JP2009097632A - 管体搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】トンネルT内の横方向一方の側部に管路を設置するために用いる管体搬送装置であって、トンネル内の横方向他方側の底面に敷設した軌道4上を走行して、既設の管路の終端近傍まで管体Wを搬送する第1搬送台車1と、管体を既設の管路の終端に接合する位置まで搬送する第2搬送台車2とを備えるものにおいて、管体の設置作業を容易に行うことができるようにする。
【解決手段】第1搬送台車1は横方向一方に進退自在な管体載置部106を備え、第2搬送台車2は昇降自在な管体載置部206を備える。また、第2搬送台車2はトンネルT内の横方向一方側の底面上で移動自在で且つ軌道4上でも移動自在である。第1搬送台車1からトンネル内の横方向一方側の底面上で待機する第2搬送台車2に、管体載置部106の横方向一方への進出動作とその後の管体載置部206の上昇動作とで管体Pを受け渡し自在とする。
【選択図】図6

Description

本発明は、トンネル内の横方向一方の側部に多数本の管体を直列に連結して成る管路を設置するために用いる管体搬送装置に関する。
従来、この種の管体搬送装置として、トンネル内の横方向他方側の底面に敷設した軌道上を走行して、既設の管路の終端近傍まで管体を搬送する第1搬送台車と、管体を既設の管路の終端に接合する位置まで搬送する第2搬送台車とを備えるものは知られている(例えば、特許文献1参照)。
このもので第1搬送台車は、上面に管体載置部を有する台車本体に、軌道を構成する断面コ字状の左右一対のレールの上面を転動する車輪を取付けて成るものに構成されている。また、第2搬送台車の台車本体は、第1搬送台車が管体を載置した状態で通過可能な門形フレームで構成されている。そして、門形フレームの左右の各支柱部の下端に、レールの上下2面間の溝部に転動自在に係合する車輪を取付けると共に、門形フレームの上端に横方向一方に張り出す梁を固定し、この梁に管体用の吊り具を昇降自在に且つ横方向に移動自在に吊持させている。
第1搬送台車で管体が既設の管路の終端近傍まで搬送されると、第2搬送台車の吊り具で管体を第1搬送台車から吊り上げ、次いで吊り具を横方向に移動させて管体をトンネル内の横方向一方側に横送りし、その後、第2搬送台車をレールに沿って移動させて、管体を既設の管路の終端に接合する位置まで搬送し、この位置に管体を設置する。
このように上記従来例では、トンネルへの管体搬入場所からの管体の搬送と管体の設置とを第1と第2の両搬送台車で分担して行うため、管体の搬送から設置までを単一の搬送台車を用いて行うものと異なり、第2搬送台車を用いて管体の設置作業を行っている間に第1搬送台車を管体搬入場所に戻して次の管体の搬送作業を開始することができ、作業能率が向上する。
ところで、管体の設置作業に際しては、管体をその先端が既設の管路の終端に対し前後方向及び横方向に整合するように位置合わせし、この状態で管体を下降させて、トンネル内の横方向一側部に予め配置した管体受けに管体を設置することが必要になる。ここで、上記従来例では、管体が第2搬送台車の門形フレームの上端の梁に吊り具を介して吊り下げられているため、管体を押しても吊り具が揺れるだけで第2搬送台車は連れ動きしない。従って、管体の前後方向の位置合わせを第2搬送台車の前後方向の位置調節で行い、管体の横方向の位置合わせを吊り具の横方向の位置調節で行わざるを得なくなる。このように管体の位置合わせに際し、第2搬送台車と吊り具との別々の位置調節が必要になることから作業が面倒になる。更に、第2搬送台車は門形フレームを有する大型大重量のものになるため、第2搬送台車の微妙な位置調節が難しく、管体の設置作業はかなりの熟練を要する。
また、第1搬送台車で搬送される管体が第2搬送台車の台車本体を構成する門形フレームに干渉しないように、管体を門形フレームの横方向の内寸以下の直径にする必要があり、設置可能な管体の径が制約される。
実公平6−703号公報
本発明は、以上の点に鑑み、管体の設置作業を容易に行うことができ、且つ、大径の管体にも対処できるようにした管体搬送装置を提供することをその課題としている。
本発明は、トンネル内の横方向一方の側部に多数本の管体を直列に連結して成る管路を設置するために用いる管体搬送装置であって、トンネル内の横方向他方側の底面に敷設した軌道上を走行して、既設の管路の終端近傍まで管体を搬送する第1搬送台車と、管体を既設の管路の終端に接合する位置まで搬送する第2搬送台車とを備えるものにおいて、上記課題を解決するために、以下の構成を採用したことを特徴とする。
即ち、第1搬送台車は、横方向一方に進退自在な管体載置部を備え、第2搬送台車は、昇降自在な管体載置部を備えると共に、トンネル内の横方向一方側の底面上で前後方向及び横方向の任意の方向に移動自在で且つ軌道上でも移動自在になるように構成され、第1搬送台車からトンネル内の横方向一方側の底面上で待機する第2搬送台車に、第1搬送台車の管体載置部の横方向一方への進出動作とその後の第2搬送台車の管体載置部の上昇動作とで管体を受け渡し自在とすることを特徴とする。
本発明によれば、管体搬入場所から既設の管路の終端近傍まで第1搬送台車で搬送されて来た管体は、第1搬送台車の管体載置部の横方向一方への進出動作で横送りされ、次に、トンネル内の横方向一方側の底面上で待機する第2搬送台車の管体載置部の上昇動作により当該管体載置部に載置された状態で第1搬送台車の管体載置部から持ち上げられる。このようにして第1搬送台車から第2搬送台車への管体の受け渡しを行うと、第1搬送台車の管体載置部を横方向他方に退動させ、この状態で第1搬送台車を管体搬入場所に戻す。
このように本発明では、軌道上の第1搬送台車からトンネル内の横方向一方側の底面上で待機する第2搬送台車に管体を受け渡すため、上記従来例の如く軌道上で待機する第2搬送台車の門形フレームへの管体の干渉を回避するために管体の径が制約されることはなく、大径の管体も搬送設置できる。
また、第2搬送台車に載置された管体を押すと、第2搬送台車がトンネル内の横方向一方側の底面上で管体の押し方向に連れ動きし、そのため、管体を容易に押し動かすことができる。従って、既設の管路に対し管体を前後方向及び横方向に面倒な操作を要することなく容易に位置合わせすることができる。そして、位置合わせ後、第2搬送台車の管体載置部を下降させることにより、トンネル内の横方向一側部に予め配置した管体受けに管体を設置することができる。
管体を設置した後は、第2搬送台車を今回設置した管体の後方に移動させて、次の管体の設置作業に備える必要がある。ここで、第2搬送台車を今回設置した管体の後方にトンネル内の横方向一方の底面上で移動させることは、トンネル内の一側部に配置されている管体受けが邪魔になるため困難である。一方、本発明では、第2搬送台車がトンネル内の横方向一方側の底面上で移動自在で且つ軌道上でも移動自在であるため、第2搬送台車を軌道上に移し換えて、今回設置した管体の後方に軌道上で移動させた後、第2搬送台車を軌道上からトンネル内の横方向一方側の底面上に移し換えることにより、次の管体の設置作業に備えることができる。
ここで、第2搬送台車は、軌道上で第2搬送台車を移動自在に支持するための車輪と、トンネル内の横方向一方側の底面上で第2搬送台車を前後方向及び横方向の任意の方向に移動自在に支持するための支持手段を下端に有する上下方向に伸縮自在な脚体とを備えることが望ましい。これによれば、軌道上に車輪を載せたときに、脚体を収縮させることでその下端の支持手段が軌道に干渉することを防止できる。また、トンネル内の横方向一方側の底面上に支持手段で第2搬送台車を支持している状態において、脚体を伸縮させることにより第2搬送台車の管体載置部を昇降させることができる。従って、管体載置部を昇降させるための別個の昇降手段が不要になり、コストダウンを図ることができる。
また、第2搬送台車は、トンネル内の横方向一方側の底面上に第2搬送台車を支持可能なジャッキを備え、ジャッキにより第2搬送台車を支持した状態で脚体を収縮させることにより脚体の下端の支持手段とトンネル内の横方向一方側の底面との間に生ずる隙間に軌道に達する敷き板を設置することで、第2搬送台車がトンネル内の横方向一方側の底面上の位置から軌道上の位置まで敷き板状で横方向に移動自在になるようにすることが望ましい。これによれば、トンネル内の横方向一方側の底面上から軌道上への第2搬送台車の移し変えを容易に行うことができる。
また、脚体の下端の支持手段は、エアを吹出して第2搬送台車を浮上させるエア吹出し部で構成されることが望ましい。ここで、支持手段をキャスタ輪で構成して、第2搬送台車を前後方向及び横方向の任意の方向に移動自在に支持することも考えられる。然し、これでは管体を載置するとその重量の影響でキャスタ輪が旋回しにくくなり、第2搬送台車が思い通りの方向にスムーズに動かなくなる。これに対し、支持手段をエア吹出し部で構成すれば、第2搬送台車は思い通りの方向にスムーズに動くようになる。そのため、管体の位置合わせ作業が一層容易になる。
ところで、第1搬送台車から第2搬送台車への管体の受け渡しに際して、第1搬送台車の管体載置部を横方向一方に進出させると、管体の重量により第1搬送台車にこれを横方向一方に横転させようとするモーメントが作用する。この場合、軌道を構成する左右のレールを上記従来例と同様に断面コ字状に形成し、第1搬送台車の車輪をレールの上下2面間の溝部に転動自在に係合させて、第1搬送台車の横転を防止することが考えられる。然し、このものでは、レールが上記モーメントの影響で浮き上がることがないように、レールを強固に固定することが必要になり、レールの敷設工事が面倒になる。これは上記従来例のものでも同様である。
かかる不具合を解消するため、第1搬送台車は、トンネル内の横方向一方側の底面に着座する脚部を有する脚台上で横方向一方に進退自在であって、上面に第1搬送台車の管体載置部を有する横行枠を備えることが望ましい。これによれば、横行枠の動きで管体載置部を横方向一方に進出させたとき、管体の重量が脚台を介してトンネル底面で受けられる。そのため、第1搬送台車にはこれを横方向一方に横転させようとするモーメントが作用しない。従って、軌道を構成するレールを断面コ字状の特殊なものにする必要がなく、且つ、レール固定強度も左程高くする必要がなく、レールの敷設工事が容易になる。
また、脚台は、第1搬送台車に横方向一方に引出し自在に組み込まれていることが望ましい。これによれば、脚台を持ち運ぶ必要がなく、作業者の負担が軽減される。
図1を参照して、Tはトンネルを示しており、このトンネルT内の横方向一方の側部には、多数本の管体Pを直列に連結して成る管路が設置される。管路の設置工事に際しては、図外の管体搬入場所から既設の管路PTの終端近傍まで前後2台の第1搬送台車1,1により管体Pを搬送し、ここで管体Pを前後2台の第2搬送台車2,2に受け渡し、第2搬送台車2,2により管体Pを既設の管路PTの終端に接合する位置まで搬送し、トンネルT内の横方向一方の側面に予め取付けた管体受けたるブラケット3上に管体Pを設置する。そして、既設の管路PTの終端に管体Pの先端を溶接する。
第1搬送台車1はトンネルT内の横方向他方側の底面に敷設した左右一対のレール4a,4aで構成される軌道4上を走行する。図2乃至図4を参照して、第1搬送台車1は、台車本体101の前後両端部に軸支される前後の各車軸102aに取付けた左右一対の車輪102,102を備えており、これら車輪102がレール4a上を転動する。台車本体101の上部には、横方向一方に進退自在な横行枠103が組み込まれている。横行枠103は、台車本体101に横方向に移動自在に支持される第1枠104と、第1枠104に横方向に移動自在に支持される第2枠105とで構成され、第2枠105の上面に管体載置部106が設けられている。尚、第1枠104は、台車本体101の上部の前後両側に夫々横一列に配置したローラ104aで横方向に移動自在に支持され、第2枠105は、その前後両側部に夫々横一列に配置したローラ105aを介して第1枠104に横方向に移動自在に支持される。
第1枠104は台車本体101に搭載したシリンダ107により横方向一方に進退される。また、一端と他端とを夫々連結具108aを介して台車本体101と第2枠105とに連結した前後一対のチェーン108,108´を設けて、一方のチェーン108を第1枠104の横方向一方寄りの側部に軸支したスプロケット109に巻き掛けし、他方のチェーン108´を第1枠104の横方向他方寄りの側部に軸支したスプロケット109´に巻き掛けしている。かくして、第1枠104の台車本体101に対する横方向の進退ストロークに等しいストロークで第2枠105が第1枠104に対し横方向に進退する。
台車本体101の下部には、第1枠104の下面の前後両側部に軸着したローラ104b,104bを載せる前後一対の脚台110,110が横方向一方に引出し自在に組み込まれている。脚台110の先端には、上下方向に長手のねじ棒で構成される脚部110aが上下動自在に螺挿されている。そして、図5に示す如く、脚台110を横方向一方に引き出し、この状態で脚部110aを下げてトンネルT内の横方向一方側の底面に着座させるようにしている。この状態では横行枠103がローラ104bを介して脚台110に支持された状態で横方向一方に進退されることになる。そのため、横行枠103を横方向一方に進出させたとき、管体載置部106に載置される管体Pの重量は脚台110を介してトンネル底面で受けられ、第1搬送台車1にこれを横方向一方に横転させようとするモーメントは作用しない。従って、第1搬送台車1の横転を防止するために、レール4aを断面コ字状の特殊なものとする必要がなく、また、レール4aの固定強度を左程高くする必要がなく、レール4aの敷設工事が容易になる。
台車本体101の前後一方の端部には、レール4aをクランプして第1搬送台車1を制止するクランパー111が設けられている。また、台車本体101の前後両端部にはジョイント部112が設けられている。そして、前後2台の第1搬送台車1,1を必要に応じて前方の第1搬送台車1の後端のジョイント部112と後方の第1搬送台車1の前端のジョイント部112との間に掛け渡される図示省略したロッド、ワイヤ等の連結部材を介して連結し、更に、前方の第1搬送台車1の前端のジョイント部112に図示省略したバッテリロコを連結して、バッテリロコにより前後2台の第1搬送台車1,1を軌道4上で牽引移動させるようにしている。
次に、図6乃至図8を参照して、第2搬送台車2について詳述する。第2搬送台車2は、台車本体201の前後左右に取付けた計4個の車輪202と、台車本体201の中央領域に垂設した4個の脚体203とを備えている。各脚体203は、上端を台車本体201に連結した油圧ジャッキ203aにより下方に向けて伸縮自在である。また、各脚体203の下端には、エアを吹出して第2搬送台車2を浮上させるエア吹出し部204が設けられている。
各車輪202は、台車本体201に軸202bで揺動自在に取付けた支持アーム202aに軸支されている。台車本体201には、支持アーム202aをこれに挿通するピン202cを介して上方の揺動位置と下方の揺動位置とに選択的に保持する一対のピン孔202d,202eが設けられている。そして、アーム202aが上方の揺動位置に保持されるときには、脚体203の最収縮状態におけるエア吹出し部204の位置より車輪202の下端が上方に位置し、アーム202aが下方の揺動位置に保持されるときには、脚体203の最収縮状態におけるエア吹出し部204の位置より車輪202の下端が下方に位置するようにしている。
台車本体201の上面には、前後方向に位置調節自在なスライドテーブル205が搭載されており、このスライドテーブル205上に管体載置部206が設けられている。スライドテーブル205は、台車本体201上にリニヤガイド205aを介して前後方向に摺動自在に支持され、ハンドル205bの操作で前後方向に位置調節される。
台車本体201には、更に、各車輪202の近傍に位置するジャッキ207が設けられている。ジャッキ207は、上下方向に長手のねじ棒で構成され、台車本体201に上下動自在に螺挿されている。
また、台車本体201の前後には、オイルタンク208と油圧ユニット209とが搭載されており、更に、これらオイルタンク208の前方及び油圧ユニット209の後方に張り出す前後一対のジョイント部210,210が設けられている。そして、前後2台の第2搬送台車2,2を必要に応じて前方の第2搬送台車2の後端のジョイント部210と後方の第2搬送台車2の前端のジョイント部210との間に掛け渡される図示省略したロッド、ワイヤ等の連結部材を介して連結している。
次に、管体Pの搬送作業手順について説明する。管体Pは管体搬入場所から既設の管路PTの終端近傍まで前後2台の第1搬送台車1,1により搬送される。尚、管体Pは第1搬送台車1の管体載置部106に載置された状態でバンド106aにより固定される。また、既設の管路PTの終端近傍には、図1に示す如く、トンネルT内の横方向一方側の底面上で前後2台の第2搬送台車2,2が待機している。この状態では、車輪202の支持アーム202aが上方の揺動位置に保持され、第2搬送台車2はトンネルT内の横方向一方側の底面上に脚体203の下端のエア吹出し部204において支持される。但し、エア吹出し部204からエアは吹出されていない。
各第1搬送台車1は各第2搬送台車2から前後方向にずれた位置で停止される。次に、各第1搬送台車1のクランパー111でレール4aをクランプして各第1搬送台車1を制止し、この状態で各第1搬送台車1の脚台110を横方向一方に引き出すと共に、脚台110の先端の脚部110aを下げてトンネルT内の横方向一方側の底面に着座させる。その後、各第1搬送台車1の横行枠103を横方向一方に進出させ、管体Pを各第2搬送台車2の直上位置まで横送りする。
次に、各第2搬送台車2の脚体203を伸張する。これによれば、各第2搬送台車2の管体載置部206が上昇する。そして、管体載置部206が管体Pの下面に当接したところで脚体203の伸張を一旦停止し、図6に示す如く、第2搬送台車2の管体載置部206に対し管体Pをバンド206aで固定すると共に、第1搬送台車1の管体載置部106に対するバンド106aによる管体Pの固定を解除する。その後、脚体203の伸張を再開して、管体Pを第2搬送台車2の管体載置部206に載置したまま第1搬送台車1の管体載置部106から持ち上げる。
次に、横行枠103を横方向他方に退動させて第1搬送台車1の台車本体101に引込むと共に、脚部110aを上げた状態で脚台110を台車本体101に押し込む。その後、クランパー111によるレール4aのクランプを解除して、第1搬送台車1を管体搬入場所に戻す。
また、第2搬送台車2の脚体203の下端のエア吹出し部204からエアを吹出して、第2搬送台車2をトンネルT内の横方向一方側の底面上で浮上させる。これによれば、作業者が管体Pを押したときに、第2搬送台車2が管体Pの押し方向に連れ動きし、管体Pを簡単に押し動かすことができる。そして、既設の管路PTの終端に対し管体Pの先端が若干手前に位置するところまで管体Pを前進させる。次に、第2搬送台車2のスライドテーブル205のハンドル205bによる位置調節操作で管体Pをゆっくりと前進させて、管体Pの先端が既設の管路PTの終端に対し前後方向に整合するように管体Pの前後方向の位置合わせを行うと共に、管体Pの先端が既設の管路PTの終端に対し横方向に整合するように管体Pを横方向に押し動かして、管体Pの横方向の位置合わせを行う。
尚、管体Pの前後方向の位置合わせをスライドテーブル205の位置調節で行うのは、管体Pの先端が既設の管路PTの終端に衝突してこれらに傷が付くことを防止するためである。但し、スライドテーブル205がなくても、管体Pを慎重にゆっくり押し動かせば、管体Pの先端が既設の管路の終端に衝突することを防止できるため、スライドテーブル205は必要不可欠ではない。
上記の如くして管体Pの前後方向及び横方向の位置合わせを完了すると、ブラケット3上に管体用の受け駒3a(図9参照)をセットし、次に、第2搬送台車2の脚体203を収縮させる。これによれば、管体載置部206が下降して、管体Pが受け駒3aに着座する。この状態で、管体Pの管体載置部206に対するバンド206aによる固定を解除する。その後、脚体203を更に収縮させて、管体載置部206を管体Pに干渉しない位置まで下降させる。
次に、第2搬送台車2のジャッキ207を下げて、トンネルT内の横方向一方側の底面上にジャッキ207により第2搬送台車2を支持し、その後で脚体203を最収縮状態に収縮させる。これによれば、トンネルT内の横方向一方側の底面とエア吹出し部204との間に隙間が空く。そして、この隙間に、図9に示す如く、軌道4に達する敷き板5を設置する。尚、敷き板5の下にはレール4aと同一高さの枕木5aが置かれる。次に、ジャッキ207を引き上げて、敷き板5上にエア吹出し部204を介して第2搬送台車2を支持し、敷き板5上で第2搬送台車2をトンネルT内の横方向一方側の底面上の位置から軌道4上の位置に横移動させる。
次に、脚体203を若干伸張させた状態でジャッキ207を下げて、レール4a上にジャッキ207により第2搬送台車2を支持する。そして、図9に仮想線で示す如く、脚体203を最収縮状態に収縮させると共に、車輪202の支持アーム202aを下方の揺動位置に切替保持して、レール4a上に車輪202を載せ、この状態で敷き板5を撤去する。次に、ジャッキ207を引き上げ、第2搬送台車2を今回設置した管体Pよりも後方に軌道4上で移動させる。その後、上記とは逆の手順で第2搬送台車2を軌道4上の位置からトンネルT内の横方向一方側の底面上の位置に横移動させ、次の管体Pの設置作業に備える。
上述したように本実施形態によれば、軌道4上の第1搬送台車1からトンネルT内の横方向一方側の底面上で待機する第2搬送台車2に管体Pを受け渡すため、上記従来例の如く軌道上で待機する第2搬送台車の門形フレームへの管体の干渉を回避するために管体の径が制約されることはなく、大径の管体Pも搬送設置できる。
また、第2搬送台車2はトンネルT内の横方向一方側の底面上で前後方向及び横方向の任意の方向に移動自在に支持されるため、第2搬送台車2に載置された管体Pを第2搬送台車2の連れ動きで前後方向及び横方向の任意の方向に押し動かすことができる。従って、既設の管路PTに対し管体Pを前後方向及び横方向に容易に位置合わせすることができ、作業性が向上する。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、上記実施形態では、第2搬送台車2の脚体203の下端に設けられる、トンネルT内の横方向一方側の底面上で第2搬送台車2を前後方向及び横方向の任意の方向に移動自在に支持するための支持手段をエア吹出し部204で構成したが、キャスタ輪で支持手段を構成することも可能である。但し、キャスタ輪を用いると、第2搬送台車2に管体Pを載置したときに、管体Pの重量でキャスタ輪が旋回しにくくなり、第2搬送台車2が思い通りの方向にスムーズに動かなくなることがある。そのため、管体Pを前後方向や横方向に押したときの第2搬送台車2の追従性を良くするには、支持手段をエア吹出し部204で構成することが望ましい。
また、上記実施形態では、第2搬送台車2の車輪202を支持アーム202aの揺動で上下に位置調節自在としたが、これは必要不可欠ではない。例えば、ブラケット3の位置が比較的高く、ブラケット3上に載置された管体Pと敷き板5との間に脚体203を左程収縮させなくても第2搬送台車2が収まる場合には、車輪202の下端が脚体203の最収縮状態でエア吹出し部204より下方に突出する位置に車輪202が固定されていても特に不具合は生じない。
また、上記実施形態では、第2搬送台車2の脚体203の伸縮動作で管体載置部206を昇降させるようにしたが、台車本体201上にパンタグラフ機構等の昇降機構を搭載し、この昇降機構で管体載置部206を昇降させることも可能である。但し、第2搬送台車2がトンネルT内の横方向一方側の底面上に存するときや軌道4上に存するときにトンネル底面に車輪202が干渉したりレール4aにエア吹出し部204が干渉することを防止し、更に、ジャッキ210を無荷重下で操作できるようにするには、脚体203を伸縮自在とすることが必要である。そのため、脚体203の伸縮動作で管体載置部206を昇降させる上記実施形態の方が、コストダウンを図る上で有利である。
また、上記実施形態では、第1搬送台車1に脚台110が横方向一方に引出し自在に組み込まれているが、第1搬送台車1から分離独立した脚台を用いることも可能である。但し、第1搬送台車1に脚台110を組み込む上記実施形態では、脚台110を持ち運ぶ必要がなく、作業者の負担を軽減する上で有利である。
本発明管体搬送装置の実施形態の全体構成を示す平面図。 実施形態の第1搬送台車の正面図。 図2の左方から見た第1搬送台車の側面図。 図3の上方から見た第1搬送台車の平面図。 横行枠を横方向一方に進出させた状態での第1搬送台車の正面図。 実施形態の第2搬送台車の正面図。 図6の右方から見た第2搬送台車の側面図。 図7の上方から見た第2搬送台車の平面図。 敷き板を設置した状態での第2搬送台車の正面図。
符号の説明
T…トンネル、P…管体、PT…既設の管路、1…第1搬送台車、103…横行枠、106…管体載置部、110…脚台、110a…脚部、2…第2搬送台車、202…車輪、203…脚体、204…エア吹出し部(支持手段)、206…管体載置部、207…ジャッキ、4…軌道、5…敷き板。

Claims (6)

  1. トンネル内の横方向一方の側部に多数本の管体を直列に連結して成る管路を設置するために用いる管体搬送装置であって、トンネル内の横方向他方側の底面に敷設した軌道上を走行して、既設の管路の終端近傍まで管体を搬送する第1搬送台車と、管体を既設の管路の終端に接合する位置まで搬送する第2搬送台車とを備えるものにおいて、
    第1搬送台車は、横方向一方に進退自在な管体載置部を備え、
    第2搬送台車は、昇降自在な管体載置部を備えると共に、トンネル内の横方向一方側の底面上で前後方向及び横方向の任意の方向に移動自在で且つ軌道上でも移動自在になるように構成され、
    第1搬送台車からトンネル内の横方向一方側の底面上で待機する第2搬送台車に、第1搬送台車の管体載置部の横方向一方への進出動作とその後の第2搬送台車の管体載置部の上昇動作とで管体を受け渡し自在とすることを特徴とする管体搬送装置。
  2. 請求項1記載の管体搬送装置であって、前記第2搬送台車は、前記軌道上で第2搬送台車を移動自在に支持するための車輪と、トンネル内の横方向一方側の底面上で第2搬送台車を前後方向及び横方向の任意の方向に移動自在に支持するための支持手段を下端に有する上下方向に伸縮自在な脚体とを備えることを特徴とする管体搬送装置。
  3. 請求項2記載の管体搬送装置であって、前記第2搬送台車は、トンネル内の横方向一方側の底面上に第2搬送台車を支持可能なジャッキを備え、ジャッキにより第2搬送台車を支持した状態で前記脚体を収縮させることにより前記支持手段とトンネル内の横方向一方側の底面との間に生ずる隙間に前記軌道に達する敷き板を設置することで、第2搬送台車がトンネル内の横方向一方側の底面上の位置から軌道上の位置まで敷き板上で横方向に移動自在になることを特徴とする管体搬送装置。
  4. 前記支持手段は、エアを吹出して前記第2搬送台車を浮上させるエア吹出し部で構成されることを特徴とする請求項2又は3記載の管体搬送装置。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載の管体搬送装置であって、前記第1搬送台車は、トンネル内の横方向一方側の底面に着座する脚部を有する脚台上で横方向一方に進退自在であって、上面に第1搬送台車の前記管体載置部を有する横行枠を備えることを特徴とする管体搬送装置。
  6. 前記脚台は、前記第1搬送台車に横方向一方に引出し自在に組み込まれていることを特徴とする請求項5記載の管体搬送装置。
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