JP2009082300A - 床用掃除シート - Google Patents

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Abstract

【課題】 手を汚すことなく、ワンタッチで吸収シート1に清掃液を浸透させ、容易に床を清掃することができる床用掃除シートの提供。
【解決手段】 吸収シート1上に液袋2を取付け、その液袋2の一部を破る破袋手段3を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、家屋の床面をワックスがけしたり、掃除する際等に用いる床用掃除シートであって、柄を有する偏平な掃除用具の外周に巻きつけられるものに関する。
一例として、従来のワックスがけを行う床用掃除シートは、予めワックス液に浸漬された吸液性の吸収シートを容器から取出し、幅広の不織シート上にそれを載置し、その上から床掃除具を載せ、不織シートを掃除具の外周に巻き込むと共に、それを掃除具に係止して使用していた。また、ワックスシートの代わりに、ウェットシートを用いるものもあった。それにより、床面の汚れをふき取るものである。
特開平9−253017号公報
ワックス用掃除シート等の湿式掃除シートは、掃除液を有する吸収シートと、それを取り囲む不織布とが別体に形成され、それらを掃除の際に組み合わせて用いるため、取付が面倒である欠点があった。それと共に、その組み合わせの際に吸収シートの掃除液が手に付着し、好ましいことではなかった。さらには、薬剤が容器から次第に揮発および放出し、品質が低下するおそれがあった。
また、ワックス液に浸漬した吸収シートは、液だれを防止する必要から、少量しか清掃液を付着することができず、床清掃範囲が限られる欠点があった。
そこで本発明は、上記の問題点を解決することを課題とする。
請求項1に記載の本発明は、吸液性の吸収シート(1)と、その吸収シート(1)上に固定され、内部に液が収納された液袋(2)と、その液袋(2)に取付られ、その袋の一部を破る破袋手段(3)と、を具備し、
前記破袋手段(3)により袋の一部を破ったとき、液が液袋(2)から前記吸収シート(1)に流出して、その吸収シート(1)に吸液されるように構成された床用掃除シートである。
請求項2に記載の本発明は、請求項1において、
前記破袋手段(3)により、前記液袋(2)の吸収シート(1)側を破るように構成することができるものである。
請求項3に記載の本発明は、請求項1または請求項2において、
前記液袋(2)の外周に防水フィルム(4)を被着し、液袋(2)が破袋手段(3)により破られたとき、液を吸収シート(1)側にのみ流出するように構成することができるものである。
請求項4に記載の本発明は、請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、
吸収シート(1)の幅方向の両側に巻き付けシート(5)を設け、その巻き付けシート(5)を床掃除具(11)の外周に固定するように構成できるものである。
請求項5に記載の本発明は、請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、
前記液袋(2)は、袋本体(2a)に予め液流出口を開口(2b)し、その開口(2b)を防水性の封液フィルム(7)で閉塞し、その封液フィルム(7)に引張帯(8)または紐を固定して、前記破袋手段(3)を構成し、その帯(8)または紐を引っ張ることにより、封液フィルム(7)を破りまたは、それを取り除くように構成することができるものである。
請求項6に記載の本発明は、請求項5において、
前記開口(2b)より大きな前記封液フィルム(7)を、袋本体(2a)の内面側からその開口(2b)縁に接合し、その開口(2b)に露出した封液フィルム(7)の外面に前記引張帯(8)または紐を固定することができるものである。
請求項7に記載の本発明は、請求項6において、
液袋(2)の袋本体(2a)の外面側を難接着性の母材フィルム(6a)で構成し、その内面側に接着容易なラミネートフィルム(6b)をラミネートすることができるものである。
請求項8に記載の本発明は、請求項1〜請求項7のいずれかにおいて、
吸収シート(1)の表面に、その吸収シート(1)の幅より幅広の不織シートを被着し、その吸収シート(1)の両側に巻き付けシート(5)を突出し、
吸収シート(1)の裏面側に、防水フィルム(4)を被着し、その防水フィルム(4)の縁と巻き付けシート(5)とを接合することができるものである。
請求項9に記載の本発明は、請求項1〜請求項8のいずれかにおいて、
前記吸収シート(1)の少なくとも裏面側に、幅方向に離間し且つ、長手方向にそれぞれ線または点線状に伸びる多数の溝または小さな凹凸部(9)を形成することができるものである。
請求項10に記載の本発明は、請求項1〜請求項9のいずれかにおいて、
前記液袋(2)に収納される液として、液状ワックス、ワックス剥離剤、清掃用液のいずれかとすることができるものである。
本発明の床用掃除シートは、吸収シート1上に液袋2が固定され、その液袋2に破袋手段3が設けられて、それにより液袋2から流出した液が吸収シート1に吸液されるように構成したから、構造が簡単で取り扱い易い床用掃除シートを提供できる。
即ち、使用時に破袋手段3により袋の一部を破ってそのまま全体を使用できるので、従来の掃除シートの如く、使用時に吸収シートに掃除液が付着した別のシートを重ね合わせて、組み立てる面倒がない。それと共に、吸収シート1上に固定された液袋2は破袋手段3を使用しない限り密封状態にすることができ、掃除液の劣化や揮発を防止し、高品質の床用掃除シートを提供できる。
上記構成において、請求項2に記載のように、液袋2の吸収シート1側を破るように、破袋手段3を設けることができる。その場合、液袋2内の掃除液を効果的に吸収シート1に吸液させることができる。
上記構成において、請求項3に記載のように、液袋2の外周に防水フィルム4を被着し、液袋2が破袋手段3によって破られたとき、掃除液を吸収シート1側にのみ流出するように構成することができる。この場合にも、掃除液を吸収シート1に効率的に吸液し、清掃効果を高めることができる。
上記構成において、請求項4に記載のように、吸収シート1の幅方向両側に巻き付けシート5を設け、その巻き付けシート5を床掃除具11の外周に固定できるように構成することが可能である。この場合には、床用掃除シートを容易に床掃除具11に取付けることができる。
上記構成において、請求項5に記載のように、液袋2の袋本体2aに予め開口2bを形成しておき、その開口2bを封液フィルム7で閉塞し、その封液フィルム7に帯8または紐を固定し、その帯8を引っ張ることにより封液フィルム7を破りまたはそれを取り除く破袋手段3とすることができる。この場合、封液フィルム7によって確実に開口2bを閉塞し、液袋2内の液密の信頼性を高め且つ、帯8を引っ張ることによりワンタッチで液袋2内の掃除液を吸収シート1に吸液させることができる。それにより、取り扱い易い床用掃除シートを提供できる。
上記構成において、請求項6に記載のように、袋本体2aの開口2bにその大きさより大きい封液フィルム7を袋本体2aの内側からその開口2b縁に接合し、開口2bに露出した封液フィルム7の外面に帯8または紐を固定することができる。このようにすることにより、封液フィルム7による液袋2の液密の信頼性をさらに向上させることができる。
上記構成において、請求項7に記載のように、袋本体2aの外面側を難接着性母材フィルム6aで構成し、その内面側に接着容易なラミネートフィルム6bをラミネートすることができる。それにより、封液フィルム7とラミネートフィルム6bとを容易に接着し、その液密の信頼性を向上できる。それと共に、液袋2の外面側と帯8との接着効果を抑え、封液フィルム7と帯8等との接着力を高めて、確実に破袋手段3によって破袋させることができる。
上記構成において、請求項8に記載のように、吸収シート1の裏面側に防水フィルム4を被着させ、その防水フィルム4の縁と巻き付けシート5とを接合することができる。この場合には、液袋2を破袋したとき、清掃液が巻き付けシート5に付着することを可及的に防止し、床用掃除シートの取り扱いを簡便にし得る。即ち、清掃者の手を汚すことなく掃除シートを処分することが可能となる。
上記構成において、請求項9に記載のように、吸収シート1の少なくとも裏面側に幅方向に離間し且つ、長手方向に夫々線または点線状に多数の小さな凹凸部9を形成することができる。この場合には、液袋2から流出した掃除液を長手方向に円滑に浸透させ、床用掃除シートの全長に渡り掃除液を隈なく行き渡らせることができる。
上記構成において、請求項10に記載のように、液袋2に収納される液を液状ワックス、ワックス剥離材、清掃用液のいずれかとすることができる。液状ワックスの場合には床をワックスがけすることでき、ワックス剥離材の場合には床表面のワックスを剥離することができる。また、清掃用液の場合には床表面の汚れを清掃することができる。
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態につき説明する。
図1は本発明の床用掃除シートの裏面斜視図(A)及び表面斜視図(B)である。また、図2はその床用掃除シート18を床掃除具11に取付ける取付け説明図である。そして、図3は図2のIII−III矢視断面略図である。また、図4〜図9はその液袋2の製造方法の一例を順に示す説明図である。そして図10は、破袋手段3により液袋2内の液10を流出させる説明図である。
この床用掃除シート18は、比較的薄い不織布19上にそれより幅の狭く比較的厚い吸収シート1が固定され、その吸収シート1上に液袋2が接着部13を介して固定され、その液袋2上に吸収シート1の幅より僅かに広い防水フィルム4が接合部15により固定されている。
不織布19は、スパンボンドやスパンレース或いはサーマルボンドを用いることができ、その厚みは0.1〜0.3mmとすることができる。
吸収シート1は、パルプやエアレードその他を用いることができる。その厚みは、1〜5mm程度とすることができる。そして、不織布19と吸収シート1とは超音波溶着機を利用し、図1(B)の如くミシン目状に両者間を接合することができる。このように超音波溶着機を用いると、溶着部分の弾性及び吸液性を保持することができる。そしてミシン目状の凹凸部9を長手方向にすると共に、各列の凹凸部9を幅方向に多数形成させる。
次に、吸収シート1上に配置される液袋2は、内部に掃除液が封入されたものであり、少なくともその一部が図1(A)の如く接着部13により吸収シート1に固定され、この例ではさらにそれが液袋2上の防水フィルム4にも接合されている。防水フィルム4は、長さが不織布19の長さに等しく、その幅は吸収シート1の幅よりも僅かに広い。そしてこの防水フィルム4は、接合部15によりその両側が不織布19に固定されている。
このような床用掃除シート18は、図2(A)(B)の如く、その裏面側に床掃除具11が載置され、不織布19の両側を構成する巻き付けシート5が床掃除具11の側部及び上面に巻き込まれて、その一部が係止部12に係止される。この係止部12は、一例として軟質プラスチックに切目を入れたものを用いることができ、その切目内に巻き付けシート5の一部を進入させて係止できる。図2(B)はその状態を示す斜視図である。
なお、床掃除具11は、この例では本体が硬質プラスチック材からなり、その上面の一部(四隅)に係止部12が設けられている。この係止部12は、硬質プラスッチック材に楕円形の孔を形成し、その孔内に軟質プラスチック材を嵌着したものである。その軟質プラスッチク材には切目が形成されている。そして、床掃除具11の本体の中心に柄17が起倒自在に取付けられたものである。
上記のように取付けられた床用掃除シート18は、図2(B)においてその破袋手段3を構成する帯8を長手方向に引っ張ることにより、図1(A)に示す液袋2を破袋し、液袋2内の液体を直接吸収シート1に導くものである。
次に、液袋2の製造方法及び構造につき説明する。
図4は液袋2の製造方法の第一段階を示す斜視図及びB-B矢視断面拡大図である。この袋本体2aは、母材フィルム6a上にラミネート用ノリを介してラミネートフィルム6bが接着されたものである。母材フィルム6a,ラミネートフィルム6bは、一例として0.1mm程度またはそれ以下のものを使用することができる。そして内面側にラミネートフィルム6bが設けられ、図4(A)の如く、予め開口2bが開けられる。この開口2bは、長円形とすることができる。
なお、母材フィルム6aは難接着性のものであり、一例としてPETフィルム樹脂を用いることができる。ラミネートフィルム6bは、接着容易なフィルムであり、PE樹脂或いはEVA樹脂(ゴム系)を用いることができる。そして袋本体2aの長さと略同一長さで、開口2bの幅よりも十分広い接着容易な封液フィルム7が被覆される。そして、封液フィルム7と袋本体2aとが熱圧着機等により接合される。
封液フィルム7は、一例としてPE樹脂或いはEVA樹脂とすることができる。ラミネート用ノリはこの技術分野で周知のものを用いることができる。そして、封液フィルム7と袋本体2aとの間を熱圧着することにより、図5の如く封液フィルム7と袋本体2aとが接合される。そして、この封液フィルム7が袋本体2aの内面側に接合される。このとき封液フィルム7とラミネートフィルム6bとが、熱溶着により接合されている。そして、袋本体2aの外面側に開口2bが形成される。
次いで、一例として図6(A)(B)に示す如く、この袋本体2aを折り返して重ね合わせその一側および長手方向一端を熱溶着により接合して接着部13を形成する。このときの接着部13は、袋本体2aの内面側に被覆されたラミネートフィルム6bどうしが強固に接合されたものである。そして図6(C)の如く、開口2bが袋本体2aの外面側に形成される。次いで、図7の如く帯8を封液フィルム7上に配置する。この帯8の幅は、袋本体2aの開口2bよりも広く、その長さは袋本体2aの長さよりも長い。
帯8は、図7(B)の如く難接着性の母材フィルム6aの両側に接着容易なラミネートフィルム6bがラミネートされたものである。母材フィルム6aとしては、一例としてアルミ箔を用い、ラミネートフィルム6bとしてはPE樹脂またはEVA樹脂を用いることができる。両者間は、ラミネート用のノリで接合される。
このような帯8を開口2b上に配置し、帯8と袋本体2aとの間を熱溶着等により接合する。このとき、帯8のラミネートフィルム6bと封液フィルム7とが強固に溶着される。その状態を示すのが図8(A)(B)である。その帯8は端部で折り返されている。
そして、開口2b内において強固な接着部13が形成され、開口2bの外側では帯8と袋本体2aとが比較的弱く接着される。即ち、接着部13以外の部分は帯8を引っ張ることにより容易に剥離する。ところが接着部13部分では、封液フィルム7と帯8が強固に接着されているため、帯8を引き剥がすことにより、接着部13部分が破れて開口する。即ち、袋本体2aに接着された封液フィルム7と帯8のラミネートフィルム6bとが溶着された状態で、封液フィルム7が開口2bの形で破り取られる状態にある。それを示すのが図10である。
なお、図8(A)の状態で袋本体2a内に液状ワックスやワックス剥離剤或いは清掃用液の何れかが収納され、その開口端が熱溶着により閉じられる。そして図9の状態で帯8が吸収シート1側に位置し、且つ開口2bが吸収シート1側に対向するようにして、図1(A)の如く吸収シート1上に液袋2が配置される。液袋2と吸収シート1とは接着部13により固定される。さらに液袋2上には防水フィルム4が被着され、その両側縁が不織布19に接合される。そして、防水フィルム4の両側に存在する不織布19が巻き付けシート5を構成する。この不織布19は、前述の如く、非浸透性のものからなり、防水フィルム4との接合により床用掃除シート18の両側に位置する巻き付けシート5には液袋2内の液は浸透しない。
このような床用掃除シート18の裏面側に前述の如く、床掃除具11を載置する(図2)。そしてその両側の巻き付けシート5を床掃除具11の外周に被せ、その縁を係止部12に係止させることにより床清掃の準備が完了する。このとき、防水フィルム4の長手方向一端部には欠切部14が形成され、そこに帯8の端部が露出する。図3は図2(B)のIII−III矢視断面拡大図である。図2(B)の状態で破袋手段3を構成する帯8をその外側に引っ張ると、図10の如く、帯8と一体に接合された封液フィルム7が引き剥がされ、液袋2に開口2bが開口する。すると、その開口から図1(A)において液袋2の内部の液10が吸収シート1に流出する。
吸収シート1は、図1(B)の如く、その内外面に多数の凹凸部9がその長手方向に沿って配置されているため、液10は凹凸部9に沿って長手方向に容易に浸透する。そして、図2(B)において床用掃除シート18を床面上に配置し、柄17を移動することによって、床面上を清掃することができる。或いは、ワックスがけしたり、ワックスを剥離することができる。
(変形例)
上記実施の形態では、吸収シート1を液袋2の一方側にのみ配置したが、それに代えて、液袋2の両側に一対設けてもよい。この場合には一方側の吸収シート1を使用後に、全体をひっくり返して、他方側の吸収シート1を使用することができる。また、図4において、封液フィルム7の幅を袋本体2aの半幅または全幅とすることもできる。
本発明の床用掃除シート18の裏面側斜視図及び表面側斜視図。 同床用掃除シート18を床掃除具11に取付ける状態を示す説明図。 図2(B)のIII−III矢視断面拡大説明図。 袋本体2aの製造方法の一例を示す第一工程の説明図。 同第二工程を示す説明図。
同第三工程を示す説明図。 同第四工程を示す説明図。 同第五工程を示す説明図。 同第六工程を示す説明図。 破袋手段3として帯8を引っ張ったときの作用を示す説明図。
符号の説明
1 吸収シート
2 液袋
2a 袋本体
2b 開口
3 破袋手段
4 防水フィルム
4a 縁
5 巻き付けシート
6a 母材フィルム
6b ラミネートフィルム
7 封液フィルム
8 帯
9 凹凸部
10 液
11 床掃除具
12 係止部
13 接着部
14 欠切部
15 接合部
16 スポンジ
17 柄
18 床用掃除シート
19 不織布

Claims (10)

  1. 吸液性の吸収シート(1)と、その吸収シート(1)上に固定され、内部に液が収納された液袋(2)と、その液袋(2)に取付られ、その袋の一部を破る破袋手段(3)と、を具備し、
    前記破袋手段(3)により袋の一部を破ったとき、液が液袋(2)から前記吸収シート(1)に流出して、その吸収シート(1)に吸液されるように構成された床用掃除シート。
  2. 請求項1において、
    前記破袋手段(3)により、前記液袋(2)の吸収シート(1)側が破られるように構成された床用掃除シート。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記液袋(2)の外周に防水フィルム(4)が被着され、液袋(2)が破袋手段(3)により破られたとき、液が吸収シート(1)側にのみ流出するように構成された床用掃除シート。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかにおいて、
    吸収シート(1)の幅方向の両側に巻き付けシート(5)が設けられ、その巻き付けシート(5)が床掃除具(11)の外周に固定されるように構成された床用掃除シート。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかにおいて、
    前記液袋(2)は、袋本体(2a)に予め液流出口が開口(2b)され、その開口(2b)が防水性の封液フィルム(7)で閉塞され、その封液フィルム(7)に引張帯(8)または紐が固定されて、前記破袋手段(3)を構成し、その帯(8)または紐を引っ張ることにより、封液フィルム(7)が破られまたは、それが取り除かれるように構成された床用掃除シート。
  6. 請求項5において、
    前記開口(2b)より大きな前記封液フィルム(7)が、袋本体(2a)の内面側からその開口(2b)縁に接合され、その開口(2b)に露出した封液フィルム(7)の外面に前記引張帯(8)または紐が固定された床用掃除シート。
  7. 請求項6において、
    液袋(2)の袋本体(2a)の外面側が難接着性の母材フィルム(6a)で構成され、その内面側に接着容易なラミネートフィルム(6b)がラミネートされた床用掃除シート。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかにおいて、
    吸収シート(1)の表面に、その吸収シート(1)の幅より幅広の不織シートが被着されて、その吸収シート(1)の両側に巻き付けシート(5)が突出され、
    吸収シート(1)の裏面側に、防水フィルム(4)が被着され、その防水フィルム(4)の縁と巻き付けシート(5)とが接合された床用掃除シート。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれかにおいて、
    前記吸収シート(1)の少なくとも裏面側に、幅方向に離間し且つ、長手方向にそれぞれ線または点線状に伸びる多数の溝または小さな凹凸部(9)が形成された床用掃除シート。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれかにおいて、
    前記液袋(2)に収納される液が、液状ワックス、ワックス剥離剤、清掃用液のいずれかである床用掃除シート。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016209274A (ja) * 2015-05-08 2016-12-15 ユニチカ株式会社 清拭布

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