JP2009086498A - 帯状部材駆動装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の支持部材(Rd+Rj,T1y,T1m,T1c,T1k)により内表面が回転可能に支持された無端状の帯状部材(B)と、前記帯状部材(B)の外表面が対向して配置された対向部材(Py,Pm,Pc,Pk)に対して前記帯状部材(B)を近接、離間させる帯状部材移動機構(Fb+Ft+SP+HC)と、前記帯状部材(B)が前記対向部材(Py,Pm,Pc,Pk)から離間した状態で、前記帯状部材(B)の外表面に接触して、前記帯状部材(B)のばたつきを抑える押さえ部材(20)と、を備えた帯状部材駆動装置(BM)。
【選択図】図5
Description
特許文献1としての特開平9−281770号公報には、4つの感光体(6Y、6M,6C、6K)が水平方向に配置され、各感光体(6Y、6M,6C、6K)を順次記録媒体(S)が通過するように搬送する搬送ベルト(20)を有する画像形成装置において、黄色、マゼンタ、シアンの3色の感光体(6Y、6M,6C)および現像ローラ(9Y、9M,9C)等をカラー画像形成ユニット(A)として、搬送ベルト(20)に対して一体的に近接離隔可能に構成し、モノクロ印刷の場合にはカラー画像形成ユニット(A)を離隔させ、カラー印刷の場合にはカラー画像形成ユニット(A)を搬送ベルト(20)に接触させて印刷を行う技術が記載されている。すなわち、特許文献1記載の技術では、モノクロ印刷時にカラー画像形成ユニット(A)の感光体(6Y、6M,6C)の磨耗を低減するために、大がかりで複雑な機構を使用してカラー画像形成ユニット(A)を昇降させており、搬送ベルト(20)との感光体(6Y、6M,6C)との接触を防止するために、ある程度大きな離間距離をとっている。
内表面側を複数の支持部材により回転可能に支持された無端状の帯状部材と、
前記帯状部材の外表面と対向して配置された対向部材に対して前記帯状部材を近接、離間させる帯状部材移動機構と、
前記帯状部材が前記対向部材から離間した状態で、前記帯状部材の外表面に接触して前記帯状部材を押さえる押さえ部材と、
を備えたことを特徴とする。
前記内表面側から前記外表面側に向けて前記帯状部材を押した状態で配置された前記支持部材と、
前記支持部材による前記帯状部材を外表面側に押す力よりも弱い力で、前記帯状部材の外表面を内表面側に押す前記押さえ部材と、
を備えたことを特徴とする。
前記対向部材に対する近接、離間の動作に応じて一体的に移動する前記押さえ部材、
を備えたことを特徴とする。
表面に画像を保持して回転する像保持体により構成された前記対向部材と、
表面に媒体を保持して回転する媒体搬送部材により構成された前記無端状の帯状部材と、
前記像保持体表面の画像を前記媒体に転写する転写部材により構成された前記支持部材と、
前記媒体移動方向に交差する媒体幅方向に対して、前記像保持体表面に保持される媒体の媒体幅方向外側に配置された前記押さえ部材と、
を有する請求項1ないし3のいずれかに記載の帯状部材駆動装置を備えたことを特徴とする。
前記画像の幅を含む清掃領域において、前記媒体搬送部材表面を清掃する搬送部材清掃器と、
前記清掃領域の媒体幅方向外側に配置された前記押さえ部材と、
を備えたことを特徴とする。
前記帯状部材移動機構による帯状部材の移動により前記帯状部材と近接、離間する像保持体と、前記帯状部材の移動の前後で接触し続ける像保持体とを有する複数の前記像保持体と、
前記帯状部材と近接、離間する前記像保持体の近傍に配置された前記押さえ部材と、
を備えたことを特徴とする。
前記媒体搬送部材の媒体搬送方向に対して、前記帯状部材と近接、離間する像保持体の下流側に配置された前記帯状部材の移動の前後で接触し続ける前記像保持体と、
前記帯状部材と近接、離間する前記像保持体の前記媒体搬送方向下流側に配置された前記押さえ部材と、
を備えたことを特徴とする。
前記帯状部材移動機構による帯状部材の移動により前記帯状部材と近接、離間する像保持体と、前記帯状部材の移動の前後で接触し続ける前記像保持体とを有する複数の前記像保持体が上下方向に並んで配置されると共に、
前記媒体搬送部材の媒体搬送方向が下方から上方に向かう方向に設定され、前記帯状部材の移動の前後で接触し続ける像保持体が、前記媒体搬送方向の最下流である最も上方に配置されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、本発明の構成を備えない場合に比べて、支持部材で押される帯状部材の形状が変化することを低減できる。
請求項3に記載の発明によれば、本発明の構成を備えない場合に比べて、近接、離隔の前後で、帯状部材を確実に押さえることができ、帯状部材の対向部材との接触を防止できる。
請求項5に記載の発明によれば、清掃領域を清掃器で清掃でき、清掃領域の外側を押さえ部材で清掃できる。
請求項6に記載の発明によれば、本発明の構成を備えない場合に比べて、帯状部材に近接、離隔する像保持体に帯状部材が接触することを確実に防止できる。
請求項8に記載の発明によれば、本発明の構成を備えない場合に比べて、上下方向に搬送される媒体と像保持体との接触を確実に防止でき、媒体を安定して搬送できる。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1において、本発明の実施例1の画像形成装置の一例としてのプリンタUは、画像が記録される媒体の一例としての記録シートSが収容される給紙容器TR1が下部に収容されており、上面には排紙部TRhが設けられている。また、プリンタUの上部には操作部UIが設けられている。
図1において、実施例1のプリンタUは、画像形成装置本体U1と、画像形成装置本体U1の右側下端部に設けられた回転中心U2aを中心として開閉可能な開閉部U2を有する。前記開閉部U2は、後述するプロセスカートリッジの交換や紙詰まりした記録シートSを除去するために画像形成装置本体U1の内部を開放する図示しない開放位置と、図1に示す画像形成動作が実行される通常時に保持される通常位置との間を移動可能に構成されている。
図1において、前記潜像書込装置ROSの右方にはY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(黒)の各色の可視像の一例としてのトナー像を形成する画像記録部の一例としての可視像形成装置UY,UM,UC,UKが配置されている。
図2において、K(黒)の可視像形成装置UKは回転する像保持体の一例としての感光体Pkを有する。前記感光体Pkの周囲には、帯電器の一例としての帯電ロールCRk、感光体表面の静電潜像を可視像に現像する現像装置Gk、感光体Pk表面を除電する除電部材Jk、感光体Pk表面に残留した現像剤を除去する像保持体清掃器の一例としての感光体クリーナCLk等が配置されている。また、前記現像装置Gkは、現像剤が収容される現像容器Vと、前記現像容器1内に収容された現像剤を保持して回転する現像剤保持体の一例としての現像ロールG1kを有する。前記現像容器V内には、現像ロールG1kに対向して配置され、現像ロールG1k表面の現像剤の層厚を規制する層厚規制部材Skが設けられている。また、前記現像容器Vは、前記現像ロールG1kに供給される現像剤が撹拌しながら搬送される撹拌搬送室V1,V2を有し、前記撹拌搬送室V1,V2内には、現像剤を循環搬送する循環搬送部材R1,R2が配置されている。左側の撹拌搬送室V2には、現像剤を補給する現像剤補給路H1が接続されており、前記現像剤補給路H1には補給用の現像剤が収容される第1の現像剤補給室H2が接続されている。また、前記第1の現像剤補給室H2は、現像剤補給接続路H3を介して、上方に配置された第2の現像剤補給室H4に接続されている。現像剤補給路H1、第1の現像剤補給室H2、現像剤補給接続路H3および第2の現像剤補給室H4には、それぞれ、前記撹拌搬送室V1,V2に向けて現像剤を搬送する補給現像剤搬送部材R3,R4,R5,R6,R7が配置されている。前記符号H1〜H4、R3〜R7を付した部材により、実施例1の現像剤補給容器H1〜H4+R3〜R7が構成されている。
実施例1の黒色の可視像形成装置UKは、感光体Pk、帯電器CRk、現像装置Gk、除電部材Jk、感光体クリーナCLk、現像剤補給容器11、16〜18等が一体的に着脱可能な着脱体、いわゆるプロセスカートリッジUKにより構成されており、開閉部U2を開放位置に移動した状態で画像形成装置本体U1に対して着脱可能に構成されている。
他の色の可視像形成装置UY,UM,UCも、黒色の可視像形成装置UKと同様に、画像形成装置本体U1に対して着脱可能な着脱体、いわゆる、プロセスカートリッジUY,UM,UCにより構成されている。なお、実施例1のプリンタUでは、各プロセスカートリッジUY〜UKは、上下方向に並んで配置されている。
前記画像濃度センサSN1の媒体搬送ベルトBの媒体搬送方向の下流側には、搬送部材清掃器の一例としてのベルトクリーナCLbが配置されている。また、前記従動ロールRjに、媒体搬送ベルトBを挟んで対向する位置には、記録シートSを媒体搬送ベルトBに吸着させる記録媒体吸着部材の一例としての媒体吸着ロールRkが配置されている。
記録媒体搬送路SHの記録シートSは、繰出部材の一例として、媒体搬送ベルトBへの給紙時期を調整するレジロールRrに送られる。レジロールRrは、所定のタイミングで、従動ロールRjと媒体吸着ロールRkとの対向領域である記録媒体吸着位置Q6に前記記録シートSを繰り出す。前記記録媒体吸着位置Q6に搬送された記録シートSは、前記媒体搬送ベルトBに静電吸着される。なお、実施例1のベルトモジュールBMでは、前記レジロールRrと媒体搬送ベルトBとの間には、記録シートSを案内するための案内部材が省略されている。
前記転写領域Q3y,Q3m,Q3c,Q3kにおいて媒体搬送ベルトBの裏面側に配置された転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kには、制御部Cにより制御される電源回路Eから所定のタイミングでトナーの帯電極性と逆極性の転写電圧が印加される。
多色画像の場合、前記各感光体Py〜Pk上のトナー像は前記転写ロールT1y,T1m,T1c,T1kにより媒体搬送ベルトB上の記録シートSに重ねて転写される。また、単色画像、いわゆる、モノクロ画像の場合、感光体Pk上にK(黒)のトナー像のみが形成され、このK(黒)のトナー像のみが転写器T1kにより記録シートSに転写される。
トナー像転写後の感光体Py〜Pkは、除電領域Qjy〜Qjkで除電部材Jy〜Jkにより除電された後、清掃領域Q4y〜Q4kにおいて感光体クリーナCLy〜CLkにより表面に残留したトナーが回収されて清掃され、再び帯電ロールCRy〜CRkにより帯電される。
記録シートSが離隔した後の前記媒体搬送ベルトBは、前記ベルトクリーナCLbにより清掃される。
図3は実施例1の画像形成装置の要部拡大図であり、ベルトモジュールが使用位置に保持されている状態を示す図である。
図4は実施例1の画像形成装置の要部拡大図であり、ベルトモジュールがメンテナンス作業位置に移動した状態を示す図である。
図5は実施例1のベルトモジュールの斜視図であり、像保持体と前記ベルトモジュールの転写ロールとの位置関係を示す図である。
図6は実施例1のベルトモジュールの説明図であり、図6Aはベルトモジュールからベルト支持フレームの前側プレートと媒体搬送ベルトとを取り外した状態のベルトモジュールの斜視図、図6Bは押さえ部材位置調節用長孔の要部拡大図、図6Cはピン押し当て装置の説明図である。
図7は実施例1のベルトモジュールの側面図であり、転写フレームが押圧位置に保持された状態を示す図である。
図8は実施例1のベルトモジュールの側面図であり、転写フレームが離隔位置に移動した状態を示す図である。
図9は実施例1のベルトモジュールの斜視図であり、ベルトモジュールから媒体搬送ベルトを取り外した状態を示す図である。
前記前側ベルト支持プレートFb1および後側ベルト支持プレートFb2において、前記長孔12の下方には、従動ロールRjが回転可能に支持されている。なお、前記従動ロールRjは、従動軸Rjaを支持する軸受13が図示しない弾性部材により、媒体搬送ベルトBを張架するように、下方に押された状態で支持されており、媒体搬送ベルトBを張架する張架部材としての機能も有する。
図3において、前記ベルトモジュールBMが通常使用位置に移動した状態では、前記駆動軸Rda両端部を支持する軸受Br、Brが前記画像形成装置本体U1に設けられた位置決め部18に接触して前記ベルトモジュールBMが位置決めされる。
図4において、紙詰まりの解消や可視像形成装置UY〜UKの交換等の保守作業を行う場合、開閉部U2を開放して、ベルトモジュールBMを保守作業位置に移動させることで、内部が開放され、保守作業が可能となる。
前側転写ロール支持プレートFt1および後側転写ロール支持プレートFt2の下部は、転写部材支持体連結部材の一例としてのプレート連結部材Ft3により連結されている。プレート連結部材Ft3は、両端部が、前記前側ベルト支持プレートFb1および後側ベルト支持プレートFb2の前記長孔13,13を貫通して、前記外枠体Fbよりも外側に突出している。したがって、前記プレート連結部材Ft3は、長孔13,13に沿って移動自由な状態で支持される。
また、図5に示すように、実施例1の前後一対のベルト押さえピン20は、ベルトクリーナCLbにより像保持体ベルトB表面が清掃される清掃領域L1の外側に配置されている。なお、実施例1では、前記清掃領域L1は、使用可能な記録シートSの最大幅よりも広く設定されており、感光体Py〜Pkに形成される画像の領域である画像形成領域の最大幅は記録シートSの最大幅よりも狭く設定されている。
なお、実施例1では、前記転写軸付勢バネ23y〜23kにより押す力は、弾性バネ21bが押す力よりも大きな力に設定されている。また、弾性バネ21bが媒体搬送ベルトBを押す力は、媒体搬送ベルトBの張力より少し大きく、ベルト押さえピン20が媒体搬送ベルトBに接触しかつ媒体搬送ベルトBの形状をほとんど変形させない程度に設定されている。
したがって、前記偏心カムHCが図7に示す帯状部材接触位置に移動すると、転写フレーム押しバネSPにより、転写フレームFtが感光体Py〜Pk側に押され、媒体搬送ベルトBが全ての感光体Py〜Pkに接触する。よって、この状態で多色画像が形成、転写される。また、偏心カムHCが図8に示す帯状部材離隔位置に移動すると、転写フレーム押しバネSPの弾性力に抗して転写フレームFtが回転移動し、媒体搬送ベルトBが黒色以外の感光体Py,Pm,Pcから離隔する。よって、この状態で単色画像が形成、転写される。すなわち、実施例1では、黒色の感光体Pkが媒体搬送ベルトBに常時接触し、そのほかの色の感光体Py,Pm,Pcは媒体搬送ベルトBに対して接触、離隔する。
前記外枠体Fb、転写フレームFt、転写フレーム押しバネSP、偏心カムHC等により、実施例1の帯状部材移動機構の一例としてのベルト移動機構Fb+Ft+SP+HCが構成されている。また、前記外枠体Fb、ベルト支持ロールRd+Rj、媒体搬送ベルトB、転写フレームFt、転写ロールT1y〜T1kおよび回収装置KS等により、実施例1のベルトモジュールBMが構成されている。
図10はベルトモジュールが通常使用位置に移動した状態で転写フレームの移動と各転写ロールの配置状態を示す図で、図10Aは転写フレームが帯状部材接触位置に移動した場合の各転写ロールの配置状態を示す図、図10Bは転写フレームが帯状部材離隔位置に移動した場合の各転写ロールの配置状態を示す図である。
前記構成要件を備えた実施例1の画像形成装置の一例としてのプリンタUでは、多色画像が印刷される場合には、図10Aに示すように、偏心カムHCと転写フレーム押しバネSPにより媒体搬送ベルトBが多色画像形成位置に移動し、全感光体Py〜Pkが媒体搬送ベルトBに接触する。よって、媒体搬送ベルトBに吸着して搬送される記録シートSに、各感光体Py〜Pk画像が順次転写され、定着装置Sで定着されて、記録シートSに多色画像が形成される。このとき、実施例1ではベルト押さえピン20が媒体搬送ベルトBに接触してベルト押さえピン20により、媒体搬送ベルトBのばたつきが抑えられる。
また、実施例1では、弾性バネ21bの押す力が転写軸付勢バネ23y〜23cの弾性力よりも小さく設定されており、媒体搬送ベルトBの形状がほとんど変化せず、記録シートSの搬送性能が確保される。さらに、媒体搬送ベルトBの形状が保持されることで、単色画像形成時と多色画像形成時で、転写領域Q3kへ進入する記録シートSの角度の差が少なくなり、媒体搬送ベルトの形状を変形させて感光体から離隔させる場合に比べて、転写条件、すなわち、放電条件の設定が容易となる。すなわち、転写領域Q3kに転写ロールT1k側から進入する角度が大きいほど、感光体Pkと記録シートSとの間で異常放電、いわゆるギャップ放電が発生しやすくなり、異常放電に伴う画像欠陥が発生しやすくなるが、実施例1ではこれらの場合に比べて、異常放電や画像欠陥の発生が低減される。
さらに、実施例1のプリンタUでは、ベルト押さえピン20が清掃領域L1の外側に配置されており、媒体搬送ベルトBのベルト押さえピン20が接触する領域は、ベルト押さえピン20で清掃される。特に、実施例1では、ベルト押さえピン20が、媒体搬送ベルトBの回転に従動して回転し、回転しない場合に比べて、ベルト押さえピン20や媒体搬送ベルトBの磨耗が低減される。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H010)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、画像形成装置としてのプリンタを例示したが、これに限定されず、FAXや複写機あるいはこれらすべてまたは複数の機能を備えた複合機とすることも可能である。また、電子写真方式の画像形成装置に限定されず、いわゆるインクジェット記録方式の画像形成装置において、媒体搬送部材の部分に実施例記載の構成を適用することも可能である。
(H03)前記実施例において、Y,M,C,Kの四色の画像形成装置の場合について例示したが、4色に限定されず、3色以下や5色以上の画像形成装置にも適用可能である。
(H05)前記実施例において、ベルト押さえピン20をシアン色の感光体Pcの媒体搬送方向上流側に配置し、この位置が望ましいが、この位置に限定されず、配置する位置は、設計や仕様等に応じて任意に変更可能である。
(H07)前記実施例において、黒色の感光体Pkが上端に配置する構成を例示したが、この構成に限定されず、配置する位置は構成や設計等に応じて任意に変更可能である。
(H08)前記実施例において、ベルト押さえピン20で媒体搬送ベルトの清掃を行う構成を例示したがこの構成に限定されず、清掃をしない構成とすることも可能である。また、清掃を効率的に行うために、ベルト押さえピン20の外周面に、いわゆるスポンジ等の多孔体を設けたり、刷毛状の毛を植毛したり等可能である。
(H010)前記実施例において、ベルト押さえピン20やピン押し当て装置21を帯状部材駆動装置の一例としてのベルトモジュールBMに設け、媒体搬送ベルトBの移動と共に移動可能に構成したが、この構成に限定されず、例えば、ベルト押さえピンの移動範囲や弾性バネ21bの弾性力を調整することで、ベルト押さえピンやピン押し当て装置21を画像形成装置本体U1側に配置したり、外枠体Fbに配置したりすることも可能である。
B…帯状部材,媒体搬送部材、
BM…帯状部材駆動装置、
CLb…搬送部材清掃器、
Fb+Ft+SP+HC…帯状部材移動機構、
L1…清掃領域、
Py,Pm,Pc,Pk…対向部材,像保持体、
Rd+Rj,T1y,T1m,T1c,T1k…支持部材、
S…媒体、
T1y,T1m,T1c,T1k…転写部材、
U…画像形成装置。
Claims (8)
- 内表面側を複数の支持部材により回転可能に支持された無端状の帯状部材と、
前記帯状部材の外表面と対向して配置された対向部材に対して前記帯状部材を近接、離間させる帯状部材移動機構と、
前記帯状部材が前記対向部材から離間した状態で、前記帯状部材の外表面に接触して前記帯状部材を押さえる押さえ部材と、
を備えたことを特徴とする帯状部材駆動装置。 - 前記内表面側から前記外表面側に向けて前記帯状部材を押した状態で配置された前記支持部材と、
前記支持部材による前記帯状部材を外表面側に押す力よりも弱い力で、前記帯状部材の外表面を内表面側に押す前記押さえ部材と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の帯状部材駆動装置。 - 前記対向部材に対する近接、離間の動作に応じて一体的に移動する前記押さえ部材、
を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の帯状部材駆動装置。 - 表面に画像を保持して回転する像保持体により構成された前記対向部材と、
表面に媒体を保持して回転する媒体搬送部材により構成された前記無端状の帯状部材と、
前記像保持体表面の画像を前記媒体に転写する転写部材により構成された前記支持部材と、
前記媒体移動方向に交差する媒体幅方向に対して、前記像保持体表面に保持される媒体の媒体幅方向外側に配置された前記押さえ部材と、
を有する請求項1ないし3のいずれかに記載の帯状部材駆動装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記画像の幅を含む清掃領域において、前記媒体搬送部材表面を清掃する搬送部材清掃器と、
前記清掃領域の媒体幅方向外側に配置された前記押さえ部材と、
を備えたことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。 - 前記帯状部材移動機構による帯状部材の移動により前記帯状部材と近接、離間する像保持体と、前記帯状部材の移動の前後で接触し続ける像保持体とを有する複数の前記像保持体と、
前記帯状部材と近接、離間する前記像保持体の近傍に配置された前記押さえ部材と、
を備えたことを特徴とする請求項4または5に記載の画像形成装置。 - 前記媒体搬送部材の媒体搬送方向に対して、前記帯状部材と近接、離間する像保持体の下流側に配置された前記帯状部材の移動の前後で接触し続ける前記像保持体と、
前記帯状部材と近接、離間する前記像保持体の前記媒体搬送方向下流側に配置された前記押さえ部材と、
を備えたことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。 - 前記帯状部材移動機構による帯状部材の移動により前記帯状部材と近接、離間する像保持体と、前記帯状部材の移動の前後で接触し続ける前記像保持体とを有する複数の前記像保持体が上下方向に並んで配置されると共に、
前記媒体搬送部材の媒体搬送方向が下方から上方に向かう方向に設定され、前記帯状部材の移動の前後で接触し続ける像保持体が、前記媒体搬送方向の最下流である最も上方に配置されていることを特徴とする請求項4ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
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