JP2009083704A - 車両用樹脂成形品の取付け構造 - Google Patents

車両用樹脂成形品の取付け構造 Download PDF

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Abstract

【課題】狭い空間に対応して、車両の開口部に係止できると共に、係止爪の根元が折れたり曲がったりせず、取付け後の車両用樹脂成形品をガタツキなく保持することが可能であり、車両の振動にも強い車両用樹脂成形品の取付け構造を提供することを目的とする。
【解決手段】車両用樹脂成形品2の各面のうち車両側と対面して装着される車両側装着面に一体的な係止爪4を設け、前記係止爪4を車両の開口部に係止することにより取り付ける車両用樹脂成形品2の取付け構造であって、前記係止爪4は、車両側装着面に車両側へ向けて立設された基部40と、前記基部40の先端付近に弾性変形可能に配設された撓み部42と、前記撓み部42から前記車両側装着面へ向けて延設された先端側に係止凸部41を有する係止部47からなり、前記係止凸部41を前記開口部に係止させることにより取り付ける。
【選択図】図7

Description

本発明は、車両用樹脂成形品の取付け構造に関するものである。
従来、図9に示すような自動車のボンネット(フード)1の開口部3に、その開口部3を覆うような車両用樹脂成形品(エアインテーク)120を取り付ける構造として、樹脂成形品に係止爪148を一体的に設け、開口部3に係止させることによりエアインテーク120を取付ける構造が知られている(特許文献1参照)。
図9は従来のエアインテーク120の取り付け手順を示す説明図であり、(a)取付け前の状態、(b)取付け途中に撓み部149が折れた状態、(c)正常に取付け完了した状態である。図9に示すように、エアインテーク120をフード1に取付ける場合、フード1におけるフードアウターパネル11とフードインナーパネル12の狭い隙間Hに係止爪148を収納する必要があった。
ここで、従来の係止爪148について説明する。
係止爪148は、フードアウターパネル11に穿設された開口部3に装着されるエアインテーク120の車両側装着面120aから、開口部3へ挿入する方向に伸びる一対の係止爪148が突設され、相手部品であるフード1のフードアウターパネル11とフードインナーパネル12の開口部3に、この係止爪148を差し込むことにより、係止爪148の係止凸部146と開口部3の縁部34とを係着させ、フード1に対してエアインテーク120を固定するものである。
フードアウターパネル11に穿設された開口部3に、エアインテーク120は、係止爪148によって装着される手順は次のとおりである。
係止爪148の係止凸部146が、開口部3の縁部34に摺接しながら挿入方向へと通過する時、係止爪148の根元150に形成された撓み部149が弾性変形する。そして、係止凸部146が、開口部3の縁部34に摺接しながら車体の奥側まで通過して係止された後、係止爪148の弾性変形が原形に復帰することにより、安定した装着状態を維持する。
特開平8−282397号公報
しかしながら、図9(b)に示すように、この取付け構造では、樹脂の種類や係止凸部146の大きさ等に対する撓み部149の弾性変形の程度によっては、係止爪148の係止凸部146が開口部3を通過する時に大きく変形し、弾性変形範囲を超えて破損、変形してしまう恐れがあった。特に、図9(a)〜(c)で示したように、係止爪148が収納される取付け箇所、すなわちフードアウターパネル11とフードインナーパネル12の隙間Hが狭い場合、エアインテーク120の車両側装着面120aから係止凸部146までの間に介在する撓み部149の長さを十分に確保できずに、無理な変形を強いられる。そのため、小さな撓み部149が、弾性変形範囲を超える無理な変形し、永久変形するか又は破損してしまい、エアインテーク120の取付けに支障をきたすという不具合があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、特に、狭い空間に対応して、車両の開口部に係止しできると共に、根元が折れたり曲がったりせず、取付け後の車両用樹脂成形品をガタツキなく保持することが可能であり、車両の振動にも強い車両用樹脂成形品の取付け構造を提供することを目的とする。
また、前記目的を達成して、なおかつ車両用樹脂成形品の表面にヒケが発生することを防ぐことが可能である車両用樹脂成形品の取付け構造を提供することも目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、車両用樹脂成形品の各面のうち車両側と対面して装着される車両側装着面に一体的な係止爪を設け、前記係止爪を車両の開口部に係止することにより取り付ける車両用樹脂成形品の取付け構造であって、前記係止爪は、前記車両側装着面に車両側へ向けて立設された基部と、前記基部の先端付近に弾性変形可能に配設された撓み部と、前記撓み部から前記車両側装着面へ向けて延設された係止部からなり、前記係止部は先端側に係止凸部を形成し、前記係止凸部を前記開口部に係止させることにより取り付けることを特徴とする車両用樹脂成形品の取付け構造を提供する。
このような車両用樹脂成形品の取付け構造によれば、車両側装着面から車両側へ向けて立設された基部の先端付近から、車両側装着面へ向けて係止部までの間に延設された撓み部は、係止爪の外形寸法を小型化しても破壊限度内で柔軟に変形可能である。したがって、柔軟性よりも耐熱性を優先した材料を採用しても車両用樹脂成形品であっても、樹脂の材質の影響を受け難く、狭い空間に対応した小型で柔軟性に富んだ係止爪によって、車両用樹脂成形品を車両の開口部に係止することができる。
また、本発明において、前記撓み部は、前記基部の先端付近から前記車両側装着面に沿う方向に向けて延設されることを特徴とする車両用樹脂成形品の取付け構造を提供する。
このような車両用樹脂成形品の取付け構造によれば、前記車両側装着面から立設された前記基部の先端付近から屈曲するように前記車両側装着面に沿う方向に向けて延設された係止部までの間に配設された撓み部は、長さを確保しやすい形状であるため、係止爪の外形寸法を小型化しても破壊限度内で柔軟に変形可能である。
また、本発明において、前記基部の一部に薄肉部を設けたことを特徴とする車両用樹脂成形品の取付け構造を提供する。これによれば、樹脂成形品の表面にヒケが発生することを防ぐことが可能となる。
また、本発明において、前記基部は、前記開口部の縁部に当接する位置規制部と、前記位置規制部の裏側から前記車両側装着面へ架橋する補強リブと、を備えたことを特徴とする車両用樹脂成形品の取付け構造を提供する。
このような車両用樹脂成形品の取付け構造によれば、車両用樹脂成形品を前記開口部に取付けるために、係止凸部を開口部に進入させる際、係止凸部が開口部の縁部に摺接して押し曲げられても、補強リブが係止爪の基部を補強しているので、係止爪の基部が折れたり曲がったりする故障が少なくて済む。
また、係止爪が全体的に柔軟かつ堅固であるため、取付け後の車両用樹脂成形品をガタツキなく保持することが可能であり、車両の振動にも強い。
(1)狭い空間でも樹脂の材質の影響を受けずに係止爪を設定でき、車両用樹脂成形品を車両の開口部に係止することができる。特に、柔軟性よりも耐熱性を優先した材料を採用しても車両用樹脂成形品であっても、係止爪の柔軟性を十分に発揮することができる。
(2)撓み部は、長さを確保し易い形状であるため、係止爪の外形寸法を小型化しても破壊限度内で柔軟に変形可能である。
(3)樹脂成形品の表面にヒケが発生することを防ぐことが可能となる。
(4)補強リブが係止爪の基部を補強しているので、係止爪が基部で折れたり曲がったりする故障が少なくて済む。特に、係止爪の係止凸部が前記開口部を通過する時に前記基部が破損又は変形することを防ぐことができる。
(5)取付け後の車両用樹脂成形品をガタツキなく保持することが可能であり、車両の振動にも強い。
以下、本発明に係る車両用樹脂成形品の取付け構造の一実施形態について、図を参照して説明する。なお、各図に亘り同一効果部には同一符号を付して説明の重複を避けている。
図1は、エアインテーク(車両用樹脂成形品)2を有する車両のボンネット(フード)1を裏側(エンジンルーム側)から一部透視した分解斜視図、図2はエアインテーク2を表側(装飾面)から見た斜視図、図3はエアインテーク2を車両側装着面(裏側)2aから見た斜視図、図4はエアインテーク2をフード1に取付けた時の図2のB−B断面図である。
図1に示すように車両のフード1に設けられた開口部3に、ナイロン系の樹脂材料「PA6+PPE」でなるエアインテーク2が取付けられる。このエアインテーク2はフ−ド1に設けた開口部3より空気をエンジンル−ムに導入するための導入口であり、図示しないエアダクトに連結し、導入した空気によりエンジンルームを冷却している。フード1は、フードアウターパネル11とフードインナーパネル12からなり、取付けフランジ33を設けている。取付けフランジ33とはフードアウターパネル11における開口部3の周縁の一部を切り起こしてスタッドボルト7用の穴を穿設したものである。
また、図1に示すようにフードアウターパネル11の開口部3とフードインナーパネル12の開口部32の形状及び貫通位置を一致させないことによって、開口部3の強度を維持している。したがって、エアインテーク2を取付けるための開口部3において、アウターパネル11の開口部3の下側にフードインナーパネル12が存在する部位がある。
エアインテーク2は、図3に示すように車両側装着面2aに複数の取り付け手段を有し、少なくとも一つの取り付け手段として、エアインテーク2と一体成形された係止爪4を設けている。本実施形態では、アウターパネル11の開口部3の下側に存在するフードインナーパネル12に向けて、エアインテーク2の車両側装着面2aが対面し、そのエアインテーク2の車両側装着面2aに立設された一対の係止爪4が係合するように構成されている。ただし、係止爪4の位置は、前述した箇所に限定されるものではなく、他の部位にも設定できる。
また、図4に示すように、アウターパネル11とインナーパネル12は近接しており、その隙間Hは、取付けフランジ33及びその取付けフランジ33に、車両側装着面2aに立設されたスタッドボルト保持部51に保持されたスタッドボルト7とナットでネジ固定するためのスペースとしては狭隘であるため、本発明の係止爪4によって係止する。また、本実施形態のように取り付けスペースM(図4参照)が確保できる部位ではスタッドボルト7とナットにより係止する一方、取り付けスペースMが確保できない部位に対しては、本発明の係止爪4で係止することによって、エアインテーク2をより確実に取り付けるようにしている。
前記係止爪4は、エアインテ−ク2の取付け相手であるフードアウターパネル11の開口部3に向けて車両側装着面2aに立設された基部40と、その基部40の先端付近からエアインテーク2の車両側装着面2a側に屈曲してU字形に延設された係止部47(図7参照)と、これら基部40と係止部47の間に介在する撓み部42から構成されている。
この撓み部42は弾性変形可能であり、その片方に延設された係止部47に突設された係止凸部41が前記開口部3の縁部34に係止することによって、エアインテーク2が開口部3に装着固定される。なお、エアインテ−ク2の車両側装着面2aとフードアウターパネル11の間に介在する緩衝材6(図6,図8参照)が、ガタツキ防止に寄与している。
また、係止爪4を含むエアインテーク2は、ナイロン系の樹脂材料「PA6+PPE」により一体成形されている。このナイロン系の樹脂材料「PA6+PPE」は、発熱するエンジンルームの直近に位置するエアインテーク2の用途に対応するため、柔軟性よりも耐熱性を優先した材料であり、従来からある係止爪148(図9参照)の構造をそのまま踏襲すると、折れる危険性がある。
そこで、U字形の屈曲形状を含んで形成された弾性変形可能な撓み部42は、その撓み部42の長さE(図7参照)が確保されており、無理なく変形を吸収できるように構成されている。そのため、狭い空間でも樹脂の材質の影響を受けずに係止爪4の柔軟性を十分に発揮するので、エアインテーク2を車両の開口部3に安全確実に係止することができる。なお、前記U字形の屈曲形状はL字形又はJ字形でも構わない。
次に、図5〜図7も加えて係止爪4の構成を詳細に説明する。
図5は本発明の一実施形態に係るエアインテーク2の取付け部分の拡大断面図である。
図6は本発明の一実施形態に係るエアインテーク2における係止爪4の正面図である。
図7は係止爪4の斜視図であり、(a)係止凸部41側の斜視図、(b)補強リブ44側の斜視図である。
図5、図6に示すように、係止爪4は、車両側装着面2aから立設された基部40と、その基部40は、係止爪4を開口部3へ挿入する方向Pに延設され、その基部40の先端付近から曲がって延設された係止部47と、基部40と係止部47の間に介在する撓み部42から構成されている。係止爪4のうち、根元5を含む基部40は比較的堅固に形成されている。この基部40の先端付近から係止爪4の挿入方向Pとは異なる方向Q,R(図6参照)へ、撓み部42がU字形状に延設されている。この撓み部42は、基部40に対して前記U字形状の中央部近辺から矢印X方向(図7参照)へ柔軟に曲がる構造である。
この係止凸部41は開口部3の縁部34に摺接(図8参照)して進入方向の抵抗が小さく後退方向の抵抗を大きくする形状、すなわち、2つの斜辺の角度が異なる三角形または台形の断面を備えて形成されている。この形状により、前記縁部34に摺接する斜辺が、なだらかである進入方向において抵抗が小さく、急角度である後退方向において抵抗が大きく、係止状態を維持するように構成されている。また、基部40のうち車両側装着面2aから遠い部分と係止凸部41の間に屈曲形状を含んで形成された弾性変形可能な撓み部42と、を有する。
また、基部40は概ね板状であり、この板状の基部40の一方の面には前記開口部3の緑部34に当接して位置規制する位置規制部43が形成され、基部40の他方の面には車両側装着面2aとの角度Tを規定する補強リブ44が一体的に架橋されている。このように、基部40は、開口部3の縁部34と当接する位置規制部43を有すると共に、位置規制部43の裏側にはエアインテーク2の車両側装着面2aと架橋するように補強リブ44を設けているので、ガタツキなく取付けられると共に、係止爪4の係止凸部41が前記開口3を通過する時に基部40が破損、変形することを防ぐことができる。
また、基部40の一部である根元5には肉薄部45を設けて、係止爪4に必要な樹脂材料を節減している。これは、エアインテーク2を金型により射出成形する際、エアインテーク2全体が金型内部で冷却固化する時に、エアインテーク2の本体からの突出部分である係止爪4の根元5から、エアインテーク2本体の樹脂材料を吸い出す量を極小化するためである。そうすることにより、凝縮に伴うエアインテーク2の本体の表面(装飾面)の特定部分2c(図6参照)にヒケが発生することを防ぐことができる。
次に、エアインテーク2の取付け手順を説明する。
図8は図2のA−A断面におけるエアインテーク2の取付け手順を示す断面図であり、(a)取付け前、(b)取付け途中、(c)取付け完了時である。図8(a)に示すように、取付け前の係止爪4はエアインテーク2の車両側装着面2aに、ほぼ垂直に立設されて他から変形応力を受けない状態である。
図8(b)に示す取付け途中において、係止凸部41が、縁部34に摺接して押されながら開口部3に挿入される。この時、図7に示す軸Gを中心として矢印X方向のねじりモーメント(以下、「ねじれX」という)が生じている。ここで、根元5に通る軸Gから係止凸部41に対するねじれXの作用点までの距離は、図7に示す長さEが確保されているために撓み部42が無理なく弾性変形することが可能である。
係止凸部41が、縁部34に摺接して押されながら開口部3に挿入される時、基部40は、車両側装着面2aに対して概ね垂直方向、すなわち軸G方向に挿入される。この時、撓み部42は、ねじれXによってねじり変形しながら開口部3に挿入される。
そして、完全に挿入されると、図8(c)に示す取付け完了時にはねじれXが撓み部42の弾力によって復旧すると共に、位置規制部43が縁部34に当接することによって、開口部3に装着されたエアインテーク2は安定かつ堅固に保持される。
このように、係止爪4が収納される取付け箇所、すなわちフードアウターパネル11とフードインナーパネル12の隙間Hが狭い場合、エアインテーク2の車両側装着面2aから係止凸部41までの間に介在する撓み部42の長さE(図7参照)を十分に確保できるので、その長さEの撓み部42が、コイルバネの一部のように無理なく変形することによって、永久変形したり折れたりする不具合を回避できる。つまり、撓み部42は、長さEを確保し易い形状であるため、係止爪4の外形寸法を小型化しても破壊限度内で柔軟に変形可能である。
特に、全体がU字形である係止爪4の中央部に撓み部42が形成されているため、柔軟性に富み、堅固な基部40から離れたU字形の中央部において、図7に示す軸Gを中心としてねじれXの変形応力を無理なく吸収するので、エアインテーク2を開口部3に装着する時に破損しない。
したがって、フードアウターパネル11とフードインナーパネル12のように隙間Hしかない狭い空間でも、樹脂の材質の影響を受けずに係止爪4を設定でき、エアインテーク2を車両の開口部3に係止することができる。特に、柔軟性よりも耐熱性を優先したナイロン系の樹脂材料「PA6+PPE」を採用したエアインテーク2であっても、係止爪4の柔軟性を十分に発揮することができる。
また、係止爪4の付け根である根元5には肉薄部45を設けて、係止爪4に必要な樹脂材料を節減していることにより、凝縮に伴うエアインテーク2本体の外側表面の特定部分2cにヒケが発生することを防ぐことができる。なお、外側表面の特定部分2cとは、車両側装着面2aにおいて係止爪4の基部40が突設されている反対側である(図6,図8参照)。
また、係止爪4の根元5において、補強リブ44が板状の基部40を直角方向に保持するように補強しているので、根元5が折れたり曲がったりする故障を根絶できる。特に、係止爪4の係止凸部41が開口部3を通過する時に根元5が破損、変形することを防ぐことができる。
このように、係止爪4の基部40、特に根元5が堅固であるため、取付け後のエアインテーク2をガタツキなく保持することが可能であり、車両の振動にも強い。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもなく、前記実施形態を適宜応用しても良い。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明の一実施形態に係るエアインテークを有する車両のフードを裏側(エンジンルーム側)から一部透視した分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係るエアインテークを表側(装飾面)から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係るエアインテークを車両側装着面(裏側)から見た斜視図である。 図2のB−B断面図である。 本発明の一実施形態に係るエアインテークの取付け部分の拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係るエアインテークにおける係止爪の正面図である。 本発明の一実施形態に係るエアインテークの係止爪の斜視図であり、(a)係止凸部側の斜視図、(b)補強リブ側の斜視図である。 図2のA−A断面におけるエアインテークの取付け手順を示す断面図であり、(a)取付け前、(b)取付け途中、(c)取付け完了時である。 従来の車両用樹脂成形品の取付け構造における取り付け手順を示す説明図であり、(a)取付け前の状態、(b)取付け途中に撓み部が折れた状態、(c)取付け完了状態である。
符号の説明
2…エアインテ−ク(車両用樹脂成形品)、 2a…車両側装着面、 3…開口部、 4…係止爪、 5…根元、 34…縁部、 40…基部、 41…係止凸部、 42…撓み部、 43…位置規制部、 44…補強リブ、 45…肉薄部、 47…係止部

Claims (4)

  1. 車両用樹脂成形品の各面のうち車両側と対面して装着される車両側装着面に一体的な係止爪を設け、前記係止爪を車両の開口部に係止することにより取り付ける車両用樹脂成形品の取付け構造であって、
    前記係止爪は、
    前記車両側装着面に車両側へ向けて立設された基部と、
    前記基部の先端付近に弾性変形可能に配設された撓み部と、
    前記撓み部から前記車両側装着面へ向けて延設された係止部からなり、
    前記係止部は先端側に係止凸部を形成し、
    前記係止凸部を前記開口部に係止させることにより取り付けることを特徴とする車両用樹脂成形品の取付け構造。
  2. 前記撓み部は、前記基部の先端付近から前記車両側装着面に沿う方向に向けて延設されることを特徴とする請求項1に記載の車両用樹脂成形品の取付け構造。
  3. 前記基部の一部に薄肉部を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用樹脂成形品の取付け構造。
  4. 前記基部は、前記開口部の縁部に当接する位置規制部と、
    前記位置規制部の裏側から前記車両側装着面へ架橋する補強リブと、
    を備えたことを特徴とする請求項1から3のうちいずれかに記載の車両用樹脂成形品の取付け構造。
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