JP2006246388A - 狭域無線通信用受信装置及び移動局側プッシュ型情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 基地局87から狭域無線通信により配信されて来るプッシュ型情報に対し、ドライバーに不要な情報の提示は抑制する。
【解決手段】 受信手段81は、基地局87から狭域無線通信によりプッシュ型で発信されて来るプッシュ型情報を受信する。カテゴリ検出手段82は、受信したプッシュ型情報のカテゴリを検出する。処理選択手段83は、自動車内のドライバーへの各プッシュ型情報の提示に係る提示処理を各プッシュ型情報のカテゴリに基づき選択する。プッシュ型情報提示手段84は、各プッシュ型情報について選択された提示処理に従い各プッシュ型情報をドライバーへ提示する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、DSRC(Dedicated Short Range Communications)等を利用しての狭域無線通信を行う狭域無線通信用受信装置及び移動局側プッシュ型情報処理方法に関し、詳しくは狭域無線通信によるプッシュ型情報の提示を改善した狭域無線通信用受信装置及び移動局側プッシュ型情報処理方法に関するものである。
DSRCは、路車間通信を可能にするものであり、マルチアプリケーションへの対応及び小ゾーン構成に因る同一周波数の有効利用を特色としている。DSRCの基地局は、高速道路の本線及びSA(サービスエリア)等に設置され、数メートルから数十メートルまでの電波到達範囲により限定される小ゾーン内の自動車と、双方向無線通信を可能にしている。
非特許文献1は、DSRCを利用して、駐車場やカーフェリーにおける自動車の誘導、ガソリンスタンドやコンビニやドライブスルー店舗等における料金支払い、及び交通や地域情報の提供を行うことを開示する。
特許文献1は、1個の施設情報提供装置が自動車へ施設情報を送信する場合に、自動車の車速を検出し、該自動車が施設に到達するまでに要する所要時間を車速に基づき予測し、施設情報提供装置が、予測所要時間に対応する情報量の施設情報を該自動車へ送信することを開示する。
特許文献2は、例えば路上やガソリンスタンドでビーコンを介して自動車へ情報を送信する場合に、各自動車への情報送信可能時間が、道路渋滞度や給油量に応じて変化する状況に鑑み、情報送信可能時間を道路渋滞度等に基づき算出し、算出した情報送信可能時間に基づき自動車への情報送信量を調整することを開示する。
特許文献3は、交通情報や店舗情報等の場所関連情報と、音楽情報等の非場所関連情報とを自動車内のドライバーに提示する場合に、非場所関連情報の区切れ目位置に場所関連情報を挿入してドライバーに提示することにより、自動車が場所関連情報に係る場所を通過した後に、該場所関連情報を提示するような提示遅れを防止することを開示する。
特開2003−248896号公報 特開平10−247298号公報 特開2004−309269号公報 国土交通省道路局、"ETC技術の概要と関連技術の活用に関する提案等"[online]、[平成17年3月3日検索]、インターネット< URL :http://www.mlit.go.jp/road/ir/ir−council/etc/1pdf/4.pdf>
非特許文献1を含む公知のDSRCシステムの情報配信はプッシュ型であり、各ドライバーは、自分にとって必要な情報のみを選択して、受信することができない。したがって、ドライバーは、自分に必要ない情報も提示され、煩わしく感じることがある。
特許文献1〜3の路車間通信システムは、基地局から移動局への情報送信を合理化しているものの、各ドライバーが、自分に必要な情報を選別して、入手できるようになっていない。
本発明の目的は、プッシュ型情報配信の狭域無線通信に対して、各ドライバーが自分の必要とする情報を効率的に提示されるようにした狭域無線通信用受信装置及び移動局側プッシュ型情報処理方法を提供することである。
本発明の狭域無線通信用受信装置は、移動局であり、次の手段を有している。
基地局から狭域無線通信によりプッシュ型で配信されて来るプッシュ型情報を受信する受信手段、
受信したプッシュ型情報のカテゴリを検出するカテゴリ検出手段、
自動車内のドライバーへの各プッシュ型情報の提示に係る提示処理を各プッシュ型情報のカテゴリに基づき選択する処理選択手段、及び
各プッシュ型情報について選択された提示処理に従い各プッシュ型情報をドライバーへ提示するプッシュ型情報提示手段。
本発明の移動局側プッシュ型情報処理方法は次のステップを有している。
基地局から狭域無線通信によりプッシュ型で配信されて来るプッシュ型情報を受信するステップ、
受信したプッシュ型情報のカテゴリを検出するステップ、
自動車内のドライバーへの各プッシュ型情報の提示に係る提示処理を各プッシュ型情報のカテゴリに基づき選択するステップ、
各プッシュ型情報について選択された提示処理に従い各プッシュ型情報をドライバーへ提示するステップ。
なお、本発明において、自動車とは、オートバイ(自動二輪車)を含むものとする。
本発明によれば、各プッシュ型情報のカテゴリに基づき、ドライバーへ提示する提示処理を制御することにより、各ドライバーは必要性に応じた提示処理でプッシュ型情報の情報提示を受けることができる。
図1は自動車10におけるDSRC付きカーナビゲーション装置15の各要素の配置図である。DSRC付きカーナビゲーション装置15は、DSRC車載器20及びカーナビゲーション装置21を有している。DSRC車載器20はDSRCアンテナ16及びカード読み書き器17を含み、カーナビゲーション装置21はナビゲーション装置本体18及びサウンド機能付きディスプレイ19を含んでいる。DSRCアンテナ16は、自動車10の室内のダッシュボード上面でかつフロントガラス近傍に固設され、DSRCの電波を送受する。カード読み書き器17は、自動車10の運転席前方に配置され、ETCカード、IC付きクレジットカード及びIC付きデビットカード等を挿抜されるスロットを備え、該スロット内に挿入されたカードに対してデータの読み書きを行う。ナビゲーション装置本体18は、運転席近傍のフロアに配設され、サウンド機能付きディスプレイ19は、運転席のドライバーが運転中、視認し易い位置となるように、ダッシュボード上面に固設される。
DSRC車載器20は、自動車10においてすでに搭載済みのカーナビゲーション装置21に対して、追加接続する形式となっている。有料道路料金所のETCゲートの通過時におけるETCカードの処理等、一部の処理は、DSRC車載器20のみで達成可能であり、カーナビゲーション装置21は関与しない。カーナビゲーション装置21は、DSRC車載器20を介して基地局23(図2)とデータを送受自在になっており、それらデータを利用するアプリケーションを実装できる。
図2はDSRCの通信概要説明図である。基地局23は、道路脇や道路上方の所定場所に設置され、到達距離が極めて限定されたDSRC電波を放射して、近傍に通信ゾーン24を生成する。自動車10は、DSRC車載器20を使用して、通信ゾーン24内にいる間だけ、基地局23との間で双方向狭域無線通信が可能になる。DSRCは、5.8GHz帯の電波であり、DSRC車載器20−基地局23間での通信可能距離は例えば数メートルから数十メートルとなっている。基地局23からのDSRCの送信出力は規定されているので、通信ゾーン24の大きさは、基地局23の設置場所に関係なく、ほぼ一定である。
図3はDSRCシステム31の概略説明図である。基地局23は、高速道路等の自動車道33には、適切な間隔を空けた複数個の地点及び必要な複数個の地点に通信ゾーン24(図2)を生成するように、基地局23が道路脇等に設置される。各DSRCサーバ34は、DSRC専用のIP網を介してセンターのDSRCサーバ34とデータを送受自在になっている。DSRCサーバ34は、さらに、インターネットを介して各種サーバとデータを送受自在になっている。自動車10は、自動車道33を走行中、各通信ゾーン24を通過するごとに基地局23からDSRCによるプッシュ型情報を受信する。
図4はDSRC付きカーナビゲーション装置15のハードウェア構成図である。ナビゲーション装置本体18は、GPSモジュール51、VICS(Vehicle Information and Communication System)モジュール52、TVチューナ53及びハードディスク装置54を含む。GPSモジュール51は、GPS衛星からの電波に基づき自車位置を検出する。VICSモジュール52は、FM多重放送等から道路渋滞情報を受信する。TVチューナ53は、VHFやUHFのテレビ放送電波に係るビデオ及びオーディオ信号を出力する。ハードディスク装置54は、地図データベース55を含むとともに、CD等からダビングした楽曲データ等を適宜書き込み及び読み出し自在になっている。CD/DVDドライブ58は、運転席前方のインストルメントパネル等、ドライバーから手の届く位置に配設され、音楽や地図データベース用のCDやDVDを適宜、セット自在になっている。
処理及び制御装置60は、CPUを含み、DSRC車載器20のカード読み書き器17の他に、GPSモジュール51、VICSモジュール52、TVチューナ53、ハードディスク装置54及びCD/DVDドライブ58からのデータ及び信号を受け取り、各種の処理を実行する。画像生成器62は、処理及び制御装置60から入力されるデータに基づき画像表示信号を生成して、モニタ63に出力する。D/A変換器65は、処理及び制御装置60からデジタルオーディオ信号を受け、それをアナログオーディオ信号へ変換して、スピーカ66へ出力する。
図5は狭域無線通信用受信装置80の機能ブロック図である。狭域無線通信用受信装置80は、基地局87に対する移動局となっており、各基地局87の生成する狭域無線通信ゾーンを通過する時に、各基地局87から狭域無線通信を受信する。基本的な狭域無線通信用受信装置80は、受信手段81、カテゴリ検出手段82、処理選択手段83及びプッシュ型情報提示手段84を有している。受信手段81は、基地局87から狭域無線通信によりプッシュ型で配信されて来るプッシュ型情報を受信する。カテゴリ検出手段82は、受信したプッシュ型情報のカテゴリを検出する。処理選択手段83は、自動車内のドライバーへの各プッシュ型情報の提示に係る提示処理を各プッシュ型情報のカテゴリに基づき選択する。プッシュ型情報提示手段84は、各プッシュ型情報について選択された提示処理に従い各プッシュ型情報をドライバーへ提示する。
狭域無線通信用受信装置80の一例はDSRC付きカーナビゲーション装置15(図1及び図4)である。狭域無線通信とは、例えばDSRCであるが、これに限定されない。3m以上99m以下の任意の所定距離dを定義すると、該狭域無線通信は、例えば、基地局からの電波到達距離がd以内の無線通信である。情報のカテゴリとは、例えば、緊急車両に関するカテゴリ、交通情報に関するカテゴリ、地域情報に関するカテゴリ、販売・サービス情報に関するカテゴリ、又は天候情報に関するカテゴリである。各プッシュ型情報に対する提示処理をドライバーの実際の要望に適合させるための現実の適用では、プッシュ型情報はもっと多くのカテゴリに分類される必要が生じる。例えば、ドライバーは、総括的な販売・サービス情報について、コンビニエンストアからの販売・サービス情報、総合スーパーからの販売・サービス情報、及び電気専門店からの販売・サービス情報等、細かく区別して、今回は、コンビニエンストアからの販売・サービス情報の提示を中止したい場合があり、これに対処するためには、カテゴリの数は増大するのが好ましい。また、サブカテゴリを設定する等、カテゴリの階層化を行い、各階層レベルのカテゴリに基づき提示処理を選択できるようにして、ドライバーの要望に対処してもよい。
こうして、ドライバーは、基地局からドライバーの必要性に関係なく配信されて来るプッシュ型情報について、カテゴリに応じた提示処理により提示されることにより、不要な情報入手を抑制できる。
具体的には、提示処理は、提示時期に関して、(a1)受信後、直ちにドライバーに提示する処理、(a2)ドライバーの自動車が所定の運転状態になってからドライバーに提示する処理、又は(a3)プッシュ型情報を廃棄してドライバーへの提示は中止する処理を含む。
(a3)はプッシュ型情報に対するスクリーニング処理であり、プッシュ型情報のカテゴリに基づきスクリーニング処理を行えば、ドライバーへの不必要なプッシュ型情報の提示は中止して、ドライバーに必要なプッシュ型情報のみを提示できる。プッシュ型情報をすぐに提示せずに、後で提示する場合には、プッシュ型情報を記憶する記憶装置95が必要になる。
提示必要性があっても重要度の高くない情報は、ドライバーへの提示が多少遅れてもよく、また、ドライバーは、カーナビゲーション装置21の案内に従い交差点を曲折中である等、注意力を増大させなければならない運転状況がある。そのような運転状況では、(a2)の提示処理とすることが有益である。基地局87は、高速道路や一般道に設置されているとは限らず、SA(サービスエリア)、PA(パーキングエリア)及び「道の駅」内に設置されていることがある。そのような場所での基地局87からのプッシュ型情報は、店の宣伝情報等、ドライバーにとって煩わしく思うことがあり、そのようなカテゴリの情報については(a3)の提示処理が適切である。
処理選択手段83は、(a3)の処理を選択するか否かを、ドライバーの自動車のカーナビゲーション装置96における目的地設定の有無により決めるものである。カーナビゲーション装置96の一例はカーナビゲーション装置21である。ドライバーは、自宅近辺等では、一般的に目的地を設定しない傾向があり、普段の買い物等では、近在の店舗のお買い得品情報等を知りたいことが多い。したがって、観光や出張等でカーナビゲーション装置96に目的地が設定されている場合には、ドライバーには不要な情報と判断して、ドライバーへの提示は中止し、自宅近辺の買い物等でカーナビゲーション装置96に目的地が設定されていない場合には、ドライバーには必要な情報と判断して、ドライバーへ提示することが、ドライバーの希望に合致している。
処理選択手段83は、(a3)の処理を選択するか否かを、目的地設定に関係なく、ドライバーの自動車の現在地に基づき決めるものである。自動車の現在地の情報はカーナビゲーション装置96から入手できる。カーナビゲーション装置96には、ドライバーの自宅位置が設定されていることがあり、ドライバーには、お買い得品情報が自宅近辺では必要であるが、自宅から離れた観光地や出張先では不要になることがあり、それに合致させた提示処理が可能になる。
さらに、目的地設定と現在地との関係に基づき(a3)の処理を選択するか否かを決めるようにしてもよい。ドライバーは、カーナビゲーション装置96に観光目的地を設定した場合に、自宅近辺や中間地では、名物品やお土産品等の情報を必要とせず、目的地近辺になると、名物品やお土産品等の情報が欲しくなることがある。それに対処するためには、目的地が設定してあってかつ現在地が目的地近辺の観光地域になっていれば、(a3)の提示処理は中止し、すなわち、ドライバーへそれら情報が提示されるようにし、それ以外であれば、(a3)の提示処理を実行するようにさせる。
処理選択手段83は、(a3)の処理を選択するか否かを、自動車のカーナビゲーション装置96において設定されている誘導経路に基づき決めるものである。基地局87からの情報には、誘導経路沿いとは無関係の情報が混ざることがある。ドライバーの自動車は誘導経路に沿って進むと考えられるので、例えば、誘導経路とは無関係な交通情報等はドライバーの提示を中止するか、提示を一時保留することか好ましい。
基地局87からのプッシュ型情報には、所定の地点及び地域に関連付けられたものがあり、該関連付けられた所定の地点及び地域は、プッシュ型情報の受信場所とは別の場所、すなわち基地局87の場所から離れた別の場所であることがある。狭域無線通信用受信装置80が、基地局87からの情報がドライバーの自動車の誘導経路沿いとは無関係の情報であるか否かの判断処理等、狭域無線通信用受信装置80が、基地局87から受信したプッシュ型情報がどこの所定の地点及び地域に関連付けられたものであるかを検出する必要のある処理を支障なく行うために、基地局87からのプッシュ型情報には、情報内容本体と共に、該情報に関連付けられている所定の地点及び地域を示す情報が付属する。
提示処理は、提示態様に関して、(b1)放音器からの音声でドライバーへ提示する処理、(b2)映像表示器からの映像でドライバーへ提示する処理、(b3)放音器からの音声と映像表示器からの映像との両方で同時にドライバーへ提示する処理、又は(b4)放音器からの音声と映像表示からの映像の両方で、かつ音声を映像に先行してドライバーへ提示する処理を含む。
映像表示器及び放音器の一例はそれぞれ図1のサウンド機能付きディスプレイサウンド機能付きディスプレイ19のモニタ63及びスピーカ66である。音声による情報提示は、ドライバーの運転状況に関係なく概していつでも実施してかまわないのに対し、映像による情報提示は、ドライバーの自動車が赤信号や渋滞で停止した時等まで、遅らせた方が好ましい。基地局87からのプッシュ型情報のデータは、テキストデータ、画像データ、及び音声データのいずれであってもよい。テキスト−音声変換器を使用すれば、配信されたデータはテキストデータであるにもかかわらず、ドライバーへは音声で提示したり、また、逆に、配信されたデータは音声データであるにもかかわらず、ドライバーへはテキストで表示したりすることもできる。
提示処理は、基地局87からのプッシュ型情報についての1回の配信当たりの提示回数に関して、(c1)1回だけドライバーへ提示する処理、又は(c2)複数回、ドライバーへ提示する処理を含む。複数回の提示は、自動的に行われる場合もあるし、ドライバーからの指示を受けて提示させることもある。自動的な複数回の提示の具体例としては、天候情報について、次の新しい天候情報を受信するまで又は一定時間が経過するまで、所定時間間隔若しくは所定距離走行ごとに、又は自動車が所定の状態(例:赤信号等で停止状態)になるごとに、提示を繰り返すことが挙げられる。ドライバーからの指示による複数回の提示の具体例は、所定の表示指示キーを用意し、ドライバーがそれを操作するたびに、映像表示器に表示するものである。ドライバーからの指示による提示の場合、提示可能なプッシュ型情報が複数個、存在する場合は、それらプッシュ型情報のリストを提示に先立ち、映像表示器に表示し、該リストよりドライバーが選択したプッシュ型情報を映像表示器又は放音器から提示するのが有益である。ドライバーは、所定のお買い得品情報についてもう一度、表示を希望したり、音声で提示された情報をもう一度聴取したくなったりする場合がある。複数回の情報提示はそのような場合に対処するものである。
狭域無線通信用受信装置80は、さらに、記憶制御手段90、消去時期決定手段91及び消去手段92を有していてもよい。記憶制御手段90は、プッシュ型情報についてその消去時期を決定する。消去時期決定手段91は、各プッシュ型情報について決定された消去時期に該プッシュ型情報を記憶装置95から消去する。プッシュ型情報提示手段84は、記憶装置95からプッシュ型情報を読み出して、ドライバーへ提示する。プッシュ型情報提示手段84は、消去手段92により記憶装置95から消去されたプッシュ型情報は当然に読み出せないので、プッシュ型情報提示手段84は、消去済みのプッシュ型情報をドライバーへ提示できない。したがって、ドライバーへのプッシュ型情報の提示は、該プッシュ型情報が記憶装置95に記憶されている期間に限られる。
消去時期は、例えば、各プッシュ型情報のカテゴリに基づき決定される。交通情報等は、定期的に更新されるので、記憶装置95に長く記憶していても無意味である。
消去時期は、(d1)プッシュ型情報の受信時刻から所定時間が経過した時、(d2)現在時刻が所定時刻となった時、(d3)ドライバーの自動車が所定の場所範囲(エリア)から出た時、(d4)ドライバーの自動車が所定の場所範囲へ入った時、又は(d5)ドライバーの自動車が所定の運転状態になった時である。
定期的に更新される交通情報等については、それらの消去時期は(d1)や(d2)に設定されるのが好ましい。(d3)及び(d4)には、SA(サービスエリア)から出た時、高速道路から出た時、隣の県へ入った時、又は所定の店舗の駐車場から出たとき等がある。(d5)には、ドライバーの自動車が、走行開始した時、走行路が曲線からほぼ直線になった時、車速がほぼ0になった時がある。
狭域無線通信用受信装置80は、さらに、受付け手段99を有している。受付け手段99は、プッシュ型情報の各カテゴリとその提示処理との対応付けについてのユーザ設定を受付ける。処理選択手段83は、各プッシュ型情報のカテゴリとカテゴリについての提示処理との設定された対応付けに基づき提示処理を選択する。
ドライバーは、プッシュ型情報の各カテゴリとその提示処理との対応付けについてのユーザ設定を行うことにより、所定のカテゴリに属するプッシュ型情報は、ドライバーへは一切、提示させないことにしたり、駐車場等の所定の場所へ到着してから提示させるようにしたりすることができる。
所定のカテゴリとその提示処理との対応付けは、ユーザ設定ではなく、固定されたものに設定される。緊急情報等、重大な情報が配信されることがあり、このような重大な情報は、ドライバーの恣意により変更されては困ることがある。そのような場合には、ユーザ設定を禁止し、必ずドライバーに提示させるようにされる。
カテゴリ検出手段82は、プッシュ型情報に係る受信データのヘッダに含まれるカテゴリ情報に基づき各プッシュ型情報のカテゴリを検出する。このように、プッシュ型情報のデータフォーマットを所定のものに規定し、プッシュ型情報の配信元がプッシュ型情報のヘッダにカテゴリを含めるならば、狭域無線通信用受信装置80における各プッシュ型情報のカテゴリ検出は能率的となる。データフォーマット形式以外でのカテゴリ検出方法としては、AI(Artificial Intelligence)を使用して、プッシュ型情報の内容を分析して、カテゴリを検出するものがある。
狭域無線通信用受信装置80は、さらに、優先度決定手段103を有している。優先度決定手段103は、プッシュ型情報についてその優先度を決定する。プッシュ型情報提示手段84は、優先度の高いプッシュ型情報から順番にドライバーへ提示する。優先度は、ドライバーへ提示する複数個のカテゴリに対して、それらカテゴリに対応付けて、すなわちカテゴリ間で定義してもよいし、同一のカテゴリに属するプッシュ型情報間に定義してもよい。また、各プッシュ型情報に一旦、設定した優先度を、ドライバーの自動車の状況や、受信時刻からの経過時間、及び現在時によって、変化させてもよいとする。
優先度決定手段103は、ドライバーの自動車の現在地からプッシュ型情報に関連した場所までの道のりに基づき優先度を決定する。例えば、基地局87からの2個の交通情報において、一つは、この先のカーブを曲がり切った直後の横断歩道を人が横断しているの交通情報であり、他は、さらに、先の区間の工事による道幅制限だったとする。その場合は、ドライバーの自動車の現在地に近い方の横断歩道情報を工事情報より優先度を高くして、すなわち、ドライバーへ先に提示するようになる。
図6は移動局側プッシュ型情報処理方法120のフローチャートである。移動局側プッシュ型情報処理方法120は、S125〜S128を有している。S125では、基地局87から狭域無線通信によりプッシュ型で配信されて来るプッシュ型情報を受信する。S126では、受信したプッシュ型情報のカテゴリを検出する。S127では、自動車内のドライバーへの各プッシュ型情報の提示に係る提示処理を各プッシュ型情報のカテゴリに基づき選択する。S128では、各プッシュ型情報について選択された提示処理に従い各プッシュ型情報をドライバーへ提示する。移動局側プッシュ型情報処理方法120についての作用、効果、及びそのさらなる具体的態様は、図5に関連して説明した狭域無線通信用受信装置80の場合と同一である。
自動車におけるDSRC付きカーナビゲーション装置の各要素の配置図である。 DSRCの通信概要説明図である。 DSRCシステムの概略説明図である。 DSRC付きカーナビゲーション装置のハードウェア構成図である。 狭域無線通信用受信装置の機能ブロック図である。 移動局側プッシュ型情報処理方法のフローチャートである。
符号の説明
80:狭域無線通信用受信装置、81:受信手段、82:カテゴリ検出手段、83:処理選択手段、84:プッシュ型情報提示手段、87:基地局、90:記憶制御手段、91:消去時期決定手段、92:消去手段、95:記憶装置、96:カーナビゲーション装置、99:受付家手段、103:優先度決定手段、120:移動局側プッシュ型情報処理方法。

Claims (16)

  1. 移動局としての狭域無線通信用受信装置において、
    基地局から狭域無線通信によりプッシュ型で配信されて来るプッシュ型情報を受信する受信手段、
    受信したプッシュ型情報のカテゴリを検出するカテゴリ検出手段、
    自動車内のドライバーへの各プッシュ型情報の提示に係る提示処理を各プッシュ型情報のカテゴリに基づき選択する処理選択手段、及び
    各プッシュ型情報について選択された提示処理に従い各プッシュ型情報をドライバーへ提示するプッシュ型情報提示手段、
    を有していることを特徴とする狭域無線通信用受信装置。
  2. 前記提示処理は、提示時期に関して、(a1)受信後、直ちに前記ドライバーに提示する処理、(a2)前記ドライバーの自動車が所定の運転状態になってから前記ドライバーに提示する処理、又は(a3)プッシュ型情報を廃棄してドライバーへの提示は中止する処理を含むことを特徴とする請求項1記載の狭域無線通信用受信装置。
  3. 前記処理選択手段は、前記(a3)の処理を選択するか否かを、前記ドライバーの自動車のカーナビゲーション装置における目的地設定の有無により決めるものであることを特徴とする請求項2記載の狭域無線通信用受信装置。
  4. 前記処理選択手段は、前記(a3)の処理を選択するか否かを、前記ドライバーの自動車の現在地に基づき決めるものであることを特徴とする請求項2又は3記載の狭域無線通信用受信装置。
  5. 前記処理選択手段は、前記(a3)の処理を選択するか否かを、自動車のカーナビゲーション装置において設定されている誘導経路に基づき決めるものであることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の狭域無線通信用受信装置。
  6. 前記提示処理は、提示態様に関して、(b1)放音器からの音声で前記ドライバーへ提示する処理、(b2)映像表示器からの映像で前記ドライバーへ提示する処理、(b3)放音器からの音声と映像表示器からの映像との両方で同時に前記ドライバーへ提示する処理、又は(b4)放音器からの音声と映像表示からの映像の両方で、かつ音声を映像に先行して前記ドライバーへ提示する処理を含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の狭域無線通信用受信装置。
  7. 前記提示処理は、提示回数に関して、(c1)1回だけ前記ドライバーへ提示する処理、又は(c2)複数回、前記ドライバーへ提示する処理を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の狭域無線通信用受信装置。
  8. 前記プッシュ型情報を記憶装置に記憶させる記憶制御手段、
    前記プッシュ型情報についてその消去時期を決定する消去時期決定手段、
    各プッシュ型情報について決定された消去時期に該プッシュ型情報を前記記憶装置から消去する消去手段、及び
    前記記憶装置からプッシュ型情報を読み出して、前記ドライバーへ提示する前記プッシュ型情報提示手段、
    を有していることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の狭域無線通信用受信装置。
  9. 前記消去時期は、各プッシュ型情報のカテゴリに基づき決定されることを特徴とする請求項8記載の狭域無線通信用受信装置。
  10. 前記消去時期は、(d1)プッシュ型情報の受信時刻から所定時間が経過した時、(d2)現在時刻が所定時刻となった時、(d3)前記ドライバーの自動車が所定の場所範囲から出た時、(d4)前記ドライバーの自動車が所定の場所範囲へ入った時、又は(d5)前記ドライバーの自動車が所定の運転状態になった時であることを特徴とする請求項8又は9記載の狭域無線通信用受信装置。
  11. プッシュ型情報の各カテゴリとその提示処理との対応付けについてのユーザ設定を受付ける受付け手段、及び
    各プッシュ型情報のカテゴリとカテゴリについての提示処理との設定された対応付けに基づき提示処理を選択する前記処理選択手段、
    を有していることを特徴とする請求項1〜自動車10のいずれかに記載の狭域無線通信用受信装置。
  12. 所定のカテゴリとその提示処理との対応付けは、ユーザ設定ではなく、固定されたものに設定されることを特徴とする請求項11記載の狭域無線通信用受信装置。
  13. 前記カテゴリ検出手段は、プッシュ型情報に係る受信データのヘッダに含まれるカテゴリ情報に基づき各プッシュ型情報のカテゴリを検出することを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の狭域無線通信用受信装置。
  14. プッシュ型情報についてその優先度を決定する優先度決定手段、及び
    優先度の高いプッシュ型情報から順番にドライバーへ提示する前記プッシュ型情報提示手段、
    を有していることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の狭域無線通信用受信装置。
  15. 前記優先度決定手段は、前記ドライバーの自動車の現在地からプッシュ型情報に関連した場所までの道のりに基づき優先度を決定することを特徴とする請求項14記載の狭域無線通信用受信装置。
  16. 基地局から狭域無線通信によりプッシュ型で配信されて来るプッシュ型情報を受信し、
    受信したプッシュ型情報のカテゴリを検出し、
    自動車内のドライバーへの各プッシュ型情報の提示に係る提示処理を各プッシュ型情報のカテゴリに基づき選択し、
    各プッシュ型情報について選択された提示処理に従い各プッシュ型情報をドライバーへ提示する、
    ことを特徴とする移動局側プッシュ型情報処理方法。
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