JP5169908B2 - 転写装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電子写真方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に用いられる転写装置及び該転写装置を備えた画像形成装置に関するものである。
従来、タンデム型のカラープリンタにおいては、モノクロ印刷時に、カラーの感光体や感光体クリーニング部材の磨耗を防ぐため、またはカラートナーの経時劣化を防ぐため、さらにはカラートナーの用紙へのカブリを防ぐためにカラーの感光体と搬送ベルトを離間させる構成が提案されている(例えば、特許文献1や特許文献2など)。これらでは、タンデム型のカラープリンタにおいて、モノクロ印刷時に搬送ベルトをカラー作像用感光体から離間させることにより、感光体の無駄な消耗を防止する。ただし、前記の構成では搬送ベルトがあることが前提であり、搬送ベルトがない場合、モノクロ印刷時に離間すると用紙の搬送が行えない、または搬送が安定しないという問題がある。
搬送ベルトを用いずにモノクロ印刷時にカラー感光体を停止した状態で、用紙搬送ができる構成として、カラー印刷用の用紙搬送経路とモノクロ印刷用の用紙搬送経路の2種類を用意し、印刷モードにより用紙搬送経路を切り替える構成も提案されている(例えば、特許文献3)。これでは、2通りの用紙搬送経路を作り、モノクロ印刷時とカラー印刷時で用紙搬送経路を切り替えることにより、モノクロ印刷時には用紙をカラー作像用感光体に接触させることなく用紙搬送を行う。このような構成では、常にプリンタ内に2つの用紙搬送経路が存在し、装置の大型化や部品点数の増加が避けられない。
また、前記特許文献以外において、搬送ベルトを用いるもので、図8に示すような構成もある。この構成において、100は画像形成装置本体、101a〜101dは転写ローラ、102a〜102dはプロセスカートリッジ、103は露光装置、104は給紙トレイ、105は給紙ローラ、106は定着装置、107はレジストローラ、108a〜108dは感光体、110a〜110dは帯電器、111a〜111dは現像器、をそれぞれ示す。これでは、搬送ベルト201が転写ローラ101a〜101dと感光体108a〜108dに挟まれるように配置され、搬送ベルト201により用紙の搬送を行っているが、搬送ベルト201は比較的コストが高いという難点がある。また、搬送ベルト201の伸びや走行時のローラ軸方向寄りを規制することが困難であるとともに、搬送ベルト201用のクリーニング部材が必要であり、搬送ベルト201の厚みムラによる搬送速度の変動、などの問題もある。
そこで、近年求められている低コスト化及び小型化を達成するために、搬送ベルトを用いることなく、モノクロ印刷時や2色印刷時などに不要なカラー感光体を停止した状態で、安定して搬送を行うことを目的として、前記の構成から単純に搬送ベルト201を取り外すことも考えられる。しかしながら、前記の構成から単純に搬送ベルト201を取り外した場合、単色印刷時に用紙への転写の際にトナー像を形成する必要のない感光体(108a〜108dのいずれか、または複数個)をも回転させなければ用紙を搬送することができない。
すなわち、この場合、トナー像形成の必要の有無に関わらず感光体108は回転駆動されるため、磨耗(感光体膜削れ)等により、感光体108の寿命が損なわれてしまう。また感光体108の回転駆動に連動して現像器111が駆動する場合、現像器111内のトナーが空転により磨耗劣化することで、現像器111の品質が低下してしまうという課題が生じる。かといって、前記の構成から搬送ベルト201を取り外し、かつ単色印刷時に用紙への転写の際にトナー像を形成する必要のない感光体(108a〜108dのいずれか、または複数個)を単純に転写ローラ101から離間させる場合、用紙(特に小サイズ紙)の搬送力は転写ローラ101のみから得られる状況となり、グリップ力不足により用紙不送り・スキューといった課題が生じる。
そこでこの発明は、前記従来の装置がもつ問題点を解決し、搬送ベルト(搬送部材)を搭載しない転写装置においても、不要な感光体(像担持体)を回転させることなく用紙(転写材)を搬送することができ、像担持体の長寿命化、トナーの経時劣化の抑制、転写材の非印字部へのトナーの転写(カブリ)の低減が可能な転写装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、像担持体と、この像担持体近傍に配置される転写部材と、前記像担持体近傍に該像担持体と非接触で配置される搬送部材とを具えた転写装置であって、前記像担持体と前記転写部材とが当接し、前記像担持体と前記転写部材の少なくともどちらかを回転駆動させることで転写材を搬送する第一のモードと、前記搬送部材と前記転写部材とが当接し、前記像担持体は回転駆動させず、前記搬送部材と前記転写部材の少なくともどちらかを回転駆動させることで転写材を搬送する第二のモードとを切り替え可能に有することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、像担持体は、第二のモードにおいて、転写材搬送経路から転写部材と反対側に離間したポジションとなることを特徴とする。請求項3に記載の発明は、請求項1又は2において、第一のモードと第二のモードは、像担持体のポジション及び搬送部材のポジションを移動させることで切り替えられることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3において、像担持体のポジション及び搬送部材のポジションの移動は、連動して同時に行われることを特徴とする。請求項5に記載の発明は、請求項4において、連動は、像担持体及び搬送部材を支持する支持部材と、この支持部材を揺動させることにより像担持体及び搬送部材のポジションを移動させるカム機構とによって行われることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかにおいて、転写部材は、回転駆動源を有し、搬送部材は、第二のモードにおいて、転写部材によって従動回転することを特徴とする。請求項7に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかにおいて、第一のモードにおける像担持体の回転駆動源と、第二のモードにおける搬送部材の回転駆動源は同一であることを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の転写装置を具えたことを特徴とする画像形成装置である。請求項9に記載の発明は、複数の転写装置が転写材搬送方向に設置されたタンデム型の画像形成装置において、転写材搬送方向最下流の転写装置以外の複数の転写装置の少なくとも1つが請求項1ないし7のいずれかに記載の転写装置であることを特徴とする。請求項10に記載の発明は、請求項9において、転写材搬送方向最下流の転写装置以外の複数の転写装置がカラー用の転写装置であり、転写材搬送方向最下流の転写装置がモノクロ用の転写装置であることを特徴とする。請求項11に記載の発明は、請求項9又は10において、複数の転写装置の間には転写材搬送経路に沿って転写材搬送ガイドが配置されていることを特徴とする。請求項12に記載の発明は、請求項11において、転写材搬送ガイドは、導電性材料から形成され、所定の電位にされていることを特徴とする。
この発明は、前記のようであって、請求項1に記載の発明によれば、像担持体と転写部材とが当接し、像担持体と転写部材の少なくともどちらかを回転駆動させることで転写材を搬送する第一のモードと、搬送部材と転写部材とが当接し、像担持体は回転駆動させず、搬送部材と転写部材の少なくともどちらかを回転駆動させることで転写材を搬送する第二のモードとを切り替え可能に有するので、モノクロ印刷時や任意の数の色重ね(2色印刷や3色印刷)を行うときに、必要な色の像担持体にだけ転写材を接触させ、その他の像担持体を回転させないことにより、像担持体の長寿命化、トナーの経時劣化の抑制、転写材の非印字部へのトナーの転写(カブリ)の低減が可能になる。
請求項2に記載の発明によれば、部材の移動量を最小限とすることで、装置の大型化を防ぐことができる。駆動させない像担持体が転写材搬送経路から離間することで、像担持体と転写材との摺擦を防ぐことができる。
請求項3に記載の発明によれば、第一、第二のモードで転写ローラのポジションを概ね固定とすることで、両モードでの転写材搬送経路を概ね共通化することができる。これにより、搬送経路の切り替え機構や第二の搬送経路を追加する必要がなくなり、装置の大型化を防ぐことができる。
請求項4,5に記載の発明によれば、ポジション移動を連動させることで、切り替え機構や切り替え制御を簡略化することができる。
請求項6,7に記載の発明によれば、搬送部材に回転駆動源を持たすことなく転写材を搬送できるため、装置の大型化を防ぐことができる。なお、請求項7に記載の発明にあっては、像担持体、転写部材、搬送部材の回転駆動源を像担持体のみとすることができるため、請求項6に記載の発明より得られる効果は大きい。
請求項8,9に記載の発明によれば、前記のような転写装置を具えた画像形成装置を提供することができる。請求項10に記載の発明によれば、モノクロ用の転写装置を最下流に配置することで、モノクロ印刷時に搬送部材や転写部材間の通過による画像欠損を伴わずに作像することができる。
請求項11に記載の発明によれば、複数の転写装置間を搬送される転写材を搬送ガイドにより円滑に搬送することができる。請求項12に記載の発明によれば、転写材搬送ガイドに電荷が溜まったりする弊害を防止することができる。
この発明の一実施の形態を示す、画像形成装置の概略正面図である。 第一のモードと第二のモードにおける感光体と搬送ローラのポジション移動の切り替えを説明する図面である。 転写ローラが移動する場合、感光体と搬送ローラが移動する場合、のそれぞれ第一のモードと第二のモードにおける感光体と搬送ローラのポジション移動の切り替えを説明する図面である。 搬送ローラのポジション移動機構を示す図面である。 感光体と搬送ローラのポジション移動の連動機構を示す図面である。 第一のモードと第二のモードにおける感光体と搬送ローラの回転駆動系を説明するための図面である。 カラー画像形成時とモノクロ画像形成時における感光体と搬送ローラのポジション移動を示す図面である。 従来の画像形成装置を、図1と対応させて示す図面である。
以下、図面を参照しながら、この発明の一実施の形態に係る画像形成装置について、説明する。
図1は画像形成装置の概略断面図である。この画像形成装置は、一般的なタンデム型のカラー画像形成装置であり、その基本的な構成は、図8に示した従来の装置の構成と共通する部分が多い。すなわち、この画像形成装置の構成を概説すると、画像形成装置本体100を具え、該画像形成装置本体内にはカラー3色(例えば、イエロー、マゼンタ、シアン)とブラックの各プロセスカートリッジ102a〜102dが着脱自在に装着されている。また、画像形成装置本体100内には、露光装置103、転写ローラ101a〜101d(特に必要がなければ、以下では単に「転写ローラ101」と言う)、給紙トレイ104、定着装置106などが配設されている。なお、転写ローラ101は、感光体108及び搬送ローラ109と転写装置を構成し、この実施の形態では転写装置が複数(4個)、配設された構成となっている。
プロセスカートリッジ102a〜102dは、画像形成装置本体100の所定の位置にセットされている。108a〜108dはトナー像を担持する像担持体である円筒形の感光体ドラムであり(特に必要がなければ、以下では単に「感光体108」と言う)、線速50〜200mm/sで回転している。感光体108の表面には帯電手段であるローラ形状の帯電器110が圧接され、感光体108の回転により従動回転しており、図示しない高圧電源によりDCあるいはDCにACが重畳されたバイアスが印加されることで感光体108は一様にほぼ均一な表面電位に帯電されている。
帯電に続いて、感光体108の表面には潜像形成手段である露光装置103により画像情報が露光され、静電潜像が形成される。この露光工程はレーザーダイオードを用いたレーザービームスキャナやLEDなどで行われる。111は現像手段である1成分接触現像器であり、図示しない高圧電源から供給される所定の現像バイアスによって、前記感光体108の静電潜像をトナー像として顕像化する。現像器111には初期的に1成分トナーが収納される。
プロセスカートリッジ102a〜102dは、並列に4個配設され、フルカラー画像形成時はイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順で可視像を形成し、各色の可視像が、感光体108に対向配置される転写ローラ101に図示しない単独の高圧電源から供給される所定の転写バイアスを印加させることで、転写電界を形成し、感光体108上のトナー像を転写材である用紙に順次転移させることで、フルカラー画像が形成される。また、転写後に感光体108上に残留した転写残トナーは、図示しないクリーニング手段によって回収され破棄される。なお、感光体108上にクリーニング手段を設けず、現像手段で転写残トナーを回収するクリーナレス方式もあり、種々の公知のクリーニング手段を採用できる。
転写ローラ101は、導電スポンジローラ、導電ソリッドローラが使用可能であり、導電スポンジローラの場合、SUS等の金属製芯金上に、導電性材料によって10-4〜10-13Ωの抵抗値に調整された弾性体を被覆することで構成されている。その材料としては、イオン導電性ローラ(ウレタン+カーボン分散、NBR、ヒドリンゴム)や電子導電タイプのローラ(EPDM)等が用いられ、一般的にはアスカーC硬度35°〜60°である。
転写材である用紙は、給紙トレイ104に保持されており、給紙ローラ105によって、レジストローラ対107まで搬送され、感光体108上のトナー像先端部が転写部に到達するタイミングに合わせて給紙され、転写部に入っていく。用紙上のトナー像は、各転写装置間の感光体108の搬送ガイド130に沿って搬送され、定着装置106によって熱と圧力により用紙に定着されたあと排紙される。ここで、搬送ガイド130は、例えばSUS板のような導電性材料で形成され、所定の電気抵抗を介して接地される等、所定の電位に制御される。これは、搬送ガイド130と用紙が擦れることにより搬送ガイド130に電荷が溜まることを防止するため、または感光体108から転写されたトナー像は、主に静電気的な力で用紙に保持されるため、さらにトナー像の転写された用紙が搬送ガイド130上を通過する時に、この静電気力に悪影響を及ぼさないようにするためである。
各転写装置における、感光体108及び転写ローラ101の近傍には、搬送ローラ109a〜109d(特に必要がなければ、以下では単に「搬送ローラ109」と言う)が配置され、転写ローラ101が感光体108に当接し、転写ローラ101と感光体108の少なくともどちらかが回転駆動される第一のモードと、転写ローラ101が搬送ローラ109に当接し、転写ローラ101と搬送ローラ109の少なくともどちらかが回転駆動される第二のモードとの2通りに切り替えることができるようになっている。このモード切り替え構成により、転写材への転写の際にトナー像を形成する必要のない感光体(108a〜108dのいずれか、または複数個)を回転させることなく、ローラ対の当接ニップによって転写材を安定して搬送することができるようにしている。
前記のような第一、第二のモードの切り替えによって、感光体108と搬送ローラ109は、異なったポジションとなる。すなわち、図2に前記モード切り替え構成の一例を示すように、第一のモードにおいては、感光体108と転写ローラ101が当接され、搬送ローラ109は転写材搬送経路から外れたポジションに退避される。第二のモードにおいては、感光体108’が転写材搬送経路から外れたポジションに退避され、転写ローラ101と搬送ローラ109’が当接される。このように、第一のモードとは、感光体108に担持されるトナーを転写材に移し渡しつつ転写材を搬送することを主目的としたモードであり、第二のモードとは、トナーを転写材に移し渡さず転写材を搬送することを主目的としたモードである。
第一、第二のモードの切り替えにおいて、各ローラの動作としては、図3(A)に示す転写ローラ101が移動する場合と、同(B)に示す感光体108及び搬送ローラ109が移動する場合の2種類が考えられるが、転写ローラ101が移動する場合と比べて、感光体108及び搬送ローラ109が移動する場合のほうが、両モードにおいて転写材搬送経路を概ね共通化することができるため、装置全体の小型化の面でより好ましい。また、第二のモードにおいて、感光体108’のポジションとしては、転写材搬送経路から外れていれば問題ないが、装置全体を小型化する上では各ローラ(感光体108、転写ローラ101及び搬送ローラ109)の移動量が最小であることが好ましいため、両モードにおいて感光体108(108’)は転写材搬送経路を挿んで転写ローラ101(101’)と反対側にポジションをとるのが好ましい。
また、各ローラの移動機構として、例えば搬送ローラ109のポジション移動機構を図4に示す。搬送ローラ109は、支持部材であるアーム152によってその一端部に回動可能に支持されている。アーム152は中間部が装置本体100に軸153で支持されているとともに、他端部が回転可能な偏心カム154及び加圧バネ155で支持されている。すなわち、アーム152はその他端部の下面が加圧バネ155により上方向に加圧され、上面が偏心カム154により加圧バネ155の付勢力に抗して押し下げ可能な構成とされ、これにより、アーム152はその位置が規制される。したがって、偏心カム154を図示しない回転駆動源により図中矢印で示す一方向に回転させると、アーム152の他端部が加圧バネ155の付勢力に抗して押し下げられ、これにより、アーム152が軸153を中心に揺動され、搬送ローラ109が実線のポジション(第一のモード)から109’で示す点線のポジション(第二のモード)へ移動する。なお、図示していないが、感光体108のポジション移動機構も前記した搬送ローラ109のポジション移動機構と同様なものとすることができる。
図4では搬送ローラ109を単独で移動する機構を示したが、図5に感光体108と搬送ローラ109を連動して同時に移動する機構を示す。搬送ローラ109は図中の下側のアーム162aによってその一端部に回動可能に支持され、感光体108は図中の上側のアーム162bによってその一端部に回動可能に支持されている。下側のアーム162a及び上側のアーム162bはそれぞれ中間部が装置本体100に軸163a及び163bで支持されているとともに、各他端部が略コ字状部材166に当接されている。略コ字状部材166は基部167と該基部の両端から同方向に平行に張り出した長短二つの張出部168,169からなっている。そして、上側のアーム162bの他端部が当接するコ字状部材166の張出部168の上面には回転可能な偏心カム164が当接し、また下側のアーム162aの他端部が当接するコ字状部材166の張出部169の下面には加圧バネ165が取り付けられている。すなわち、コ字状部材166は下側のアーム162aの他端部が当接する張出部169の下面が加圧バネ165により上方向に加圧され、上側のアーム162bの他端部が当接する張出部168の上面が偏心カム164により加圧バネ165の付勢力に抗して押し下げ可能な構成とされ、これにより、各アーム162a,162bはその位置が規制される。したがって、偏心カム164を図中矢印で示す一方向に回転させると、コ字状部材166が加圧バネ165の付勢力に抗して押し下げられ、これにより、各アーム162a,162bが軸163a及び163bを中心に揺動され、搬送ローラ109及び感光体108が実線のポジション(第一のモード)から109‘及び108’で示す点線のポジション(第二のモード)へ連動して同時に移動する。このように、感光体108及び搬送ローラ109の移動機構を共通とすることで、両モードの切り替え機構や切り替え制御を簡略化することができ、装置全体を小型化することができる。
また、この実施の形態では、第二のモードにおいて、搬送ローラ109は、転写ローラ101によって従動回転するが、これについて説明をする。すなわち、感光体108の回転駆動とは独立である転写ローラ101の回転駆動源を設置する。そして、第一のモードにおいては、感光体108及び転写ローラ101をそれぞれ独立に回転駆動させる。これにより、感光体108に担持されたトナーを転写材に転写する際、感光体108及び転写ローラ101の線速差をつけることでトナーの転写ニップにおいてせん断力が発生することから、転写性の向上が見込まれるという利点がある。第二のモードにおいては、感光体108’の回転駆動は停止させ、転写ローラ101は回転駆動させる。これにより、第二のモードにおける搬送ローラ109’を、当接させる転写ローラ101によって従動回転させることで(搬送ローラ109専用の回転駆動源は設けない)、転写材の安定搬送が可能となる。以上のように、3種類のローラについて2系統の回転駆動源を設けるのみで転写性及び転写材搬送性を確保できるため、回転駆動源をむやみに増やすことなく、全体的に小型化することができる。
また、この実施の形態では、第一のモードにおける感光体108の回転駆動源と、第二のモードにおける搬送ローラ109の回転駆動源を同一としているが、これについて図6に基づき説明する。すなわち、感光体108(108’)及び搬送ローラ109(109’)は、駆動ギア170から回転駆動力を得る構成となっている。第一のモードでは感光体108を回転駆動させるための駆動ギア171が駆動ギア170と噛合する。これにより、図示しない回転駆動源からの駆動力が感光体108に伝達される。第二のモードでは感光体108は感光体108’のポジションに、搬送ローラ109は搬送ローラ109’のポジションにそれぞれ移動する。このとき、搬送ローラ109’を回転駆動させるための駆動ギア172が駆動ギア170と噛合する。これにより、図示しない回転駆動源からの駆動力が搬送ローラ109’に伝達される。すなわち、第一のモードにおいては感光体108を、第二のモードにおいては搬送ローラ109’を、同一の回転駆動源によって回転駆動させることが可能となる。なお、転写ローラ101と駆動ギア170は近接配置されるが動作は連動しておらず、転写ローラ101は、第一のモードにおいては感光体108により、第二のモードにおいては搬送ローラ109’により従動回転される。以上のように、3種類のローラについて1系統の回転駆動源を設けるのみで転写を行うとともに、転写材搬送性を確保できるため、装置全体としてさらなる小型化が可能となる。
図7に、感光体108と、転写ローラ101と、搬送ローラ109とを具えた転写装置を複数、転写材搬送方向に設置して構成されるタンデム型の画像形成装置において、カラー印刷を行う時とモノクロ印刷を行う時との転写材搬送経路の形成について示す。転写材搬送方向上流からカラー3色(シアン、マゼンタ、イエロー)の画像形成用の転写装置を並べるとともに、最下流をブラック画像形成用の転写装置を並べ配置した。カラー3色の転写装置は図示したように搬送ローラ109や移動機構を盛り込んだ構成とし、ブラックの転写装置には搬送ローラ109や移動機構を盛り込まない構成である。カラー画像を形成する場合はカラー3色の転写装置を第一のモードとし、モノクロ画像を形成する場合はカラー3色の転写装置を第二のモードとする。これにより、作像を行わない転写装置の感光体108を選択的に回転駆動停止させることができ、またこれに対応する現像器111も同じく駆動停止させることができることから、感光体108及び現像器111の長寿命化、トナーの経時劣化の抑制による画像品質低下の抑制、転写材の非印字部へのトナー転写(カブリ)の防止が可能となる。なお、図7においてはカラー3色の転写装置のローラ移動機構を全て共通化し装置全体の小型化を図っているが、各カラーでの移動機構を別々とすることで、モノカラー、2〜3色カラー作像に対応することも可能である。
前記実施の形態は、好ましい一例を示したにすぎず、この発明は特許請求の範囲に記載した範囲内において、さらに異なる適宜の実施の形態をも含むものである。また、実施の形態で示した、感光体108、転写ローラ101、搬送ローラ109等の部材も、他の任意の部材に置き換えることが可能である。
100 画像形成装置本体
101a〜101d 転写ローラ(転写部材)
102a〜102d プロセスカートリッジ
103 露光装置
104 給紙トレイ
105 給紙ローラ
106 定着装置
107 レジストローラ
108a〜108d 感光体ドラム(像担持体)
109a〜109d 搬送ローラ(搬送部材)
110 帯電器
111 現像器
130 転写材搬送ガイド
152,162a,162b アーム(支持部材)
153,163a,163b 軸
154,164 偏心カム
155,165 加圧バネ
166 略コ字状部材
170,171,172 駆動ギア
特開平11‐95619公報 特開2001‐27852公報 特開2004−70152公報

Claims (12)

  1. 像担持体と、この像担持体近傍に配置される転写部材と、前記像担持体近傍に該像担持体と非接触で配置される搬送部材とを具えた転写装置であって、
    前記像担持体と前記転写部材とが当接し、前記像担持体と前記転写部材の少なくともどちらかを回転駆動させることで転写材を搬送する第一のモードと、
    前記搬送部材と前記転写部材とが当接し、前記像担持体は回転駆動させず、前記搬送部材と前記転写部材の少なくともどちらかを回転駆動させることで転写材を搬送する第二のモードとを切り替え可能に有することを特徴とする転写装置。
  2. 像担持体は、第二のモードにおいて、転写材搬送経路から転写部材と反対側に離間したポジションとなることを特徴とする請求項1に記載の転写装置。
  3. 第一のモードと第二のモードは、像担持体のポジション及び搬送部材のポジションを移動させることで切り替えられることを特徴とする請求項1又は2に記載の転写装置。
  4. 像担持体のポジション及び搬送部材のポジションの移動は、連動して同時に行われることを特徴とする請求項3に記載の転写装置。
  5. 連動は、像担持体及び搬送部材を支持する支持部材と、この支持部材を揺動させることにより像担持体及び搬送部材のポジションを移動させるカム機構とによって行われることを特徴とする請求項4に記載の転写装置。
  6. 転写部材は、回転駆動源を有し、搬送部材は、第二のモードにおいて、転写部材によって従動回転することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の転写装置。
  7. 第一のモードにおける像担持体の回転駆動源と、第二のモードにおける搬送部材の回転駆動源は同一であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の転写装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の転写装置を具えたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 複数の転写装置が転写材搬送方向に設置されたタンデム型の画像形成装置において、転写材搬送方向最下流の転写装置以外の複数の転写装置の少なくとも1つが請求項1ないし7のいずれかに記載の転写装置であることを特徴とする画像形成装置。
  10. 転写材搬送方向最下流の転写装置以外の複数の転写装置がカラー用の転写装置であり、転写材搬送方向最下流の転写装置がモノクロ用の転写装置であることを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 複数の転写装置の間には転写材搬送経路に沿って転写材搬送ガイドが設置されていることを特徴とする請求項9又は10に記載の画像形成装置。
  12. 転写材搬送ガイドは、導電性材料から形成され、所定の電位にされていることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
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