JP2009087422A - 記録テープカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】ケースの強度を確保しつつケース開口部の口開きを抑制することができる記録テープカートリッジを得る。
【解決手段】記録テープカートリッジ10は、記録テープを巻き回したリールが収容されると共に該記録テープを引き出すための開口部16を有するケース12と、記録テープが接続されたテープ接続部及び該テープ接続部における記録テープの幅方向の両端にそれぞれ設けられた一対の鍔部を有するリーダ部材と、ケース12内に開口部16に臨んで形成され前記鍔部を開口部16側への離脱可能に受け入れる上下一対の収容凹部44と、収容凹部44とで各ピン受け部26を構成する一対のリーダ保持部材54とを備える。各リーダ保持部材54は、ケース12内で固定された固定部56と、収容凹部44の前記鍔部に開口部16側から係合する抜け止めバネ28と、収容凹部44の前記鍔部を記録テープ側から覆う張出部52とが一体に設けられて構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録テープが巻き回されたリールをケース内に回転可能に収容した記録テープカートリッジに関する。
ケース内に収容された単一のリールに巻き回された磁気テープの先端にリーダピンを取り付け、このリーダピンの長手方向両端に張り出し形成された両端固定部をケースの上下壁に形成されたアンダカット溝に収納することで、ケースに対しリーダピンを保持する磁気テープカートリッジが知られている(例えば、特許文献1参照)。この磁気テープカートリッジでは、リーダピンのケースに対する倒れやケースにおけるリーダピン出し入れ用の開口部(非接合部)の口開きを防止することができる。また、磁気テープカートリッジの分野において、カートリッジ本体に対する弾生保持具の取り付け精度を高めてリーダピンの係留力の安定化を図るための、弾生保持具の位置決め構造が知られている(例えば、特許文献2参照)。この磁気テープカートリッジでは、リーダピンの上下端を係留する弾生保持具が別体として構成されている。
特開2001−148179号公報 特開2004−319031号公報
しかしながら、上記した前者の如き従来の磁気テープカートリッジでは、テーパ状又は段付状のアンダカット溝がケースに樹脂の薄肉部分を形成して形成されているので、ケース開口部の口開きを防止する際に上記樹脂の薄肉部分が変形することが懸念される。また、後者の磁気テープカートリッジによっては、ケース開口部の口開きを防止することができない。
本発明は、上記事実を考慮して、ケースの強度を確保しつつケース開口部の口開きを抑制することができる記録テープカートリッジを得ることが目的である。
請求項1記載の発明に係る記録テープカートリッジは、記録テープが巻き回されたリールと、前記リールが回転可能に収容され、前記記録テープを外部に引き出すための開口を有するケースと、前記記録テープが直接的又はリーダテープを介して接続されたテープ接続部と、前記テープ接続部における前記記録テープの幅方向の両端よりも該幅方向外側に突出した部分にそれぞれ設けられた一対の鍔部とを有するリーダ部材と、前記ケース内に前記開口に臨んで形成され、前記リーダ部材の各鍔部を前記開口側への離脱可能に個別に受け入れる一対のリーダ受け入れ部と、前記ケース内で固定された固定部と、前記リーダ受け入れ部に受け入れられている前記鍔部に前記開口側から係合する抜け止めバネ部と、前記リーダ受け入れ部に受け入れられている前記鍔部を前記記録テープ側から覆う張出部とがそれぞれ一体に設けられた一対のリーダ保持部材と、を備えている。
請求項1記載の記録テープカートリッジでは、記録テープをケース内に収容する状態において、リーダ部材における記録テープの幅方向両端よりも該幅方向外側に位置する鍔部がリーダ受け入れ部に入り込まされると共にリーダ保持部材の張出部にて覆われている。また、リーダ部材の鍔部のケース開口側への移動は、リーダ保持部材の抜け止め用バネ部にて規制されている。この記録テープカートリッジでは、ケースの開口が口開き方向に変形した場合に、リーダ部材の鍔部が張出部に係合することで、該ケース開口の口開き方向の変形が抑制される。記録テープをケース外に引き出す際には、リーダ部材をケース開口側に移動すると鍔部がリーダ受け入れ部から離脱され、この後リーダ部材の移動に伴って記録テープがケースから引き出される。
ここで、本記録テープカートリッジでは、ケースとは別体とされたリーダ保持部材の固定部をケースに固定することで、該固定部に一体に設けられた張出部がリーダ受け入れ部内の鍔部を覆う位置に配置される構成であるため、該張出部をケーの薄肉部としてではなく設けることができる。これにより、張出部を有する構成において、ケースの強度を確保することができる。
このように、請求項1記載の記録テープカートリッジでは、ケースの強度を確保しつつケース開口部の口開きを抑制することができる。また、この張出部が抜け止め用バネ部と固定部を共用しているので、これら抜け止め用バネ部及び張出部のリーダ受け入れ部に対する位置精度を確保しやすい。
請求項2記載の発明に係るリーダ部材は、請求項1記載のリーダ部材において、前記一対のリーダ保持部材における前記張出部、又は該張出部と固定部との間の部分を前記リーダ受け入れ部に対し位置決めするための位置決め手段をさらに備えた。
請求項2記載のリーダ部材では、リーダ部材における張出部又は該張出部と固定部との間が位置決め手段によって位置決めされるので、換言すれば、リーダ受け入れ部の近傍でリーダ保持部材が位置決め手段によって位置決めされるので、抜け止め用バネ部及び張出部のリーダ受け入れ部に対する位置精度が高くなる。
請求項3記載の発明に係る記録テープカートリッジは、請求項1又は請求項2記載の記録テープカートリッジにおいて、前記リーダ受け入れ部は、前記ケースに形成された凹部とされており、前記一対のリーダ保持部材の前記抜け止め用バネ部は、それぞれ前記固定部に対する前記記録テープ側に立ち上げられて形成されており、前記ケースには、それぞれ前記リーダ受け入れ部に連通され各前記抜け止めバネ部を個別に収容する一対のバネ溝と、それぞれ前記バネ溝に連通され各前記固定部を個別に収容する一対の固定用凹部とが形成されている。
請求項3記載の記録テープカートリッジでは、ケースにおける記録テープの幅方向に対向する一対の平板部のそれぞれに、厚み方向に凹まされた凹部としてのリーダ受け入れ部、バネ溝、固定用凹部が形成されている。抜け止め用バネ部は、固定凹部に収容された固定部から記録テープ側(リーダ部材のテープ接続部側)に向けて立ち上げられることで、バネ溝内に位置して、リーダ受け入れ部内の鍔部に係合し得る。
請求項4記載の発明に係る記録テープカートリッジは、請求項1又は請求項2記載の記録テープカートリッジにおいて、前記リーダ受け入れ部は、前記ケースに形成された凹部とされており、前記一対のリーダ保持部材の前記抜け止め用バネ部は、それぞれ前記固定部に対する前記記録テープ側とは反対側に立ち上げられて形成されており、前記ケースには、それぞれ前記リーダ受け入れ部に連通され各前記抜け止めバネ部を個別に収容する一対のバネ溝が形成されている。
請求項4記載の記録テープカートリッジでは、ケースにおける記録テープの幅方向に対向する一対の平板部のそれぞれに、厚み方向に凹まされた凹部として、リーダ受け入れ部及びバネ溝が形成されている。抜け止め用バネ部は、リーダ保持部材における固定部から記録テープとは反対側に向けて立ち上げられることで、バネ溝内に位置して、リーダ受け入れ部内の鍔部に係合し得る。これにより、ケースには、リーダ保持部材の固定部を収容するための薄肉部を設ける必要がなくなるか、又はケースにおける固定の固定部位の薄肉化を抑制することができる。
請求項5記載の発明に係る記録テープカートリッジは、請求項1〜請求項4の何れか1項記載の記録テープカートリッジにおいて、前記一対のリーダ保持部材は、それぞれ金属材にて構成されている前記一対のリーダ保持部材は、それぞれ金属材にて構成されている。
請求項5記載の記録テープカートリッジでは、リーダ保持部材が金属材で構成されているので、所要の強度を確保しつつ固定部及び張出部を薄肉化することができる。換言すれば、薄肉の固定部及び張出部によって所要の強度、特にケース開口の口開きに対する強度を確保することができる。
以上説明したように本発明に係る記録テープカートリッジは、ケースの強度を確保しつつケース開口部の口開きを抑制することができるという優れた効果を有する。
本発明の第1の実施形態に係る記録テープカートリッジ10について、図1乃至図8に基づいて説明する。先ず、記録テープカートリッジ10の概略全体構成を説明し、次いで、リーダ部材としてのリーダピン20について説明し、その後、本発明の要部であるケース12に対するリーダピン20の保持構造について詳細に説明することとする。なお、説明の便宜上、矢印Aで示す記録テープカートリッジ10のドライブ装置への装填方向を前方向(前側)とし、矢印Aと直交する矢印B、矢印C方向をそれぞれ右方向、上方向とする。
(記録テープカートリッジの全体構成)
図7には記録テープカートリッジ10の全体構成が斜視図にて示されており、図8には記録テープカートリッジ10の概略の分解斜視図が示されている。これらの図に示される如く、記録テープカートリッジ10は、平面視で略矩形状のケース12内に、情報記録再生媒体である記録テープとしての磁気テープTを巻装した単一のリール14を回転可能に収容して構成されている。
ケース12の右側壁の前端部には、磁気テープTをケース12外に引き出すための開口部16が設けられている。この開口部16は、記録テープカートリッジ10(磁気テープT)の不使用時にはドア18によって閉塞され、記録テープカートリッジ10の使用時にはドライブ装置内で開放されるようになっている。また、磁気テープTの先端には、後に詳述するリーダピン20を含んで構成されたリーダ部材が取り付けられている。例えば、リーダ部材として、磁気テープTの先端に直接的に接続されたリーダピン20を用いても良く、磁気テープTの先端に一端が接続されたリーダテープと該リーダテープの他端に接続されたリーダピン20とを組み合わせたものを用いても良い。このリーダピン20は、記録テープカートリッジ10がドライブ装置に装填された場合に、該ドライブ装置の引き出し機構に引掛けられて磁気テープTをケース12から引き出させるようになっている。
ケース12は、上ケース22と下ケース24とを接合して構成されている。上ケース22は、平面視略矩形状の天板22Aの外縁に沿って略枠状の周壁22Bが立設されて構成されており、下ケース24は、天板22Aに略対応した形状の底板24Aの外縁に沿って周壁24Bが立設されて構成されている。そして、ケース12は、周壁22Bの開口端と周壁24Bの開口端とを突き当てた状態で、超音波溶着やビス止め等によって上ケース22と下ケース24とが接合されて、上下方向に扁平の略矩形箱状に形成されている。
開口部16は、側面視で略矩形状に形成され、ケース12における矢印A方向に沿う右側壁12A(周壁22Bと周壁24Bとで構成されるケース12の右向き壁)における前端近傍で右向きに開口している。天板22A及び底板24Aには、それぞれ直立したリーダピン20の外フランジ40(後述)を個別に収容するためのピン受け部26が設けられている。詳細は後述するが、各ピン受け部26は、開口部16の前端近傍で右向きに、すなわち開口部16に臨んで開口しており、開口部16を経由したリーダピン20のケース12に対する接離(出入り)を可能としている。
また、図6に示される如く、ケース12の各ピン受け部26近傍には、それぞれ抜け止めバネ部としての抜け止めバネ28が取り付けられている。詳細は後述するが、各抜け止めバネ28は、係合端28Aをリーダピン20の外フランジ40(後述)の右前部に係合させてリーダピン20をケース12に対し保持するようになっている。この保持状態は、リーダピン20を所定値以上の力で右方に引張ることで解除される構成である。
図7及び図8に示される如く、この開口部16を開閉するドア18は、単独で開口部16を閉塞可能な略矩形平板状に形成されている。ドア18の上下の端部は、開口部16の開放面及び右側壁12Aに沿って天板22A及び底板24Aに設けられたガイド溝30に摺動可能に入り込んでいる。これにより、ドア18は、ガイド溝30に案内されつつ前後方向にスライドすることで、開口部16を閉塞する閉塞位置と、開口部16を開放する開放位置とを選択的に取り得る構成とされている。そして、ドア18は、ケース12との間に設けられた付勢部材であるコイルばね32によって前方に付勢されており、通常はこの付勢力によって閉塞位置に位置するようになっている。ドア18の前端には、操作部18Aが右方に張り出して設けられており、この操作部18Aを後方に押圧することで、コイルばね32の付勢力に抗してドア18を開放位置に移動することができるようになっている。
また、図8に示される如く、ケース12の底板24Aの中央部には、リール14の図示しないリールギヤを露出するためのギヤ開口34が設けられている。リール14は、リールギヤに噛み合わされたドライブ装置の駆動ギヤが回転することで、ケース12内で該ケース12に対し非接触で回転駆動される構成である。さらに、ケース12には、ギヤ開口34と同軸的な円周に沿って天板22A及び底板24Aから部分的に立設されると共に上下端を突き合わせて構成された誘導規制壁36を備えている。誘導規制壁36は、リール14のガタつきを抑えると共に、端部を周壁22B、24Bに連続させてリール14の設置領域に塵芥等が進入することを防止する構成とされている。
(リーダピンの構成)
図5には、ケース12に保持されたリーダピン20が正面図にて示されている。この図に示される如く、リーダピン20は、略直線の棒状に形成された軸部38と、軸部38の長手方向両端からそれぞれ延設された鍔部としての上下一対の外フランジ40と、軸部38における各外フランジ40の内側から延設された上下一対の内フランジ42とを主要部として構成されている。
軸部38は、小円柱状に形成されている。また、図7及び図8に示される如く、軸部38は、その長手方向が磁気テープTの幅方向(記録テープカートリッジ10の上下方向)に一致している。そして、軸部38における上下一対の内フランジ42の内側部分は、磁気テープTが接続されるテープ接続部38Aとされており、図示しない断面略C字状を成すクランプ部材によって磁気テープTの先端が接続されるようになっている。また、軸部38における上下一対の外フランジ40と内フランジ42との間の部分は、上記したドライブ装置の引き出し機構に引掛けられる被引掛け部38Bとされている。
上下一対の外フランジ40は、それぞれ軸部38の径方向外側(軸部38の長手方向との直交面に沿う方向)に張り出した小円板状を成している。各外フランジ40は、その端面40Aがアール加工を施されて球面状を成している。また、上下一対の内フランジ42は、それぞれ軸部38の径方向外側(軸部38の長手方向との直交面に沿う方向)に張り出した小円板状を成している。各内フランジ42は、それぞれの直径が外フランジ40の直径と同等とされている。このリーダピン20は、幅方向の寸法が略12.65mmの磁気テープTに用いられる。
以上説明したリーダピン20は、例えばステンレス鋼(非磁性のSUS303等)等の鋼材により、各部が一体に形成されている。リーダピン20の製造方法については後述する。
(リーダピンの保持構造)
上記構成のリーダピン20は、図5及び図6に示される如く、上下一対の外フランジ40がケース12の対応するピン受け部26に収容されることで、該ケース12に対し保持される構成とされている。以下、各ピン受け部26について説明するが、上下のピン受け部26は基本的に上下対称に構成されているので、主に一方(底板24A側)のピン受け部26について説明することとする。
図1及び図2に示される如く、ピン受け部26は、ケース12の内方で開口部16の開放面(右)側を向いて、外フランジ40の進退可能に開口するリーダ受け部としての収容凹部44を有する。収容凹部44は、底板24A(天板22A)の薄肉部として形成され、平面視(底面視)で右方に向けて開口する略U字状の壁部(壁面)46に囲まれて形成されている。収容凹部44の開口端側には、リーダピン20の外フランジ40を開口部16から収容凹部44に導くための案内凹部48が連設されている。
図1及び図2に示される如く、案内凹部48は、収容凹部44から開口部16にかけて徐々に開口幅が拡がるように平面視でテーパ状に形成されている。また、案内凹部48には、ドア18を案内するガイド溝30、抜け止めバネ28の係合端28Aを収容凹部44内の外フランジ40との係合位置に進退可能に入り込ませるためのバネ溝50が連設されている。
また、図2〜図4に示される如く、ピン受け部26は、壁部46の上下方向端部から収容凹部44上に張り出して底板24A(天板22A)と対向する張出部52を有する。張出部52は、平面視(底面視)で開口部16側に開口する略U字状の縁部を有する切欠部52Aを有する。図6に示される如く、切欠部52Aは、外フランジ40が収容凹部44内に位置する状態でリーダピン20の被引掛け部38Bを入り込ませる構成とされている。図5及び図6に示される如く、張出部52は、収容凹部44に入り込んだ外フランジ40を磁気テープT(テープ接続部38A)側から覆う構成とされている。
以上説明したピン受け部26は、単体で(上下何れか一方のみで)、リーダピン20の外フランジ40を収容凹部44に入り込ませた状態で、該リーダピン20の左右方向(収容凹部44に入り込んでいない側の外フランジ40が開口部16側に移動する方向)の倒れが、外フランジ40と張出部52との係合によって所定角度(例えば、7°)以下になるように、各部の寸法が決められている。
また、ピン受け部26は、単体で(上下何れか一方のみで)、リーダピン20の外フランジ40を収容凹部44に入り込ませた状態で、該リーダピン20の前後方向(収容凹部44に入り込んでいない側の外フランジ40が前後に移動する方向)の倒れが、外フランジ40と壁部46との係合によって別途所定角度(例えば、5°)以下になるように、各部の寸法が決められている。すなわち、ピン受け部26は、リーダピン20の前後方向の倒れに対しては、該リーダピン20の外フランジ40、被引掛け部38Bが張出部52に干渉しない構成とされている。
これらにより、記録テープカートリッジ10では、上下のピン受け部26に外フランジ40を入り込ませた状態では、リーダピン20がケース12に対し直立した姿勢を維持する(各方向共に殆ど倒れない)構成とされている。
また、記録テープカートリッジ10では、収容凹部44に入り込まされた収容凹部44内の外フランジ40は、上記した通り抜け止めバネ28によって収容凹部44からの離脱が規制されるようになっている。具体的には、抜け止めバネ28は、左右方向に長手とされたバネ溝50内に配置された板バネ28Bの先端に係合端28Aが形成されており、板バネ28Bは係合端28Aを前後方向に揺動させるように弾性変形可能とされている。
この抜け止めバネ28は、図6に示される如く、収容凹部44内の外フランジ40の右前部に係合端28Aが係合することで、該外フランジ40を各ピン受け部26から離脱しない(し難い)ように保持する構成とされている。これにより、記録テープカートリッジ10では、リーダピン20がケース12に対する所定位置に保持される。より具体的には、係合端28Aは、収容凹部44内の外フランジ40に対し保持側当接面28Cを当接させる構成とされている。この保持側当接面28Cは、外フランジ40の収容凹部44に対する接離方向に対し傾斜した傾斜面とされている。
したがって、リーダピン20をピン受け部26から離脱させる際には、該リーダピン20に所定値以上の右方への移動力を付与することで、該移動力の一部が保持側当接面28Cによって板バネ28Bの弾性力に抗して係合端28Aを前方に移動させる力に変換されるようになっている。これにより、外フランジ40の収容凹部44からの離脱が可能となる構成とされている。
また、図1及び図2に示される如く、抜け止めバネ28の係合端28Aは、保持側当接面28Cとで山形を成すように外フランジ40の収容凹部44に対する接離方向に対し傾斜した収容時当接面28Dを有する。したがって、リーダピン20をピン受け部26に保持させる際には、該リーダピン20に所定値以上の左方への移動力を付与することで、該移動力の一部が収容時当接面28Dによって板バネ28Bの弾性力に抗して係合端28Aを前方に移動させる力に変換されるようになっている。これにより、外フランジ40の収容凹部44への収容が可能となる構成とされている。
図1及び図2に示される如く、以上説明した抜け止めバネ28及び張出部52は、共にリーダ保持部材54に一体に設けられている。リーダ保持部材54は、ケース12に固定される固定部56を有する。この実施形態では、固定部56は、平面視で略矩形の平板状に形成されている。固定部56は、バネ溝50の左部(開口部16から見て奥側部分)に連続して底板24Aに形成されると共に収容凹部44の左側に位置する固定用凹部58に入り込まされた状態で、該底板24Aに固定されている。より具体的には、図1に示される如く、固定用凹部58の底面58Aからはかしめ用突起60が突設されており、固定部56に形成された透孔56Aにかしめ用突起60を挿通させた状態で該かしめ用突起60をかしめる(例えば熱かしめ)ことで、図2に示される如く固定部56(リーダ保持部材54)がケースに固定される構成である。
この固定用凹部58の底面58Aは、バネ溝50の底面50Aと略面一とされている。そして、抜け止めバネ28は、固定部56の前端から上側(天板22A側、バネ溝50の開口側)向けて立設されている。より具体的には、抜け止めバネ28は、板バネ28Bの左端が、固定部56の前左の端部から立ち上げられたバネ連結部62に連続されている。したがって、リーダ保持部材54では、抜け止めバネ28は固定部56を介してケース12に固定されている。
また、リーダ保持部材54では、固定部56の右端部に連続する張出連結部64を介して、該固定部56に張出部52が連続されている。張出連結部64は、底板24Aにおける固定用凹部58と収容凹部44(壁部46)との間の一般面24Cに載置されるように、固定部56との間に段部(段状壁)64Aが形成されている。したがって、この実施形態では、張出部52と固定部56とは略面一の平板状を成している。
さらに、記録テープカートリッジ10は、リーダ保持部材54をケース12に対し位置決めするための位置決め構造66を有する。この実施形態では、位置決め構造66は、リーダ保持部材54における固定部56と張出部52との間、すなわち張出連結部64に設けられた位置決め用切欠部68と、下ケース24の底板24Aの一般面24Cから突出された位置決め用突起70とを含んで構成されている。位置決め用切欠部68は、ケース12の前後方向に略一致する張出連結部64の幅方向の両側に開口して前後一対設けられており、これに対応して位置決め用突起70も前後一対設けられている。
そして、図1に示される如く、リーダ保持部材54は、一対の位置決め用突起70がそれぞれ対応する位置決め用切欠部68に入り込むように底板24Aにセットされることで、ケース12に対する前後、左右方向の位置決めが成される構成とされている。記録テープカートリッジ10では、この位置決め構造66によりケース12に対する位置決め状態とされることで、リーダ保持部材54の固定部56に設けられた透孔56Aにかしめ用突起60が挿通される構成とされている。したがって、リーダ保持部材54は、位置決め構造66によるケース12に対する位置決め状態で、かしめ用突起60のかしめによりケース12に固定されている。
以上説明したリーダ保持部材54は、例えばステンレス鋼等の金属材にて構成されており、プレス加工等によって、各部(抜け止めバネ28、張出部52、固定部56、バネ連結部62、張出連結部64)が一体に形成されている。
次に、第1の実施形態の作用を説明する。
上記構成の記録テープカートリッジ10では、磁気テープTに情報を記録する際、又は磁気テープTに記録された情報を再生する際に記録テープカートリッジ10がドライブ装置に装填されると、この装填動作に伴って操作部18Aがドライブ装置に押圧されつつドア18が移動されて、開口部16が開放される。この開口部16からケース12内に侵入した引き出し機構は、リーダピン20の被引掛け部38Bを引掛けつつ引張ることで、ケース12から磁気テープTを引き出し、磁気テープTの先端をマシンリールに誘導する。その後、磁気テープTはマシンリールに巻き取られながらケース12から引き出され、所定のテープ経路に沿って配設された記録再生ヘッドによって情報が書き込まれ、又は記録されている情報が読み取られる。磁気テープTの使用後には、磁気テープTはリール14に巻き取られて初期状態に復帰し、リーダピン20は、引き出し機構によって各外フランジ40が対応するピン受け部26の収容凹部44に入り込まされることで、ケース12に対し保持される。
ここで、記録テープカートリッジ10では、各ピン受け部26に張出部52が設けられているため、例えば記録テープカートリッジ10の落下衝撃によってリーダピン20がケース12に対し倒れたり外れたりしてしまうことが防止される。これは、リーダピン20の各方向の倒れが壁部46と外フランジ40との係合によって規制されることによる効果の他、落下衝撃により上ケース22、下ケース24の接合部がない開口部16近傍におけるケース12の口開き変形が外フランジ40と張出部52との係合によって防止されることによる。すなわち、リーダピン20のケース12に対する倒れや外れの原因となるケース12の口開き変形がリーダピン20自体によって防止される。
これにより、記録テープカートリッジ10では、落下により衝撃を受けた後にも、ケース12に対するリーダピン20の適正な姿勢が維持され、リーダピン20はドライブ装置の引き出し機構によって確実かつ適正に引き出される機能が担保される。
そして、記録テープカートリッジ10では、ケース12とは別体として構成されると共に該ケース12に固着されたリーダ保持部材54に張出部52が設けられているため、ケース12を構成する樹脂の薄肉部としてではなく張出部52を設けることができる。この実施形態では、張出部52を含むリーダ保持部材54が金属材より成るため、薄肉でありながら(磁気テープTの幅方向(上下方向)における走行スペースを確保しながら)、十分な耐口開き強度を有する張出部52を得ることができる。さらに、記録テープカートリッジ10では、かしめ用突起60による固定部56のケース12に対する固定部位を張出部52に近接して設定することで、上記口開き防止の際における張出部52(張出連結部64)の弾性変形量を小さくすることができる。
また、リーダ保持部材54には、張出部52と共に抜け止めバネ28が一体に設けられているので、張出部52と抜け止めバネ28との相対的な位置精度をリーダ保持部材54の寸法精度として管理することができ、該張出部52と抜け止めバネ28との相対的な位置精度が高い。これにより、記録テープカートリッジ10では、各ピン受け部26を構成する各部を収容凹部44に対し精度良く設けることができる。
しかも、記録テープカートリッジ10では、リーダ保持部材54が位置決め構造66によって壁部46(外フランジ40のケース12に対する位置基準)の近傍で収容凹部44に対し位置決めされているので、張出部52の壁部46(収容凹部44)に位置精度が高い。また、このように張出部52の壁部46に対する位置精度が向上するのに伴って、該壁部46に対する抜け止めバネ28(係合端28A)の位置精度も向上する。
さらに、記録テープカートリッジ10では、張出部52と抜け止めバネ28とが固定部56を共用しているので、これらを別個にケース12に固定する構成と比較して、該ケース12内のスペースを有効利用して、ケース12とは別体の張出部52、抜け止めバネ28を設けることができる。すなわち、ケース12内の空間を狭めることを抑制しつつ張出部52を設けることが可能になった。なお、この効果には、リーダピン20の外フランジ40が薄く加工されていること(該加工技術の確立、外フランジ40と各内フランジ42とを同径にしたことによる加工時の荷重支持構造)も寄与している。
(他の実施形態)
次に、本発明の他の実施形態を説明する。なお、上記実施形態又は前出の構成と基本的に同一の部品、部分については、上記実施形態又は前出の構成と同一の符号を付して説明を省略し、また図示を省略する場合がある。
(第2の実施形態)
図9には、本発明の第2の実施形態に係る記録テープカートリッジ80を構成する各ピン受け部26が分解斜視図にて示されており、図10には、記録テープカートリッジ80の各ピン受け部26が斜視図にて示されている。これらの図に示される如く、記録テープカートリッジ80は、張出部52(張出連結部64)が下ケース24の一般面24C上に配置された構成に代えて、張出部52が下ケース24の位置決め凹部82に入り込まされている点で、第1の実施形態に係る記録テープカートリッジ10とは異なる。
図9に示される如く、記録テープカートリッジ80の位置決め構造84を構成する位置決め凹部82は、収容凹部44と固定用凹部58との間に、下ケース24の一般面24Cに対し張出部52の板厚相当分だけ凹んだ凹部として形成されている。位置決め凹部82の前後端は、それぞれ位置決め壁82A、82Bにて規定されている。リーダ保持部材54は、張出部52が位置決め凹部82に入り込まされて底面82C上に載置されることで、該張出部52の幅方向両端において位置決め壁82A、82Bによって前後方向に位置決めされるようになっている。また、この実施形態では、固定部56(張出連結部64の段部64A)と固定用凹部58とによって、リーダ保持部材54の前後方向の位置決めが成される構成とされている。
なお、記録テープカートリッジ80では、記録テープカートリッジ10と比較して、張出部52の板厚相当分だけ張出連結部64の段部64Aが小さく形成されている。上ケース22側のピン受け部26は、上記した下ケース24側のピン受け部26と上下対称に形成されている。記録テープカートリッジ80の他の構成は、図示しない部分を含め、記録テープカートリッジ10の対応する構成と同じである。
したがって、第2の実施形態に係る記録テープカートリッジ80によっても、第1の実施形態に係る記録テープカートリッジ10と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
図11には、本発明の第3の実施形態に係る記録テープカートリッジ90を構成する各ピン受け部26が分解斜視図にて示されており、図12には、記録テープカートリッジ90の各ピン受け部26が斜視図にて示されている。また、図13には、記録テープカートリッジ90の各ピン受け部26が図12の13−13線に沿った断面図にて示されている。これらの図に示される如く、記録テープカートリッジ90は、張出部52と固定部56とが段部64Aを有する張出連結部64を介して連続されたリーダ保持部材54に代えて、張出部52と固定部56とが平板状の張出連結部92を介して連続されたリーダ保持部材94を備えて構成されている点で、第1の実施形態に係る記録テープカートリッジ10とは異なる。
図11〜図13に示される如く、固定部56、張出連結部92、張出部52は、全体として略平板状を成している。張出連結部92には、位置決め構造66を構成する一対の位置決め用切欠部68が形成されている。そして、固定部56は、位置決め構造66による位置決め状態で下ケース24の一般面24Cに載置され、該下ケース24の一般面24Cから突設されたかしめ用突起60のかしめによって、図12に示される如くケース12に固定されるようになっている。
そして、底板24Aに固定用凹部58が設けられない記録テープカートリッジ80では、抜け止めバネ28は、板バネ28Bの左端が、固定部56の前左の端部から立ち下げられたバネ連結部96に連続されている。これにより、下ケース24の一般面24Cに固定された固定部56に連続する抜け止めバネ28が、バネ溝50内に適正に配置されるようになっている。上ケース22側のピン受け部26は、上記した下ケース24側のピン受け部26と上下対称に形成されている。記録テープカートリッジ90の他の構成は、図示しない部分を含め、記録テープカートリッジ10の対応する構成と同じである。
したがって、第3の実施形態に係る記録テープカートリッジ90によっても、第1の実施形態に係る記録テープカートリッジ10と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。また、記録テープカートリッジ90では、図13に示される如く、天板22A、底板24Aに固定用凹部58すなわち薄肉部を形成することなく、張出部52と抜け止めバネ28と固定部56とが一体化されたリーダ保持部材94を固定することができる。すなわち、記録テープカートリッジ90では、記録テープカートリッジ10と比較してもケース12の強度が高い。これにより、ケース12に対する張出連結部92(張出部52)の取付強度、取付剛性共に高く、ケース12の耐口開き強度も向上する。
(第4の実施形態)
図14には、本発明の第4の実施形態に係る記録テープカートリッジ100を構成する各ピン受け部26が分解斜視図にて示されており、図15には、記録テープカートリッジ100の各ピン受け部26が斜視図にて示されている。これらの図に示される如く、記録テープカートリッジ100は、張出部52、張出連結部92、固定部56が下ケース24の一般面24C上に配置された構成に代えて、これら張出部52、張出連結部92、固定部56が下ケース24の位置決め凹部102に入り込まされている点で、第3の実施形態に係る記録テープカートリッジ90とは異なる。
図14に示される如く、記録テープカートリッジ100の位置決め構造104を構成する位置決め凹部102は、収容凹部44の左方(開口部16から見て奥側)に、下ケース24の一般面24Cに対し張出部52等の板厚相当分だけ凹んだ凹部として形成されている。位置決め凹部102の前後端は、それぞれ位置決め壁102A、102Bにて規定されている。また、位置決め凹部102の左右端は、それぞれ位置決め壁102C、102Dにて規定されている。さらに、位置決め壁102Aには、位置決め凹部102とバネ溝50とを連通するための切欠部102Eが形成されている。
リーダ保持部材94は、張出部52、張出連結部92、固定部56が位置決め凹部102に入り込まされることで、その(張出部52等の)幅方向両端において位置決め壁102A、102Bによって前後方向に位置決めされると共に、前後端において位置決め壁102C、位置決め壁102Dによって位置決めされるようになっている。リーダ保持部材94は、図15に示される如く、この位置決め状態でバネ連結部96が切欠部102Eを通ることで、張出部52、張出連結部92、固定部56が位置決め凹部102の底面102F上に載置されている。そして、この状態で、位置決め凹部102の底面102Fから突設されると共に透孔56Aに挿通されたかしめ用突起60をかしめることで、リーダ保持部材94がケース12に固定されている。
なお、記録テープカートリッジ100では、記録テープカートリッジ90と比較して、張出部52等の板厚相当分だけ張出連結部92すなわち抜け止めバネ28の固定部56に対する突出高が小さく設定されている。上ケース22側のピン受け部26は、上記した下ケース24側のピン受け部26と上下対称に形成されている。記録テープカートリッジ100の他の構成は、図示しない部分を含め、記録テープカートリッジ90(記録テープカートリッジ10)の対応する構成と同じである。
したがって、第4の実施形態に係る記録テープカートリッジ100によっても、第3の実施形態に係る記録テープカートリッジ90と同様の作用によって同様の効果を得ることができる。
なお、第3及び第4の実施形態では、固定部56と張出連結部92と張出部52とで平板状を成す例を示したが、本発明はこれに限定されず、抜け止めバネ28が固定部56に対し磁気テープTとは反対側に立ち上げられる構成において、張出部52と固定部56とを段差部を有する張出連結部にて繋ぐ構成としても良い。また、張出部52と固定部56とは、張出連結部を介して連続する構成に限定されず、直接的に連続されているものと把握しても良い。
また、上記した各実施形態では、リーダ保持部材54、94が位置決め構造66、84、104によってケース12に対し位置決めされる例を示したが、本発明はこれに限定されず、各種の位置決め構造を取り得ることはいうまでもない。
さらに、上記した各実施形態では、かしめ用突起60がかしめられることで固定部56がケースに対し固定される例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、リーダ保持部材54等が、固定部56に代えて、ビス止めやスナップフィット等によってケース12に固定される固定部を有する構造としても良い。また、ケース12への固定構造とケース12に対する位置決め構造とを兼用する構成を採用することもできる。
さらにまた、上記した実施形態では、ケース12がドライブ装置への装填方向に対する略直交方向である右側を向いて開口する開口部16、該開口部16を開閉するための平板状のドア18を有する例を示したが、本発明はこれに限定されず、ケース12が如何なる配置、形状の開口部16、ドア18を有して構成されても良い。
本発明の第1の実施形態に記録テープカートリッジの要部を示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態に記録テープカートリッジの要部を示す斜視図である。 図2の3−3線に沿った断面図である。 本発明の第1の実施形態に記録テープカートリッジの要部を示す一部切り欠いた側面図である。 本発明の第1の実施形態に記録テープカートリッジを構成するリーダピンのケースへの保持状態を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態に記録テープカートリッジを構成するリーダピンのケースへの保持状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る記録テープカートリッジの概略全体構成を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る記録テープカートリッジの分解斜視図である。 本発明の第2の実施形態に記録テープカートリッジの要部を示す分解斜視図である。 本発明の第2の実施形態に記録テープカートリッジの要部を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態に記録テープカートリッジの要部を示す分解斜視図である。 本発明の第3の実施形態に記録テープカートリッジの要部を示す斜視図である。 図12の13−13線に沿った断面図である。 本発明の第4の実施形態に記録テープカートリッジの要部を示す分解斜視図である。 本発明の第4の実施形態に記録テープカートリッジの要部を示す斜視図である。
符号の説明
10 記録テープカートリッジ
12 ケース
14 リール
16 開口部(開口)
20 リーダピン(リーダ部材)
28 抜け止めバネ(抜け止めバネ部)
38A テープ接続部
40 外フランジ(鍔部)
44 収容凹部(リーダ受け部)
50 バネ溝
52 張出部
54 リーダ保持部材
56 固定部
58 固定用凹部
66 位置決め構造(位置決め手段)
80・90・100 記録テープカートリッジ
84・104 位置決め構造(位置決め手段)
94 リーダ保持部材
T 磁気テープ(記録テープ)

Claims (5)

  1. 記録テープが巻き回されたリールと、
    前記リールが回転可能に収容され、前記記録テープを外部に引き出すための開口を有するケースと、
    前記記録テープが直接的又はリーダテープを介して接続されたテープ接続部と、前記テープ接続部における前記記録テープの幅方向の両端よりも該幅方向外側に突出した部分にそれぞれ設けられた一対の鍔部とを有するリーダ部材と、
    前記ケース内に前記開口に臨んで形成され、前記リーダ部材の各鍔部を前記開口側への離脱可能に個別に受け入れる一対のリーダ受け入れ部と、
    前記ケース内で固定された固定部と、前記リーダ受け入れ部に受け入れられている前記鍔部に前記開口側から係合する抜け止めバネ部と、前記リーダ受け入れ部に受け入れられている前記鍔部を前記記録テープ側から覆う張出部とがそれぞれ一体に設けられた一対のリーダ保持部材と、
    を備えた記録テープカートリッジ。
  2. 前記一対のリーダ保持部材における前記張出部、又は該張出部と固定部との間の部分を前記リーダ受け入れ部に対し位置決めするための位置決め手段をさらに備えた請求項1記載の記録テープカートリッジ。
  3. 前記リーダ受け入れ部は、前記ケースに形成された凹部とされており、
    前記一対のリーダ保持部材の前記抜け止め用バネ部は、それぞれ前記固定部に対する前記記録テープ側に立ち上げられて形成されており、
    前記ケースには、それぞれ前記リーダ受け入れ部に連通され各前記抜け止めバネ部を個別に収容する一対のバネ溝と、それぞれ前記バネ溝に連通され各前記固定部を個別に収容する一対の固定用凹部とが形成されている請求項1又は請求項2記載の記録テープカートリッジ。
  4. 前記リーダ受け入れ部は、前記ケースに形成された凹部とされており、
    前記一対のリーダ保持部材の前記抜け止め用バネ部は、それぞれ前記固定部に対する前記記録テープ側とは反対側に立ち上げられて形成されており、
    前記ケースには、それぞれ前記リーダ受け入れ部に連通され各前記抜け止めバネ部を個別に収容する一対のバネ溝が形成されている請求項1又は請求項2記載の記録テープカートリッジ。
  5. 前記一対のリーダ保持部材は、それぞれ金属材にて構成されている請求項1〜請求項4の何れか1項記載の記録テープカートリッジ。
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