JP2009081959A - 昇降圧コンバータの制御装置 - Google Patents

昇降圧コンバータの制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009081959A
JP2009081959A JP2007249965A JP2007249965A JP2009081959A JP 2009081959 A JP2009081959 A JP 2009081959A JP 2007249965 A JP2007249965 A JP 2007249965A JP 2007249965 A JP2007249965 A JP 2007249965A JP 2009081959 A JP2009081959 A JP 2009081959A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boost
voltage
upper limit
converter
switching transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007249965A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5067098B2 (ja
Inventor
Yuichi Hayashi
祐一 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Denso Corp
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp, Toyota Motor Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2007249965A priority Critical patent/JP5067098B2/ja
Publication of JP2009081959A publication Critical patent/JP2009081959A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5067098B2 publication Critical patent/JP5067098B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)

Abstract

【課題】電気車両用の昇降圧コンバータにおいて、降圧スイッチング素子を常時通電状態にする際の過電流を抑制する。
【解決手段】大気圧と昇降圧コンバータ20の冷却水温とに応じて昇圧上限電圧を算出する昇圧上限電圧算出手段61と、降圧スイッチングトランジスタ23の通電状態を検出する通電状態検出手段63と、昇圧電圧を検出する昇圧電圧センサ31に異常が発生した場合に、降圧スイッチングトランジスタ23を通電状態とする指令を出力する通電要求指令手段62と、降圧スイッチングトランジスタ23が遮断状態であって、通電要求指令手段62によって降圧スイッチングトランジスタ23を通電状態とする指令が出力された場合に、昇降圧コンバータ20の昇圧目標電圧を昇圧上限電圧算出手段61によって算出された昇圧上限電圧に設定する昇圧目標電圧設定手段64を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気車両用の昇降圧コンバータの制御装置の降圧制御に関する。
エンジンとモータジェネレータによって車両を駆動するハイブリッド車両や、モータジェネレータによって車両を駆動する電気車両は、車両に搭載した二次電池の電力をモータジェネレータ駆動用電力に変換すると共にモータジェネレータによって発電された電力を二次電池への充電電力に変換する電力変換器を備えている。電力変換器は、昇圧スイッチング素子のスイッチング動作によって二次電池からの電力をモータジェネレータ駆動用電圧に昇圧すると共に降圧スイッチング素子のスイッチング動作によってモータジェネレータからの発電電力を降圧する昇降圧コンバータと、昇降圧コンバータで昇圧された直流電力を複数のスイッチング素子のスイッチング動作によってモータジェネレータ駆動用の三相交流電流に変換すると共にモータジェネレータによって発電された交流電力を直流に変換するインバータとを備えている(例えば、特許文献1参照)。
インバータの各スイッチング素子はスイッチング動作において発熱するので、冷却水を循環させてインバータを所定の動作温度に保つための冷却装置が設けられている。ところが、インバータは温度が低下すると、その耐電圧が低下する特性を持っているので、低温環境化の運転では接続されているモータジェネレータからの逆起電力がインバータの耐電圧を越えてしまい、インバータの動作特性が低下するという問題があった。このため、インバータの冷却水温が基準温度よりも低い時は昇圧コンバータの昇圧比あるいは昇圧電圧を高くしてインバータの温度を上昇させ、インバータの動作特性の低下を防止する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−311775号公報 特開2004−166341号公報
ところで、上記のインバータと同様、昇降圧コンバータも発熱するスイッチング素子を冷却するための冷却装置が設けられており、冷却水温度が低下して各素子の温度が基準温度以下となると耐電圧が低下してくる特性を持っている。また、インバータに接続され、昇圧されたシステム電圧の三相交流電力が供給されるモータジェネレータの絶縁性は気圧によって変化し、気圧が低下すると絶縁性が低下し、耐電圧が低下する。このため、特許文献2に記載された従来技術のように、冷却水温低下の際に昇圧電圧を高くすると、運転状況によってはモータジェネレータの耐電圧以上の電圧がモータジェネレータにかかり、モータジェネレータの損傷を招く場合がある。
また、特許文献2に記載されているように、昇降圧コンバータは出力電圧を昇圧電圧センサによって検出し、その電圧をフィードバックして昇圧比あるいは昇圧電圧の制御を行っているので、昇圧電圧センサに異常が発生すると昇圧制御ができなくなる。このため、昇圧電圧センサに異常が発生した場合には、昇圧電圧を二次電池とシステム電圧との中間の一定電圧に設定した後、昇降圧コンバータの降圧スイッチング素子を常時通電状態として、インバータ、モータなどの接続されているシステム電圧を二次電池の電圧まで降圧し、車両を退避走行させることが行われている。
ところが、図4に示すように、昇圧電圧をシステム電圧V0に設定した状態で、昇降圧コンバータの降圧スイッチング素子が遮断状態にある場合には、降圧スイッチング素子で電流が遮断されているインバータ側はシステム電圧V0に保持され、降圧スイッチング素子の昇圧コンバータ側は昇圧電圧の一定電圧V1への設定によって一定電圧V1となっている。この状態で、降圧スイッチング素子を常時通電状態にすると、インバータ側のシステム電圧V0と昇圧コンバータ側の一定電圧V1との間の電圧差によって、インバータ側から昇圧コンバータ、あるいは二次電池に瞬間的に大きな電流が流れ、降圧スイッチング素子を損傷させたり、二次電池の寿命に影響を与えてしまったりするという問題があった。
そこで、本発明は、電気車両用の昇降圧コンバータにおいて、降圧スイッチング素子を常時通電状態にする際の過電流の抑制を目的とする。
本発明の昇降圧コンバータの制御装置は、スイッチング動作によって二次電池からの電力を昇圧する昇圧スイッチング素子と、スイッチング動作によってインバータからの電力を降圧する降圧スイッチング素子とを備え、二次電池からの電力を昇圧してインバータに出力すると共にインバータからの電力を降圧して二次電池に出力する昇降圧コンバータの制御装置であって、大気圧と昇降圧コンバータの冷却水温とに応じて昇圧上限電圧を算出する昇圧上限電圧算出手段と、降圧スイッチング素子の通電状態を検出する通電状態検出手段と、昇圧電圧を検出する昇圧電圧センサに異常が発生した場合に、降圧スイッチング素子を通電状態とする指令を出力する通電要求指令手段と、通電状態検出手段によって検出される降圧スイッチング素子が遮断状態であって、通電要求指令手段によって降圧スイッチング素子を通電状態とする指令が出力された場合に、昇降圧コンバータの昇圧目標電圧を昇圧上限電圧算出手段によって算出された昇圧上限電圧に設定する昇圧目標電圧設定手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明の昇降圧コンバータの制御装置において、昇圧上限電圧算出手段は、大気圧に対する第1昇圧上限電圧と昇降圧コンバータの冷却水温に対する第2昇圧上限電圧とのいずれか小さい方の電圧を昇圧上限電圧とすること、としても好適である。
本発明は、電気車両用の昇降圧コンバータにおいて、降圧スイッチング素子を常時通電状態にする際の過電流の抑制することができるという効果を奏する。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に示すように、モータジェネレータ駆動装置100は、電力供給用の二次電池11と二次電池11に接続された昇降圧コンバータ20と、二次電池11と昇降圧コンバータ20とを接続する低圧電源ライン36とアースライン35との各ライン35,36に並列に設けられた低圧コンデンサ15と、各ライン35,36にそれぞれ直列に設けられ、二次電池11と昇降圧コンバータ20との接続を入り切りするシステムメインリレー13,14と、昇降圧コンバータ20に接続されたインバータ40と、昇降圧コンバータ20とインバータ40とを接続する昇圧電源ライン37とアースライン35との各ライン35,37の間に並列に設けられた昇圧コンデンサ32と、を備えている。
昇降圧コンバータ20は、リアクトル19と、降圧スイッチング素子である降圧スイッチングトランジスタ23と、昇圧スイッチング素子である昇圧スイッチングトランジスタ24と、ダイオード25,26によって構成されている。降圧スイッチングトランジスタ23と昇圧スイッチングトランジスタ24は昇圧電源ライン37とアースライン35との間に降圧スイッチングトランジスタ23のエミッタと昇圧スイッチングトランジスタ24のコレクタとが接続されるように直列に接続され、ダイオード25,26は各トランジスタ23,24に並列に接続されている。リアクトル19の一端は低圧電源ライン36に接続されており、他端は降圧スイッチングトランジスタ23と昇圧スイッチングトランジスタ24との間、すなわち、降圧スイッチングトランジスタ23のエミッタと昇圧スイッチングトランジスタ24のコレクタとの間に接続されている。
昇降圧コンバータ20は制御装置60に接続され、制御装置60からの信号によって二次電池11から供給される直流電力をリアクトル19によって昇圧し、その昇圧した電力を昇圧電源ライン37に供給する。具体的には、昇降圧コンバータ20は、制御装置60からの信号に基づいて昇圧スイッチングトランジスタ24のスイッチング動作によって電流をリアクトル19に磁場エネルギーとして蓄積し、二次電池11からの直流電圧を昇圧する。そして昇圧した電力は昇圧スイッチングトランジスタ24が遮断されたタイミングに同期してダイオート25を介して昇圧電源ライン37に出力される。
また、昇降圧コンバータ20は、制御装置60からの信号によってインバータ40から受ける直流電力を降圧スイッチングトランジスタ23のスイッチング動作によって降圧し、二次電池11に出力する。
インバータ40は三相交流のU,V,Wの各相に対応するアームを備えている。U相アームは、エミッタとコレクタとが直列に接続されたスイッチングトランジスタ41u,42uによって構成され、V相アーム、W相アームはそれぞれ直列に接続されたスイッチングトランジスタ41v,42v、スイッチングトランジスタ41w,42wによって構成されている。また、各相アームを構成する各トランジスタ41u,41v,41w,42u,42v,42wに並列に各ダイオード43u,43v,43w,44u,44v,44wが接続されている。各相アームの中間点はモータジェネレータ50の各相のコイルに接続されている。
昇降圧コンバータ20には図示しない冷却装置が設けられ、冷却装置に冷却水を供給する冷却水供給管27と昇降圧コンバータの各スイッチングトランジスタ23,24を冷却した後、冷却水を昇降圧コンバータ20の冷却装置から排出する冷却水排出管28とが設けられている。冷却水供給管27には供給される冷却水の温度を検出する温度センサ29が取付けられている。
低圧コンデンサ15には低圧コンデンサ15の両端の電圧、すなわち二次電池11の出力電圧を検出する低圧電圧センサ17が取付けられている。また、昇圧コンデンサ32には昇圧コンデンサ32の両端の電圧を検出する昇圧電圧センサ31が設けられている。昇圧電圧センサ31は昇降圧コンバータ20の出力電圧、すなわちインバータ40への入力電圧を検出する。また、図示しない車両には大気圧を検出する大気圧センサ33が取付けられている。昇降圧コンバータ20と、低圧電圧センサ17と、昇圧電圧センサ31と、温度センサ29と、大気圧センサ33とは制御装置60に接続されている。
制御装置60は、内部にCPUを持つコンピュータであって、昇圧上限電圧算出手段61と、通電要求指令手段62と、通電状態検出手段63と、昇圧目標電圧設定手段64とを備えている。
昇圧上限電圧算出手段61は、温度センサ29と、大気圧センサ33からの入力に基づいて昇圧上限電圧を算出し、通電要求指令手段62は昇圧電圧センサ31に異常が発生した場合に降圧スイッチングトランジスタ23のゲートを通電状態とする指令を出力し、通電状態検出手段63は昇降圧コンバータ20から出力された降圧スイッチングトランジスタ23の通電状態信号によって降圧スイッチングトランジスタ23のゲートの通電状態を検出し、昇圧目標電圧設定手段64は昇圧目標電圧を設定する。制御装置60は昇降圧コンバータ20に制御信号を出力し、昇降圧コンバータ20の各スイッチングトランジスタ23,24のスイッチング動作を制御する。
以上説明した本実施形態の動作について図1から図3を参照しながら説明する。図2は降圧スイッチングトランジスタの動作状態と昇圧コンデンサ32の両端の電圧Vの変化を示すグラフであり、図3は昇降圧コンバータ20の動作を示すフローチャートでる。
図2(a)に示すように、時間tがゼロの時には、昇降圧コンバータ20は降圧スイッチングトランジスタ23を遮断して、昇圧スイッチングトランジスタ24のスイッチング動作によって二次電池11の電力を昇圧してダイオード25を通して昇圧電源ライン37に昇圧した電力を出力している。
一方、制御装置60の昇圧上限電圧算出手段61は、図2に示すように、大気圧センサ33によって取得した大気圧信号と制御装置60内のメモリに格納された大気圧に対するモータジェネレータの耐圧電圧によって定まる昇圧上限電圧を示すマップから第1昇圧上限電圧を取得する。また、制御装置60は図2に示すように、昇降圧コンバータ20の冷却水の温度センサ29によって取得した冷却水温度信号と制御装置60内のメモリに格納された冷却水温に対する昇降圧コンバータ20の昇圧上限電圧の関係を示すマップから第2昇圧上限電圧を取得する。そして、昇圧上限電圧算出手段61は、この第1、第2昇圧上限電圧の内の小さい方の電圧を昇降圧コンバータ20の昇圧上限電圧V0’として算出する。この昇圧上限電圧V0’の設定は所定の間隔で更新されていく。そして、制御装置60の昇圧目標電圧設定手段64は、昇降圧コンバータ20の降圧スイッチングトランジスタ23を遮断して昇圧スイッチングトランジスタ24によって昇圧動作を行う際の電圧が上記の昇圧上限電圧V0’となるように昇圧目標電圧を設定し、これに基づいて制御装置60は昇圧制御を行っている。
このため、図2(b)に示すように、時間tがゼロの時には降圧スイッチングトランジスタ23を遮断して昇圧している状態で、昇圧電圧センサ31によって検出される昇圧コンデンサ32の両端の電圧Vは昇圧上限電圧V0’となっている。
図2(b)に示す時間t1に、昇圧電圧センサ31において異常が発生し、昇圧電圧センサ31によって昇圧電圧が検出できず、通電要求指令手段62によって検出信号が入力されない状態であるかあるいは異常信号が入力されたと判断された場合、通電要求指令手段62は昇圧電圧センサ31に異常が発生したと判断し、図3のステップS101に示すように、降圧スイッチングトランジスタ通電指令を出力する。この指令が出力されると、制御装置60の通電状態検出手段63は、昇降圧コンバータ20から降圧スイッチングトランジスタ23のゲートの通電状態の信号を取得し、降圧スイッチングトランジスタ23のゲートが通電状態となっているか、遮断状態となっているかを判断する。そして、通電状態検出手段63によって取得した降圧スイッチングトランジスタ23の状態が遮断状態の場合、図3のステップS103に示すように、昇降圧コンバータ20の昇圧目標電圧を昇圧上限電圧V0’に再度設定し、昇圧電圧センサ31の異常発生以前と昇圧目標電圧の設定電圧に差異が生じないようにする。
上記の昇圧目標電圧の設定が終了したら、制御装置60は通電要求指令手段62から出力された指令に基づいて、降圧スイッチングトランジスタ23のゲートを常時通電とする指令を出力する。この指令によって昇降圧コンバータ20の降圧スイッチングトランジスタ23のゲートは常時通電状態となる。この際、昇圧コンデンサ32の両端の電圧は、降圧スイッチングトランジスタ23への常時通電移行直前の遮断状態の電圧である、昇圧上限電圧V0’であり、昇降圧コンバータ20の降圧スイッチングトランジスタ23のコレクタ側の電圧は、常時通電移行の前に昇圧コンデンサ32の両端の電圧と同一の昇圧上限電圧V0’に設定されている。このため、降圧スイッチングトランジスタ23を常時通電状態に移行した際に、降圧スイッチングトランジスタ23のコレクタ側の電圧と昇圧コンデンサ32の両端の電圧には差異が無いことから、大きな電流が昇圧コンデンサ32から降圧スイッチングトランジスタ23を通って流れることを抑制でき、降圧スイッチングトランジスタ23に過電流が流れることや二次電池にダメージを与えることを抑制することができる。
そして、降圧スイッチングトランジスタ23が常時通電状態となると、昇圧コンデンサ32、インバータ40は二次電池11の電圧VL’に向かって次第に電圧が低下していく。この場合、電圧の降下速度は比較的遅いので、急激な電流変化によって降圧スイッチングトランジスタ23に過電流が流れることはない。
一方、図2のステップS102に示すように、通電要求指令手段62によって降圧スイッチングトランジスタ23の常時通電指令が出力されており、降圧スイッチングトランジスタ23が通電状態となっている場合には、既に昇圧コンデンサ32とインバータ40は降圧スイッチングトランジスタ23を介して二次電池11に接続されていることから、その昇圧目標電圧は二次電池11の電圧VL’に設定される。この場合は、通電状態にある降圧スイッチングトランジスタ23のコレクタ側と昇圧コンデンサ32とが既に接続されていることから、双方の電圧に差異は無く、昇圧コンデンサ32から降圧スイッチングトランジスタ23に急激に電流が流れることは無い。
以上述べたように、本実施形態では、降圧スイッチングトランジスタ23のコレクタ側の電圧を昇圧コンデンサ32の電圧と等しい昇圧上限電圧V0’とした後に昇降圧コンバータ20の降圧スイッチングトランジスタ23を遮断状態から常時通電状態にするため、移行の際に降圧スイッチングトランジスタ23に過電流が流れることを抑制することができ、過電流による降圧スイッチングトランジスタ23の損傷や二次電池11のダメージを抑制することができるという効果を奏する。
また、本実施形態では、大気圧によって決まるモータジェネレータ50の耐電圧に基づく第1昇圧上限電圧と、昇降圧コンバータ20の冷却水温度によって決まってくる各スイッチングトランジスタ23,24の耐電圧に基づく第2昇圧上限電圧とのいずれか小さいほうの電圧を昇降圧コンバータ20の昇圧上限電圧としていることから、昇圧の際の電圧が昇降圧コンバータ20、モータジェネレータ50の何れの耐電圧を超えることも無く、昇降圧コンバータ20及びモータジェネレータ50の双方の損傷を抑制することができるという効果を奏する。
本発明の実施形態における昇降圧コンバータの制御装置の構成を示す図である。 本発明の実施形態における昇降圧コンバータの動作と昇圧コンデンサの電圧の変化を示す図である。 本発明の実施形態における昇降圧コンバータの動作を示すフローチャートである。 従来技術における昇降圧コンデンサの電圧の変化を示す図である。
符号の説明
11 二次電池、13,14 システムメインリレー、15 低圧コンデンサ、17 低圧電圧センサ、19 リアクトル、20 昇降圧コンバータ、23 降圧スイッチングトランジスタ、24 昇圧スイッチングトランジスタ、25,26 ダイオード、27 冷却水供給管、28 冷却水排出管、29 温度センサ、31 昇圧電圧センサ、32 昇圧コンデンサ、33 大気圧センサ、35 アースライン、36 低圧電源ライン、37 昇圧電源ライン、40 インバータ、41u,41v,41w,42u,42v,42w スイッチングトランジスタ、43u,43v,43w,44u,44v,44w ダイオード、50 モータジェネレータ、60 制御装置、61 昇圧上限電圧算出手段、62 通電要求指令手段、63 通電状態検出手段、64 昇圧目標電圧設定手段、100 モータジェネレータ駆動装置、t,t1 時間、V 電圧、V0 システム電圧、V0’ 昇圧上限電圧、V1 一定電圧、VL’ 二次電池電圧。

Claims (2)

  1. スイッチング動作によって二次電池からの電力を昇圧する昇圧スイッチング素子と、スイッチング動作によってインバータからの電力を降圧する降圧スイッチング素子とを備え、二次電池からの電力を昇圧してインバータに出力すると共にインバータからの電力を降圧して二次電池に出力する昇降圧コンバータの制御装置であって、
    大気圧と昇降圧コンバータの冷却水温とに応じて昇圧上限電圧を算出する昇圧上限電圧算出手段と、
    降圧スイッチング素子の通電状態を検出する通電状態検出手段と、
    昇圧電圧を検出する昇圧電圧センサに異常が発生した場合に、降圧スイッチング素子を通電状態とする指令を出力する通電要求指令手段と、
    通電状態検出手段によって検出される降圧スイッチング素子が遮断状態であって、通電要求指令手段によって降圧スイッチング素子を通電状態とする指令が出力された場合に、昇降圧コンバータの昇圧目標電圧を昇圧上限電圧算出手段によって算出された昇圧上限電圧に設定する昇圧目標電圧設定手段と、
    を有することを特徴とする昇降圧コンバータの制御装置。
  2. 請求項1に記載の昇降圧コンバータの制御装置であって、
    昇圧上限電圧算出手段は、大気圧に対する第1昇圧上限電圧と昇降圧コンバータの冷却水温に対する第2昇圧上限電圧とのいずれか小さい方の電圧を昇圧上限電圧とすること、
    を特徴とする昇降圧コンバータの制御装置。
JP2007249965A 2007-09-26 2007-09-26 昇降圧コンバータの制御装置 Active JP5067098B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007249965A JP5067098B2 (ja) 2007-09-26 2007-09-26 昇降圧コンバータの制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007249965A JP5067098B2 (ja) 2007-09-26 2007-09-26 昇降圧コンバータの制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009081959A true JP2009081959A (ja) 2009-04-16
JP5067098B2 JP5067098B2 (ja) 2012-11-07

Family

ID=40656306

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007249965A Active JP5067098B2 (ja) 2007-09-26 2007-09-26 昇降圧コンバータの制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5067098B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011145184A1 (ja) 2010-05-19 2011-11-24 トヨタ自動車株式会社 車両
JP2013017270A (ja) * 2011-07-01 2013-01-24 Toyota Motor Corp 駆動装置
WO2013030933A1 (ja) * 2011-08-29 2013-03-07 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム及び燃料電池車両

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11113283A (ja) * 1997-09-30 1999-04-23 Toshiba Corp モータの駆動装置
JP2004072892A (ja) * 2002-08-06 2004-03-04 Toyota Motor Corp 電気負荷駆動装置、電気負荷駆動方法、電気負荷の駆動をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
JP2004166341A (ja) * 2002-11-11 2004-06-10 Toyota Motor Corp 電圧変換装置、電圧変換方法および電圧変換をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2006288170A (ja) * 2005-04-05 2006-10-19 Toyota Motor Corp 移動体の制御装置
JP2006311775A (ja) * 2005-05-02 2006-11-09 Toyota Motor Corp 負荷駆動装置およびそれを搭載した車両
JP2007330089A (ja) * 2006-05-12 2007-12-20 Toyota Motor Corp 電源装置、その制御方法及びこれを搭載した車両

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11113283A (ja) * 1997-09-30 1999-04-23 Toshiba Corp モータの駆動装置
JP2004072892A (ja) * 2002-08-06 2004-03-04 Toyota Motor Corp 電気負荷駆動装置、電気負荷駆動方法、電気負荷の駆動をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
JP2004166341A (ja) * 2002-11-11 2004-06-10 Toyota Motor Corp 電圧変換装置、電圧変換方法および電圧変換をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2006288170A (ja) * 2005-04-05 2006-10-19 Toyota Motor Corp 移動体の制御装置
JP2006311775A (ja) * 2005-05-02 2006-11-09 Toyota Motor Corp 負荷駆動装置およびそれを搭載した車両
JP2007330089A (ja) * 2006-05-12 2007-12-20 Toyota Motor Corp 電源装置、その制御方法及びこれを搭載した車両

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011145184A1 (ja) 2010-05-19 2011-11-24 トヨタ自動車株式会社 車両
US8674637B2 (en) 2010-05-19 2014-03-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle
JP2013017270A (ja) * 2011-07-01 2013-01-24 Toyota Motor Corp 駆動装置
WO2013030933A1 (ja) * 2011-08-29 2013-03-07 トヨタ自動車株式会社 燃料電池システム及び燃料電池車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP5067098B2 (ja) 2012-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6536466B2 (ja) 電源装置
JP5954356B2 (ja) 電動車両
JP4349447B2 (ja) インバータ制御装置および車両
US20190106002A1 (en) Inverter for an electric automobile
JP5573587B2 (ja) 車両用回転電機
US20160380563A1 (en) Power conversion control apparatus
JP6358304B2 (ja) 車両用電源装置
JP5641448B2 (ja) 車両用回転電機
US8736234B2 (en) Power converter control apparatus
JP2005198406A (ja) 昇圧装置及びモータ制御装置
JP5464367B2 (ja) 車両用回転電機
JP6436055B2 (ja) 多相コンバータ
JP2008011670A (ja) インバータ装置
JP6167989B2 (ja) 車両用発電機
JP5067098B2 (ja) 昇降圧コンバータの制御装置
WO2017082033A1 (ja) 多相コンバータ
JP2017212805A (ja) 車両用電圧変換装置
JP5846139B2 (ja) 車両用回転電機
JP5494445B2 (ja) 車両用回転電機
JP2006246653A (ja) 電圧変換装置、モータ駆動装置、および電圧変換器の制御方法
JP2008213779A (ja) 電源制御装置および電源制御方法
JP6119531B2 (ja) 車両用回転電機
WO2020162112A1 (ja) 車両搭載機器用モータアクチュエータ
JP5846142B2 (ja) 車両用回転電機
JP5983485B2 (ja) オルタネータおよびレクチファイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20100408

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100408

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100601

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120327

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120515

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120717

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120730

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150824

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5067098

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150824

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250