JP2009089382A - 画像処理装置、画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 カラー画像に基づいてモノクロ画像を生成する場合において、当該カラー画像上における有彩色の画像領域をモノクロ画像上で識別可能とするための技術を提供する。
【解決手段】 原稿からモノクロでの画像読み取りを行ないモノクロ画像データを取得する第1の画像読取部と、原稿からカラーでの画像読み取りを行ないカラー画像データを取得する第2の画像読取部と、第2の画像読取部にて読み取られたカラー画像データにおける有彩色の画像領域を抽出した画像データを生成する抽出画像生成部と、抽出画像生成部にて生成された画像データに基づいて、第1の画像読取部にて読み取られたモノクロ画像データにおける抽出画像生成部により抽出された有彩色の画像領域に対応するモノクロ信号の輝度を増加させるように補正する輝度補正部とを備えてなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像処理技術に関し、特に、カラー画像に基づいてモノクロ画像を生成する場合における、当該カラー画像上における有彩色の画像情報の欠落を防止するための技術に関するものである。
従来、縮小光学系に用いられるCCDラインセンサとしては、1列のラインセンサで構成されたラインセンサと、赤(以下、Rと記す)、緑(以下、Gと記す)および青(以下、Bと記す)の色フィルタをそれぞれ3つのラインセンサの表面に配置した3列のラインセンサとが知られる。
上記1ラインのCCDラインセンサを用いる構成の場合、基本的にはモノクロ原稿読み取りで使用される。このCCDラインセンサを用いてカラー原稿を読み取る際は、光の3原色であるR、G、Bの分光特性を有する3つの光源を順次点灯させることでカラー原稿の画像情報をR、G、Bの色情報に分けて読み取る方式を採用している。また、白色光の分光特性を有する光源を用い、この光源とラインセンサとの光路中にR,G,Bの色フィルタを配置し、この色フィルタを切り替えることでラインセンサに入射する色情報を分離する構成も知られる。
一方、上記3ラインのCCDラインセンサを用いる構成の場合、基本的にカラー原稿読取で使用される。この場合の光源は発振波長400nmから700nmの可視光領域を十分カバーする分光特性を有するものを使用し、R、G、Bの色情報の分離は各ラインセンサの表面に配置された色フィルタにより行なう。
また、この3ラインCCDセンサを用いてモノクロ原稿を読み取る場合、3つのラインセンサの内、1つの出力、一般的には朱色の捺印を確実に読み取る目的でGのラインセンサ出力を用いる場合と、3つのラインセンサの出力を全て用いてモノクロ画像信号を生成する場合とがある。
しかしながら、受光面上に色フィルタを配置しないラインセンサを用いた、一般的なモノクロスキャナでカラー原稿を読み取った場合、上記ラインセンサには原稿からの反射光が入射するため、輝度の変化は読取れるが、色に関する情報は読み取ることができない。よって、例えば下地が青の原稿の上に赤文字で情報が構成されているような場合、光源の分光特性にも影響されるが、反射率が同じであった場合、青色と赤色の区別ができず、同一のモノクロ信号として処理されてしまい、カラー原稿にはあった情報が欠落してしまうという問題があった。
また、赤(以下、Rと記す)緑(以下、Gと記す)青(以下、Bと記す)の色フィルタをそれぞれ3つのラインセンサの表面に配置した3列のラインセンサを用いてカラー原稿をモノクロ複写する場合、カラー原稿の用紙の色によっては同一色となり、カラー原稿上の情報が欠落してしまう場合がある。
スキャナでは、原稿からの反射光を各ラインセンサ上に結像させて画像情報を読み取っているため、光の3原色である赤、青、緑の加色法によって色情報が再現される。
また、ラインセンサ上の色フィルタである赤と青と緑の波長域を加算して平均することで擬似的に無彩色を生成する方式も知られる。この場合、モノクロ情報(グレースケール情報)=(赤情報+青情報+緑情報)/3で算出することができる。
しかし、上述のような平均値を用いると、例えば、青色の用紙(下地)上に赤文字で情報が記載されているような原稿の場合、下地の青情報読取時の各ラインセンサの出力が(赤:青:緑)=(0:255:0)であり、赤文字情報読取時の各ラインセンサの出力が(赤:青:緑)=(255:0:0)であるような場合には、青下地情報をモノクロ化した場合、(0+255+0)/3=85となり、赤文字情報をモノクロ化した場合、(255+0+0)/3=85となる。
すなわち、青色の用紙上に記載された赤色の文字情報が欠落してしまう。
また同様に、赤色と青色と緑色のバランス(色度)が異なる画像であっても、赤と青と緑の加算結果が同一である情報は全て同一の情報としてモノクロ複写の信号として扱われるため、カラー原稿をモノクロ複写した場合、文字または画像が欠落してしまう場合があった。
この発明の実施の形態は、カラー画像に基づいてモノクロ画像を生成する場合における、当該カラー画像上における有彩色の画像情報の欠落を防止するための技術を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の一態様に係る画像処理装置は、原稿からモノクロでの画像読み取りを行ないモノクロ画像データを取得する第1の画像読取部と、原稿からカラーでの画像読み取りを行ないカラー画像データを取得する第2の画像読取部と、前記第2の画像読取部にて読み取られたカラー画像データにおける有彩色の画像領域を抽出した画像データを生成する抽出画像生成部と、前記抽出画像生成部にて生成された画像データに基づいて、前記第1の画像読取部にて読み取られたモノクロ画像データにおける前記抽出画像生成部により抽出された有彩色の画像領域に対応するモノクロ信号の輝度を増加させるように補正する輝度補正部とを備えてなることを特徴とする構成としている。
また、本発明の一態様に係る画像処理方法は、原稿からモノクロでの画像読み取りを行ないモノクロ画像データを取得する第1の画像読取ステップと、原稿からカラーでの画像読み取りを行ないカラー画像データを取得する第2の画像読取ステップと、前記第2の画像読取ステップにて読み取られたカラー画像データにおける有彩色の画像領域を抽出した画像データを生成する抽出画像生成ステップと、前記抽出画像生成ステップにて生成された画像データに基づいて、前記第1の画像読取ステップにて読み取られたモノクロ画像データにおける前記抽出画像生成ステップにより抽出された有彩色の画像領域に対応するモノクロ信号の輝度を増加させるように補正する輝度補正ステップとを備えてなることを特徴とする構成としている。
本発明によれば、カラー画像に基づいてモノクロ画像を生成する場合における、当該カラー画像上における有彩色の画像情報の欠落を防止することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本実施の形態による画像処理装置Mの概略構成を示す図である。
画像処理装置Mは、原稿Orgに光を照射する光源1、原稿Orgに対して均一な光を照射する目的で配光特性を調整するリフレクタ2、原稿Orgからの反射光を受ける第1ミラー3、第1ミラー3からの反射光を受ける第2ミラー5、第2ミラー5からの反射光を受ける第3ミラー6、第3ミラー6からの反射光を4ラインCCDセンサ9の結像面に結像させるための集光レンズ8、集光レンズ8により結像された光エネルギーを光電変換により電荷に変更し、結像した画像を順次電気信号として外部に出力する4ラインCCDセンサ9、4ラインCCDセンサ9を実装するCCDセンサ基板10、CCDセンサ基板10から出力されるCCD出力信号に各種処理を行なう制御基板11、CCDセンサ基板10と制御基板11と電気的に接続するハーネス11、白基準板13、原稿Orgを載置するための原稿台ガラス14および原稿押さえカバー15を備えている。
光源1、リフレクタ2および第1ミラー3から第1キャリジ4が構成され、第2ミラー5および第3ミラー6から第2キャリジ7が構成されている。原稿台ガラス14上に載置された原稿Orgを読み取る場合は、第1キャリジ4が図示しない駆動手段により図1の左から右方向に移動する。
この際、原稿Orgと4ラインCCDセンサ9の結像面の距離である光路長を変化させないために、第2キャリジ7を、第1キャリジ4と同方向に第1キャリジ4の移動速度の半分の速度で移動させる。
続いて、画像処理装置Mにおける原稿からの画像読取処理について説明する。
画像処理装置Mでは原稿orgが原稿台ガラス14上に下向きに置かれ、原稿orgは開閉自在に設けられた原稿固定用のカバー15を閉めることで原稿台ガラス14上に押さえつけられる。
原稿orgは光源1で照射され、原稿orgからの反射光が第1ミラー3、第2ミラー5、第3ミラー6、及び集光レンズ8を介し、CCDセンサ基板10に実装されたCCDラインセンサ9のセンサ面上に結像される。原稿orgには、第2キャリジ7が図示しないキャリジ駆動用モータで移動することで、光源1からの照射光が走査される。
このようにして原稿ガラス14上に置かれた原稿orgは1ライン毎に順次読み取られ、CCDラインセンサ9により反射光である光信号の強度に応じたアナログ電気信号に変換される。その後、変換されたアナログ電気信号をデジタル信号に変換し、ハーネス12を介しCCDセンサ関連の制御信号を扱う制御基板11において、上記集光レンズ8による低周波歪みや、CCDラインセンサ9の感度バラツキにより生じる高周波歪みを補正するシェーディング(歪み)補正等のデジタル信号処理が施される。また、上記、アナログ電気信号をデジタル信号に変換する処理はCCDセンサ基板10で行ってもハーネス12を介して接続される制御基板11で行ってもよい。
上記シェーディング補正を行なう際、黒の基準となる信号と白の基準となる信号が必要となり、前者黒基準信号は光源1を消灯状態として、CCDラインセンサ9に光が照射しない状態でのCCDラインセンサ9の出力信号とし、後者白基準信号は光源1を点灯状態として白基準板13を読み取った際のCCDラインセンサ9の出力信号とする。また、この基準信号を生成する際は、特異点や量子化誤差による影響を低減させるために複数ライン分の信号を平均化することが一般的に行われている。
図2は、4ラインCCDセンサ9の概略的な構成を示す図である。4ラインCCDセンサ9は、モノクロ用ラインセンサ(第1の画像読取部)9Kと、赤色用ラインセンサ9R、赤色用ラインセンサ9Gおよび青色用ラインセンサ9Bからなるカラー用ラインセンサ(第2の画像読取部)とを備えている。
まず、モノクロ用ラインセンサ9Kは、受光面に色フィルタを設けないフォトダイオードアレイ9K3、フォトダイオードアレイ9K3で変換された奇数番目の画素の電荷を隣接するアナログシフトレジスタ9K1に転送するためのシフトゲート9K2、電荷を出力側に順次転送するアナログシフトレジスタ9K1、フォトダイオードアレイ9K3で変換された偶数番目の画素の電荷を隣接するアナログシフトレジスタ9K5に転送するためのシフトゲート9K4および電荷を出力側に順次転送するアナログシフトレジスタ9K5を備えている。
赤色用ラインセンサ9Rは、受光面上に青色フィルタを配置したフォトダイオードアレイ9R1、フォトダイオードアレイ9R1で変換された画素の電荷を隣接するアナログシフトレジスタ9R3に転送するためのシフトゲート9R2および電荷を出力側に順次転送するアナログシフトレジスタ9R3を備えている。
また、緑色用ラインセンサ9Gは、受光面上に青色フィルタを配置したフォトダイオードアレイ9G1、フォトダイオードアレイ9G1で変換された画素の電荷を隣接するアナログシフトレジスタ9G3に転送するためのシフトゲート9G2および電荷を出力側に順次転送するアナログシフトレジスタ9G3を備えている。
また、青色用ラインセンサ9Bは、受光面上に青色フィルタを配置したフォトダイオードアレイ9B1、フォトダイオードアレイ9B1で変換された画素の電荷を隣接するアナログシフトレジスタ9B3に転送するためのシフトゲート9B2および電荷を出力側に順次転送するアナログシフトレジスタ9B3を備えている。
図2に示した4ラインCCDセンサ9は、フォトダイオードアレイ9K3と、フォトダイオードアレイ9B3、フォトダイオードアレイ9G3およびフォトダイオードアレイ9R3の有効画素数を異ならせた構成となっている。
各アナログシフトレジスタを制御するCLK1とCLK2は、逆位相で、シフトゲート9K2および9K4を制御するSHK信号と、シフトゲート9B2を制御するSHB信号と、シフトゲート9G2を制御するSHG信号と、シフトゲート9R2を制御するSHR信号が、ゲートを開く‘H’期間及びその前後の期間で停止するように入力される。なお、ここでは‘H’期間がゲートが開かれる期間であるとしたが、これに限られるものではなく、同様の動作を‘L’期間に実行させるようにすることもできる。
また、本実施の形態による画像処理装置Mでは、フォトダイオードアレイ9K3の有効画素数は、フォトダイオードアレイ9B1、フォトダイオードアレイ9G1、フォトダイオードアレイ9R1の2倍に設定されているものとする。
例えば、297mmの原稿幅を読み取る際、フォトダイオードアレイ9K3は600dpi(dot per inch)の解像度で読み取るとすれば、フォトダイオードアレイ9B1、フォトダイオードアレイ9G1、フォトダイオードアレイ9R1は300dpiの解像度で読み取ることになる。
図3はラインセンサ9Kの分光感度特性を示すグラフであり、図4はラインセンサ9R、ラインセンサ9Gおよびラインセンサ9Bそれぞれの分光感度特性を示すグラフである。
4ラインCCDセンサ9は、上述のようにラインセンサの受光表面に色フィルタを配置しないラインセンサ9Kと、色フィルタを配置したラインセンサ9R、9Gおよび9Bで構成されており、これらラインセンサに光源からの光を一様に照射した場合、ラインセンサ9Rまたはラインセンサ9G、またはラインセンサ9Bは特定領域の波長にしか感度を持たないのに対し、ラインセンサ9Kは波長領域400nm未満から1000nmを超える部分にまで感度があるので、出力されるアナログ信号振幅はラインセンサR、G、Bから出力されるアナログ信号振幅よりも大きいものになる。
原稿orgが、例えばA4サイズの原稿である場合、長手方向に297mm、短手方向に210mmの面積を有することになる。この原稿の長手方向を主走査方向、短手方向を副走査方向として原稿読取動作を行なう場合、CCDラインセンサ9のフォトダイオードアレイの有効画素の数は最低でも7016画素(400dpi時は4677画素)必要となる。
一般的には7500画素(400dpi時は5000画素)のセンサとなる。また、CCDラインセンサは図3に示すように上記有効画素7500画素の前段に光が入射しないようにフォトダイオードアレイの一部にアルミ等で遮光した光シールド画素部分、有効画素の前後にダミー画素、空送り部分があるため、CCDラインセンサに蓄積した電荷全てを外部に出力するためには7500画素を超える転送CLK数が必要となる。
ここで、上述の有効画素領域外の光シールド画素部分と、空送り部分と、ダミー画素部分の合計を転送CLKの数で500ヶとすると、1ライン分のCCDラインセンサに蓄積された電荷を全てCCDラインセンサの外部に出力するためには8000ヶの転送CLK分の時間がが必要となり、その時間が1ラインの光蓄積時間(tINT)となる。
続いて、制御基板11の詳細について説明する。図5は、本実施の形態による画像処理装置Mにおける制御回路系の概略構成を示す図である。
制御基板11は、CPU等の処理IC11Aと、各種タイミング生成回路11Bと、各種アナログ処理回路11Cと、ラインメモリ回路11Dと、画像処理回路部11Eとから構成される。
処理IC11Aは、CCDセンサ9の信号処理系を制御する他に、アドレスバスとデータバス等の制御信号を用い、光源1の制御を行なう光源制御回路17や第1キャリジ4と第2キャリジ7を移動させるためのモータ19を制御するための駆動系制御回路18の制御も行なう。
各種タイミング生成回路11Bでは、図2に示したSH信号や転送CLK1、2等、CCDラインセンサ9を駆動するために必要な信号と、各種アナログ処理に必要な信号を生成する。各種タイミング生成回路11Bで生成したCCDラインセンサ9の駆動に必要な信号は、CCDセンサ制御回路10Aでタイミング調整を行ない、信号振幅レベル合わせや波形整形のための処理を行なうCCDドライバ10Bを介してCCDラインセンサ9に入力される。ここで、CCDセンサ制御回路10Aは、各種タイミング生成回路11Bに含まれる構成としてもよい。
CCDラインセンサ9からの出力は、各種アナログ処理回路11Cに入力され、所定のアナログ処理が行われる。なお、各種アナログ処理回路11Cは、必ずしも制御基板11に配置する必要はなく、例えばCCDセンサ基板10に配置しても機能的に問題はない。
CCDラインセンサ9は、図2に記載したように、各ラインセンサが所定の間隔をもって配置されているため、各ラインセンサの読み取り位置にはズレが生じている。ラインメモリ回路11Dでは、上記読み取り位置のズレを補正する。画像処理回路部11Eでは、前記ラインメモリ回路11Dの制御を行なう他に、デジタル信号に変換された画像信号を用いて行なうシェーディング補正、拡大/縮小処理、LOG変換等の処理が行われる。また、カラー原稿を読み取り、その画像を無彩色であるモノクロ信号に変換する処理もこの画像処理回路部11Eで行われる。
図6は、本実施の形態による画像処理装置Mと画像形成装置から構成した複写装置の概念図を示す図である。
当該複写装置は、例えば、画像処理装置Mと、記憶媒体であるメモリと、各種画像処理部20と、半導体レーザを用いたレーザ光学系18と、電子写真プロセスを用いてトナーで画像を形成する画像形成部19からなる画像形成装置(プリンタ部B)と、これら全ての制御を行なうシステム制御部と、ユーザが直接入力を行なうコントロールパネルとを備えている。当該複写装置と外部PC1、PC2、PC3、・・・・との間での通信を行なう場合には、これらPCとシステム制御部からネットワークを介して接続する。
図7は、本実施の形態による画像処理装置Mについて説明するための機能ブロック図である。
本実施の形態による画像処理装置Mは、表現色情報取得部101、角度設定部102、第1の画像読取部103、第2の画像読取部104、抽出画像生成部105(差分算出部105a,信号算出部105b)、輝度補正部106(加算処理部106a)、操作入力部107、CPU801およびMEMORY802を備えてなる構成となっている。
表現色情報取得部101は、操作入力部108へのユーザの操作入力(或いは、画像処理装置Mと通信可能な外部機器から入力された情報)に基づいて、輝度補正部106における補正処理により得られる画像データにおいて識別可能に表現されるべき(特に画像情報が失われてはならない)色に関する情報を取得する。ここでは、例えば印鑑の色である「朱色」や、サインに一般的に用いられる「青色」が識別可能に表現されるべき色であるものとする。
角度設定部102は、表現色情報取得部101にて取得される情報に基づいて、カラー画像データと色相変換後画像データの間で異ならせるべき色成分の色相環における角度(色相の変化量)を設定する(詳細は後述)。角度設定部102にて設定された角度値は、例えばMEMORY802に格納されるか、差分算出部105aに対して送信される。
第1の画像読取部103は、原稿からモノクロでの画像読み取りを行ない、モノクロ画像データを取得する。
第2の画像読取部104は、原稿からカラーでの画像読み取りを行ない、カラー画像データを取得する。
具体的に、第1の画像読取部103は、第1の解像度(例えば、600dpi)で原稿の画像読み取りを行なうものであり、第2の画像読取部104は、第1の解像度よりも低い第2の解像度(例えば、300dpi)で原稿の画像読み取りを行なう。
ここでの第2の画像読取部104は、赤色用CCDラインセンサ、緑色用CCDラインセンサおよび青色用CCDラインセンサを備えた3CCDラインセンサである。
第1の画像読取部103および第2の画像読取部104は、原稿から読み取った画像データを同時に出力し、不図示のページメモリやMEMORY802に格納させる。
抽出画像生成部105は、第2の画像読取部104にて読み取られたカラー画像データにおける有彩色の画像領域を抽出した画像データを生成する。
抽出画像生成部105は、第2の画像読取部104にて読み取られたカラー画像データの色成分と、該カラー画像データの色成分の色相を変化させた色相変換後画像データの色成分との差分を算出する差分算出部105aと、差分算出部105aにて算出された色成分の差分からなる画像データの色成分をRGB色空間で表現した場合における、R信号、G信号およびB信号の平均値としてのグレースケール信号を算出する信号算出部105bとを備えている。
具体的に、差分算出部105aは、カラー画像データの色成分の色相環における角度と、色相変換後画像データの色相環における角度とを、角度設定部102にて設定される角度分だけ異ならせて、カラー画像データの色成分と色相変換後画像データの色成分との差分を算出する。
また、信号算出部105bは、グレースケール信号を、無彩色は0とし、有彩色は0を超える値として算出する。
輝度補正部106は、抽出画像生成部にて生成された画像データに基づいて、第1の画像読取部にて読み取られたモノクロ画像データにおける抽出画像生成部により抽出された有彩色の画像領域に対応するモノクロ信号の輝度を増加させるように補正する。
輝度補正部106は、第1の画像読取部にて読み取られたモノクロ画像データにおけるモノクロ信号に対して、信号算出部にて算出されたグレースケール信号を加算する加算処理部106aを備えている。
操作入力部107は、キーボード、マウス、タッチパネルディスプレイ等から構成されており、ユーザの操作入力を受け付ける役割を有している。
CPU801は、画像処理装置における各種処理を行なう役割を有しており、またMEMORY802に格納されているプログラムを実行することにより種々の機能を実現する役割も有している。MEMORY802は、例えばHDD、ROM、RAM等から構成されており、画像処理装置において利用される種々の情報やプログラムを格納する役割を有している。
換言すれば、本実施の形態による画像処理装置Mは、原稿からモノクロでの画像読み取りを行ないモノクロ画像データを取得する第1の画像読取部と、原稿からカラーでの画像読み取りを行ないカラー画像データを取得する第2の画像読取部と、前記第2の画像読取部にて読み取られたカラー画像データの色成分と、該カラー画像データの色成分の色相を変化させた色相変換後画像データの色成分との差分を算出する差分算出部と、前記差分算出部にて算出された色成分の差分からなる画像データの色成分をRGB色空間で表現した場合における、R信号、G信号およびB信号の平均値としてのグレースケール信号を算出する信号算出部と、前記第1の画像読取部にて読み取られたモノクロ画像データにおけるモノクロ信号に対して、前記信号算出部にて算出されたグレースケール信号を加算する加算処理部とを備えてなる。
続いて、本実施の形態による画像処理装置における処理の詳細について説明する。
図8は、色に関する一般的な概念について説明するための図である。色は、色の明るさを表す「明度(上下方向における上方向が白、下方向が黒)」と、明度を表す軸に対しての距離で色の鮮やかさを現す「彩度」、色空間を表す「色相」の3つのパラメータで表現することができる。
本実施の形態では主に色相に関する処理を行なうため、その説明を行なう。図9は、色相について説明するための色相環を示す図である。同図では、色を20種類に分けて表示している。
図10は、図9にて示した色相環における色相の位相の関係を説明するための図である。図10にて示される色相環における位置A(オレンジ部)は、色相環における位相を60°時計回り方向に動かすことで薄い緑色(位置B)に変化する。
この色の関係は、一般的であり、例えば「赤」を右方向に60°位相を変化させると「黄色」、「緑」を右方向に60°位相を変化させると「シアン」、「青」を右方向に60°位相を変化させると「マゼンタ」というように、それぞれの色が加色法と減色法の基準色となる。
図11は、具体的な画像について色相環における位相を60°変化させた様子を示す図である。同図に示すように、この位相の変化により、オレンジ色は薄い緑に変化し、青はマゼンタに変化するが、無彩色である白(下段の「TOSHIBA」の文字部分)または黒は位相を変化させても変化していないことがわかる。
本実施の形態では、この原理を活用して、カラー画像における有彩色の画像領域と無彩色の画像領域との判別を行なう。なお、この具体的な判別方法については後述する。
ラインメモリ回路11Dから出力されるラインセンサR,G,Bからの出力R、G、B信号により、カラーRGB信号が構成されるが、このカラーRGB信号を色相を表現できる形式に変換する。
この変換処理は、オストワルト表色系のHLS(H:色相、L:明度、S:彩度)やHSV(H:色相、S:彩度、V:強度)、CIEが1976年に推奨したLab(L:明度指数、a:知覚色度、b:知覚色度)を用いることができる。本実施の形態では、Labを用いて色相の位相を変化させる場合を例に挙げて説明を行なうが、他の方法によって色相の位相を変えても同様の処理を行なうことができることは言うまでもない。
カラーRGB信号は、下記の式(1)を用いて、まず視野XYZ表示系に変換し、その後、下記の式(2)を用いてLab信号に変換する。式(1)と式(2)は一般的な式であるため、ここでは説明を省略する。
Figure 2009089382
Figure 2009089382
変換前データ座標
(a0,b0) = (α×cosθ,α×sinθ)・・・(3)
変換後データ座標
(a1,b1) = (α×cos(θ+A),α×sin(θ+A))・・・(4)
上述のようにして色変換された信号の色相をab色空間上の座標で(a0、b0)とする。
一例として、図12に示すようにRed(赤)を上記座標で表すと、上記の式(3)から、
Red(a0、b0)=(α×cos0、α×sin0)=(α、0)
で表すことができる(αは上記の明度になるが、ここでは定数として扱う)。
ここで位相を60°変化させた情報を(a1、b1)とすると、上記の式(4)から、
(a1、b1)=(α×cos(0+60)、α×sin(0+60))
=(0.5α、0.87α)
と表すことができる。
以上のような方法により、処理対象となる画像データの色相を変化させる。
図13は、本実施の形態による画像処理装置Mにおける処理の詳細について説明するためのフローチャートである。
同フローチャートでは、処理対象であるカラー画像のRGB信号に対して色相を変化させる処理を行なわない流れと、上述の式(1)および式(2)を用いた変換を行なう流れとを分けて示している。上記処理の対象となる信号を(R0、G0、B0)とする。
まず、(R0、G0、B0)を上記式(1)と式(2)を用いてLab信号に変換し、(a0、b0)を生成する(S101,S102)。
図12では、色相の位相を変化させる角度Aを60°としたが、この変化量は0°から360°間で任意に(操作入力部へのユーザの操作入力に基づいて、或いは角度設定部によって)設定することが可能である(S103)。
ここで、図12にて示したab平面状の横軸に対する画像位置の角度は、画像の色相によって異なるため、「θ」とする。
次に、式(4)を用いて、(a0、b0)を、(a1、b1)の座標に変換し(S104)、その後、変換したab信号と、元のL(輝度)信号を用いてRGB信号に再変換する(S105)。この際の変換式は、下記の式(5)および式(6)となるが、これらの式についても一般的な式であるため説明は割愛する。
Figure 2009089382
Figure 2009089382
続いて、上述のようにして再変換されたRGB信号を(R1、G1、B1)とする。
次に、処理前の(R0、G0、B0)と処理後の(R1、G1、B1)の差分をとって、色が変化した画像領域を差分絶対値処理に基づいて抽出する(S106)。以下、有彩色として「青」の画像領域を有し、無彩色として「黒」と「白」の画像領域を有する画像データを例に挙げて、具体的に色相を60°変化させた場合について説明する(ここで、黒=0、白=255の8bit信号とする)。
青(Blue):
処理前の(R0、G0、B0)=(0、0、255)
処理後の(R1、G1、B1)=(255、0、255)
差分処理:(−255、0、0)
絶対値処理:(255、0、0)=(ΔR、ΔG、ΔB)
黒(Black):
処理前の(R0、G0、B0)=(0、0、0)
処理後の(R1、G1、B1)=(0、0、0)
差分処理:(0、0、0)
絶対値処理:(0、0、0)=(ΔR、ΔG、ΔB)
白(White):
処理前の(R0、G0、B0)=(255、255、255)
処理後の(R1、G1、B1)=(255、255、255)
差分処理:(0、0、0)
絶対値処理:(0、0、0)=(ΔR、ΔG、ΔB)
このように、彩度の無い無彩色情報は色相を変化させてもRGBバランスは変化しない。本実施の形態での目的は、カラー画像に基づいてモノクロ画像を生成する場合におけるモノクロ信号の補正であるから、差分絶対値処理で算出した信号を下記式(7)によって平均化することでモノクロ信号処理可能なΔKに変換する。
ΔK=(ΔR+ΔG+ΔB)/3 ・・・(7)
このΔKを有彩色補正情報とする(S107)。
次に、有彩色として「青」の画像領域を有し、無彩色として「黒」と「白」の画像領域を有する画像データを例に挙げて、具体的に説明する。
青(Blue):
絶対値処理:=(ΔR、ΔG、ΔB)=(255、0、0)、ΔK=(255+0+0)/3=85
黒(Black):
絶対値処理:=(ΔR、ΔG、ΔB)=(0、0、0)、ΔK=(0+0+0)/3=0
白(White):
絶対値処理:=(ΔR、ΔG、ΔB)=(0、0、0)、ΔK=(0+0+0)/3=0
次に、ラインセンサKから出力され、シェーディング処理を行ったモノクロ信号(図13では、「K信号入力」と記載)K0に元のモノクロ信号である上記有彩色補正情報ΔKを、加算処理部106a(有彩色部分修正処理)において加算処理を行なう(S108)。
ラインセンサ9Kにて青色の画像領域を読み取った場合、図3に示した分光感度特性と図示しない光源の発光特性により変化するが、原稿orgからの反射光の比により決まるため、ここでは一例として原稿の青部を読み取った際のモノクロ信号を30とすると、青:K0+ΔK=30+85=115となる。
下地上の白や黒文字等の無彩色情報はΔK=0のため、加算処理を行っても情報は変化しない。これらのことにより、カラー情報をモノクロ複写するような場合、有彩色部分には全体的に明るくなる方向の処理が施され、無彩色部分の色はそのまま保持される。
このように、有彩色を平均化して無彩色にする処理のように、色が単純に失われてしまう処理(赤:255、0、0の平均は85、青:0、0、255の平均は85となり、単純平均化では同一のグレーとなる)に比べ、本実施の形態における画像処理方法では、色相の変化量によりカラー情報を考慮したモノクロ画像を生成することができる。
また、本処理をモノクロ原稿の複写に使用した場合、モノクロ原稿は無彩色で構成されているため、上記白、黒のように有彩色補正情報ΔK=0となる。よって、モノクロ原稿の場合は、上述のような補正処理は行われない。
図14は、図13に示したフローチャートに合わせた画像の色の変化を示す概念図である。図14から明らかなように、カラー原稿の青下地上の黒文字部分はモノクロ信号ではつぶれてしまって判別できないが、本実施の形態による処理を行なうことで有彩色の画像部分が判別できる画像となることがわかる。
また、この処理を行なうことにより、画像上の有彩色の画像領域の輝度が上がる(濃度が低くなる)ため、本実施の形態による画像処理装置Mを画像形成装置に適用することにより、トナー消費量を減少させることができるという効果を奏する。
図15は、図2にて示した4ラインCCDセンサ9の他の例である4ラインCCDセンサ9’の概略的な構成を示す図である。同図に示すように、4ラインCCDセンサを構成する各ラインセンサの解像度は、モノクロ用ラインセンサ9K’と、赤色用ラインセンサ9R、緑色用ラインセンサ9Gおよび青色用ラインセンサ9Bが同じ値に設定されていてもよい。
4ラインCCDセンサ9’は、モノクロ用ラインセンサ(第1の画像読取部)9K’と、赤色用ラインセンサ9R、赤色用ラインセンサ9Gおよび青色用ラインセンサ9Bからなるカラー用ラインセンサ(第2の画像読取部)とを備えている。
まず、モノクロ用ラインセンサ9K’は、受光面上に色フィルタを設けていないフォトダイオードアレイ9K3、フォトダイオードアレイ9K3で変換された画素の電荷を隣接するアナログシフトレジスタ9K5に転送するためのシフトゲート9K4および電荷を出力側に順次転送するアナログシフトレジスタ9K5を備えている。
赤色用ラインセンサ9Rは、受光面上に青色フィルタを配置したフォトダイオードアレイ9R1、フォトダイオードアレイ9R1で変換された画素の電荷を隣接するアナログシフトレジスタ9R3に転送するためのシフトゲート9R2および電荷を出力側に順次転送するアナログシフトレジスタ9R3を備えている。
また、緑色用ラインセンサ9Gは、受光面上に青色フィルタを配置したフォトダイオードアレイ9G1、フォトダイオードアレイ9G1で変換された画素の電荷を隣接するアナログシフトレジスタ9G3に転送するためのシフトゲート9G2および電荷を出力側に順次転送するアナログシフトレジスタ9G3を備えている。
また、青色用ラインセンサ9Bは、受光面上に青色フィルタを配置したフォトダイオードアレイ9B1、フォトダイオードアレイ9B1で変換された画素の電荷を隣接するアナログシフトレジスタ9B3に転送するためのシフトゲート9B2および電荷を出力側に順次転送するアナログシフトレジスタ9B3を備えている。
図16は、本実施の形態による画像処理装置Mにおける処理の流れについて説明するためのフローチャートである。
表現色情報取得部101は、輝度補正ステップにおける補正処理により得られる画像データにおいて識別可能に表現されるべき色に関する情報を取得する(表現色情報取得ステップ)(S901)。
角度設定部102は、表現色情報取得ステップにて取得される情報に基づいて、カラー画像データと色相変換後画像データの間で異ならせるべき色成分の色相環における角度を設定する(角度設定ステップ)(S902)。
第1の画像読取部103は、原稿からモノクロでの画像読み取りを行ないモノクロ画像データを取得する(第1の画像読取ステップ)(S903)。
第2の画像読取部104は、原稿からカラーでの画像読み取りを行ないカラー画像データを取得する(第2の画像読取ステップ)(S904)。
差分算出部105aは、第2の画像読取ステップにて読み取られたカラー画像データの色成分と、該カラー画像データの色成分の色相を変化させた色相変換後画像データの色成分との差分を算出する(差分算出ステップ)(S905)。
差分算出ステップでは、カラー画像データの色成分の色相環における角度と、色相変換後画像データの色相環における角度とを、上述の角度設定ステップにて設定される角度分(位相変化量A)だけ異ならせて、カラー画像データの色成分と色相変換後画像データの色成分との差分を算出する。もちろん、カラー画像データと色相変換後画像データの間で異ならせるべき色成分の色相環における角度は、必ずしも表現色情報取得部101にて取得された情報に基づいて設定された角度である必要はなく、例えば、加算処理ステップで得られるモノクロ画像において印鑑の画像(朱色の画像)を確実に識別できるように、当該角度を予め設定しておいてもよい。
信号算出部105bは、差分算出ステップにて算出された色成分の差分からなる画像データの色成分をRGB色空間で表現した場合における、R信号、G信号およびB信号の平均値としてのグレースケール信号を算出する(信号算出ステップ)(S906)。具体的に、信号算出ステップでは、グレースケール信号を、無彩色は0とし、有彩色は0を超える値として算出している。
加算処理部106aは、第1の画像読取ステップにて読み取られたモノクロ画像データにおけるモノクロ信号に対して、信号算出ステップにて算出されたグレースケール信号を加算する(加算処理ステップ)(S907)。
なお、上述のフローチャートでは、差分算出ステップおよび信号算出ステップが、第2の画像読取ステップにて読み取られたカラー画像データにおける有彩色の画像領域を抽出した画像データを生成する抽出画像生成ステップに相当する。
また、加算処理ステップが、 抽出画像生成ステップにて生成された画像データに基づいて、第1の画像読取ステップにて読み取られたモノクロ画像データにおける抽出画像生成ステップにより抽出された有彩色の画像領域に対応するモノクロ信号の輝度を増加させるように補正する輝度補正ステップに相当している。
上述の画像処理装置での処理における各ステップは、MEMORY802に格納されている画像処理プログラムをCPU801に実行させることにより実現されるものである。
本実施の形態では装置内部に発明を実施する機能が予め記録されている場合で説明をしたが、これに限らず同様の機能をネットワークから装置にダウンロードしても良いし、同様の機能を記録媒体に記憶させたものを装置にインストールしてもよい。記録媒体としては、CD−ROM等プログラムを記憶でき、かつ装置が読み取り可能な記録媒体であれば、その形態は何れの形態であっても良い。またこのように予めインストールやダウンロードにより得る機能は装置内部のOS(オペレーティング・システム)等と共働してその機能を実現させるものであってもよい。
このように、本実施の形態によれば、輝度情報と色情報を用いて処理を行なうため、従来の画像処理技術ではカラー原稿をモノクロ複写した場合に、画像情報が欠落してしまうような原稿であっても、画像情報の欠落のないモノクロ画像を得ることができる。また、原稿の有彩色部分の濃度を従来のモノクロ複写に対して全体的に明るくすることができるため、トナー消費量を抑えることができる。
また、文字等の細線の検出を行ない、その結果に応じで文字等の細線画像を強調することも可能であり、このようにすることで良好なモノクロ画像を得ることができる。
本発明を特定の態様により詳細に説明したが、本発明の精神および範囲を逸脱しないかぎり、様々な変更および改質がなされ得ることは、当業者には自明であろう。
以上に詳述したように本発明によれば、カラー画像に基づいてモノクロ画像を生成する場合における、当該カラー画像上における有彩色の画像情報の欠落を防止するための技術を提供することができる。
本実施の形態による画像処理装置Mの概略構成を示す図である。 4ラインCCDセンサ9の概略的な構成を示す図である。 ラインセンサ9Kの分光感度特性を示すグラフである。 ラインセンサ9R、ラインセンサ9Gおよびラインセンサ9Bそれぞれの分光感度特性を示すグラフである。 本実施の形態による画像処理装置Mにおける制御回路系の概略構成を示す図である。 本実施の形態による画像処理装置Mと画像形成装置から構成した複写装置の概念図を示す図である。 本実施の形態による画像処理装置Mについて説明するための機能ブロック図である。 色に関する一般的な概念について説明するための図である。 色相について説明するための色相環を示す図である。 図9にて示した色相環における色相の位相の関係を説明するための図である。 具体的な画像について色相環における位相を60°変化させた様子を示す図である。 ab色空間で色相を60°位相変化させた場合についての説明図である。 本実施の形態による画像処理装置Mにおける処理の詳細について説明するためのフローチャートである。 図13に示したフローチャートに合わせた画像の色の変化を示す概念図である。 図2にて示した4ラインCCDセンサ9の他の例である4ラインCCDセンサ9’の概略的な構成を示す図である。 本実施の形態による画像処理装置Mにおける処理の流れについて説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 光源、2 リフレクタ、3 第1ミラー、4 第1キャリッジ、5 第2ミラー、6 第3ミラー、7 第2キャリッジ、8 集光レンズ、9 4ラインCCDセンサ、10 CCD基板センサ、11 制御基板、13 白基準板、14 原稿台ガラス、18 駆動系制御回路、19 モータ、101 表現色情報取得部、102 角度設定部、103 第1の画像読取部、104 第2の画像読取部、105 抽出画像生成部、105a 差分算出部、105b 信号算出部、106 輝度補正部、107 操作入力部。

Claims (13)

  1. 原稿からモノクロでの画像読み取りを行ないモノクロ画像データを取得する第1の画像読取部と、
    原稿からカラーでの画像読み取りを行ないカラー画像データを取得する第2の画像読取部と、
    前記第2の画像読取部にて読み取られたカラー画像データにおける有彩色の画像領域を抽出した画像データを生成する抽出画像生成部と、
    前記抽出画像生成部にて生成された画像データに基づいて、前記第1の画像読取部にて読み取られたモノクロ画像データにおける前記抽出画像生成部により抽出された有彩色の画像領域に対応するモノクロ信号の輝度を増加させるように補正する輝度補正部と
    を備えてなる画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記抽出画像生成部は、
    前記第2の画像読取部にて読み取られたカラー画像データの色成分と、該カラー画像データの色成分の色相を変化させた色相変換後画像データの色成分との差分を算出する差分算出部と、
    前記差分算出部にて算出された色成分の差分からなる画像データの色成分をRGB色空間で表現した場合における、R信号、G信号およびB信号の平均値としてのグレースケール信号を算出する信号算出部とを備え、
    前記輝度補正部は、
    前記第1の画像読取部にて読み取られたモノクロ画像データにおけるモノクロ信号に対して、前記信号算出部にて算出されたグレースケール信号を加算する加算処理部を備える画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記輝度補正部における補正処理により得られる画像データにおいて識別可能に表現されるべき色に関する情報を取得する表現色情報取得部と、
    前記表現色情報取得部にて取得される情報に基づいて、前記カラー画像データと色相変換後画像データの間で異ならせるべき色成分の色相環における角度を設定する角度設定部とを備え、
    前記差分算出部は、前記カラー画像データの色成分の色相環における角度と、前記色相変換後画像データの色相環における角度とを、前記角度設定部にて設定される角度分だけ異ならせて、前記カラー画像データの色成分と色相変換後画像データの色成分との差分を算出する画像処理装置。
  4. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記信号算出部は、前記グレースケール信号を、無彩色は0とし、有彩色は0を超える値として算出する画像処理装置。
  5. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記第1の画像読取部は、第1の解像度で原稿の画像読み取りを行なうものであり、前記第2の画像読取部は、前記第1の解像度よりも低い第2の解像度で原稿の画像読み取りを行なうものである画像処理装置。
  6. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記第2の画像読取部は、赤色用CCDラインセンサ、緑色用CCDラインセンサおよび青色用CCDラインセンサを備えた3CCDラインセンサである画像処理装置。
  7. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記第1および第2の画像読取部は、原稿から読み取った画像データを同時に出力する画像処理装置。
  8. 原稿からモノクロでの画像読み取りを行ないモノクロ画像データを取得する第1の画像読取ステップと、
    原稿からカラーでの画像読み取りを行ないカラー画像データを取得する第2の画像読取ステップと、
    前記第2の画像読取ステップにて読み取られたカラー画像データにおける有彩色の画像領域を抽出した画像データを生成する抽出画像生成ステップと、
    前記抽出画像生成ステップにて生成された画像データに基づいて、前記第1の画像読取ステップにて読み取られたモノクロ画像データにおける前記抽出画像生成ステップにより抽出された有彩色の画像領域に対応するモノクロ信号の輝度を増加させるように補正する輝度補正ステップと
    を備えてなる画像処理方法。
  9. 請求項8に記載の画像処理方法において、
    前記抽出画像生成ステップは、
    前記第2の画像読取ステップにて読み取られたカラー画像データの色成分と、該カラー画像データの色成分の色相を変化させた色相変換後画像データの色成分との差分を算出する差分算出ステップと、
    前記差分算出ステップにて算出された色成分の差分からなる画像データの色成分をRGB色空間で表現した場合における、R信号、G信号およびB信号の平均値としてのグレースケール信号を算出する信号算出ステップとを備え、
    前記輝度補正ステップは、
    前記第1の画像読取ステップにて読み取られたモノクロ画像データにおけるモノクロ信号に対して、前記信号算出ステップにて算出されたグレースケール信号を加算する加算処理ステップを備える画像処理方法。
  10. 請求項9に記載の画像処理方法において、
    前記輝度補正ステップにおける補正処理により得られる画像データにおいて識別可能に表現されるべき色に関する情報を取得する表現色情報取得ステップと、
    前記表現色情報取得ステップにて取得される情報に基づいて、前記カラー画像データと色相変換後画像データの間で異ならせるべき色成分の色相環における角度を設定する角度設定ステップとを備え、
    前記差分算出ステップは、前記カラー画像データの色成分の色相環における角度と、前記色相変換後画像データの色相環における角度とを、前記角度設定ステップにて設定される角度分だけ異ならせて、前記カラー画像データの色成分と色相変換後画像データの色成分との差分を算出する画像処理方法。
  11. 請求項8に記載の画像処理方法において、
    前記信号算出ステップは、前記グレースケール信号を、無彩色は0とし、有彩色は0を超える値として算出する画像処理方法。
  12. 請求項8に記載の画像処理方法において、
    前記第1の画像読取ステップは、第1の解像度で原稿の画像読み取りを行なうものであり、前記第2の画像読取ステップは、前記第1の解像度よりも低い第2の解像度で原稿の画像読み取りを行なうものである画像処理方法。
  13. 請求項8に記載の画像処理方法において、
    前記第1および第2の画像読取ステップは、原稿から読み取った画像データを同時に出力する画像処理方法。
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