JP2005067372A - クリップ及びこれを用いたカウルトップガーニッシュの取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 2つの部品間の面方向における位置ズレを吸収する機能を有するクリップを提供する。
【解決手段】 カウルトップガーニッシュ4をウインドシールドパネル8に固定する場合に用いられるクリップ14において、前記カウルトップガーニッシュ4の取付部4Tに固定される基部側の固定部141と前記ウインドシールドパネル8の取付孔16に係止する先端側の係止部142とを備え、前記係止部142には前記ウインドシールドパネル8に係止した状態で相対的に前記ウインドシールドパネル8を前記カウルトップガーニッシュ4に近づける方向に弾性的に付勢する引き込み部143が形成されていることを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

この発明は、自動車等の車両に用いられるクリップ及びこれを用いたカウルトップガーニッシュの取付構造に関する。
自動車等の車両においては、カウルトップパネルの外気導入口に樹脂製のカウルトップガーニッシュを取り付けたものがある。このカウルトップガーニッシュを取り付けるにはカウルトップガーニッシュの裏面にクリップを取り付け、このクリップの係止部をカウルトップパネルに取り付けて、カウルトップガーニッシュをカウルトップパネルに取り付けている(特許文献1参照)。
特開平6−255426号公報
しかしながら上記従来技術にあっては、カウルトップパネルにはフロントウインドウガラスの下端部が取り付けられ、この取り付け部分は外側から目につく部分であるため、この取り付け部分の仕上げに多くの工数がかかるという問題がある。
これに対して、近年カウルトップガーニッシュを大型化して、前記フロントウインドウガラスの下端部とカウルトップパネルとの接合部分からエンジンフードの後端部に渡る部分をこのカウルトップガーニッシュにより覆う構造が採用されつつあるが、カウルトップガーニッシュが大型化する分だけ、カウルトップガーニッシュの取り付け剛性を確保することが困難となる問題がある。
また、カウルトップガーニッシュを取り付けるにあたっては、カウルトップガーニッシュとフロントウインドウガラスとの間に隙間が発生して商品性を損ねないようにクリップの寸法精度や建て付け精度を確保しなければならなくなり、コストアップにつながるという問題がある。
そこで、この発明は、クリップを介して取り付けられる2つの部品間の面方向における位置ズレを吸収する機能を有するクリップ及びそのクリップを用いたカウルトップガーニッシュの取付構造を提供するものである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載された発明は、装着部品(例えば、実施形態におけるカウルトップガーニッシュ4)を車体パネル(例えば、実施形態におけるウインドシールドパネル8)に固定する場合に用いられるクリップ(例えば、実施形態におけるクリップ14)において、前記装着部品の取付部(例えば、実施形態における取付部4T)に固定される基部側の固定部(例えば、実施形態における固定部141)と前記車体パネルの取付孔(例えば、実施形態における取付孔16)に係止する先端側の係止部(例えば、実施形態における係止部142)とを備え、前記係止部には前記車体パネルに係止した状態で相対的に前記車体パネルを前記装着部品に近づける方向に弾性的に付勢する引き込み部(例えば、実施形態における引き込み部143)が形成されていることを特徴とする。
このように構成することで、車体パネルに近づくように装着部品が変位しても、係止部に設けられた引き込み部が車体パネルに対して装着部品を引き込んで面方向における位置ズレを吸収し両者の固定状態を維持することが可能となる。
請求項2に記載された発明は、前記係止部の先端部には前記車体パネルの前記取付孔の周縁に弾性的に挿入される先細り形状の楔形状部(例えば、実施形態における楔形状部142A)が形成され、前記引き込み部は前記係止部の基部に設けられ、前記楔形状部に連なり基部側に向かって対向壁(例えば、実施形態における基部側壁部143a,143a)が互いに近接する形状に形成され前記車体パネルの前記取付孔の周縁に弾性的に付勢されて係止するものであることを特徴とする。
このように構成することで、車体パネルの取付孔に係止部の楔形状部を押し込んで、係止部の引き込み部を車体パネルの取付孔の周縁に弾性的に係止すれば、車体パネルの取付孔に付勢され基部側に互いに近接する対向壁により車体パネルが相対的に装着部品に近接しようとしても、引き込み部は取付孔に対して弾性力を保持したままで係止し、車体パネルに装着部品をがたつきなく保持することが可能となる。
請求項3に記載された発明は、前記装着部品がカウルトップガーニッシュであり、前記車体パネルがフロントウインドウガラス(例えば、実施形態におけるフロントウインドウガラス2)取付開口部の下辺を構成するウインドシールドパネルであることを特徴とする。
このように構成することで、大型の部品であり走行風により変位し易いカウルトップガーニッシュをウインドシールドパネルに対して相対的な面方向における位置ズレを吸収して固定することが可能となる。
請求項4に記載された発明は、カウルトップガーニッシュをクリップを介してフロントウインドウガラス取付開口部の下辺を構成するウインドシールドパネルに取り付けるカウルトップガーニッシュの取付構造であって、前記クリップが前記カウルトップガーニッシュの取付部に固定される基部側の固定部と前記ウインドシールドパネルの取付孔に係止する先端側の係止部とを備え、前記係止部には前記ウインドシールドパネルに係止した状態で相対的に前記ウインドシールドパネルを前記カウルトップガーニッシュに近づける方向に弾性的に付勢しクリップの基部側に向かって対向壁が互いに近接する形状に形成された引き込み部が設けられ、前記カウルトップガーニッシュの前記取付部に前記クリップの前記固定部を取り付け、前記クリップの前記係止部を前記ウインドシールドパネルの前記取付孔に挿通した状態で、前記引き込み部を前記取付孔の周縁に弾性的に押圧させて係止することで、前記引き込み部を介して前記カウルトップガーニッシュの上側縁(例えば、実施形態における湾曲部4W)を前記フロントウインドウガラス面に押圧した状態でカウルトップガーニッシュをウインドシールドパネルに取り付けることを特徴とする。
このように構成することで、走行風の影響を受けて沈み込み易いフロントウインドウガラスに追従してウインドシールドパネルが沈み込んでも、クリップの係止部の引き込み部によりカウルトップガーニッシュを引き込むようにして追従させることが可能となる。
請求項1に記載された発明によれば、車体パネルに近づくように装着部品が変位しても、係止部に設けられた引き込み部が車体パネルに対して装着部品を引き込んで面方向における位置ズレを吸収し両者の固定状態を維持することが可能となるため、車体パネルに装着部品をガタツキなく取り付けることができる効果がある。
請求項2に記載された発明によれば、車体パネルの取付孔に係止部の楔形状部を押し込んで、係止部の引き込み部を車体パネルの取付孔の周縁に弾性的に係止すれば、車体パネルの取付孔に付勢され基部側に互いに近接する対向壁により車体パネルが相対的に装着部品に近接しようとしても、引き込み部は取付孔に対して弾性力を保持したままで係止し、車体パネルに装着部品をがたつきなく保持することが可能となるため、両者の面方向における位置関係が多少変化しても装着部品を車体部品に対して確実に保持することができる効果がある。
請求項3に記載された発明によれば、大型の部品であり走行風により変位し易いカウルトップガーニッシュをウインドシールドパネルに対して相対的な面方向における位置ズレを吸収して固定することが可能となるため、ガタツキなく確実に固定することができる効果がある。
請求項4に記載された発明によれば、走行風の影響を受けて沈み込み易いフロントウインドウガラスに追従してウインドシールドパネルが沈み込んでも、クリップの係止部の引き込み部によりカウルトップガーニッシュを引き込むようにして追従させることが可能となるため、フロントウインドウガラスとカウルトップガーニッシュとの見切り部分に隙間が生ずることがなくなり、外観品質を向上することができる効果がある。
この発明の実施形態を図面を参照して以下に説明する。
図1に示すように、車体1のフロントウインドウガラス2とエンジンフード3の後端部との間には車幅方向に渡る部位に両端部側が内側に湾曲するカウルトップガーニッシュ4(装着部品)が配置されている。このカウルトップガーニッシュ4は樹脂製の部材で、フロントウインドウガラス2下端部付近の外観品質を確保するために設けられると共に、外気導入及び雨水等の排出を行うカウルボックス部(後述)5の上壁の一部を構成している。また、カウルトップガーニッシュ4にはワイパー装置6のピボット軸(図示しない)が配置され、このピボット軸の突出を許容し、ピボット軸の周囲を閉塞して周辺の外観性能を高めるようにしている。
図2に示すように、フロントウインドウガラス2の下端部付近には車幅方向に渡ってカウルボックス部5が形成されている。このカウルボックス部5の下側は上方が開いた断面形状のダッシュアッパパネル7で形成されている。ダッシュアッパパネル7の後側フランジ部7Rには、下方に開いた断面形状のウインドシールドパネル8(車体パネル)の後側フランジ部8Rが接合され、これらダッシュアッパパネル7の後側フランジ部7Rとウインドシールドパネル8の後側フランジ部8Rとの接合部分に、エンジンルームの隔壁を構成するダッシュロアパネル9の上側フランジ部9Uが接合されている。ここで、ダッシュアッパパネル7の底壁7Bには雨水等の排出のためのドリップ部10が凹設されている。
ウインドシールドパネル8はフロントウインドウガラス2取付開口部の下辺を構成する部材であって、前記カウルトップガーニッシュ4と同様にカウルボックス部5の上壁の一部を構成している。ウインドシールドパネル8の前縁部にはダムラバー11及び接着材12を介してフロントウインドウガラス2の下端部が接合される接合部13が形成され、この接合部13の前部は更に前側に延びて、ここにクリップ14の取付座15が形成されている。そして、この取付座15にクリップ14の取付孔16が6箇所形成され、これらクリップ14を介してウインドシールドパネル8にカウルトップガーニッシュ4が取付られている。
カウルトップガーニッシュ4の前壁部4Aの下部にはダッシュアッパパネル7の前縁7Fを上側から包み込む屈曲部4Kが形成されると共に前壁部4Aには裏側に延びる延出部4Eが形成されている。
この延出部4Eは前記ダッシュアッパパネル7の前縁部に沿うようにして形成され、ダッシュアッパパネル7と延出部4Eとの間にダムラバー17が取り付けられている。
また、前記前壁部4Aの上部には前方かつ上方に向かうフランジ部4Fが形成され、このフランジ部4Fにエンジンフード3の裏面に密接するウェザーストリップ18が取り付けられている。そして、前壁部4Aの上端部に、後方に向かってフロントウインドウガラス2よりも傾斜の緩い上壁部4Uが連なり、この上壁部4Uの後縁は上側に小さく湾曲する湾曲部4W(上側縁)として形成されている。そして、湾曲部4Wの下面にフロントウインドウガラス2との間に介装されるシール材19が配置され、湾曲部4Wの端末下面がフロントウインドウガラス2の下端部の上面にクリップ14を介して押圧された状態で当接している。
前記湾曲部4Wの前側の下面にはクリップ14の取付部4Tが前記ウインドシールドパネル8の取付座15に対向する位置に形成され、このクリップ14の取付部4Tは車幅方向に6箇所形成されている(図3参照)。この取付部4Tに形成された平坦なベース部4Bに差し込み孔20が形成され、この差し込み孔20にクリップ14の基部側が取り付けられる。そして、前記クリップ14の基部側がカウルトップガーニッシュ4の取付部4Tに取り付けられた状態で、クリップ14の先端側をウインドシールドパネル8の取付座15の取付孔16に係止してカウルトップガーニッシュ4をウインドシールドパネル8に取り付けるのである。
図3に示すように、カウルトップガーニッシュ4の上壁部4U及び前壁部4Aには運転席側に複数の孔からなる外気導入用のグリル部4Gが設けられ、上壁部4Uには前述したようにワイパー装置6のピボット軸の突出を許容する2つの貫通孔21が形成され、前記上壁部4U下面にはグリル部4G及び貫通孔21を避ける位置に前述したクリップ14の取付部4Tが形成されている。尚、カウルトップガーニッシュ4の上壁部4Uの車幅方向略中央部にはウォッシャー液のノズルポート22が突設されている。
そして、このように構成されたカウルトップガーニッシュ4の両端部には左右に各々係合部23L、23Rが形成され、これら係合部23L、23Rに樹脂製の左右のフードヒンジカバー24L、24Rが着脱可能に取り付けられている。
ここで、前記クリップ14について説明する。
図4に示すように、クリップ14は前記カウルトップガーニッシュ4の取付部4Tに固定される基部側の固定部141と前記ウインドシールドパネル8の取付孔16に係止する先端側の係止部142とを備えている。前記係止部142には前記ウインドシールドパネル8の取付孔16に係止した状態で相対的に前記ウインドシールドパネル8を前記カウルトップガーニッシュ4に近づける方向に弾性的に付勢する引き込み部143が形成されている。
具体的には、クリップ14の前記固定部141は略半円形状の基部フランジ部141Aにネック部141Bを介してベースフランジ部141Cが設けられたものである。つまり、前記カウルトップガーニッシュ4の取付部4Tの差し込み孔20にネック部141Bを挿通して基部フランジ部141Aとベースフランジ部141Cとで前記取付部4Tのベース部4Bを挟み込むようにして、クリップ14をカウルトップガーニッシュ4に取り付ける。ここで、ベースフランジ部141Cの上面、つまりクリップ14の先端側の面にはクリップ14の幅方向に沿って係止部142を挟む位置に一対の突条144,144が形成されている。
また、前記係止部142の先端部には前記ウインドシールドパネル8の前記取付孔16の周縁に弾性的に挿入される先細り形状の楔形状部142Aが形成されている。この楔形状部142Aは先端が鋭角状に形成された対向する先端側壁部142a,142aで構成されている。また、前記引き込み部143は前記係止部142の基部に設けられ、前記楔形状部142Aの各先端側壁部142aに連なり基部側に向かって対向する基部側壁部143a,143a(対向壁)が互いに漸次近接する形状に形成され前記ウインドシールドパネル8の前記取付孔16の周縁に弾性的に付勢されて係止するものである。
基部側壁部143aは先端側壁部142aに対して薄肉に形成され、ウインドシールドパネル8の取付孔16に対する弾性力を十分に発揮できるようになっていて、図6の破線位置にあったウインドシールドパネル8が図5に示すようにクリップ14のベースフランジ部141Cに対して相対的に近づいた場合に、基部側壁部143a,143aが互いに離隔するように変形して、ガタツキなくウインドシールドパネル8に対して係止した状態を保持できるようになっている。この場合に前記突条144がストッパとなって、ウインドシールドパネル8を安定して支持し上側への相対移動を規制するようになっている。
つまり、先端側壁部142a,142aはV字形状に形成され図6に示すように開いた状態が自然状態となるように形成されており、基部側壁部143a,143aはこの先端側壁部142aに追従するようになっている。したがって、ウインドシールドパネル8が図5に示す位置から図6に示す位置へと変位すると先端側壁部142a,142aは自然状態である開いた姿勢に復帰しようとするため、これに追従して基部側壁部143a,143aが離間して、ウインドシールドパネル8の取付孔16に対して係止した状態を維持することができるのである。
ここで、図3に示すように、前記カウルトップガーニッシュ4の取付部4Tのベース部4Bに形成された差し込み孔20の形成方向は各取付部4Tで異なっていて、ノズルポート22の近傍の取付部4Tは前側から後側へ形成され、車体1の右側から2番目の取付部4Tは右側から左側へ形成され、それ以外の取付部4Tは左側から右側へ形成されている。
したがって、これに対応して基部フランジ部141Aの主として弧状部分から差し込み孔20に差し込まれるクリップ14のウインドシールドパネル8に対する取付姿勢は、前記ノズルポート22の近傍のクリップ14では車幅方向に弾性的に係止し、他のクリップ14は前後方向に弾性的に係止することとなる。よって、ウインドシールドパネル8の取付座15に形成されたクリップ14の取付孔16はノズルポート22の近傍に対応する部位では前後方向に形成され、それ以外では車幅方向に形成されることとなり、車幅方向に形成された取付孔16の車幅方向の寸法はクリップ14の係止部142の幅(具体的には先端側壁部142a、基部側壁部143aの幅)よりも長く形成してカウルトップガーニッシュ4の車幅方向の伸縮に対応できるようになっている。
上述した実施形態のクリップ14によれば、例えばフロントウインドウガラス2が走行風圧を受けることで、相対的にウインドシールドパネル8がカウルトップガーニッシュ4に近づくように変位しても、クリップ14の係止部142に設けられた引き込み部143がウインドシールドパネル8に対してカウルトップガーニッシュ4を引き込んで面方向における位置ズレを吸収し両者の固定状態を維持することが可能となるため、ウインドシールドパネル8にカウルトップガーニッシュ4をガタツキなく取り付けることができる効果がある。
したがって、カウルトップガーニッシュ4の取り付け剛性を常に確保すると共に、カウルトップガーニッシュ4を取り付けるにあたっては、クリップ14の寸法精度や建て付け精度をさほど気にしなくてもカウルトップガーニッシュ4とフロントウインドウガラス2との間に隙間が発生せず商品性を高めることができる。
つまり、ウインドシールドパネル8の取付孔16にクリップ14の係止部142の楔形状部142Aを押し込んで、係止部142の引き込み部143をウインドシールドパネル8の取付孔16の周縁に弾性的に係止すれば、ウインドシールドパネル8の取付孔16に付勢され基部側に互いに近接する基部側壁部143a,143aによりウインドシールドパネル8が相対的にカウルトップガーニッシュ4に近接しようとしても、引き込み部143は取付孔16に対して弾性力を保持したままで係止し、ウインドシールドパネル8にカウルトップガーニッシュ4をがたつきなく保持することが可能となる。その結果、両者の面方向における位置関係が多少変化してもカウルトップガーニッシュ4をウインドシールドパネル8に対して確実に保持することができるのである。
したがって、上記クリップ14を用いることで大型の部品であり走行風によりフロントウインドウガラス2を介して変位し易いカウルトップガーニッシュ4をウインドシールドパネル8に対して相対的な面方向における位置ズレを吸収して固定することが可能となるため、ガタツキなく確実に固定することができる。
その結果、フロントウインドウガラス2とカウルトップガーニッシュ4との見切り部分に隙間が生ずることがなくなり外観品質を向上することができる。
尚、この発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、クリップ14に係る発明ではカウルトップガーニッシュ4とウインドシールドパネル8を取り付ける場合を例にして説明したが、車体に取り付けられる部品であれば、カウルトップガーニッシュ4に限れず、車体パネルもウインドシールドパネル8以外のパネル材に適用できる。
また、カウルトップガーニッシュ4の取付構造に係る発明では、クリップ14の取付数などは一例であって6個に限られるものではない。
この発明は、自動車の車体パネルに部品を取り付けるクリップに利用可能である。
この発明の実施形態の車両の前側の斜視図である。 図1の2−2線に沿う拡大断面図である。 カウルトップガーニッシュの斜視図である。 クリップ及び取付部の斜視図である。 図3の5−5線に沿う動作説明断面図である。 図3の5−5線に沿う動作説明断面図である。
符号の説明
4 カウルトップガーニッシュ(装着部品)
4T 取付部
4W 湾曲部(上側縁)
8 ウインドシールドパネル(車体パネル)
14 クリップ
16 取付孔
141 固定部
142 係止部
142A 楔形状部
143 引き込み部
143a,143a 基部側壁部(対向壁)

Claims (4)

  1. 装着部品を車体パネルに固定する場合に用いられるクリップにおいて、前記装着部品の取付部に固定される基部側の固定部と前記車体パネルの取付孔に係止する先端側の係止部とを備え、前記係止部には前記車体パネルに係止した状態で相対的に前記車体パネルを前記装着部品に近づける方向に弾性的に付勢する引き込み部が形成されていることを特徴とするクリップ。
  2. 前記係止部の先端部には前記車体パネルの前記取付孔の周縁に弾性的に挿入される先細り形状の楔形状部が形成され、前記引き込み部は前記係止部の基部に設けられ、前記楔形状部に連なり基部側に向かって対向壁が互いに近接する形状に形成され前記車体パネルの前記取付孔の周縁に弾性的に付勢されて係止するものであることを特徴とする請求項1に記載のクリップ。
  3. 前記装着部品がカウルトップガーニッシュであり、前記車体パネルがフロントウインドウガラス取付開口部の下辺を構成するウインドシールドパネルであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のクリップ。
  4. カウルトップガーニッシュをクリップを介してフロントウインドウガラス取付開口部の下辺を構成するウインドシールドパネルに取り付けるカウルトップガーニッシュの取付構造であって、前記クリップが前記カウルトップガーニッシュの取付部に固定される基部側の固定部と前記ウインドシールドパネルの取付孔に係止する先端側の係止部とを備え、前記係止部には前記ウインドシールドパネルに係止した状態で相対的に前記ウインドシールドパネルを前記カウルトップガーニッシュに近づける方向に弾性的に付勢しクリップの基部側に向かって対向壁が互いに近接する形状に形成された引き込み部が設けられ、前記カウルトップガーニッシュの前記取付部に前記クリップの前記固定部を取り付け、前記クリップの前記係止部を前記ウインドシールドパネルの前記取付孔に挿通した状態で、前記引き込み部を前記取付孔の周縁に弾性的に押圧させて係止することで、前記引き込み部を介して前記カウルトップガーニッシュの上側縁を前記フロントウインドウガラス面に押圧した状態でカウルトップガーニッシュをウインドシールドパネルに取り付けることを特徴とするカウルトップガーニッシュの取付構造。
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