JPS6211616Y2 - - Google Patents

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JPS6211616Y2
JPS6211616Y2 JP1981172968U JP17296881U JPS6211616Y2 JP S6211616 Y2 JPS6211616 Y2 JP S6211616Y2 JP 1981172968 U JP1981172968 U JP 1981172968U JP 17296881 U JP17296881 U JP 17296881U JP S6211616 Y2 JPS6211616 Y2 JP S6211616Y2
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JP
Japan
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heat
pocket
adhesive
lid
lateral edges
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JP1981172968U
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JPS5877733U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、衛生用品、即ち、生理用ナプキンま
たは使い捨ておむつの個別包装構造に関する。
一般に近年市販されている生理用ナプキンは、
その一個ずつが適宜折重ねられて包装材により袋
状に密封されている。ナプキンの使用に際して
は、前記包装材を破つてナプキンを取出し、その
包装材は投棄されるものである。すなわち、前記
包装材は、単にナプキンを衛生・体裁上から包装
するだけの機能を有し、ナプキンの取出後におい
ては再使用が不可能で不経済であつた。
一方、一般に市販されているナプキンは、いわ
ゆる水洗性であつても水洗便器にその一塊のまま
投棄された場合にはその排水管を詰まらせること
があるため、その使用後、便所に備えてある汚物
容器に投棄されている。しかし前記容器に投棄さ
れた場合でも、経血が付着したままでは該容器を
経血で汚損し清掃者などに不快感を与えることに
なる。このために使用後のナプキンをテイシユペ
ーパーなどの紙片で包んで前記容器に投棄される
こともあるが、それは、その後さらに一般のごみ
とともに別の場所に投棄されるため、その場合の
取扱時や投棄状態において前記紙片が開いて経血
が付着したナプキンが露出することがあり、前記
同様に清掃者などに不快感を与えることになる。
そこで、従来、使用後のナプキンを袋に収納し
て投棄するため、ナプキンにこれとほぼ同大の袋
を一体的に接合した考案が提案されてはいるが、
これは、ナプキンを密閉包装するためには別に包
装材を用いる必要があつて不経済であるばかりで
なく、ナプキンの着用上難点があり実用的ではな
い。また外国においては、使用後のナプキンを収
納して投棄するための別体の小袋が、ナプキンの
個数だけ外装用大袋に収納されているが、個々の
ナプキンの包装材とは別に該小袋が用いられてい
るため不経済である。
また一方、一般に近年市販されている使い捨て
おむつは、包装材により個別包装されておらず、
このため使用後のおむつは、在合せの比較的大き
い紙、プラスチツクシート、それらからなる袋な
どにより包んで投棄されており、とくに旅行中に
はおむつとは別に投棄用の前記紙などを携帯しな
ければならない煩わしさがある。
本考案の目的は、前述のような欠点に鑑み、個
別包装と使用後の投棄用小袋との両機能を兼ね備
えた衛生用品の個別包装構造を提供することにあ
り、その好適な実施態様を説明すると、以下のと
おりである。
本考案は、衛生用品1とその包装袋2とからな
つている。
衛生用品1は、肌当面が内側になるように適宜
折重ねて型態を小さくして包装袋2により密閉包
装してある。
包装袋2は、その素材がプラスチツクフイル
ム、該フイルムのラミネート紙、防水加工紙、そ
の他の紙などのシート3であつて、その長方形シ
ート3の一端部4を縦方向内側へ折重ねてその横
方向両側縁5a,5bを一体に接着することによ
り、上端が開口する適宜深さのポケツト部6とそ
の裏面から延出する蓋部7とを形成してある。ポ
ケツト部6には、前記折重ね衛生用品1を収納
し、ポケツト部6の表面、即ち、前記一端部4の
表面溶剤型、ホツトメルト型などの粘着剤を塗布
した粘着部8を設けて、該粘着部を介して蓋部7
をポケツト部6の表面に剥離可能に接着してあ
る。粘着部8の長さは、必ずしも図示のようにポ
ケツト部6の全幅にわたらなくてもよい。さらに
蓋部7の横方向両端側縁9の内面は、ポケツト部
6の横方向両側縁5aの表面に剥離可能に接着し
てあつて、この部分の接着力は、ポケツト部6を
形成するための横方向両側縁5a,5bの接着力
よりも弱くなしてある。これは、使用にあたつて
ナプキン1を取出すため蓋部7を開くとき、即
ち、蓋部7の横方向両端側縁9をポケツト部6の
横方向両側縁5aから剥離するとき、その引張力
によつて横方向両側縁5a,5bの接着状態が剥
離することがないようにするためである。ちなみ
に、ポケツト部6の表面に対する粘着部8の接着
力もまた横方向両側縁5a,5bの接着力よりも
弱くなしてあることはいうまでもない。
このようにポケツト部6の横方向両側縁5a,
5bの接着力よりもその横方向両側縁5aに対す
る蓋部7の横方向両側縁8の接着力を弱くするた
めには、たとえば、次のような方法が採られる。
即ち、包装袋2の素材シート3がヒートシール性
を有し、とくにポリオレフイン系フイルムである
場合には、ポケツト部6の横方向両側縁5a,5
bをヒートシールするとともに、蓋部7の横方向
両側縁9の内面をいわゆるコロナ放電処理する。
この処理においては、その部分にコロナを生成し
たオゾン、酸化窒素が反応してカルボニル基など
が生じて親水化するものであつて、その処理が過
度になるとヒートシール性が低下することが知ら
れており、この実施態様においては、その特性を
利用すべく前記部分の処理を過度にしてヒートシ
ール性を低下させた状態でヒートシールする。ま
た包装袋2の素材シート3がヒートシール性を有
する場合には、ポケツト部6の横方向両側縁5
a,5bをヒートシールするとともに、蓋部7の
横方向両側縁9の内面に印刷インキや樹脂などを
その部分が凹凸になるように付着しまたは線状に
薄く付着してその部分のヒートシール性を低下さ
せた状態でヒートシールする。
さらにまた包装袋2の素材シート3がヒートシ
ール性を有しない場合には、ポケツト部6の横方
向両側縁5a,5bの対向内面に接着力の強い接
着剤によつて一体に接着し、蓋部7の横方向両側
縁9の内面に粘着力の弱い粘着剤によつてその部
分をポケツト部6の横方向両側縁5aの表面に剥
離可能に接着すればよい。
なお、包装袋2の素材シート3としてヒートシ
ール性を有するシートを用い、かつポケツト部6
の横方向両側縁5a,5b、その両側縁5aの表
面に対する蓋部7の横方向両側縁9の内面を各ヒ
ートシールする場合には、その各ヒートシールを
同時に行うことができ、その場合には、既述した
ように予め蓋部7の横方向両側縁9の内面にヒー
トシール性を低下させる処理を施しておけばよ
い。
叙上のような構成を有する本考案によれば、使
用に際しては、包装袋2の蓋部7をポケツト部6
の表面から剥離して衛生用品1を取出し、使用後
の汚れた衛生用品1をもとの状態などに折重ねて
再びポケツト部6に収納し、蓋部7を粘着部8に
よりポケツト部6の表面に接着するものである。
したがつて、既述した従来の欠点を悉く解消する
ことができるとともに、包装袋2により包装され
たその使用後の衛生用品1は、その後の取扱時な
どに包装袋2から露出するようなことがない。し
かも蓋部7を剥離するとき、ポケツト部6を形成
するために接着されているポケツト部6の横方向
両側縁5a,5bの接着状態が破損するようなこ
ともなく、包装袋2の前記再使用の機能を充分に
果すことができるなどの効果を有し、この種製品
として実用に供しきわめて有益である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施態様を示すもので、第1図
は蓋部を閉じかつ一部を切欠した斜視図、第2図
は蓋部を開放した状態の斜視図、第3図は第1図
の横断面図、第4図は第2図の縦断面図である。 1……衛生用品、2……包装袋、3……シー
ト、4……一端部、5a,5b……ポケツト部の
横方向両側縁、6……ポケツト部、7……蓋部、
8……粘着部、9……蓋部の横方向両端。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上端が開口するポケツト部とその裏面から延出
    する蓋部とを設けた包装袋を備え、該ポケツト部
    に衛生用品を収納し、該ポケツト部の表面に粘着
    剤を介して該蓋部の内面を剥離可能に接着した衛
    生用品の個別包装構造において、前記ポケツト部
    はヒートシール性の長方形シートの一端を縦方向
    内側へ折重ねてその横方向両側縁を第1のヒート
    シールで接着することにより形成し、前記蓋部の
    横方向両側縁であつてヒートシール性の低下処理
    をした内面を前記ポケツト部の横方向両側縁の表
    面に剥離可能に第2のヒートシールで接着してあ
    り、よつて、前記蓋部の内面の前記粘着部分およ
    び前記第2のヒートシール部分の接着力を前記ポ
    ケツト部の横方向両側縁の前記第1のヒートシー
    ル部分の接着力よりも弱くなしてあることを特徴
    とする前記包装構造。
JP17296881U 1981-11-20 1981-11-20 衛生用品の個別包装構造 Granted JPS5877733U (ja)

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JP17296881U JPS5877733U (ja) 1981-11-20 1981-11-20 衛生用品の個別包装構造

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JP17296881U JPS5877733U (ja) 1981-11-20 1981-11-20 衛生用品の個別包装構造

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Publication Number Publication Date
JPS5877733U JPS5877733U (ja) 1983-05-26
JPS6211616Y2 true JPS6211616Y2 (ja) 1987-03-19

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2023084516A (ja) * 2021-12-07 2023-06-19 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品の収容体及び吸収性物品のパッケージ群

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JPH0434827Y2 (ja) * 1987-05-28 1992-08-19

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JPS5416752U (ja) * 1977-07-07 1979-02-02

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