JP2005028015A - ミトン型クリーナ - Google Patents
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Abstract
【課題】 使用感を向上するとともに、機能成分液の無駄を排除することができる新規なミトン型クリーナの開発を技術課題とした。
【解決手段】 吸水性素材を適用して成る吸水性シート2Aの片面に非透気性フィルム2Bを貼付してシート体2を構成するとともに、シート体2を非透気性フィルム2Bが内側になるように袋状に形成し、開口部3から挿手部5に使用者の手Hを受入れた状態で拭取面6を対象物に作用させるように構成されたミトン型クリーナ1において、このミトン型クリーナ1は、開口部3が弱化状態で封止されるものであり、且つ機能成分液Lを拭取面6に含浸させた状態で、機密性のパッケージPに封入されたことを特徴として成るものであり、開口部3から挿手部5に機能成分液Lが入り込んでしまうことがなく、このため挿手部5に使用者の手Hを受入れた際の使用感を向上することができる。
【選択図】図1
【解決手段】 吸水性素材を適用して成る吸水性シート2Aの片面に非透気性フィルム2Bを貼付してシート体2を構成するとともに、シート体2を非透気性フィルム2Bが内側になるように袋状に形成し、開口部3から挿手部5に使用者の手Hを受入れた状態で拭取面6を対象物に作用させるように構成されたミトン型クリーナ1において、このミトン型クリーナ1は、開口部3が弱化状態で封止されるものであり、且つ機能成分液Lを拭取面6に含浸させた状態で、機密性のパッケージPに封入されたことを特徴として成るものであり、開口部3から挿手部5に機能成分液Lが入り込んでしまうことがなく、このため挿手部5に使用者の手Hを受入れた際の使用感を向上することができる。
【選択図】図1
Description
本発明はミトン型の拭取タイプのクリーナに関するものであって、特に機能成分液を拭取面に含浸させた状態で機密性のパッケージに封入されたものにおいて、使用感を向上させる構造に係るものである。
近時、日常生活の中での清潔志向が高まるとともに、新たな感染症の流行を背景に、除菌・消臭用品等、様々な種類の衛生用品が広く流通している。
このような衛生用品の一つに、ミトン型クリーナ1′がある。このものは図9に示すように、不織布等を素材として成るシート体2′を袋状に形成し、その開口部3′から挿手部5′に手Hを入れた状態で拭取面6′を対象物に作用させ、汚れの除去等を行うものである。
更に前記ミトン型クリーナ1′としては、拭取面6′にアルコール等の殺菌剤や消臭剤等の機能成分液L′を含浸させた状態で機密性のパッケージP′に封入したものが提供されている。そして使用者はパッケージP′を開封してミトン型クリーナ1′を取り出し、開口部3′から挿手部5′に手Hを装入して使用するものであるが、挿手部5′内は機能成分液L′によって湿潤状態となっているため、その使用感は必ずしも心地良いものとは言えなかった。
また前記シート体2′として、吸水性シート2A′の片面に非透気性フィルム2B′を貼付して形成したものを用いた場合には、挿手部5′内に入り込んだ機能成分液L′は対象物に作用することがないため無駄になってしまう上、上記のような使用の際の不快感も解消しきれていない。
特開平5−139502号(図1)
特開2000−336509(図1)
このような衛生用品の一つに、ミトン型クリーナ1′がある。このものは図9に示すように、不織布等を素材として成るシート体2′を袋状に形成し、その開口部3′から挿手部5′に手Hを入れた状態で拭取面6′を対象物に作用させ、汚れの除去等を行うものである。
更に前記ミトン型クリーナ1′としては、拭取面6′にアルコール等の殺菌剤や消臭剤等の機能成分液L′を含浸させた状態で機密性のパッケージP′に封入したものが提供されている。そして使用者はパッケージP′を開封してミトン型クリーナ1′を取り出し、開口部3′から挿手部5′に手Hを装入して使用するものであるが、挿手部5′内は機能成分液L′によって湿潤状態となっているため、その使用感は必ずしも心地良いものとは言えなかった。
また前記シート体2′として、吸水性シート2A′の片面に非透気性フィルム2B′を貼付して形成したものを用いた場合には、挿手部5′内に入り込んだ機能成分液L′は対象物に作用することがないため無駄になってしまう上、上記のような使用の際の不快感も解消しきれていない。
本発明はこのような現状を考慮してなされたものであって、使用感を向上するとともに、機能成分液の無駄を排除することができる新規なミトン型クリーナの開発を技術課題としたものである。
すなわち請求項1記載のミトン型クリーナは、吸水性素材を適用して成る吸水性シートの片面に非透気性フィルムを貼付してシート体を構成するとともに、前記シート体を非透気性フィルムが内側になるように袋状に形成し、その開口部から挿手部に使用者の手を受入れた状態で拭取面を対象物に作用させるように構成されたミトン型のクリーナにおいて、このクリーナは、前記開口部が弱化状態で封止されるものであり、且つ機能成分液を拭取面に含浸させた状態で、機密性のパッケージに封入されたことを特徴として成るものである。
この発明によれば、開口部から挿手部に機能成分液が入り込んでしまうことがなく、このため挿手部に使用者の手を受入れた際の使用感を向上することができる。
この発明によれば、開口部から挿手部に機能成分液が入り込んでしまうことがなく、このため挿手部に使用者の手を受入れた際の使用感を向上することができる。
また請求項2記載のミトン型クリーナは、前記要件に加え、前記開口部は、熱溶融性接着剤によって弱化状態で封止されたものであることを特徴として成るものである。
この発明によれば、開口部の封止を容易に且つ確実に行うことができる。更に容易に封止を解いて開口部を開放することができる。
この発明によれば、開口部の封止を容易に且つ確実に行うことができる。更に容易に封止を解いて開口部を開放することができる。
更にまた請求項3記載のミトン型クリーナは、前記要件に加え、前記挿手部は、シート体を折り畳むことにより相対した非透気性フィルムを相互に熱溶着することにより、区画されたものであることを特徴として成るものである。
この発明によれば、挿手部を容易に且つ強固なものとして形成することができる。
そしてこれら各請求項記載の発明の構成を手段として前記課題の解決が図られる。
この発明によれば、挿手部を容易に且つ強固なものとして形成することができる。
そしてこれら各請求項記載の発明の構成を手段として前記課題の解決が図られる。
本発明によれば、開口部から挿手部に機能成分液が入り込んでしまうことがなく、このため挿手部に使用者の手を受入れた際の使用感を向上することができる。また開口部の封止を容易に且つ確実に行うことができる。更に容易に封止を解いて開口部を開放することができる。更にまた挿手部を容易に且つ強固なものとして形成することができる。そしてこれらの作用によって上記課題が解決されるものである。
以下本発明のミトン型クリーナについて図示の実施例に基づいて具体的に説明する。なおこの実施例に対し本発明の技術的範囲内における技術的改変を加えることも可能である。
図中、符号1で示すものが本発明のミトン型クリーナであって、このものはシート体2を袋状に形成して成るものであり、使用者が開口部3から挿手部5に手を入れた状態で拭取面6を対象物に作用させて汚れの除去等を行うものである。なおここで特許請求の範囲に記載された手とは、手全体はもちろんのこと、手の一部、指、更には手によって把持された器具類まで含むものとする。
更に本発明のミトン型クリーナ1は、拭取面6にアルコール等の殺菌剤や消臭剤等の機能成分液Lを含浸させることにより、対象物に対して単なる汚れの除去に止まらず、殺菌、消臭等の効果を奏するようにしたものである。
更に本発明のミトン型クリーナ1は、拭取面6にアルコール等の殺菌剤や消臭剤等の機能成分液Lを含浸させることにより、対象物に対して単なる汚れの除去に止まらず、殺菌、消臭等の効果を奏するようにしたものである。
以下ミトン型クリーナ1の構成について更に詳しく説明する。なおここではミトン型クリーナ1の構成を説明するため、このものを単品として製作する方法に基づいて説明を行うが、実際に量産するにあたっては他の製造方法が採られるものであり、これについては後ほど説明を行うものとする。
まず前記シート体2は、天然繊維あるいは合成繊維を素材として成る不織布、織布、紙、スポンジ等を適用した吸水性シート2Aの片面に、ポリエステル、ポリエチレン等を適用した非透気性フィルム2Bを貼付して成り、吸水性及び非透気性の双方を兼ね具えたものである。
そして前記シート体2を一例として135mm×380mmの矩形状に裁断し、長手方向中心より10mm程ずれた個所で非透気性フィルム2Bが内側にくるように二つ折りにするとともに、長手方向の側縁部4全域を貼り合わせる。なおこの実施例では、シート体2を二つ折りにしたため非透気性フィルム2Bの面が接した状態にあることから、このものを熱可塑性樹脂で構成した場合、側縁部4を加熱・加圧して非透気性フィルム2B同士を溶着するいわゆるヒートシール方式で長手方向の側縁部全域を貼り合わせることができるが、もちろん熱溶融性接着剤を用いて貼り合わせを行うこともできる。
ここまでの加工によって、前記シート体2は一辺のみに開口部3が形成された袋状となるものであり、この形態がミトン型クリーナ1の使用時の形態となる。なおシート体2は長手方向中心よりずれた個所で二つ折りされているため、開口部3の端部3a、3bは不揃いとなるものであり、張り出した側の吸水性シート2A面をおもて面6Aとし、短寸側の吸水性シート2A面をうら面6Bとする。
ここまでの加工によって、前記シート体2は一辺のみに開口部3が形成された袋状となるものであり、この形態がミトン型クリーナ1の使用時の形態となる。なおシート体2は長手方向中心よりずれた個所で二つ折りされているため、開口部3の端部3a、3bは不揃いとなるものであり、張り出した側の吸水性シート2A面をおもて面6Aとし、短寸側の吸水性シート2A面をうら面6Bとする。
そして本発明のミトン型クリーナ1は、対象物に対して単なる汚れの除去に止まらず、殺菌、消臭等の効果を奏するようにしたものであるため、アルコール等の殺菌剤や消臭剤等の機能成分液Lを吸水性シート2Aに含浸させるとともに、非透気性の素材から成るパッケージPに封入された状態で流通されるものである。
このため使用前の状態において前記開口部3から挿手部5内に機能成分液Lが侵入しないような構成を採るものであり、開口部3を弱化状態で封止するようにした。この実施例では一例として、開口部3の端部3bから幾分か余白を残した個所に封止剤7の一例である熱溶融性接着剤を筋状に塗布し、その後開口端3a周辺を加圧して開口部3を封止するようにした。もちろん封止剤7の塗布は、シート体2を二つ折りする前に行っておくことが好ましい。
ここで前記弱化状態とは、開口部3の封止状態を完全に維持する程の強度を有するものではない状態を意味するものであり、使用時には封止剤7による封止状態を解除して開口部3を再形成することを可能とするものである。
このため使用前の状態において前記開口部3から挿手部5内に機能成分液Lが侵入しないような構成を採るものであり、開口部3を弱化状態で封止するようにした。この実施例では一例として、開口部3の端部3bから幾分か余白を残した個所に封止剤7の一例である熱溶融性接着剤を筋状に塗布し、その後開口端3a周辺を加圧して開口部3を封止するようにした。もちろん封止剤7の塗布は、シート体2を二つ折りする前に行っておくことが好ましい。
ここで前記弱化状態とは、開口部3の封止状態を完全に維持する程の強度を有するものではない状態を意味するものであり、使用時には封止剤7による封止状態を解除して開口部3を再形成することを可能とするものである。
そして上述のように開口部3が封止されたミトン型クリーナ1に対して機能成分液Lを吹き付けたり、あるいは機能成分液Lが入ったタンクにミトン型クリーナ1を浸漬する等して機能成分液Lを含浸させるものであり、その後、ミトン型クリーナ1をポリエチレン等を素材として成るパッーケージPに封入する。なおこの実施例では、一例として出し入れ部をライン状のファスナFによって封止することができるようにしたパッーケージPに、五枚のミトン型クリーナ1を封入するようにしたが、一枚ずつ個装するようにしてもよい。
またこの実施例では、前記機能成分液Lは、殺菌成分としてエタノールを含み、更に消臭成分としてリンゴ抽出物等を含み、更に香料を含んだ液体であり約513cm2 の拭取面6を有するミトン型クリーナ1ひとつに対して7〜8ml程が使用される。
更にまた前記パッケージPにあらかじめ機能成分液Lを注入しておき、その後パッケージP内にミトン型クリーナ1を入れたり、あるいはパッケージPにあらかじめミトン型クリーナ1を入れておき、その後パッケージP内に機能成分液Lを注入するような形態をとることもできる。この場合には、パッケージPを封止したのち、機能成分液Lは拡散して拭取面6全体に行き渡るようになる。
更にまた前記パッケージPにあらかじめ機能成分液Lを注入しておき、その後パッケージP内にミトン型クリーナ1を入れたり、あるいはパッケージPにあらかじめミトン型クリーナ1を入れておき、その後パッケージP内に機能成分液Lを注入するような形態をとることもできる。この場合には、パッケージPを封止したのち、機能成分液Lは拡散して拭取面6全体に行き渡るようになる。
本発明のミトン型クリーナ1は一例として上述したような基本的構成を有するものであり、以下このミトン型クリーナ1を量産する場合の製造方法の一例について説明する。
〔シート体製造工程〕
まずシート体製造工程P1について説明すると、この工程は図4に示すように、吸水性シート2A及び非透気性シート2Bの原反ロールRから引き出されたそれぞれのシートをピンチローラ10によって密着させ、続いてヒートローラ11によって加熱・加圧を行うことにより、非透気性シート2Bにおける吸水性シート2Aとの接触面を溶融させ、吸水性シート2Aに対して固着させる工程である。もちろん前記吸水性シート2A及び非透気性シート2Bを接着剤を用いて接着するようにしてもよい。
まずシート体製造工程P1について説明すると、この工程は図4に示すように、吸水性シート2A及び非透気性シート2Bの原反ロールRから引き出されたそれぞれのシートをピンチローラ10によって密着させ、続いてヒートローラ11によって加熱・加圧を行うことにより、非透気性シート2Bにおける吸水性シート2Aとの接触面を溶融させ、吸水性シート2Aに対して固着させる工程である。もちろん前記吸水性シート2A及び非透気性シート2Bを接着剤を用いて接着するようにしてもよい。
〔封止剤塗布工程及び折り工程〕
続いて封止剤塗布工程P2及び折り工程P3について同時に説明すると、図5に示すように、封止剤塗布工程P2にはノズル12が具えられるものであり、シート体2における非透気性フィルム2Bの面には、端部から15mm程度の位置に約1mmの筋状に封止剤7が塗布される。
また折り工程P3には折込体13が具えられるものであり、この折込体13によってシート体2に折り目が付けられ、続いてプレスローラ14によって二つ折り状態にされる。このとき、封止剤7は未硬化の状態でプレスされるため、シート体2を二つ折りにすることにより対向した状態にある非透気性フィルム2Bの一部は、筋状に弱化状態で接合されることとなる。
なおこの実施例では、前記ノズル12の設置個所を折込体13よりも前の位置としたが、シート体2が二つ折り状態になる前の個所にスペースがあれば、そこにノズル12を設置するようにしてもよい。
続いて封止剤塗布工程P2及び折り工程P3について同時に説明すると、図5に示すように、封止剤塗布工程P2にはノズル12が具えられるものであり、シート体2における非透気性フィルム2Bの面には、端部から15mm程度の位置に約1mmの筋状に封止剤7が塗布される。
また折り工程P3には折込体13が具えられるものであり、この折込体13によってシート体2に折り目が付けられ、続いてプレスローラ14によって二つ折り状態にされる。このとき、封止剤7は未硬化の状態でプレスされるため、シート体2を二つ折りにすることにより対向した状態にある非透気性フィルム2Bの一部は、筋状に弱化状態で接合されることとなる。
なおこの実施例では、前記ノズル12の設置個所を折込体13よりも前の位置としたが、シート体2が二つ折り状態になる前の個所にスペースがあれば、そこにノズル12を設置するようにしてもよい。
〔ヒートシール工程〕
続いてヒートシール工程P4について説明すると、この工程はシート体2を二つ折りにすることにより対向した状態にある非透気性フィルム2Bの面相互を側縁部4において熱溶着(ヒートシール)し、実質的に挿手部5を形成するための工程である。具体的には図6に示すように、ミトン型クリーナ1の幅寸法と等間隔でシート体2に作用するような複数の加熱ヘッド15が具えられるものであり、この実施例では、加熱ヘッド15がシート体2とともに進行し、シート体2に作用した状態を一定時間維持することができるように構成した。
続いてヒートシール工程P4について説明すると、この工程はシート体2を二つ折りにすることにより対向した状態にある非透気性フィルム2Bの面相互を側縁部4において熱溶着(ヒートシール)し、実質的に挿手部5を形成するための工程である。具体的には図6に示すように、ミトン型クリーナ1の幅寸法と等間隔でシート体2に作用するような複数の加熱ヘッド15が具えられるものであり、この実施例では、加熱ヘッド15がシート体2とともに進行し、シート体2に作用した状態を一定時間維持することができるように構成した。
〔機能成分液含浸工程〕
続いてシート体2は機能成分液含浸工程P5に移行するとともに、おもて面6A及びうら面6Bの双方に対して、ノズル16から機能成分液Lが吹き付けられる(図6(a)参照)。
続いてシート体2は機能成分液含浸工程P5に移行するとともに、おもて面6A及びうら面6Bの双方に対して、ノズル16から機能成分液Lが吹き付けられる(図6(a)参照)。
〔切断工程〕
更に続いてシート体2は切断工程P6に移行するとともに、ヒートシールされた個所をカッター17によって分断されて個別のミトン型クリーナ1となる。なおこの実施例では図6(b)に示すように、ローラ体の側周に対して、ミトン型クリーナ1の幅寸法と等間隔でシート体2に作用するような複数のカッター17を具えるようにした。
更に続いてシート体2は切断工程P6に移行するとともに、ヒートシールされた個所をカッター17によって分断されて個別のミトン型クリーナ1となる。なおこの実施例では図6(b)に示すように、ローラ体の側周に対して、ミトン型クリーナ1の幅寸法と等間隔でシート体2に作用するような複数のカッター17を具えるようにした。
〔包装工程〕
そして上述のようにして得られたミトン型クリーナ1を図6(b)に示すように包装工程P7において包装するものである。このようにして得られたミトン型クリーナ1は図1に示すように、開口部3が弱化状態で封止され、且つ機能成分液Lを拭取面6に含浸させた状態で、機密性のパッケージPに封入されることとなる。
そして上述のようにして得られたミトン型クリーナ1を図6(b)に示すように包装工程P7において包装するものである。このようにして得られたミトン型クリーナ1は図1に示すように、開口部3が弱化状態で封止され、且つ機能成分液Lを拭取面6に含浸させた状態で、機密性のパッケージPに封入されることとなる。
本発明のミトン型クリーナ1は上述した実施例を基本となる実施例とするものであるが、本発明の技術的思想に基づいて以下に示すような実施例を採ることも可能である。
まず上述した基本となる実施例では、開口部3を弱化状態で封止する手段として封止剤7を用いたが、ヒートシールによって行うこともできる。この場合、弱化状態とするためにはヒートシールの幅を細くしたり、溶着時間を短くするようにすればよい。
また同様に上述した基本となる実施例では、側縁部4をヒートシールによって接合したが、封止剤7を用いて行うこともできる。この場合、接合を強固なものとするためには、封止剤7の塗布幅を太くすればよい。
まず上述した基本となる実施例では、開口部3を弱化状態で封止する手段として封止剤7を用いたが、ヒートシールによって行うこともできる。この場合、弱化状態とするためにはヒートシールの幅を細くしたり、溶着時間を短くするようにすればよい。
また同様に上述した基本となる実施例では、側縁部4をヒートシールによって接合したが、封止剤7を用いて行うこともできる。この場合、接合を強固なものとするためには、封止剤7の塗布幅を太くすればよい。
更に図7に示すような開封手段8を設けることにより、開口部3を開封する際に使用者の手に機能成分液Lが直接触れてしまうのを最小限に抑えることができる。まず図7(a)に示す開封手段8は、おもて面6A及びうら面6Bにおける開口部3付近に対して帯状片を具え、使用者が双方の帯状片を摘んで封止剤7を引き裂くようにしたものである。また図7(b)に示す開封手段8は、封止剤7の内側に紐体を位置させておき、使用者がこの紐体を引くことにより封止剤7を引き裂くようにしたものである。
更にまた本発明のミトン型クリーナ1は、図8(a)に示すように小型に形成することができるものであり、この実施例では一例として使用者が開口部3に対して二本の指を入れて使用するようにした。このような形態を採った場合には、拭取面6を対象物に作用させて汚れの除去等を行う作業を、より繊細に行うことができる。
更にまた上述した基本となる実施例では、機能成分液Lとして殺菌、消臭機能を有するものを用いたが、機能成分液Lとしてはこの他にも、化粧水、香水、各種洗剤、ワックス、防水剤等の機能を有するものを用いることができる。
このうち特に防水剤等の機能成分液Lを用いた場合には、使用者によっては機能成分液Lが直接手に触れるのを嫌う傾向にがあるが、本発明のミトン型クリーナ1によれば、挿手部5内に機能成分液Lが入り込まないため、使用者に不快感を与えることがない。更にまたこのような防水剤等の機能成分液Lを用いる場合には、本発明のミトン型クリーナ1を図8(b)に示すように、開口部3に対して手Hによって把持されるスティックSを挿入した状態で使用することも可能である。このような使用形態を採った場合には、使用者の手Hに機能成分液Lが直接手に触れることがないため、不快感をより一層軽減することができる。
このうち特に防水剤等の機能成分液Lを用いた場合には、使用者によっては機能成分液Lが直接手に触れるのを嫌う傾向にがあるが、本発明のミトン型クリーナ1によれば、挿手部5内に機能成分液Lが入り込まないため、使用者に不快感を与えることがない。更にまたこのような防水剤等の機能成分液Lを用いる場合には、本発明のミトン型クリーナ1を図8(b)に示すように、開口部3に対して手Hによって把持されるスティックSを挿入した状態で使用することも可能である。このような使用形態を採った場合には、使用者の手Hに機能成分液Lが直接手に触れることがないため、不快感をより一層軽減することができる。
1 ミトン型クリーナ
2 シート体
2A 吸水性シート
2B 非透気性フィルム
3 開口部
3a 端部
3b 端部
4 側縁部
5 挿手部
6 拭取面
6A おもて面
6B うら面
7 封止剤
8 開封手段
10 ピンチローラ
11 ヒートローラ
12 ノズル
13 折込体
14 プレスローラ
15 加熱ヘッド
16 ノズル
F ファスナ
H 手
L 機能成分液
P パッケージ
R 原反ロール
S スティック
P1 シート体製造工程
P2 封止剤塗布工程
P3 折り工程
P4 ヒートシール工程
P5 機能成分液含浸工程
P6 切断工程
P7 包装工程
2 シート体
2A 吸水性シート
2B 非透気性フィルム
3 開口部
3a 端部
3b 端部
4 側縁部
5 挿手部
6 拭取面
6A おもて面
6B うら面
7 封止剤
8 開封手段
10 ピンチローラ
11 ヒートローラ
12 ノズル
13 折込体
14 プレスローラ
15 加熱ヘッド
16 ノズル
F ファスナ
H 手
L 機能成分液
P パッケージ
R 原反ロール
S スティック
P1 シート体製造工程
P2 封止剤塗布工程
P3 折り工程
P4 ヒートシール工程
P5 機能成分液含浸工程
P6 切断工程
P7 包装工程
Claims (3)
- 吸水性素材を適用して成る吸水性シートの片面に非透気性フィルムを貼付してシート体を構成するとともに、前記シート体を非透気性フィルムが内側になるように袋状に形成し、その開口部から挿手部に使用者の手を受入れた状態で拭取面を対象物に作用させるように構成されたミトン型のクリーナにおいて、このクリーナは、前記開口部が弱化状態で封止されるものであり、且つ機能成分液を拭取面に含浸させた状態で、機密性のパッケージに封入されたことを特徴とするミトン型クリーナ。
- 前記開口部は、熱溶融性接着剤によって弱化状態で封止されたものであることを特徴とする請求項1記載のミトン型クリーナ。
- 前記挿手部は、非透気性フィルムを熱可塑性樹脂で構成し、シート体を折り畳むことにより相対する非透気性フィルムを相互に熱溶着することにより、区画されたものであることを特徴とする請求項1または2記載のミトン型クリーナ。
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Publication Number | Publication Date |
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2003
- 2003-07-11 JP JP2003273174A patent/JP2005028015A/ja active Pending
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