JP2006230468A - キャビネット - Google Patents

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JP2006230468A JP2005045532A JP2005045532A JP2006230468A JP 2006230468 A JP2006230468 A JP 2006230468A JP 2005045532 A JP2005045532 A JP 2005045532A JP 2005045532 A JP2005045532 A JP 2005045532A JP 2006230468 A JP2006230468 A JP 2006230468A
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Fumitaka Nakayama
文隆 中山
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Abstract

【課題】 食事天板上にセットした料理を食事天板以外の場所へ移動させることなく、食事に必要な、箸、スプーン、フォーク、ナイフなどの小物類を取出可能となしたキャビネットを提供する。
【解決手段】 出し入れ可能な食事天板7を備えた床頭台1において、食事のときに使用する小物類14を収納する補助収納部として、食事天板7を収納した状態においても、前後方向に移動させることによって出し入れ可能な補助引き出し13を設けるとともに、補助引き出し13を収納し、食事天板7を引き出した状態で、食事天板7の上側から補助引き出し13内を透視可能な覗窓19を設けた。
【選択図】 図3

Description

本発明は、出し入れ可能な食事天板を備えたキャビネットに関する。
食事天板を備えたキャビネットとして、上部にテレビを収納するための収納スペースを設け、下部に身の回り品や冷蔵庫を収納するための収納スペースを設け、途中部に食事天板と小物類を収納するための引き出しを上下に隣接配置した床頭台が、ホテルや病院等において広く用いられている(例えば、特許文献1参照。)。
また、食事をする際に用いる小物類、例えば箸、スプーン、フォーク、ナイフなどは、利用者にもよるが、通常は食事天板の上側又は下側に配置される引き出しに収納しており、食事天板を用いて食事をする際には、引き出しから必要な小物類を取り出した後、床頭台から食事天板を手前へ引き出して、その上に料理を盛り付けた食器類を直接或いはお盆に載せた状態でセットして食事することになる。
一方、食事用テーブルとして、食事の際に用いる、スプーン、フォーク、ナイフなどの小物類を収納するための収納箱をコーナ部に一体的に備えさせたものも提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
登録実用新案第3081047号公報 特開平8−332119号公報
ところで、前記特許文献1記載の床頭台のように、食事天板の上側に引き出しが隣接配置されている場合には、食事天板上に物を載せた状態で、引き出しを引き出すことができず、また食事天板の下側に引き出しが隣接配置されている場合には、食事天板を引き出した状態で、引き出しから収納物を取り出すことができないという不自由さがある。特に、食事天板を用いて食事をする際に、食事天板上に料理をセットした状態で、箸、スプーン、フォーク、ナイフなどの小物類を引き出しから出し忘れていることに気付いたときに、そのままの状態で引き出しから小物類を取り出すことができないことから、折角セットした料理を一旦食事天板以外の場所へ移動させ、引き出しから必要な小物類を取り出して、再度食事天板上に料理をセットし直すという大変煩雑な作業が必要となることがあった。
本発明の目的は、食事天板上にセットした料理を食事天板以外の場所へ移動させることなく、食事に必要な、箸、スプーン、フォーク、ナイフなどの小物類を取出可能となしたキャビネットを提供することである。
本発明に係るキャビネットは、出し入れ可能な食事天板を備えたキャビネットにおいて、前記食事天板に、食事のときに使用する小物類を収納する補助収納部を、少なくとも食事天板を引き出した状態で開閉可能に設けたものである。
このキャビネットでは、食事天板を引き出した状態で、その上に料理を盛り付けた食器類を直接或いはお盆に載せた状態でセットして、補助収納部内に収納した、箸、スプーン、フォーク、ナイフなどの小物類を用いて食事することができる。つまり、このキャビネットでは、小物類を収納するための専用の補助収納部を食事天板に設けているので、従来の床頭台とは異なり、食事天板の上側又は下側に隣接配置される引き出しに小物類を収納する必要がなく、しかも食事天板を引き出した状態でこの補助収納部を開閉できるように構成しているので、補助収納部内に箸、スプーン、フォーク、ナイフなどの小物類を収納しておけば、食事天板上に料理をセットしているか否かに関係なく、これらの小物類を確実に且つ容易に取り出すことができる。また、食事天板の構成を変更しているだけなので、既存のキャビネットに対しても、食事天板を交換することで容易に且つ安価に本発明を実施することができる。
ここで、前記補助収納部として、食事天板を収納した状態においても、前後方向に移動させることによって出し入れ可能な補助引き出しを設けること、前記補助収納部として、食事天板を引き出した状態で、左右方向に移動させることによって出し入れ可能な補助引き出しを設けること、前記補助収納部として、食事天板の上面側部に形成した収納凹部と、収納凹部を開閉する蓋部材とを設けること、前記補助収納部を閉じ、食事天板を引き出した状態で、その上側から補助収納部内を透視可能な覗窓を設けること、前記キャビネットが床頭台であること、などが好ましい実施例である。
本発明に係るキャビネットによれば、食事天板に、食事のときに使用する小物類を収納する補助収納部を、少なくとも食事天板を引き出した状態で開閉可能に設けているので、補助収納部内に箸、スプーン、フォーク、ナイフなどの小物類を収納することで、食事天板上に料理をセットしているか否かに関係なく、これらの小物類を確実且つ容易に取り出すことが可能となる。このため、従来の床頭台のように、食事天板上に料理をセットした状態で、箸、スプーン、フォーク、ナイフなどの小物類を引き出しから出し忘れていることに気付いたときにおける、小物類を引き出しから取り出すための煩雑な作業の発生を未然に防止できる。また、既存のキャビネットに対しても、食事天板を交換することで容易に且つ安価に本発明を実施することができる。
ここで、前記補助収納部として、食事天板を収納した状態においても、前後方向に移動させることによって出し入れ可能な補助引き出しを設けると、補助引き出しによる小物類の収納操作性を改善できる。つまり、箸、スプーン、フォーク、ナイフなどの小物類は食事が終わってから、洗って補助収納部に収納することになるが、このとき食事天板の出し入れの状態に関係なく、補助収納部を開閉操作して小物類を収納できるので、補助引き出しによる小物類の収納操作性を向上できる。また、このように構成すると、前後方向への案内用のガイドを側部に設けた食事天板に対しも無理なく本発明を適用することが可能となる。
また、前記補助収納部として、食事天板を引き出した状態で、左右方向に移動させることによって出し入れ可能な補助引き出しを設けると、補助引き出しを引き出した状態での食事が可能となり、小物類を載せるテーブルとして補助引き出しを活用することが可能となる。
また、前記補助収納部として、食事天板の上面側部に形成した収納凹部と、収納凹部を開閉する蓋部材とを設けると、食事天板上にセットしたお盆を側方へ多少ずらすだけで、箸、スプーン、フォーク、ナイフなどの小物類を収納凹部から取り出すことができる。また、補助引き出しを設ける場合と比較して、食事天板の構成を簡単にして、その製造コストを低減できる。更に、前後方向への案内用のガイドを側部に設けた食事天板に対しも無理なく本発明を適用することが可能となる。
更に、前記補助収納部を閉じ、食事天板を引き出した状態で、その上側から補助収納部内を透視可能な覗窓を設けると、補助収納部を開放することなく、補助収納部内に必要な小物類が収納されているか否かを確認できる。このため、必要な小物類が補助収納部に収納されていない場合には、食事天板上に料理をセットする前に、引き出しを開けるなどして必要な小物を探すことができる。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1〜図3に示すように、床頭台1について説明すると、床頭台本体2の下面には床面上を移動自在に床頭台本体2を支持する4つのキャスター3が設けられ、床頭台本体2の下部には冷蔵庫等を収納するのに好適な第1収納空間4が設けられ、床頭台1の上部には身の回り品を収納するのに好適な左右に開閉可能なシャッター扉5を有する戸棚(図示略)が設けられている。床頭台1の高さ方向の途中部の上部にはテレビ等を収納するのに好適な第2収納空間6が設けられ、床頭台1の高さ方向の途中部の下部には食事天板7と引き出し8とが前後方向にスライド自在に上下に隣接配置されている。尚、床頭台1としては、食事天板7を有するものであれば任意の構成のものを採用することが可能である。また、本実施例では、床頭台1に本発明を適用した場合について説明するが、整理棚やベッドサイドテーブル、飾り棚などを含むキャビネットにおいても、食事天板7とを有するものであれば、本発明を同様に適用することが可能である。
引き出し8は、上面を開放した有底箱状の周知の構成のもので、前後方向に略水平に操作することで床頭台本体2に出し入れ可能に設けられている。本実施例では、食事天板7の下側に引き出し8を隣接配置させたが、食事天板7の上側や上下両側に引き出し8を隣接配置したものについても本発明を同様に適用することができる。
食事天板7について説明すると、平板状の天板10が前後方向への移動により床頭台本体2に出し入れ可能に設けられ、天板10の前端部には左右方向に細長い鏡板11が略鉛直方向に設けられている。鏡板11の左右方向の途中部には取手12が設けられ、この取手12に指を引っ掛けて食事天板7を出し入れできるように構成されている。本実施例では、木材で食事天板7を構成したが合成樹脂材料や金属材料で構成することも可能である。
食事天板7の右部には補助収納部としての補助引き出し13が前後移動自在に設けられている。この補助引き出し13は、食事をする際に用いる小物類14、例えば箸、スプーン、フォーク、ナイフなどを収納可能なサイズの本体部15と、本体部15の前端部に設けた鏡板16とを備え、上面を開放した有底な箱状に構成されている。鏡板16の左右方向の途中部には取手17が設けられ、この取手17に指を引っ掛けて補助引き出し13を食事天板7に対して相対的に前後移動させて補助引き出し13を出し入れできるように構成されている。また、補助引き出し13を食事天板7に収納した状態で、補助引き出し13の鏡板16が食事天板7の鏡板11と面一になるように構成され、鏡板11、16が前後にずれて配置されることによる床頭台1の外観低下を防止できるように構成されている。尚、本実施例では、補助引き出し13を木材で構成したが合成樹脂材料や金属材料で構成することも可能である。また、補助引き出し13には、小物類14として醤油やソースやマヨネーズなどのミニチューブ入りの調味料などを収納することも可能である。
補助引き出し13の上側において食事天板7の上面には開口部(図示略)が形成され、この開口部には透明な合成樹脂材料やガラスなどからなる透明板18が嵌め込まれ、開口部と透明板18とで食事天板7の上面には補助引き出し13内を透視可能な覗窓19が形成されている。このため、補助引き出し13を引き出さなくても、食事天板7を引き出すだけで、覗窓19を通じて補助引き出し13にどのような小物類14が収納されているのかを目視にて確認できる。尚、覗窓19のサイズ及び形状は、補助引き出し13にどのような小物類14が収納されているかを確認可能なサイズであれば任意のサイズに設定することができる。また、この覗窓19は、必須の構成ではなく、省略することも可能である。
この床頭台1を用いて食事をする際には、食事天板7を引き出して、その上に料理20を盛り付けた食器類を直接或いは図3に示すようにお盆21に載せた状態でセットし、補助引き出し13から食事に使用するスプーンやフォークなどの必要な小物類14を取り出して、食事することになる。つまり、小物類14を収納する補助引き出し13を設けるという簡単な構成で、食事天板7を引き出すと使用できなくなる引き出し8に対して小物類14を収納する必要性をなくし、引き出し8からの小物類14の出し忘れによる不具合を防止して、スムーズに小物類14を取り出して食事を行うことができる。
また、食事天板7を引き出した状態で、覗窓19を通じて食事に必要な小物類14が補助引き出し13に収納されているか否かを確認できるので、必要な小物類14が収納されていない場合には、食事天板7上に料理20をセットする前に、引き出し8等から必要な小物類14を取り出し、この状態で食事天板7を引き出して食事天板7上に料理20をセットすることができ、引き出し8からの小物類14の出し忘れによる不具合をより一層効果的に防止できる。
次に、前記食事天板7の構成を部分的に変更した他の実施例について説明する。尚、前記実施例と同一部材には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
(1) 図4に示す食事天板7Aのように、補助収納部として、天板10Aの側部に側方へ出し入れ可能な補助引き出し13Aを設けることができる。特に、図4に示すように、小物類14の長手方向を前後方向にしてセットできるように、補助引き出し13Aを前後方向に細長く構成した場合には、側方へ引き出した補助引き出し13Aを、そのまま小物類14を置くためのテーブルとして利用することが可能となる。
(2) 図5に示す食事天板7Bのように、補助収納部として、天板10Bの上部に小物類14を収納可能な収納凹部25を形成し、この収納凹部25を開閉可能な蓋部材26を設けてもよい。この場合には、補助引き出し13、13Aを設ける場合と比較して、食事天板7Bの製作コストを低減できる。また、この食事天板7Bにおいて、収納凹部25の形成位置は任意に設定可能であるが、図5に示すように天板10の上面の側部に小物類14の長手方向を前後方向にしてセットできるように形成すると、食事天板7上に料理20をセットした状態においても、料理20を載せたお盆21を側方へずらすことで、蓋部材26を開蓋して小物類14を取り出すことができるので好ましい。更に、蓋部材26を透明板で構成すると、食事天板7に料理20をセットする前に、収納凹部25内に収納されている小物類14を目視にて確認することができるので好ましい。
床頭台の斜視図 食事天板及び補助引き出しを引き出した状態での床頭台の斜視図 食事天板上に料理をセットし、補助引き出しを引き出した状態での床頭台要部の斜視図 他の構成の食事天板上に料理をセットし、補助引き出しを引き出した状態での床頭台要部の斜視図 他の構成の食事天板上に料理をセットし、補助収納部を開放した状態での床頭台要部の斜視図
符号の説明
1 床頭台 2 床頭台本体
3 キャスター 4 第1収納空間
5 シャッター扉 6 第2収納空間
7 食事天板 8 引き出し
10 天板 11 鏡板
12 取手 13 補助引き出し
14 小物類 15 本体部
16 鏡板 17 取手
18 透明板 19 覗窓
20 料理 21 盆
7A 食事天板 10A 天板
13A 補助引き出し
7B 食事天板 10B 天板
25 収納凹部 26 蓋部材

Claims (6)

  1. 出し入れ可能な食事天板を備えたキャビネットにおいて、
    前記食事天板に、食事のときに使用する小物類を収納する補助収納部を、少なくとも食事天板を引き出した状態で開閉可能に設けた、
    ことを特徴とするキャビネット。
  2. 前記補助収納部として、食事天板を収納した状態においても、前後方向に移動させることによって出し入れ可能な補助引き出しを設けた請求項1記載のキャビネット。
  3. 前記補助収納部として、食事天板を引き出した状態で、左右方向に移動させることによって出し入れ可能な補助引き出しを設けた請求項1記載のキャビネット。
  4. 前記補助収納部として、食事天板の上面側部に形成した収納凹部と、収納凹部を開閉する蓋部材とを設けた請求項1記載のキャビネット。
  5. 前記補助収納部を閉じ、食事天板を引き出した状態で、その上側から補助収納部内を透視可能な覗窓を設けた請求項1〜4のいずれか1項記載のキャビネット。
  6. 前記キャビネットが床頭台である請求項1〜5のいずれか1項記載のキャビネット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101579532B (zh) * 2008-05-13 2013-06-05 中山市荣星电器燃具有限公司 一种消毒柜碗盘架
CN109077468A (zh) * 2018-07-20 2018-12-25 叶蕴 可升降能调温的菜品容器和调料容器组成的取食台

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