JP2009082766A - 塗装方法及び塗装装置 - Google Patents

塗装方法及び塗装装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009082766A
JP2009082766A JP2007252077A JP2007252077A JP2009082766A JP 2009082766 A JP2009082766 A JP 2009082766A JP 2007252077 A JP2007252077 A JP 2007252077A JP 2007252077 A JP2007252077 A JP 2007252077A JP 2009082766 A JP2009082766 A JP 2009082766A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coating film
coating
solvent
coating method
cylindrical object
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007252077A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoyuki Sato
直之 佐藤
Takeyoshi Okawa
剛義 大川
Hisashi I
尚志 井
Osamu Mochizuki
理 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2007252077A priority Critical patent/JP2009082766A/ja
Publication of JP2009082766A publication Critical patent/JP2009082766A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】表面に形成された塗膜の品質の低下を防止しつつも、乾燥時間を短縮することが目的とされる。
【解決手段】
本発明の実施の形態にかかる塗装方法は、第1工程及び第2工程を備え、第1工程と第2工程とを複数回繰り返し実行する。第1工程では、溶剤を含んだ塗料を対象基材(円筒物101)の表面(内面101a)に噴き付けて、表面(内面101a)に極めて薄い塗膜11を形成する。第2工程では、第1工程で形成された塗膜11から、溶剤を蒸発させる。
【選択図】図1

Description

本発明は塗装方法及び塗装装置に関し、特に対象基材の表面への塗膜の形成及び乾燥に関する。
従来から、対象基材の表面に塗料を塗布する技術が提案されている。具体的には例えば、スプレーやディスペンサなどの装置で、対象基材の表面に塗料を塗布する。そして、炉内で乾燥および焼成を行う。なお、塗料には、表面に塗膜を形成するための樹脂などの素材を、溶剤で溶かしたものが採用されている。かかる技術は、例えば下掲の特許文献1に開示されている。
特開2003−314959号公報
しかし、上述した従来の技術では、乾燥時間を短縮すべく乾燥温度を高くすると、塗料に含まれた溶剤が発泡したり、樹脂などの固形成分が移動する現象(マイグレーション)が発生したりする。このため、対象基材の表面に形成された塗膜の品質が低下するという問題があった。
なお、溶剤の発泡による品質の低下は、以下の過程で生じる。まず、形成された塗膜の表面の溶剤が蒸発して、表面が固形化して流動性を失う。その後、塗膜内部に熱が伝播して、塗膜内部の溶剤が蒸発する。このとき、塗膜の表面が固形化しているため、溶剤が発泡して、塗膜の表面に発泡の跡が残る。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、表面に形成された塗膜の品質の低下を防止しつつも、乾燥時間を短縮することが目的とされる。
第1の発明にかかる塗装方法は、第1工程及び第2工程を備え、第1工程と第2工程とを複数回繰り返し実行する。第1工程では、溶剤を含んだ塗料を対象基材の表面に噴き付けて、表面に極めて薄い塗膜を形成する。第2工程では、第1工程で形成された塗膜から、溶剤を蒸発させる。
第2の発明にかかる塗装方法は、第1の発明にかかる塗装方法であって、第1工程と第2工程とを並行して行う。
第3の発明にかかる塗装方法は、第1または第2の発明にかかる塗装方法であって、第2工程では、溶剤を蒸発させた後、塗膜の焼成をも行う。
第4の発明にかかる塗装方法は、第1乃至第3の発明のいずれか一つにかかる塗装方法であって、第2工程では、第1工程で形成された塗膜に高温気体を噴き付ける。
第5の発明にかかる塗装方法は、第1乃至第3の発明のいずれか一つにかかる塗装方法であって、第2工程では、高温気体の流れの中に対象基材が曝される。
第6の発明にかかる塗装方法は、第4または第5の発明にかかる塗装方法であって、高温気体の温度は、塗料の主成分の焼成温度よりも高い。
第7の発明にかかる塗装方法は、第1乃至第3の発明のいずれか一つにかかる塗装方法であって、第2工程では、放射熱を用いて溶剤を蒸発させる。
第8の発明にかかる塗装方法は、第1乃至第7の発明のいずれか一つにかかる塗装方法であって、対象基材を同じ位置に置いたまま、第1工程と第2工程とを繰り返し実行する。
第9の発明にかかる塗装装置は、対象基材の表面を、溶剤を含んだ塗料で塗装する装置であって、噴付部と、蒸発促進部とを備える。噴付部は、表面に塗料を噴き付けて、表面に極めて薄い塗膜を形成する。蒸発促進部は、表面に形成された塗膜から、溶剤を蒸発させる。
第10の発明にかかる塗装装置は、第9の発明にかかる塗装装置であって、対象基材を支持する支持部を更に備える。
第11の発明にかかる塗装装置は、第9または第10の発明にかかる塗装装置であって、蒸発促進部は、高温気体を対象基材の表面に噴き付けるノズルを有する。
第1の発明にかかる塗装方法によれば、第1工程で形成される塗膜は極めて薄いので、第2工程で溶剤を蒸発させても溶剤は発泡しない。そして、第1工程と第2工程とを繰り返すことで、複数の極めて薄い塗膜を積層することができる。よって、品質の低下を防止しつつも、所望の厚みの塗膜を対象基材の表面に形成することができる。
しかも、第1工程で形成される塗膜は極めて薄いので、第2の工程での塗膜の乾燥時間は短い。よって、第1工程と第2の工程とを繰り返したとしても、一度の塗布で所望の厚みの塗膜を形成した後に乾燥する場合に比べて、乾燥時間は短縮される。
第2の発明にかかる塗装方法によれば、塗膜の形成及び乾燥に要する時間を短縮することができる。
第3の発明にかかる塗装方法によれば、第2工程で焼成まで行うので、溶剤のほとんどを塗膜から除去することができる。しかも、塗膜を形成する工程が簡略化される。
第4、第5及び第7の発明のいずれか一つにかかる塗装方法によれば、第2工程での塗膜の乾燥が容易である。
第6の発明にかかる塗装方法によれば、第2の工程において、溶剤の蒸発だけでなく、塗膜の焼成をも行うことができる。
第8の発明にかかる塗装方法によれば、対象基材が同じ位置に置かれたままであるので、塗膜を形成する工程が簡略化される。
第9の発明にかかる塗装装置によれば、第1乃至第8の発明のいずれか一つにかかる塗装方法の実施に直接使用することができる。具体的には、噴付部で第1工程を実行し、蒸発促進部で第2工程を実行する。
第10の発明にかかる塗装装置によれば、対象基材を支持部に支持した状態のまま、噴付部を用いた第1工程の実行と、蒸発促進部を用いた第2工程の実行とを複数回繰り返すことできる。
第11の発明にかかる塗装装置によれば、対象基材の表面に形成された極めて薄い塗膜を乾燥させやすい。
図1及び図2は、本発明の実施の形態にかかる塗装方法を順に示す図である。なお、図1及び図2には、かかる塗装方法の実施に直接使用することができる塗装装置100も示されている。また図3は、塗装によって形成された塗膜11を概念的に示す図である。
<塗装装置100>
塗装装置100は、対象基材の表面を塗料で塗装する装置であって、噴付部1と、蒸発促進部2と、支持部(図示せず)とを備えている。なお、塗装に用いられる塗料には、溶剤が含まれている。また、図1及び図2では、対象基材として円筒物101を採用し、かつ塗料を塗装する表面として円筒物101の内面101aを採用した場合が示されている。
(噴付部1)
噴付部1は、対象基材(円筒物101)の表面(内面101a)に塗料を噴き付けて、かかる表面に極めて薄い塗膜を形成することができる。
具体的に図1乃至図3では、噴付部1は、塗料噴付け用のノズル13を有し、ノズル13の先端13aから塗料を散布する場合が例示されている。噴付部1は、塗料噴付け用のノズル13によって、円筒物101の内面101aに塗料を噴き付けて(図1)、内面101aに極めて薄い塗膜11を形成することができる(図3)。なお、表面(内面101a)に極めて薄い塗膜11を形成できるものであれば、塗料噴付け用のノズル13に限らず、他のものを採用しても良い。
また、図1乃至図3では、噴付部1が軸90に沿って移動可能な場合が示されている。噴付部1が移動することにより、円筒物101の内面101aに形成された塗膜11の厚みを、軸90に沿う方向において均一することができる。
(蒸発促進部2)
蒸発促進部2は、対象基材(円筒物101)の表面(内面101a)に形成された塗膜から、塗料に含まれる溶剤を蒸発させることを促進することができる。
具体的に図1及び図2では、蒸発促進部2は、熱風噴付け用のノズル21を有し、ノズルの先端21aから高温気体72を吐出する場合が例示されている。蒸発促進部2は、熱風噴付け用のノズル21によって、円筒物101の内面101aに形成された塗膜11に高温気体72を噴き付けることで、塗膜11から溶剤を蒸発させることができる。
また、図1及び図2では、蒸発促進部2が軸90に沿って移動可能な場合が示されている。蒸発促進部2が移動することにより、軸90に沿う方向において、塗膜11の乾燥状態にむらが生じるのを防止できる。
(支持部)
支持部は、塗装の際に対象基材(円筒物101)を支持する。なお、対象基材が円筒物101である場合には、支持部は、円筒物101に回転力を付与して、円筒物101を軸90の中心として回転させる。これにより、軸90の周りで周方向において、円筒物101の内面101aに形成された塗膜11の厚みを、軸90の周りにおいて均一にすることができる。なお、支持部に支持された円筒物101への回転力の付与は、支持部とは別の装置によって行っても良い。
<塗装方法>
図1及び図2、並びに図3を用いて、塗装方法について説明する。塗装方法は、第1工程と第2工程とを備え、第1工程と第2工程とを複数回繰り返す。
(第1工程)
第1工程は、溶剤を含んだ塗料を対象基材(円筒物101)の表面(内面101a)に噴き付ける。以下、対象基材が円筒物101である場合(図1及び図2)について説明する。
噴付部1を円筒物101内に挿入する。具体的には、塗料噴付け用のノズル13の先端13aを、円筒物101内に挿入する。このとき、ノズル13の先端13aは、円筒物101の内面101aの方へと向けられる。そして、円筒物101の回転と、噴付部1の方向91(図1)への移動とを並行して行いながら、先端13aから塗料を散布する。
これにより、円筒物101の内面101aに、極めて薄い塗膜11が形成される。しかも、円筒物101の回転と、噴付部1の移動とを並行して行うことで、塗膜11が内面101aにらせん状に形成され、以って塗膜11の厚みを均一になる。すなわち、内面101a全体に均一な塗膜11を形成することができる。
(第2工程)
第2工程は、第1工程で形成された塗膜11から、塗料に含まれる溶剤を蒸発させる。以下、対象基材が円筒物101である場合(図1及び図2)について説明する。
第1工程で塗膜11を形成した後、蒸発促進部2を円筒物101内に挿入する。具体的には、熱風噴付け用のノズル21の先端21aを、円筒物101内に挿入する。このとき、ノズル21の先端21aは、内面101aに形成された塗膜11の方へと向けられる。そして、円筒物101の回転と、蒸発促進部2の方向91(図2)への移動とを並行して行いながら、先端21aから高温気体72を吐出する。
これにより、内面101aに形成された塗膜11からの溶剤の蒸発が促進される。しかも、塗膜11全体を乾燥することができ、乾燥状態にむらが生じるのを防止することができる。
第1工程及び第2工程を備えた塗装方法によれば、第1工程で形成される塗膜11は極めて薄いので、第2工程で溶剤を蒸発させても溶剤は発泡しない。そして、第1工程と第2工程とを繰り返すことで、複数の極めて薄い塗膜11を積層することができる。よって、品質の低下を防止しつつも、所望の厚みの塗膜を対象基材(円筒物101)の表面(内面101a)に形成することができる。
しかも、第1工程で形成される塗膜11は極めて薄いので、第2の工程での塗膜11の乾燥時間は短い。よって、第1工程と第2の工程とを繰り返したとしても、一度の塗布で所望の厚みの塗膜を形成した後に乾燥する場合に比べて、乾燥時間は短縮される。
さらには、対象基材(円筒物101)を同じ位置に置いたまま、第1工程と第2工程とを繰り返し実行することができるので、塗膜11を形成する工程が簡略化される。
<焼成>
第1工程及び第2工程によって形成された塗膜11は、焼成によって、対象基材(円筒物101)の表面(内面101a)上に焼き付けられる。
塗膜11の焼成は、第1工程及び第2工程を複数回繰り返し実行することで所望の厚みの塗膜を得た後に行っても良いし(第1態様)、第1工程と第2工程とを一回または数回実行する毎に行っても良い(第2態様)。以下、焼成の第1態様及び第2態様のそれぞれについて説明する。
(第1態様)
焼成の第1態様では、所望の厚みの塗膜を得た後に、例えば焼成炉で対象基材(円筒物101)を焼成する。かかる態様によれば、焼成は一度だけで良い。ただし、所望の厚みの塗膜を形成した後に焼成するので、焼成後の塗膜に溶剤が残留するおそれがある。
(第2態様)
焼成の第2態様では、第2工程において溶剤を蒸発させた後、同じ第2工程において塗膜の焼成をも行う。具体的には、熱風噴付けのノズル21から吐出される高温気体72の温度を、塗料の主成分の焼成温度よりも高くする。
これにより、第2工程において、溶剤の蒸発だけでなく、塗膜11の焼成をも行うことができる。よって、塗膜を形成する工程が簡略化される。しかも、第2工程で焼成まで行うので、溶剤のほとんどを塗膜11から除去することができ、以って形成された所望の厚みの塗膜には、残留した溶剤がほとんどない。
<第1の変形例>
図4は、上述した塗装方法の第1の変形例を概念的に示す図である。本変形例にかかる塗装方法では、第1工程と第2工程とを並行して行う。以下、対象基材が円筒物101である場合について説明する。
本変形例では、噴付部1及び蒸発促進部2のいずれをも、円筒物101内に挿入する。具体的には、塗料噴付け用のノズル13の先端13a、及び熱風噴付け用のノズル21の先端21aのいずれをも、円筒物101内に挿入する。そして、ノズル13によって塗膜11を形成しながら、その塗膜11をノズル21によって乾燥させる。
図4では、ノズル13とノズル21とが軸90に対して反対側に位置し、これらの先端13a,21aが互いに反対側を向いている場合が示されている。塗膜11の形成と乾燥とを行う際には、軸90を中心として円筒物101を回転させる。これにより、ノズル13によって形成された塗膜11は、円筒物101の回転によってノズル21側へと移動し、ノズル21によって乾燥される。
本変形例にかかる塗装方法によれば、塗膜11の形成と乾燥とを並行して行うので、塗膜11の形成及び乾燥に要する時間を短縮することができる。
<第2の変形例>
図5は、上述した塗装方法の第2の変形例を概念的に示す図である。なお、図5には、本変形例にかかる塗装方法の実施に直接使用することができる塗装装置102が示されている。
(塗装装置102)
塗装装置102は、上述した塗装装置100(図1及び図2)と同様に、噴付部1と蒸発促進部2とを備える。ただし、塗装装置102の蒸発促進部2は、放射熱を発する部材22を有する。
そして、部材22によって、円筒物101の内面101aに形成された塗膜11に放射熱を与える。
(塗装方法)
本変形例にかかる塗装方法の第2工程では、放射熱を用いて、塗膜11から溶剤を蒸発させる。
具体的には、第1工程で塗膜11を形成した後、またはこれに並行して、部材22を円筒物101内に挿入する。そして、部材22による放射を実行することで、部材22から発せられた放射熱が塗膜11に与えられる。これにより、内面101aに形成された塗膜11からの溶剤の蒸発が促進される。
本変形例にかかる塗装方法によれば、第2工程での塗膜11の乾燥が容易である。
<第3の変形例>
図6は、上述した塗装方法の第3の変形例を概念的に示す図である。なお、図6には、本変形例にかかる塗装方法の実施の直接使用することができる塗装装置103が示されている。
(塗装装置100)
塗装装置103は、上述した塗装装置100(図1及び図2)と同様に、噴付部1と蒸発促進部2とを備える。ただし、塗装装置103の蒸発促進部2は高温気体73の流れを発生する。また、対象基材(円筒物101)は、高温気体73の流れの中に曝される。
(塗装方法)
本変形例にかかる塗装方法の第2工程では、高温気体73を用いて、塗膜11から溶剤を蒸発させる。
具体的には、第1工程で塗膜11を形成した後、またはこれに並行して、蒸発促進部103によって高温気体73の流れを発生することで、円筒物101を高温気体73に曝す。これにより、内面101aに形成された塗膜101からの溶剤の蒸発が促進される。
本変形例にかかる塗装方法によれば、第2工程での塗膜11の乾燥が容易である。
<変形例4>
対象基材として円筒物101を用いた場合について上述したが、円筒以外の形状を呈する基材、例えば板状の基材などにも、上述した技術を適用することができる。
また、上述した技術を用いて塗膜の形成及び乾燥を行う場合、塗膜を形成する表面は滑らかであることが好ましい。ただし、表面に細かな凹凸がある対象基材にも、上述した技術を用いることはできる。
第1工程で塗膜11を形成した後、第2工程で溶剤を蒸発させた塗膜11は、その厚みが10μm程度である。そして、第1工程及び第2工程を繰り返すことで、200μm程度の厚みの塗膜を、対象基材(円筒物101)の表面(内面101a)に形成する。すなわち、10μm程度の厚みの塗膜11が20層ほど積層される。
なお、乾燥後の塗膜11の厚みは10μm程度に限定されるものでない。また、塗膜11を積層して形成される塗膜の厚みについても、200μmに限定されるものではない。
本発明の実施の形態にかかる塗装方法を概念的に示す図である。 本発明の実施の形態にかかる塗装方法を概念的に示す図である。 塗装によって形成された塗膜11を概念的に示す図である。 塗装方法の第1の変形例を概念的に示す図である。 塗装方法の第2の変形例を概念的に示す図である。 塗装方法の第3の変形例を概念的に示す図である。
符号の説明
1 噴付部
2 蒸発促進部
11 塗膜
21 ノズル
72,73 高温気体
100,102,103 塗装装置
101 円筒物(対象基材)
101 内面(表面)

Claims (11)

  1. 溶剤を含んだ塗料を対象基材(101)の表面(101a)に噴き付けて、前記表面に極めて薄い塗膜(11)を形成する第1工程と、
    前記第1工程で形成された前記塗膜から、前記溶剤を蒸発させる第2工程と
    を備え、
    前記第1工程と前記第2工程とを複数回繰り返す、塗装方法。
  2. 前記第1工程と前記第2工程とを並行して行う、請求項1記載の塗装方法。
  3. 前記第2工程では、前記溶剤を蒸発させた後、前記塗膜(11)の焼成をも行う、請求項1または請求項2記載の塗装方法。
  4. 前記第2工程では、前記第1工程で形成された前記塗膜(11)に高温気体(72)を噴き付ける、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の塗装方法。
  5. 前記第2工程では、高温気体(73)の流れの中に前記対象基材(101)が曝される、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の塗装方法。
  6. 前記高温気体(72;73)の温度は、前記塗料の主成分の焼成温度よりも高い、請求項4または請求項5記載の塗装方法。
  7. 前記第2工程では、放射熱を用いて前記溶剤を蒸発させる、請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の塗装方法。
  8. 前記対象基材(101)を同じ位置に置いたまま、前記第1工程と前記第2工程とを繰り返し実行する、請求項1乃至請求項7のいずれか一つに記載の塗装方法。
  9. 対象基材(101)の表面(101a)を、溶剤を含んだ塗料で塗装する装置(100;102;103)であって、
    前記表面に前記塗料を噴き付けて、前記表面に極めて薄い塗膜(11)を形成する噴付部(1)と、
    前記表面に形成された前記塗膜から、前記溶剤を蒸発させる蒸発促進部(2)と
    を備える、塗装装置。
  10. 前記対象基材(101)を支持する支持部を更に備える、請求項9記載の塗装装置。
  11. 前記蒸発促進部(2)は、高温気体(72)を前記対象基材(101)の前記表面(101a)に噴き付けるノズル(21)を有する、請求項9または請求項10記載の塗装装置。
JP2007252077A 2007-09-27 2007-09-27 塗装方法及び塗装装置 Pending JP2009082766A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007252077A JP2009082766A (ja) 2007-09-27 2007-09-27 塗装方法及び塗装装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007252077A JP2009082766A (ja) 2007-09-27 2007-09-27 塗装方法及び塗装装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009082766A true JP2009082766A (ja) 2009-04-23

Family

ID=40656952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007252077A Pending JP2009082766A (ja) 2007-09-27 2007-09-27 塗装方法及び塗装装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009082766A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009297630A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Ihi Corp 筒体内面乾燥装置
JP2012062969A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Sumitomo Metal Ind Ltd 油井用鋼管の継手部の冷却装置及び冷却方法、並びに油井用鋼管の製造装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52129769A (en) * 1976-02-13 1977-10-31 Ici Ltd Coating method
JPS604757B2 (ja) * 1977-10-25 1985-02-06 東洋製罐株式会社 缶詰缶の缶胴保護膜吹付塗装方法
JPS60136776U (ja) * 1984-02-24 1985-09-11 大日本印刷株式会社 熱風ノズル
JPH0490875A (ja) * 1990-08-01 1992-03-24 Nitta Ind Corp 中空物の内面をコーティングする方法
JPH0568918A (ja) * 1991-09-11 1993-03-23 Kurimoto Ltd 管の内面ライニング方法およびその装置
JPH0653081A (ja) * 1992-07-31 1994-02-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘電体層を有する多孔質電極にイオン伝導性高分子組成物膜を形成する方法
JP2002224619A (ja) * 2001-02-02 2002-08-13 Nippon Paint Co Ltd 塗膜の補修方法及び塗膜の補修方法により得られる塗膜を有する基材
JP2004510872A (ja) * 2000-10-03 2004-04-08 コロブ ソシエタ ペル アチオニ 反射性塗料及びその使用方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52129769A (en) * 1976-02-13 1977-10-31 Ici Ltd Coating method
JPS604757B2 (ja) * 1977-10-25 1985-02-06 東洋製罐株式会社 缶詰缶の缶胴保護膜吹付塗装方法
JPS60136776U (ja) * 1984-02-24 1985-09-11 大日本印刷株式会社 熱風ノズル
JPH0490875A (ja) * 1990-08-01 1992-03-24 Nitta Ind Corp 中空物の内面をコーティングする方法
JPH0568918A (ja) * 1991-09-11 1993-03-23 Kurimoto Ltd 管の内面ライニング方法およびその装置
JPH0653081A (ja) * 1992-07-31 1994-02-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 誘電体層を有する多孔質電極にイオン伝導性高分子組成物膜を形成する方法
JP2004510872A (ja) * 2000-10-03 2004-04-08 コロブ ソシエタ ペル アチオニ 反射性塗料及びその使用方法
JP2002224619A (ja) * 2001-02-02 2002-08-13 Nippon Paint Co Ltd 塗膜の補修方法及び塗膜の補修方法により得られる塗膜を有する基材

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009297630A (ja) * 2008-06-12 2009-12-24 Ihi Corp 筒体内面乾燥装置
JP2012062969A (ja) * 2010-09-16 2012-03-29 Sumitomo Metal Ind Ltd 油井用鋼管の継手部の冷却装置及び冷却方法、並びに油井用鋼管の製造装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI724999B (zh) 用於以塗漆塗佈基板的方法以及用於使塗漆層平坦化的裝置
TW200605963A (en) Coating apparatus and coating method
JP2008520370A5 (ja)
US20150279662A1 (en) Photolithographic method for forming a coating layer
JP2009082766A (ja) 塗装方法及び塗装装置
JP2013066864A (ja) 塗布装置及び塗布方法
US10688524B2 (en) Method for coating a substrate and coating device
JP2010540090A5 (ja)
US9845703B2 (en) Turbine component surface treatment processes and systems
CN107799718A (zh) 干燥方法、干燥装置、电极制造方法以及电极制造装置
CN107146859B (zh) 一种薄膜制作方法及系统
JP2009531840A (ja) マイクロ構造および/またはナノ構造の構造基板をコーティングするためのデバイスおよび方法、ならびにコーティングされた構造基板
JP2006263687A (ja) 塗工方法及び装置
JP6052083B2 (ja) 乾燥装置、乾燥方法、及び電池の製造方法
KR101087773B1 (ko) 롤 코팅 장치
CN105810567A (zh) 聚酰亚胺层的制造方法
JP2017180537A (ja) 樹脂コーティングばねの製造方法及び樹脂コーティングばね
JP2006007163A (ja) スプレーコート装置及びこれを用いたスプレーコート方法
JP6909584B2 (ja) 塗布液塗布方法
JP2006269482A (ja) レジスト塗布装置およびレジスト塗布方法
WO2006085457A1 (ja) 塗布物被塗布材の製造方法および製造装置、表面マスク
JP2003051499A (ja) 薄膜形成方法及び装置
JP5854263B2 (ja) 蒸気洗浄方法及び装置
JP2021095581A (ja) 管状部材の製造方法
JP2007167749A (ja) 塗膜の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100705

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120327

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121106