JP2009088983A - 居場所通知方法及び住宅内監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】住宅側に設置され、住宅内の人の居場所情報を管理する住宅内監視システムからセンタ装置に人の居場所情報を通知するにあたり、住宅内監視システムとセンタ装置との間のネットワークのトラフィック量を低減することが可能な居場所通知方法及び住宅内監視システムを提供する。
【解決手段】住宅内での人の居場所を居場所検知手段で取得しておき、所定時間毎に、その所定時間の間に人の居場所の変化があったか否かをチェックし、居場所の変化があった場合には、現在の人の居場所を示す居場所情報をセンタ装置に送信し、居場所の変化がなかった場合には、前記居場所情報を前記センタ装置に送信しないようにする。
【選択図】図4

Description

この発明は、住宅家屋内における人の居場所を管理する住宅内監視システムから、外部のセンタ装置へ人の居場所を示す居場所情報を通知する際の居場所通知方法及び住宅内監視システムに関するものである。
地震、津波、土砂崩れ、台風、洪水、噴火等の災害が発生したときに、従業員やその家族の安否情報を速やかに把握する必要がある。このような災害時の安否を確認可能なシステムとしては、例えば、災害発生時に限られず、常に住宅内の人の居場所を把握管理しておくシステムと、災害発生時点での住宅内の人の居場所を確認するシステムとが考えられる。前者のように常に住宅内の人の居場所を把握管理しておくシステムとしては、例えば、災害の発生とは無関係な技術ではあるが、住宅内における高齢者などの人物の安否や在不在を管理するためのシステムがある。このような従来の住宅内監視システムでは、常に住宅内における人の居場所を管理し、住宅内での人の居場所の移動があると、その移動の度に、現在の人の居場所情報を、住戸とは別の外部のセンタ装置に逐一通知するようにしており、このようにすることで、人が住宅内に居たのかどうか、居たならばどの部屋にいたのかといったセンタ装置側で把握できるようにしている(以下、先行技術1という)。
また、後者のように、災害発生時点での住宅内の人の居場所を確認するシステムとしては、次のようなものがある。すなわち、災害が発生したことを示す災害情報を取得する取得手段を、区役所等の自治体や、気象庁などに設置されたセンタ装置に設置しておき、取得手段で災害情報を取得すると、センタ装置から、住宅側に設置した住宅内監視システムに、人の在不在情報の返信を求める返信要求信号を送信し、その返信要求信号に基づいて住宅内監視システム側から返信されてくる情報に基づいて、住宅内の人の有無を把握して安否を確認できるようにしたものである(例えば、特許文献1参照)(以下、先行技術2という)。
特開2007−134874号公報
しかしながら、先行技術1にあっては、人が住宅内の部屋を移動する度にセンタ装置に居場所情報が通知されるため、住宅とセンタ装置との間のネットワークのトラフィック量が増大し、また、居場所情報を受信したセンタ装置側の処理負荷も増大するという問題があった。
また、先行技術2にあっては、安否確認のための装置であるセンタ装置自身が災害情報を取得し、センタ装置側から住宅内の住宅内監視システムに対して返信要求信号を送信するようにしているため、災害発生時に、センタ装置と住宅内監視システムとの間のネットワークのトラフィックが瞬間的に増大してしまう。センタ装置と住宅内監視システムとの間のネットワークは、災害発生時にパンクして安否確認が行えないといった事態を避けることが必要とされており、ネットワークのトラフィック量は、極力少なくしたいという要望がある。
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、住宅側に設置され、住宅内の人の居場所情報を管理する住宅内監視システムからセンタ装置に人の居場所情報を通知するにあたり、住宅内監視システムとセンタ装置との間のネットワークのトラフィック量を低減することが可能な居場所通知方法及び住宅内監視システムを提供することを目的とする。
また、特に、災害発生時において住宅内監視システムとセンタ装置との間のネットワークのトラフィック量を低減することが可能な居場所通知方法及び住宅内監視システムを提供することを目的とする。
この発明に係る居場所通知方法は、住宅内での人の居場所情報を管理し、居場所情報を救助センタのセンタ装置にネットワークを介して送信する住宅内監視システムにおける居場所通知方法であって、住宅内での人の居場所を居場所検知手段で取得しておき、所定時間毎に、その所定時間の間に人の居場所の変化があったか否かをチェックし、居場所の変化があった場合には、現在の人の居場所を示す居場所情報をセンタ装置に送信し、居場所の変化がなかった場合には、居場所情報をセンタ装置に送信しないものである。
また、この発明に係る居場所通知方法は、住宅内での人の居場所情報を管理し、居場所情報を救助センタのセンタ装置に第1のネットワークを介して送信する住宅内監視システムにおける居場所通知方法であって、住宅内での人の居場所を居場所検知手段で取得しておき、災害の発生を示す災害情報を外部装置から第2のネットワークを介して受信すると、現在の人の居場所を示す居場所情報を第1のネットワークを介してセンタ装置に送信するものである。
この発明によれば、居場所の変化がある度に居場所通知を行う場合に比べて通知頻度を減らすことが可能となる。このような通知タイミングの制御により、住宅内監視システムとセンタ装置との間のトラフィック量軽減及びセンタ装置の処理負荷を抑えることが可能となる。
また、この発明によれば、住宅側がセンタ装置に居場所情報を通知するトリガーが外部装置から発信される災害情報であり、この災害情報は、センタ装置と住宅監視システムとを接続する第1のネットワークとは別の第2のネットワークを介して住宅監視システムに送信されるため、災害発生時における第1のネットワークのトラフィック量を、従来の返信要求信号が不要となる分だけ、低減することができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1の住宅内監視システムを含むネットワークシステムの全体構成を示す図である。
住宅内監視システム100は、住宅1内に設置されるシステムであって、住宅1内の人の有無を検知する人検知手段としての複数の人感センサ2〜4と、住宅内監視システム100全体を制御する制御装置10とを備えている。住宅内監視システム100は、インターネットなどのネットワーク30を介して救助センタのセンタ装置20に接続されており、人感センサ2〜4の検知信号に基づき取得した住宅1内での人の居場所情報を、ネットワーク30を介してセンタ装置20に送信する機能を有するものである。なお、住宅内監視システム100は、任意の住宅1毎に設置されているが、ここでは、説明の便宜上、1つのみを図示している。
人感センサ2〜4は、検出エリア内に人が位置した際や通過した際に、検出信号を制御装置10に送信するセンサである。人感センサ2〜4は複数設置されており、住宅1内の各部屋(例えば、居間、子供部屋等)にそれぞれ設置されている。このように、各部屋に人感センサ2〜4を設置することで、住宅1内の人の在不在だけでなく、人がどの部屋にいるのかといった居場所を検知することが可能となっている。すなわち、複数の人感センサ2〜4は、居場所検知手段として機能している。
制御装置10は、具体的にはコンピュータで構成され、救助センタのセンタ装置20と通信するための通信手段11と、時間を計測する時間計測手段12と、通知制御手段13とを備えている。制御装置10は、各人感センサ2〜4からの検出信号を受信すると、その検出信号の発信元の人感センサを特定する識別データを内部に時系列に記憶する。また、制御装置10は、各人感センサ2〜4毎に、その人感センサ2〜4の設置部屋(居間、子供部屋等)の情報(居場所情報)を対応づけて記憶しており、時系列に記憶した識別データに基づいて、人の部屋の移動や、現在どの部屋に人が存在するのかといった状況を把握管理している。
通知制御手段13は、時間計測手段12で計測した適宜のタイミングで、居場所情報を通信手段11を介して救助センタのセンタ装置20に送信する通知制御を行っている。この通知タイミングについては後で詳述する。
救助センタは、災害発生時に、住宅1に救助要員を派遣するセンタであり、例えば、消防署や、警備会社等が該当する。救助センタに設置されたセンタ装置20は、住宅1側から送信された居場所情報を受信し、受信した居場所情報に基づいて住宅1内の人の有無及び居場所を管理しており、災害発生時の住宅1内の人の居場所を直ちに把握できるようになっている。
図2は、この発明の実施の形態1における住宅内監視システムの制御装置の処理手順を示すフローチャートである。なお、図2は、特に、センタ装置20への居場所通知のタイミングを説明するためのフローチャートである。
まず、住宅内監視システム100がスタートすると、各人感センサ2〜4は、人の検知を開始し、人を検知すると、検出信号を制御装置10に送信する。制御装置10は、検出信号を受信すると(S1)、その検出信号の発信元の人感センサを特定する識別データを内部に記憶するとともに、識別データに基づき特定した居場所情報(例えば、「居間」といった情報)をネットワーク30を介してセンタ装置20に送信する(S2)。また、制御装置10は、時間計測手段12に指示して、予め設定された所定時間(例えば10分など)の計測を開始させる(S3)。
制御装置10は、ステップS3で、予め設定された所定時間(例えば10分など)の計測を開始した後、所定時間の経過をチェックしており(S4)、所定時間が経過すると、居場所通知のタイミングであると認識し、まず、計測時間をリセットする(S5)。そして、制御装置10の内部に時系列に記憶された、人感センサの識別データに基づいて、前回通知時の居場所から現在までに居場所に変化があったか否かをチェックし(S6)、居場所に変化があれば、ステップS2に戻り、最新の人の居場所情報、例えば「子供部屋」といった情報を通信手段11及びネットワーク30を介してセンタ装置20へ送信する(S2)。一方、居場所通知のタイミングであっても、前回の通知時の居場所から現在の居場所に変化がなければ、ステップS2の居場所通知には戻らず、その次のステップであるステップS3に戻って同様の処理を繰り返す。すなわち、制御装置10は、前回の通知時の居場所から現在の居場所に変化がない間は、ずっとセンタ装置20へ通知は行わないことになる。
ここで、具体例で説明する。
図3は、この発明の実施の形態1における、人の居場所の変化状況の一例と居場所通知のタイミングとを示す図である。
図3において、居場所の変化状況を、塗りつぶしの模様の変化で示しており、図中、矢印で示す部分は、居場所の移動タイミングを示している。この例では、時間経過とともに居場所が変化していることが示されている。なお、塗りつぶしの模様が同じ部分は、同じ場所であることを示している。また、「時間の計測」の黒菱形の点は、所定時間が経過した時点を示しており、「通知のタイミング」の十字星マークは、住宅内監視システム100からセンタ装置20へ居場所通知を行ったタイミングを示している。
図3に示すように、住宅1内の人が居場所を変えた場合の住宅内監視システム100からセンタ装置20への通知タイミングについて説明する。
住宅内監視システム100がスタートして最初に居場所の変化が検出された際は、住宅内監視システム100からセンタ装置20へ居場所通知が行われる(通知タイミング(1)に相当)。この居場所通知のタイミングは、図3の(1)で示す通知タイミングである。その後、矢印(A)で示されるタイミングでの人の居場所の移動の際には、所定時間経過前であるので通知は行われない。そして、最初の通知から所定時間が経過したタイミング(2つめの黒菱形部分)では、人の居場所自体は前回の居場所と同じであるが、前回通知から現在までの所定時間内に居場所の変化があったため、2度目の通知が行われる(通知タイミング(2)に相当)。
そして、次の所定時間及び更にその次の所定時間の間でも、それぞれ居場所の変化があったため、居場所通知が行われる(通知タイミング(3)及び(4)に相当)。そして、その次の所定時間経過タイミングでは、前回の通知タイミングから居場所の変化がないため(すなわち、塗りつぶし模様が、模様無しの白塗りのままである)、通知を行わない。この通知を行わない期間が図3の例ではしばらく続くが、その間、居場所通知は行わない。そして、その状態から居場所が変化すると(矢印(B)部分)、居場所通知が行われる(通知タイミング(5)に相当)。そして、その次の所定時間の間でも居場所の変化があったため、居場所通知が行われる(通知タイミング(6)に相当)。
以上のように、この実施の形態1によれば、所定時間毎に、その所定時間の間に人の居場所に変化があったか否かをチェックし、人の居場所に変化があった場合には居場所通知を行い、変化がなかった場合には居場所通知を省略するので、居場所の変化がある度に居場所通知を行うよりも通知する頻度を減らすことができる。このような通知タイミングの制御により、住宅内監視システム100とセンタ装置20との間のトラフィック量軽減及びセンタ装置20の処理負荷を抑えることが可能となる。
実施の形態2.
以上の実施の形態1では、前回通知した居場所から現在に至るまで居場所に変化がなければ、変化が無い間、全く居場所通知を行わないようにしているが、実施の形態2では、このように居場所の移動が長時間無い場合でも、予め設定した時間毎には居場所を通知するようにしたものである。
住宅内監視システム100の構成及びネットワーク構成は、実施の形態1のものと同一であるため、図示及び詳細説明は省略する。なお、実施の形態2の制御装置10の通知制御手段13では、実施の形態1の所定時間に相当する第1の時間と、第1の時間よりも長い第2の時間とが予め設定されており、これらの時間に基づいて通知タイミングの制御を行うようにしている。以下、具体的に説明する。
図4は、この発明の実施の形態2の住宅内監視システムの制御装置の処理手順を示すフローチャートである。なお、図4は、特に、救助センタへの居場所通知のタイミングを説明するためのフローチャートである。
まず、住宅内監視システム100がスタートすると、各人感センサ2〜4は、人の検知を開始し、人を検知すると、検出信号を制御装置10に送信する。制御装置10は、検出信号を受信すると(S11)、その検出信号の発信元の人感センサを特定する識別データを内部に記憶するとともに、識別データに基づき特定した居場所情報をネットワーク30を介してセンタ装置20に送信する(S12)。また、制御装置10は、時間計測手段12に指示して、予め設定された第2の時間(例えば1時間など)と第1の時間(例えば10分など)の計測を開始させる(S13,S14)。
制御装置10は、ステップS14で、第1の時間の計測開始後、第1の時間の経過をチェックしており(S15)、第1の時間が経過すると、居場所通知のタイミングであると認識し、まず、第1の時間をリセットする(S16)。そして、制御装置10の内部に時系列に記憶された、人感センサ2〜4の識別データに基づいて、前回通知時の居場所から現在までに居場所に変化があったか否かをチェックし(S17)、居場所に変化があれば、最新の人の居場所情報、例えば「子供部屋」といった情報を通信手段11及びネットワーク30を介してセンタ装置20へ通知する(S12)。
実施の形態2は、ステップS17で居場所に変化が無いと判断した場合、すなわち、前回の通知時の居場所から現在の居場所に変化がない場合の動作に特徴を有するものであり、具体的には、まず、第2の時間が経過をしているかをチェックする(S18)。ここで、第2の時間が経過していなければ、実施の形態1と同様に居場所通知は省略し、ステップS14に戻って第1の時間の計測を再度開始する。一方、第2の時間が経過していれば、第2の時間をリセットし(S19)、ステップS12に戻って居場所通知を行う。
このように制御することにより、居場所に変化がない期間が続いても、第2の時間が経過した場合には、人の居場所をセンタ装置20に通知することができる。
ここで、具体例で説明する。
図5は、この発明の実施の形態2における、人の居場所の変化状況の一例と居場所通知のタイミングとを示す図である。図5の見方は図3とほぼ同様であり、重複する説明は省略する。なお、図5の「第1の時間の計測」部分は、図3の「時間の計測」部分と同様であり、「第2の時間の計測」の黒丸の点は、第2の時間が経過した時点を示している。
通知タイミング(1)〜(4)までは図3で説明した実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。そして、通知タイミング(4)の後の通知タイミング、すなわち(a)で示す第1の時間の経過タイミングの際において、前回の居場所から変化がなく(すなわち、塗りつぶし模様が、模様無しの白塗りのままである)、また、第2の時間が経過していないため、通知は行わない。そして、その次の(b)で示す第1の時間の経過タイミングでは、先と同様に前回の居場所から変化はないが、第2の時間が経過しているため、住宅内監視システム100からセンタ装置20へ居場所通知が行われる(通知タイミング(5)に相当)。これ以降の通知タイミングは、図3で示した実施の形態1と同様であるため、説明を省略する。
以上のようにこの実施の形態2によれば、人の居場所が長期間変化しない場合でも、予め設定した第2の時間が経過した場合には居場所通知を行うようにしているので、睡眠中など住宅1内の移動がない場合にも、センタ装置20側は、住宅1内の居場所情報を管理することができる。また、住人が外出中においては、住宅1内での人の移動が全く検出されないため、外出前の最後に検出された居場所情報が第2の時間毎にセンタ装置20へ通知されることになる。
実施の形態3.
以上の実施の形態1及び実施の形態2では、居場所通知のタイミングを時間計測により制御することで、住宅内監視システム100とセンタ装置20との間のトラフィック量軽減及びセンタ装置20の処理負荷を抑えるようにしたものであるが、実施の形態3は、特に、災害発生時の、住宅内監視システム100とセンタ装置20との間のトラフィック量軽減を行うものである。
図6は、この発明の実施の形態3の住宅内監視システムを含むネットワークシステムの全体構成を示す図である。
実施の形態3の住宅内監視システム100は、住宅1内に設置されるシステムであって、住宅1内の人の有無を検知する人検知手段としての複数の人感センサ2〜4と、住宅内監視システム100全体を制御する制御装置10とを備えている。住宅内監視システム100は、インターネットなどの第1のネットワーク30を介して救助センタのセンタ装置20に接続されており、人感センサ2〜4の検知信号に基づき取得した住宅1内での人の居場所情報を、ネットワーク30を介してセンタ装置20に送信する機能を有するものである。住宅内監視システム100は、更に、第1のネットワーク30とは別の第2のネットワーク40で気象庁50と接続されており、気象庁50から発信される、後述の「緊急地震速報」を受信するように構成されている。なお、住宅内監視システム100は、任意の住宅1毎に設置されているが、ここでは、説明の便宜上、1つのみを図示している。
気象庁50は、図示しない地震計を備えており、初期微動信号であるP波(縦揺れ)や、P波の次に発生する大きな揺れを示す主要動信号であるS波(横揺れ)を検知し、P波を検知した際に、「緊急地震速報」を第2のネットワーク40を介して住宅1に発信するようになっている。
人感センサ2〜4は、検出エリア内に人が位置した際や通過した際に、検出信号を制御装置10に送信するセンサである。人感センサ2〜4は複数設置されており、住宅1内の各部屋(例えば、居間、子供部屋等)にそれぞれ設置されている。このように、各部屋に人感センサ2〜4を設置することで、住宅1内の人の在不在だけでなく、人がどの部屋にいるのかといった居場所を検知することが可能となっている。すなわち、複数の人感センサ2〜4は、居場所検知手段として機能している。
制御装置10は、具体的にはコンピュータで構成され、第1のネットワーク30を介してセンタ装置20と通信するための通信手段11と、通知制御手段13と、気象庁50から発信される災害情報である、「緊急地震速報」を第2のネットワーク40を介して受信する災害情報受信手段14とを備えている。制御装置10は、各人感センサ2〜4からの検出信号を受信すると、その検出信号の発信元の人感センサを特定する識別データを内部に時系列に記憶している。また、制御装置10は、各人感センサ2〜4毎に、その人感センサ2〜4の設置部屋(居間、子供部屋等)の情報(居場所情報)を対応づけて記憶しており、時系列に記憶した識別データに基づいて、人の部屋の移動や、現在どの部屋に人が存在するのかといった状況を把握管理している。
通知制御手段13は、居場所情報をセンタ装置20に送信するタイミングを制御する手段で、この例では、災害情報受信手段14で「緊急地震速報」を受信した際に、居場所情報を通信手段11及び第1のネットワーク30を介してセンタ装置20へ送信する。
救助センタは、災害発生時に、住宅1に救助要員を派遣するセンタであり、例えば、消防署や、警備会社等が該当する。救助センタに設置されたセンタ装置20は、住宅1側から送信された居場所情報を受信し、受信した居場所情報に基づいて災害発生時の住宅1内の人の居場所を直ちに把握できるようになっている。
図7は、この発明の実施の形態3における動作のシーケンスを示す図である。
地震が発生しP波を検知した気象庁50は、「緊急地震速報」を第2のネットワーク40を介して発信する。住宅内監視システム100の制御装置10は、気象庁50が発信した「緊急地震速報」を、災害情報受信手段14により受信すると、内部に記憶した識別データに基づいて、住宅内の人の最新の居場所を把握し、その居場所情報を通信手段11により第1のネットワーク30を介して救助センタのセンタ装置20へ送信する。
ここで、上記先行技術2では、センタ装置で災害の検知を行っており、住宅側がセンタ装置に居場所情報を通知するトリガーは、センタ装置から送信されてくる返信要求信号である。このため、上述したように、災害発生時にセンタ装置と各住宅側の住宅監視システムとを接続するネットワークのトラフィック量が瞬間的に増大するが、この実施の形態3では、前記トリガーは、気象庁50から発信される「緊急地震速報」であり、この「緊急地震速報」は、センタ装置20と住宅監視システム100とを接続する第1のネットワーク30とは別の第2のネットワーク50を介して住宅監視システム100に送信されるため、災害発生時における第1のネットワーク30のトラフィック量を、返信要求信号が不要となる分だけ、低減することができる。
また、P波が気象庁50で検出された際に、気象庁50から発せられる「緊急地震速報」を制御装置10が受信するので、震源地より離れた地域では、主要動(S波)の直前の居場所情報を収集することができる。すなわち、P波とS波とは伝搬速度が異なり、P波はS波に比べて速いため、この伝搬速度差を利用して、震源に近い地点におけるP波を観測した時点で受信することにより、震源からある程度以上(P波とS波の時間差が充分に開くほど)離れた地点に関しては、センタ装置20は、S波到達前に居場所情報を収集することができることになる。
なお、この実施の形態3では、災害情報の発信元が気象庁である例を示して説明したが、気象庁に限られたものではなく、例えば、放送メディアとしてもよい。
また、この実施の形態3では、住宅内監視システム100において「緊急地震速報」を受信するようにしているが、土砂崩れなどの警報を受信するようにしても良い。
また、上記実施の形態1〜3では、人感センサ2〜4の検出信号を制御装置10が受信し、内部に時系列に記憶することで、現時点(最新)の人の居場所を把握するようにしたが、通知タイミングの際に、制御装置10側から全ての人感センサ2〜4に人の有無を問い合わせし、その応答信号に基づいて人の居場所を把握するようにしてもよい。
また、上記実施の形態1〜3では、住宅1内の人の居場所を特定する方法として人感センサを例示したが、ドアの開閉センサやその他の方法の組み合わせにより推定する形態が考えられることはいうまでもなく、その手段は本発明では問わない。
以上のように、この発明に係る住宅内監視システム100は、地震などの災害が発生した場合に住宅1内の人の居場所を把握することができるという効果を有し、可能な限り災害発生前の人の居場所情報を把握することができ災害発生時に迅速に救助することができるようにした災害救助支援システム等として有用である。
この発明の実施の形態1の住宅内監視システムを含むネットワークシステムの全体構成を示す図である。 図1の制御装置の処理手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1における、人の居場所の変化状況の一例と居場所通知のタイミングとを示す図である。 この発明の実施の形態2の制御装置の処理手順を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2における、人の居場所の変化状況の一例と居場所通知のタイミングとを示す図である。 この発明の実施の形態3の住宅内監視システムを含むネットワークシステムの全体構成を示す図である。 この発明の実施の形態3における動作のシーケンスを示す図である。
符号の説明
1 住宅、2〜4 人感センサ、10 制御装置、11 通信手段、12 時間計測手段、13 通知制御手段、14 災害情報受信手段、20 センタ装置、30 ネットワーク(第1のネットワーク)、40 第2のネットワーク、50 気象庁、100 住宅内監視システム。

Claims (8)

  1. 住宅内での人の居場所情報を管理し、該居場所情報を救助センタのセンタ装置にネットワークを介して送信する住宅内監視システムにおける居場所通知方法であって、
    住宅内での人の居場所を居場所検知手段で取得しておき、所定時間毎に、その所定時間の間に人の居場所の変化があったか否かをチェックし、居場所の変化があった場合には、現在の人の居場所を示す居場所情報を前記センタ装置に送信し、居場所の変化がなかった場合には、前記居場所情報を前記センタ装置に送信しないことを特徴とする居場所通知方法。
  2. 住宅内での人の居場所情報を管理し、該居場所情報を救助センタのセンタ装置にネットワークを介して送信する住宅内監視システムにおける居場所通知方法であって、
    住宅内での人の居場所を居場所検知手段で取得しておき、第1の所定時間毎に、その第1の所定時間の間に人の居場所の変化があったか否かをチェックする第1チェックを行い、居場所の変化があった場合には、現在の人の居場所を示す居場所情報を前記センタ装置に送信し、居場所の変化がなかった場合には、その居場所の変化がない期間が第2の所定時間継続しているか否かをチェックする第2チェックを行い、前記第2の所定時間継続していれば、前記居場所情報を前記センタ装置に送信し、前記第2の所定時間継続していなければ、前記居場所情報を前記センタ装置に送信しないことを特徴とする居場所通知方法。
  3. 住宅内での人の居場所情報を管理し、該居場所情報を救助センタのセンタ装置に第1のネットワークを介して送信する住宅内監視システムにおける居場所通知方法であって、
    住宅内での人の居場所を居場所検知手段で取得しておき、災害の発生を示す災害情報を外部装置から第2のネットワークを介して受信すると、現在の人の居場所を示す居場所情報を前記第1のネットワークを介して前記センタ装置に送信することを特徴とする居場所通知方法。
  4. 前記居場所情報は、住宅内の部屋を特定する情報であることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の居場所通知方法。
  5. 住宅内での人の居場所情報を管理し、該居場所情報を救助センタのセンタ装置にネットワークを介して送信する住宅内監視システムであって、
    住宅内での人の居場所を検知する居場所検知手段と、
    該居場所検知手段で検知した居場所を示す居場所情報を前記センタ装置に通知する通知制御手段とを備え、
    該通知制御手段は、所定時間毎に、その所定時間の間に人の居場所の変化があったか否かをチェックし、居場所の変化があった場合には、現在の人の居場所を示す居場所情報を前記センタ装置に送信し、居場所の変化がなかった場合には、前記居場所情報を前記センタ装置に送信しないことを特徴とする住宅内監視システム。
  6. 住宅内での人の居場所情報を管理し、該居場所情報を救助センタのセンタ装置にネットワークを介して送信する住宅内監視システムであって、
    住宅内での人の居場所を検知する居場所検知手段と、
    該居場所検知手段で検知した居場所を示す居場所情報を前記センタ装置に通知する通知制御手段とを備え、
    該通知制御手段は、第1の所定時間毎に、その第1の所定時間の間に人の居場所の変化があったか否かをチェックする第1チェックを行い、居場所の変化があった場合には、現在の人の居場所を示す居場所情報を前記センタ装置に送信し、居場所の変化がなかった場合には、その居場所の変化がない期間が第2の所定時間継続しているか否かをチェックする第2チェックを行い、前記第2の所定時間継続していれば、前記居場所情報を前記センタ装置に送信し、前記第2の所定時間継続していなければ、前記居場所情報を前記センタ装置に送信しないことを特徴とする住宅内監視システム。
  7. 住宅内での人の居場所情報を管理し、該居場所情報を救助センタのセンタ装置に第1のネットワークを介して送信する住宅内監視システムであって、
    住宅内での人の居場所を検知する居場所検知手段と、
    災害の発生を示す災害情報を外部装置から第2のネットワークを介して受信する災害情報受信手段と、
    該居場所検知手段で検知した居場所を示す居場所情報を前記第1のネットワークを介して前記センタ装置に通知する通知制御手段とを備え、
    該通知制御手段は、前記災害情報受信手段で災害情報を受信した際に、現在の人の居場所を示す居場所情報を前記第1のネットワークを介して前記センタ装置に送信することを特徴とする住宅内監視システム。
  8. 前記居場所検知手段は、人を検知する複数の人検知手段で構成され、各人検知手段は前記住宅内の各部屋にそれぞれ配置されており、前記複数の人検知手段のうち、人を検知した人検知手段を特定することで、人の居場所である部屋を特定し、人の居場所として検知するものであることを特徴とする請求項5乃至請求項7の何れかに記載の住宅内監視システム。
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