JP7462433B2 - 医用診断システム、医用診断装置、および医用情報処理装置 - Google Patents

医用診断システム、医用診断装置、および医用情報処理装置 Download PDF

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Description

本実施形態は、医用診断システム、医用診断装置、および医用情報処理装置に関する。
医用画像は、X線コンピュータ断層撮影装置(以下、X線CT(computed tomography)装置と呼ぶ)や磁気共鳴イメージング装置(以下、MRI(magnetic resonance imaging)装置と呼ぶ)などの画像診断装置による被検体への撮影によって得られる。画像診断装置による撮影では、プリセットされた撮影プロトコルに従って撮影が実行される。撮影プロトコルは、被検体の身長/体重/年齢/体型などの患者情報と、スキャン情報とにより構成される。スキャン情報は、X線CT装置であれば、管電流/管電圧/スライス厚/回転速度/ヘリカルピッチ/撮影部位などである。これらの患者情報とスキャン情報とは、患者情報の違いごと、スキャン情報の違いごとに、撮影プロトコルとしてプリセットして保存される。医師や技師(撮影者)は、検査対象の被検体の状態と所望の検査条件と経験などとに基づいて、所望の画像が得られるように、保存された撮影プロトコルから、スキャンに用いられる撮影プロトコルを選択する。選択された撮影プロトコルを用いて、スキャンが実行される。
従来、プリセットされた撮影プロトコルは、標準的な患者の情報およびスキャン条件に基づいて作成されている。このため、検査対象の被検体ごとに最適なスキャン条件で撮影をすることができない問題がある。
特開2010-22869号公報
本発明が解決しようとする課題は、本スキャンにおける最適なスキャン条件の設定に関する情報を取得することである。
本実施形態に係る医用診断システムは、推定部と取得部とを備える。前記推定部は、被検体に対するプリスキャンにより収集されたデータセットに基づく原画像と、前記プリスキャン後に予定している本スキャンの第1スキャンパラメータセットと、に基づいて、前記第1スキャンパラメータセットとは部分的に異なる複数の第2スキャンパラメータセットそれぞれを使用して前記本スキャンを実行したときに得られる複数の推定画像を推定する。前記取得部は、前記複数の推定画像それぞれの画質を評価することで、前記複数の推定画像それぞれの画質を示す情報を取得する。
図1は、実施形態に係るX線CTシステムの構成例を示す図。 図2は、実施形態に係るX線CTシステムの構成例を示す図。 図3は、実施形態に係り、最適条件決定処理の手順の一例を示すフローチャート。 図4は、実施形態に係り、患者情報の設定に関し、ディスプレイに表示された患者情報の登録画面の一例を示す図。 図5は、実施形態に係り、病院情報システムから取得された撮影オーダー情報の一例を示す図。 図6は、実施形態に係り、ディスプレイの表示領域に表示されたヘリカルスキャノ画像と断面画像との一例を示す図。 図7は、実施形態に係り、変動パラメータの値に応じた複数の推定画像の表示例を示す図。 図8は、実施形態に係り、ある第2スキャンパラメータセットに関する推定画像において設定された基準領域と関心領域との一例を示す図。 図9は、実施形態に係り、画質評価グラフを、変動パラメータの位置を示すバーとバーに関する推定画像とともに示す図。 図10は、実施形態の変形例に係るX線CT装置の構成の一例を示す図。 図11は、実施形態の変形例に関する最適条件決定処理の一例を示すフローチャート。
以下、図面を参照しながら、医用診断システム、医用診断装置、および医用情報処理装置の実施形態について詳細に説明する。以下の実施形態では、同一の参照符号を付した部分は同様の動作をおこなうものとして、重複する説明を適宜省略する。以下、説明を具体的にするために、実施形態に係る医用診断システムは、X線コンピュータ断層撮影システム(以下、X線CTシステムと呼ぶ)であるものとする。
(実施形態)
図1および図2は、本実施形態に係るX線CTシステム1の構成例を示す図である。X線CTシステム1は、例えば、図1に示す処理回路44において、本実施形態に関する複数の機能を有する。なお、X線CTシステム1の構成例は、図1に限定されず、例えば、図2に示すように、通信ネットワーク2を介してX線CT装置3と接続されたワークステーション5と、X線CT装置3とにより構成されてもよい。また、本実施形態に関する複数の機能を備えたX線CT装置は、医用診断装置の一例である。すなわち、図1に示すX線CTシステム1は、X線CT装置として実現されてもよい。また、本実施形態に関する複数の機能を備えたワークステーション5は、医用情報処理装置の一例である。なお、ワークステーション5は、本実施形態に関する複数の機能を提供するサーバとして用いられてもよい。すなわち、本実施形態に係るX線CTシステム1の変形例として、医用診断装置や医用情報処理装置として実現されてもよい。
例えば、図1に示すように、X線CTシステム1は、架台装置10と、寝台装置30と、コンソール装置40とを有する。なお、本実施形態では、非チルト状態での回転フレーム13の回転軸又は寝台装置30の天板33の長手方向をZ軸方向、Z軸方向に直交し、床面に対し水平である軸方向をX軸方向、Z軸方向に直交し、床面に対し垂直である軸方向をY軸方向とそれぞれ定義するものとする。図1では、説明の都合上、架台装置10を複数描画しているが、実際のX線CTシステム1の構成としては、架台装置10は、一つである。
架台装置10及び寝台装置30は、コンソール装置40を介したユーザからの操作、或いは架台装置10、又は寝台装置30に設けられた操作部を介したユーザからの操作に基づいて動作する。架台装置10と、寝台装置30と、コンソール装置40とは互いに通信可能に有線または無線で接続されている。
架台装置10は、被検体PにX線を照射し、被検体Pを透過したX線の検出データから投影データを収集する撮影系を有する装置である。架台装置10は、X線管11(X線発生部)と、ウェッジ16と、コリメータ17と、X線検出器12と、X線高電圧装置14と、DAS(Data AcquisitionSystem)18と、回転フレーム13と、制御装置15とを有する。
X線管11は、X線高電圧装置14からの高電圧の印加及びフィラメント電流の供給により、陰極(フィラメント)から陽極(ターゲット)に向けて熱電子を照射することでX線を発生する真空管である。熱電子がターゲットに衝突することによりX線が発生される。X線管11における管球焦点で発生したX線は、例えばコリメータ17を介してコーンビーム形に成形され、被検体Pに照射される。例えば、X線管11には回転する陽極に熱電子を照射することでX線を発生させる回転陽極型のX線管がある。
X線検出器12は、X線管11から照射され、被検体Pを通過したX線を検出し、当該X線量に対応した電気信号をDAS18へと出力する。X線検出器12は、例えば、X線管11の焦点を中心として1つの円弧に沿ってチャネル方向に複数の検出素子が配列された複数の検出素子列を有する。X線検出器12は、例えば、当該検出素子列がスライス方向(列方向、row方向)に複数配列された構造を有する。なお、X線CTシステム1には、X線管11とX線検出器12とが一体として被検体Pの周囲を回転するRotate/Rotate-Type(第3世代CT)、リング状にアレイされた多数のX線検出素子が固定され、X線管11のみが被検体Pの周囲を回転するStationary/Rotate-Type(第4世代CT)等様々なタイプがあり、いずれのタイプでも本実施形態へ適用可能である。
また、X線検出器12は、例えば、グリッドと、シンチレータアレイと、光センサアレイとを有する間接変換型の検出器である。シンチレータアレイは、複数のシンチレータを有し、シンチレータは入射X線量に応じた光子量の光を出力するシンチレータ結晶を有する。グリッドは、シンチレータアレイのX線入射側の面に配置され、散乱X線を吸収する機能を有するX線遮蔽板を有する。なお、グリッドはコリメータ(1次元コリメータ又は2次元コリメータ)と呼ばれる場合もある。光センサアレイは、シンチレータからの光量に応じた電気信号に変換する機能を有し、例えば、光電子増倍管(フォトマルチプライヤー:PMT)等の光センサを有する。なお、X線検出器12は、入射したX線を電気信号に変換する半導体素子を有する直接変換型の検出器であっても構わない。また、X線検出器12は、光子計数型X線検出器であってもよい。X線検出器12は、X線検出部の一例である。
回転フレーム13は、X線管11とX線検出器12とを回転軸回りに回転可能に支持する。具体的には、回転フレーム13は、X線管11とX線検出器12とを対向支持し、後述する制御装置15によってX線管11とX線検出器12とを回転させる円環状のフレームである。回転フレーム13は、アルミニウム等の金属により形成された固定フレームに回転可能に支持される。詳しくは、回転フレーム13は、ベアリングを介して固定フレームの縁部に接続されている。回転フレーム13は、制御装置15の駆動機構からの動力を受けて回転軸回りに一定の角速度で回転する。
なお、回転フレーム13は、X線管11とX線検出器12とに加えて、X線高電圧装置14やDAS18を更に備えて支持する。このような回転フレーム13は、撮影空間をなす開口(ボア)が形成された略円筒形状の筐体に収容されている。開口の中心軸は、回転フレーム13の回転軸に一致する。なお、DAS18が生成した検出データは、例えば発光ダイオード(LED)を有する送信機から光通信によって架台装置10の非回転部分(例えば固定フレーム)に設けられた、フォトダイオードを有する受信機に送信され、コンソール装置40へと転送される。なお、回転フレーム13から架台装置10の非回転部分への検出データの送信方法は、前述の光通信に限らず、非接触型のデータ伝送であれば如何なる方式を採用しても構わない。
X線高電圧装置14は、変圧器(トランス)及び整流器等の電気回路を有し、X線管11に印加する高電圧及びX線管11に供給するフィラメント電流を発生する機能を有する高電圧発生装置と、X線管11が照射するX線に応じた出力電圧の制御を行うX線制御装置とを有する。高電圧発生装置は、変圧器方式であってもよいし、インバータ方式であっても構わない。なお、X線高電圧装置14は、回転フレーム13に設けられてもよいし、架台装置10の固定フレーム(図示しない)側に設けられても構わない。
制御装置15は、CPU(Central Processing Unit)等を有する処理回路と、モータ及びアクチュエータ等の駆動機構とを有する。処理回路は、ハードウェア資源として、CPUやMPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサとROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等のメモリとを有する。また、制御装置15は、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC)やフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA)、他の複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)により実現されてもよい。制御装置15は、コンソール装置40からの指令に従い、X線高電圧装置14及びDAS18等を制御する。当該プロセッサは、当該メモリに保存されたプログラムを読み出して実現することで上記制御を実現する。
また、制御装置15は、コンソール装置40若しくは架台装置10に取り付けられた入力インターフェースからの入力信号を受けて、架台装置10及び寝台装置30の動作制御を行う機能を有する。例えば、制御装置15は、入力信号を受けて回転フレーム13を回転させる制御や、架台装置10をチルトさせる制御、及び寝台装置30及び天板33を動作させる制御を行う。なお、架台装置10をチルトさせる制御は、架台装置10に取り付けられた入力インターフェースによって入力される傾斜角度(チルト角度)情報により、制御装置15がX軸方向に平行な軸を中心に回転フレーム13を回転させることによって実現されてもよい。また、制御装置15は架台装置10に設けられてもよいし、コンソール装置40に設けられても構わない。なお、制御装置15は、当該メモリにプログラムを保存する代わりに、当該プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込むように構成しても構わない。この場合、当該プロセッサは、当該回路内に組み込まれたプログラムを読み出して実行することで上記制御を実現する。
ウェッジ16は、X線管11から照射されたX線のX線量を調節するためのフィルタである。具体的には、ウェッジ16は、X線管11から被検体Pへ照射されるX線が、予め定められた分布になるように、X線管11から照射されたX線を透過して減衰するフィルタである。ウェッジ16は、例えばウェッジフィルタ(wedge filter)またはボウタイフィルタ(bow-tie filter)であり、所定のターゲット角度や所定の厚みとなるようにアルミニウムを加工したフィルタである。
コリメータ17は、ウェッジ16を透過したX線をX線照射範囲113に絞り込むための鉛板等であり、複数の鉛板等の組み合わせによってスリットを形成する。
DAS18は、X線検出器12の各X線検出素子から出力される電気信号に対して増幅処理を行う増幅器と、電気信号をデジタル信号に変換するA/D変換器とを有し、検出データを生成する。DAS18が生成した検出データは、コンソール装置40へと転送される。また、DAS18はデータ収集部の一例である。
寝台装置30は、スキャン対象の被検体Pを載置、移動させる装置であり、基台31と、寝台駆動装置32と、天板33と、天板支持フレーム34とを備えている。基台31は、天板支持フレーム34を鉛直方向に移動可能に支持する筐体である。寝台駆動装置32は、被検体Pが載置された天板33を天板33の長軸方向に移動させるモータあるいはアクチュエータである。寝台駆動装置32は、コンソール装置40による制御、または制御装置15による制御に従い、天板33を移動する。天板支持フレーム34の上面に設けられた天板33は、被検体Pが載置される板である。なお、寝台駆動装置32は、天板33に加え、天板支持フレーム34を天板33の長軸方向に移動してもよい。
コンソール装置40は、メモリ41(記憶部)と、ディスプレイ42(表示部)と、入力インターフェース43(入力部)と、処理回路44(処理部)とを有する。メモリ41と、ディスプレイ42と、入力インターフェース43と、処理回路44との間のデータ通信は、バス(BUS)を介して行われる。
メモリ41は、種々の情報を記憶するHDD(Hard disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、集積回路記憶装置等の記憶装置である。メモリ41は、例えば、投影データや再構成画像データを記憶する。メモリ41は、HDDやSSD等以外にも、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、フラッシュメモリ等の可搬性記憶媒体や、RAM(Random Access Memory)等の半導体メモリ素子等との間で種々の情報を読み書きする駆動装置であってもよい。また、メモリ41の保存領域は、X線CTシステム1内にあってもよいし、ネットワークで接続された外部記憶装置内にあってもよい。また、メモリ41は、本実施形態に係る制御プログラムを記憶する。メモリ41は、プリスキャンにより生成されたボリュームデータを記憶する。
ディスプレイ42は、各種の情報を表示する。例えば、ディスプレイ42は、処理回路44によって生成された医用画像(CT画像)や、操作者からの各種操作を受け付けるためのGUI(Graphical User Interface)等を出力する。例えば、ディスプレイ42としては、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro Luminescence Display)、プラズマディスプレイ又は他の任意のディスプレイが、適宜、使用可能となっている。また、ディスプレイ42は、架台装置10に設けられてもよい。また、ディスプレイ42は、デスクトップ型でもよいし、コンソール装置40本体と無線通信可能なタブレット端末等で構成されることにしても構わない。
入力インターフェース43は、操作者からの各種の入力操作を受け付け、受け付けた入力操作を電気信号に変換して処理回路44に出力する。例えば、入力インターフェース43は、投影データを収集する際の収集条件や、CT画像を再構成する際の再構成条件、CT画像から後処理画像を生成する際の画像処理条件等を操作者から受け付ける。入力インターフェース43としては、例えば、マウス、キーボード、トラックボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック、タッチパッド及びタッチパネルディスプレイ等が適宜、使用可能となっている。
なお、本実施形態において、入力インターフェース43は、マウス、キーボード、トラックボール、スイッチ、ボタン、ジョイスティック、タッチパッド及びタッチパネルディスプレイ等の物理的な操作部品を備えるものに限られない。例えば、装置とは別体に設けられた外部の入力機器から入力操作に対応する電気信号を受け取り、この電気信号を処理回路44へ出力する電気信号の処理回路も入力インターフェース43の例に含まれる。また、入力インターフェース43は、入力部の一例である。また、入力インターフェース43は、架台装置10に設けられてもよい。また、入力インターフェース43は、コンソール装置40本体と無線通信可能なタブレット端末等で構成されることにしても構わない。
処理回路44は、入力インターフェース43から出力される入力操作の電気信号に応じて、X線CTシステム1全体の動作を制御する。例えば、処理回路44は、ハードウェア資源として、CPUやMPU、GPU(Graphics Processing Unit)等のプロセッサとROMやRAM等のメモリとを有する。処理回路44は、メモリに展開されたプログラムを実行するプロセッサにより、システム制御機能441、前処理機能442、再構成処理機能443、設定機能444、推定機能445、取得機能446、調整機能447を実行する。システム制御機能441、前処理機能442、再構成処理機能443、設定機能444、推定機能445、取得機能446、調整機能447をそれぞれ実行する処理回路44は、システム制御部、前処理部、再構成部、設定部、推定部、取得部、調整部に相当する。なお、各機能441~447は、単一の処理回路で実現される場合に限らない。複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより各機能441~447を実現するものとしても構わない。
処理回路44は、システム制御機能441により、入力インターフェース43を介して操作者から受け付けた入力操作に基づいて、処理回路44の各機能を制御する。具体的には、システム制御機能441は、メモリ41に記憶されている制御プログラムを読み出して処理回路44内のメモリ上に展開し、展開された制御プログラムに従ってX線CTシステム1の各部を制御する。例えば、処理回路44は、入力インターフェース43を介して操作者から受け付けた入力操作に基づいて、処理回路44の各機能を制御する。
処理回路44は、前処理機能442により、DAS18から出力された検出データに対して対数変換処理やオフセット補正処理、チャネル間の感度補正処理、ビームハードニング補正等の前処理を施したデータを生成する。なお、前処理前のデータを生データ、前処理後のデータを投影データと称する。
処理回路44は、再構成処理機能443により、前処理機能442にて生成された投影データに対して、フィルタ補正逆投影法(FBP法:Filtered Back Projection)や逐次近似再構成法等を用いた再構成処理を行ってCT画像データを生成する。再構成処理機能443は、再構成されたCT画像データをメモリ41に格納する。
処理回路44における設定機能444、推定機能445、取得機能446および調整機能447に関する処理については、本スキャンに関するスキャン条件を最適化する処理(以下、最適条件決定処理と呼ぶ)の手順において説明する。最適条件決定処理において、スキャン条件における調整可能なパラメータは、例えば、管電流、管電圧、撮影時間、管電流時間積などである。図3は、最適条件決定処理の手順の一例を示すフローチャートである。
(最適条件決定処理)
(ステップS301)
入力インターフェース43は、ユーザの指示により、患者情報を入力する。患者情報は、例えば、スキャン対象の被検体Pに関する身長、体重、年齢、性別などの身体的情報と、撮影部位、症状などの検査の情報とを有する。図4は、患者情報の設定に関し、ディスプレイ42に表示された患者情報の登録画面PRの一例を示す図である。処理回路44は、設定機能444により、入力インターフェース43を介したユーザによる入力により、患者情報を設定する。例えば、撮影オーダーの用紙に記載された内容が入力インターフェース43を介してユーザにより入力されると、処理回路44は、入力された内容に従って、患者情報を設定する。
なお、処理回路44は、病院情報システム(Hospital Information Systems:HIS)や放射線科情報システム(Radiology Information Systems:RIS)から患者情報を取得してもよい。図5は、HISから取得された撮影オーダー情報OIの一例を示す図である。このとき、処理回路44は、取得された撮影オーダー情報OIに基づいて、患者情報を設定する。
(ステップS302)
入力インターフェース43を介したユーザの指示に応答して、制御装置15およびシステム制御機能441により制御により、被検体Pに対してプリスキャンが実行される。プリスキャンは、被検体Pに対するスキャンの位置を決定するための位置決めスキャンであって、ヘリカルスキャンで実行される。以下、ヘリカルスキャンを用いた位置決めスキャンをヘリカルスキャノと呼ぶ。ヘリカルスキャノにおける撮影範囲は、天板33の位置の範囲として、入力インターフェース43を介して、ユーザにより入力される。処理回路44は、設定機能444により、ユーザによる入力に基づいて、撮影範囲を設定する。なお、プリスキャンは、ヘリカルスキャンに限定されず、被検体Pに対するシングルスライススキャン(2次元領域のスキャン)が、プリスキャンとして実行されてもよい。
なお、ヘリカルスキャノにおける撮影範囲は、X線CTシステム1またはX線CT装置3が設置された検査室に設けられた光学カメラなどにより生成された画像(以下、光学画像と呼ぶ)に基づいて、設定機能444により設定されてもよい。具体的には、処理回路44は、設定機能444により、光学画像において、人体組織の位置を判断する。人体組織の位置の判断は、例えば、光学画像を入力として人体組織の位置を出力する学習済みモデル(例えば、セマンティック・セグメンテーションモデルやインスタンス・セグメンテーションモデルなどのDNN(Deep Neural Networks)によるモデル)、解剖図譜などを用いた光学画像に対するセグメンテーション処理を用いて実施される。このとき、処理回路44は、撮影オーダー情報における診断目的に合致したおおよその範囲を、撮影範囲として設定する。
ヘリカルスキャノが実行されると、処理回路44は、前処理機能442により、ヘリカルスキャノに関する投影データを生成する。処理回路44は、再構成処理機能443により、ヘリカルスキャノに関する投影データに基づいて、3次元のスキャノ画像に対応するボリュームデータを生成する。ボリュームデータは、メモリ41に記憶される。すなわち、被検体Pに対するプリスキャンにより被検体Pの3次元領域または2次元領域についてデータセットが収集される。ヘリカルスキャノに関する投影データまたは再構成されたボリュームデータは、上述のデータセットに相当する。処理回路44は、再構成処理機能443により、被検体Pの直上などの所定のビュー角における投影データに基づいて、被検体Pに対する投影画像(以下、ヘリカルスキャノ画像と呼ぶ)を生成する。ディスプレイ42は、ヘリカルスキャノ画像を表示する。
入力インターフェース43は、ユーザの指示により、表示されたヘリカルスキャノ画像において、例えば、被検体Pに対する本スキャンの位置を入力する。処理回路44は、設定機能444により、本スキャンの位置の入力に従って、本スキャンにおける被検体Pの断面を示す位置(以下、断面位置と呼ぶ)を設定する。断面位置の入力に応答して、処理回路44は、再構成処理機能443により、断面位置と3次元のスキャノ画像とに基づいて、断面位置における断面画像(原画像とも称される。)を生成する。ディスプレイ42は、ヘリカルスキャノ画像とともに断面画像を表示する。以上により、本ステップにおける処理では、被検体Pに対してプリスキャンが実行され、原画像が生成される。なお、原画像の生成(取得)は、処理回路44における取得機能446により実行されてもよい。このとき、処理回路44は、取得機能446により、被検体Pに対するプリスキャンにより収集されたデータセットに基づいて原画像を取得する。
図6は、ディスプレイ42の表示領域DAに表示されたヘリカルスキャノ画像HSIと断面画像SIとの一例を示す図である。ヘリカルスキャノ画像HSIには断面位置を示すバー(以下、断面バーと呼ぶ)SBが表示される。入力インターフェース43を介したユーザの操作により、ヘリカルスキャノ画像HSI上の断面バーSBが移動されると、断面バーSBの位置に合わせて断面画像SIが切り替わって表示される。図6では、ヘリカルスキャノ画像HSI上において一つの断面位置SBが示されているが、入力インターフェース43を介したユーザの操作により、複数の撮影部位に応じて、ヘリカルスキャノ画像HSI上において複数の断面位置が指定されてもよい。このとき、処理回路44は、再構成処理機能443により、複数の断面位置にそれぞれ対応する複数の断面画像を生成する。ディスプレイ42は、ヘリカルスキャノ画像HSIとともに複数の断面画像を表示する。
なお、処理回路44は、設定機能444により、撮影オーダー情報に基づいて、ボリュームデータに対して解剖学的特徴検出処理(以下、ALD(Anatomical Landmark Detection)と呼ぶ)を用いて、断面位置を決定してもよい。このとき、ディスプレイ42は、決定された断面位置を示したヘリカルスキャノ画像と、決定された断面位置に対応する断面画像とを表示する。
(ステップS303)
処理回路44は、設定機能444により、プリスキャン後に予定している本スキャンに関する暫定の撮像プロトコルを設定する。暫定の撮像プロトコルは、撮影部位、被検体の体型などごとに予めプリセットされたスキャンに関するパラメータのセット(以下、第1スキャンパラメータセットと呼ぶ)である。すなわち、プリセットされた撮像プロトコルは、医師によりオーダーされる様々な検査に対する撮影の実行に関して、一般的なスキャンに関する撮像パラメータの組み合わせに相当する。パラメータは、例えば、撮影方法、撮影時間、再構成時間、被ばく量を示す線量、画質などのスキャン条件に関するものであって、具体的には、管電流、管電圧、撮影時間、管電流時間積、回転フレーム13の回転速度、スライス厚、ヘリカルピッチなどである。処理回路44は、設定機能444により、入力インターフェース43を介したユーザの選択に従って、第1スキャンパラメータセットを設定する。なお、処理回路44は、撮影オーダー情報と患者情報とに基づいて、第1スキャンパラメータセットを設定してもよい。
処理回路44は、設定機能444により、第1スキャンパラメータセットにおいて、変動させる少なくとも一つのパラメータを設定する。具体的には、処理回路44は、入力インターフェース43を介したユーザの指示により、変動させるパラメータ(以下、変動パラメータと呼ぶ)を設定する。変動パラメータは、例えば、管電流、管電流時間積、管電圧、撮影時間などである。例えば、スキャン条件のうちユーザが線量について調整を所望する場合、ユーザは、入力インターフェース43を介して、変動パラメータとして、管電流を指定する。なお、この場合、管電流の代わりに管電流時間積が用いられてもよい。なお、ステップS302において複数の撮影部位にそれぞれ対応する複数の断面画像が生成されていた場合、処理回路44は、撮影部位ごとに、別々の変動パラメータを設定してもよい。
(ステップS304)
処理回路44は、推定機能445により、原画像と第1スキャンパラメータセットとに基づいて、第1スキャンパラメータセットとは部分的に異なる複数の第2スキャンパラメータセットそれぞれを使用して本スキャンを実行したときに得られる複数の推定画像を推定する。すなわち、処理回路44は、指定された変動パラメータを第1スキャンパラメータにおいて変動させた複数の第2スキャンパラメータセットそれぞれと原画像とを用いて、複数の推定画像を生成する。変動パラメータの変動範囲は、例えば、被検体Pに対する被ばく量に基づいて予め設定される。なお、処理回路44は、設定機能444により、入力インターフェース43を介したユーザの指示により、変動パラメータの変動範囲を適宜設定、変更してもよい。第2スキャンパラメータセットを用いて推定画像が生成されため、処理回路44は、推定画像の生成に関する第2スキャンパラメータセットを、生成された推定画像と関連付けて、メモリ41に記憶させる。
具体的には、処理回路44は、推定機能445により、ヘリカルスキャノにより得られた断面画像内の撮影部位を含む画像と、ステップS301で入力された患者情報および検査の情報における撮影部位とを用いて、被検体Pの身体的情報に類似する他の被検体または被検体Pに関する過去の撮影画像(以下、過去画像と呼ぶ)と、過去画像に関するスキャン条件とを、例えば、画像保存通信システム(Picture Archiving and Communication Systems)のデータベースから取得する。処理回路44は、過去画像に関するスキャン条件すなわち第2スキャンパラメータセットと過去画像とを用いて、過去画像の合成及び/または補間を実行することで、第2スキャンパラメータセットに対応する推定画像を生成する。
なお、処理回路44は、推定機能445により、第2スキャンパラメータセットと原画像とに基づいて、推定画像を生成してもよい。例えば、処理回路44は、第2スキャンパラメータセットと原画像とを入力し推定画像を出力する学習済みモデルに、第2スキャンパラメータセットと原画像とを入力することで、推定画像を生成する。当該学習済みモデルは、例えば、第2スキャンパラメータセットと原画像と過去画像とを教師データとしてDNNを学習することで、予め生成され、メモリ41に記憶される。処理回路44は、変動パラメータの変動のステップ幅ごとに、上記処理を繰り返すことにより、複数の第2スキャンパラメータセットにそれぞれ対応する複数の推定画像を生成する。なお、ステップS302において複数の撮影部位にそれぞれ対応する複数の断面画像が生成されていた場合、処理回路44は、複数の撮影部位ごとに、複数の推定画像を生成する。また、処理回路44は、複数の推定画像を、変動パラメータの値とともにディスプレイ42に表示させてもよい。
図7は、変動パラメータの値に応じた複数の推定画像の表示例を示す図である。図7では、50mA、80mA、100mA、150mA、200mAである管電流の値にそれぞれ対応する5つの推定画像が示されているが、これに限定されない。例えば、ディスプレイ42は、図7に示すスライドバーSLBの位置に応じて、推定画像を切り替えて表示してもよい。
(ステップS305)
処理回路44は、取得機能446により、複数の推定画像それぞれの画質を評価することで、複数の推定画像それぞれの画質を示す情報を取得する。画質を示す情報は、例えば、推定画像における撮影部位を含む領域(以下、関心領域と呼ぶ)に関する、コントラストノイズ比(以下、CNR(contrast to noise ratio)と呼ぶ)、標準偏差(以下、SD(Standard Deviation)と呼ぶ)、分解能、および信号雑音比(以下、SN(signal-to-noise ratio)比と呼ぶ)などである。以下、説明を具体的にするために、画質を示す情報は、CNRとして説明する。画質に関する指標は、上記CNR、SD、SN比に限定されず、例えば、被ばくあたりの画質などであってもよい。なお、処理回路44は、設定機能444により、画質に関する指標を、入力インターフェース43を介したユーザの指示により、適宜設定または変更が可能である。このとき、例えば、ステップS301において、画質に関する指標が設定される。
まず、処理回路44は、設定機能444により、複数の推定画像各々において、関心領域とCNRの算出の基準となる領域(以下、基準領域)とを設定する。処理回路44は、設定機能444により、入力インターフェース43を介したユーザの指示に従って、推定画像における関心領域と基準領域とを設定する。なお、処理回路44は、推定画像に対してALDを適用した結果に対して、撮影オーダー情報に基づくセグメンテーション処理を実行することにより、自動で関心領域と基準領域とを設定してもよい。
図8は、ある第2スキャンパラメータセットに関する推定画像EIにおいて設定された基準領域BRと関心領域ROIとの一例を示す図である。図8において、基準領域BRは、破線で示されている。また、関心領域ROIは、図8において点線で示されている。処理回路44は、取得機能446により、複数の推定画像各々において、基準領域BRにおける画素値と関心領域ROIにおける画素値とを用いてCNRを計算する。なお、複数の撮影部位ごとに複数の推定画像が生成されていた場合、処理回路44は、撮影部位ごとに関心領域を設定してCNRを計算する。複数の推定画像それぞれの画質を評価する以上の処理により、処理回路44は、推定画像の画質を評価する評価値として、CNRを取得する。
(ステップS306)
処理回路44は、取得機能446により、複数の推定画像にそれぞれ対応する複数のCNRに基づいて、第2スキャンパラメータセットのうち、画質が最適な評価値に対応するスキャンパラメータセットを取得する。具体的には、処理回路44は、複数のCNRのうち、最大のCNRに対応するスキャンパラメータセットを取得する。なお、複数の撮影部位ごとにCNRが計算されていた場合、処理回路44は、撮影部位ごとに、最大のCNRに対応するスキャンパラメータセットを取得する。
処理回路44は、取得機能446により、複数の第2スキャンパラメータに対する画質の情報の分布を示すグラフ(以下、画質評価グラフと呼ぶ)を生成する。具体的には、処理回路44は、第2スキャンパラメータセットのうち変動パラメータに対するCNRの分布を示す画質評価グラフを生成する。ディスプレイ42は、生成された画質評価グラフを表示する。すなわち、ディスプレイ42は、複数の第2スキャンパラメータに対する画質を示す情報の分布を示すグラフを表示する。なお、複数の撮影部位ごとにCNRが計算されていた場合、処理回路44は、撮影部位ごとに画質評価グラフを生成する。
図9は、画質評価グラフDEGを、変動パラメータの位置を示すバー(以下、パラメータバーと呼ぶ)PBと、パラメータバーPBに関する推定画像OEIとともに示す図である。図9に示すように、画質評価グラフDEGにおけるパラメータバーPBの位置に対応する推定画像OEIがディスプレイ42に表示される。なお、ディスプレイ42は、画質評価グラフDEGにおいて、入力インターフェース43を介してユーザにより指定されたCNRに対応する推定画像を、画質評価グラフDEGとともに表示してもよい。すなわち、ディスプレイ42は、複数の推定画像のうち、画質評価グラフにおいて指定された画質を示す情報に対応する推定画像を、画質評価グラフDEGとともに表示する。図9において、画質評価グラフDEG上のパラメータバーPBが移動されると、パラメータバーPBの位置に合わせて推定画像OEIが切り替わって表示される。
図9に示すパラメータバーPBの位置は、CNRが最大となる変動パラメータの位置に相当する。このとき、処理回路44は、取得機能446により、複数の第2スキャンパラメータセットのうち、CNRが最大となるスキャンパラメータセットを取得する。なお、処理回路44は、ディスプレイ42に表示された推定画像の指定に応答して、複数の第2スキャンパラメータセットのうち、指定された推定画像の生成に用いられたスキャンパラメータセットを、メモリ41から取得してもよい。なお、変動パラメータが2つである場合、画質評価グラフは、2軸を変動パラメータとし、2軸に直交する軸をCNRとして、3次元的なグラフとして生成されてもよい。
なお、画質に関する指標がSDである場合、SDの値は、管電流の増加に伴って低減することとなる。また、画質に関する指標がSN比や画像の分解能である場合、SN比や画像の分解能は、管電流の増加に伴って増大することとなる。画質の評価値がこれらの場合、処理回路44は、取得機能446により、画質の評価値が所定の閾値に到達したときの変動パラメータを特定する。なお、処理回路44は、被検体Pへの被ばく量の増分に対する評価値の増分(SDの低下やSN比の増大)の割合が所定の閾値に到達したときの変動パラメータを特定してもよい。処理回路44は、複数の第2スキャンパラメータセットのうち、特定された変動パラメータに関するスキャンパラメータセットを取得する。
(ステップS307)
処理回路44は、調整機能447により、複数の第2スキャンパラメータセットのうち、画質を示す情報により特定されたスキャンパラメータセットにより、第1スキャンパラメータセットを調整する。具体的には、処理回路44は、第1スキャンパラメータセットにおける変動パラメータの値を、特定されたスキャンパラメータセットにおける変動パラメータの値に変更する。処理回路44は、調整された第1スキャンパラメータセット(以下、調整スキャン条件と呼ぶ)を、本スキャンに用いられるスキャン条件として、メモリ41に記憶させる。
なお、処理回路44は、調整機能337により、複数の第2スキャンパラメータセットのうち、画質を示す情報により特定された推定画像に対応するスキャンパラメータセットを用いて、前記第1スキャンパラメータセットを調整してもよい。すなわち、処理回路44は、第1スキャンパラメータセットにおける変動パラメータの値を、ディスプレイ42においてユーザにより指定された推定画像に対応する第2スキャンパラメータセットにおける変動パラメータの値に変更する。なお、複数の撮影部位ごとに最適なスキャンパラメータセットが取得された場合、処理回路44は、複数の撮影部位ごとに、第1スキャンパラメータセットを調整する。このとき、処理回路44は、調整された第1スキャンパラメータセットを、複数の撮影部位ごとの調整スキャン条件として、メモリ41に記憶させる。
(ステップS308)
入力インターフェース43を介したユーザの指示に応答して、制御装置15およびシステム制御機能441により制御により、調整スキャン条件を用いて、被検体Pに対して本スキャンが実行される。なお、複数の撮影部位ごとに、調整スキャン条件がメモリ41に記憶されている場合、複数の撮影部位ごとに、撮影部位に対応する調整スキャン条件を用いて、本スキャンが実行される。
以上に述べた実施形態に係るX線CTシステム1によれば、被検体Pに対するプリスキャンにより収集されたデータセットに基づく原画像と、プリスキャン後に予定している本スキャンの第1スキャンパラメータセットと、に基づいて、第1スキャンパラメータセットとは部分的に異なる複数の第2スキャンパラメータセットそれぞれを使用して本スキャンを実行したときに得られる複数の推定画像を推定し、複数の推定画像それぞれの画質を評価することで、複数の推定画像それぞれの画質を示す情報を取得する。これにより、本スキャンにおける最適なスキャン条件の設定に関する情報を取得することができる。
また、本実施形態に係るX線CTシステム1によれば、複数の第2スキャンパラメータに対する画質の情報の分布を示す画質評価グラフを表示する。本X線CTシステム1によれば、複数の推定画像のうち画質評価グラフにおいて指定された画質の情報に対応する推定画像を、画質評価グラフとともに表示する。これにより、実施形態に係るX線CTシステム1によれば、本スキャンにおける最適なスキャン条件の設定に関する情報を、ユーザに提供することができる。
また、本実施形態に係るX線CTシステム1によれば、複数の第2スキャンパラメータセットのうち、画質を示す情報により特定されたスキャンパラメータセットにより、第1スキャンパラメータセットを調整する。また、本X線CTシステム1によれば、複数の第2スキャンパラメータセットのうち、画質を示す情報により特定された推定画像に対応するスキャンパラメータセットを用いて、第1スキャンパラメータセットを調整する。これにより、実施形態に係るX線CTシステム1によれば、本スキャンにおける最適なスキャン条件の設定に関する情報を用いて、簡便にスキャン条件を調整することができる。
以上のことから、実施形態に係るX線CTシステム1によれば、ヘリカルスキャノ画像を用いて断面位置を決めることで、スキャンが必要とされている撮影部位に関して、最適なスキャンパラメータセットを決定することができる。より詳細には、本X線CTシステム1によれば、標準的な撮影プロトコルである第1スキャンパラメータセットから、スキャン対象の被検体Pの状態やユーザが所望する画像を考慮して変動パラメータの値を決定することができる。このため、本X線CTシステム1によれば、最適なスキャン条件を決定することができる。これらにより、本X線CTシステム1によれば、最適なスキャン条件を用いて本スキャンを実行できる。
このため、本X線CTシステム1によれば、取り直しなどによる不要なスキャンが低減し、被検体Pに対する被曝を低減することができる。加えて、実施形態に係るX線CTシステム1によれば、ALDを用いることで、撮影オーダーに基づく撮影部位の断面位置と関心領域との設定から、評価値の算出および最適なスキャン条件の決定まで自動で行うことができる。これにより、本X線CTシステム1によれば、最適なスキャン条件の設定および撮影に関してユーザの負担を軽減し、最適なスキャン条件で本スキャンを行うワークフローの効率を向上させることができる。
(変形例)
本変形例は、第1スキャンパラメータセットと原画像とを入力し画質に関して最適化されたスキャンパラメータセットを出力する学習済みモデル(以下、スキャン条件最適化モデル)を用いて、最適化されたスキャンパラメータセット(以下、最適スキャン条件と呼ぶ)を決定することにある。スキャン条件最適化モデルは、原画像と第1スキャンパラメータセットと調整スキャン条件とを、例えばDNNに対する教師データとして用いて、学習処理により生成される。生成されたスキャン条件最適化モデルは、予めメモリ41に記憶される。最適スキャン条件は、原画像を用いて出力されているため、被検体Pの体格等が反映されたものとなる。また、スキャン条件最適化モデルへの入力として、患者情報がさらに用いられてもよい。なお、スキャン条件最適化モデルへの入力として、指定された変動パラメータがさらに用いられてもよい。このとき、スキャン条件最適化モデルは、最適化された変動パラメータの値を出力する。最適化された変動パラメータの値と第1スキャンパラメータセットとを用いて、最適スキャン条件が出力される。
図10は、本変形例に係るX線CT装置7の構成の一例を示す図である。なお、本変形例は、X線CTシステム1として実現されてもよい。また、本変形例は、医用情報処理装置として実現されてもよい。図1および図2と図10との相違は、推定機能445と取得機能446と調整機能447との代わりに出力機能449が処理回路44に設けられていることにある。処理回路44は、メモリに展開されたプログラムを実行するプロセッサにより、出力機能449を実行する。出力機能449を実行する処理回路44は、出力部に相当する。
図11は、本変形例に関する最適条件決定処理の一例を示すフローチャートである。以下、説明を具体的にするために、スキャン条件最適化モデルに入力されるデータは、第1スキャンパラメータセットと原画像とであるものとする。
(最適条件決定処理)
(ステップS1101)
図3に示すステップS303の後、処理回路44は、出力機能449により、スキャン条件最適化モデルをメモリ41から読み出す。処理回路44は、スキャン条件最適化モデルに、第1スキャンパラメータセットと原画像とを入力する。処理回路44は、スキャン条件最適化モデルにより、最適スキャン条件を出力する。すなわち、処理回路44は、出力機能449により、プリスキャン後に予定している本スキャンを実行したときに得られる画像の画質に対して最適化されたスキャンパラメータセットを原画像と本スキャンのスキャンパラメータセットとに基づいて出力する学習済みモデルに対して、原画像とスキャンパラメータセットとを入力することで、本スキャンに関する最適化されたスキャンパラメータセットを出力する。処理回路44は、最適スキャン条件をメモリ41に記憶させる。なお、処理回路44は、最適スキャン条件をディスプレイ42に出力させてもよい。これにより、ユーザは、最適スキャン条件のパラメータを確認することができる。
(ステップS1102)
入力インターフェース43を介したユーザの指示に応答して、制御装置15およびシステム制御機能441により制御により、最適スキャン条件を用いて、被検体Pに対して本スキャンが実行される。なお、複数の撮影部位ごとに、最適スキャン条件がメモリ41に記憶されている場合、複数の撮影部位ごとに、撮影部位に対応する最適スキャン条件を用いて、本スキャンが実行される。
以上に述べた実施形態に係るX線CTシステム1によれば、被検体Pに対するプリスキャンにより収集されたデータセットに基づいて原画像を取得し、プリスキャン後に予定している本スキャンを実行したときに得られる画像の画質に対して最適化されたスキャンパラメータセットを原画像と本スキャンのスキャンパラメータセットとに基づいて出力する学習済みモデルに対して、原画像とスキャンパラメータセットとを入力することで、本スキャンに関する最適化されたスキャンパラメータセットを出力する。これにより、ステップS304乃至ステップS307に関する処理を実行することなく、簡便に最適スキャン条件を決定することができ、ユーザの負担を軽減することができる。本変形例における他の効果は、実施形態と同様なため、説明は省略する。
本実施形態および変形例における技術的思想を医用診断装置または医用情報処理装置で実現する場合、医用診断装置または医用情報処理装置は、被検体Pに対するプリスキャンにより収集されたデータセットに基づく原画像と、プリスキャン後に予定している本スキャンの第1スキャンパラメータセットと、に基づいて、第1スキャンパラメータセットとは部分的に異なる複数の第2スキャンパラメータセットそれぞれを使用して本スキャンを実行したときに得られる複数の推定画像を推定する推定部と、複数の推定画像それぞれの画質を評価することで、複数の推定画像それぞれの画質を示す情報を取得する取得部と、を備える。医用診断装置または医用情報処理装置において実行される最適条件決定処理における処理手順および効果は、実施形態と同様なため、説明は省略する。
本実施形態および変形例における技術的思想は、本スキャン前にプリスキャンを実行し、プリスキャンにより被検体Pの3次元領域または2次元領域についてデータセットが収集される医用診断システムおよび医用診断装置に、応用例として適宜利用可能である。例えば、本実施形態および変形例における応用例として、最適条件決定処理は、磁気共鳴イメージング装置や、PET(positron emission tomography)/CT装置などに利用可能である。本応用例における最適条件決定処理における処理手順および効果は実施形態と同様なため、説明は省略する。
本実施形態における技術的思想をプログラムで実現する場合、最適条件決定処理を実行する最適条件決定プログラムは、コンピュータに、被検体Pに対するプリスキャンにより収集されたデータセットに基づく原画像と、プリスキャン後に予定している本スキャンの第1スキャンパラメータセットと、に基づいて、第1スキャンパラメータセットとは部分的に異なる複数の第2スキャンパラメータセットそれぞれを使用して本スキャンを実行したときに得られる複数の推定画像を推定することと、複数の推定画像それぞれの画質を評価することで、複数の推定画像それぞれの画質を示す情報を取得することと実現させる。最適条件決定プログラムにおける処理手順および効果は、実施形態と同様なため、説明は省略する。
このとき、最適条件決定プログラムは、ワークステーション5等のコンピュータにインストールされ、最適条件決定プログラムをメモリ上で展開することによって実現される。このとき、最適条件決定プログラムは、磁気ディスク(ハードディスクなど)、光ディスク(CD-ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの記憶媒体に格納して頒布することも可能である。
本実施形態における技術的思想を方法で実現する場合、最適条件決定処理を実行する最適条件決定方法は、被検体Pに対するプリスキャンにより収集されたデータセットに基づく原画像と、プリスキャン後に予定している本スキャンの第1スキャンパラメータセットと、に基づいて、第1スキャンパラメータセットとは部分的に異なる複数の第2スキャンパラメータセットそれぞれを使用して本スキャンを実行したときに得られる複数の推定画像を推定し、複数の推定画像それぞれの画質を評価することで、複数の推定画像それぞれの画質を示す情報を取得する。最適条件決定方法における処理手順および効果は、実施形態と同様なため、説明は省略する。
以上説明した少なくとも実施形態および変形例等によれば、スキャンにおける最適なスキャン条件の設定に関する情報を取得することができる。これにより、第1スキャンパラメータセットを、検査対象の被検体ごとに最適なスキャン条件に調整して本スキャンを実行することができ、再スキャン等のリスクを低減することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 X線CTシステム
2 通信ネットワーク
3 X線CT装置
5 ワークステーション
7 X線CT装置
10 架台装置
11 X線管
12 X線検出器
13 回転フレーム
14 X線高電圧装置
15 制御装置
16 ウェッジ
17 コリメータ
18 DAS(Data Acquisition System)
30 寝台装置
31 基台
32 寝台駆動装置
33 天板
34 天板支持フレーム
40 コンソール装置
41 メモリ
42 ディスプレイ
43 入力インターフェース
44 処理回路
441 システム制御機能
442 前処理機能
443 再構成処理機能
444 設定機能
445 推定機能
446 取得機能
447 調整機能
449 出力機能

Claims (5)

  1. 被検体に対するプリスキャンにより収集されたデータセットに基づく原画像と、前記プリスキャン後に予定している本スキャンに関し、被検体の撮影部位および被検体の体型ごとに予め設定された第1スキャンパラメータセットと、に基づいて、前記第1スキャンパラメータセットとは部分的に異なり、前記第1スキャンパラメータセットにおいてユーザの指定により変動させる変動パラメータを含む複数の第2スキャンパラメータセットそれぞれを使用して前記本スキャンを実行したときに得られる複数の推定画像を推定する推定部と、
    前記複数の推定画像それぞれ対応する複数の画質を評価することで、前記複数の画質を示す情報を取得する取得部と、
    前記複数の第2スキャンパラメータセットのうち前記変動パラメータに対する前記情報の分布を示すグラフと、前記複数の推定画像のうち前記グラフにおいて指定された前記変動パラメータに関する前記情報に対応する推定画像とを表示する表示部と、
    を備えた医用診断システム。
  2. 前記複数の第2スキャンパラメータセットのうち、前記画質を示す情報により特定された変動パラメータにより、前記第1スキャンパラメータセットにおける変動パラメータの値を、特定された変動パラメータの値に変更する調整部をさらに備えた、
    請求項1に記載の医用診断システム。
  3. 第1スキャンパラメータセットにおける変動パラメータの値を、前記表示部においてユーザにより指定された推定画像に対応する前記第2スキャンパラメータセットにおける変動パラメータの値に変更する調整部をさらに備えた、
    請求項1に記載の医用診断システム。
  4. 被検体に対するプリスキャンにより収集されたデータセットに基づく原画像と、前記プリスキャン後に予定している本スキャンに関し、被検体の撮影部位および被検体の体型ごとに予め設定された第1スキャンパラメータセットと、に基づいて、前記第1スキャンパラメータセットとは部分的に異なり、前記第1スキャンパラメータセットにおいてユーザの指定により変動させる変動パラメータを含む複数の第2スキャンパラメータセットそれぞれを使用して前記本スキャンを実行したときに得られる複数の推定画像を推定する推定部と、
    前記複数の推定画像それぞれ対応する複数の画質を評価することで、前記複数の推定画像それぞれの画質を示す情報を取得する取得部と、
    前記複数の第2スキャンパラメータセットのうち前記変動パラメータに対する前記情報の分布を示すグラフと、前記複数の推定画像のうち前記グラフにおいて指定された前記変動パラメータに関する前記情報に対応する推定画像とを表示する表示部と、
    を備えた医用診断装置。
  5. 被検体に対するプリスキャンにより収集されたデータセットに基づく原画像と、前記プリスキャン後に予定している本スキャンに関し、被検体の撮影部位および被検体の体型ごとに予め設定された第1スキャンパラメータセットと、に基づいて、前記第1スキャンパラメータセットとは部分的に異なり、前記第1スキャンパラメータセットにおいてユーザの指定により変動させる変動パラメータを含む複数の第2スキャンパラメータセットそれぞれを使用して前記本スキャンを実行したときに得られる複数の推定画像を推定する推定部と、
    前記複数の推定画像それぞれ対応する複数の画質を評価することで、前記複数の推定画像それぞれの画質を示す情報を取得する取得部と、
    前記複数の第2スキャンパラメータセットのうち前記変動パラメータに対する前記情報の分布を示すグラフと、前記複数の推定画像のうち前記グラフにおいて指定された前記変動パラメータに関する前記情報に対応する推定画像とを表示する表示部と、
    を備えた医用情報処理装置。
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