JP2009095544A - キッチン用キャビネット - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、意匠を重視した対面式のキッチンプランやその他の幅広いキッチン用キャビネットに対応可能であり、また、調理中に引き出しても邪魔にならず、しかも、調味料や調理用具入れとなる内引き出しを引き出したままの状態でも、その下の収納物を出し入れが可能で、使い勝手のよいキッチン用キャビネットを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、シンクとコンロとを備えるワークトップと、このワークトップの下に設けられ、前記コンロに隣接するコンロ脇引き出しを備えるキャビネットとを有するキッチン用キャビネットにおいて、前記コンロ脇引き出しが、前板と底板と側板と背板によって囲まれ、上方側が開放された開口を有する収納空間を備え、前記収納空間のコンロ側の上部であって、前記収納空間の幅方向の一部となる領域に、内引き出しを備えたキッチン用キャビネットである。
【選択図】図1

Description

本発明は、調理用具や調味料を収納する内引き出しを備えたキッチン用キャビネットに関する。
キッチン用キャビネットは、主に調理やその準備、洗い物を行なうために使用されるが、その際に作業台となるワークトップは、これらの作業中、調理作業で使用する調理用具や食材、調味料を置いておくために狭くなり使いにくい。
しかし、頻繁に使用する調理用具や調味料は、使う度に取り出したり、使い終わる度に収納するのは面倒であるため、コンロとシンクに近い所に置いたほうが使い易いものである。従来、コンロとシンクに近い収納としては、吊戸が設けられているが、手が届き難いため、どうしてもワークトップ面に置きっ放しになり勝ちである。
また、近年はキッチン用キャビネットに対して、意匠を重視する傾向が強まっていることから、吊戸を設けない対面式のキッチンプランが増えており、調理用具や調味料のための収納スペースを確保することが難しくなってきている。一方で、このような対面式のキッチンプランでは、調理用具や調味料をワークトップに置くと、せっかくの意匠性が損なわれてしまう問題がある。このため、意匠性を損なわず、しかも、コンロとシンクの近くに位置し、出し入れが容易で使い易い調理用具や調味料のための収納スペースが要求されている。
このような要求に応えるものとしては、例えば、コンロ脇に引き出しを設け、小さな調味料を収納したものがある(特許文献1)。また、コンロ下に調味料入れを有する引き出しを設けたもの(特許文献2、3)、コンロ脇の引き出しに調味料や調理用具を収納できる内引き出しを設けたもの(特許文献4)が知られている。
実開平6−46542号公報 特開平4−266715号公報 特開平4−193219号公報 特開2006−230676号公報
しかしながら、特許文献1は、ワークトップにコンロ脇に引き出しを設けるための段差構造が必要となり、対応できるキッチン用キャビネットが限られる。また、作業性や意匠を考えると、段差はあまり大きくできないので、背の高い調味料等は収納が難しい。引用文献2、3は、調味料入れを有する引き出しが、コンロ下の正面に設けられており、調味料入れがこの引き出しの前板上部に設けられている。このため、調味料入れの下の収納物を取り出す際には、調味料入れの奥行きの寸法の分、引き出しを大きく引き出す必要があり、調理をしている人が大きく後ろに移動する必要があるため、調理をしながら、調味料入れの下の収納物を出し入れすることが困難であった。引用文献4は、コンロ脇に調味料や調理用具を収納する内引き出しを設けたため、調味料や調理用具、その下の収納物の出し入れの際に引き出しを引き出しても、調理をする人には邪魔にならず便利なものである。しかしながら、内引き出しを引き出したままの状態で、その下の収納物を出し入れしようとすると、引き出し全体をより引き出す必要があり、より使い勝手に対する改善が望まれている。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、吊戸や段差構造を有するワークトップを必要としないため、意匠を重視した対面式のキッチンプランやその他の幅広いキッチン用キャビネットに対応可能であり、また、コンロ脇の引き出しの幅方向の一部に調味料や調理用具を収納するための内引き出しを設けたので、調理中に引き出しても邪魔にならず、しかも、内引き出しを引き出したままの状態でも、その下の収納物を出し入れが可能で、使い勝手のよいキッチン用キャビネットを提供することを目的とする。
本発明は、以下のものに関する。
(1) シンクとコンロとを備えるワークトップと、このワークトップの下に設けられ、前記コンロに隣接するコンロ脇引き出しを備えるキャビネットとを有するキッチン用キャビネットにおいて、前記コンロ脇引き出しが、前板と底板と側板と背板によって囲まれ、上方側が開放された開口を有する収納空間を備え、前記収納空間のコンロ側の上部であって、前記収納空間の幅方向の一部となる領域に、内引き出しを備えたキッチン用キャビネット。
(2) (1)において、内引き出しが、仕切材と底板と側板と背板とを有し、内引き出しのコンロ側の側板の高さが、他方の側板よりも低いキッチン用キャビネット。
(3) (1)または(2)において、内引き出しが、キャビネットのコンロ側の側板に取り付けられたレール部材A、及び、ワークトップ下面に取り付けられたレール部材Bによって、コンロ脇引き出し内に保持されたキッチン用キャビネット。
(4) (1)から(3)の何れかにおいて、内引き出しのコンロ側の側板の下端が、キャビネットのコンロ側の側板に取り付けられたレール部材Aによって保持され、内引き出しの他方の側板の上端が、ワークトップ下面に取り付けられたレール部材Bによって保持されるキッチン用キャビネット。
(5) (1)から(4)の何れかにおいて、内引き出しの背板の外側に取り付けた連動部材Aと、コンロ脇引き出しの背板の外側に取り付けた連動部材Bとが、コンロ脇引き出しの操作に伴って連結または解除されることにより、内引き出しが、コンロ脇引き出しの操作に連動して、または独立して操作されるキッチン用キャビネット。
本発明によれば、吊戸や段差構造を有するワークトップを必要としないため、意匠を重視した対面式のキッチンプランやその他の幅広いキッチン用キャビネットに対応可能であり、また、コンロ脇の引き出しの幅方向の一部に調味料や調理用具を収納するための内引き出しを設けたので、調理中に引き出しても邪魔にならず、しかも、内引き出しを引き出したままの状態でも、その下の収納物を出し入れが可能で、使い勝手のよいキッチン用キャビネットを提供することができる。
本発明のキッチン用キャビネットは、例えば、図1に示すように、一般の家庭において使用されるような、シンク2と、コンロ3と、ワークトップ4と、これらを支えるキャビネット5と、このキャビネット5に設けられたコンロに隣接するコンロ脇引き出し6と、このコンロ脇引き出し6内に設けられた内引き出し11とを有する。
シンク2は、ワークトップ4に設けられ、一般のキッチン用キャビネット1において使用されるものが使用できる。このため、例えば、樹脂を成形したものやステンレス鋼板をプレス成形加工したものであって、底面および周壁、シンク穴等の排水構造を有するものが使用できる。
コンロ3は、ワークトップ4に設けられ、一般のキッチン用キャビネット1において使用されるものが使用できる。このため、例えば、ガスコンロやIHコンロ、電気コンロなどが使用できる。
ワークトップ4は、キッチン用キャビネット1の上面の調理や洗い物などの作業のできる台であり、一般のキッチン用キャビネット1において使用されるものが使用できる。このため、例えば、樹脂を成形したものやステンレス鋼板をプレス成形加工したものが使用できる。
キャビネット5は、ワークトップ4の下方に設けられ、ワークトップ4、および、これに設けられたシンク2やコンロ3を支えるとともに、収納が設けられるものであり、コンロ3に隣接した位置に引き出し(以下、「コンロ脇引出し6」と言う。)を備えるものが使用できる。
図2及び図3に示すように、コンロ脇引き出し6は、キャビネット5の上部を含むコンロ3に隣接した位置に設けられ、前板7と、側板8と、背板9と、底板10とを有し、これらによって囲まれ、上方側が開放された開口を有する収納空間26を備える。収納空間26の上方側の開放された開口は、コンロ脇引き出し6が収納された状態では、キッチン用キャビネット1のワークトップ4の裏面で覆われる。また、収納空間26のコンロ側の上部であって、収納空間26の幅方向の一部となる領域に、内引き出し11を備える。
このように、内引き出し11を収納空間26のコンロ側の上部に設けることにより、内引き出し11の下方には、ある程度、高さ(深さ)のある収納空間26を形成することができ、コンロ脇引き出し6にも十分な収納のための容積を確保できる。また、内引き出し11が比較的高い位置に配置されることになるため、調味料や調理用具入れとして使用する場合、屈んで出し入れする必要がなく、使い勝手が向上する。さらに、内引き出し11を収納空間26の幅方向の一部となる領域に設けることにより、収納空間26の幅方向には、必ず上方に向けた開口23が形成されるので、内引き出し11が引き出されたままの状態でも、この開口23から内引き出し11の下方に収納された収納物を出し入れすることが可能である。このため、コンロ脇引き出し6と内引出し11の両者を引き出したままの状態で使用することができ、その場合でも、内引き出し11に収納した調味料や調理用具等の収納物の出し入れがし易いばかりでなく、その下方に収納された収納物の出し入れも容易であるため、使い勝手が非常によいものとなる。
また、コンロ脇引き出し6は、比較的深さのあるもの、つまり、図3に示すように、キャビネット5の上部から少なくとも中央よりも下方までに到る深さを有し、収納空間26の上部に内引き出し11が収納できるものである。これにより、例えば、図2及び図3に示すように、内引き出し11をコンロ脇引き出し6の収納空間26の上部に設けた場合でも、その下方には比較的高さ(深さ)のある収納空間26が確保できる。このため、仮にコンロ脇引き出し6に背の高い収納物が収納されていても、この収納物に内引き出し11がぶつからないようにすることができる。
内引き出し11は、キャビネット5に取付けられ、調理作業で使用する砂糖、塩などの調味料や調理用具等を収納するものである。使用する砂糖、塩などの調味料を立てたまま収納できる大きさ、構造、材質のものであれば、特に限定はないが、内引き出し11の中で調味料がこぼれたり付着したりしても、その下方に漏れたり、腐食したりしないようものが望ましい。図1、図3、図7に示すように、例えば、上方が開放されており、前板22、と底板17と、側板15、16と背板19とを有し、これらが、一体成形した樹脂製、ステンレス製、アルミニウム製のもので、縦型の調味料を立てたままで収納できる高さ(深さ)を有するのが望ましい。さらに、内引き出し11の内部で、収納物を安定させるため、仕切材24を備えるのが望ましい。これにより、使用後の調味料に付着したものを受けても、腐食したり、変質や劣化したりすることを抑制でき、また、調味料の中味がこぼれても、その下方に漏れたりすることがない。また、調味料を立てたままで、安定に収納できるので、こぼれる心配がなく、さらに出し入れを容易にすることができる。
図7に示すように、内引き出し11の側板15、16は、コンロ側の側板16の高さが、コンロ側の側板16と対向する側板(以下、「他方の側板15」と言う。)よりも低くなるようにするのが望ましい。これにより、内引き出し11のコンロ側の側板16が低いので、調味料や調理用具の出し入れをするための開口が、内引き出し11の上方ばかりでなくコンロ側にも大きく開放する。このため、コンロの前に立って調理作業を行っている最中でも、内引き出し11からの調味料や調理用具の出し入れを容易にすることができる。一方で、他方の側板15の高さは、コンロ側の側板16よりも高いので、縦型の調味料であっても、立てたままの状態で収納できるため、出し入れがし易い。また、調味料を立てたままの状態で収納しても倒れることがなく、安定した状態で収納することができる。さらに、他方の側板15の上部をできるだけ高い位置、例えば、後述するレール部材B18に掛かる位置まで伸ばすことにより、より背の高い縦型の調味料を立てたままで収納する際の安定性を改善することができる。
図7に示すように、内引き出し11の幅は、コンロ脇引き出し6の収納空間26の幅方向の一部となるようにする。これにより、収納空間26の幅方向には、必ず上方に向けた開口23が形成されるので、内引き出し11が引き出されたままの状態でも、この開口23から内引き出し11の下方に収納された収納物を出し入れすることが可能である。このため、コンロ脇引き出し6と内引出し11の両者を引き出したままの状態で使用することができ、その場合でも、内引き出し11に収納した調味料や調理用具の収納物の出し入れがし易いばかりでなく、その下方に収納された収納物の出し入れも容易であるため、使い勝手が非常によいものとなる。
図3に示すように、内引き出し11の高さは、コンロ脇引き出し6の収納空間26の上部に納まり、かつ、内引き出し11ばかりでなく、コンロ脇引き出し6にも背の高い収納物を収納可能とするのが望ましい。これにより、内引き出し11、及び、内引き出し11の下方のコンロ脇引き出し6の両者に、ある程度、高さ(深さ)のある収納空間26を形成することができ、内引き出し11とコンロ脇引き出し6の両者に背の高い収納物を収納可能とすることができる。また、内引き出し11が比較的高い位置に配置されることになるため、調味料や調理用具入れとして使用する場合、屈んで出し入れする必要がなく、使い勝手が向上する。
図3、図4に示すように、内引き出し11の奥行きは、コンロ脇引き出し6と同等以下とするのが望ましい。これにより、コンロ脇引き出し6の収納空間26の中に納めることができ、コンロ脇引き出し6を収納した際に内引き出し11が隠れるので、意匠性を改善することができる。また、奥行きがコンロ脇引き出し6と同等まで拡大されることにより、最大限の収納容積を得ることができる。
内引き出し11の取付け方法は、コンロ脇引き出し6の収納空間26のコンロ側の上部であって収納空間26の幅方向の一部となる領域に保持可能で、かつ引き出しとして前後に出し入れ可能な方法であれば特に限定はない。一例としては、図7に示すように、キャビネット5のコンロ側の側板13にレール部材A14を、ワークトップ4の下面にレール部材B18を取付け、これらのレール部材A14、レール部材B18を用いて、内引き出し11をコンロ脇引き出し6の収納空間26のコンロ側の上部であって収納空間26の幅方向の一部となる領域に保持するのが望ましい。これにより、レール部材A14、B18で保持するので、内引き出し11を前後に出し入れ可能な状態で、取り付けることができる。また、キャビネット5のコンロ側の側板13を利用して取り付けるので、コンロ脇引き出し6の収納空間26の上部に位置させることができる。さらに、ワークトップ4の下面を利用して取り付けるため、収納空間26の幅方向の任意の位置にレール部材B18を固定できるので、収納空間26の幅方向の一部となる領域に取り付けることができる。さらに、キャビネット5内のコンロ側の側板13とワークトップ4の下面にレール部材A14、B18を固定するので、コンロ脇引き出し6の収納空間26の中には、レール部材A14、B18を設ける必要がないため、コンロ脇引き出し6を引き出した状態で内引き出し11を閉じ、コンロ脇引き出し6から収納物を出し入れする際にも、レール部材A14、B18が邪魔になることがない。このため、使い勝手のよいキッチン用キャビネットを提供することができる。
また、内引き出し11の取付け方法は、内引き出し11のコンロ側の側板16の下端が、レール部材A14によって保持され、他方の側板15の上端が、レール部材B18によって保持されるのが望ましい。これにより、内引き出し11が2箇所で保持されるため、強度を確保することができ、重量のある調味料や調理用具を収納しても信頼性を確保することができる。
レール部材A14は、内引き出し11を取り付けた際に、内引き出し11を支持し、かつ、前後方向に摺動可能とするものである。一例としては、図7に示すように、その前面側から見た断面が、上方が開放した略コの字形であり、2つの垂直部分と1つの水平部分によって溝部A28を形成しているものが挙げられる。
溝部A28は、内引き出し11の奥行き方向の長さに対応する長さとされるのがストロークを確保する点で望ましい。この例では、溝部A28を構成する垂直部分の一方が、キャビネット5内のコンロ側の側板13に固定される。
レール部材B18は、内引き出し11を取り付けた際に、内引き出し11を支持し、かつ、前後方向に摺動可能とするものである。一例としては、図7に示すように、その前面側から見た断面が、上下反転させた略L字形であり、垂直部分には、後述する内引き出し11の溝部B31と係合するための係合部B30を有しているものが挙げられる。この例では、水平部分はワークトップ4の下面に固定される。また、レール部材B18は、内引き出し11の奥行き方向の長さに対応する長さとしてもよいが、レール部材A14による支持で十分な強度が得られる場合は、図3、図4に示すように、内引き出し11の奥行き方向の長さの一部としてもよい。この場合は、内引き出し11の支持の安定性の点から、ワークトップ4下面の前面側の位置に設けるのが望ましい。
係合部B30は、後述する内引き出し11の他方の側板15の上端に設けられた溝部B31と係合するものである。一例として、図7に示すように、レール部材B18の前面側からみた断面における垂直部分に設けられ、この垂直部分から水平方向に設けられた回転軸27とこの回転軸27を軸として回転可能に取り付けられた滑車32とを備えるものが挙げられる。これにより、内引き出し11の前後方向への摺動が軽くなり、内引き出し11をスムースに出し入れすることができる。
係合部A29は、内引き出し11のコンロ側板16の下端に設けられ、上述したレール部材A14に形成された溝部A28と係合されるものである。一例として、図7に示すように、レール部材A14の略コの字形の断面形状に対応する略方形の断面形状のレール、あるいは、略方形の断面形状の突起等が係合性や摺動性の点で望ましい。
溝部B31は、内引き出し11の他方の側板15の上端に設けられ、上述したレール部材B18に設けられた係合部B30と係合されるようにするものである。一例として、図7に示すように、内引き出し11の他方の側板15の上端が、断面が下方に開放した略コの字形に成形され、2つの垂直部分と1つの水平部分によって溝部B31を形成しているものが係合性や摺動性の点で望ましい。
図5、図6に示すように、内引き出し11の背板19の外側に連動部材A20を具備するのが望ましい。これにより、コンロ脇引き出し6を閉めていくと、コンロ脇引き出し6の背板9の外側が、内引き出し11の背板19の外側に設けた連動部材A20に接触し、内引き出し11を収納位置の方向に向かってに押すこととなるため、コンロ脇引き出し6を閉める際に、内引き出し11を連動して閉めることが可能となる。
図5、図6に示すように、さらに、コンロ脇引き出し6の背板9の外側に、連動部材A20と連結可能な連動部材B21を具備するのが望ましい。これにより、コンロ側引き出し6を収納した状態では、内引き出し11の背板19の外側に設けた連動部材A20と、コンロ側引き出し6の背板9の外側に設けた連動部材B21とが連結され、コンロ脇引き出し6を引き出すことにより、内引き出し11を連動して引き出すことが可能となる。このため、内引き出し11からの収納物の出し入れを容易にすることが可能となる。なお、このような、連動部材A20としては、連動部材B21との接点に鉄製やステンレス製の部材、またはマグネットを設けるのが望ましい。また、連動部材B21としては、鉄製やステンレス製の部材、またはマグネットが望ましい。
さらに、コンロ脇引き出し6を所定のストロークだけ引き出すと、内引き出し11の背板19の外側に設けた連動部材A20と、コンロ側引き出し6の背板9の外側に設けた連動部材B21との連結が解除されるようにするのが望ましい。これにより、コンロ脇引き出し6の操作とは独立して、内引き出し11を操作することが可能になる。このため、コンロ脇引き出し6をいっぱいに引き出したままの状態で、内引き出し11を収納すれば、収納空間26の上方に開放した開口が拡大するので、コンロ脇引き出し6からの収納物の出し入れを容易にすることが可能となる。
そして、使用する時のみ引き出しを開閉することで調味料や調理用具の出し入れが出来るため収納物をワークトップに置く必要がないので、ワークトップが散らかることがない。また、急な来客などで、急いで目隠ししたい場合、一時的に使用を中断する場合、作業が終了した場合などには、コンロ脇引き出し6の内部に設けた内引き出し11に素早く、しかも容易に収納することができる。
本実施例のキッチン用キャビネットは、図1に示すように、シンク2と、コンロ3と、ワークトップ4と、これらを支えるキャビネット5と、このキャビネット5に設けられたコンロ脇引き出し6と、このコンロ脇引き出し6の上部に内引き出し11を取り付けたものである。
シンク2は、ワークトップ4に設けられ、ステンレス鋼板をプレス成形加工したもので、シンク2の底面および周壁、シンク穴等の排水構造を有するものを使用した。コンロ3は、IHコンロを使用した。ワークトップ4は、ステンレス鋼板をプレス成形加工したものを使用した。キャビネット5は、ワークトップ4の下方に設けられ、ワークトップ4、および、これに設けられたシンク2やコンロ3を支えるとともに、収納としてコンロ脇引き出し6を備えるものを使用した。
図2、図3に示すように、コンロ脇引き出し6は、キャビネット5に設けられ、前板7と、側板8と、背板9と、底板10とを有し、これらによって、コンロ脇引き出し6を構成した。そして、コンロ脇引き出し6の収納空間26の上部に内引き出し11を設けた。この内引き出し11の前板22に、取手(図示しない。)を設けた。これらの内引き出し11を内部に設けたコンロ脇引き出し6は、比較的深さのあるもので、コンロ脇引き出し6の収納空間26の上部に内引き出し11が収納できる空間を有するものを用いた。
内引き出し11は、樹脂を成形したものを用い、図3及び図7に示すように、調味料や調理用具等を収納できるように、内引き出し11の構造は、上方向に開口を有し、左右に側板を有し、下方に底板を有するものとした。内引き出し11の取付け方法は、キャビネット5のコンロ側の側板13に固定したレール部材A14に、内引き出し11のコンロ側の側板16を係合し、ワークトップ4の下面に固定したレール部材B18に、内引き出し11の他方の側板15を係合することによって、着脱可能に取り付けた。
図3及び図7に示すように、内引き出し11の高さは、コンロ脇引き出し6の収納空間26の上部に納まり、かつ、コンロ脇引き出し6に背の高い収納物が収納可能となるものである。内引き出し11の幅は、コンロ脇引き出し6の収納空間26の幅方向の一部となるようにする。内引き出し11の奥行きは、コンロ脇引き出し6と同等とする。
図5及び図6に示すように、内引き出し11の背板19の外側に連動部材A20を、コンロ脇引き出し6の背板9の外側に、連動部材A20と連結可能な連動部材B21を設け、内引き出しの背板の外側に取り付けた連動部材Aと、コンロ脇引き出しの背板の外側に取り付けた連動部材Bとが、コンロ脇引き出しの操作に伴って連結または解除されることにより、内引き出しが、コンロ脇引き出しの操作に連動して操作されるようにする。
図7に示すように、内引き出し11のコンロ側の側板16の高さを低く、他方の側板15の高さを高くすることで、調味料の安定性と出し入れのし易さを確保した。また、他方の側板15の上端に設けた係合部B30を、ワークトップ4の下面に固定したレール部材B18に係合することで、コンロ脇引き出し6の収納空間26内には、内引き出し11を支持、摺動可能とするレール部材A14、B18を設置する必要がないので、内引き出し11を閉めた場合に、コンロ脇引き出し6の収納空間26のほぼ全体が上方に開放され、コンロ脇引き出し6からの収納物の出し入れが容易であった。
本発明のキッチン用キャビネットの斜視図である。 本発明のキッチン用キャビネットの部分の正面図である。 本発明のキッチン用キャビネットに使用したコンロ脇引き出しの側面から見た断面図である。 本発明のキッチン用キャビネットに使用したコンロ脇引き出しの側面から見た断面図である。 本発明のキッチン用キャビネットに使用したコンロ脇引き出しの側面から見た断面図である。 本発明のキッチン用キャビネットに使用したコンロ脇引き出しの側面から見た断面図である。 本発明のキッチン用キャビネットに使用したコンロ脇引き出しの要部を正面から見た断面図である。
符号の説明
1…キッチン用キャビネット、2…シンク、3…コンロ、4…ワークトップ、5…キャビネット、6…コンロ脇引き出し、7…前板、8…側板、9…背板、10…底板、11…内引き出し、12…他方の側板、13…コンロ側の側板、14…レール部材A、15…他方の側板、16…コンロ側の側板、17…底板、18…レール部材B、19…背板20…連動部材A、21…連動部材B(マグネット)、22…前板、23…開口、24…仕切材、26…収納空間、27…回転軸、28…溝部A、29…係合部A、30…係合部B、31…溝部B、32…滑車

Claims (5)

  1. シンクとコンロとを備えるワークトップと、
    このワークトップの下に設けられ、前記コンロに隣接するコンロ脇引き出しを備えるキャビネットとを有するキッチン用キャビネットにおいて、
    前記コンロ脇引き出しが、前板と底板と側板と背板によって囲まれ、上方側が開放された開口を有する収納空間を備え、
    前記収納空間のコンロ側の上部であって、前記収納空間の幅方向の一部となる領域に、内引き出しを備えたキッチン用キャビネット。
  2. 請求項1において、
    内引き出しが、仕切材と底板と側板と背板とを有し、
    内引き出しのコンロ側の側板の高さが、他方の側板よりも低いキッチン用キャビネット。
  3. 請求項1または2において、
    内引き出しが、キャビネットのコンロ側の側板に取り付けられたレール部材A、及び、ワークトップ下面に取り付けられたレール部材Bによって、コンロ脇引き出し内に保持されたキッチン用キャビネット。
  4. 請求項1から3の何れかにおいて、
    内引き出しのコンロ側の側板の下端が、キャビネットのコンロ側の側板に取り付けられたレール部材Aによって保持され、
    内引き出しの他方の側板の上端が、ワークトップ下面に取り付けられたレール部材Bによって保持されるキッチン用キャビネット。
  5. 請求項1から4の何れかにおいて、
    内引き出しの背板の外側に取り付けた連動部材Aと、コンロ脇引き出しの背板の外側に取り付けた連動部材Bとが、コンロ脇引き出しの操作に伴って連結または解除されることにより、
    内引き出しが、コンロ脇引き出しの操作と連動して、または独立して操作されるキッチン用キャビネット。
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