JP2004248510A - 払拭シート付袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】汚物処理乃至払拭に用いられる袋であり、使用前に袋を裏返す必要もなく、商品として袋の概ね全面において厚さが一様であり、多数枚重ねても一部が嵩だけにならず、未使用袋を多数枚重ねたとき包装しやすく、使用後においては、汚れた払拭シートと袋部を分離するのが容易であり、これらが材質として分別廃棄するとき別々に廃棄できるようにする。
【解決手段】袋10の少なくとも片外面に袋10と概ね同大の払拭シート11が剥離可能に接着乃至付着させてあることを特徴とする払拭シート付袋とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は犬の糞、その他のペットの糞、介護汚物の処理、その他の医療作業、細菌培養作業、食品取り扱い清掃作業などの使用する払拭シート付袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の袋のうち、犬などのペットの糞を処理する袋として、下記の特許文献1に見られるように、軟質熱可塑性合成樹脂フイルム製袋の内側に紙袋を重ねたもの、或いは特許文献2に示すように前記袋の口縁部に堅い紙板製ピンセットを取り付けたものなどが知られている。
この発明は前記の特許文献1記載のように、紙袋が軟質熱可塑性合成樹脂フイルム製袋の内側に設けてあるものに於いては、使用する場合に前もって袋を裏返しにし、紙袋を外側にして使用しないと、汚物と紙を袋から分離して、汚物を紙袋と共に水洗便所などに捨てられない。従って使い勝手が悪い。
また紙袋を予め軟質熱可塑性合成樹脂フイルム製袋の内側に挿入することは手作業であれば手間を要し、機械的に挿入するとしても、装置が複雑となり、袋のコストを押し上げる。
また亦特許文献2記載のものにおいては、堅い紙製の挟み具乃至ピンセットを用いたものであるが、挟み具乃至ピンセットの安定性が悪く。袋を多数重ねたとき、この挟み具乃至ピンセット部分が嵩高になり、多数枚を重ねて包装する箱が大きくなるし、紙板製の挟み具乃至ピンセット部分は水に溶け難く、これを汚物と共に水洗便所に流せない。
【特許文献1】登録実用新案第3068152号公報
【特許文献2】登録実用新案第3031836号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は前述の技術を更に発展させたものであり、ペットの糞処理に限定されず、更に広い使用目的に適合し、使用前においては、それぞれ扁平で多数枚重ねての包装、保管ができ、使用中においては作業者の手を袋にて保護し、払拭シートは紊りに袋と分離せず、使用後においては払拭シートと袋の材質が異なるときには、これらは容易に分離でき、廃棄物として材料別の分別が容易なものを市場に提供することである。
【0004】
前記の課題を達成するために、この発明は袋の少なくとも片外面に袋と概ね同大の払拭シートが剥離可能に接着乃至付着させてあることを特徴とする。
また前記の課題を達成するために、この発明は前記袋の材質としては軟質熱可塑性合成樹脂フイルム、紙、防水加工紙、生分解乃至水解性フイルムのうちの少なくとも一種よりなることを特徴とする。
【0005】
また前記の課題を達成するために、この発明は前記払拭シートの材質としては、紙、パルプ、古紙再生パルプ、生分解乃至水解性フイルムシート、布乃至編布、天然乃至化学繊維よりなる不織布、古布乃至古編布由来の不織布、連通気泡スポンジシートのうちの少なくとも一種よりなるものであることを特徴とする。
また前記の課題を達成するために、この発明は前記袋と払拭シートの剥離可能に接着乃至付着してあるとは、少なくとも袋の両側縁部において、条状乃至不連続条状であることを特徴とする。
【0006】
また前記の課題を達成するために、この発明は前記袋の形態としては平袋、熱底シール袋、底シールガゼット乃至ギャザ袋、両側熱シール袋、中段横ギャザー袋のうちの少なくとも一種の形態としてある。
また前記の課題を達成するために、この発明は前記袋と払拭シートの接着乃至付着とは袋が熱可塑性合成樹脂フイルム製であり、かつ底シール乃至両側シール袋においては、これらの袋を製造するときの底シール乃至両側シール部の成形時に、加熱により前記底シール乃至両側シール部並びに他の袋の口縁両端近傍の位置が溶着してあることを特徴とする。
【0007】
また前記の課題を達成するために、この発明は前記袋と払拭シートの接着乃至付着とは、ホットメルト、感圧接着剤若しくは両面粘着テープの一種であって、袋の少なくとも両側添いに、条状乃至不連続条状に接着してあることを特徴とする。
また前記の課題を達成するために、この発明は前記袋と払拭シートには、親指位置と他の指との間に切目と、この両側及び切目の終端を用い袋の表示フイルム乃至布地が溶着してある溶着部が設けてあることを特徴とする。
【0008】
【発明の作用】
前述の通りに構成する請求項1乃至8記載の発明においては袋の未使用時には、扁平で、平坦な全面積において概ね厚さも等しく、20枚乃至50枚重ねて紙箱や外袋に包装しても、安定性がよく商品としての保管流通に便利である。また使用に際しては払拭シート側が掌側にして袋の中に片手を入れ、その状態で汚物処理や、その他の掃除を払拭シートによって行う。
また食品などの取り扱いにおいては、衛生的である。
【0009】
散歩中のペットの糞処理の場合は汚物を掴み取った後乃至拭き取った後において、そのまま袋を裏返して汚れた払拭シート及び汚物を包み、袋の口を適当なゴム紐などで縛れば不快感はない。使用後においては、袋を裏返すことによって、汚物がこぼれて作業者の手や衣服を、若しくは汚物がこぼす事がない。
払拭シート中に汚物があり、これを便所などに流す場合は、袋の口を広げ、これを便所などに流す。払拭作業などにより汚れた払拭シートは袋と廃棄物分別として、同一区分の場合はその侭廃棄し、払拭シートとして別区分の材料乃至材質の場合にはこれらを剥離して、それぞれ該当する廃棄物として処分する。
この場合袋と払拭シートとは容易に剥離可能な程度に接着乃至付着したものであるから、これらは容易に剥離できる。
【0010】
請求項2記載の発明のうち、生分解性乃至水解性フイルム以外の素材においては、前記作業において、払拭シートを水に濡らしても袋が破れるおそれはなく、作業水や洗剤液を使用することが可能である。
袋の材質が生分解性乃至水解性材よりなる場合においては、乾燥状態で使用する作業に適する。
【0011】
請求項3記載の発明としては、前述の通りに構成するから払拭シートは前述の夫々の材質若しくはこれらの混合体、積層体よりなるものであるから、乾燥したままの乾拭き、例えば自動車のワックス掛け、家具の乾拭きなどの作業、汚物処理作業に適し、また払拭シートが不織布、織布など丈夫な材料の場合においては、払拭シートを湿潤させてからの洗浄作業に使用可能である。
また、汚物を処理する場合も、前記払拭シートを介して処理するから不快感も減殺される。また作業者の手が汚物に接触することがない。
袋も払拭シートも生分解乃至水解性の場合には、そのまま生ゴミ乃至堆肥として処分できる。
【0012】
請求項4記載の発明においては、接着乃至付着面積が極く僅かであり、前述の手段により、払拭シートと袋とが結合してあるものであるから、両者は前述の作業中には剥離せず、使用後廃棄物として分別する場合に容易に剥離して別々に廃棄できる。
また発明のものの製造が容易で廉価に製造できる。
【0013】
請求項5記載の発明においては、前述の通りの構成であるから、殊に、ガゼット乃至ギャザ袋においては、手を挿入した場合に袋に手が挿入し易く、手が動かし易く袋に無理な力が作用せず、袋が破れるおそれは殆どない。また袋を裏返ししたときの汚物収納体積が大きくなる。
【0014】
請求項6記載の発明のものにおいては、前述の通りの構成であるから、払拭シートと袋との溶着について、特に別個の接着剤や、両面粘着テープを用いておらず、袋自体表面の溶融により払拭シートと溶着させたものであるから、袋を製造するときに同時に払拭シートが溶着でき製造し易い。
【0015】
請求項7記載の発明においては、前述のように構成しているから袋自体が熱可塑性合成樹脂製の袋でなくとも払拭シートとが付着されており、袋の材質の選択技が広くなり、設計の自由度が高い作用を為す。
請求項8記載の発明においては、前述の通りに構成しているから易切断切目を分離すれば、親指と他の指とが分離した手袋様となり、払拭作業や、物を掴むときの作業性が単なる袋よりすこぶるよい。
【0016】
【実施の形態】
この発明を図示の各実施の形態について説明する。図2、4、5、7、10及び図12においては説明の都合上厚み方向の寸法を極端に誇張して記載してある。
また袋10と払拭シート11との厚みの比も、図のものは模式的に表現したもので、図示の厚み比に限定はなく、通常は払拭シート11の方が袋10より厚手となる。
実施の形態1
請求項1乃至4記載の発明を含む実施の形態である。図1及び図2に図示したものであって、符号10は熱可塑性合成樹脂フイルム製袋であり、片手が挿入可能な幅と深さとしてあり、例えば幅15乃至20cm、深さ17乃至25cmとしてあり、フイルムの厚さは通常15ミクロン乃至30ミクロンの用いるが、これら数値自体は厳密な意味を持たない。
前記袋10自体は図示の平袋、中央部にギャザ18(ガゼット様19)が袋の片面に設けてある場合もある(図3乃至図5参照)。
この袋の前記ギャザ18のない方の片外面には払拭シート11と概ね同大の払拭シートの1種として紙が付着してある。この払拭シート11はトイレットペーパー乃至ティッシュペーパー程度の堅さ、厚み、及び水溶性を有するものが用いてある。
前述の払拭シート11の種類はあくまでも例示であって、前記の使用目的が達成されるものであれば、これら材質に限定されるものではない。
例えば、紙の外、パルプ、古紙再製パルプ、でん粉、でん粉と木粉を混合してシート状にしたもの、織布、編布、不織布若しくはこれらの再生不織布、生分解乃至水解性シート、連通気泡型のスポンジ様シートであってもこの出願の発明の払拭シートに含まれる。
袋10と払拭シート11の付着部分は底シール型の袋10であっては、その底シール部12と口縁13の両側隅角部にポイント溶着部14が形成してある。
前記ポイント溶着部14は口縁13の隅角部より底方向に点線状に列設してある場合もある。図1の例示のものは不連続条状の一例としてポイント溶着部14がそれぞれ4個ずつ列設してある。
【0017】
袋10と払拭シート11の溶着は袋10を製袋するときに、袋素材帯としてインフレーション成形のチューブを用い、この下側に紙帯を重ねチューブ側より底シール用のヒートシーラを用い、これらを圧着し、底シール部12を形成すると同時に、その底シール部12の外側に払拭シート11を融着させる。つまり請求項6記載の発明の実施の形態となる。ポイント溶着部14に於いても、同様に融着し、底シール部12とこれに尤も近い溶着部14、即ち底シール部12と次の袋のポイント溶着部14となる間の袋素材帯たるチューブを横断方向に切断してこの発明の袋が形成してある(図1の符号X参照)。
前述の袋10と払拭シート11の溶着においては、必要に応じて払拭シート11側のみから加熱する場合、若しくは、袋10側と払拭シート11側の双方から加熱溶着し、成形したものでも、この実施の形態に含まれる。
【0018】
実施の形態2
請求項5記載の発明の実施の形態であり、図6及び図7に示すものである。袋10自体は実施の形態1と同様に底シール型の袋10であり、払拭シート11も実施の形態1と同じであり、この払拭シート11の材質も実施の形態1と同じである。この払拭シート11はホットメルトなどの接着剤16を袋10の片面に条状に数本少なくとも袋10の両側縁15沿い袋の深さ方向に塗布し、この接着剤によって払拭シート11が袋に接着して条状接着部17としてある。袋の底は底シール部12においては実施の形態1と同様に溶着してある。
またこの塗布部分はそれぞれ連続した条状であっても、不連続な点線乃至破線状の塗布であってもこの発明としては同一である。
この形態においては、接着剤は袋の外面と払拭シート11を接着するのであるから袋10と払拭シート11の接着により袋10の口縁13の幅が狭くなることなく、袋10の全幅が開くもので、袋10を裏返す作業が容易にできる。
前記の例においては、接着剤としてホットメルト型接着剤16を用いたが、感圧接着剤でもその他の接着剤若しくは両面粘着テープであってもこの発明としては同一である。
【0019】
実施の形態3
前記実施の形態1及び2において、払拭シート11には予め、消毒剤、洗剤の少なくとも一種が含浸させてある。消毒剤が揮発性の場合は、これら汚物処理用携帯袋を商品として10枚,20枚収納する袋はチャックの付いた袋、若しくは気密性のある小さな容器に収納して、商品として流通させ、購入者はその侭保存し、一枚ずつ引き出して使用する。
【0020】
実施の形態4
図9に示すものであり、熱可塑性合成樹脂製フイルム帯を半折し、この袋素材帯を横断方向に袋幅ピッチ毎に広幅若しくは二条接近して熱溶着し、この両側シール部20の中央部Xを切断した両サイドシール型の袋であり、袋10の底24は両側面のフイルムが連続した状態となっている。前述の両側シール部20は袋素材帯を溶着溶断時に形成したものでも、この発明としては何ら変わるところがない。
【0021】
11は前記袋10の両側シール部20において、袋10と結合してある払拭シートである。
前述の両サイドシール型の袋10としては、その深さの中段部分に幅方向のガゼット19aが箱ギャザ型に上下一対対称的に設けてある。
このカゼット19aの代わりに、図5に示したギャザ18と同様の同一方向に向いたギャザ18であってもこの実施の形態に含まれる。
【0022】
前記の払拭シート11は袋10のギャザ18又はガゼット19aのない側の袋10の片面に付着してある。
払拭シート11の材質及び厚みとしては、他の実施の形態同様に必要に応じて目的に合うものを選択して、溶着乃至付着させてある。
【0023】
実施の形態1乃至4の使用方法。
前述のすべての実施の形態のものを使用するには、先ず袋10の中に片手を挿入する(図8のaの状態参照)。このとき払拭シート11が付着してある側を掌側とする。次に払拭シート11及び袋10を介して、ペット、介護汚物などを掴み(図8のbの状態参照)、他方の手で袋10を裏返すと汚物及び汚物で汚れた払拭シート11は袋の中に収納される(図8のc及びdの状態参照)。
犬の散歩途中に於ける糞などの汚物30の処理の場合は袋10から汚物30などがこぼれないように適当な緊縛手段例えばゴム輪などによって袋の口縁13を閉じる。
【0024】
汚物を水洗便所に流す場合は前記汚物をこれに流した後、内側に付着している払拭シート11を袋10とその溶着若しくは付着部から剥離させて、袋10は可燃物ゴミとして別個に処理する。
払拭シート11の部分で対象物を払拭する場合においては、先ず片手を袋10の中に挿入するまでは、他の使用方法と同じであるが、その後払拭シート11部分に於いて対象物を払拭し、汚れた払拭シート11は袋10から剥離し、若しくは剥離することなく、可燃物ゴミとして捨てる。
【0025】
実施の形態5
図13及び14に記載のものであり、請求項4乃至8記載の発明の実施の形態である。
この実施の形態のものにおいては、袋10はサイドシール型の袋としてあり、払拭シート11としては古布、古編布の再生不織布であって、やや厚手のものを両側シール部20部と、切目21の両側縁の指シール部22部分において、袋10と払拭シート11とは溶着乃至接着されている。
切目21の終端部は切目21が不必要な部分まで伸びないよう円形の孔23が袋10と払拭シート11に一括穿設してあり、これらの周囲まで、前記指シール部22は連ねてある。また切目21は払拭シート11の材質が布や、不織布など丈夫な材質の場合においては完全に切断されていることが好ましい。
【0026】
実施の形態5の作用
この実施の形態においては、このものを使用する前における状態は他の実施の形態と同一である。
使用するときは、使用者の掌側に払拭シート11がなるように片手を挿入し、切目21を境にして、幅の狭い指袋部25に親指を、他の幅の広い指袋部26に他の4本の指を挿入する。
【0027】
前述の手の挿入と相前後して、切目21を完全に分離する。この状態においては特に親指が他の指と独立して動かせるから、物を掴む作業に適する。また払拭シート11は厚手であるから、自動車のワックス塗布及びパフ作業に適する。また払拭シート11に水若しくは水と洗剤を予め含浸させて、洗浄すべき物品乃至対象物の部分を払拭し、汚れを落とす。
この場合対象物を掴む必要のあるときは親指が他の指と分離して指袋部25に挿入されており、ガゼット19aが設けてあるから、掴み作業を行い易い。
その他実施の形態1乃至5において接着剤、ホットメルト材若しくは感圧接着剤などを用いたものにおいては袋と払拭シートの合せ面全面、若しくは一部にこれらが条状,若しくは細かい点状に分布塗布したものであってもこの実施の形態に含まれる。
【0028】
【発明の効果】
前述のように構成し作用をなす、前記すべての請求項記載の発明においては、この発明のものを使用するとき、袋の口より掌側に払拭シートが位置するように片手を挿入すれば、手は袋で保護され、払拭作業は払拭シートによって行へ、作業後において、この発明のものを廃棄する場合に、袋と払拭シートが分別廃棄するとき別個の区分であっても、袋と払拭シートは容易に剥離して分別でき、すこぶる便利である。
またペットの散歩などのとき携行するときは糞など払拭シート側で掴み取り、後袋を裏返せば汚物と汚れた払拭シートは袋の内側になり、適当に袋の口を閉じれば、汚物はおぼれず、汚物で手や衣服を汚さず不快感はなく散歩を継続できる。
【0029】
請求項2記載の発明においては、袋として耐水性、透水性の袋たる軟質熱可塑性合成樹脂フイルム、油紙を用いたものにおいては、水が透過せず、濡れたもの、或いは水若しくは薬品を用いる作業であっても、手が汚れたり薬品などから手を守る効果がある。
中でも軟質熱可塑性合成樹脂フイルム製の場合は袋を裏返すときにも、破れるおそれがない。
生分解乃至水解性の場合は、使用後の袋をそのまま便所に捨てたり、堆肥原料としても使用でき、廃棄処分の自由度が高い効果を奏する。
【0030】
請求項3記載の発明においては、払拭シートは吸水性にも優れているから、水分を含むものの取り扱いに優れており、紙以外の払拭シートにおいては、丈夫であり、水仕事、家具や、自動車など各種払拭仕事、パフ磨作業、食品取り扱い、医療乃至介護仕事、細菌培養作業、軽放射能汚染物取り扱いなどに最適である。
【0031】
請求項4記載の発明においては、袋と払拭シートが剥離可能に接着乃至付着させてあるから、使用後これらの分離が容易であり、分別処理が容易となる。
請求項5記載の発明においては、袋の形状乃至機能について特に限定はなく、平袋の場合は最も単純化であり、コストも軽減となる。他のギャザ乃至ガゼット型の袋を用いたものにおいては、袋の中で手が自由に動かせ、また袋に無理な力が作用せず作業中に袋が破れるおそれは格段に少ない効果を奏する。
【0032】
請求項6記載の発明においては、袋のシール部に払拭シートを融着させたものであるから、別途接着剤、両面粘着テープなどの不要であり、価格が低廉となる。
請求項7記載のものにおいては、接着手段として、ホットメルト、感圧接着剤、両面粘着テープのうちの1種であるから、袋と払拭シートが相互に熱溶着できない材質であっても採用され、設計の自由度が極めて高い効果を奏する。
請求項8記載のものにおいては、親指と他の指が別々の指部分袋に挿入でき、これを嵌めこの作業がし易く、特にものを掴み易い効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の平面図である。
【図2】図1のYーY線切断一部省略拡大断面図である。
【図3】袋の片面にガゼットのある実施の形態の平面図である。
【図4】図3の口縁部の端面図である。
【図5】袋の片面にギャザのある実施の形態の口縁部の端面図である。
【図6】実施の形態2であって袋と払拭シートが接着剤で付着してある平面図である。
【図7】図6の口縁部の端面図である。
【図8】使用状態の一例を示す説明図である。
【図9】実施の形態4であって両側シール型の袋を用いた平面図である。
【図10】図9のQーQ線切断断面図である。
【図11】両側シール型の袋であり、中段部にガゼットのある実施の形態の平面図である。
【図12】図11のRーR線切断面図である。
【図13】実施の形態5の平面図である。
【図14】図13のTーT線切断断面図である。
【符号の説明】
10 袋
11 払拭シート
12 底シール部
13 口縁部
14 ポイント溶着部
20 両側シール部
21 切目
22 指シール部
25 狭い指袋部
26 広い指袋部
27 中央部
30 汚物

Claims (8)

  1. 袋の少なくとも片外面に袋と概ね同大の払拭シートが剥離可能に接着乃至付着させてあることを特徴とする払拭シート付袋。
  2. 前記袋の材質としては軟質熱可塑性合成樹脂フイルム、紙、防水加工紙、生分解乃至水解性フイルムのうちの少なくとも一種よりなることを特徴とする請求項1記載の払拭シート付袋。
  3. 前記払拭シートの材質としては、紙、パルプ、古紙再生パルプ、生分解乃至水解性フイルムシート、布乃至編布、天然乃至化学繊維よりなる不織布、古布乃至古編布由来の不織布、合成樹脂製の連通気泡スポンジシートのうちの少なくとも一種よりなるものであることを特徴とする請求項1又は2記載の払拭シート付袋。
  4. 前記袋と払拭シートの剥離可能に接着乃至付着してあるとは、少なくとも袋の両側縁部において、条状乃至不連続条状であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の払拭シート付袋。
  5. 前記袋の形態としては平袋、熱底シール袋、底シールガゼット乃至ギャザ袋、両側熱シール袋、中段横ギャザー袋のうちの少なくとも一種の形態としてあることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の払拭シート付袋。
  6. 前記袋と払拭シートの接着乃至付着とは袋が熱可塑性合成樹脂フイルム製であり、かつ底シール乃至両側シール袋においては、これらの袋を製造するときの底シール乃至両側シール部の成形時に、加熱により前記底シール乃至両側シール部並びに他の袋の口縁両端近傍の位置が溶着してあることを特徴とする請求項5記載の払拭シート付袋。
  7. 前記袋と払拭シートの接着乃至付着とは、ホットメルト、感圧接着剤若しくは両面粘着テープの一種であって、袋の少なくとも両側添いに、条状乃至不連続条状に接着してあることを特徴とする請求項6記載の払拭シート付袋。
  8. 前記袋と払拭シートには、親指位置と他の指との間に切目と、この両側及び切目の終端を囲い袋の表示フイルム乃至布地が溶着してある溶着部が設けてあることを特徴とする請求項7記載の払拭シート付袋。
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