JP2009086631A - 電気光学装置および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】静電気による損傷を防止するとともに、更なる薄型化が可能な電気光学装置および電子機器を提供する。
【解決手段】液晶パネルLCPと、液晶パネルLCPを収容するフレーム1と、を備え、液晶パネルLCPの厚さ方向の端面14に沿うフレーム1の内側面3aに、導電性材料からなる導電部30が配置され、導電部30が接地されている。静電気SEは液晶パネルLCPよりも導電性の高い導電部30に導かれ、液晶パネルLCPに対する静電気SEの侵入を防ぐことができる。
【選択図】図2

Description

この発明は、電気光学装置および電子機器に関するものである。
液晶パネルなどの電気光学装置に、電荷を帯びた人体や、他の物が近接又は接触すると、静電気が液晶パネルの表面から内部に侵入して駆動ICや、スイッチング素子等を損傷させることがある。この静電気による液晶パネルへの悪影響を低減するために特許文献1には、液晶パネルが組み込まれる樹脂製の枠フレームの側面に金属製の縁枠部材を、底面に金属性の背板部材をそれぞれビスにより固定し、そのビスをアース経路として静電気を逃がす構成が開示されている。また特許文献2では、アース金具を設け、そのアース金具を樹脂製の枠フレームの底辺に配置した金属製の背面部材に接続してアース経路とする構成が開示されている。
特開2006−350216号公報 特開2006−350217号公報
しかしながら、上記従来の電気光学装置は、樹脂製の枠フレームと金属製の部材とを別途設け、それらをビスで固定するため、部品点数が多くなる。また、多くの部品を組み合わせて電気光学装置を構成しているため、装置の小型化が難しく、特に電気光学装置の薄型化をするのが困難であるという課題がある。
そこで、本発明は、電気光学パネル内部に静電気が侵入して、駆動ICやスイッチング素子等が損傷することを防止できる電気光学装置を、少ない部品点数で実現し、そして電気光学装置の小型化、および薄型化を実現するものである。
上記の課題を解決するために、本発明の電気光学装置は、導電部および樹脂部を含むフレームと、前記樹脂部の内側に収容された電気光学パネルと、前記樹脂部から前記導電部が露出してなる露出部を備え、前記露出部が、前記電気光学パネルの端面の少なくとも一部に対向する、又は前記端面を超えて前記電気光学パネルの表面から突出して設けられてなることを特徴とする。その際、フレームの縁において、導電部が露出するよう構成してもよい。導電部としては電気光学パネルの端面に沿って設けられる金属板を用いることができ、樹脂部は金属板と一体的に形成されてなる樹脂材料を含むとよい。なお、樹脂部と金属板とを一体的に形成するには、金属板を樹脂材料にインサート形成するとよい。
電気光学パネルには、例えば、TFT等のスイッチング素子に接続される走査線や信号線の配線、およびこれらに接続される引回し配線、さらには駆動回路に接続される端子等が形成される。使用者等からの静電気による放電が起こると、静電気が電気光学パネルの表面を伝播し、そして端面から電気光学パネル内部に侵入する。電気光学パネル内部に侵入した静電気は、前述の配線、端子等を介して、駆動回路やスイッチング素子に流れ込み、損傷を与えてしまう。
上記した本発明によれば、電気光学パネルの表面を伝播した静電気は、電気光学パネル端面に対してよりもフレームに対して放電しやすくなる。特に、電気光学パネル表面側のフレームの縁において、導電部を露出させることでフレームへの放電が起こりやすくなる。一般的に、静電気は、細く突出した部位に向かって放電しやすいからである。
上記した本発明の電気光学装置においては、露出部が、電気光学パネルの端面の少なくとも一部に対向していてもよいし、電気光学パネルの端面を超えて電気光学パネルの表面から突出して設けられていてもよい。電気光学装置の小型化、薄型化においては露出した導電部の先端部が電気光学パネルの表面から突出しない構成が好ましい。他方、より放電しやすくするには、露出した導電部の先端部を電気光学パネルの表面から突出させるとよい。電気光学パネルの表面よりも突出した露出部が避雷針の役割を果たし静電気をより吸収しやすくなるからである。
更には、導電体を接地、すなわち、導電体を基準電位に接続することで、フレームへの放電がより起こりやすくなる。例えば、電気光学装置に搭載される駆動回路のグランド端子にフレームの導電体を接続したり、或いは、電気光学装置を組み込まれる電子機器の筐体にフレームの導電体を接触させたりすればよい。
上記した本発明においては、静電気を直接フレームの導電部に放電させることができる。すなわち、放電経路を確保するための部材を別途設ける必要がないので、部品点数を全く増加させることなく、電気光学パネルが静電気により損傷することを防止できる。
樹脂部と金属板とを一体的に形成してフレームを構成する場合は、ビス等の放電経路として利用できる部材がないため、本発明の構成が特に有効である。また、樹脂部と金属板とが一体形成されていることから、部品点数を更に削減でき、そして、電気光学装置を小型化、薄型化できる。更には、金属板と樹脂材料を一体形成することでより強固な一体フレームとすることも可能となる。そしてその結果、樹脂と金属板の剥がれを防止でき、フレームの折れ曲げ、に対する強度を増加させることが可能となる。この剥がれに対する強度をアップすることで、電気光学パネルへの静電気が侵入を確実に防止でき剥がれ等による静電気の不要な回り込みを防止できる。
また、樹脂部は、底部の金属板におけるフレームの角に設けることができる。このように構成することで、フレームに電気光学パネルを組み込んだときに、この端面がこの角部と当接する。このことから、フレームと電気光学パネルの端面とが金属ではなく樹脂部と当接することで、絶縁性を保つと共に、電気光学パネルにクラックなどの損傷を与えることがなく電気光学パネルの割れに対する強度を向上させることが出来る。フレームの角に設けた樹脂部にはフレームの四隅の外側に突出する突起部を形成してもよい。このように構成することで、電気光学装置を電子機器などに組み込む際に、突起部が位置決めの役目を果たし、組み立て性を容易にすることができる。
上記した本発明の電気光学装置にあっては、露出した導電部と電気光学パネルの端面とは絶縁されていても、導電されていても静電気が電気光学パネルに侵入するのを防止できる。
例えば、電気光学パネルの端面と露出した導電部との間に間隙を設けたり、電気光学パネル表面の基板よりも絶縁性が高い絶縁部材を充填させた場合には、導電部と電気光学パネルとがより確実に絶縁されるため、一旦フレームに流れた静電気が再び、電気光学パネルに戻ってくることがない。
一方、電気光学パネル端面と露出した導電部を接触させる、又は電気光学パネル表面の基板よりも導電性が高い導電部材を充填する場合には、電気光学パネルに蓄積した静電気をより容易にフレームに逃がすことができる。
すなわち、上記いずれの場合であっても、電気光学パネルに静電気が蓄積されることがなくなる。
また、本発明の電気光学装置は、前記側部において、前記金属板の縁が前記電気光学パネル側に向けて屈曲されてなることを特徴とする。
このように構成することで、金属板の縁の強度を向上させ、フレームの機械的強度を向上させることができる。また、金属板の縁を電気光学パネル側に向けて屈曲することで、フレームの外側の金属板の寸法精度を向上させることができる。
また、本発明の電気光学装置は、前記側部において、前記金属板の縁が前記電気光学パネルとは反対の側に向けて屈曲されてなることを特徴とする。
このように構成することで、金属板の縁の強度を向上させ、フレームの機械的強度を向上させることができる。また、金属板の縁を電気光学パネルとは反対の側に向けて屈曲することで、フレームの内側の金属板の寸法精度を向上させることができる。
また、本発明の電気光学装置は、前記電気光学パネルを駆動する駆動回路と、前記駆動回路の少なくとも一部を覆う導電性の保護部材と、を含み、前記保護部材が、前記フレームの前記導電部に接続されてなることを特徴とする。
このように構成することで、電気光学パネルの周縁部において放電された静電気は、導電性の保護部材に侵入する。また、保護部材と駆動回路は絶縁材によって絶縁されているので、保護部材に侵入した静電気が駆動回路に侵入することを防止できる。したがって、駆動回路を静電気による損傷から保護することができる。
また、本発明の電子機器は、上記のいずれかの電気光学装置を備えたことを特徴とする。
このように構成することで、電子機器には、静電気による損傷が防止され、従来よりも薄型化が可能な電気光学装置が搭載される。したがって、本発明によれば、静電気による損傷が防止され、従来よりも薄型化された電子機器を提供することができる。
また、本発明の電子機器は、前記電気光学装置を収容する筐体を備え、前記電気光学装置が前記導電部を介して前記筐体と接触していることを特徴とする。
このように構成することで、電子機器表面で発生して筐体に侵入した静電気は導電部に導かれる。これにより、静電気が電気光学装置の電気光学パネルに侵入することを防止できる。
<第一実施形態>
以下、本発明の第一実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各図面では、各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各部材ごとに縮尺を適宜変更している。
(液晶表示装置)
図1は、液晶表示装置100(電気光学装置)の平面図である。図2は、図1のA−A’線に沿う断面図、図3は、図1のB−B’線に沿う断面図である。
図1に示すように、液晶表示装置100は枠状のフレーム1を備え、フレーム1には、液晶パネルLCPが収容されている。
フレーム1は、図2および図3に示すように、フレーム1の底部とフレーム1の周囲の枠心を構成する金属板2と、フレーム1の周囲の枠を構成する絶縁部としての樹脂部3とによって形成されている。フレーム1は、金属板2を樹脂部3にインサート成型することで一体成型されている。金属板2は、例えば、ステンレス等の金属材料により形成され、樹脂部3は、ポリカーボネート等の樹脂材料により形成されている。
金属板2の縁は、樹脂部3の略L字系形状の断面形状に対応して、液晶表示装置100の液晶パネルLCPの表面側(視認側)に向けて略垂直に立ち上がるように屈曲された側部を形成している。金属板2の縁はさらに外側に折り返すように屈曲され、所謂ヘミング加工が施されている。
フレーム1の樹脂部3の内側は、照明装置BLおよび液晶パネルLCPの寸法および形状に対応して段差状に形成され、そこに照明装置BLおよび液晶パネルLCPがそれぞれ収容されている。
照明装置BLは、導光板21、拡散シート22、プリズムシート23、および図示しない光源、反射シート等を備え、液晶パネルLCPに光源からの光を導入するように構成されている。
液晶パネルLCPは、対向する一対の基板11,12を備え、基板11,12間には液晶層(図示省略)が封入されている。液晶層の周囲は、基板11,12同士を接合する封止材によって封止されている。一方の基板11の液晶層側には、画素電極、TFT、配線等が形成され、他方の基板12の液晶層側には共通電極、配線等が形成されている。また、各基板11,12の液晶層とは反対側の面には、それぞれ偏光板13,13が固定されている。
図2に示すように、金属板2の縁の液晶パネルLCPの表面15側に向けて屈曲された部分(側部)は、樹脂部3の液晶パネルLCPの厚さ方向の端面14に対向する内側面3aに露出されている。この金属板2の導電部30の露出された部分が露出部として形成されている。導電部30は、液晶パネルLCPの端面14に沿うように形成されている。
また、フレーム1の底部の金属板2から導電部30の液晶パネルLCPの表面15側の端縁31までの高さH1は、液晶パネルLCPの液晶パネルLCPの表面15までの高さH2よりも大きくなるように形成されている。これにより、導電部30の端縁31は液晶パネルLCPの表面15よりも視認側に突出するように形成されている。
導電部30と液晶パネルLCPとの間には、例えば、約0.2mm程度の間隙Kが形成されている。また、金属板2の底面2bには、図示しない接地電位の配線が接続され、金属板2の一部である導電部30は接地された状態となっている。また、金属板2の底面2bには図示しない接地電位の筐体に接触させても良い。電気光学装置に搭載される駆動回路のグランド端子と金属板2を接触させても良い。
図1および図3に示すように、液晶パネルLCPの周縁部には、液晶パネルLCPの基板11が延設された延在部16が形成されている。延在部16には、例えば、FPC等の外部接続用基板が接続される端子等(図示省略)が設けられている。また、延在部16には、基板11のTFT等を駆動する駆動IC17が設けられている。駆動IC17上には絶縁材料によって形成された粘着テープ18が貼付され、粘着テープ18によって駆動IC17上に保護部材としての導電シート19が固定されている。導電シート19は、例えば、Al等の導電性を有する材料によって形成され、延在部16の駆動IC17を覆うように配置されている。導電シート19は導電性を有する接着剤等により、液晶パネルLCPの表面15側に屈曲された金属板2の表面15側の端縁2aに電気的に接続されている。
このように、金属板2の底面から略垂直に立ち上がる4辺の縁は、3辺が液晶パネルLCPの表面15より突出する端縁31を形成し、もう一辺は液晶パネルLCPの表面15より低い位置に屈曲された端縁2aから構成されている。
なお、液晶パネルLCPの表面15より突出する端縁31は4辺に構成してもよいし、2辺でも、1辺のみに構成してもよい。さらに、一辺の一部に液晶パネルLCPの表面15より突出する端縁31を構成してもよい。また、静電気の進入を防止するために突出する端縁31部が、電気光学パネルの端面に対向し液晶パネルLCPの表面15に覆いかぶさるように曲がる構成としてもよい。
次に、この実施の形態の作用について説明する。
図2に示すように、液晶表示装置100の観察側に放電された静電気SEは、液晶パネルLCPの表面15に侵入しようとする。ここで、液晶パネルLCPの厚さ方向の端面14に沿う樹脂部3の内側面3aに、導電性材料からなる導電部30が配置されている。静電気SEは、液晶パネルLCPよりも導電性が高い導電部30の露出部に侵入する。これにより、静電気SEを導電部30に導いて、液晶パネルLCPに対する静電気SEの侵入を未然に防止し、液晶パネルLCPが静電気SEによって損傷することを防止できる。
また、導電部30の視認側の端縁31は、液晶パネルLCPの視認側の表面15よりも視認側に突出して形成されている。静電気は近くの導電性の高い部分に侵入しやすいため、液晶表示装置100の視認側において発生した静電気SEは、液晶パネルLCPの表面15よりも視認側に突出した導電部30に侵入する。この侵入した静電気SEは突出した導電部30から金属板2の底面2bへ流れる。そして静電気SEは、金属板2の底面2bに接続された接地電位の配線に逃げていく。したがって、液晶パネルLCPの視認側において発生した静電気SEを積極的に、突出した導電部30に侵入させ、液晶パネルLCPに静電気SEが侵入することを未然に防止することができる。導電部30は液晶パネルLCPの表面15よりも視認側に突出させない構成でもよく電気光学パネル表面側のフレームの縁おいて、導電部を露出させることでフレームへの放電が起こりやすくなる。
また、導電部30は、液晶パネルLCPの厚さ方向の端面14に沿ってフレーム1の樹脂部3の内側面3aに配置されている。このため、導電部30の厚さTによって液晶表示装置100の厚さ、幅が増加することがなく液晶パネルLCPを固定するビス等も不要となる。
したがって、従来のように樹脂製の枠フレームと金属製の部材とを別途設け、それらをビスで固定する構成と比較して、液晶表示装置100の小型化、厚さを薄型化することができる。
また、導電部30と液晶パネルLCPとの間には間隙Kが形成されているので、導電部30と液晶パネルLCPとが絶縁され、導電部30に侵入した静電気SEが液晶パネルLCPに侵入することを防止できる。
加えて、金属板2が接地電位に接触、接続されて接地される。その一部である導電部30も接地されているので、導電部30に侵入した静電気SEを液晶表示装置100の外部に逃がすことができる。
また、図3に示すように、延在部16の駆動IC17が導電シート19によって覆われているので、液晶パネルLCPの周縁部において放電された静電気SEは、導電シート19に侵入する。また、導電シート19と駆動IC17は絶縁材料によって形成された粘着テープ18によって絶縁されているので、導電シート19に侵入した静電気SEが駆動IC17に侵入することを防止できる。したがって、駆動IC17を静電気SEによる損傷から保護することができる。さらに、導電シート19は接地された金属板2の端縁2aに電気的に接続されて接地されているので、導電シート19に侵入した静電気SEを液晶表示装置100の外部に逃がすことができる。したがって、駆動IC17をより確実に静電気SEによる損傷から保護することができる。
また例えば、液晶表示装置100が携帯電話などの電子機器に組み込まれた場合には、図13に示すような構成をとる。
液晶表示装置100などの液晶表示部201は回路部205に接続され、回路部205は電源部206に接続されている。また、液晶表示部201、回路部205、電源部206は接地電位の配線に接続されて接地されている。
このように、液晶表示装置100の観察側に放電された静電気SEは、導電部30に侵入し、金属板2を経て液晶表示装置100の外部に逃がすことができる。
なお、接地は金属板、ジャンパー線、銅箔などで配線され、半田付け、圧着、ねじ止め等により電気的に接続される。
また、フレーム1は金属板2と樹脂部3とによって構成され、金属板2は樹脂部3にインサート成型されているので、樹脂部3を金属板2によって補強してフレーム1の機械的強度を向上させ、フレーム1を薄型化し、液晶表示装置100を薄型化することができる。また、金属板2の縁が導電部30の外側に屈曲されているので、金属板2の縁の強度を向上させ、フレーム1の機械的強度を向上させることができる。また、金属板2の縁を外側に屈曲することで、フレーム1の内側の金属板2の寸法精度を向上させることができる。
以上説明したように、本実施形態の液晶表示装置100によれば、導電部30によって液晶パネルLCPに静電気SEが侵入することを防止して液晶パネルLCPが静電気SEによって損傷することを防止できる。また、導電部30の厚さTは液晶表示装置100の厚さに影響を与えないので、従来の液晶表示装置よりもさらに薄型化が可能な液晶表示装置100を提供できる。
<第二実施形態>
次に、本発明の第二実施形態について、図1および図3を援用し、図4を用いて説明する。本実施形態では上述の第一実施形態で説明した液晶表示装置100と、導電部30と液晶パネルLCPとの間の間隙Kに絶縁部材INSが充填されている点で異なっている。その他の点は第一実施形態と同様であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明は省略する。
図4に示すように、液晶表示装置101は、導電部30と液晶パネルLCPとの間の間隙Kに絶縁部材INSが充填されている。絶縁部材INSとしては、例えば、液晶パネルLCPの表面の基板11,12よりも絶縁性が高い樹脂材料等が用いられる。
このように導電部30と液晶パネルLCPとの間の間隙Kに絶縁部材INSを充填することで、導電部30と液晶パネルLCPとがより確実に絶縁され、導電部30に侵入した静電気SEが液晶パネルLCPに侵入することをより確実に防止できる。
したがって、本実施形態の液晶表示装置101によれば、第一実施形態の液晶表示装置100と同様の効果が得られるだけでなく、導電部30からの静電気SEの侵入をより確実に防止して、液晶パネルLCPが静電気SEによって損傷することをより確実に防止することができる。
<第三実施形態>
次に、本発明の第三実施形態について、図1および図3を援用し、図5を用いて説明する。本実施形態では上述の第一実施形態で説明した液晶表示装置100と、導電部30と液晶パネルLCPとの間の間隙に導電部材ECMが充填されている点で異なっている。その他の点は第一実施形態と同様であるので、同一の部分には同一の符号を付して説明は省略する。
図5に示すように、液晶表示装置102は、導電部30と液晶パネルLCPとの間の間隙に導電部材ECMが充填されている。導電部材ECMは、例えば、液晶パネルLCPの表面の基板11,12よりも導電性が高い導電ペースト等が用いられる。
このように導電部30と液晶パネルLCPとの間の間隙Kに導電部材ECMを充填することで、導電部30と液晶パネルLCPとが導通し、液晶パネルLCPに蓄積された静電気SEを、導電部材ECMを介して導電部30に逃がすことができる。
したがって、本実施形態の液晶表示装置102によれば、第一実施形態の液晶表示装置100と同様の効果が得られるだけでなく、液晶パネルLCPの帯電をより確実に防止して、液晶パネルLCPが静電気SEによって損傷することをより確実に防止することができる。
なお、液晶パネル表面の基板は、偏光板、波長板、表面にタッチパネルを付加したもの、基板が多数あるものも含む。
<第四実施形態>
次に、第四実施形態について図面を参照して説明する。なお、液晶パネルLCPおよび照明装置BLについては、上記の実施形態と同様の構成のため、同符号を付して説明する。
(液晶表示装置)
図6は、液晶表示装置103(電気光学装置)の平面図である。図7は、図6のC−C’線に沿う断面図、図8は、図6のD−D’線に沿う断面図である。図9は図6におけるE矢視の斜視図、図10は図6におけるG矢視の斜視図である。
図6に示すように、液晶表示装置103は枠状のフレーム41を備え、フレーム41には、液晶パネルLCPが収容されている。
フレーム41は、図7および図8に示すように、フレーム41の底部とフレーム41の周囲の枠心を構成する金属板42と、フレーム41の周囲の枠を構成する絶縁部としての樹脂部43とによって形成されている。フレーム41は、金属板42を樹脂部43にインサート成型することで一体成型されている。金属板42は、例えば、ステンレス等の金属材料により形成され、樹脂部43は、ポリカーボネート等の樹脂材料により形成されている。
金属板42の縁は、液晶表示装置103の液晶パネルLCPの表面側(視認側)に向けて略垂直に立ち上がるように屈曲された側部を形成している。金属板42の縁はさらに、液晶パネルLCPが収納される側である内側に折り返すように屈曲されている。
フレーム41の内側は、照明装置BLおよび液晶パネルLCPの寸法および形状に対応して樹脂部43が段差状に形成され、そこに照明装置BLおよび液晶パネルLCPがそれぞれ収容されている。
照明装置BLは、導光板21、拡散シート22、プリズムシート23、および図示しない光源、反射シート等を備え、液晶パネルLCPに光源からの光を導入するように構成されている。
液晶パネルLCPは、対向する一対の基板11,12を備え、基板11,12間には液晶層(図示省略)が封入されている。液晶層の周囲は、基板11,12同士を接合する封止材によって封止されている。一方の基板11の液晶層側には、画素電極、TFT、配線等が形成され、他方の基板12の液晶層側には共通電極、配線等が形成されている。また、各基板11,12の液晶層とは反対側の面には、それぞれ偏光板13,13が固定されている。
また、照明装置BLと液晶パネルLCPとの間には両面の外周部に粘着層が形成された遮光シート25が備えられ、樹脂部43、照明装置BL、液晶パネルLCPを接着固定している。
図7に示すように、底面から略垂直方向に立ち上がる金属板42の縁は、液晶パネルLCPが収容される側(内側)に向けて屈曲され、内側面43aが形成されている。この金属板42の内側面43aは、液晶パネルLCPの厚さ方向の端面14に対向して露出され、この金属板42の導電部50の露出された部分が露出部として形成されている。
導電部50は、液晶パネルLCPの端面14に沿うように形成されている。そして、金属板42の折り曲げられた先端は、段差状に形成された樹脂部43に進入している。このような構造のため、金属板42と樹脂部43とが容易に分離せずに一体化することができる。
また、フレーム41の底部の金属板42から導電部50の液晶パネルLCPの表面15側の端縁51までの高さH1は、液晶パネルLCPの液晶パネルLCPの表面15までの高さH2よりも大きくなるように形成されている。これにより、導電部50の端縁51は液晶パネルLCPの表面15よりも視認側に突出するように形成されている。
導電部50と液晶パネルLCPとの間には、例えば、約0.2mm程度の間隙Kが形成されている。また、金属板42の底面42bには、図示しない接地電位の配線が接続され、金属板42の一部である導電部50は接地された状態となっている。また、金属板42の底面42bには図示しない接地電位の筐体に接触させても良い。電気光学装置に搭載される駆動回路のグランド端子と金属板42を接触させても良い。
図6および図8に示すように、液晶パネルLCPの周縁部には、液晶パネルLCPの基板11が延設された延在部16が形成されている。延在部16には、例えば、FPC等の外部接続用基板が接続される端子等(図示省略)が設けられている。また、延在部16には、基板11のTFT等を駆動する駆動IC17が設けられている。駆動IC17上には絶縁材料によって形成された粘着テープ18が貼付され、粘着テープ18によって駆動IC17上に保護部材としての導電シート19が固定されている。導電シート19は、例えば、Al等の導電性を有する材料によって形成され、延在部16の駆動IC17を覆うように配置されている。導電シート19は導電性を有する接着剤等により、液晶パネルLCPの表面15側に屈曲された金属板42の表面15側の端縁42aに電気的に接続されている。なお、液晶パネルLCPの表面15側に屈曲された金属板42の先端は、段差状に形成された樹脂部43に進入している。
このように、金属板42の底面から略垂直に立ち上がる4辺の縁は、3辺が液晶パネルLCPの表面15より突出する端縁51を形成し、もう一辺は液晶パネルLCPの表面15より低い位置に屈曲された端縁42aから構成されている。
なお、液晶パネルLCPの表面15より突出する端縁51は4辺に構成してもよいし、2辺でも、1辺のみに構成してもよい。さらに、一辺の一部に液晶パネルLCPの表面15より突出する端縁51を構成してもよい。また、静電気の進入を防止するために突出する端縁51が、電気光学パネルの端面に対向し液晶パネルLCPの表面15に覆いかぶさるように曲がる構成としてもよい。
また、図6に示すように、フレーム41の樹脂部43には、フレーム41の四隅に位置する角部43b,43eが設けられている。E矢視におけるフレーム41の角部43bは、図9に示すように、金属板42の底面から立ち上がった2辺の交差する部分を覆うように形成されている。
樹脂で形成された角部43bは、液晶パネルLCPが収容される側(内側)に金属板42の面よりも少し内側に形成されている。また、この内側から角を切り欠いた逃げ部43cが形成されている。
さらに、角部43bの外周方向に向かって突起部43dが設けられている。突起部43dは、金属板42の底面と同じ面を底面として一方向に延在して形成されている。本実施形態では、液晶パネルLCPの短手方向に延在して形成されている。
また、同様に、G矢視におけるフレーム41の角部43eは、図10に示すように、金属板42の底面から立ち上がった2辺の交差する部分を覆うように形成されている。交差する2辺は一辺が導電部50の端縁51で、もう一辺が端縁42aであり、それぞれの高さが異なる。角部43eは、それぞれの辺を同じ高さになるように覆って形成されている。
樹脂で形成された角部43eは、液晶パネルLCPが収容される側(内側)に金属板42の面よりも少し内側に形成されている。また、この内側から角を切り欠いた逃げ部43fが形成されている。
さらに、角部43eの外周方向に向かって突起部43gが設けられている。突起部43gは、金属板42の底面と同じ面を底面として一方向に延在して形成されている。本実施形態では、液晶パネルLCPの短手方向に延在して形成されている。
なお、突起部43d,43gは、金属板42の底面から液晶パネルLCPの厚み方向に突出するように設けてもよい。
また、フレーム41の樹脂部43を導電性樹脂にて形成してもよい。このようにすれば、フレーム41の導電性を有する範囲が広くなり、静電気SEが流れる経路を増やすことができる。
さらに、第三実施形態と同様に、導電部50と液晶パネルLCPとの間の間隙Kに、液晶パネルLCP表面の基板よりも導電性が高い導電性部材を充填してもよい。
このように、液晶パネルLCPをフレーム41に組み込む際に、液晶パネルLCPの端面14が金属板42とは当接せず樹脂の角部43b又は角部43eと当接するため、液晶パネルLCPにクラックなどの損傷を与えることを防止できる。
また液晶パネルLCPの角部は逃げ部43cで逃げるため、液晶パネルLCPの角部の割れを防止できる。
また、液晶表示装置103の長手方向の寸法は最外周の金属板42の寸法となることから、この長手方向の寸法を小さくすることができ、液晶表示装置103の小型化を図ることができる。
次に、この実施の形態の作用について説明する。
図7に示すように、液晶表示装置103の観察側に放電された静電気SEは、液晶パネルLCPの表面15に侵入しようとする。ここで、液晶パネルLCPの厚さ方向の端面14に沿う樹脂部43の内側面43aに、導電性材料からなる導電部50が配置されている。静電気SEは、液晶パネルLCPよりも導電性が高い導電部50の露出部に侵入する。これにより、静電気SEを導電部50に導いて、液晶パネルLCPに対する静電気SEの侵入を未然に防止し、液晶パネルLCPが静電気SEによって損傷することを防止できる。
また、導電部50の視認側の端縁51は、液晶パネルLCPの視認側の表面15よりも視認側に突出して形成されている。静電気は近くの導電性の高い部分に侵入しやすいため、液晶表示装置100の視認側において発生した静電気SEは、液晶パネルLCPの表面15よりも視認側に突出した導電部50に侵入する。この侵入した静電気SEは突出した導電部50から金属板42の底面42bへ流れる。そして静電気SEは、金属板42の底面42bに接続された接地電位の配線に逃げていく。したがって、液晶パネルLCPの視認側において発生した静電気SEを積極的に、突出した導電部50に侵入させ、液晶パネルLCPに静電気SEが侵入することを未然に防止することができる。また、液晶パネルLCPの視認側の表面15側に携帯電話の表示窓を配置した場合にも、表示窓よりの静電気SEの進入を視認側に突出した導電部50へ侵入させ未然に液晶パネルLCPへの静電気SEの侵入を防止できるとともに、液晶パネルLCPの表面15よりも視認側に突出した導電部50が携帯電話の表示窓と直接接触するため、携帯電話の表示窓に機械的な外圧が加わった場合でも液晶パネルLCPの表面15に加わる機械的な外圧を緩和でき、液晶パネルLCPの割れに対する強度を向上させることができる。
なお、導電部50は液晶パネルLCPの表面15よりも視認側に突出させない構成でもよく電気光学パネル表面側のフレームの縁おいて、導電部を露出させることでフレームへの放電が起こりやすくなる。
また、導電部50は、液晶パネルLCPの厚さ方向の端面14に沿ってフレーム1の樹脂部43の内側面43aに配置されている。このため、導電部50の厚さTによって液晶表示装置103の厚さ、幅が増加することがなく、液晶パネルLCPを固定するビス等も不要となる。
したがって、従来のように樹脂製の枠フレームと金属製の部材とを別途設け、それらをビスで固定する構成と比較して、液晶表示装置103の小型化、厚さを薄型化することができる。
また、導電部50と液晶パネルLCPとの間には間隙Kが形成されているので、導電部50と液晶パネルLCPとが絶縁され、導電部50に侵入した静電気SEが液晶パネルLCPに侵入することを防止できる。
加えて、金属板42が接地電位に接触、接続されて接地される。その一部である導電部50も接地されているので、導電部50に侵入した静電気SEを液晶表示装置103の外部に逃がすことができる。
また、図8に示すように、延在部16の駆動IC17が導電シート19によって覆われているので、液晶パネルLCPの周縁部において放電された静電気SEは、導電シート19に侵入する。また、導電シート19と駆動IC17は絶縁材料によって形成された粘着テープ18によって絶縁されているので、導電シート19に侵入した静電気SEが駆動IC17に侵入することを防止できる。したがって、駆動IC17を静電気SEによる損傷から保護することができる。さらに、導電シート19は接地された金属板42の端縁42aに電気的に接続されて接地されているので、導電シート19に侵入した静電気SEを液晶表示装置103の外部に逃がすことができる。したがって、駆動IC17をより確実に静電気SEによる損傷から保護することができる。
また例えば、液晶表示装置100が携帯電話などの電子機器に組み込まれた場合には、図13に示すような構成をとる。
液晶表示装置103などの液晶表示部201は回路部205に接続され、回路部205は電源部206に接続されている。また、液晶表示部201、回路部205、電源部206は接地電位の配線に接続されて接地されている。
このように、液晶表示装置103の観察側に放電された静電気SEは、導電部30に侵入し、金属板2を経て液晶表示装置103の外部に逃がすことができる。
なお、接地は金属板、ジャンパー線、銅箔などで配線され、半田付け、圧着、ねじ止め等により電気的に接続される。
また、フレーム1は金属板42と樹脂部43とによって構成され、金属板42は樹脂部43にインサート成型されているので、樹脂部43を金属板42によって補強してフレーム41の機械的強度を向上させ、フレーム41を薄型化し、液晶表示装置103を薄型化することができる。また、金属板42の縁が内側に屈曲されているので、金属板42の縁の強度を向上させ、フレーム41の機械的強度を向上させることができる。また、金属板42の縁を内側に屈曲することで、フレーム41の外側の金属板42の寸法精度を向上させることができる。
また、フレーム41の四隅の内側に露出する角部43b,43eが樹脂にて形成され、フレーム41に液晶パネルLCPを組み込んだときに、液晶パネルLCP端面がこの角部43b,43eと当接する。このことから、フレーム41と液晶パネルLCPの端面とが金属ではなく樹脂と当接することで、液晶パネルLCPにクラックなどの損傷を与えることがない。
また、フレーム41の樹脂部43にはフレーム41の四隅の外側に突出する突起部43d,43gを有し、液晶表示装置103を電子機器などに組み込む際に、突起部43d,43gが位置決めの役目を果たし、組み立て性を容易にすることができる。
以上説明したように、本実施形態の液晶表示装置103によれば、導電部50によって液晶パネルLCPに静電気SEが侵入することを防止して液晶パネルLCPが静電気SEによって損傷することを防止できる。また、導電部50の厚さTは液晶表示装置103の厚さに影響を与えないので、従来の液晶表示装置よりもさらに薄型化が可能な液晶表示装置103を提供できる。
(電子機器)
次に、上述の実施形態において説明した液晶表示装置100,101,102,103を備えた電子機器の具体例について説明する。
図11(a)は、携帯電話の一例を示した斜視図である。図11(a)において、200は携帯電話本体を示し、201は上記実施形態の液晶表示装置100,101,102,103のいずれかを備えた液晶表示部を示している。
図11(b)は、ワープロ、パソコンなどの携帯型情報処理装置の一例を示した斜視図である。図11(b)において、300は情報処理装置、301はキーボードなどの入力部、303は情報処理本体、302は上記実施形態の液晶表示装置100,101,102,103のいずれかを備えた液晶表示部を示している。
図11(c)は、腕時計型電子機器の一例を示した斜視図である。図11(c)において、400は時計本体を示し、401は上記実施形態の液晶表示装置100,101,102,103のいずれかを備えた液晶表示部を示している。
図12は、携帯電話機本体200の要部断面図である。図13は携帯電話機の概略構成を示すブロック図である。
図12に示すように、携帯電話本体200は、筐体202に、例えば、上述の液晶表示装置101を収容している。筐体202は液晶表示部201にガラス等の透明材料によって形成された表示窓203を備えている。筐体202の表示窓203は、液晶パネルLCPの表面よりも突出した導電部30の端縁と接触し、電気的に接続されている。
図13に示すように、液晶表示部201は回路部205に接続され、回路部205は電源部206に接続されている。また、液晶表示部201、回路部205、電源部206は接地電位の配線に接続されて接地されている。なお、接地は金属板、ジャンパー線、銅箔などで配線され、半田付け、圧着、ねじ止め等により電気的に接続される。
例えば、電荷を帯びた人体が表示窓203に触れた場合、静電気SEは表示窓203から筐体202又は導電部30に導かれる。通常、筐体202は接地電位に接続されており、筐体202側に導かれた静電気は外部に導出される。また、導電部30に導かれた静電気SEは携帯電話本体200の接地電位配線に導出される。
このようにして、携帯電話本体200の表面で発生した静電気SEが液晶表示部201に侵入すると、静電気SEは表示窓203から導電部30に導かれ、外部に導出することができる。
また、情報処理装置300および時計本体400においても、携帯電話本体200と同様に、液晶表示部302,401に侵入した静電気SEを、導電部30により外部に導出することができる。
このように、図11(a)〜(c)に示す電子機器200,300,400は、静電気SEによる損傷が防止され、従来よりも薄型化が可能な液晶表示装置100,101,102が搭載されている。したがって、上述の電子機器200,300,400によれば、静電気SEによる損傷が防止され、従来よりも薄型化された電子機器200,300,400を提供することができる。
なお、この発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述の実施形態では、導電部をフレームの底部を構成する金属板の屈曲された部分としたが、導電部は電気光学パネルの厚さ方向に沿うフレームの内側面に配置されていれば、底部とは別の平板であってもよく、メッシュ状、棒状、あるいは短冊状のものであってもよく導電性部材が充填されたものでも良い。
また、上述の実施の形態では、液晶パネルの端面と導電部との間に間隙が形成されている場合に付いて説明したが、液晶パネルの端面と導電部とを接触させてもよい。この場合、液晶パネルに蓄積した静電気を導電部に効率よく逃がすことができる。
また、上述の実施形態の電子機器は液晶装置を備えるものとしたが、有機エレクトロルミネッセンス表示装置、プラズマ型表示装置等、他の電気光学装置を備えた電子機器とすることもできる。
本発明の第一実施形態における液晶表示装置の平面図である。 図1のA−A’線に沿う断面図である。 図1のB−B’線に沿う断面図である。 本発明の第二実施形態における液晶表示装置の図2に対応する断面図である。 本発明の第三実施形態における液晶表示装置の図2に対応する断面図である。 本発明の第四実施形態における液晶表示装置の平面図である。 図6のC−C’線に沿う断面図である。 図6のD−D’線に沿う断面図である。 図6のE矢視における斜視図である。 図6のG矢視における斜視図である。 (a)〜(c)は、本発明の実施形態における電子機器の例を示す概略構成図である。 本発明の実施形態における電子機器の要部断面図である。 携帯電話機の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 フレーム、2 金属板、3 樹脂部(絶縁部)、3a 内側面、11,12 基板、14 端面、15 表面、17 駆動IC(駆動回路)、18 粘着テープ(絶縁材)、19 導電シート(保護部材)、25 遮光シート、30 導電部、31 端縁、41 フレーム、42 金属板、43 樹脂部(絶縁部)、43a 内側面、43b,43e 角部、43c,43f 逃げ部、43d,43g 突起部、50 導電部、51 端縁、100,101,102,103 液晶表示装置(電気光学装置)、200 携帯電話本体(電子機器)、202 筐体、300 情報処理装置(電子機器)、400 時計本体(電子機器)、K 間隙、ECM 導電部材、INS 絶縁部材、LCP 液晶パネル(電気光学パネル)

Claims (12)

  1. 導電部および樹脂部を含むフレームと、
    前記樹脂部の内側に収容された電気光学パネルと、
    前記樹脂部から前記導電部が露出してなる露出部と、を備え、
    前記露出部が、前記電気光学パネルの端面の少なくとも一部に対向する、又は前記端面を超えて前記電気光学パネルの表面から突出して設けられてなることを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記フレームは、その縁部において前記導電部が露出してなることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記導電部は少なくとも前記電気光学パネルの端面に沿って設けられてなる金属板であり、前記樹脂部が前記金属板と一体的に形成されてなる樹脂材料を含んでなることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  4. 前記フレームは、
    前記金属板を含む底部と、
    前記金属板を前記電気光学パネル側に屈曲してなる側部を備え、
    前記側部において前記樹脂部が前記金属板に一体形成されてなることを特徴とする請求項3に記載の電気光学装置。
  5. 前記フレームは、前記金属板が前記樹脂材料にインサート形成されてなることを特徴とする請求項3又は4に記載の電気光学装置。
  6. 前記フレームと前記電気光学パネルの前記端面との間に間隙が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電気光学装置。
  7. 前記間隙に、前記電気光学パネル表面の基板よりも導電性が高い導電部材が充填されていることを特徴とする請求項6記載の電気光学装置。
  8. 前記側部において、前記金属板の縁が前記電気光学パネルとは反対の側に向けて屈曲されてなることを特徴とする請求項4又は5に記載の電気光学装置。
  9. 前記側部において、前記金属板の縁が前記電気光学パネル側に向けて屈曲されてなることを特徴とする請求項4又は5に記載の電気光学装置。
  10. 前記電気光学パネルを駆動する駆動回路と、
    前記駆動回路の少なくとも一部を覆う導電性の保護部材と、を含み、
    前記保護部材が、前記フレームの前記導電部に接続されてなることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれか一項に記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする電子機器。
  12. 前記電気光学装置を収容する筐体を備え、
    前記電気光学装置が前記導電部を介して前記筐体と接触していることを特徴とする請求項11記載の電子機器。
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