JP2009095390A - ミスト発生装置およびこれを備えた浴室空調装置 - Google Patents

ミスト発生装置およびこれを備えた浴室空調装置 Download PDF

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Abstract

【課題】所望のミスト供給対象領域の上方に設置して使用される場合に、噴出したミストが液滴化して前記領域に滴下するような不具合を抑制しつつ、前記領域へのミスト供給を効率良く行なうことが可能なミスト発生装置を提供する。
【解決手段】複数の衝突壁部12およびミスト噴出口13を有するケース1と、このケース1内に収容され、かつこのケース1内に供給されてきた液体を複数の衝突壁部12に向けて飛散させて衝突させることによりミストを発生させるためのロータ2と、を備えているミスト発生装置MGであって、ミスト噴出口13は、複数の衝突壁部12どうしの隙間に連通するようにしてケース1の周壁部に設けられていることにより、ケース1の周壁部の周囲にミストを噴出可能であるとともに、このミスト噴出口13の少なくとも一部分は、下向きに開口しており、この開口部分から下向き、または斜め下向きのミスト噴出が可能とされている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、駆動回転するロータを利用して液体のミスト化を図るタイプのミスト発生装置、およびこれを備えた浴室空調装置に関する。
ロータを利用したタイプのミスト発生装置の具体例としては、特許文献1に記載のものがある。同文献に記載されたミスト発生装置は、浴室の床上などに設置されるケース内に、モータにより駆動回転される円板を備えたロータが設けられており、前記円板上にその上方から水が供給されると、この水は遠心力によって前記円板の周囲に飛散し、前記円板の周囲に配された複数の衝突壁部に衝突するように構成されている。この衝突により、水の微細水滴化が図られ、ミストが発生する。このミストは、前記ケースの上面部に形成されている開口部を通過してその上方に吹き出す。
しかしながら、前記従来技術においては、次に述べるように、解決すべき点があった。
すなわち、前記従来技術おいて、ミストはケースの上方に向けて吹き出すようにされており、このミストの吹き出し方向は、重力に逆らう方向である。このため、ミスト発生装置を浴室の床上に設置した状態において、ミストを浴室の高い位置まで上昇させることは難しく、浴室または浴室の一部の領域に多くのミストを効率良く供給させて充満させるといったことも難しい。
本発明者らは、前記した不具合を改善する策として、ロータを備えたミスト発生装置を浴室の天井部などに設置し、このミスト発生装置によって発生させたミストを浴室の上部から下方に進行させることを着想した。ところが、前記従来のミスト発生装置は、前述したようにミストがケースの上方に向けて吹き出すために、この装置を単に浴室の上部に設置しただけでは、ミストを浴室の下方領域に効率良く供給することは困難であり、このようなことを好適に解消する必要がある。また、ミスト発生装置を浴室の上部に設置した場合において、このミスト発生装置から噴出されるミストが浴室の天井部などに作用すると、この部分に多くの水滴が生じ、これが下方に滴下して入浴者に当たるといった虞も生じる。したがって、このようなことも好適に解消する必要がある。
特開平8−182727号公報
本発明は、前記したような事情のもとで考え出されたものであって、浴室などの所望のミスト供給対象領域の上方に設置して使用される場合に、噴出したミストが液滴化して前記領域に滴下するといった不具合を適切に抑制しつつ、前記領域へのミスト供給を効率良く行なうことが可能なミスト発生装置、およびこれを備えた浴室空調装置を提供することを、その課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明の第1の側面により提供されるミスト発生装置は、複数の衝突壁部およびミスト噴出口を有するケースと、このケース内に収容され、かつこのケース内に供給されてきた液体を前記複数の衝突壁部に向けて飛散させて衝突させることによりミストを発生させるためのロータと、を備えている、ミスト発生装置であって、前記ミスト噴出口は、前記複数の衝突壁部どうしの隙間に連通するようにして前記ケースの周壁部に設けられていることにより、前記ケースの周壁部の周囲にミストを噴出可能であるとともに、前記ミスト噴出口の少なくとも一部分は、下向きに開口しており、この開口部分から下向き、または斜め下向きのミスト噴出が可能な構成とされていることを特徴としている。
このような構成によれば、次のような効果が得られる。
第1に、ロータから複数の衝突壁部に向けて液体が飛散することにより発生したミストは、複数の衝突壁部どうしの隙間に連通しているミスト噴出口を通過し、ケースの周壁部の周囲に噴出される。また、ミストは、前記ミスト噴出口の下向き開口部分から下向き、または斜め下向きにも噴出される。このため、ミスト発生装置をミスト供給対象領域の上方に設置した場合には、ケースからその周囲や下向きなどに噴出したミストの多くをミスト供給対象領域に向けて下降させて、効率良く供給することが可能であり、ミスト供給対象領域を多くのミストで満たすといったことが簡易な構成により実現できる。
第2に、ミスト噴出口は、少なくともその一部分が下向きに開口しているために、ミスト噴出口から略水平方向に噴出されるミストの噴出速度を遅くするとともに、その方向に噴出されるミスト量を少なくすることができる。ケースを、たとえば浴室の天井部の下面部分に取り付けて水をミスト化する場合には、ケースから略水平方向に噴出したミストが浴室の天井部に作用してこの部分に水滴を生じさせる虞があることは前述したとおりであるが、このような水滴の発生量は、浴室の天井部に沿って略水平方向に流れるミストの噴出速度が遅いほど少なくなり、またミスト量が少ないほど少なくなる。本発明によれば、そのような条件を満足させて、浴室の天井部に発生する水滴の量を少なくすることができる。このように、本発明によれば、ミスト発生装置をミスト供給対象領域の上方に設置した場合に、その設置箇所の周辺部にミスト噴出に起因して液滴が発生することを抑制することが可能であり、多くの液滴がミスト供給対象領域に滴下するといった不具合も好適に回避される。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記複数の衝突壁部は、前記ロータの周囲を囲むように間隔を隔てて並んだリブ状であり、かつこれら複数の衝突壁部どうしの隙間の開口部が、前記ミスト噴出口とされている。
このような構成によれば、複数の衝突壁部に液体が衝突することにより発生したミストの多くがミスト噴出口にそのまま到達してケースの外部に噴出し易くなる。換言すると、前記構成によれば、ケース内において発生したミストがミスト噴出口を通過するまでにケース内面に接触して液滴化する機会を少なくすることが可能であり、ケース外部に噴出するミストの量を多くするのに好適である。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記複数の衝突壁部は、それらの外面部の下部がその上部よりも前記ケースの中心寄りに位置するように、少なくとも前記外面部が屈曲もしくは湾曲し、または傾斜した形状とされている。
このような構成によれば、複数の衝突壁部の外面部がケースの周囲に大きく突出するようなことを回避しつつ、ミスト噴出口の一部を下向きに開口させることが容易に実現できる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記ケースの周壁部のうち、前記ミスト噴出口の下縁部は、前記複数の衝突壁部の外面部の下部よりも前記ケースの周囲に向けて突出したフランジ状の突出部とされており、この突出部上に液体が流れてきたときには、この液体を前記ケース内に進入させることが可能な構成とされている。
このような構成によれば、ケースの各部のうち、フランジ状の突出部よりも上方の部分において液滴化が生じて、これが下向きに流れた場合には、この液体を前記突出部によって受けてからケース内に進入させて回収することが可能となる。したがって、ケースからミスト供給対象領域に向けて液滴が滴下することも抑制される。
本発明の第2の側面により提供されるミスト発生装置を備えた浴室空調装置は、浴室の上部に設置されて、前記浴室の空調を行なうのに用いられる浴室空調装置であって、本発明の第1の側面により提供されるミスト発生装置を備えていることを特徴としている。
前記浴室空調装置は、たとえば、浴室の上部に設置されるケースと、浴室の空気を前記ケース内に吸入させて送風口から浴室に吹き出すファンと、このファンの駆動により前記ケース内に吸入された空気を調整するための空気調整手段と、を備えた構成とすることができる。
このような構成によれば、本発明の第1の側面により提供されるミスト発生装置について述べたのと同様な効果が得られる。また、浴室空調装置をミスト発生装置のブラケットとして利用し、ミスト発生装置の施工作業の省略化あるいは簡略化などを図ることもできる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行なう発明の実施の形態の説明から、より明らかになるであろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1〜図6は、本発明が適用されたミスト発生装置を備えた浴室空調装置、およびこれに関連する構成の一例を示している。図1に示す浴室空調装置Aは、浴室暖房乾燥機として構成されており、ユニットバスなどの浴室の天井部80に取り付けられている。浴室空調装置Aのパネル41には、ミスト発生装置MGが取り付けられている。
図2によく表われているように、ミスト発生装置MGは、ケース1、回転板20を有するロータ2、このロータ2の駆動回転用のモータM、およびミスト発生用の水をケース1内に供給するための給水管92を備えている。
ケース1は、合成樹脂製であり、その全体の概略形状は、上部が開口した平面視円形のカップ状である。このケース1は、その上部に設けられた複数のネジ孔10とこれらに螺合するネジ体90とを利用してパネル41の下面部に取り付けられている。このケース1には、複数の衝突壁部12、複数のミスト噴出口13、および貯液部14が形成されている。
複数の衝突壁部12は、ロータ2が回転して回転板20からその周囲に水が飛散したときにこの水を衝突させるための部位であり、この衝突によりミストを的確に発生させることができる。図3に示すように、複数の衝突壁部12は、回転板20の周囲を囲むように、ケース1の中心軸周りに略等間隔で放射状に並んだリブ状である。互いに隣り合う衝突壁部12どうしの隙間はケース1の周囲に向けて開口しており、この開口部分がミスト噴出口13である。このため、複数の衝突壁部12に水が衝突して発生したミストは、ミスト噴出口13をそのまま通過してケース1の周囲に噴出する。
図2および図4に示すように、各衝突壁部12は、側面視屈曲状であり、その外面部12a(ケース1の外側を向く部分)の下部は、その上部よりもケース1の中心寄りに位置している。ケース1の周壁部のうち、ミスト噴出口13の下縁部に相当する部分は、各外面部12aの下端よりもケース1の周囲に向けて突出したフランジ状の突出部17として形成されている。この突出部17の外周縁は、外面部12aの上部よりも適当な寸法Laだけケース1の中心寄りに位置している。このことにより、各ミスト噴出口13は、前記した寸法Laの幅で下向きに開口している。
貯液部14は、ケース1の底部に形成されており、適当量の水を貯留可能である。この貯液部14には、ケース1の外部から給水管92により給水が可能であり、この給水管92には、貯液部14への給水のオン・オフ、あるいは流量制御が可能なバルブV1が設けられている。
ロータ2は、モータMの駆動軸30に支持されてケース1内に収容されており、前記した回転板20に加えて、この回転板20の中央部から下向きに突出した揚水用の軸状部21を有している。ロータ2の各部は、たとえば合成樹脂製であるが、これに限定されない。軸状部21は、上部寄りの部分ほど大径となる円錐状または円錐台状であり、その下部は、ケース1の底部に設けられた排水用の孔部16に挿通している。排水用の孔部16の内周面と軸状部21の外周面との間には、たとえば1〜3mmほどの隙間が形成されている。ロータ2の回転時には、後述する原理により、貯液部14の水が孔部16から漏れることはなく、貯液部14の一部の水は軸状部21の外周面に沿った水膜となって上昇し、回転板20の下面まで汲み上げられる。すると、この水は、遠心力により、回転板20の中央寄り領域から外周方向に向けて加速され、この回転板20の周囲に飛散する。
図6は、前記した動作の原理説明図である。同図を参照して、軸状部21の外周面上に水膜が形成されて上昇する原理をまず説明する。
軸状部21の外周面上の水膜の微小要素ΔWについて考察すると、前記外周面と直交する方向には、軸状部21の外周面に対する水の付着力Fが生じている。また、微小要素ΔWの質量をmとすると、鉛直方向の下向きにはmgが作用するが、これは、分力mgn,mgtに分解することができる。水平方向には、遠心力C(C=mrω2,r:偏心距離,ω:角速度)が作用するが、これは分力Cn,Ctに分解することができる。微小要素ΔWが軸状部21の外周面から吹き飛ばされないためには、次の式(1)の釣り合い関係があればよい。
F=Cn+mgn 式(1)
ここで、微小要素ΔWの質量mは、m≒0であるために、mgnは小さく、また遠心力Cおよびその分力Cn、についても小さくし、前記の式(1)を満足させることが可能である。
また、微小要素ΔWが上昇するためには、次の式(2)の関係があればよい。
t>mgt 式(2)
ここで、mgnは小さい一方、Ctについては、たとえばロータ2の回転速度を高めて、角速度ωを大きくすることによりその値を増大させることができる。したがって、前記の式(2)についても満足させることができる。
このように、前記した式(1),(2)を満足させるようにロータ2を高速回転させれば、貯液部14の水を軸状部21の外周面に沿って上昇させるポンピング作用を得ることができる。
一方、排水用の孔部16の内周面と軸状部21の外周面との間、およびその近傍に位置する微小要素ΔW’についても、前記したのと同様な力が作用している。このため、前記した分力Ctと同様な分力Ct’が微小要素ΔW’を上昇させる力として働く。この作用により、ロータ2の回転時には、貯液部14の水が孔部16の隙間からその下方に漏出しないようにすることができる。もちろん、ロータ2の回転を停止させると、貯液部14の水は孔部16から下方に漏出する。
図2および図5に示すように、ケース1には、このケース1内にその下方から外部空気を流入させるための複数の空気流入口15も設けられている。ロータ2が高速回転する際には、その周囲の空気が乱流となり、この乱流がミストの発生動作を乱し、ミストの粒径にばらつきを生じさせる要因となる。これに対し、複数の空気流入口15からケース1内に外部空気を供給すれば、前記した乱流を抑制することが可能である。ケース1の底部またはその近傍には、上向きに起立した筒状部15aが設けられており、この内部が空気流入口15である。このような構成によれば、空気流入口15の上部を貯液部14の水面レベルよりも高くし、貯液部14の水が空気流入口15からケース1の下方に流れ落ちないようにすることができる。
モータMは、パネル41上に取り付けられている。このモータMは、バルブV1と同様に、マイクロコンピュータなどを用いて構成された制御部7(図1を参照)により制御される。好ましくは、モータMの取り付け箇所には、外部空気をケース1内にその上方側から流入させることが可能な空気流通路33が設けられている。この空気流通部33は、たとえばモータMを支持する板部31とパネル41との間にスペーサ32を介在させて形成された隙間33aと、パネル41に形成され、かつ隙間33aを通過してきた外部空気をケース1内に流入させる開口部33bとを含んで構成されている。この空気流通部33を介してロータ2の上方領域にも外部空気が供給されるために、ロータ2の周囲に乱流が生じることはより抑制される。
図1に示すように、浴室空調装置Aは、ケース4、ファン50、および空地調整手段としてのエア加熱用の熱交換器51を備えている。ケース4は、ファン50および熱交換器51を内部に収容し、かつ浴室の天井板80の上面側に設置される下部開口状のケース本体部40と、これとは別体のパネル41とを有している。パネル41は、天井板80に形成された開口部80aおよびケース本体部40の下部開口部を塞ぐように、天井板80に取り付けられている。このパネル41には、給気口41aと、送風口41bを有するルーバ42とが設けられている。
この浴室空調装置Aは、ファン50が駆動すると、給気口41aからケース4内に空気が吸入され、この空気が熱交換器51により加熱されるようにされている。熱交換器51は、たとえば内部に加熱湯水が流通可能とされたフィン付の複数のチューブを用いて構成されており、ファン50による吸入空気はこれら複数のチューブ間を通過する際に加熱される。この加熱された空気は、ルーバ42までガイドされてその送風口41bから吹き出される。ミスト発生装置MGのケース1は、ルーバ42の側方に位置している。
次に、ミスト発生装置MGを備えた浴室空調装置Aの作用について説明する。
まず、ミスト発生装置MGを運転させる場合には、バルブV1を開き、給水管92から貯液部14に対する給水を開始するとともに、モータMを駆動させてロータ2を回転させる。貯液部14に貯留された水の一部は、既述したように、ロータ2の軸状部21の回転作用によってこの軸状部21の外周面に沿って回転板20の下面まで上昇してからその周囲に飛散し、複数の衝突壁部12に衝突する。この衝突によって発生したミストは、複数のミスト噴出口13を通過し、ケース1の周壁部の周囲に噴出する。ただし、各ミスト噴出口13は、下向きにも開口しているために、このミスト噴出口13から斜め下方などの方向にもミストが噴出する。
前記したミストの噴出時において、たとえば図1に示すように、浴室空調装置Aの送風口41bからケース1の下方または下方近傍に向けて加熱空気を吹き出させると、ケース1の周囲に噴出したミストは、前記加熱空気によって加熱されるとともに、この加熱空気の流れに乗って浴室内の一定領域に送られる。したがって、ユーザは、暖かいミストを集中して浴びることができる。熱交換器51の加熱動作を停止させておけば、非加熱のミストを浴びることができ、夏季などにおいて清涼感が得られる。これらとは異なり、浴室空調装置Aの運転を停止させて、送風口41bからの送風が停止された状態でミスト発生装置MGを単独で使用することも可能である。この場合には、ケース1の周囲などに噴出されたミストが自然落下するだけであるが、このような態様でのミスト供給も趣向に富んだものとなる。本実施形態に示すように、ミスト発生装置MGを浴室の上部に設置し、かつこのミスト発生装置MGのケース1の周囲やその下方領域にミストを噴出させるようにすれば、浴室の全体または一部の領域に対して多くのミストを効率良く供給することができる。
また、このミスト発生装置MGにおいては、図7(b)に示す対比例との比較において、次に述べるような効果も得られる。まず、同図の対比例を説明すると、この対比例においては、ミスト噴出口13Aが下向きには開口していない。このような構成によれば、ミスト噴出口13Aからのミスト噴出角度α2は小さく、ミスト噴出口13Aから略水平方向に噴出されてパネル41の下面に沿って流れるミストの流速v2は、高速となる。また、そのミスト量も多くなる。ここで、ミストがある物体の表面に沿って流れる場合には、その流れが高速であるほど、およびそのミスト量が多いほど、その物体の表面には多くの水滴が発生し易い。したがって、前記対比例においては、パネル41の下面(および図1に示す浴室の天井部80)に多くの水滴が発生し、これが下方に滴下する虞がある。
これに対し、図7(a)に示すように、本実施形態においては、ミスト噴出口13が下向きにも開口しているために、前記対比例と比較してミストの噴出角度α1は大きく、パネル41の下面に沿って流れるように噴出されるミストの流速v1は、低速となる。また、そのミスト量も少なくなる。このため、パネル41の下面には、水滴が発生し難くなり、この部分から浴室の下部に向けて水滴が滴下することは適切に抑制される。
ミスト噴出時において、ミストの一部がケース1の周壁部の外面に接触すると、その部分には水滴が発生する。また、各衝突壁部12にはロータ2からの水が飛散するために、この部分にも比較的多くの水滴が発生する。ただし、ケース1の周壁部のうち、フランジ状の突出部17よりも高い位置において発生した水滴は、その後下向きに流れた際に突出部17の上面によって受けられ、その後ケース1内に流入する。このことにより、ケース1の周壁部からその下方に向けて滴下する水滴の量も少なくすることが可能となる。また、ケース1の底部外面まで水滴が流れて孔部16に到達すると、軸状部21の回転作用によって生じている図6に示した分力Ct’がその水滴を貯液部14内に流入させる力として働くこととなり、前記水滴がケース1の下方に滴下することも適切に防止される。
ロータ2から複数の衝突壁部12に向けて飛散した水のなかには、ケース1の外部に噴霧されないものもある。このような水は、ケース1の内壁面を伝って貯液部14に戻される(フランジ状の突出部17によって受けられた水滴も同様である)。すると、このような水はロータ2の軸状部21によって回転板20の下面に汲み上げられてから、ミスト発生に再利用されることとなる。したがって、ミストとして外部に噴出されなかった水の処理に苦慮し、この水がケース1の下方に滴下するといった不具合も適切に回避される。また、水の利用率が高まり、その消費量が抑制される効果も得られる。
ミスト発生装置MGの運転を停止させる場合、ロータ2の回転を直ちに停止させることによって、貯液部14の水を孔部16から下方に排出させることが可能である。ただし、これでは、入浴者の身体に前記の水が掛かる虞がある。これを回避する手段として、運転オフの操作がなされたときには、バルブV1を閉状態してケース1内への給水を停止させるものの、モータMについてはその後も暫くの間は継続して駆動させればよい。このことにより、貯液部14の水がミスト化して消費される動作が継続されることとなり、貯液部14の水の略全量をケース1の外部にミスト化して排出することができる。また、貯液部14への給水を停止させた際には、浴室空調装置Aの送風口41bからケース1に対して送風を行なうと、このケース1を短時間で適切に乾燥させることができる。ミスト発生装置MGは、浴室の上部に配置されているために、その運転停止時において、たとえばシャワー水が掛けられ、この水がケース1内に進入する場合がある。これに対し、このケース1の底部には、孔部16が設けられ、その内周面とロータ2の軸状部21との間には水が容易に通過可能な隙間が形成されている。したがって、この部分から前記の水を適切に排出することができる。その結果、運転停止時に、ケース1内に水が溜まったままになることは好適に防止され、ケース1内を衛生に優れたものとすることもできる。
図8は、本発明の他の実施形態を示している。これらの図において、前記実施形態と同一または類似の要素には、前記実施形態と同一の符号を付している。
図8に示す実施形態においては、ロータ2の軸状部21が孔部210を有するパイプ状である。本実施形態においては、ロータ2が回転すると、軸状部21の孔部210内に位置する水が遠心力の作用によって孔部210の内周面に沿った膜状となって上昇し、回転板20の上面に到達する。すると、この水は回転板20の上面からその周囲に向けて飛散することとなる。本発明においては、本実施形態で示したようなロータを用いることができる。ただし、本発明では、ケース内に水を貯留してこれをロータの軸状部によって回転板まで汲み上げることは要件ではなく、そのような軸状部を有しないロータを用いることも可能である。
本発明は上述した実施形態に限定されない。本発明に係るミスト発生装置、およびこれを備えた浴室空調装置の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
ミスト発生装置の複数の衝突壁部およびミスト噴出口は、必ずしもケースの周壁部の全周にわたって設けられていなくてもよく、一部の領域にはそれらをあえて設けないようにしてもよい。本発明においては、ミスト噴出口の少なくとも一部分は、下向きに開口していることが要件とされるが、本発明でいう「下向きに開口」とは、ミスト噴出口の直下領域の全体がケースの他の部分などによって塞がれた状態にはなく、ミスト噴出口の少なくとも一部の直下領域が開放した状態にあることを意味する。図7(b)に示した対比例においては、ミスト噴出口13Aの直下領域の全体がフランジ状の部分130によって塞がれているが、たとえば、このフランジ状の部分130に、1または複数の切欠き部(図示略)が形成されれば、その切欠き部においてミスト噴出口13Aは下向きに開口することとなり、このような構成とされた場合には、本発明の技術的範囲に包摂される。衝突壁部としては、その外面部が屈曲状などに形成されておらず、たとえば外面部が上下方向にストレートに延びたような形状のものにすることもできる。
本発明に係るミスト発生装置は、図1に示したような天井取り付けタイプの浴室空調装置に代えて、たとえば浴室の側壁に取り付けられるいわゆる壁掛けタイプの浴室空調装置に取り付けて使用することも可能である。また、これとは異なり、ミスト発生装置を浴室の天井部などに直接取り付けて、浴室空調装置の有無には関係なく、それ単独で使用することもできる。本発明に係るミスト発生装置は、浴室(シャワールームを含む)でのミスト発生に好適であるが、これ以外の箇所に設置して、所望の液体の噴霧用途などに用いることも可能である。
本発明に係るミスト発生装置を備えた浴室空調装置の一例を示す概略断面図である。 図1に示されたミスト発生装置の要部断面図である。 図2のIII−III要部平面断面図である。 図3のIV−IV断面図である。 図2に示されたミスト発生装置で用いられているケースの平面図である。 図2に示されたミスト発生装置において水が軸状部によって汲み上げられる作用の原理説明図である。 (a)は、図2に示されたミスト発生装置の作用説明図であり、(b)は、本発明とは相違する対比例の作用説明図である。 本発明に係るミスト発生装置の他の例を示す要部断面図である。
符号の説明
A 浴室空調装置
MG ミスト発生装置
M モータ
1 ケース(ミスト発生装置の)
2 ロータ
4 ケース(浴室空調装置の)
12 衝突壁部
12a 外面部(衝突壁部の)
13 ミスト噴出口
17 フランジ状の突出部
20 回転板
21 軸状部

Claims (5)

  1. 複数の衝突壁部およびミスト噴出口を有するケースと、
    このケース内に収容され、かつこのケース内に供給されてきた液体を前記複数の衝突壁部に向けて飛散させて衝突させることによりミストを発生させるためのロータと、
    を備えている、ミスト発生装置であって、
    前記ミスト噴出口は、前記複数の衝突壁部どうしの隙間に連通するようにして前記ケースの周壁部に設けられていることにより、前記ケースの周壁部の周囲にミストを噴出可能であるとともに、
    前記ミスト噴出口の少なくとも一部分は、下向きに開口しており、この開口部分から下向き、または斜め下向きのミスト噴出が可能な構成とされていることを特徴とする、ミスト発生装置。
  2. 前記複数の衝突壁部は、前記ロータの周囲を囲むように間隔を隔てて並んだリブ状であり、かつこれら複数の衝突壁部どうしの隙間の開口部が、前記ミスト噴出口とされている、請求項1に記載のミスト発生装置。
  3. 前記複数の衝突壁部は、それらの外面部の下部がその上部よりも前記ケースの中心寄りに位置するように、少なくとも前記外面部が屈曲もしくは湾曲し、または傾斜した形状とされている、請求項2に記載のミスト発生装置。
  4. 前記ケースの周壁部のうち、前記ミスト噴出口の下縁部は、前記複数の衝突壁部の外面部の下部よりも前記ケースの周囲に向けて突出したフランジ状の突出部とされており、
    この突出部上に液体が流れてきたときには、この液体を前記ケース内に進入させることが可能な構成とされている、請求項3に記載のミスト発生装置。
  5. 浴室の上部に設置されて、前記浴室の空調を行なうのに用いられる浴室空調装置であって、
    請求項1ないし4のいずれかに記載のミスト発生装置を備えていることを特徴とする、ミスト発生装置を備えた浴室空調装置。
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