JP2009096012A - 進退装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ワークとインモールドワーク成形品の搬送手段を、簡単な制御構造でありながら所定位置に速やかに停止させて、インモールドワーク成形品の品質向上および成形能率の向上に寄与することができる進退装置を提供する。
【解決手段】 ラベル(ワーク)2を把持してインモールドワーク成形機1の固定金型6に受け渡すとともに、成形されたインモールドワーク成形品4を成形機1の可動金型8から受け取り把持して取り出す搬送手段12を、ワーク2の受け渡し方向とインモールドワーク成形品4の取り出し方向およびこれらの反対方向に進退させる進退装置40は、搬送手段12停止時の慣性による進退方向(矢印Y1,Y2)の伸縮が抑制される原動ピニオン44,47と、これに噛合するラック45,48とを備えたラック&ピニオン構造からな回転駆動機構41,42によって構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、進退装置に係り、詳しくは、インモールドワーク成形品のワークを把持してインモールドワーク成形手段に受け渡すとともに、成形されたインモールドワーク成形品をインモールドワーク成形手段から受け取り把持して取り出す搬送手段を、ワークの受け渡し方向およびその反対方向に進退させる進退装置に関するものである。
従来、射出成形機に取付けられて、メタルプレートやボルト等の挿入部材(インモールドワーク)を固定金型内に装着するとともに、このワークが一体化された合成樹脂製の成形品(成形品)を可動金型から取り出す成形品取出機が提案されている(特許文献1)。
この特許文献1に記載の成形品取出機を図6,図7に示す。これらの図において、成形品取出機50は、射出成形機51に固着される本体フレーム52の左右方向へ延出したレール53上を駆動部材54により往復する走行体55と、この走行体55に取付けられて、ピストンロッド56の先端に固着された前後ホルダ57をガイドロッド58に案内されながら前後移動させる前後シリンダ59と、前後ホルダ57に固着されそのピストンロッド60の先端に固着されたチャックユニット61をガイドロッド62a,62bにより案内されながら上下動させる上下動シリンダ63とを備える。
チャックユニット61は、固定金型51b内に装着されるメタルプレートやボルト等のワーク(図示省略)把持する第2把持ヘッド64と、可動金型51aに保持されたインモールドワーク成形品(図示省略)を把持する第2把持ヘッド65とを備えた把持手段として機能する。
ところが、特許文献1に記載の成形品取出機では、ラベル(インモールドワーク)が一体化された合成樹脂製のカップや截頭円錐形容器などのインモールドワーク成形品を成形するインモールドワーク射出成形機に装備することはできない。すなわち、この種のインモールドワーク成形品を成形するためには、外形状が成形品に一致し外面に多数の吸気孔を有して、ワークを吸着把持して固定金型に受け渡すための疑似コアと、疑似コアにワークを供給するワーク供給手段などが必要になる。
前記疑似コアと、疑似コアにワークを供給するワーク供給手段などを備えて、インモールドワーク射出成形機の固定金型にラベルを装着する技術が提供されている(特許文献2)。
この特許文献2に記載の技術によれば、外面にラベルが一体化された合成樹脂製のカップや截頭円錐形容器などのインモールドワーク成形品を成形することができる。
特開2007−76177号公報 特許登録第2797043号公報
ところが、前記特許文献2に記載の技術では、インモールドワーク成形品をインモールドワーク射出成形機(インモールドワーク成形手段)から取り出す把持手段を備えていない。そこで、特許文献1に記載の成形品取出機50のチャックユニット61における第1把持ヘッド64に代えて特許文献2に記載の疑似コアを取付け、この疑似コアに適宜吸・排気通路を接続するとともに、特許文献2に記載のラベル供給手段を別途設けることによって、成形品取出機50のチャックユニット61の第1把持ヘッド64にラベルをインモールドワーク成形機51の固定金型51bに装着する第1把持手段の機能を持たせ、かつチャックユニット61の第2把持ヘッド65にインモールドワーク成形品であるカップや截頭円錐形容器などをインモールドワーク成形機51の可動金型51aから取り出す第2把持手段の機能を持たせた成形品取出機50を構成できる。
しかし、前記特許文献1,2に記載の技術を複合した成形品取出機50では、第1把持手段を可動金型51aに向けて進退させる進退装置および第2把持手段を固定金型51bに向けて進退させる進退装置が前後シリンダ59によって構成されることになる。通常、成形品取出機50に使用されるシリンダ装置では、その作動流体が万一漏れたとしても、成形品取出機50、インモールドワーク成形機51あるいは周辺機器類および周辺作業者への付着による汚染や火傷の危険などを回避する目的でエアシリンダが使用される。
このように、エアシリンダからなる前後シリンダ59によって進退装置が構成されていると、第1把持ヘッド64が固定金型51b内に進入して停止した時の慣性によって、圧縮性作動流体である空気は前後シリンダ59内で圧縮・膨張する。そのため、第1把持ヘッド64の停止位置が変動してワークの受け渡し位置にバラツキを生じ、これがワークの固定金型51b内の装着位置を変動させる原因になって、インモールドワーク成形品の品質を低下させるばかりか、前記圧縮・膨張が減衰して第1把持ヘッド64が所定位置に停止するまで待機する待機時間を必要とするので、ワークの受け渡し能率、延いてはインモールドワーク成形品の成形能率を低下させることになる。また、第2把持ヘッド65が可動金型51aに近接するインモールドワーク成形品の取出位置で停止した時も、その慣性によって生じる前記圧縮・膨張が減衰して第2把持ヘッド65が所定位置に停止するまで待機する待機時間を必要とするので、インモールドワーク成形品の取出能率、延いてはインモールドワーク成形品の成形能率を低下させることになる。したがって、第1把持ヘッド64が固定金型51b内に進入して停止した時および第2把持ヘッド65が可動金型51aに近接して停止した時の慣性に伴う前後シリンダ59内空気の圧縮・膨張を抑制して、第1把持ヘッド64を固定金型51b内の所定位置で速やかに停止させるとともに、第2把持ヘッド65を可動金型51aの近接位置で速やかに停止させることが要求される。そのため、前後シリンダ59およびその吸・排気系の制御構造、つまり進退装置の制御構造が相当複雑になる。
本発明は、このような問題を解決するものであって、その目的とするところは、インモールドラベル(インモールドワーク)とインモールドワーク成形品の搬送手段を、簡単な制御構造でありながら所定位置に速やかに停止させて、インモールドワーク成形品の品質向上および成形能率の向上に寄与することができる進退装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明に係る進退装置は、インモールドワークを把持してインモールドワーク成形手段に受け渡す搬送手段を、インモールドワークの受け渡し方向とその反対方向に進退させる進退装置において、
該進退装置は、前記搬送手段停止時の慣性による進退方向の伸縮が抑制される回転駆動機構によって構成されていることを特徴としている。
これによれば、搬送手段がワークの受け渡し位置で停止しても、この停止時の慣性による進退装置の進退方向の伸縮が抑制されるので、搬送手段を所定のインモールドワーク受け渡し位置に速やかに停止させることができる。そのため、インモールドワークの受け渡し位置にバラツキが生じないので、インモールドワークがインモールドワーク成形手段に装着される位置は変動しなくなり、インモールドワーク成形品の品質向上に寄与することができるとともに、受け渡し位置での待機時間が不要になるので、インモールドワークのインモールド能率、延いてはインモールドワーク成形品の成形能率の向上に寄与することができる。
また、搬送手段がインモールドワーク成形品の取り出し方向に前進してインモールドワーク成形品の取出位置で停止しても、この停止時の慣性による進退装置の進退方向の伸縮が抑制されるので、搬送手段を所定のインモールドワーク成形品取出位置に速やかに停止させることができる。そのため、インモールドワーク成形品の取出位置での待機時間が不要になるので、インモールドワーク成形品の取出能率、延いてはインモールドワーク成形品の成形能率の向上に寄与することができる。しかも、前記回転駆動機構の駆動源として、数値制御可能なサーボモータなどの電動モータを適用できるので制御構造が簡単である。
また、本発明は、前記回転駆動機構が、原動機と、原動ピニオンと、この原動ピニオンに噛合するラックとを備えたラック&ピニオン構造からなることを特徴としている。これによると、搬送手段停止時の慣性による進退方向の伸縮を抑制できるので、搬送手段停止時の慣性によって圧縮性作動流体である空気が圧縮・膨張する特性を有するシリンダ装置からなる進退装置と比較しても、あるいは電動モータに連結されて走行するタイミングベルトの一部が搬送手段に固定され、したがって、搬送手段停止時の慣性によりベルトに微少な進退方向の伸縮やプーリとの相対変位などが懸念されるタイミングベルト構造の回転駆動機構と比較しても、搬送手段を所定の位置に速やかに停止させることができる。
さらに、前記進退装置は、インモールドワークを把持してインモールドワーク成形手段に受け渡すとともに、成形されたインモールドワーク成形品をインモールドワーク成形手段から受け取り把持して取り出す搬送手段を、インモールドワークの受け渡し方向とインモールドワーク成形品の取り出し方向およびこれらの反対方向に進退させる駆動部であることを特徴としている。
これによれば、インモールドワーク把持手段を所定のインモールドワーク受け渡し位置に速やかに停止させることができる。そのため、インモールドワークの受け渡し位置にバラツキが生じないので、インモールドワークがインモールドワーク成形手段に装着される位置は変動しなくなり、インモールドワーク成形品の品質向上に寄与することができるとともに、受け渡し位置での待機時間が不要になるので、ワークのインモールド能率を向上させることができる。
また、インモールドワーク成形品把持手段を所定のインモールドワーク成形品取出位置に速やかに停止させることができる。そのため、インモールドワーク成形品の取出位置での待機時間が不要になるので、インモールドワーク成形品の取出能率、延いてはインモールドワーク成形品の成形能率の向上に寄与することができる。
さらにまた、前記進退装置は、ラベルまたはフィルムからなる薄手のインモールドワークを把持してインモールドワーク成形手段に受け渡す搬送手段を、インモールドワークの受け渡し方向とその反対方向に進退させる駆動部であることを特徴としている。これによると、ラベルまたはフィルムからなる薄手のインモールドワークは、メタルプレートのような厚手のインモールドワークやボルトやナットなどのキュービックなインモールドワークなどとと比較して、厳しい受け渡し精度が要求されるものの、厳しい受け渡し精度をクリアしてインモールドワーク成形品の品質向上に寄与することができる。
本発明によれば、ワークとインモールドワーク成形品の搬送手段を、簡単な制御構造でありながら所定位置に速やかに停止させて、インモールドワーク成形品の品質向上および成形能率の向上に寄与することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る進退装置で進退される搬送手段を備えたインモールドワーク成形設備の一実施形態を示す平面図、図2は、図1II−II線から見た拡大正面図、図3は、図1のIII−III線から見た拡大側面図、図4は、図1のIV−IV線から見た拡大側面図、図5は、インモールドワーク成形品の一実施形態を拡大して示す縦断面図である。
図1〜図5において、インモールドワーク成形手段1は、[インモールドラベル(インモールドワーク)以下の説明では、単にラベルという]2と、このラベル2が表面に一体化された合成樹脂製のカップや截頭円錐形容器などの成形品3とからなるインモールドワーク成形品4を成形するインモールドワーク射出成形機であり、周知の固定プラテン5に取付けられた固定金型6と、可動プラテン7に取付けられた可動金型8とを有し、可動金型8は型締め機構9によって固定金型6に向けて進退(図1の矢印Y1,Y2方向)する。
固定金型6は、カップや截頭円錐形容器などからなるインモールドワーク成形品4の外面に一致する複数の截頭円錐形凹部6aを有し、この凹部6aの周壁には、複数の吸・送気通路6bが径外方向にのびて連通しており、各吸・送気通路6bは図示していない切換弁を介して吸気手段と送気手段(ともに図示せず)に連通している。また、凹部6aの奥面には射出機構10から射出される溶融樹脂を凹部6aに導入するゲート6cが連通している。
可動金型8は、その先端にカップや截頭円錐形容器などからなるインモールドワーク成形品4の内面に一致する複数の截頭円錐形のコア8aが突設されている。
インモールドワーク射出成形機1の側方に成形品取出機11が配置される。成形品取出機11は、搬送手段12と、この搬送手段12をインモールドワーク射出成形機1に向けて進退(図1の矢印X1,X2方向)させる搬送手段進退機構13とを備える。
成形品取出機11の搬送手段12は、成形品3の表面に一体化されるラベル2を把持してインモールドワーク射出成形機1における固定金型6の截頭円錐形凹部6aに装着する第1把持手段20と、固定金型6に装着したラベル2がインモールドワークされたインモールドワーク成形品4を把持して射出成形機1における可動金型8のコア8aから取り出す第2把持手段30とを備える。
成形品取出機11の搬送手段進退機構13は、搬送手段12の基端部を図1の矢印Y1,Y2方向に進退自在に保持する搬送手段保持部14と、搬送手段保持部14を懸垂保持する懸垂保持部15および懸垂保持部15の上端部を図1の矢印X1,X2方向に進退可能に組付けて水平にのびる横行アーム16とからなり、懸垂保持部15は、数値制御可能なサーボモータなどの電動モータ(図示省略)に連結されて回転する送りねじが噛み合わされた送りねじ駆動機構(図示省略)などの周知の往復駆動機構の駆動により、横行アーム16を案内に図1の矢印X1,X2方向に進退する。
図1,図2,図3において、第1把持手段20は、複数の筒状の疑似コア21と、これら疑似コア21を先端側において固定金型6に対向する面に取付けた把持アーム22とからなり、各疑似コア21は、外形状がインモールドワーク成形品4(図5参照)の外形状に一致し、その外面に多数の吸気孔を設けてあり、各吸気孔は図示していない切換弁を介して吸気手段と送気手段(ともに図示せず)に連通している。また、把持アーム22の基端部側は、上下二股に分岐され、各分岐部は、搬送手段保持部14の先端部上下両面に図1の矢印Y1,Y2方向にのびて配置された一対の案内レール17にスライド自在に係合することで、第1把持手段20は、搬送手段保持部14の先端部に前記矢印Y1,Y2方向の進退を自在に保持される。
図1,図2,図4において、第2把持手段30は、複数の吸着パッド31と、これら吸着パッド31を先端側において可動金型8のコア8aに対向する面に取付けた把持アーム32とからなり、各吸着パッド31は、図示していない切換弁を介して吸気手段と送気手段(ともに図示せず)に連通している。また、把持アーム32の基端部側は、上下二股に分岐され、各分岐部は、搬送手段保持部14の先端部上下両面に図1の矢印Y1,Y2方向にのびて配置された前記一対の案内レール17にスライド自在に係合することで、第2把持手段30は、搬送手段保持部14の先端部に前記矢印Y1,Y2方向の進退を自在に保持される。
図1,図2,図3,図4において、搬送手段12を構成する第1把持手段20および第2把持手段30は、進退装置40によって図1の矢印Y1、Y2方向に進退する。進退装置40は、第1把持手段20を前記矢印Y1、Y2方向に進退させる第1回転駆動機構41と、第2把持手段30を前記矢印Y1、Y2方向に進退させる第2回転駆動機構42とからなる。
第1回転駆動機構41は、第1把持手段20における把持アーム22の上下二股に分岐されている基端部側において、その上側分岐部に設けた水平方向外側に延出する天板23に鉛直軸線を有して下向きに保持された第1の原動機43と、第1の原動機43の出力軸に固着されて該出力軸と同時に回転する第1の原動ローラピニオン44と、搬送手段保持部14の先端上端部に取付けられて図1の矢印Y1,Y2方向に水平にのびるとともに、第1の原動ローラピニオン44と互いに噛み合う第1のラック45とを備えた金属製のラック&ピニオン構造からなり、第1の原動機43は、数値制御可能なサーボモータなどの電動モータによって構成されている。したがって、第1の原動機43は、簡単な制御構造によって数値制御することができる。
第2回転駆動機構42は、第2把持手段30における把持アーム32の上下二股に分岐されている基端部側において、その下側分岐部に設けた水平方向外側に延出する底板33に鉛直軸線を有して上向きに保持された第2の原動機46と、第2の原動機46の出力軸に固着されて該出力軸と同時に回転する第2の原動ローラピニオン47と、搬送手段保持部14の先端下端部に取付けられて図1の矢印Y1,Y2方向に水平にのびるとともに、第2の原動ローラピニオン47と互いに噛み合う第2のラック48とを備えた金属製のラック&ピニオン構造からなり、第2の原動機46は、数値制御可能なサーボモータなどの電動モータによって構成されている。したがって、第2の原動機46は、簡単な制御構造によって数値制御することができる。
つぎに、前記構成の作動について説明する。
今、図1に示す成形品取出機11の搬送手段12が、搬送手段進退機構13の作動によってP1位置に後退して停止し、第1把持手段20の把持アーム22および第2把持手段30の把持アーム32は、それぞれ実線で示す待機位置にあるとする。
ここで、進退装置40における第1回転駆動機構41を駆動して、第1把持手段20の把持アーム22をP1位置の実線で示す待機位置から二点鎖線で示すラベル受け取り位置に移動させて、複数の疑似コア21を複数台のラベル供給手段18に近接させ、各疑似コア21は、各ラベル供給手段18から供給されるラベル2(図5参照)を吸気により受け取ってその外面に巻き付けて保持する。各疑似コア21によるラベル2の吸気による巻き付け保持が済むと、第1回転駆動機構41を逆方向に駆動して、第1把持手段20の把持アーム22を実線で示す待機位置に戻す。
つぎに、搬送手段進退機構13の作動によって搬送手段12をP2位置まで前進させる。この時点では、既にインモールドワーク成形機1の固定金型6と可動金型8は型開しているので、第1把持手段20の把持アーム22および第2把持手段30の把持アーム32は型開している固定金型6と可動金型8の間に進入して、各疑似コア21は固定金型6の各截頭円錐形凹部6aに対向するとともに、各吸着パッド31は、前記型開の前段で成形されて可動金型8の各コア8aに外嵌保持されているインモールドワーク成形品4(図5参照)に対向する。
つぎに、進退装置40における第1回転駆動機構41を駆動して、第1把持手段20の把持アーム22を固定金型6方向(図1の矢印Y1方向)に前進させ、各疑似コア21を固定金型6の截頭円錐形凹部6aに挿入して停止させる。つまり、ラベル2の受け渡し位置で停止させる。ここで、各疑似コア21によるラベル2の吸気を解除し、同時に固定金型6側の吸・送気通路6bを吸気により負圧化して、ラベル2を截頭円錐形凹部6aの内面に吸着保持する。すなわち、ラベル2は、各疑似コア21から離れて各截頭円錐形凹部6a内に装着される。
各疑似コア21が固定金型6の截頭円錐形凹部6aに挿入さたれたラベル2の受け渡し位置で停止した時の慣性によって、進退装置40における第1回転駆動機構41には、進退装置40の進退方向(図1の矢印Y1,Y2方向)の力が負荷されるものの、第1回転駆動機構41は、金属製のラック&ピニオン構造からなることによって、進退方向(図1の矢印Y1,Y2方向)の伸縮が抑制されるので、第1把持手段20の把持アーム22を截頭円錐形凹部6a内の所定位置、つまりラベル2の受け渡し位置に速やかに停止させることができる。そのため、ラベル2の受け渡し位置にバラツキが生じないので、ワーク2が截頭円錐形凹部6aの内面に装着される位置は変動しなくなり、インモールドワーク成形品4の品質向上に寄与することができるとともに、受け渡し位置での待機時間が不要になるので、ラベル2のインモールド能率、延いてはインモールドワーク成形品4の成形能率の向上に寄与することができる。
一方、前記第1回転駆動機構41の駆動と同時に第2回転駆動機構42を駆動し、第2把持手段30の把持アーム32を可動金型8方向(図1の矢印Y2方向)に前進させ、各吸着パッド31を可動金型8の各コア8aに外嵌保持されているインモールドワーク成形品4の底部に当接または近接するインモールドワーク成形品4の取出位置で停止させる。ここで、各吸着パッド31を吸気により負圧化して各吸着パッド31によりインモールドワーク成形品4の底部を吸着保持する。すなわち、インモールドワーク成形品4は、可動金型8の各コア8aから各吸着パッド31に受け渡される。
各吸着パッド31がインモールドワーク成形品4の底部に当接または近接するインモールドワーク成形品4の取出位置で停止した時の慣性によって、進退装置40における第2回転駆動機構42には、進退装置40の進退方向(図1の矢印Y1,Y2方向)の力が負荷されるものの、第2回転駆動機構41は、金属製のラック&ピニオン構造からなることによって、進退方向(図1の矢印Y1,Y2方向)の伸縮が抑制されるので、第2把持手段30の把持アーム32をインモールドワーク成形品4の取出位置に速やかに停止させることができる。そのため、インモールドワーク成形品4の取出位置での待機時間が不要になるので、インモールドワーク成形品4の取出能率、延いてはインモールドワーク成形品4の成形能率の向上に寄与することができる。
前述のように、各疑似コア21から各截頭円錐形凹部6aへのラベル2の受け渡しが済むと、第1回転駆動機構41を逆方向に駆動して、第1把持手段20の把持アーム22を元位置に戻す。また、可動金型8の各コア8aから各吸着パッド31へのインモールドワーク成形品4の受け渡しが済むと、第2回転駆動機構42を逆方向に駆動して、第2把持手段30の把持アーム32を元位置に戻す。
続いて、搬送手段進退機構13の逆作動によって搬送手段12をP2位置からP1位置まで後退させる。ここで、各吸着パッド31の吸気を解除してインモールドワーク成形品4を解放する。解放されたインモールドワーク成形品4は、コンベアーなどの搬送手段(図示省略)に受け取られて適宜回収される。
搬送手段12がP1位置まで後退する間に、型締め機構9により可動金型8は固定金型6に向けて前進し、両金型6,8は型締めされて可動金型8の各コア8aが固定金型6の各截頭円錐形凹部6aに挿入され、コア8aの外面,截頭円錐形凹部6aの内面、ラベル2の内面および可動金型8の先端面で囲まれてゲート6cに通じるインモールドワーク成形品4(図5参照)成形用のキャビティ(図示省略)を形成する。この状態で、射出機構10から溶融樹脂を射出してゲート6cを介して前記図示していないキャビティに充填する。
キャビティに充填された溶融樹脂は、所定時間型締め状態で保持されることにより、ラベル2の内面側と溶着しつつ一体化して凝固する。これにより、ラベル2と、このラベル2が一体化された合成樹脂製のカップや截頭円錐形容器などの成形品3とからなるインモールドワーク成形品4(図5参照)が成形される。ここで、固定金型6側の吸・送気通路6bの吸気による負圧化を解除する。なお、前述の作動を反復することで、インモールドワーク成形品4を連続して製造することができる。
前記実施形態で説明した第2把持手段30では、複数の吸着パッド31を備えているが、各吸着パッド31に代えてインモールドワーク成形品4の挟着把持が可能な挟着ヘッドを取付けてもよい。
本発明に係る進退装置で進退される搬送手段を備えたインモールドワーク成形設備の一実施形態を示す平面図である。 図1II−IIから見た拡大正面図である。 図1のIII−III線から見た拡大側面図である。 図1のIV−IV線から見た拡大側面図である。 インモールドワーク成形品の一実施形態を拡大して示す縦断面図である。 従来例の概略側面図である。 図6の正面図である。
符号の説明
1 インモールドワーク成形機(インモールドワーク成形手段)
2 ラベル(ワーク)
3 成形品
4 インモールドワーク成形品
11 成形品取出機
12 搬送手段
20 第1把持手段(インモールドワーク把持手段)
30 第2把持手段(インモールドワーク成形品把持手段)
40 進退装置
41 第1回転駆動機構(回転駆動機構)
42 第2回転駆動機構(回転駆動機構)
43 第1の原動機(原動機)
44 第1の原動ピニオン(原動ピニオン)
45 第1のラック(ラック)
46 第2の原動機(原動機)
47 第2の原動ピニオン(原動ピニオン)
48 第1のラック(ラック)

Claims (4)

  1. インモールドワークを把持してインモールドワーク成形手段に受け渡す搬送手段を、インモールドワークの受け渡し方向とその反対方向に進退させる進退装置において、
    該進退装置は、前記搬送手段停止時の慣性による進退方向の伸縮が抑制される回転駆動機構によって構成されていることを特徴とする進退装置。
  2. 請求項1に記載の進退装置において、
    前記回転駆動機構は、原動機と、原動ピニオンと、この原動ピニオンに噛合するラックとを備えたラック&ピニオン構造からなることを特徴とする進退装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の進退装置において、
    前記進退装置は、インモールドワークを把持してインモールドワーク成形手段に受け渡すとともに、成形されたインモールドワーク成形品をインモールドワーク成形手段から受け取り把持して取り出す搬送手段を、インモールドワークの受け渡し方向とインモールドワーク成形品の取り出し方向およびこれらの反対方向に進退させる駆動部であることを特徴とする進退装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の進退装置において、
    前記進退装置は、ラベルまたはフィルムからなる薄手のインモールドワークを把持してインモールドワーク成形手段に受け渡す搬送手段を、インモールドワークの受け渡し方向とその反対方向に進退させる駆動部であることを特徴とする進退装置。
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