JP2016209274A - 清拭布 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 長繊維不織布と、スパンレース不織布とが積層一体化した2層構造の積層不織布によって構成される清拭布であり、
長繊維不織布を構成する長繊維の横断面形状が、略Y字の下端で上下左右に連結した形状(以下、「略Y4形状」という。)で、その単繊維繊度が10デシテックス以上であり、
スパンレース不織布は、セルロース系繊維と熱融着繊維とを含み、構成繊維同士は水流交絡により一体化してなり、
長繊維不織布とスパンレース不織布とは、熱エンボス加工が施されることにより部分的に熱圧着されることにより一体化しているとともに、熱エンボス加工による凹凸模様が形成され、熱エンボス模様が格子状の模様である清拭布。
【選択図】 図2
Description
磨剤や金属製
長繊維不織布を構成する長繊維の横断面形状が、略Y字の下端で上下左右に連結した
形状(以下、「略Y4形状」という。)で、その単繊維繊度が10デシテックス以上であり、
スパンレース不織布は、セルロース系繊維と熱融着繊維とを含み、構成繊維同士は水流交絡により一体化してなり、
長繊維不織布とスパンレース不織布とは、熱エンボス加工が施されることにより部分的に熱圧着されることにより一体化しているとともに、熱エンボス加工による凹凸模様が形成され、熱エンボス模様が格子状の模様であることを特徴とする清拭布を要旨とするものである。
(1) 融点(℃):パーキンエルマー社製の示差走査熱量計DSC−7型を用い、昇温
速度20℃/分で測定した。
(2)不織布の目付(g/m2):標準状態の試料から縦10cm×横10cmの試料片10点を作成し、各試料片の質量(g)を秤量し、得られた値の平均値を単位面積当たりに換算して不織布の目付(g/m2)とした。
長繊維不織布として、長繊維の横断面形状が略Y4形状のポリエステル長繊維によって構成され、長繊維同士が散点状に部分的に熱圧着されて一体化してなるスパンボンド不織布(ユニチカ社製 商品名Dilla「D0403WPO」)を準備した。このスパンボンド不織布は、低融点ポリエステル(融点230℃)とポリエチレンテレフタレート(融点260℃)からなる複合繊維によって構成され、目付が40g/m2である。
長繊維不織布とスパンレース不織布とを、エンボスロールと平滑ロールからなる熱エンボス装置に、長繊維不織布がエンボス側となるように通して、一体化することにより清拭布を得た。エンボスロールは、斜め格子状の模様を付与できるものであり、圧着面積率38%、個々の非圧着部の面積が30.3mm2となるものを用いた。熱エンボス加工の条件としては、両ロールの表面温度を125℃、線圧390N/cmに設定した。
実施例1で用いた長繊維不織布(目付40g/m2)のみを用い、実施例1で清拭布の製造にあたり用いた熱エンボス装置を用い、表面温度を200℃、線圧390N/cmに設定して熱エンボス加工を施して、長繊維不織布に斜め格子状の模様を付与した不織布を得た。この不織布を比較例1の清拭布とした。
実施例1で用いたスパンレース不織布(目付60g/m2)のみを用いて、実施例1で清拭布の製造にあたり用いた熱エンボス装置を用い、表面温度を125℃、線圧390N/cmに設定して熱エンボス加工を施して、スパンレース不織布に斜め格子状の模様を付与した不織布を得た。この不織布を比較例2の清拭布とした。
実施例1において、スパンレース不織布を準備する際に、目付120g/m2のスパンレース不織布となるように目付を変更し、得られた目付120g/m2のスパンレース不織布のみを用いて、実施例1で清拭布の製造にあたり用いた熱エンボス装置を用い、表面温度を125℃、線圧390N/cmに設定して熱エンボス加工を施して、スパンレース不織布に斜め格子状の模様を付与した不織布を得た。この不織布を比較例3の清拭布とした。
実施例1、比較例1〜3の清拭布より10cm×7cmの試験片を採取し、これらの試料片を水に5秒間浸した。一方、ステンレス板に油性ペンで文字を書き、この文字の上を、30秒間、水に浸した試料片で擦り取り、文字の拭き取り具合を観察して、下記の基準で清掃性の評価を行った。
○:油性ペンで書いた文字が全体的に薄くなっている。
△:油性ペンで書いた文字が部分的に薄くなっているが、濃い部分も残っている。
×:油性ペンで書いた文字に変化がない。
比較例2、3は、手指への汚れはなかったものの、書いた文字に変化はなく、「×」の評価であった。
2 略Y4形状で形成された凹部
3 略Y4形状で形成された凸部
4 略Y4形状で形成された小凹部
5 略Y4形状中の略+字部
6 略Y4形状中の略V字部
Claims (4)
- 長繊維不織布と、スパンレース不織布とが積層一体化した2層構造の積層不織布によって構成される清拭布であり、
長繊維不織布を構成する長繊維の横断面形状が、略Y字の下端で上下左右に連結した
形状(以下、「略Y4形状」という。)で、その単繊維繊度が10デシテックス以上であり、
スパンレース不織布は、セルロース系繊維と熱融着繊維とを含み、構成繊維同士は水流交絡により一体化してなり、
長繊維不織布とスパンレース不織布とは、熱エンボス加工が施されることにより部分的に熱圧着されることにより一体化しているとともに、熱エンボス加工による凹凸模様が形成され、熱エンボス模様が格子状の模様であることを特徴とする清拭布。 - 長繊維不織布は、熱エンボス加工により部分的に熱圧着されて長繊維不織布として形態を保持しており、熱エンボス模様は、熱圧着点が散点状に配置された模様であることを特徴とする請求項1記載の清拭布。
- 長繊維不織布を構成する長繊維が、略Y4形状の各々の略V字部が低融点ポリエステルよりなり、その他の略+字部が高融点ポリエステルよりなる複合型ポリエステル長繊維であることを特徴とする請求項1または2記載の清拭布。
- 長繊維不織布とスパンレース不織布とを一体化する熱エンボス加工は、エンボスロールとフラットロールとからなるエンボス装置が用いられ、エンボスロール側に長繊維不織布側が位置するように処理されたものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の清拭布。
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