JP2009082646A - X線ct装置および画像再構成方法 - Google Patents

X線ct装置および画像再構成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画面全体にわたって空間分解能やS/Nが均等な画像を得るX線CT装置、および、そのようなX線CT装置のための画像再構成方法を実現する。
【解決手段】X線を利用したスキャンによって収集された被検体の投影データを用いて、空間周波数特性が互いに異なる2種類の画像再構成関数に基づく2種類の画像をそれぞれ再構成(541,542)し、それら2種類の画像を混合するにあたり、前記2種類の画像の混合を、画面のアイソセンタから周縁部にかけての画像特性に応じた比率によって行う(543)。
【選択図】図6

Description

本発明は、X線CT(Computed Tomography)装置および画像再構成方法に関し、特に、X線を利用したスキャン(scan)によって被検体の投影データ(data)を収集し、投影データを用いて画像を再構成するX線CT装置、および、そのようなX線CT装置のための画像再構成方法に関する。
X線CT装置は、X線を利用したスキャンによって被検体の投影データを収集し、投影データを用いて画像を再構成する。X線としては、例えば、ファンビーム(fan beam)X線やコーンビーム(cone beam)X線等が用いられる。スキャンとしては、例えば、アキシャルスキャン(axial scan)やヘリカルスキャン(helical scan)等が行われる。
画像の品質向上のために、空間周波数特性が互いに異なる2種類の画像再構成関数(フィルタ(filter)関数)に基づく2種類の画像をそれぞれ再構成し、それら2種類の画像を混合(重み付け加算)することが行われる。
2種類の画像は、例えばフィルタード・バックプロジクション(filtered back projection)法等によって再構成される。混合の比率(重み付け)は、予め、画像におけるエッジ(edge)強度の2次元分布を算出し、エッジ強度の大および小に応じて、2種類の画像のうち、相対的に高域強調型のフィルタ関数に基づく画像の比率をそれぞれ大および小とし、相対的に低域強調型のフィルタ関数に基づく画像の比率をそれぞれ小および大とする(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−349079号公報(段落番号0032−0038、0068−0069、図6,9)
X線CT装置の画像は、画素位置がアイソセンタ(isocenter)から遠ざかるにつれて、空間分解能が低下しS/N(signal-to-noise ratio)が向上するという特性を有する。このような特性により、肺野の断層像等のようにFOV(Field of View)が大きい画像では、画面の中心部と周縁部における空間分解能やS/Nの差異が目立ってくる。上記の背景技術は、空間分解能と密度分解能の両立を目的としており、中心部と周縁部における空間分解能やS/Nの差異の解消には効果がない。
中心部と周縁部における空間分解能やS/Nの差異は、ファンビームX線やコーンビームX線によって収集した投影データを、ファン・パラレル(fan-parallel)変換により、パラレルビーム(parallel beam)X線による投影データに変換して画像再構成を行ったとき一層増大する。
中心部と周縁部で空間分解能やS/Nに差異がある画像は、精密な読影を困難にする。そのような画像は、また、画像におけるROI(region of interest)のSD(standard deviation)を基準にして、スキャン時のX線の線量をダイナミック(dynamic)に制御するいわゆるオート・ミリアンペア(auto-mA)の精度を低下させる。
そこで本発明の課題は、画面全体にわたって空間分解能やS/Nが均等な画像を得るX線CT装置、および、そのようなX線CT装置のための画像再構成方法を実現することである。
課題を解決するための発明は、第1の観点では、X線を利用したスキャンによって被検体の投影データを収集する手段と、前記投影データを用いて空間周波数特性が互いに異なる2種類の画像再構成関数に基づく2種類の画像をそれぞれ再構成する手段と、前記2種類の画像を混合する手段を有するX線CT装置であって、前記2種類の画像を混合する手段は、画面のアイソセンタから周縁部にかけての画像特性に応じた混合を行うことを特徴とするX線CT装置である。
課題を解決するための発明は、第2の観点では、前記画像特性は、空間分解能の特性であることを特徴とする第1の観点に記載のX線CT装置である。
課題を解決するための発明は、第3の観点では、前記空間分解能の減少および増加に対応して、前記2種類の画像再構成関数のうち相対的に高域強調型の関数に基づく画像の比率がそれぞれ増加および減少し、前記2種類の画像再構成関数のうち相対的に低域強調型の関数に基づく画像の比率がそれぞれ減少および増加することを特徴とする第2の観点に記載のX線CT装置である。
課題を解決するための発明は、第4の観点では、前記画像特性は、S/Nの特性である
ことを特徴とする第1の観点に記載のX線CT装置である。
課題を解決するための発明は、第5の観点では、前記S/Nの増加および減少に対応して、前記2種類の画像再構成関数のうち相対的に高域強調型の関数に基づく画像の比率がそれぞれ増加および減少し、前記2種類の画像再構成関数のうち相対的に低域強調型の関数に基づく画像の比率がそれぞれ減少および増加することを特徴とする第4の観点に記載のX線CT装置である。
課題を解決するための発明は、第6の観点では、X線を利用したスキャンによって被検体の投影データを収集する手段と、前記投影データを用いて空間周波数特性が高域強調型の画像再構成関数に基づく画像を再構成する手段を有するX線CT装置であって、前記画像について、画面のアイソセンタから周縁部にかけての画像特性に応じたスムージングを行う手段を具備することを特徴とするX線CT装置である。
課題を解決するための発明は、第7の観点では、前記画像特性は、空間分解能の特性であることを特徴とする第6の観点に記載のX線CT装置である。
課題を解決するための発明は、第8の観点では、前記空間分解能の減少および増加に対応して、前記スムージングの強度がそれぞれ減少および増加することを特徴とする第7の観点に記載のX線CT装置である。
課題を解決するための発明は、第9の観点では、前記画像特性は、S/Nの特性である
ことを特徴とする第6の観点に記載のX線CT装置である。
課題を解決するための発明は、第10の観点では、前記S/Nの増加および減少に対応して、前記スムージングの強度がそれぞれ減少および増加することを特徴とする第9の観点に記載のX線CT装置である。
課題を解決するための発明は、第11の観点では、X線を利用したスキャンによって収集された被検体の投影データを用いて、空間周波数特性が互いに異なる2種類の画像再構成関数に基づく2種類の画像をそれぞれ再構成し、それら2種類の画像を混合する画像再構成方法であって、前記2種類の画像の混合を、画面のアイソセンタから周縁部にかけての画像特性に応じた比率によって行うことを特徴とする画像再構成方法である。
課題を解決するための発明は、第12の観点では、前記画像特性は、空間分解能の特性であることを特徴とする第11の観点に記載の画像再構成方法である。
課題を解決するための発明は、第13の観点では、前記空間分解能の減少および増加に対応して、前記2種類の画像再構成関数のうち相対的に高域強調型の関数に基づく画像の比率がそれぞれ増加および減少し、前記2種類の画像再構成関数のうち相対的に低域強調型の関数に基づく画像の比率がそれぞれ減少および増加することを特徴とする第12の観点に記載の画像再構成方法である。
課題を解決するための発明は、第14の観点では、前記画像特性は、S/Nの特性であることを特徴とする第11の観点に記載の画像再構成方法である。
課題を解決するための発明は、第15の観点では、前記S/Nの増加および減少に対応して、前記2種類の画像再構成関数のうち相対的に高域強調型の関数に基づく画像の比率がそれぞれ増加および減少し、前記2種類の画像再構成関数のうち相対的に低域強調型の関数に基づく画像の比率がそれぞれ減少および増加することを特徴とする第14の観点に記載の画像再構成方法である。
課題を解決するための発明は、第16の観点では、X線を利用したスキャンによって収集された被検体の投影データを用いて、空間周波数特性が高域強調型の画像再構成関数に基づく画像を再構成する方法であって、前記画像について、画面のアイソセンタから周縁部にかけての画像特性に応じたスムージングを行うことを特徴とする画像再構成方法である。
課題を解決するための発明は、第17の観点では、前記画像特性は、空間分解能の特性であることを特徴とする請求項16に記載の画像再構成方法である。
課題を解決するための発明は、第18の観点では、前記空間分解能の減少および増加に対応して、前記スムージングの強度がそれぞれ減少および増加することを特徴とする請求項17に記載の画像再構成方法である。
課題を解決するための発明は、第19の観点では、前記画像特性は、S/Nの特性であることを特徴とする請求項16に記載の画像再構成方法である。
課題を解決するための発明は、第20の観点では、前記S/Nの増加および減少に対応して、前記スムージングの強度がそれぞれ減少および増加することを特徴とする第19の観点に記載の画像再構成方法である。
第1の観点では、X線CT装置は、X線を利用したスキャンによって被検体の投影データを収集する手段と、前記投影データを用いて空間周波数特性が互いに異なる2種類の画像再構成関数に基づく2種類の画像をそれぞれ再構成する手段と、前記2種類の画像を混合する手段を有するX線CT装置であって、前記2種類の画像を混合する手段は、画面のアイソセンタから周縁部にかけての画像特性に応じた混合を行うので、画面全体にわたって空間分解能やS/Nが均等な画像を得るX線CT装置を実現することができる。
第11の観点では、画像再構成方法は、X線を利用したスキャンによって収集された被検体の投影データを用いて、空間周波数特性が互いに異なる2種類の画像再構成関数に基づく2種類の画像をそれぞれ再構成し、それら2種類の画像を混合する画像再構成方法であって、前記2種類の画像の混合を、画面のアイソセンタから周縁部にかけての画像特性に応じた比率によって行うので、画面全体にわたって空間分解能やS/Nが均等な画像を得るX線CT装置のための画像再構成方法を実現することができる。
第2または第12の観点では、前記画像特性は、空間分解能の特性であるので、空間分解能に応じた混合を行うことができる。
第3または第13の観点では、前記空間分解能の減少および増加に対応して、前記2種類の画像再構成関数のうち相対的に高域強調型の関数に基づく画像の比率がそれぞれ増加および減少し、前記2種類の画像再構成関数のうち相対的に低域強調型の関数に基づく画像の比率がそれぞれ減少および増加するので、画面全体にわたって空間分解能を均等化することができる。
第4または第14の観点では、前記画像特性は、S/Nの特性であるので、S/Nに応じた混合を行うことができる。
第5または第15の観点では、前記S/Nの増加および減少に対応して、前記2種類の画像再構成関数のうち相対的に高域強調型の関数に基づく画像の比率がそれぞれ増加および減少し、前記2種類の画像再構成関数のうち相対的に低域強調型の関数に基づく画像の比率がそれぞれ減少および増加するので、画面全体にわたってS/Nを均等化することができる。
第6の観点では、X線CT装置は、X線を利用したスキャンによって被検体の投影データを収集する手段と、前記投影データを用いて空間周波数特性が高域強調型の画像再構成関数に基づく画像を再構成する手段を有するX線CT装置であって、前記画像について、画面のアイソセンタから周縁部にかけての画像特性に応じたスムージングを行う手段を具備するので、画面全体にわたって空間分解能やS/Nが均等な画像を得るX線CT装置を実現することができる。
第16の観点では、画像再構成方法は、X線を利用したスキャンによって収集された被検体の投影データを用いて、空間周波数特性が高域強調型の画像再構成関数に基づく画像を再構成する方法であって、前記画像について、画面のアイソセンタから周縁部にかけての画像特性に応じたスムージングを行うので、画面全体にわたって空間分解能やS/Nが均等な画像を得るX線CT装置のための画像再構成方法を実現することができる。
第7または第17の観点では、前記画像特性は、空間分解能の特性であるので、空間分解能に応じたスムージングを行うことができる。
第8または第18の観点では、前記空間分解能の減少および増加に対応して、前記スムージングの強度がそれぞれ減少および増加するので、画面全体にわたって空間分解能を均等化することができる。
第9または第19の観点では、前記画像特性は、S/Nの特性であるので、S/Nに応じたスムージングを行うことができる。
第10または第20の観点では、前記S/Nの増加および減少に対応して、前記スムージングの強度がそれぞれ減少および増加するので、画面全体にわたってS/Nを均等化することができる。
以下、図面を参照して発明を実施するための最良の形態を説明する。なお、本発明は、発明を実施するための最良の形態に限定されるものではない。
図1にX線CT装置の模式的構成を示す。本装置は発明を実施するための最良の形態の一例である。本装置の構成によって、X線CT装置に関する発明を実施するための最良の形態の一例が示される。本装置の動作によって、画像再構成方法に関する発明を実施するための最良の形態の一例が示される。
本装置は、ガントリ(gantry)100、テーブル(table)200およびオペレータコンソール(operator console)300を有する。ガントリ100は、テーブル200によって支持された被検体10を、X線照射・検出装置110でスキャンして複数ビュー(view)の投影データを収集し、オペレータコンソール300に入力する。
オペレータコンソール300は、ガントリ100から入力された投影データに基づいて画像再構成を行い、再構成画像をディスプレイ(display)302に表示する。画像の再構成は、オペレータ300内のコンピュータ(computer)によって行われる。
オペレータコンソール300は、また、ガントリ100とテーブル200の動作を制御する。それらの制御はオペレータ300内の専用のコンピュータによって行われる。オペレータコンソール300による制御の下で、ガントリ100は所定のスキャン条件でスキャンを行い、テーブル200は所定の部位がスキャンされるように、被検体10の位置決めを行う。位置決めは、内蔵する位置調節機構により、天板202の高さおよび天板上のクレードル(cradle)204の水平移動距離を調節することによって行われる。
クレードル204を停止させた状態でスキャンすることにより、アキシャルスキャン(axial scan)を行うことができる。アキシャルスキャンを所定時間にわたって継続的に行うことにより、シネスキャン(cine scan)を行うことができる。クレードル204を連続的に移動させながら複数回のスキャンを連続的に行うことにより、ヘリカルスキャン(helical scan)を行うことができる。
天板202の高さ調節は、支柱206をベース(base)208への取付部を中心としてスイング(swing)させることによって行われる。支柱206のスイングによって、天板202は垂直方向および水平方向に変位する。クレードル204は天板202上で水平方向に移動して天板202の水平方向の変位を相殺する。スキャン条件によっては、ガントリ100をチルト(tilt)させた状態でスキャンが行われる。ガントリ100のチルトは、内蔵のチルト機構によって行われる。
なお、テーブル200は、図2に示すように、天板202がベース208に対して垂直に昇降する方式のものであってよい。天板202の昇降は内蔵の昇降機構によって行われる。このテーブル200においては、昇降に伴う天板202の水平移動は生じない。
図3に、X線照射・検出装置110の構成を模式的に示す。X線照射・検出装置110は、X線管130の焦点132から放射されたX線134をX線検出器150で検出するようになっている。以下、X線管130の焦点132を単に焦点132ともいう。
X線134は、図示しないアパーチャ(aperture)機構で成形されてコーンビーム(cone beam)またはファンビーム(fan beam)のX線となる。X線検出器150は、コーンビームX線の広がりに対応して2次元的に広がるX線入射面152を有する。X線入射面152は円筒の一部を構成するように湾曲している。円筒の中心軸は焦点132を通る。
X線照射・検出装置110は、アイソセンタOを通る中心軸の周りを回転する。中心軸は、X線検出器150が形成する部分円筒の中心軸に平行である。回転の中心軸の方向をz方向とし、アイソセンタOと焦点132を結ぶ方向をy方向とし、z方向およびy方向に垂直な方向をx方向とする。これらx,y,z軸はz軸を中心軸とする回転座標系の3軸となる。
図4に、X線検出器150のX線入射面152の平面図を模式的に示す。X線入射面152は検出セル(cell)154がx方向とz方向に2次元的に配置されたものとなっている。すなわち、X線入射面152は検出セル154の2次元アレイ(array)となっている。なお、ファンビームX線を用いる場合は、X線入射面152は検出セル154の1次元アレイとしてよい。
個々の検出セル154は、X線検出器150の検出チャンネル(channel)を構成する。これによって、X線検出器150は多チャンネルX線検出器となる。検出セル154は、例えばシンチレータ(scintillator)とフォトダイオード(photo diode)の組合せによって構成される。以下、検出セルを検出チャンネルともいう。
図5に、本装置の動作のフロー(flow)図を示す。本装置の動作はオペレータコンソール300による制御の下で遂行される。図5に示すように、ステップ(step)501でスキャン位置を設定する。スキャン位置の設定は、オペレータにより、オペレータコンソール300を通じて行われる。これによって、被検体10の胸部等についてスキャン位置が設定される。
ステップ502で、スキャンプロトコル(scan protocol)を設定する。スキャンプロトコルの設定は、オペレータにより、オペレータコンソール300を通じて行われる。これによって、X線管の管電圧と管電流、スキャン時間、画像再構成条件等所要の撮影条件が設定される。
ステップ503で、スキャンを行う。スキャンは、オペレータコンソール300による制御の下で、ガントリ100およびテーブル200によって行われ、所定のビュー数の投影データが、所定のスキャン位置について収集される。ガントリ100およびテーブル200からなる部分は、本発明における、X線を利用したスキャンによって被検体の投影データを収集する手段の一例である。
ステップ504で、画像再構成を行う。画像再構成は、オペレータコンソール300において行われ、所定のスキャン位置における断層像が得られる。画像再構成には、例えば、フィルタード・バックプロジェクション法等が用いられる。画像再構成の詳細については、後にあらためて説明する。
ステップ505で、画像を表示する。画像表示はディスプレイ302によって行われる。再構成された画像は、画面全体にわたって空間分解能やS/Nが均等な画像となっている。このため、ディスプレイ302には、画面全体にわたって空間分解能やS/Nが均等な画像が表示される。
図6に、画像再構成のフロー図を示す。このフロー図は、図5におけるステップ504の詳細を、サブステップ(sub step)で示したものである。サブステップ541で、高域強調型の画像再構成関数に基づく画像再構成を行う。画像再構成関数は、フィルタ関数またはカーネル(kernel)等とも呼ばれる。
高域強調型の画像再構成関数とは、空間周波数の高域成分を強調する特性を持つ画像再構成関数である。そのような画像再構成関数は、例えば、図7の(a)に示すような特性を有する。図7において、横軸が空間周波数、縦軸がゲイン(gain)である。このような画像再構成関数に基づいて再構成された画像は、空間周波数の高域成分が強調された画像となる。
サブステップ542で、低域強調型の画像再構成関数に基づく画像再構成を行う。低域強調型の画像再構成関数とは、空間周波数の低域成分を強調する特性を持つ画像再構成関数である。そのような画像再構成関数は、例えば、図7の(b)に示すように、空間周波数の高域におけるゲインが(a)に比べて低い特性を有する。このような画像再構成関数に基づいて再構成された画像は、空間周波数の低域成分が強調された画像となる。
サブステップ541,542で、2種類の画像を再構成するオペレータコンソール300は、本発明における、投影データを用いて空間周波数特性が互いに異なる2種類の画像再構成関数に基づく2種類の画像をそれぞれ再構成する手段の一例である。
サブステップ543で、2種類の画像を画像特性に応じて混合する。画像特性としては、例えば、画面内の空間周波数特性またはS/N特性が利用される。X線CT装置の再構成画像は、画素位置がアイソセンタから離れるほど、空間周波数が低下してS/Nが向上するという特性を有する。
すなわち、図8に示すように、画面800のアイソセンタISOから画素位置Pまでの距離をrとすると、空間分解能は、例えば図9の(a)に示すように距離rの増加とともに減少し、S/Nは、例えば図9の(b)に示すように距離rの増加とともに増加する。このような空間周波数特性またはS/N特性が、2種類の画像の混合に利用される。サブステップ543で2種類の画像の混合を行うオペレータコンソール300は、本発明における、2種類の画像を混合する手段の一例である。
空間周波数特性および(または)S/N特性は、予め、例えば標準ファントムの断層像等から求められる。その際、FOVが異なる複数のファントムを用い、画像特性をFOVごとに求めておけば、大きさが異なる複数の被検体に容易に対応することができる。
2種類の画像が、ファン・パラレル変換後の投影データからそれぞれ再構成するときは、ファントムの断層像も、ファン・パラレル変換後の投影データから再構成し、その断層像の画像特性を求める。
空間分解能特性を利用するときは、アイソセンタから周縁部にかけての空間分解能の減少に対応して、高域強調画像の比率が増加し、低域強調画像の比率が減少するような混合を行う。
逆の言い方をすれば、2種類の画像の混合は、周縁部からアイソセンタにかけての空間分解能の増加に対応して、高域強調画像の比率が減少し、低域強調画像の比率が増加するようにして行う。
このような混合を行うときの、2種類の画像の比率の一例を図10に示す。図10に示すように、空間分解能の増加に対応して、高域強調画像の比率RHが減少し、低域強調画像の比率RLが増加する。高域強調画像と低域強調画像をこのように混合することにより、画面全体にわたって空間分解能が均等な画像を得ることができる。
2種類の画像の混合にS/N特性を利用するときは、アイソセンタから周縁部にかけてのS/Nの増加に対応して、高域強調画像の比率が増加し、低域強調画像の比率が減少するような混合を行う。
逆の言い方をすれば、2種類の画像の混合は、周縁部からアイソセンタにかけてのS/Nの減少に対応して、高域強調画像の比率が減少し、低域強調画像の比率が増加するようにして行う。
このような混合を行うときの、2種類の画像の比率の一例を図11に示す。図11に示すように、S/Nの増加に対応して、高域強調画像の比率RHが増加し、低域強調画像の比率RLが減少する。高域強調画像と低域強調画像をこのように混合することにより、画面全体にわたってS/Nが均等な画像を得ることができる。
図12に、画像再構成の他のフロー図を示す。このフロー図は、図5におけるステップ504の詳細を、サブステップで示したものである。サブステップ551で、高域強調型の画像再構成関数に基づく画像再構成を行う。高域強調型の画像再構成関数は、例えば、図7の(a)に示したような特性を有する。このような画像再構成関数に基づいて再構成された画像は、空間周波数の高域成分が強調された画像となる。
サブステップ551で画像再構成を行うオペレータコンソール300は、本発明における、投影データを用いて空間周波数特性が高域強調型の画像再構成関数に基づく画像を再構成する手段の一例である。
サブステップ552で、高域強調画像を画像特性に応じてスムージング(smoothing)する。画像のスムージングは、2次元のローパスフィルタ(low-pas filter)によって行われる。画像特性としては、例えば、図9に示したような、空間周波数特性またはS/N特性が利用される。
サブステップ552で、画像のスムージングを行うオペレータコンソール300は、本発明における、画像について画面のアイソセンタから周縁部にかけての画像特性に応じたスムージングを行う手段の一例である。
空間分解能特性を利用するときは、画像のスムージングは、アイソセンタから周縁部にかけての空間分解能の減少に対応して、スムージング強度が減少するようなスムージングを行う。逆の言い方をすれば、画像のスムージングは、周縁部からアイソセンタにかけての空間分解能の増加に対応して、スムージング強度が増加するようなスムージングを行う。
このようなスムージングを行うときの、スムージング強度の一例を図13に示す。図13に示すように、空間分解能の増加に対応して、高域強調スムージング強度が増加する。高域強調画像をこのようにスムージングすることにより、画面全体にわたって空間分解能が均等な画像を得ることができる。
S/N特性を利用するときは、画像のスムージングは、アイソセンタから周縁部にかけてのS/Nの増加に対応して、スムージング強度が減少するようなスムージングを行う。逆の言い方をすれば、画像のスムージングは、周縁部からアイソセンタにかけてのS/Nの減少に対応して、スムージング強度が増加するようなスムージングを行う。
このようなスムージングを行うときの、スムージング強度の一例を図14に示す。図14に示すように、S/Nの増加に対応して、スムージング強度が減少する。高域強調画像をこのようにスムージングすることにより、画面全体にわたってS/Nが均等な画像を得ることができる。
発明を実施するための最良の形態の一例のX線CT装置の構成を示す図である。 発明を実施するための最良の形態の一例のX線CT装置の構成を示す図である。 X線照射・検出装置の構成を示す図である。 X線検出器のX線入射面の構成を示す図である。 発明を実施するための最良の形態の一例のX線CT装置の動作を示すフロー図である。 画像再構成のフロー図である。 画像再構成関数の特性を示す図である。 画面におけるアイソセンタから画素位置までの距離を示す図である。 画像特性を示す図である。 2種類の画像の混合比率の一例を示す図である。 2種類の画像の混合比率の一例を示す図である。 画像再構成のフロー図である。 スムージング強度の一例を示す図である。 スムージング強度の一例を示す図である。
符号の説明
10 : 被検体
100 : ガントリ
110 : X線照射・検出装置
130 : X線管
132 : 焦点
134 : X線
150 : X線検出器
152 : X線入射面
154 : 検出セル
200 : テーブル
202 : 天板
204 : クレードル
206 : 支柱
208 : ベース
300 : オペレータコンソール
302 : ディスプレイ

Claims (20)

  1. X線を利用したスキャンによって被検体の投影データを収集する手段と、前記投影データを用いて空間周波数特性が互いに異なる2種類の画像再構成関数に基づく2種類の画像をそれぞれ再構成する手段と、前記2種類の画像を混合する手段を有するX線CT装置であって、
    前記2種類の画像を混合する手段は、画面のアイソセンタから周縁部にかけての画像特性に応じた混合を行う
    ことを特徴とするX線CT装置。
  2. 前記画像特性は、空間分解能の特性である
    ことを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  3. 前記空間分解能の減少および増加に対応して、
    前記2種類の画像再構成関数のうち相対的に高域強調型の関数に基づく画像の比率がそれぞれ増加および減少し、
    前記2種類の画像再構成関数のうち相対的に低域強調型の関数に基づく画像の比率がそれぞれ減少および増加する
    ことを特徴とする請求項2に記載のX線CT装置。
  4. 前記画像特性は、S/Nの特性である
    ことを特徴とする請求項1に記載のX線CT装置。
  5. 前記S/Nの増加および減少に対応して、
    前記2種類の画像再構成関数のうち相対的に高域強調型の関数に基づく画像の比率がそれぞれ増加および減少し、
    前記2種類の画像再構成関数のうち相対的に低域強調型の関数に基づく画像の比率がそれぞれ減少および増加する
    ことを特徴とする請求項4に記載のX線CT装置。
  6. X線を利用したスキャンによって被検体の投影データを収集する手段と、前記投影データを用いて空間周波数特性が高域強調型の画像再構成関数に基づく画像を再構成する手段を有するX線CT装置であって、
    前記画像について、画面のアイソセンタから周縁部にかけての画像特性に応じたスムージングを行う手段
    を具備することを特徴とするX線CT装置。
  7. 前記画像特性は、空間分解能の特性である
    ことを特徴とする請求項6に記載のX線CT装置。
  8. 前記空間分解能の減少および増加に対応して、前記スムージングの強度がそれぞれ減少および増加する
    ことを特徴とする請求項7に記載のX線CT装置。
  9. 前記画像特性は、S/Nの特性である
    ことを特徴とする請求項6に記載のX線CT装置。
  10. 前記S/Nの増加および減少に対応して、前記スムージングの強度がそれぞれ減少および増加する
    ことを特徴とする請求項9に記載のX線CT装置。
  11. X線を利用したスキャンによって収集された被検体の投影データを用いて、空間周波数特性が互いに異なる2種類の画像再構成関数に基づく2種類の画像をそれぞれ再構成し、それら2種類の画像を混合する画像再構成方法であって、
    前記2種類の画像の混合を、画面のアイソセンタから周縁部にかけての画像特性に応じた比率によって行う
    ことを特徴とする画像再構成方法。
  12. 前記画像特性は、空間分解能の特性である
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像再構成方法。
  13. 前記空間分解能の減少および増加に対応して、
    前記2種類の画像再構成関数のうち相対的に高域強調型の関数に基づく画像の比率がそれぞれ増加および減少し、
    前記2種類の画像再構成関数のうち相対的に低域強調型の関数に基づく画像の比率がそれぞれ減少および増加する
    ことを特徴とする請求項12に記載の画像再構成方法。
  14. 前記画像特性は、S/Nの特性である
    ことを特徴とする請求項11に記載の画像再構成方法。
  15. 前記S/Nの増加および減少に対応して、
    前記2種類の画像再構成関数のうち相対的に高域強調型の関数に基づく画像の比率がそれぞれ増加および減少し、
    前記2種類の画像再構成関数のうち相対的に低域強調型の関数に基づく画像の比率がそれぞれ減少および増加する
    ことを特徴とする請求項14に記載の画像再構成方法。
  16. X線を利用したスキャンによって収集された被検体の投影データを用いて、空間周波数特性が高域強調型の画像再構成関数に基づく画像を再構成する方法であって、
    前記画像について、画面のアイソセンタから周縁部にかけての画像特性に応じたスムージングを行う
    ことを特徴とする画像再構成方法。
  17. 前記画像特性は、空間分解能の特性である
    ことを特徴とする請求項16に記載の画像再構成方法。
  18. 前記空間分解能の減少および増加に対応して、前記スムージングの強度がそれぞれ減少および増加する
    ことを特徴とする請求項17に記載の画像再構成方法。
  19. 前記画像特性は、S/Nの特性である
    ことを特徴とする請求項16に記載の画像再構成方法。
  20. 前記S/Nの増加および減少に対応して、前記スムージングの強度がそれぞれ減少および増加する
    ことを特徴とする請求項19に記載の画像再構成方法。
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