公司 | 一种车辆的位置状态标记方法、装置、存储介质及终端 |
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