JP2009082410A - 遊技機 - Google Patents

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圭史 森
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Abstract

【課題】別部材を用いることなく遊技領域を広くすることができ、広くなった遊技領域上の部材配置等の自由度が高い遊技機の提供を目的とする。
【解決手段】前面に遊技領域を有する遊技盤3と、遊技盤3を収納可能な前面枠体F2と、前面枠体F2が回動可能に固定された外枠体F1とを備え、外枠体F1は前面枠体F2の周囲を囲むように上下側板と左右側板とで少なくとも構成され、前面枠体F2は、遊技領域6を前面側へ露出させた状態で遊技盤3を収納可能な収納部211を備えると共に収納部211の側方面あるいは上方面の少なくとも一方に前面枠体F2の外方側へ突出した突出部215を備え、外枠体F1は突出部215と嵌合する切り欠き部111を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、遊技領域を有する遊技盤が収納された遊技機に関する。
パチンコ遊技機等の遊技機には、遊技盤を収納可能な前面枠体が外枠体に回動可能に固定されたものがある。遊技盤には、遊技球等が転動する遊技領域が形成されている。
ところが、従来の遊技機においては、遊技の興趣を高めるため等の理由から遊技領域を広くしようとしても、遊技店の設置スペース等の関係から遊技枠の大きさには制限があるため、遊技機に収納できる遊技盤の大きさが制限され、遊技領域を広げることが難しかった。
また、限られた遊技枠の中で遊技領域を広くするため、遊技盤に連接する連接部材を設け、遊技盤と連接部材によって、遊技に用いられる構造物を遊技領域内に形成することが提案されている(特許文献1)。
特開2005−81097号公報
しかし、遊技盤と連接部材とによって遊技に用いられる構造物を形成する遊技機にあっては、遊技盤と連接部材とによって形成される構造物の種類や位置に制限を生じるため、遊技領域が広くなっても遊技領域上の部材配置等の自由度が狭く、しかも遊技領域に遊技盤と連接部材との境界が発生するため、遊技領域表面のデザイン等が難しくなるおそれがある。また、余分な連接部材を設けねばならないため、コストアップになるおそれもある。それらに加えて、さらに遊技領域を広くすることも求められている。
本発明は、前記の点に鑑みなされたものであり、別部材を用いることなく遊技領域を広くすることができ、広くなった遊技領域上の部材配置等の自由度が高い遊技機の提供を目的とする。
請求項1の発明は、遊技領域を有する遊技盤と、前記遊技盤を収納可能な前面枠体と、前記前面枠体が回動可能に固定された外枠体と、を備えた遊技機において、前記外枠体は前記前面枠体の周囲を囲むように上下側板と左右側板とで少なくとも構成され、前記前面枠体は、前記遊技領域を前面側へ露出させた状態で前記遊技盤を収納可能な収納部を備えると共に前記収納部が側方あるいは上方の少なくとも一方に前記前面枠体の外方側へ突出した突出部を備え、前記外枠体は、前記突出部と嵌合する切り欠き部を備えていることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記突出部が前記切り欠き部と嵌合した場合に、前記嵌合部位における前記前面枠体の外面と前記外枠体の外面が同一平面を形成することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2において、前記収納部は前記遊技盤の周囲の少なくとも一部を包囲する壁部を有し、前記壁部の少なくとも一部が前記突出部であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から3の何れか一項において、前記切り欠き部は、前記遊技盤の縁の厚み以上の深さとされると共に前記遊技盤の一辺の長さ以上の長さで形成されていることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1から4の何れか一項において、前記外枠体と前記前面枠体は一側端部で前記外枠体の上下軸部材により回動可能に連結され、前記切り欠き部は前記上下軸部材の間に形成され、前記上下軸部材は内向きに向かい合う軸部で構成されていることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1から5の何れか一項において、前記前面枠体が前記外枠体に対し回動して前記突出部が前記切り欠き部に嵌合した際に前記外枠体と係合する鍵部材を前記前面枠体に備え、前記鍵部材は前記収納部の周囲に配置されると共に、前記切り欠き部内に位置するように構成されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、遊技盤の収納部を広く構成することが可能となるため、遊技盤を大きくして遊技領域をより広くすることが可能となる。さらに、従来技術のような連接部材を遊技盤と連接させて設けることによって遊技に用いられる構造物を形成しなくても、遊技領域を広くすることが可能なため、遊技領域上の部材配置等の自由度が広く、しかも遊技領域には遊技盤と連接部材との境界が存在しないことから、遊技領域表面のデザイン等の自由度が高く、さらに、余分な連接部材を設けなくても遊技領域を広くできることから、コストアップを抑えることが可能である。
請求項2の発明によれば、遊技機の外寸を変えることなく遊技領域をより広く構成することが可能となると共に、遊技機の側面に凹凸を無くすことができ、十分な強度を確保することが可能となる。
請求項3の発明によれば、収納部は遊技盤の周囲の少なくとも一部を包囲する壁部を有し、前記壁部の少なくとも一部が前面枠体の外方側へ突出した突出部を構成することとし、前記突出部が外枠体の切り欠き部と嵌合する構成としたことにより、収納部に収納される遊技盤をより大きくして遊技領域を広くすることが可能となる。
請求項4の発明によれば、外枠体の切り欠き部が遊技盤の縁の厚み以上の深さとされると共に遊技盤の一辺の長さ以上の長さで形成されていることにより、前面枠体の収納部に収納された遊技盤の一部が外枠体の切り欠き部に配置されるようにすることが可能となり、遊技盤をより大きくして遊技盤の遊技領域を広くすることが可能である。
請求項5の発明によれば、外枠体に切り欠き部を設けることにより外枠体の強度が低下し、前面枠体を支える外枠体に荷重がかかって外枠体が撓み、外枠体の上側の軸部が下方へ変位することがあっても、上下の軸部を何れも上向きに設けた場合と異なり、本発明では軸部を向かい合わせて内向きに配置していることにより、前面枠体と係合している外枠体の上側の軸部が係合解除されてしまう不具合の発生を抑制することが可能となる。
請求項6の発明によれば、前面枠体が外枠体に対し回動して突出部が切り欠き部に嵌合した際に外枠体と係合する鍵部材を前面枠体に備えた場合でも、鍵部材を切り欠き部内に配置することにより、収納部をより広く構成することが可能となる。
以下添付の図面に基づき本発明の好適な実施形態を説明する。図1は本発明の一実施例に係る遊技機について遊技盤の釘を省略して示す正面図、図2は同遊技機の斜視図、図3は同遊技機の分解斜視図、図4は同遊技機においてガラス枠を除いた状態を示す斜視図、図5は同遊技機の前面枠体開放状態を示す斜視図、図6は同遊技機の外枠体と前面枠体を示す斜視図、図7は切り欠き部を両側に設けた例の外枠体と前面枠体を示す斜視図、図8は切り欠き部を両側に設けた例の前面枠体開放状態を示す斜視図である。
図1から図3に示す本実施例の遊技機1は、遊技媒体として遊技球を用いるパチンコ遊技機であって、外枠体F1と、前記外枠体F1の一側端部に回動可能に軸着された合成樹脂製の前面枠体F2と、前記前面枠体F2の裏側(背面側)に取り付けられた遊技盤3と、前記前面枠体F2における前記遊技盤3の裏側に取り付けられた機構板F3と、前記前面枠体F2の前側(遊技者側)に取り付けられたガラス枠Gとよりなる。
外枠体F1は側枠とも称され、前記遊技機1を遊技店に固定する際に固定される枠体である。また、前記遊技機1の背面側は、遊技機1を遊技店に設置した後で、遊技機1のメンテナンスや、前記遊技盤3の入れ替え等の際に露出する必要があるため、前記外枠体F1に前記前面枠体F2を回動可能に取り付けておくことで、前記遊技機1の背面側を容易に露出させることが可能とされている。
前記外枠体F1は、図2及び図6に示すように、上下左右の側板101〜104で少なくとも構成された枠形状からなる。本実施例では、前記上下左右の側板101〜104は、木製の板状部材からなるが、アルミ等の金属や樹脂等で構成してもよい。
前記上下左右の側板101〜104の少なくとも一つにはコの字状に切り欠かれた切り欠き部111が形成されている。本実施例では、遊技機前面側から見て左側に位置する左側板103に、上下略1/2の位置から上端付近までの範囲で切り欠き部111が形成されている。前記切り欠き部111は、前記左側板103の前面側を開口端として形成され、深さ(外枠体F1の前後方向に沿う切り欠き部111の深さ)Dが、前記遊技盤3の縁の厚み(遊技盤3において表示装置9等の装置が位置しない縁の部分の板厚)t以上、長さ(本実施例では切り欠き部111の上下長さ)Lが、前記遊技盤3の一辺(遊技盤3において前記切り欠き部111側となる一辺)の長さf(本実施例では上下長さ)以上とされている。
前記外枠体F1に切り欠き部111を設けたことにより、後述する前面枠体F2の収納部211の一部が前記切り欠き部111に配置可能とすることで、前面枠体F2の収納部211をより広くすることが可能となり、さらに、後述する前面枠体F2の収納部211の周囲に配置されている鍵部材等を切り欠き部111内に位置するようにすることで、前面枠体F2の収納部211をより広くすることが可能となる。
本実施例では、前記切り欠き部111を前記側板101〜104のうち左側の側板103のみに設けているが、左右両側の側板103,104に設けたり、上下の側板の一方あるいは両方、さらには左右の側板と上下の側板の両方に設けたりしてもよい。
前記外枠体F1の一側(本実施例では遊技機前面側から見て左側)には、図6にも示すように、上下軸部材121,122が上下に所定間隔開けて設けられている。前記上下軸部材121,122は、内向きに向かい合う(すなわち本実施例では上下に向かい合う)軸部で構成されている。本実施例では、上側の上下軸部材121は、前記外枠体F1の左側上端に固定された板状の上側軸支持部121aに下向きで設けられている。一方、下側の上下軸部材122は、前記外枠体F1の左側における下端から所定距離の位置に固定された板状の下側軸支持部122aに上向きで設けられている。前記上下軸部材121,122は、後述するように前面枠体F1を回動可能に軸支する。また、前記外枠体F1において前記上下軸部材121,122が設けられている側とは反対側には、前記前面枠体F2の鍵部材230と係合する金属片124,125が設けられている。
前記前面枠体F2は、絶縁性の合成樹脂によって一体成形されたもので、中央上部の裏側(遊技機背面側)に、前記遊技盤3を収納する収納部211が形成されている。前記収納部211内には、後述する遊技盤3の前面側に形成されている外側ガイドレール4の外周に合致する円形の開口部F21が形成されている。前記開口部F21からは、後述の遊技領域6が遊技機1の前面側へ露出する。前記収納部211は、前記遊技盤3の周囲の少なくとも一部を包囲する壁部213を有する。前記壁部213の一部、本実施例では前記収納部211の側方の部分が前記前面枠体F2の外方側へ突出した突出部215を構成している。
本実施例における前記収納部211の壁部213は、前記前面枠体F2の背面から遊技機の後方へ向けて立設された収納部外周壁に相当し、前記壁部213で包囲された内側部分に前記開口部F21が形成されている。また、前記収納部211において前記開口部F21と前記壁部213との間の開口周縁背面部214は、前記収納部211に前記遊技盤3を収納した際に、前記遊技盤3の前面における前記外側ガイドレール4より外方の遊技盤周縁(遊技領域6の外側の部分)と当接し、前記遊技盤3を収納した後に遊技盤3の背面を抑える遊技盤押さえ(図示せず)と前記の開口周縁背面部214とによって遊技盤3を挟持して前面枠体F2に固定するように構成されている。
前記収納部211における前記突出部215は、前記前面枠体F2が前記外枠体F1に対して回動し、前記外枠体F1との間を閉じた際(すなわち外枠体F1に対して閉鎖された際)に、前記外枠体F1の切り欠き部111と嵌合するように構成されている。本実施例の前記突出部215は、前記切り欠き部111の位置と対応させて、前記前面枠体F2の左側へ突出して形成されている。また、前記突出部215は、前記切り欠き部111と正規の位置で嵌合した場合に、図2及び図4に示すように、嵌合部位127における前記前面枠体F2の外面216と前記外枠体F1の外面112が同一平面を形成するように構成されている。すなわち、前記突出部215は、前記前面枠体F2が回動して前記外枠体F1との間を閉じた場合に、前記嵌合部位127において前記前面枠体F2の突出部の外面216と前記外枠体F1の切り欠き部の周縁外面112が同一平面(面一)を形成するように構成されている。つまり、前記収納部211を形成する突出部215は切り欠き部111と嵌合する位置まで前面枠体F2の外方側に配置される構成であることから、遊技機1の外寸法は変えることなく収納部211の大きさをより大きくすることが可能となる。
本実施例では、前記壁部213は前記遊技盤3の周囲を包囲するものとしたが、前記遊技盤3の周囲の一部を包囲したり、分断した複数の壁部で構成したりしてもよい。そして、前記突出部が前記収納部の側方あるいは上方の少なくとも一方において、前記前面枠体F2の外方側へ突出した部分で構成される。また、前記収納部211における前記遊技盤3の固定は、前記遊技盤3にリブや壁部を貫通する孔を形成してネジ等で遊技盤3を固定するようにしてもよい。
前記前面枠体F2における前記収納部211の周囲には、前記前面枠体F2が前記外枠体F1に対し回動して前記突出部215が前記切り欠き部111に嵌合した際に前記外枠体F1と係合する鍵部材230を備える。前記鍵部材230は、前記前面枠体F2の前面に設けられた鍵孔231に鍵を差し込んで回転させることにより上下する上下に細長い部材で構成され、前記鍵を一方向へ回転させることにより、上下の一方向へスライドして前記外枠体F1に設けられている前記金属片124,125と係合して施錠し、一方、反対の方向へ鍵を回転させると、反対方向へスライドして前記外枠体F1の金属片124,125との係合を解除し、前記前面枠体F2を前記ガラス枠Gと共に前記外枠体F1に対して回動可能にする。
前記前面枠体F2の下部には、図6に示すように、遊技球発射装置取付部232と前面下部ユニット取付部233を有する。前記遊技球発射装置取付部232には、遊技球を遊技領域へ発射するための遊技球発射装置50が背面側から取り付けられ、遊技球発射装置50の操作ハンドル51が前面側に取り付けられる。また、前記前面下部ユニット取付部233には、後述するガラス枠Gの前面下部に取り付けられている上側球受け皿36の飽和時に遊技球を受けるための下側球受け皿37を有する前面下部ユニット235が取り付けられる。前記前面下部ユニット235の右端付近を貫通して前記遊技球発射装置50の操作ハンドル51が取り付けられる。
また、前記前面枠体F2における一側の上部には、上側軸挿通孔242が形成された上側軸係合金具241が取り付けられ、一方、下部には下側軸挿通孔244が形成された下側軸係合金具243が取り付けられている。本実施例では、前記前面枠体F2における左側の上端に上側軸係合金具241、下端に下側軸係合金具243が取り付けられている。前記上側軸挿通孔242は側部に外方と通じる軸挿入用切り欠き242aを有する。前記外枠体F1と前記前面枠体F2の回動可能な連結は次のようにして行われる。まず、前記下側軸係合金具243の下側軸挿通孔244に、前記外枠体F1の下側軸支持部122aにおける上向きの下側上下軸部材122が挿通されて、前記外枠体F1の下側軸支持部122a上に前記前面枠体F2の下側軸係合金具243が載置され、これによって前記前面枠体F2の下側が前記外枠体F1に回動可能に連結される。一方、前記前面枠体F2の上側軸係合金具241の上側軸挿通孔242には、前記軸挿入用切り欠き242aを介して前記外枠体F1の上側軸支持部121aにおける下向きの上側上下軸部材121が挿通されて、前記外枠体F1の上側軸支持部122aの下側に前記前面枠体F2の上側軸係合金具241が配置され、これによって前記前面枠体F2の上側が前記外枠体F1に回動可能に連結される。
このように、前記外枠体F1における切り欠き部111を前記上下軸部材121,122間に設けると共に、前記上下軸部材121,122を内向きに向かい合う軸部で構成し、前記上下軸部材121,122によって前記前面枠体F2を外枠体F1に回動可能に取り付けたことにより、前記外枠体F1の強度が前記切り欠き部111により低下し、前記前面枠体F2を支える前記外枠体F1に荷重がかかって外枠体F1が撓み、前記外枠体F1における上側の上下軸部材121が下方へ変位することがあっても、前記前面枠体F2と係合している外枠体F1における上側の上下軸部材121が係合解除されるのを防ぐことが可能となる。
前記機構板F3には、遊技の制御等のための主制御基板やサブ制御基板、表示制御基板、ランプ制御基板、音声制基板、発射制御基板、電源基板等の各種制御基板や、遊技球払出装置等の装置類が裏側等に取り付けられている。図2において、符号90は遊技球払出装置であり、払出モータが回転することにより、回転球受け体(例えばスクリュー形式のもの)を回転し、回転球受け体の球受部に受け入れた遊技球を回転球受体の回転により球送りして1球ずつ排出する公知のものである。前記制御基板は、単独でまたは複数まとめて基板収納ケースに収納されている。符号200Aは主制御基板や表示制御基板等を覆う背面保護カバーである。また、符号91は遊技店の遊技球供給装置からの遊技球を溜める球貯留タンク、92は遊技球払出装置や発射装置等へ遊技球を誘導するための球誘導樋である。
遊技盤3は、前記収納部211へ収納可能な大きさからなり、本実施例では略正方形の板状体の前面側に遊技領域6等が形成されたものである。図1に示すように、前記遊技盤21の前面側には、遊技球の外側ガイドレール4及び内側ガイドレール5が略円形に立設され、前記内側ガイドレール5によって囲まれた遊技領域6の中心線上にその上部から下部に向かって順に表示装置9、始動入賞口10、特別電動役物である大入賞口15、アウト口17が配設され、また上方両側にはランプ風車18a,18b、その下方に普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21、その下方に左袖入賞口23と右袖入賞口25、さらには前記大入賞口15の両側に左落とし入賞口27と右落とし入賞口29が配設されている。なお、符号22a,22bは風車である。以下遊技盤3における主要な部分を説明する。
前記表示装置9は、文字又は図柄の少なくとも何れかを表示可能なものであって、液晶,ドットマトリックス若しくはLED表示装置等の表示装置からなり、この実施例では、液晶表示器(TFT−LCDモジュール)で構成され、左下に普通図柄表示部45が組み込まれ、その他の大部分が特別図柄表示部42となっている。
前記特別図柄表示部42は、判定図柄を変動表示した後、遊技の当たり外れを判定する判定手段による判定結果に基づく確定判定図柄を表示する表示手段に相当する。本実施例の特別図柄表示部42は、左側に表示される左特別図柄(左判定図柄)と中央に表示される中特別図柄(中判定図柄)と、右側に表示される右特別図柄(右判定図柄)が、それぞれ変動表示し、所定時間変動表示した後、判定結果に基づき左確定特別図柄、中確定特別図柄、右確定特別図柄が確定判定図柄として停止表示される。なお、この実施例において変動および停止表示される左特別図柄、中特別図柄、右特別図柄は、『0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11』の12通りの図柄とされている。本実施例では、遊技における大当たりの当否判定結果が大当たりの場合には、前記特別図柄表示部42に大当たり確定特別図柄組合せ、この例では『1,1,1』(いわゆる‘1’のぞろ目)や『2,2,2』(いわゆる‘2’のぞろ目)等、同一数字の組合せ)で判定図柄が停止表示され、遊技者に有利な大当たり遊技(特別遊技)に移行する。
前記普通図柄表示部45は、記号或いは絵(キャラクタ)等の小当たり判定用普通図柄を変動表示及び停止表示する。本実施例における普通図柄表示部45に変動及び停止表示される普通図柄は、『0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11』の12通りの図柄とされている。前記普通図柄は、小当たり普通図柄、この例では奇数で停止すると、小当たりとなる。
前記始動入賞口10は特別図柄表示部42の真下に設けられ、2つの可動片10a,10bが背面の始動入賞口用ソレノイドによって略垂直で入賞し難い狭小開放状態(通常状態)と略V字形(逆ハの字形)の入賞し易い拡開開放状態間を変化可能に制御されている。前記始動入賞口10の可動片10a,10b間が入賞(入球)領域に相当する。前記始動入賞口10の拡開開放は、前記普通図柄表示部45で普通図柄が変動した後特定の普通図柄(本実施例では奇数)で確定停止表示されて小当たり(普通図柄当たり)が成立した時に行われる。
また、前記遊技盤3の背面には、前記始動入賞口10に入賞(入球)した遊技球を検出する始動入賞口検出スイッチ(始動入賞口センサ)が入賞球用通路に設けられており、本実施例では、前記始動入賞口検出スイッチによる入賞球の検出が、前記特別図柄(判定図柄)の変動表示開始に対する起因に設定されている。
前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21は前記特別図柄表示部42の左右に設けられ、前記遊技盤3の背面に設けられた普通図柄変動開始スイッチで両ゲート19,21を通過する遊技球を検出することによって前記普通図柄表示部45で普通図柄の変動を開始させるようになっている。また、前記左袖入賞口23と右袖入賞口25の入賞球を検出する左袖入賞口用検出スイッチと右袖入賞口用検出スイッチ、前記左落とし入賞口27と右落とし入賞口29の入賞球を検出する左落とし入賞口用検出スイッチと右落とし入賞口用検出スイッチが、それぞれ対応する遊技盤背面に設けられている。
前記大入賞口15は始動入賞口10の下方に設けられ、前記遊技盤3の背面に設けられた大入賞口開放用ソレノイドによって開閉する開閉板16を備えている。この大入賞口15は、通常は開閉板16が閉じた状態とされ、当該大入賞口15内の一部には、該大入賞口15が開いた際に開口して入賞可能にする特定領域入賞口15aを有する。さらに、該特定領域入賞口15aには、所定条件時に特定領域開放用ソレノイドにより開閉される開閉扉が設けられている。また、前記特定領域入賞口15aには特定入賞球を検出する特定入賞球検出スイッチ(特定領域センサ)が設けられ、該入賞球の検出により大入賞口15を再度開ける継続権利が成立するようにされている。また、大入賞口15内の略中央には、前記大入賞口15に入賞し、かつ前記特定領域入賞口15aに入賞しなかった入賞球を検出する入賞球数カウントスイッチ(カウントセンサ)が設けられている。
前記ガラス枠Gは、前記前面枠体F2の開口部F21から遊技機前面側へ露出する前記遊技領域6を透視可能なガラスGを備えて前面枠体F2の前側に開閉可能に取り付けられている。図2の符号G1はガラス窓部であり、前記ガラス窓部G1を覆って前記ガラスGが設けられている。
また、本実施例では、前記ガラス枠Gの前面上部には、枠飾り右ランプ35a及び枠飾り左ランプ35bからなるランプ装置が設けられ、下部には、前記発射装置50へ供給するための遊技球及び払い出された遊技球を受けるための上側球受け皿36、効果音等を発するスピーカ38が設けられている。
以下に、前記遊技機1における遊技を簡単に説明する。前記発射装置50によって遊技領域6に発射された遊技球が遊技領域6を流下する際に、前記種々の入賞口に入賞すると入賞口に応じた所定数の遊技球が賞球として上側球受け皿36に払い出される。また、前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21を遊技球が通過すると、小当たり判定・普通図柄決定用乱数値が取得され、その取得乱数値に基づいて普通図柄の当たり(小当たり)判定が行われ、前記普通図柄表示部45で普通図柄が変動を開始し、所定時間変動後に停止する。その際、前記普通図柄の当たり判定結果が小当たりの場合には、小当たり普通図柄、この例では奇数で停止し、前記始動入賞口10の2つの可動片10a,10bが背面の始動入賞口用ソレノイドによって略垂直で入賞し難い狭小開放状態(通常状態)から略V字形(逆ハの字形)の入賞し易い拡開開放状態に変化し、遊技球が入賞し易くなる。そして、前記始動入賞口10に遊技球が入賞すると、所定数の遊技球が賞球として払い出される。
また、前記始動入賞口10に遊技球が入賞すると、大当たり当否判定用乱数値及び大当たり確定特別図柄の組合せ決定用乱数値が取得され、前記取得された大当たり当否判定用乱数値に基づいて大当たりの当否判定が行われ、前記特別図柄表示部42で特別図柄が変動を開始し、所定時間変動後に停止する。
前記大当たりの当否判定結果が大当たりの場合には、前記特別図柄表示部42に大当たり確定特別図柄組合せ、この例では『1,1,1』(いわゆる‘1’のぞろ目)や『2,2,2』(いわゆる‘2’のぞろ目)等、同一数字の組合せ)で停止表示され、遊技者に有利な大当たり遊技(特別遊技)に移行する。前記大当たり遊技(特別遊技)状態になると、前記大入賞口15の開閉板16が開いて遊技領域6表面を落下してくる遊技球を受け止め易くして、大入賞口15へ入賞可能にし、該大入賞口15への入賞があると、所定数の遊技球が賞球として払い出される。前記開閉板16は、所定時間(例えば29.5秒)経過後、或いは入賞球数が所定個数(例えば10個)となった時点で閉じるようにされている。また、前記大入賞口15の開放中又は大入賞口15が閉じてから約2秒以内に、大入賞口内の特定領域入賞口15aへの入賞球が検出されると、前記大当たりを再度繰り返す継続権利が発生し、所定最高回数(例えば最高16回)、前記開閉板16の開放を繰り返すようになっている。
なお、前記実施例では、前記切り欠き部111を前記外枠体F1の片側に設けると共に前記切り欠き部111に嵌合する前記突出部215を前記前面枠体F2の片側に設けているが、図7及び図8に示す外枠体F1Aのように、左右の側板103,104に切り欠き部111A,111Aを設けると共に、前記切り欠き部111A,111Aと嵌合する突出部215A,215Aを前面枠体F2Aの左右両側に形成してもよい。このように構成すれば、前記前面枠体F2Aの遊技盤に対する収納部211Aをさらに広くして、前記収納部211Aに収納される遊技盤を一層広くすることが可能である。また、前記前面枠体F2Aが前記外枠体F1Aに対し回動して、前記突出部215A,215Aが前記切り欠き部111A,111Aに嵌合した際に前記外枠体F1Aと係合する鍵部材230Aを、前記前面枠体F2Aにおける収納部211Aの周囲に配置すると共に、一方の切り欠き部111A内に位置するように構成してもよい。このように鍵部材230Aを配置すれば、前記遊技盤に対する収納部211Aをより広く構成することが可能となる。符号231Aは鍵孔である。符号213Aは、前記収納部211Aにおいて遊技盤の周囲の少なくとも一部を包囲する壁部であり、その一部が前記突出部215Aを構成している。なお、図7及び図8に示す例における他の構成は図1から図6と同様である。
なお、本実施例の遊技機を請求項1とは異なる表現で表すと、以下のようになる。
遊技領域を有する遊技盤と、
前記遊技盤を収納可能な前面枠体と、
前記前面枠体が回動可能に固定された外枠体と、
を備えた遊技機において、
前記外枠体は周囲を囲むように上下側板と左右側板とで少なくとも構成されると共に、遊技機前面側より遊技機背面側へ向けて段差状に切り欠かれた切り欠き部を前記側板に有し、
前記前面枠体は、前記外枠体の前面側より重なって配置されると共に背面側方向に突出した突出部で形成された遊技盤の収納部を有し、
前記突出部の少なくとも一部は遊技機背面側に向けて前記切り欠き部の開口を塞ぐように前記切り欠き部内に配置されていることを特徴とする遊技機。
また、前記突出部は前記の切り欠き部の遊技機外方側の開口、すなわち前記切り欠き部による開口部分において側板の外面側の部分を塞ぐように切り欠き部内に配置される。
本発明は、前記の実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。例えば、前記切り欠きは遊技機の左側に限られず右側でもあるいは上下の何れでもよい。さらに、遊技機はパチンコ遊技機に限られるものでもない。
本発明の一実施例に係る遊技機について遊技盤の釘を省略して示す正面図である。 同遊技機の斜視図である。 同遊技機の分解斜視図である。 同遊技機においてガラス枠を除いた状態を示す斜視図である。 同遊技機の前面枠体開放状態を示す斜視図である。 同遊技機の外枠体と前面枠体を示す斜視図である。 切り欠き部を両側に設けた例の外枠体と前面枠体を示す斜視図である。 切り欠き部を両側に設けた例の前面枠体開放状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 遊技機
F1,F1A 外枠体
F2,F2A 前面枠体
F3 機構板
G ガラス枠
3 遊技盤
6 遊技領域
9 表示装置
50 発射装置
111,111A 切り欠き部
211,211A 収納部
215,215A 突出部

Claims (6)

  1. 遊技領域を有する遊技盤と、
    前記遊技盤を収納可能な前面枠体と、
    前記前面枠体が回動可能に固定された外枠体と、
    を備えた遊技機において、
    前記外枠体は前記前面枠体の周囲を囲むように上下側板と左右側板とで少なくとも構成され、
    前記前面枠体は、前記遊技領域を前面側へ露出させた状態で前記遊技盤を収納可能な収納部を備えると共に前記収納部が側方あるいは上方の少なくとも一方に前記前面枠体の外方側へ突出した突出部を備え、
    前記外枠体は、前記突出部と嵌合する切り欠き部を備えていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記突出部が前記切り欠き部と嵌合した場合に、前記嵌合部位における前記前面枠体の外面と前記外枠体の外面が同一平面を形成することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記収納部は前記遊技盤の周囲の少なくとも一部を包囲する壁部を有し、
    前記壁部の少なくとも一部が前記突出部であることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
  4. 前記切り欠き部は、前記遊技盤の縁の厚み以上の深さとされると共に前記遊技盤の一辺の長さ以上の長さで形成されていることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の遊技機。
  5. 前記外枠体と前記前面枠体は一側端部で前記外枠体の上下軸部材により回動可能に連結され、
    前記切り欠き部は前記上下軸部材の間に形成され、
    前記上下軸部材は内向きに向かい合う軸部で構成されていることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の遊技機。
  6. 前記前面枠体が前記外枠体に対し回動して前記突出部が前記切り欠き部に嵌合した際に前記外枠体と係合する鍵部材を前記前面枠体に備え、
    前記鍵部材は前記収納部の周囲に配置されると共に、前記切り欠き部内に位置するように構成されていることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の遊技機。
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