JP2009093907A - 基板用コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ねじ止めを廃止しても、コネクタハウジングを回路基板に十分な保持力で固定させる。
【解決手段】回路基板90の表面側に固定されるコネクタハウジング10と、コネクタハウジング10に対して非ロック位置とロック位置との間を回路基板90の表面と平行な方向に移動可能に装着されるスライドロックプレート30とを備える。スライドロックプレート30は、回路基板90に設けられた取付孔93を貫通して回路基板90の裏面側に臨むロック部33を有し、非ロック位置では、ロック部33が取付孔93からの抜け出しを許容され、ロック位置では、ロック部33が回路基板90の裏面側と干渉可能とされることで取付孔93からの抜け出しを規制される。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板用コネクタに関する。
基板用コネクタとして、特許文献1に記載のものが知られている。これは、回路基板の表面側に固定されるコネクタハウジングと、コネクタハウジングに装着される端子金具とを備えて構成されている。コネクタハウジングの底面には取付孔が開口して設けられており、このコネクタハウジングの底面を回路基板の表面に当接させた状態で、回路基板の挿通孔に対して裏面側からタッピングネジを通し、さらにこのタッピングネジを取付孔にねじ込むことで、コネクタハウジングが回路基板に固定されるようになっている。こうしてコネクタハウジングを回路基板にねじ止めした後、端子金具が回路基板の導電路に半田付けによって接続されるようになっている。
特開2000−150026公報
ところで、昨今は鉛フリーの半田を用いて半田付けがなされることが多く、その場合、半田溶融時の温度が鉛含有の半田よりも高くなる嫌いがあるため、タッピングネジが緩み易いという事情があった。したがって、ねじ止め以外の方法でコネクタハウジングを回路基板に固定することが求められた。
一方、タッピングネジの代わりに撓み可能な弾性片を用い、この弾性片を回路基板の取付孔に貫通させ、弾性片の先端に形成された係止爪を回路基板の裏面側にスナップ的に係合させる、ねじ止め以外の方法も知られてはいた。しかし、この場合、回路基板と係止爪との間で弾性片の回動変位に伴うがたが生じ易いという事情があり、またこのがたを無くそうとすると、係止爪に回路基板からの抜け出しを誘導するような斜面が形成されることになるため、コネクタハウジングを回路基板に十分な保持力で固定できないおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ねじ止めを廃止しても、コネクタハウジングを回路基板に十分な保持力で固定させることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、回路基板の表面側に配置されるコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングに対して非ロック位置とロック位置との間を前記回路基板の表面と平行な方向に移動可能に装着されるスライドロック部材とを備え、前記スライドロック部材は、前記回路基板に設けられた取付孔を貫通して前記回路基板の裏面側に臨むロック部を有し、前記非ロック位置では、前記ロック部が前記取付孔からの抜け出しを許容され、前記ロック位置では、前記ロック部が前記回路基板の裏面側と干渉可能とされることで前記取付孔からの抜け出しを規制される構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記スライドロック部材の一方の端部は、前記非ロック位置では、前記コネクタハウジングの一方の側面から外側に突出して配置され、前記ロック位置では、平面視において前記コネクタハウジングの内側に隠蔽状態で配置されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記スライドロック部材の他方の端部は、前記ロック位置では、前記コネクタハウジングの他方の側面から外側に突出して配置され、前記非ロック位置では、平面視において前記コネクタハウジングの内側に隠蔽状態で配置されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記コネクタハウジングは幅方向に長く奥行方向に短い形状をなし、前記スライドロック部材は、前記コネクタハウジングに対して前記幅方向に移動可能となっているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記コネクタハウジングは幅方向に長く奥行方向に短い形状をなし、前記スライドロック部材は、前記コネクタハウジングに対して前記奥行方向に移動可能となっているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
コネクタハウジングを回路基板の表面側に配した状態で、スライドロック部材を非ロック位置からロック位置に移動させると、スライドロック部材のロック部が回路基板の裏面側と干渉可能とされることで取付孔からの抜け出しを規制されるから、ねじ止めを廃止しても、コネクタハウジングを回路基板に十分な保持力で固定させることができる。
<請求項2の発明>
スライドロック部材の一方の端部は非ロック位置ではコネクタハウジングの一方の側面から外側に突出して配置されているから、この突出状態を視認することにより、スライドロック部材のロック位置への移動操作のし忘れを防止できる。
<請求項3の発明>
スライドロック部材の他方の端部はロック位置ではコネクタハウジングの他方の端部から外側に突出して配置されているから、この突出状態を視認することにより、スライドロック部材がロック位置に至ったことを明確に検知できる。
<請求項4の発明>
スライドロック部材は、コネクタハウジングに対して幅方向に移動可能となっているから、コネクタハウジングの奥行方向で障害物が存在する場合にも、ロック位置と非ロック位置との間を移動可能とされる。
<請求項5の発明>
スライドロック部材は、コネクタハウジングに対して奥行方向に移動可能となっているから、コネクタハウジングの幅方向で障害物が存在する場合にも、ロック位置と非ロック位置との間を移動可能とされる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図14によって説明する。本実施形態の基板用コネクタAは、コネクタハウジング10、スライドロックプレート30、端子金具50を備えて構成される。
コネクタハウジング10は合成樹脂製であって、図1及び図11に示すように、回路基板90(プリント配線基板)の表面側に固定可能とされ、幅方向に長い角筒状のフード部11を備えている。フード部11内には図示しない相手側コネクタが嵌入可能とされ、フード部11の上壁には相手側コネクタを嵌合状態に保持するハウジングロック部12が設けられている。そして、フード部11の奥壁には、端子金具50が圧入される装着孔13が設けられている。
端子金具50は導電性金属板から曲げ加工等して成形され、相手側通常端子と接続可能な通常端子51と、相手側検知端子と接続可能な検知端子52とからなる。これら端子金具50は、全体としてLの字をなし、フード部11の後面より後方に突出する途中部位が略直角に折り曲げられてその先端部が回路基板90の接続孔91に貫通され、回路基板90の導電路と半田付けにて接続されるようになっている。フード部11の奥壁には、前方へ突出する保護壁14が検知端子52のタブに沿って設けられている。
コネクタハウジング10(フード部11)の後端には、下方へ突出する左右一対の位置決め部15が設けられている。この位置決め部15は、回路基板90への組み付け時に回路基板90に設けられた位置決め孔92(図3を参照)に嵌入され、これにより、回路基板90に対するコネクタハウジング10の位置決めがなされるようになっている。位置決め部15の先端は端子金具50の先端より下方に位置しており、端子金具50に先立って位置決め部15が回路基板90に挿入可能となっている。
また、コネクタハウジング10(フード部11)の底面には、幅方向に沿って延びる受け部16が突設されている。受け部16の前後両面(奥行方向両面)の根元側には、前後一対のハウジング側受け溝17が全幅に亘って凹設され、受け部16の前後両面の突出端側には、前後一対の外側リブ18が全幅に亘って突設されている。ハウジング側受け溝17は受け部16の前後両面及び左右両面(幅方向両面)に開口され、外側リブ18は受け部16の前後両方向に突出している。また、外側リブ18はその突出端側に行くにしたがって次第に肉厚となる形態とされ、これに対応して、ハウジング側受け溝17はその開口側に行くにしたがって次第に幅狭となる形態とされる。そして、コネクタハウジング10(フード部11)の外面にはフランジ部19が周設されており、受け部16の前方に間隔をあけてフランジ部19が配置されている。フランジ部19の下端は受け部16の下端よりも下方に位置しており、正面視すると、受け部16がフランジ部19によって隠蔽されるようになっている。
スライドロックプレート30は合成樹脂製であって、図12ないし図14に示すように、全体として幅方向に細長い板状をなしている。このスライドロックプレート30は、コネクタハウジング10と回路基板90の双方と係合しつつコネクタハウジング10に対して幅方向でかつ回路基板90の板面と平行な方向にスライドさせられ、これによりコネクタハウジング10を回路基板90に固定する役割を担っている。詳しくはスライドロックプレート30は、コネクタハウジング10の回路基板90からの離脱が可能とされる非ロック位置(図2、図3、図7、図9を参照)と、コネクタハウジング10の回路基板90からの離脱が規制されるロック位置(図4、図5、図8、図10を参照)との間を移動可能とされ、受け部16とほぼ同じ幅寸法をもった横長平板状のプレート本体31と、プレート本体31の上面(コネクタハウジング10側を向く面)に一体に突設されたレール部32と、プレート本体31の下面(回路基板90側を向く面)に一体に突設されたロック部33とから構成されている。
レール部32は、図1に示すように、プレート本体31の前後両端(奥行方向両端)に沿って前後で対をなしつつ立ち上げられた形態であって、その前後内面の根元側に、前後一対のプレート側受け溝34が凹設され、その前後内面の突出端側に、前後一対の内側リブ35が突設されている。
また、レール部32の一方の端部には方形板状の操作部36が設けられており、この操作部36の上面にはスライドロックプレート30の操作方向(ロック位置に向かう方向)を示す矢印37が刻印されている。プレート側受け溝34の一端は操作部36によって閉止され、プレート側受け溝34の他端はレール部32の他方の端面に開口されている。
内側リブ35はその突出端側に行くにしたがって次第に肉厚となる形態とされ、これに対応して、プレート側受け溝34はその開口側に行くにしたがって次第に幅狭となる形態とされる。スライドロックプレート30がコネクタハウジング10に取り付けられた状態では、内側リブ35がハウジング側受け溝17にあり継ぎ状に嵌合するとともに、プレート側受け溝34に外側リブ18が同じくあり継ぎ状に嵌合するようになっている。
レール部32の上面のうち、操作部36とは反対側となる他方の端部寄りの位置には、係止突部38が突設されている。係止突部38は、前後方向に沿って延びるとともに、両内側リブ35毎に前後で対をなして配置されている。
一方、ロック部33は、プレート本体31の下面の幅方向両側に一対ずつ計二対が配置されている。このロック部33は、図6に示すように、回路基板90に設けられた取付孔93を貫通する貫通リブ41と、貫通リブ41の突出端から前後両方向に張り出して回路基板90の裏面側に係合可能な前後一対の抜止片43とからなり、底面視方形でかつ断面Tの字をなしている。貫通リブ41は、幅方向に沿った縦板状をなし、その前後両面の一方端寄りの位置に、高さ方向(上下方向)に沿って延びる断面円弧状の係合突起45を有している。
抜止片43は、回路基板90の裏面に沿って配置される略水平な板状をなし、その一方側領域の上面が略水平なフラット面46とされ、その他方側領域の上面が他方端に向かって下り勾配となるテーパ面47とされている。抜止片43のフラット面46とこれに対向するプレート本体31の下面との離間距離は、回路基板90の板厚にほぼ等しくなっている。
取付孔93は、回路基板90においてロック部33と対応する位置毎に全部で四つ配置され、一方側にて大きく横長方形に開口される大孔部94と他方側にて小さく横長方形に開口される小孔部95とからなり、平面視凸状をなしている。大孔部94は、ロック部33と対応する形状でかつロック部33の全体を挿通可能な大きさで開口され、小孔部95は、貫通リブ41と対応する形状でかつ貫通リブ41の全体を挿通可能ではあるがロック部33を挿通不能な大きさで開口されている。小孔部95には、貫通リブ41の係合突起45と対応する前後一対の係合突起受け部96が凹設されている。
次に、本実施形態の作用効果を説明する。
コネクタハウジング10の受け部16に対して一方側からスライドロックプレート30のレール部32を装着する。このとき、ハウジング側受け溝17に内側リブ35を、プレート側受け溝34に外側リブ18を、それぞれ嵌入し、コネクタハウジング10の底面に沿ってスライドロックプレート30を他方側に向かってスライド移動させる。スライドロックプレート30が非ロック位置に至ると、図2に示すように、スライドロックプレート30の一方の端部(操作部36)がコネクタハウジング10の一方の側面より外側に突出して配置され、スライドロックプレート30の他方の端部がその端面をコネクタハウジング10の他方の側面にほぼ面一で揃えた状態で配置される。また非ロック位置では、係止突部38がコネクタハウジング10の底面を係止して、コネクタハウジング10の移動操作が暫時的に規制される。
続いて、コネクタハウジング10を回路基板90の表面に上方から載せる。このとき、端子金具50に先立って位置決め部15が回路基板90の位置決め孔92に嵌入され、もってコネクタハウジング10が回路基板90の平面方向に沿って遊動するのが規制される。また図7及び図8に示すように、非ロック位置にあるスライドロックプレート30のロック部33が取付孔93の大孔部94に上方から貫通し、ロック部33の先端側(抜止片43)が回路基板90の裏面側に臨む。なお、この状態でコネクタハウジング10を上方へ引き上げると、ロック部33が回路基板90とは非干渉に取付孔93をすり抜けて、コネクタハウジング10の回路基板90からの離脱が許容される。
次いで、コネクタハウジング10の一方の側面より外側に突出する操作部36を指で摘み、その状態から操作部36を他方側へ向けて押し込み、スライドロックプレート30をロック位置に至らす。この間、レール部32と受け部16が互いに摺接してスライドロックプレート30の移動案内がなされる。また、スライドロックプレート30の移動動作に伴って生じる応力は位置決め部15によって専ら受け止められ、端子金具50に過剰な応力が生じるのを回避でき、端子金具50の変形を阻止できる。
ここで、非ロック位置にあるロック部33が回路基板90の取付孔93の大孔部94に貫通した状態では、抜止片43のテーパ面47が回路基板90の取付孔93の他方側の端縁に臨んでおり、ロック部33がロック位置に向かう過程では、抜止片43のテーパ面47が回路基板90の裏面に、詳細には回路基板90の裏面における取付孔93の小孔部95の開口縁部に誘導可能に潜り込む。そして、ロック部33がロック位置に至ると、図8及び図10に示すように、抜止片43のフラット面46とプレート本体31の下面との間に回路基板90が板厚方向に挟持され、コネクタハウジング10の回路基板90から離脱する方向(上方)への変位が規制される。また、こうしてスライドロックプレート30がロック位置に至ると、係止突部38がコネクタハウジング10の他方側の端面に係止するとともに、係合突起45が係合突起受け部96内に嵌り、スライドロックプレート30が回路基板90に対して移動規制状態に保持される。さらに、このロック位置では、スライドロックプレート30の他方の端部がコネクタハウジング10の他方の側面より外側に突出して配置され、スライドロックプレート30の一方の端部がその端面をコネクタハウジング10の一方の側面にほぼ面一で揃えた状態で配置される。
以上のように本実施形態によれば、スライドロックプレート30を非ロック位置からロック位置に移動させることにより、ロック部33の抜止片43が回路基板90の裏面側と干渉可能に配置されてスライドロックプレート30、ひいてはコネクタハウジング10の取付孔93からの抜け出しが規制されるから、ねじ止めを廃止しても、コネクタハウジング10を回路基板90に十分な保持力で固定させることができる。
また、スライドロックプレート30は、コネクタハウジング10に対して幅方向に移動可能となっているから、コネクタハウジング10の前後方向(奥行方向)で障害物が存在する場合にも、ロック位置と非ロック位置との間を移動可能となり、操作性が良好となる。
さらに、非ロック位置では、スライドロックプレート30の一方の端部(操作部36)がコネクタハウジングの一方の側面から外側に突出して配置され、ロック位置では、スライドロックプレート30の一方の端部(操作部36)が平面視においてコネクタハウジングの内側に隠蔽状態で配置されるから、この状態を視認することにより、スライドロックプレート30が非ロック位置に留まっていることがわかり、スライドロックプレート30のロック位置への移動操作のし忘れを防止できる。
さらにまた、ロック位置では、スライドロックプレート30の他方の端部がコネクタハウジングの他方の側面から外側に突出して配置され、非ロック位置では、スライドロックプレート30の他方の端部が平面視においてコネクタハウジングの内側に隠蔽状態で配置されるから、この状態を視認することにより、スライドロックプレート30がロック位置に至ったことを検知できる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図15及び図16によって説明する。実施形態2の基板用コネクタA1では、スライドロックプレート30Aの形状が実施形態1とは異なるが、コネクタハウジング10Aの基本的形状は受け部16を除いて実施形態1とほぼ同じである。
コネクタハウジング10Aのフード部11Aの底壁には、前後一対の貫通孔29が設けられている。回路基板90には、この回路基板90の表面にコネクタハウジング10Aが載せられたときに、両貫通孔29の夫々と連通する前後一対の取付孔93Aが設けられている。また、回路基板90のうち各取付孔93Aより後方には、前後一対の係止孔96が取付孔93Aより小さく開口されている。
スライドロックプレート30Aは、板状のプレート本体31Aと、プレート本体31Aに連設されるロック部33Aとから構成されている。ロック部33Aは、プレート本体31Aの後端とプレート本体31Aの前後方向中間部とから下向きに突出する前後一対の垂直部49と、垂直部49の下端から後方へ略水平に突出する前後一対の水平部48とからなり、垂直部49と水平部48とでLの字をなしている。水平部48の前後長はほぼ取付孔93Aの前後長と同じとされ、水平部48の先端には上向きに突出する保持突起48Bが設けられている。
コネクタハウジング10Aにスライドロックプレート30Aを装着する際には、スライドロックプレート30Aをフード部11A内に挿入した状態から下方へ変位させ、ロック部33Aをコネクタハウジング10Aの貫通孔29及び回路基板90の取付孔93Aに貫通させて、スライドロックプレート30Aを非ロック位置に至らす。すると、ロック部33Aの全体が取付孔93Aに貫通して、ロック部33Aの先端(水平部48の下面)が回路基板90の裏面側に臨むとともに、保持突起48Bが取付孔93Aの内部に臨む。このとき、垂直部49は取付孔93Aの前端側に配置される。
上記の状態からスライドロックプレート30Aを後方(フード部11Aの奥側)へ押し込み、スライドロックプレート30Aをロック位置に至らす。この間、保持突起48Bが回路基板90の裏面を摺接してロック部33Aが弾性撓みするが、スライドロックプレート30Aがロック位置に至るに伴い、保持突起48Bが係止孔96内に下方から嵌り、ロック部33Aが弾性的に復元する。これにより、スライドロックプレート30Aは回路基板90に対して移動規制状態で保持される。またこのとき、垂直部49は取付孔93Aの後端側に配置される。
そして、スライドロックプレート30Aがロック位置に至ると、フード部11Aの底壁がプレート本体31Aと回路基板90との間に挟持され、コネクタハウジング10Aの回路基板90から離脱する方向への変位が規制される。
実施形態2によれば、スライドロックプレート30Aが、コネクタハウジング10Aに対して前後方向(奥行方向)に移動可能となっているから、コネクタハウジング10Aの幅方向で障害物が存在する場合にも、ロック位置と非ロック位置との間を移動可能であって操作性が良好となる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施形態2においては、スライドロックプレートが非ロック位置にあるときに、スライドロックプレートの前端部がフード部の前端より前方に突出して配置され、スライドロックプレートがロック位置にあるときに、スライドロックプレートの全体がフード部内に収容可能に配置される構成であってもよい。これにより、実施形態1と同様、スライドロックプレートのロック位置への移動操作のし忘れを防止できる。
(2)スライドロックプレートは回路基板と係合しつつコネクタハウジングの後面側に移動可能に装着されてもよい。
本発明の実施形態1において、回路基板に載せられた基板用コネクタの側断面図 スライドロックプレートが非ロック位置にある基板用コネクタの平面図 スライドロックプレートが非ロック位置にあるときに、回路基板の取付孔を貫通するロック部の平断面図 スライドロックプレートがロック位置にある基板用コネクタの平面図 スライドロックプレートがロック位置にあるときに、回路基板の取付孔を貫通するロック部の平断面図 取付孔への挿入前におけるロック部の拡大斜視図 スライドロックプレートが非ロック位置にあるロック部の拡大斜視図 スライドロックプレートがロック位置にあるロック部の拡大斜視図 スライドロックプレートが非ロック位置にある基板用コネクタの要部拡大側断面図 スライドロックプレートがロック位置にある基板用コネクタの要部拡大側断面図 コネクタハウジングの側面図 スライドロックプレートの平面図 スライドロックプレートの正面図 スライドロックプレートの底面図 本発明の実施形態2において、スライドロックプレートが非ロック位置にある基板用コネクタの側断面図 スライドロックプレートがロック位置にある基板用コネクタの側断面図
符号の説明
A,A1…基板用コネクタ
10,10A…コネクタハウジング
16…受け部
30,30A…スライドロックプレート(スライドロック部材)
32…レール部
33,33A…ロック部
90…回路基板
93,93A…取付孔

Claims (5)

  1. 回路基板の表面側に固定されるコネクタハウジングと、
    前記コネクタハウジングに対して非ロック位置とロック位置との間を前記回路基板の表面と平行な方向に移動可能に装着されるスライドロック部材とを備え、
    前記スライドロック部材は、前記回路基板に設けられた取付孔を貫通して前記回路基板の裏面側に臨むロック部を有し、前記非ロック位置では、前記ロック部が前記取付孔からの抜け出しを許容され、前記ロック位置では、前記ロック部が前記回路基板の裏面側と干渉可能とされることで前記取付孔からの抜け出しを規制されることを特徴とする基板用コネクタ。
  2. 前記スライドロック部材の一方の端部は、前記非ロック位置では、前記コネクタハウジングの一方の側面から外側に突出して配置され、前記ロック位置では、平面視において前記コネクタハウジングの内側に隠蔽状態で配置されていることを特徴とする請求項1に記載の基板用コネクタ。
  3. 前記スライドロック部材の他方の端部は、前記ロック位置では、前記コネクタハウジングの他方の側面から外側に突出して配置され、前記非ロック位置では、平面視において前記コネクタハウジングの内側に隠蔽状態で配置されていることを特徴とする請求項2に記載の基板用コネクタ。
  4. 前記コネクタハウジングは幅方向に長く奥行方向に短い形状をなし、前記スライドロック部材は、前記コネクタハウジングに対して前記幅方向に移動可能となっていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の基板用コネクタ。
  5. 前記コネクタハウジングは幅方向に長く奥行方向に短い形状をなし、前記スライドロック部材は、前記コネクタハウジングに対して前記奥行方向に移動可能となっていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の基板用コネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013143186A (ja) * 2012-01-06 2013-07-22 Mitsubishi Electric Corp コネクタ装置
JP2021034342A (ja) * 2019-08-29 2021-03-01 日本圧着端子製造株式会社 コネクタおよびコネクタ構造

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