JP2009092485A - 印刷半田検査装置 - Google Patents

印刷半田検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009092485A
JP2009092485A JP2007262783A JP2007262783A JP2009092485A JP 2009092485 A JP2009092485 A JP 2009092485A JP 2007262783 A JP2007262783 A JP 2007262783A JP 2007262783 A JP2007262783 A JP 2007262783A JP 2009092485 A JP2009092485 A JP 2009092485A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
imaging
printed solder
substrate
inspection apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007262783A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Watabe
典生 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Djtech
Djtech Co Ltd
Original Assignee
Djtech
Djtech Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Djtech, Djtech Co Ltd filed Critical Djtech
Priority to JP2007262783A priority Critical patent/JP2009092485A/ja
Publication of JP2009092485A publication Critical patent/JP2009092485A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Abstract

【課題】測定死角を完全に排除した高精度な3次元測定を短時間でできる印刷半田検査装置を提供することにある。
【解決手段】基板に対して垂直上方から光照射する1つの光照射手段23と、前記基板で該照射光路に対し両側方向にそれぞれ反射した光を入射する2つの撮像手段32、33とを備え、該入射光に基づいて当該印刷半田を3次元画像処理して検査する。これにより、1つの光照射手段が、基板に対して垂直上方から光照射し、該光照射手段を挟んで相対する2つの撮像手段が、印刷半田によって生じる凹凸状態を斜め両側からそれぞれ撮像するので、照明の影を補うことが可能となって測定死角を完全に排除した高精度な3次元測定ができると共に、同時撮像処理が可能となって測定時間を短縮させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板に印刷された半田の検査装置に関し、特に該印刷半田を高精度に3次元測定して検査する印刷半田検査装置に関する。
印刷半田とは、メタルマスクと呼ばれる薄い金属板に設けられた開口部を通して、ペースト状のクリーム半田を基板のパッド上に転写する工程をいう。よって、基板に印刷されたクリーム半田(印刷半田)には、通常100μm〜150μm位の厚みがある。このような厚み方向の転写状況までしっかり把握するためには、当然ながら3次元測定技術が必要である。
特許文献1には、縞状の光強度分布を有する白色光を斜方から照射し、基板からの反射光を真上に設置された撮像装置で撮像することで印刷半田を3次元測定する印刷半田検査装置が開示されている。また、特許文献2には、スリット光を斜方から照射し、基板の凹凸によって発生するスリット光跡の凹凸情報を真上に設置された撮像装置で撮像することで印刷半田を3次元測定する印刷半田検査装置が開示されている。
特許第3723057号公報 特開2005−207918号公報
上述した従来の印刷半田検査装置では、縞状の光強度分布を有する白色光かスリット光かという違いはあるものの、いずれの技術も光を斜方から照射することで3次元測定を行うことを可能としている。このため、基板には必ず照明の影となる部分が存在し、その部分については測定することはできない。基板上の実装密度が低く、転写される印刷半田の形状が直方体あるいは円柱状のときは、該測定死角はさほど問題にならなかったが、高密度実装が進展し転写される印刷半田の形状が事実上半球形状となったときは、該測定死角が大きな問題になってきた。
特許文献2では、その回避方法として、一組のスリット光に相対する反対側から照射するもう一組のスリット光を設けることで、測定死角の問題を排除する技術について開示している。しかしながらこの方法では、一方のスリット光を照射し3次元測定を行った後、相対するもう一方のスリット光を照射し3次元測定を行わなければならず、倍の測定時間がかかるという問題があった。
本発明は、上記のような課題に鑑みなされたものであり、その目的は、測定死角を完全に排除した高精度な3次元測定を短時間でできる印刷半田検査装置を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の印刷半田検査装置では、基板に印刷された半田を検査する印刷半田検査装置であって、前記基板に対して垂直上方から光照射する1つの光照射手段と、前記基板で該照射光路に対し両側方向にそれぞれ反射した光を入射する2つの撮像手段とを備え、該入射光に基づいて当該印刷半田を3次元画像処理して検査することを特徴としている。
これにより、1つの光照射手段が、基板に対して垂直上方から光照射し、該光照射手段を挟んで相対する2つの撮像手段が、印刷半田によって生じる凹凸状態を斜め両側からそれぞれ撮像するので、照明の影を補うことが可能となって測定死角を完全に排除した高精度な3次元測定ができると共に、同時撮像処理が可能となって測定時間を短縮させることができる。
上記目的達成のため、本発明の他の印刷半田検査装置では、基板に印刷された半田を検査する印刷半田検査装置であって、光照射する1つの光照射手段と、前記基板で反射した光を入射する1つの撮像手段と、前記光照射手段からの照射光を前記基板に対して垂直上方から照射させ、該照射光路に対し両側方向にそれぞれ反射した光を前記撮像手段に入射させる光反射手段とを備え、該入射光のうち前記撮像手段の少なくとも2箇所の撮像領域の撮像データに基づいて当該印刷半田を3次元画像処理して検査することを特徴としている。
これにより、光反射手段で光路を自由に調整することができるので、1つの光照射手段及び1つの撮像手段であっても印刷半田によって生じる凹凸状態を斜め両側からそれぞれ撮像することが可能となり、照明の影を補うことが可能となって測定死角を完全に排除した高精度な3次元測定ができると共に、同時撮像処理が可能となって測定時間を短縮させることができる。
また、前記撮像手段は、撮像面から指定領域のみのデータを外部に取り出せる機能を有し、更にその指定領域は2つ以上設定可能な機能を有した撮像装置であって、当該装置を備えていることを特徴としている。これにより、指定領域のデータの高速処理が可能となる。
前記光照射手段は、スリット光を照射することを特徴としている。これにより、光照射手段及び撮像手段を小型化することができ、装置自体を小型化することができると共に、装置コストの上昇を抑えることができる。
前記光反射手段は、複数のミラーを備えていることを特徴としている。これにより、光反射手段を簡易に構成することができ、装置自体を小型化することができると共に、装置コストの上昇を抑えることができる。
前記光照射手段は、前記基板に対して垂直上方から光照射し、前記撮像手段は、前記基板に対して垂直下方から光入射することを特徴としている。これにより、装置自体を小型化することができる。
本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1(A)、(B)は、本発明の一実施の形態に係る印刷半田検査装置の全体構成を2方向から見た図である。尚、図1(B)では図1(A)の一部のみを示す。
図2(A)、(B)は、検査対象基板の構造を示す平面図及びA−A線断面図である。
図1に示すように、この印刷半田検査装置100は、検査対象基板10に印刷されているクリーム半田(印刷半田)10a、10b、10c(以下、単に10xとする)の2次元測定及び3次元測定を行って該印刷半田を検査する機能を備えている。印刷半田検査装置100は、照明装置(光照射手段)20、撮像装置(撮像手段)30、画像入力記憶部50、画像処理部60、ロボット70、表示装置74、全体制御部80等を備えている。
図2に示すように、検査対象基板10の基板基材12の上には、銅による配線パターン13が形成されている。この配線パターン13のうち、搭載される電子部品の端子と接続する部分、即ち印刷半田10xが転写される部分は、パッド15としてそのまま露出している。ただし、このパッド15には、場合によっては導電性を高めるために金メッキされる場合もある。パッド15以外の領域は、レジスト14によって覆われ絶縁されている。レジスト14に覆われた配線パターン13の部分は、通常、内層パターン16と呼ばれ、配線パターン13の無いレジスト14の部分と比較すると配線パターン13の厚さ分だけ高くなっている。
図1に示すように、照明装置20は、2次元測定用の赤緑色LED照明装置21と青色LED照明装置22、及び、3次元測定用のスリット照明装置23を備えている。赤緑色LED照明装置21は、パッド15を抽出するためのものである。青色LED照明装置22は、印刷半田10xを検出するためのものである。スリット照明装置23は、検査対象基板10に対して垂直上方からスリット光24を照射する。このスリット光24の長さは約30mmで幅は約0.1mmである。各照明装置21、22、23は、全体制御部80によってその点灯・消灯が制御される。
図1に示すように、撮像装置30は、1台の2次元撮像装置31と2台の3次元撮像装置32、33を備えている。2次元撮像装置31は、照明装置20の上方に設置されている。3次元撮像装置32、33は、スリット照明装置23を挟んだ両側において対称に傾斜配置されている。即ち、3次元撮像装置32、33は、検査対象基板10にて同一の反射角度θで両側2方向に反射したスリット光24を入射するように配置されている。
2次元撮像装置31は、画像を撮像素子に結像するためのレンズ31aと、その結像画像を電子信号に変換するためのカメラ31bを備えている。カメラ31bは、撮像素子全面を使用することから領域の一部を切り取る機能は不要であり、高感度のCCDカメラが最適である。一方、3次元撮像装置32、33も、画像を撮像素子に結像するためのレンズ32a、33aと、その結像画像を電子信号に変換するためのカメラ32b、33bを備えている。ただし、カメラ32b、33bは、領域の一部を切り取る機能が必要であることから、エリアカメラであれば種類を問わないが、3次元測定を効率よく実施するためCMOSエリアカメラが最適である。カメラ31bによる2次元測定の時の撮像範囲は、撮像素子全面、例えば20.48mm×20.48mmの範囲を撮像する。また、カメラ32b、33bによる3次元測定の時の撮像範囲は、スリット光24が照射されている部分を含む撮像領域、例えば20.48mm×0.64mmから20.48mm×5.12mmの間で必要な領域に限定して撮像する。どの範囲を撮像するかは、画像入力記憶部50を経由して全体制御部80から指示される。
図1に示すように、画像入力記憶部50には、カメラ31bから入力される2次元測定用半田撮像画像データ51、2次元測定用パッド撮像画像データ52と、カメラ32b、33bから入力される3次元測定用撮像画像データ53が格納されている。2次元測定の場合、青色LED照明装置22のみ点灯して撮像した画像は、2次元測定用半田撮像画像データ51として格納される。赤緑色LED照明装置のみを点灯して撮像した画像は、2次元測定用パッド撮像画像データ52として格納される。3次元測定の場合、スリット照明装置23のみを点灯し、かつ撮像範囲を撮像領域に限定して撮像した画像は、3次元測定用撮像画像データ53として格納される。更に、スリット光24の当る位置を少しずつ変えた撮像画像が、3次元測定用撮像画像データ53の2枚目、3枚目と次々に格納されていく。このように、3次元測定では、スリット光24の当る位置を少しずつ変えた画像を多数枚撮像するので、3次元測定用撮像画像データ53は、最低でも1024枚に及ぶ画像データで構成されている。
図1に示すように、画像処理部60は、画像入力記憶部50からの2次元測定用半田撮像画像データ51、2次元測定用パッド撮像画像データ52及び3次元測定用撮像画像データ53を処理する。そして、例えば印刷半田10xの底部面積、パッド面積等の2次元データ61を測定すると共に、印刷半田10xの断面積、突起面積、平均高さ、ピーク高さ、体積等の3次元データ62を測定する。そして、上記2次元データ61及び3次元データ62に基づいて印刷半田10xの形状を決定し、立体表示データ63を求める。
図1に示すように、ロボット70は、X軸ロボット71、Y軸ロボット72、ロボット制御部73を備えている。X軸ロボット71は、Y軸ロボット72上に固定されている。また、X軸ロボット71上には、検査対象基板10が固定されている。X軸ロボット71とY軸ロボット72はロボット制御部73と接続され、そのロボット制御部73は全体制御部80に接続されている。ロボット制御部73は、全体制御部80からの指示により、X軸ロボット71とY軸ロボット72を動作させて、検査対象基板10をXY平面上で照明装置20と撮像装置30に対して相対的に移動させることができる。これによって、撮像装置30は、検査対象基板10の任意の位置を撮像することができる。
図1に示すように、表示装置74は、作業者が印刷半田検査装置100を操作する上で必要不可欠な情報を表示する装置である。この表示装置74には、撮像画像等も表示される。
図1に示すように、全体制御部80は、検査装置100を構成する照明装置20、画像入力記憶部50、画像処理部60、ロボット70、表示装置74を制御するためのものである。全体制御部80内には、パッドデータ81、視野割付データ82、撮像データ記憶領域83、検査データ作成プログラム84、検査実行プログラム85が存在する。
図3(A)、(B)及び(C)は、従来の印刷半田検査装置及び図1の印刷半田検査装置による印刷半田の照射・撮像状況を示す図である。
従来の印刷半田検査装置は、検査対象基板10上の印刷半田10xに対して撮像装置を垂直上方から撮像可能に設置し、検査対象基板10上の印刷半田10xに対してスリット照明装置を両側斜方から照射可能に設置している。これにより、図3(A)、(B)に示すように、いずれでも測定死角(図示斜線部)が発生するが、その発生場所は同一ではなく、それぞれの結果で補完しうる。
具体的には、図3(A)に示すスリット光S1による3次元測定結果と、図3(B)に示すスリット光S2による3次元測定結果を、同一の座標点で比較する。両方の測定結果が得られた座標点については、その測定結果の平均値を最終的な測定結果として記録する。一方のスリット光S1で測定結果が得られ、他方のスリット光S2で測定結果が得られなかった座標点については、測定結果が得られた方の測定値を最終的な測定結果として記録する。このような比較処理を測定領域内の全座標点に対して行うことで、測定死角のない3次元測定結果を得ることができる。しかしながら、この印刷半田検査装置では、スリット光S1とスリット光S2を切り替えて測定を行うため、測定時間がほぼ2倍になるという問題が残る。
一方、本実施形態の印刷半田検査装置100は、検査対象基板10上の印刷半田10xに対してスリット照明装置23を垂直上方から照射可能に設置し、検査対象基板10上の印刷半田10xに対して撮像装置32、33を両側斜方から撮像可能に設置している。これにより、図3(C)に示すように、スリット光24を真上から照射し、印刷半田10xによって生じる凹凸状態を斜方に設けた撮像装置32、33で同時に撮像できるので、従来装置のように測定死角を補完でき、更に、撮像に伴う機械動作が1回で済むために短時間で3次元測定を行うことができる。また、スリット照明装置23及び3次元撮像装置32、33は、スリット光24の照射及び撮像が可能であれば良いので、縞状の光強度分布を有する白色光の照明装置及び撮像装置と比べて小型化することができ、装置自体を小型化することができると共に、装置コストの上昇を抑えることができる。
このような印刷半田検査装置100の動作例について以下説明する。
先ず、印刷半田の2次元測定方法について説明する。検査対象基板10をカメラ31bで撮像できるように、X軸ロボット71、Y軸ロボット72を制御する。ここで、印刷半田10xは、径が20μm〜30μm程度の半田粒の集合体なので、該表面はマクロ的に見ると乱反射面である。一方、パッド15は、金あるいは銅で組成されているのが一般的であり、該表面は印刷半田10x表面と比較すると鏡面である。また、レジスト14表面も相対的に鏡面である。
そこで、照明装置20のうち、青色LED照明装置22のみを点灯して、印刷半田10xの画像を採取し、それを画像入力記憶部50の中に2次元測定用半田撮像画像データ51として記憶する。青色LED照明装置22は、かなり低位置から照明するような構成になっているので、鏡面であるパッド15表面及びレジスト14表面からの反射光は、カメラ31bには向かわず、入射方向と反対側に逃げていく。それに対して、乱反射面である印刷半田10x表面からの反射光は、カメラ31bに向かう光成分が相対的に多い。よって、印刷半田10xは、パッド15、レジスト14と比較してより多くの反射光をカメラ31bに返すこととなる。このような原理で、2次元測定用半田撮像画像データ51は、印刷半田10xが相対的に明るく撮像された画像となる。
続いて照明装置20のうち、赤緑色LED照明装置21の赤色を点灯して、印刷半田10xの画像を採取し、それを画像入力記憶部50の中に2次元測定用パッド撮像画像データ52として記憶する。レジスト14表面もパッド15表面も印刷半田10x表面と比較すると鏡面であるが、パッド15は金ないしは銅でレジスト14よりも反射率が高いので、パッド15はレジスト14よりもより多くの反射光をカメラ31bに返すこととなる。更に、一般的にレジスト14は緑色なので、照明色の赤色と補色の関係になって照明光をより多く吸収するのに対して、パッド15は金あるいは銅という赤系の色なので照明光を反射する。このような作用が加わり、パッド15はレジスト14よりもより多くの反射光をカメラ31bに返すこととなる。
また、赤緑色LED照明装置21は、かなり高位置から照明するような構成になっているので、鏡面であるパッド15表面及びレジスト14表面からの反射光は、その多くが赤緑色LED照明装置21とほぼ同じ方向のカメラ31bに向かう。それに対して、乱反射面である印刷半田10x表面からの反射光は、カメラ31bに向かう光成分は相対的に低下する。よって、パッド15は、レジスト14、印刷半田10xと比較してより多くの反射光をカメラ31bに返すこととなる。このような原理で、2次元測定用パッド撮像画像データ52は、パッド15が相対的に明るく撮像された画像となる。そして、2次元測定用半田撮像画像データ51から印刷半田10xの底部面積を得ることができる。また、2次元測定用パッド撮像画像データ52からパッド15の面積を得ることができる。
次に、印刷半田の3次元測定方法について説明する。検査対象基板10にスリット光24が当るように、X軸ロボット71、Y軸ロボット72を制御する。検査対象基板10上の印刷半田10xにスリット光24が当ると、印刷半田10x上と検査対象基板10上にはスリット光跡がそれぞれ発生する。そして、カメラ32b、33bが撮像した3次元測定用撮像画像53には、印刷半田10x上のスリット光跡と検査対象基板10上のスリット光跡が、印刷半田10xの高さ分だけ位置がずれたように撮像される。そして、既存の方法で印刷半田10xの高さ及び体積を測定して3次元データ62に格納保存する。また、立体表示データ63を3次元グラフィック処理する。
以上の2次元測定方法により、印刷半田10xの底部面積やパッド面積という2次元データ61を測定することができる。また、3次元測定方法により、印刷半田10xの断面積、突起面積、平均高さ、ピーク高さ、体積という3次元データ62を測定することができる。
図4は、本発明の他の実施の形態に係る印刷半田検査装置の全体構成を示す図である。
この印刷半田検査装置200は、検査対象基板10の印刷半田の3次元測定を行って該印刷半田を検査する機能を備えている。印刷半田検査装置200は、1台の照明装置(光照射手段)120、1台の撮像装置(撮像手段)130、ミラーユニット(光反射手段)140、及び、図示していないが図1に示す印刷半田検査装置100と同様の画像入力記憶部50、画像処理部60、ロボット70、表示装置74、全体制御部80等を備えている。
照明装置120は、3次元測定用のスリット照明装置であり、検査対象基板10が載置されるロボットの上方に配置されている。即ち、照明装置120は、ミラーユニット140を介して検査対象基板10に対して垂直上方からスリット光121(図5参照)を照射するように配置されている。このスリット光121の長さは約30mmで幅は約0.1mmである。照明装置120は、全体制御部80によってその点灯・消灯が制御される。
撮像装置130は、3次元撮像装置であり、ロボット70の上方であって照明装置120と並んで配置されている。即ち、撮像装置130は、検査対象基板10にて同一の反射角度θで両側2方向に反射したスリット光121を入射するように配置されている。
撮像装置130は、画像を撮像素子に結像するためのレンズ130aと、その結像画像を電子信号に変換するためのカメラ130bを備えている。カメラ130bは、エリアカメラであれば種類を問わないが、3次元測定を効率よく実施するためCMOSエリアカメラが最適である。カメラ130bによる3次元測定の時の撮像範囲は、スリット光121が照射されている部分を含む撮像領域、例えば20.48mm×0.64mmから20.48mm×5.12mmの間で必要な領域に限定して撮像する。どの範囲を撮像するかは、画像入力記憶部を経由して全体制御部から指示される。
ミラーユニット140は、6つのミラー141、142、143、144、145、146を備えている。
ミラー141、142は、照明装置120のスリット光121を検査対象基板10に導くように配置されている。即ち、ミラー141は、スリット照明装置120の垂直下方に傾斜配置されており、ミラー142は、撮像装置130の垂直下方に傾斜配置されている。
ミラー143、144、145、146は、検査対象基板10で反射された2つの反射光121を撮像装置130に導くように配置されている。即ち、ミラー143、144は、ミラー142の両側にそれぞれ傾斜配置されており、ミラー145、146は、撮像装置130の垂直下方に傾斜配置されている。
このような印刷半田検査装置200の動作例について図5を参照して以下説明する。
図5(A)に示すように、照明装置120から出射されたスリット光121は、ミラー141でミラー142に向かって反射され、該反射光121は、ミラー142で検査対象基板10に対して垂直上方から照射するように反射される。続いて、図5(B)に示すように、検査対象基板10で反射された2つの反射光121、即ち照射光路に対し所定の反射角度θで反射した2つの反射光121は、ミラー143、144でミラー145、146に向かってそれぞれ反射され、該反射光121は、ミラー145、146で撮像装置130に対して垂直下方から入射するように反射される。以降は図1に示す印刷半田検査装置100と同様の3次元測定方法により、印刷半田の断面積、突起面積、平均高さ、ピーク高さ、体積という3次元データ62を測定することができる。
以上のように、本実施形態の印刷半田検査装置200は、照明装置120及び撮像装置130を検査対象基板10に対して上方から照射可能及び撮像可能に設置している。これにより、図6に示すように、スリット光121が照射された部分を斜方から撮像した画像として、相対する2方向から撮像した画像が同時に撮像できることになる。即ち、CMOS撮像素子を使って図6に示す2箇所の撮像領域53の撮像データに絞ることにより、必要な情報のみを高速に転送することができる。よって、従来装置のように測定死角を補完でき、更に、撮像に伴う機械動作が1回で済むために短時間で3次元測定を行うことができる。尚、上記撮像領域53は3箇所以上であっても良い。
更に、照明装置120及び撮像装置130はそれぞれ1台備えれば良いので、印刷半田検査装置200の高性能化を実現しながらコストを抑えることができる。また、照明装置120及び撮像装置130は、スリット光121の照射及び撮像が可能であれば良いので、縞状の光強度分布を有する白色光の照明装置及び撮像装置と比べて小型化することができ、装置自体を小型化することができると共に、装置コストの上昇を抑えることができる。
尚、本実施形態の印刷半田検査装置200では、照明装置120及び撮像装置130を検査対象基板10に対して垂直上方に配置して装置自体を小型化しているが、これらの配置は特に限定されない。即ち、検査対象基板10に対して垂直上方から光照射可能であって、照射された部分を相対する2方向から撮像可能なようにミラーユニット140を配置すれば、照明装置120及び撮像装置130の配置位置は自由に設定することができる。また、3次元測定用の印刷半田検査装置200としたが、図1に示す2次元測定用の装置を実装しても良い。
本発明の一実施の形態に係る印刷半田検査装置の全体構成を2方向から見た図である。 図1の検査対象基板の構造を示す平面図及びA−A線断面図である。 従来の印刷半田検査装置及び図1の印刷半田検査装置による印刷半田の照射・撮像状況を示す図である。 本発明の他の実施の形態に係る印刷半田検査装置の全体構成を示す図である。 図4の印刷半田検査装置の動作を説明する図である。 図4の印刷半田検査装置にて両側から撮像した画像が同時に得られることを示した図である。
符号の説明
10 検査対象基板、10a、10b、10c、10x 印刷半田、12 基板基材、13 配線パターン、14 レジスト、15 パッド、16 内層パターン、20、120 照明装置、21 赤緑色LED照明装置、22 青色LED照明装置、23 スリット照明装置、24、121 スリット光、30、130 撮像装置、31 2次元撮像装置、32、33 3次元撮像装置、31a、32a、33a、130a レンズ、31b、32b、33b、130b カメラ、50 画像入力記憶部、51 2次元測定用半田撮像画像データ、52 2次元測定用パッド撮像画像データ、53 3次元測定用撮像画像データ、60 画像処理部、61 2次元測定データ、62 3次元測定データ、63 立体表示データ、70 ロボット、71 X軸ロボット、72 Y軸ロボット、73 ロボット制御部、74 表示装置、80 全体制御部、81 パッドデータ、82 視野割付データ、83 撮像データ記憶領域、84 検査データ作成プログラム、85 検査実行プログラム、140 ミラーユニット、141、142、143、144、145、146 ミラー、100、200 印刷半田検査装置

Claims (6)

  1. 基板に印刷された半田を検査する印刷半田検査装置であって、
    前記基板に対して垂直上方から光照射する1つの光照射手段と、
    前記基板で該照射光路に対し両側方向にそれぞれ反射した光を入射する2つの撮像手段とを備え、
    該入射光に基づいて当該印刷半田を3次元画像処理して検査することを特徴とする印刷半田検査装置。
  2. 基板に印刷された半田を検査する印刷半田検査装置であって、
    光照射する1つの光照射手段と、
    前記基板で反射した光を入射する1つの撮像手段と、
    前記光照射手段からの照射光を前記基板に対して垂直上方から照射させ、該照射光路に対し両側方向にそれぞれ反射した光を前記撮像手段に入射させる光反射手段とを備え、
    該入射光のうち前記撮像手段の少なくとも2箇所の撮像領域の撮像データに基づいて当該印刷半田を3次元画像処理して検査することを特徴とする印刷半田検査装置。
  3. 前記撮像手段は、撮像面から指定領域のみのデータを外部に取り出せる機能を有し、更にその指定領域は2つ以上設定可能な機能を有した撮像装置であって、当該装置を備えていることを特徴とする請求項2に記載の印刷半田検査装置。
  4. 前記光照射手段は、スリット光を照射することを特徴とする請求項2又は3に記載の印刷半田検査装置。
  5. 前記光反射手段は、複数のミラーを備えていることを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載の印刷半田検査装置。
  6. 前記光照射手段は、前記基板に対して垂直上方から光照射し、前記撮像手段は、前記基板に対して垂直下方から光入射することを特徴とする請求項2〜5の何れか一項に記載の印刷半田検査装置。
JP2007262783A 2007-10-06 2007-10-06 印刷半田検査装置 Pending JP2009092485A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007262783A JP2009092485A (ja) 2007-10-06 2007-10-06 印刷半田検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007262783A JP2009092485A (ja) 2007-10-06 2007-10-06 印刷半田検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009092485A true JP2009092485A (ja) 2009-04-30

Family

ID=40664614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007262783A Pending JP2009092485A (ja) 2007-10-06 2007-10-06 印刷半田検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009092485A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011005476A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Protec Co Ltd 体積感知型ディスペンサー制御方法
JP2012021983A (ja) * 2010-07-13 2012-02-02 Semiconductor Technologies & Instruments Pte Ltd 複数の方向において反射された照明を捕らえるためのシステムおよび方法
JP2012103256A (ja) * 2010-11-12 2012-05-31 Koh Young Technology Inc 検査装置
JP2015516580A (ja) * 2012-05-22 2015-06-11 コー・ヤング・テクノロジー・インコーポレーテッド 3次元形状測定装置の高さ測定方法
JP2016034665A (ja) * 2014-08-04 2016-03-17 デラウェア キャピタル フォーメーション インコーポレイテッド 自動半田付け接続検査を伴う半田ごて
WO2016166807A1 (ja) * 2015-04-14 2016-10-20 ヤマハ発動機株式会社 外観検査装置および外観検査方法
JP6029039B1 (ja) * 2015-07-08 2016-11-24 オーケー インターナショナル,インコーポレイティド 自動はんだ接続検証のためのインテリジェントはんだ付けカートリッジ

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01199102A (ja) * 1988-12-26 1989-08-10 Hitachi Ltd 立体形状検査装置
JPH05142157A (ja) * 1991-11-22 1993-06-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半田付け状態の外観検査装置
JPH0666528A (ja) * 1991-08-01 1994-03-08 Hitachi Denshi Ltd 外観検査方法及び装置
JPH06288714A (ja) * 1993-03-31 1994-10-18 Canon Inc 計測装置
JP2005207918A (ja) * 2004-01-23 2005-08-04 Renesas Technology Corp 半導体集積回路装置の製造方法
JP2005274309A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 三次元物体の検査方法および検査装置
JP3723057B2 (ja) * 2000-08-02 2005-12-07 シーケーディ株式会社 三次元計測装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01199102A (ja) * 1988-12-26 1989-08-10 Hitachi Ltd 立体形状検査装置
JPH0666528A (ja) * 1991-08-01 1994-03-08 Hitachi Denshi Ltd 外観検査方法及び装置
JPH05142157A (ja) * 1991-11-22 1993-06-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半田付け状態の外観検査装置
JPH06288714A (ja) * 1993-03-31 1994-10-18 Canon Inc 計測装置
JP3723057B2 (ja) * 2000-08-02 2005-12-07 シーケーディ株式会社 三次元計測装置
JP2005207918A (ja) * 2004-01-23 2005-08-04 Renesas Technology Corp 半導体集積回路装置の製造方法
JP2005274309A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 三次元物体の検査方法および検査装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011005476A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Protec Co Ltd 体積感知型ディスペンサー制御方法
JP2012021983A (ja) * 2010-07-13 2012-02-02 Semiconductor Technologies & Instruments Pte Ltd 複数の方向において反射された照明を捕らえるためのシステムおよび方法
TWI558996B (zh) * 2010-07-13 2016-11-21 聯達科技設備私人有限公司 捕捉從多重方向反射之光線的系統與方法
JP2012103256A (ja) * 2010-11-12 2012-05-31 Koh Young Technology Inc 検査装置
US8670117B2 (en) 2010-11-12 2014-03-11 Koh Young Technology Inc. Inspection apparatus
JP2015516580A (ja) * 2012-05-22 2015-06-11 コー・ヤング・テクノロジー・インコーポレーテッド 3次元形状測定装置の高さ測定方法
US9243899B2 (en) 2012-05-22 2016-01-26 Koh Young Technology Inc. Method of measuring a height of 3-dimensional shape measurement apparatus
JP2016034665A (ja) * 2014-08-04 2016-03-17 デラウェア キャピタル フォーメーション インコーポレイテッド 自動半田付け接続検査を伴う半田ごて
JP2017070999A (ja) * 2014-08-04 2017-04-13 オーケー インターナショナル,インコーポレイティド 自動半田付け接続検査を伴う半田ごて
WO2016166807A1 (ja) * 2015-04-14 2016-10-20 ヤマハ発動機株式会社 外観検査装置および外観検査方法
JP6029039B1 (ja) * 2015-07-08 2016-11-24 オーケー インターナショナル,インコーポレイティド 自動はんだ接続検証のためのインテリジェントはんだ付けカートリッジ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI663381B (zh) 電子零件搬送裝置及電子零件檢查裝置
JP2009092485A (ja) 印刷半田検査装置
KR101241175B1 (ko) 실장기판 검사장치 및 검사방법
KR101659302B1 (ko) 3차원 형상 측정장치
JP4434417B2 (ja) プリント配線板の検査装置
KR20190086738A (ko) 본딩 장치 및 본딩 대상물의 높이 검출 방법
JP5594923B2 (ja) 基板面高さ測定方法及びその装置
JP4877100B2 (ja) 実装基板の検査装置および検査方法
JP2004317126A (ja) はんだ印刷装置
JP2011089939A (ja) 外観検査装置及び印刷半田検査装置
JP2011185608A (ja) 検査装置および検査方法
KR100956547B1 (ko) 3차원형상 측정장치 및 방법
JP2009036736A (ja) 印刷半田検査方法及び装置
JP2008058248A (ja) 回折光検出装置および検査システム
JP2008216059A (ja) プリント配線板の検査装置
JP2006227652A (ja) フィルタ格子縞板、三次元計測装置及び照明手段
KR100969349B1 (ko) 에이오아이(aoi) 장치
JP6903270B2 (ja) 電子部品搬送装置および電子部品検査装置
KR101079686B1 (ko) 영상인식장치 및 영상인식방법
JP2019100753A (ja) プリント基板検査装置及びプリント基板検査方法
JP2000193428A (ja) 被測定物の測定方法及びその装置
KR101017300B1 (ko) 표면형상 측정장치
US20040099710A1 (en) Optical ball height measurement of ball grid arrays
KR20080088946A (ko) 입체 형상 검사 장치 및 그를 이용한 입체 형상 검사 방법
JP2020073922A (ja) 配線回路基板の製造方法および検査方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20100910

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120403

A02 Decision of refusal

Effective date: 20120814

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02