JP2009081221A - 光学特性計測装置、光学特性計測方法、露光装置、露光方法及びデバイスの製造方法 - Google Patents

光学特性計測装置、光学特性計測方法、露光装置、露光方法及びデバイスの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 コンパクトな構成を有し、かつ被検光学系の像面内の広い領域の光学特性を一度にかつ高精度に計測することができる光学特性計測装置を提供する。
【解決手段】 被検光学系3の光学特性を計測する光学特性計測装置において、前記被検光学系3の像面側に入射面が位置するように配置され、前記被検光学系3を介した計測光を伝送する導光部材6と、前記導光部材6の射出面側に配置され、前記導光部材6により伝送された前記計測光を検出する検出部7と、前記導光部材6の前記入射面又は前記射出面に設けられ、前記計測光を前記検出部7に導くための所定形状のパターン5とを有する。
【選択図】図1

Description

この発明は、半導体素子または液晶表示素子等のマイクロデバイスをリソグラフィ工程で製造するために用いられる露光装置の投影光学系等の光学特性を計測するための光学特性計測装置、該光学特性計測装置に設けられる導光部材の光学特性を計測するための光学特性計測方法、該光学特性計測装置を備えた露光装置、該露光装置を用いた露光方法及び該露光方法を用いたデバイスの製造方法に関するものである。
例えば半導体素子又は液晶表示素子等を製造する際に、マスク(レチクル、フォトマスク等)に形成されているパターンを投影光学系を介してレジストが塗布された基板(ガラスプレート又は半導体ウエハ等)上に露光する露光装置が使用されている。この露光装置においては、マスクに形成されているパターンを基板上に高解像度で投影するために、投影光学系は諸収差を十分に補正した良好な光学特性を有するように設計されている。
しかしながら、設計どおりの投影光学系を製造することは困難であり、実際に製造される投影光学系の光学特性は、設計上の光学特性と異なる場合がある。したがって、製造された投影光学系の光学特性、例えば、ディストーション、像面湾曲等の結像特性、あるいは波面収差等を高精度に計測する必要がある。例えば、図18に示すように、被検光学系としての投影光学系102の物体面及び像面に周期パターン(明暗の繰り返しパターン)101,103を配置し、光源を含む照明光学系100からの計測光により周期パターン101を照明し、2つの周期パターン101,103及びリレー光学系104を介して形成されるモアレ縞を検出装置105により検出し、検出結果から投影光学系102のディストーションの計測を行っていた(例えば、特許文献1参照)。
US2005/0122506
ところで、投影光学系(被検光学系)の像面内の広い領域の光学特性を一度に計測する場合、像面内の広い領域をカバーし、且つ高い横分解能を有するリレー光学系を投影光学系と検出装置との間に配置する必要がある。このような条件を満たすリレー光学系はそのサイズが大きくなるため、特に光学特性計測装置を露光装置本体に搭載して使用する場合、リレー光学系の配置スペースを確保することが困難であった。
この発明の課題は、コンパクトな構成で、被検光学系の像面内の広い領域の光学特性を高精度に計測することができる光学特性計測装置、該光学特性計測装置に設けられる導光部材の光学特性を計測するための光学特性計測方法、該光学特性計測装置を備えた露光装置、該露光装置を用いた露光方法及び該露光方法を用いたデバイスの製造方法を提供することである。
以下に本発明の構成を実施形態の符号を用いて説明するが、本発明は本実施形態に限定されるものではない。
この発明の光学特性計測装置は、被検光学系(3)の光学特性を計測する光学特性計測装置において、前記被検光学系(3)の像面側に入射面が位置するように配置され、前記被検光学系(3)を介した計測光を導光する導光部材(6)と、前記導光部材(6)の射出面側に配置され、前記導光部材(6)により導光された前記計測光を検出する検出部(7)とを有し、前記導光部材(6)の前記入射面又は前記射出面は、所定形状のパターン(5)を備えることを特徴とする。
また、この発明の光学特性計測装置は、被検光学系(3)の光学特性を計測する光学特性計測装置において、前記被検光学系(3)の像面側に入射面が位置するように配置され、かつ前記入射面に設けられた蛍光膜(21)を有し、前記被検光学系(3)を介した計測光を導光する導光部材(22)と、前記導光部材(22)の射出面側に配置され、前記導光部材(22)により導光された前記計測光を検出する検出部(7)とを有することを特徴とする。
また、この発明の光学特性計測装置は、被検光学系(3)の光学特性を計測する光学特性計測装置において、入射面に、入射する光の一部を反射すると共に一部を透過する反射透過膜(34)が形成された導光部材(36)と、前記反射透過膜(34)を透過し前記導光部材(36)により導光された計測光を検出する第1検出部(37)と、前記反射透過膜(34)により反射された前記計測光を検出する第2検出部(39)とを備えることを特徴とする。
また、この発明の光学特性計測方法は、導光部材(6)の光学特性を計測する光学特性計測方法において、結像光学系(3)の物体面に第1計測用パターン(2a)を配置する第1配置工程(S10)と、前記導光部材(6)の入射面が前記結像光学系(3)の像面に位置するように前記導光部材(6)を配置する第2配置工程(S11)と、前記導光部材(6)の射出面側に検出装置(7)を配置する検出装置配置工程(S12)と、計測光により前記第1計測用パターン(2a)を照明する照明工程(S13)と、前記第1計測用パターン(2a)と、前記導光部材(6)の入射面側に配置された第2計測用パターン(5a)とを介して形成された第1モアレ縞を前記導光部材(6)を介して前記検出装置(7)に導光して計測する第1計測工程(S14)と、前記第1計測用パターン(2a)と、前記導光部材(6)の射出面側に配置された前記第3計測用パターン(5b)とを介して形成された第2モアレ縞を前記検出装置(7)で計測する第2計測工程(S15)とを含むことを特徴とする。
また、この発明の光学特性計測方法は、第1導光部材(6b)の光学特性を計測する光学特性計測方法において、結像光学系(3)の物体面に第1パターン(2a)を配置する第1配置工程(S20)と、前記第1導光部材(6b)の入射面側に、第2導光部材(6a)を配置する第2配置工程(S21)と、前記第2導光部材(6a)の入射面が前記結像光学系(3)の像面に位置するように前記第1導光部材(6a)及び前記第2導光部材(6b)を配列する配列工程(S22)と、前記結像光学系(3)と、前記第2導光部材(6a)の入射面側に配置された第2パターン(5)を介して、前記第1パターンからの計測光を前記第2導光部材(6a)及び前記第1導光部材(6b)により検出部(7)に導光する第1導光工程(S23)と、前記検出部(7)により前記第1導光工程(S23)により導光された前記計測光を検出する第1検出工程(S24)と、前記第2導光部材(6a)及び前記第1導光部材(6b)の少なくとも一方を移動する移動工程(S25)と、前記移動工程(S25)の後、前記第1パターン(2a)からの前記計測光を前記結像光学系(3)及び前記第2パターン(5)を介して前記第2導光部材(6a)及び前記第1導光部材(6b)により検出部(7)に導光する第2導光工程(S26)と、前記検出部(7)により前記第2導光工程(S26)により導光された前記計測光を検出する第2検出工程(S27)と、前記第1検出工程(S24)による検出結果及び前記第2検出工程(S27)による検出結果を比較する比較工程(S28)とを含むことを特徴とする。
また、この発明の露光装置は、第1面に配置されているパターン(M)を第2面に配置される感光性基板(W)上に形成する露光装置において、この発明の光学特性計測装置を備えることを特徴とする。
また、この発明の露光方法は、第1面に配置されているパターン(M)を第2面に配置される感光性基板(W)上に形成する露光方法において、前記パターン(M)を照明する照明工程と、前記照明工程により照明された前記パターン(M)の像をこの発明の光学特性計測装置により計測された光学系(PL)により前記感光性基板(W)上に形成する形成工程とを含むことを特徴とする。
また、この発明のデバイスの製造方法は、この発明の露光方法を用いてパターン(M)の像を感光性基板(W)上に露光する露光工程(S303)と、前記露光工程(S303)により露光された前記感光性基板(W)を現像する現像工程(S304)とを含むことを特徴とする。
この発明の光学特性計測装置によれば、被検光学系の像面側に入射面が位置するように配置され、被検光学系を介した計測光を検出部に導光する導光部材を備えている。さらに、その導光部材は、その入射面又は射出面に所定形状のパターンが設けられている。即ち、被検光学系を介した計測光は、巨大なリレー光学系等の代わりに導光部材を介して検出部に導光される。したがって、小型な装置を提供することができ、かつ被検光学系の像面内の広い領域の光学特性を一度に且つ高精度に計測することができる。
また、この発明の光学特性計測装置によれば、被検光学系の像面側に入射面が位置するように配置され、かつ入射面に設けられた蛍光膜を有し、被検光学系を介した計測光を導光する導光部材を備えている。即ち、被検光学系を介した計測光は、巨大なリレー光学系等の代わりに導光部材を介して検出部に導光される。したがって、小型な装置を提供することができ、かつ被検光学系の像面内の広い領域の光学特性を一度に且つ高精度に計測することができる。また、導光部材の横分解能の低下を抑制しつつ、計測光を検出部に導光することができる。
また、この発明の光学特性計測装置によれば、入射面に、入射する光の一部を反射すると共に一部を透過する反射透過膜が形成された導光部材と、反射透過膜を透過し導光部材により導光された計測光を検出する第1検出部と、反射透過膜により反射された計測光を検出する第2検出部とを備えている。したがって、小型な装置を提供することができ、かつ被検光学系の様々な光学特性を同時に且つ高精度に計測することができる。
また、この発明の光学特性計測方法によれば、導光部材の光学特性を容易に計測することができる。したがって、例えばこの発明の光学特性計測装置に設けられる導光部材の光学特性を計測し、校正することができるため、導光部材の光学特性の影響を受けることなく、結像光学系の光学特性を高精度に計測することができる。
また、この発明の露光装置によれば、この発明の光学特性計測装置を備えているため、良好な光学特性を有する投影光学系を介してパターンを感光性基板上に高精度に露光することができる。
また、この発明の露光方法によれば、この発明の露光装置を用いて露光を行うため、良好な光学特性を有する投影光学系を介してパターンを感光性基板上に高精度に露光することができる。
また、この発明のデバイスの製造方法によれば、この発明の露光方法を用いて露光を行うため、良好な光学特性を有する投影光学系を介してパターンを感光性基板上に高精度に露光することができ、良好なデバイスを製造することができる。
以下、図面を参照して、この発明の第1の実施の形態にかかるモアレ縞計測装置(光学特性計測装置)について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかるモアレ縞計測装置の概略構成を示す図である。図1に示すモアレ縞計測装置は、例えば露光装置に搭載される投影光学系等の被検光学系3のディストーション(光学特性)を計測するための装置である。
図1に示すように、このモアレ縞計測装置は、ArFエキシマレーザ光源またはKrFエキシマレーザ光源を含む照明光学系1を備えている。照明光学系1からの計測光(本実施形態では、紫外域の波長の光)は、基板2に設けられた第1周期パターン(周期パターン)2aを透過する。第1周期パターン2aは、被検光学系3の物体面またはその近傍に配置されており、明暗の繰り返しパターン(ラインアンドスペース)を有している。第1周期パターン2aにより回折した計測光は、被検光学系3を介して導光部材、例えば、多数の光ファイバーを束ねて構成されたファイバーオプティックプレート(以下、FOPという。)6に入射する。
FOP6は、FOP6の入射面が被検光学系3の像面またはその近傍に位置するように配置されている。FOP6の入射面には、計測光を後述するCCD等の撮像素子を含む検出装置7に導くための第2周期パターン(所定形状のパターン)5、及び紫外域の計測光を可視域の計測光に変換するための蛍光膜4が形成されている。即ち、FOP6の入射面上に第2周期パターン5が直接パターニングされており、第2周期パターン5がパターニングされた入射面上に蛍光膜4が形成されている。第2周期パターン5は、周期性をもつパターン、即ち明暗の繰り返しパターン(ラインアンドスペース)を有している。蛍光膜4は、FOP6を構成する個々の光ファイバーの直径以下の厚みを有するように蒸着により形成されている。このように、第2周期パターン5の上に蛍光膜4が蒸着されているため、蛍光膜4の表面を高精度に研磨することができ、FOP6の入射面の平坦度を向上させることができる。これにより、光学特性装置の計測精度を向上させることができる。
蛍光膜4により可視域の計測光に変換された紫外域の計測光は、第2周期パターン5を透過し、FOP6により検出装置7に導光される。検出装置7は、受光面がFOP6の射出面側に接するように配置されており、計測光が第1周期パターン2a及び第2周期パターン5を通過することにより形成されるモアレ縞を検出する。そして、検出されたモアレ縞に基づいて、被検光学系3のディストーションを計測する。
この第1の実施の形態にかかるモアレ縞計測装置によれば、FOP6を備えているため、巨大なリレー光学系等を設ける必要がなく、装置自体を小型化できる。したがって、小型の装置であっても、被検光学系3の像面内の広い領域のディストーションを一度に且つ高精度に計測することができる。また、FOP6の入射面にFOP6を構成する個々の光ファイバーの直径以下の厚みを有する蛍光膜4が形成されているため、FOP6の横分解能の低下を抑制しつつ、紫外域の計測光を可視域の計測光に変換することができ、可視域の計測光を確実に検出装置7に導光することができる。
なお、第1の実施の形態にかかるモアレ縞計測装置においては、FOP6の入射面上に第2周期パターン5が直接パターニングされており、第2周期パターン5がパターニングされた入射面上に蛍光膜4が形成されているが、図2に示すように、FOP6の入射面上に蛍光膜4を蒸着により形成し、蛍光膜4上に第2周期パターン5を形成してもよい。
また、第1の実施の形態にかかるモアレ縞計測装置においては、FOP6の入射面に第2周期パターン5が形成されている例を示したが、図3に示すように、FOP6の射出面に第2周期パターン5を形成してもよい。即ち、FOP6は可視域の計測光を導光する手段であるため、FOP6の入射面または射出面に第2周期パターン5を有していればよい。
次に、図面を参照して、この発明の第2の実施の形態にかかる光量分布計測装置(光学特性計測装置)について説明する。図4は、第2の実施の形態にかかる光量分布計測装置の概略構成を示す図である。図4に示す光量分布計測装置は、例えば露光装置に搭載される投影光学系等の被検光学系3の瞳面内の透過率分布(光学特性)を計測するための装置である。なお、第2の実施の形態にかかる光量分布計測装置の説明においては、第1の実施の形態にかかるモアレ縞計測装置の構成と同一の構成の詳細な説明は省略する。また、第2の実施の形態にかかる光量分布計測装置の説明においては、第1の実施の形態にかかるモアレ縞計測装置の構成と同一の構成には第1の実施の形態で用いたものと同一の符号を用いて説明を行う。
図4に示すように、照明光学系1からの紫外域の計測光は、基板10に設けられたピンホールパターン10aを透過する。ピンホールパターン10aは、被検光学系3の物体面またはその近傍に配置されている。ピンホールパターン10aにより回折した紫外域の計測光は、被検光学系3を介して、FOP13に入射する。FOP13は、FOP13の入射面が被検光学系3の像面またはその近傍に位置するように配置されている。FOP13の入射面には、入射面の高さを異ならせた凹状形状部(所定形状のパターン)12が形成されており、凹状形状部12の表面には紫外域の計測光を可視域の計測光に変換するための蛍光膜11が形成されている。凹状形状部12は、所定の曲率で形成された凹面を有する。したがって、紫外域の計測光がFOP13の入射面に入射することにより発生する偏光状態の変化や、可視域の計測光が検出装置7に入射する際の入射角度の違いによる可視域の計測光の透過率の変化を抑制することができるため、計測精度を向上させることができる。蛍光膜11は、FOP13を構成する個々の光ファイバーの直径以下の厚みを有するように蒸着により形成されている。
蛍光膜11により変換された可視域の計測光は、凹状形状部を透過し、FOP13により検出装置7に導光される。検出装置7は、ピンホールパターン10a、被検光学系3及び凹状形状部12を透過した計測光の光量分布を検出する。そして、検出された光量分布を用いて被検光学系3の瞳面内の透過率分布を計測する。
この第2の実施の形態にかかる光量分布計測装置によれば、FOP13を備えているため、巨大なリレー光学系等を設ける必要がなく、装置自体を小型化できる。したがって、小型の装置であっても、被検光学系3の瞳面内の透過率分布を高精度に計測することができる。また、FOP13の入射面にFOP13を構成する個々の光ファイバーの直径以下の厚みを有する蛍光膜11が形成されているため、FOP13の横分解能の低下を抑制しつつ、紫外域の計測光を可視域の計測光に変換することができ、可視域の計測光を確実に検出装置7に導光することができる。
なお、第2の実施の形態にかかる光量分布計測装置においては、入射面に凹状形状部12を有するFOP13を備えているが、図5に示すように、入射面の高さを異ならせて形成した凸状形状部16を有し、凸状形状部16の表面に蛍光膜15が蒸着により形成されているFOP17を備えるようにしてもよい。凸状形状部16は、半球形状の曲率面を有する。蛍光膜15の構成は、図4に示す蛍光膜11の構成と同様である。
また、上述の第1及び第2の実施の形態においては、FOPの入射面に蛍光膜が形成されている例を示したが、紫外域の計測光を透過することができるFOPを使用する場合、紫外域の計測光から可視域の計測光に変換する必要がないため、FOPの入射面に蛍光膜を形成することを要しない。
次に、図面を参照して、この発明の第3の実施の形態にかかるシアリング型干渉計(光学特性計測装置)について説明する。図6は、第3の実施の形態にかかるシアリング型干渉計の概略構成を示す図である。図6に示すシアリング型干渉計は、例えば露光装置に搭載される投影光学系等の被検光学系3の波面収差(光学特性)を計測するための装置である。なお、第3の実施の形態にかかるシアリング型干渉計の説明においては、第1及び第2の実施の形態にかかる光学特性計測装置の構成と同一の構成の詳細な説明は省略する。また、第3の実施の形態にかかるシアリング型干渉計の説明においては、第1及び第2の実施の形態にかかる光学特性計測装置の構成と同一の構成には第1及び第2の実施の形態で用いたものと同一の符号を用いて説明を行う。
図6に示すように、照明光学系1からの紫外域の計測光は、基板10に設けられたピンホールパターン10aを透過する。ピンホールパターン10aにより回折した紫外域の計測光は、被検光学系3を介して、回折格子20に入射する。回折格子20は、被検光学系3の像面またはその近傍に配置されている。回折格子20を透過した紫外域の計測光は、入射面に蛍光膜21が形成されたFOP22に入射する。蛍光膜21は、紫外域の計測光を可視域の計測光に変換するために設けられており、FOP22を構成する個々の光ファイバーの直径以下の厚みを有するように蒸着により形成されている。蛍光膜21により変換された可視域の計測光は、FOP22により検出装置7に導光される。検出装置7は、回折格子20を通過することにより発生した回折光同士による干渉により発生した干渉縞を検出する。そして、検出された干渉縞から被検光学系3の波面収差を計測する。
この第3の実施の形態にかかるシアリング型干渉計によれば、FOP22を備えているため、巨大なリレー光学系等を設ける必要がなく、装置自体を小型化できる。したがって、小型の装置であっても、被検光学系3の像面内の広い領域における干渉縞を一度に且つ高精度に計測することができる。また、FOP22の入射面にFOP22を構成する個々の光ファイバーの直径以下の厚みを有する蛍光膜21が形成されているため、FOP22の横分解能の低下を抑制しつつ、紫外域の計測光を可視域の計測光に変換することができ、可視域の計測光を確実に検出装置7に導光することができる。更に、蛍光膜21によって、紫外域の計測光を可視域の計測光に変換しているため、コヒーレントノイズの発生を低減することができる。したがって、コヒーレントノイズの発生防止のための回転拡散板等を設ける必要がないため、更なる装置のコンパクト化を図ることができる。
なお、第3の実施の形態においては、シアリング型干渉計を例に挙げて説明したが、フィゾー型干渉計や点回折型干渉計にも本発明を適用することができる。
次に、図面を参照して、この発明の第4の実施の形態にかかる波面収差計測装置(光学特性計測装置)について説明する。図7は、第4の実施の形態にかかる波面収差計測装置の概略構成を示す図である。図7に示す波面収差計測装置は、例えば露光装置に搭載される投影光学系等の被検光学系3の波面収差(光学特性)を計測するためのシャックハルトマン方式の装置である。なお、第4の実施の形態にかかる波面収差計測装置の説明においては、第1〜第3の実施の形態にかかる光学特性計測装置の構成と同一の構成の詳細な説明は省略する。また、第4の実施の形態にかかる波面収差計測装置の説明においては、第1〜第3の実施の形態にかかる光学特性計測装置の構成と同一の構成には第1〜第3の実施の形態で用いたものと同一の符号を用いて説明を行う。
図7に示すように、照明光学系1からの紫外域の計測光は、基板10に設けられたピンホールパターン10aを透過する。ピンホールパターン10aにより回折した紫外域の計測光は、被検光学系3を介して、マイクロレンズアレイ30に入射する。マイクロレンズアレイ30は、被検光学系3の像面とFOP22の入射面との間の光路中であって、被検光学系3の瞳面と光学的に共役な位置またはその近傍に配置されている。マイクロレンズアレイ30により集光された紫外域の計測光は、蛍光膜21により可視域の計測光に変換され、FOP22により検出装置7に導光される。検出装置7は、FOP22を介してマイクロレンズアレイ30により集光された計測光の点像を検出する。そして、検出された点像の位置ずれ量から被検光学系3の波面収差を計測する。
この第4の実施の形態にかかる波面収差計測装置によれば、FOP22を介して、被検光学系3及びマイクロレンズアレイ30を介した計測光を検出装置7に導光できる。そのため、検出装置7に入射する際の入射角度の違いによる計測光の光量変化を抑制することができるため、計測精度を向上させることができる。また、FOP22の入射面にFOP22を構成する個々の光ファイバーの直径以下の厚みを有する蛍光膜21が形成されているため、FOP22の横分解能の低下を抑制しつつ、紫外域の計測光を可視域の計測光に変換することができ、可視域の計測光を確実に検出装置7に導光することができる。また、第4の実施の形態のおいては、被検光学系3を介した紫外域の計測光を平行光にすることなくマイクロレンズアレイ30に入射させているが、被検光学系3を介した紫外域の計測光をレンズ等により平行光に変換し、変換した平行光をマイクロレンズアレイ30に入射させるようにしてもよい。
次に、図面を参照して、この発明の第5の実施の形態にかかる光学特性計測装置について説明する。図8は、第5の実施の形態にかかる光学特性計測装置の概略構成を示す図である。図8に示す光学特性計測装置は、例えば露光装置に搭載される投影光学系等の被検光学系3の波面収差(光学特性)及び開口数(光量分布)を計測するための装置である。なお、第5の実施の形態にかかる光学特性計測装置の説明においては、第1の実施の形態にかかるモアレ縞計測装置の構成と同一の構成の詳細な説明は省略する。また、第5の実施の形態にかかる光学特性計測装置の説明においては、第1の実施の形態にかかるモアレ縞計測装置の構成と同一の構成には第1の実施の形態で用いたものと同一の符号を用いて説明を行う。
図8に示すように、照明光学系1からの紫外域の計測光は、基板32に設けられたピンホール32aを透過する。ピンホール32aは、被検光学系3の物体面またはその近傍に配置されている。ピンホール32aにより回折した紫外域の計測光は、被検光学系3を介して、リレーレンズ33を透過することにより平行光に変換される。リレーレンズ33を透過した紫外域の計測光は、被検光学系3の光軸に対して傾斜した入射面を有するFOP36に入射する。FOP36の入射面上には蛍光膜35が形成されており、蛍光膜35の表面には誘電体多層膜34が形成されている。蛍光膜35は、FOP36を構成する個々の光ファイバーの直径以下の厚みを有するように蒸着により形成されており、紫外域の計測光を可視域の計測光に変換する。誘電体多層膜34は、入射する紫外域の計測光の一部を反射すると共に、入射する光の一部を透過させる反射透過膜として機能する。
誘電体多層膜34を透過した紫外域の計測光は、蛍光膜35を透過することにより可視域の計測光に変換され、FOP36により検出装置37に導光される。CCD等の撮像素子を含む検出装置(第1検出部)37は、FOP36により導光された計測光の光量分布を検出する。この場合、被検光学系3を介した紫外域の計測光を平行光に変換してから検出装置37により光量分布を検出しているため、検出装置37の検出結果から被検光学系3の開口数を求めることができる。
一方、誘電体多層膜34により反射された紫外域の計測光は、マイクロレンズアレイ38に入射する。マイクロレンズアレイ38は、被検光学系3の瞳面と光学的に共役な位置またはその近傍に配置されている。マイクロレンズアレイ38により集光された紫外域の計測光は、検出装置39に入射する。CCD等の撮像素子を含む検出装置(第2検出部)39は、マイクロレンズアレイ38により集光された紫外域の計測光の点像を検出する。そして、検出された点像の位置ずれ量から被検光学系3の波面収差を計測する。
この第5の実施の形態にかかる光学特性計測装置によれば、計測光を検出装置37に導電するFOP36と、FOP36の入射面に計測光の一部を反射すると共に一部を透過する誘電体多層膜34を備えているため、被検光学系3の開口数及び波面収差を一度に且つ高精度に計測することができる。即ち、誘電体多層膜34及び蛍光膜35を透過した可視域の計測光と、反射した紫外域の計測光のそれぞれを用いて、被検光学系3の様々な光学特性を計測することができる。また、FOP36の入射面上にFOP36を構成する個々の光ファイバーの直径以下の厚みを有する蛍光膜35が形成されているため、FOP36の横分解能の低下を抑制しつつ、紫外域の計測光を可視域の可視光に変換することができ、計測光を確実に検出置37に導光することができる。
なお、第5の実施の形態においては、被検光学系3の開口数及び波面収差を計測しているが、開口数及び波面収差に限らず、被検光学系3の他の光学特性を計測するようにしてもよい。
次に、図面を参照して、この発明の第6の実施の形態にかかる透過率計測装置(光学特性計測装置)について説明する。図9は、第6の実施の形態にかかる透過率計測装置の概略構成を示す図である。図9に示す透過率計測装置は、例えば露光装置に搭載される投影光学系等の被検光学系3の透過率(光学特性)を計測するための装置である。なお、第6の実施の形態にかかる透過率計測装置の説明においては、第1の実施の形態にかかるモアレ縞計測装置の構成と同一の構成の詳細な説明は省略する。また、第6の実施の形態にかかる透過率計測装置の説明においては、第1の実施の形態にかかるモアレ縞計測装置の構成と同一の構成には第1の実施の形態で用いたものと同一の符号を用いて説明を行う。
図9に示すように、照明光学系1からの紫外域の計測光は、ビームスプリッタ40を透過して、被検光学系3に入射する。被検光学系3を介した紫外域の計測光は、FOP43に入射する。FOP43の入射面には、その入射面の高さを異ならせて形成した凹状形状部(所定形状を有する計測用パターン)が形成されている。凹状形状部は、所定の曲率を有する曲面で形成されており、その曲面上には蛍光膜42が形成されている。蛍光膜42は、FOP43を構成する個々の光ファイバーの直径以下の厚みを有するように蒸着により形成されており、紫外域の計測光を可視域の計測光に変換する。蛍光膜42の表面には、誘電体多層膜41が形成されている。誘電体多層膜41は、入射する紫外域の計測光の一部を反射すると共に、入射する紫外域の計測光の一部を透過させる反射透過膜として機能する。
誘電体多層膜41を透過した紫外域の計測光は、蛍光膜42を透過することにより可視域の計測光に変換され、FOP43により検出装置44に導光される。CCD等の撮像素子を含む検出装置(第1検出部)44は、FOP43により導光された可視域の計測光の光量を検出する。一方、誘電体多層膜41により反射された紫外域の計測光は、再び被検光学系3を介して、ビームスプリッタ40により反射されて、CCD等の撮像素子を含む検出装置(第2検出部)45に入射する。検出装置45は、入射した紫外域の計測光の光量を検出する。検出装置44により検出された光量及び検出装置45により検出された光量から被検光学系3の透過率を計測することができる。
この第6の実施の形態にかかる透過率計測装置によれば、FOP43を介して、2つの検出装置44,45により光量の検出を行なうことができるため、被検光学系3の透過率を高精度に計測することができる。また、FOP43の入射面上にFOP43を構成する個々の光ファイバーの直径以下の厚みを有する蛍光膜42が形成されているため、FOP43の横分解能の低下を抑制しつつ、紫外域の計測光を可視域の計測光に変換することができ、可視域の計測光を確実に検出装置44に導光することができる。
なお、第6の実施の形態にかかる透過率計測装置においては、入射面の高さを異ならせて形成した凹状形状を有するFOP43を備えているが、入射面の高さを異ならせて形成した凸状形状を有するFOPを備えるようにしてもよい。
また、上述の第5及び第6の実施の形態においては、FOPの入射面に蛍光膜が形成されている例を示したが、紫外域の計測光を透過することができるFOPを使用する場合、紫外域の計測光を可視域の計測光に変換する必要がないため、FOPの入射面に蛍光膜を形成することを要しない。
また、上述の第5及び第6の実施の形態においては、FOPの入射面上に蛍光膜を形成し、蛍光膜の表面に誘電体多層膜を形成しているが、FOPの入射面上に誘電体多層膜を形成し、誘電体多層膜の表面に蛍光膜を形成するようにしてもよい。
次に、図面を参照して、この発明の第7の実施の形態にかかる光学特性計測方法について説明する。この第7の実施の形態においては、上述の各実施の形態にかかる光学特性計測装置が備えるFOPの光学特性を計測する方法について説明する。FOP自体に、入射面から射出面に向けて紫外域あるいは可視域の計測光を導光する際に、ディストーション等の光学特性を有する場合があるため、FOPの光学特性を計測し、校正することが望ましい。
図10は、第7の実施の形態にかかるFOPの光学特性を計測する方法について説明するためのフローチャート、図11は、第7の実施の形態にかかるFOPの光学特性を計測する装置の概略構成を示す図である。なお、図11に示す光学特性計測装置においては、第1の実施の形態にかかるモアレ縞計測装置の構成と同一の構成には第1の実施の形態で用いたものと同一の符号を用いている。
まず、図11に示すように、結像光学系3の物体面またはその近傍に、第1周期パターン(第1計測用パターン)2aが設けられている基板2を配置する(ステップS10、第1配置工程)。次に、図11に示すように、FOP6の入射面が結像光学系3の像面またはその近傍に位置するように、FOP6を配置する(ステップS11、第2配置工程)。
FOP6は、FOP6の入射面には、第2周期パターン(第2計測用パターン)5a、及び紫外域の計測光を可視域の計測光に変換するための蛍光膜4が形成された第1基板、あるいは蛍光膜4が形成された第2基板が選択的に配置される。また、FOP6の射出面には、第3周期パターン(第3計測用パターン)5bが形成された第3基板が挿脱可能に配置される。なお、図11には、FOP6の入射面に、第1基板を配置し、FOP6の射出面に第3基板を配置した状態を図示している。第2周期パターン5a及び第3周期パターン5bは、周期性をもつパターン、即ち明暗の繰り返しパターン(ラインアンドスペース)を有している。なお、第1周期パターン及び第2周期パターンのパターン幅及びパターン間隔は、互いに等しくても、互いに異なっていても良い。また、第1周期パターン及び第3周期パターンのパターン幅及びパターン間隔も、互いに等しくても、互いに異なっていても良い。なお、第2周期パターン及び第3周期パターンのパターン幅及びパターン間隔は、互いに等しいことが望ましい。蛍光膜4は、FOP6を構成する個々の光ファイバーの直径以下の厚みを有するように蒸着により形成されている。
次に、FOP6の入射面に第1基板を配置すると共に、FOP6の射出面側に検出装置7を配置する(ステップS12、検出装置配置工程)。なお、このステップでは、FOP6の射出面から第3基板を外しておく。次に、ArFエキシマレーザ光源またはKrFエキシマレーザ光源を含む照明光学系1から射出される計測光により第1周期パターン2aを照明する(ステップS13、照明工程)。
次に、検出装置7は、第1周期パターン2a及び第2周期パターン5aにより形成された第1モアレ縞を計測する(ステップS14、第1計測工程)。次に、FOP6の入射面側に第1基板に代えて第2基板を配置すると共に、FOP6の射出面側に第3基板を配置する。そして、検出装置7は、第1周期パターン2a及び第3周期パターン5bにより形成された第2モアレ縞を計測する(ステップS15、第2計測工程)。
ステップS14において計測された第1モアレ縞と、ステップS15において計測された第2モアレ縞との間に相対的な位置ずれが生じていない場合には、FOP6がディストーションを有していないと判断することができる。一方、第1モアレ縞と第2モアレ縞との間に相対的な位置ずれが生じている場合には、FOP6がディストーションを有していることとなり、相対的な位置ずれ量からFOP6のディストーション量を計測する。そして、計測結果に基づいて、FOP6のディストーションの補正を行う。具体的には、計測されたFOP6のディストーション量をオフセット値として、実際に計測された結像光学系3の光学特性の校正を行う。
次に、図面を参照して、この発明の第8の実施の形態にかかる光学特性計測方法について説明する。この第8の実施の形態においては、上述の各実施の形態にかかる光学特性計測装置が備えるFOPの光学特性を計測する方法について説明する。
図12は、第8の実施の形態にかかるFOPの光学特性を計測する方法について説明するためのフローチャート、図13は、第8の実施の形態にかかるFOPの光学特性を計測する装置の概略構成を示す図である。なお、図13に示す光学特性計測装置においては、第1の実施の形態にかかるモアレ縞計測装置の構成と同一の構成には第1の実施の形態で用いたものと同一の符号を用いている。
まず、図13に示すように、結像光学系3の物体面またはその近傍に、第1周期パターン(第1パターン)2aが設けられている基板2を配置する(ステップS20、第1配置工程)。次に、第1ファイバーオプティックプレート(以下、第1FOPという。)6bの入射面側に、第2ファイバーオプティックプレート(以下、第2FOPという。)6aを配置する(ステップS21、第2配置工程)。ここで、第2FOP6aの入射面には、第2周期パターン(第2パターン)5、及び紫外域の計測光を可視域の計測光に変換するための蛍光膜4が形成されている。
次に、図13に示すように、第2FOP6aの入射面が結像光学系3の像面またはその近傍に位置するように、第1FOP6b及び第2FOP6aを配列し(ステップS22、配列工程)、第1FOP6bの射出面側に検出装置7を配置する。
次に、照明光学系1から射出される紫外域の計測光により第1周期パターン2aを照明する。そして、第1周期パターン2a、結像光学系3を介した紫外域の計測光を蛍光膜4により可視域の計測光に変換し、第2周期パターン5を介して第2FOP6a及び第1FOP6bにより検出装置7に導光する(ステップS23、第1導光工程)。
次に、ステップS23において導光された可視域の計測光を検出装置7により検出する(ステップS24、第1検出工程)。即ち、検出装置7は、第1周期パターン2a及び第2周期パターン5により形成された第1モアレ縞を計測する。
次に、第2FOP6aを移動する(ステップS25、移動工程)。具体的には、第2FOP6aを第2FOP6aの入射面に直交する方向を軸として所定量回転させる。ステップS25において第2FOP6aを回転移動させた後、再び照明光学系1から射出される紫外域の計測光により第1周期パターン2aを照明する。そして、第1周期パターン2a、結像光学系3を介した紫外域の計測光を蛍光膜4により可視域の計測光に変換し、第2周期パターン5を介して第2FOP6a及び第1FOP6bにより検出装置7に導光する(ステップS26、第2導光工程)。
次に、ステップS26において導光された可視域の計測光を検出装置7により検出する(ステップS27、第2検出工程)。即ち、検出装置7は、第2FOP6aの回転移動後における第1周期パターン2a及び第2周期パターン5により形成された第2モアレ縞を計測する。
次に、ステップS24において検出された第1モアレ縞及びステップS27において検出された第2モアレ縞を比較する(ステップS28、比較工程)。ステップS28において第1モアレ縞及び第2モアレ縞を比較することにより、第2FOP6aが有するディストーションの回転対象成分を特定することができる。特定された第2FOP6aのディストーションの回転対象成分をオフセット値として、実際に計測された結像光学系3の光学特性の校正を行う。
この第7及び第8の実施の形態にかかるFOPの光学特性計測方法によれば、FOP自体が有するディストーションを容易に計測することができる。したがって、例えばこの発明の光学特性計測装置に設けられるFOPのディストーションを計測し、校正することができるため、FOP自体が有するディストーションの影響を受けることなく、結像光学系の光学特性を高精度に計測することができる。
なお、第8の実施の形態においては、第2FOP6aを回転移動させているが、第1FOP6bを回転移動させてもよく、第1FOP6b及び第2FOP6aを回転移動させるようにしてもよい。第1FOP6bを回転移動させた際には、第1FOP6bが有するディストーションの回転対象成分を特定することができる。
また、第8の実施の形態においては、第2FOP6aを回転移動させているが、図14に示すように、第2FOP6aを第2FOP6aの入射面に平行な方向に移動させるようにしてもよい。この場合には、ステップS24において検出された第1モアレ縞及びステップS27において検出された第2モアレ縞をステップS28において比較することにより、第2FOP6aが有するディストーションの非線形成分を特定することができる。また、第1FOP6bを第1FOP6bの入射面に平行な方向に移動させてもよく、第1FOP6b及び第2FOP6aを第1FOP6b及び第2FOP6aの入射面に平行な方向に移動させるようにしてもよい。
なお、上述の第7及び第8の実施の形態においては、FOPの入射面に第2周期パターンが形成されている例を示したが、第2周期パターンが形成された基板をFOPの入射面上又はその近傍に配置するようにしてもよい。また、第7の実施の形態においては、FOPの射出面に第3周期パターンが形成されている例を示したが、第3周期パターンが形成された基板をFOPの射出面側、または検出装置に配置するようにしてもよい。
また、上述の第7及び第8の実施の形態においては、FOPの入射面に蛍光膜が形成されている例を示したが、紫外光を透過することができるFOPを使用する場合、計測光を紫外光から可視光に変換する必要がないため、FOPの入射面に蛍光膜を形成することを要しない。
次に、図面を参照して、この発明の第9の実施の形態にかかる露光装置について説明する。図15は、第9の実施の形態にかかる露光装置の概略構成を示す図である。なお、以下の説明においては、各図中に示したXYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。XYZ直交座標系は、X軸及びY軸がウエハ(感光性基板)Wに対して平行となるよう設定され、Z軸がウエハWに対して直交する方向に設定されている。X軸は図15の紙面に平行な方向とし、Y軸は図15の紙面に垂直な方向とする。
図15に示す露光装置は、露光光を供給するための光源を含み、光源からの光でマスクMを均一に照明する照明光学系50を備えている。また、後述する投影光学系PLの物体面又はその近傍においてマスクMまたは第1周期パターンが形成された光学特性計測用基板51を載置するマスクステージ52と、マスクMに形成されているパターンをウエハW上に投影する投影光学系PLと、投影光学系PLの像面内においてウエハWを載置するウエハステージ53を備えている。なお、この実施の形態においては、光源として、i線用のランプ、KrFエキシマレーザ、ArFエキシマレーザ、Fレーザ等を用いている。なお、光源として、DUV(深紫外)やVUV(真空紫外)の光を発生する光源を用いることも可能である。
照明光学系50から射出した光は、マスクMを重畳的に均一な照度で照明する。マスクMを介した光は、投影光学系PLに入射する。投影光学系PLは、複数の光学部材により構成され、マスクMに形成されているパターンを所定の倍率(縮小倍率、等倍率、または拡大倍率)で、ウエハW上に投影する。ウエハWを載置しているウエハステージ53は、X軸及びY軸方向に移動可能なXYステージと、Z軸方向に移動可能及びZ軸に対して傾斜可能なZステージ等により構成されている。ウエハステージ53にはウエハWを吸引保持するウエハホルダ54が設けられている。ウエハステージ53をXY平面内において二次元的に駆動制御しながら、ウエハWの各露光領域にマスクMの転写パターンを逐次露光する。
また、この投影露光装置は、ウエハステージ53上に投影光学系PLのディストーションを計測するための第1の実施の形態にかかるモアレ縞計測装置と同様の構成を有するモアレ縞計測装置を備えている。投影光学系PLのディストーションを計測する際には、まず、第1周期パターンが形成されている基板51をマスクステージ52に載置する。また、投影光学系PLを介した光がFOP56の入射面に形成されている第2周期パターンを照射する位置に、ウエハステージ53をX方向に移動する。
照明光学系50からの光は、第1周期パターンを透過し、被検光学系3を介して、蛍光膜55により可視域の光に変換され、第2周期パターンを透過し、FOP56により検出装置57に導光される。検出装置57は、光が第1周期パターン及び第2周期パターンを通過することにより形成されるモアレ縞を検出する。そして、検出されたモアレ縞の位置から投影光学系PLのディストーションを計測する。
この第9の実施の形態にかかる露光装置によれば、投影光学系PLのディストーションを計測するためのモアレ縞計測装置を備えているため、投影光学系PLのディストーションを高精度に計測し、補正することができる。したがって、ディストーションが補正された投影光学系を介してマスクMに形成されているパターンをウエハW上に高精度に露光することができる。
また、上述の各実施の形態においては、被検光学系を介した像や、光量分布をFOPで導光する例を説明したが、FOP上部に設けたパターンで選択した領域の光量の総和をFOPで導光する場合にも適用することができる。
なお、第9の実施の形態にかかる露光装置においては、第1の実施の形態にかかるモアレ縞計測装置と同様の構成を有するモアレ縞計測装置を備えているが、第2〜第6の実施の形態にかかる光学特性計測装置のいずれかと同様の構成を有する光学特性計測装置を備えるようにしてもよい。
また、上述の各実施の形態においては、被検光学系として投影光学系を例に挙げて説明したが、この発明の光学特性計測装置を用いて他の光学系の光学特性を計測することができる。
また、投影光学系とウエハとの間に液体を介在させた液浸型の露光装置にもこの発明を適用することができる。
上述の実施の形態にかかる露光装置では、投影光学系を用いてマスクにより形成された転写用のパターンを感光性基板(ウエハ)に露光することにより、マイクロデバイス(半導体素子、撮像素子、液晶表示素子、薄膜磁気ヘッド等)を製造することができる。以下、上述の実施の形態にかかる走査型露光装置を用いて感光性基板としてのウエハ等に所定の回路パターンを形成することによって、マイクロデバイスとしての半導体デバイスを得る際の手法の一例につき図16のフローチャートを参照して説明する。
先ず、図16のステップS301において、1ロットのウエハ上に金属膜が蒸着される。次のステップS302において、その1ロットのプレート上の金属膜上にフォトレジストが塗布される。その後、ステップS303において、上述の実施の形態にかかる露光装置を用いて、照明光学系によりマスクに形成されたパターンを照明し(照明工程)、照明されたパターンの像を投影光学系によりウエハ上に形成し(形成工程)、パターンを1ロットのウエハ上の各ショット領域に順次露光転写する。なお、投影光学系の光学特性は、上述の各実施の形態にかかる光学特性計測装置により計測され、補正されている。その後、ステップS304において、その1ロットのウエハ上のフォトレジストの現像が行われた後、ステップS305において、その1ロットのウエハ上でレジストパターンをマスクとしてエッチングを行うことによって、マスクにより形成されたパターンに対応する回路パターンが、各ウエハ上の各ショット領域に形成される。
その後、更に上のレイヤの回路パターンの形成等を行うことによって、半導体素子等のデバイスが製造される。上述の半導体デバイスの製造方法によれば、投影光学系の光学特性が上述の各実施の形態にかかる光学特性計測装置により高精度に計測され、補正されているため、高精度な露光を行うことができ、良好な半導体デバイスを得ることができる。なお、ステップS301〜ステップS305では、ウエハ上に金属を蒸着し、その金属膜上にレジストを塗布、そして露光、現像、エッチングの各工程を行っているが、これらの工程に先立って、ウエハ上にシリコンの酸化膜を形成後、そのシリコンの酸化膜上にレジストを塗布、そして露光、現像、エッチング等の各工程を行っても良いことはいうまでもない。
また、上述の実施の形態にかかる露光装置では、プレート(ガラス基板)上に所定のパターン(回路パターン、電極パターン等)を形成することによって、マイクロデバイスとしての液晶表示素子を得ることもできる。以下、図17のフローチャートを参照して、このときの手法の一例につき説明する。図17において、パターン形成工程401では、上述の実施の形態にかかる露光装置を用いてマスクのパターンをプレートに転写露光する、所謂光リソグラフィ工程が実行される。この光リソグラフィ工程によって、プレート上には多数の電極等を含む所定パターンが形成される。その後、露光されたプレートは、現像工程、エッチング工程、レジスト剥離工程等の各工程を経ることによって、プレート上に所定のパターンが形成され、次のカラーフィルタ形成工程402へ移行する。
次に、カラーフィルタ形成工程402では、R(Red)、G(Green)、B(Blue)に対応した3つのドットの組がマトリックス状に多数配列されたり、またはR、G、Bの3本のストライプのフィルタの組を複数水平走査線方向に配列されたりしたカラーフィルタを形成する。そして、カラーフィルタ形成工程402の後に、セル組み立て工程403が実行される。セル組み立て工程403では、パターン形成工程401にて得られた所定パターンを有するプレート、およびカラーフィルタ形成工程402にて得られたカラーフィルタ等を用いて液晶パネル(液晶セル)を組み立てる。セル組み立て工程403では、例えば、パターン形成工程401にて得られた所定パターンを有するプレートとカラーフィルタ形成工程402にて得られたカラーフィルタとの間に液晶を注入して、液晶パネル(液晶セル)を製造する。
その後、モジュール組み立て工程404にて、組み立てられた液晶パネル(液晶セル)の表示動作を行わせる電気回路、バックライト等の各部品を取り付けて液晶表示素子として完成させる。上述の液晶表示素子の製造方法によれば、投影光学系の光学特性が上述の各実施の形態にかかる光学特性計測装置により高精度に計測され、補正されているため、高精度な露光を行うことができ、良好な液晶表示素子を得ることができる。
第1の実施の形態にかかるモアレ縞計測装置の構成を示す図である。 第1の実施の形態にかかる他のファイバーオプティックプレートの構成を示す図である。 第1の実施の形態にかかる他のモアレ縞計測装置の構成を示す図である。 第2の実施の形態にかかる光量分布計測装置の構成を示す図である。 第2の実施の形態にかかる他の光量分布計測装置の構成を示す図である。 第3の実施の形態にかかるシアリング型干渉計の構成を示す図である。 第4の実施の形態にかかる波面収差計測装置の構成を示す図である。 第5の実施の形態にかかる光学特性計測装置の構成を示す図である。 第6の実施の形態にかかる透過率計測装置の構成を示す図である。 第7の実施の形態にかかる光学特性計測方法について説明するためのフローチャートである。 第7の実施の形態にかかる光学特性計測方法に用いられる光学特性計測装置の構成を示す図である。 第8の実施の形態にかかる光学特性計測方法について説明するためのフローチャートである。 第8の実施の形態にかかる光学特性計測方法に用いられる光学特性計測装置の構成を示す図である。 第8の実施の形態にかかる光学特性計測方法に用いられる他の光学特性計測装置の構成を示す図である。 第9の実施の形態にかかる露光装置の概略構成を示す図である。 実施の形態にかかるマイクロデバイスとしての半導体デバイスの製造方法を示すフローチャートである。 実施の形態にかかるマイクロデバイスとしての液晶表示素子の製造方法を示すフローチャートである。 従来の光学特性計測装置の構成を示す図である。
符号の説明
1,50…照明光学系、2,10,32,51…基板、2a…第1周期パターン、3…被検光学系、4,11,15,21,35,42,55…蛍光膜、5…第2周期パターン、6,13,17,22,36,43,56…ファイバーオプティックプレート、7,37,39,44,45,57…検出装置、10a…ピンホールパターン、12…凹面パターン、16…凸面パターン、20…回折格子、30,38…マイクロレンズアレイ、32a…ピンホール、33…リレーレンズ、34,41…誘電体多層膜、40…ビームスプリッタ、52…マスクステージ、53…ウエハステージ、54…ウエハホルダ、M…マスク、PL…投影光学系、W…ウエハ。

Claims (21)

  1. 被検光学系の光学特性を計測する光学特性計測装置において、
    前記被検光学系の像面側に入射面が位置するように配置され、前記被検光学系を介した計測光を導光する導光部材と、
    前記導光部材の射出面側に配置され、前記導光部材により導光された前記計測光を検出する検出部とを有し、
    前記導光部材の前記入射面又は前記射出面は、所定形状のパターンを備えることを特徴とする光学特性計測装置。
  2. 前記被検光学系の物体面に配置された周期パターンを有し、
    前記所定形状のパターンは、周期性をもつパターンを含み、
    前記検出部は、前記計測光が前記周期パターンと前記所定形状のパターンとを通過することにより形成されるモアレ縞を検出することを特徴とする請求項1記載の光学特性計測装置。
  3. 前記被検光学系の物体面に配置されたピンホールパターンを有し、
    前記所定形状のパターンは、前記導光部材の前記入射面の高さを異ならせて形成した凸状形状または凹状形状を含み、
    前記検出部は、前記ピンホールパターン、前記被検光学系及び前記所定形状のパターンを通過した前記計測光の光量分布を検出することを特徴とする請求項1記載の光学特性計測装置。
  4. 前記計測光は紫外域の波長を含み、
    前記導光部材は複数のファイバーを束にして構成され、
    前記入射面には、前記導光部材を構成する個々のファイバーの直径以下の厚みを有する蛍光膜が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の光学特性計測装置。
  5. 被検光学系の光学特性を計測する光学特性計測装置において、
    前記被検光学系の像面側に入射面が位置するように配置され、かつ前記入射面に設けられた蛍光膜を有し、前記被検光学系を介した計測光を導光する導光部材と、
    前記導光部材の射出面側に配置され、前記導光部材により導光された前記計測光を検出する検出部と
    を有することを特徴とする光学特性計測装置。
  6. 前記被検光学系の物体面に配置されたピンホールパターンと、
    前記被検光学系の像面に配置された回折格子とを備え、
    前記検出部は、前記導光部材を介して前記回折格子により発生した干渉縞を検出することを特徴とする請求項5記載の光学特性計測装置。
  7. 前記被検光学系の物体面に配置されたピンホールパターンと、
    前記被検光学系の像面と前記導光部材の前記入射面との間の光路中に配置されたマイクロレンズアレイとを備え、
    前記検出部は、前記導光部材を介して前記マイクロレンズアレイにより集光された前記計測光による点像を検出することを特徴とする請求項5記載の光学特性計測装置。
  8. 被検光学系の光学特性を計測する光学特性計測装置において、
    入射面に、入射する光の一部を反射すると共に一部を透過する反射透過膜が形成された導光部材と、
    前記反射透過膜を透過し前記導光部材により導光された計測光を検出する第1検出部と、
    前記反射透過膜により反射された前記計測光を検出する第2検出部と、
    を備えることを特徴とする光学特性計測装置。
  9. 前記反射透過膜は、誘電体多層膜を含むことを特徴とする請求項8記載の光学特性計測装置。
  10. 前記導光部材は、前記入射面に、所定形状を有する計測用パターンを有することを特徴とする請求項8または9記載の光学特性計測装置。
  11. 前記計測用パターンは、前記導光部材の前記入射面の高さを異ならせて形成した凸状形状または凹状形状であることを特徴とする請求項10記載の光学特性計測装置。
  12. 前記計測光は紫外域の波長を含み、
    前記導光部材は複数のファイバーを束にして構成され、
    前記入射面には、前記導光部材を構成する個々のファイバーの直径以下の厚みを有する蛍光膜が形成されていることを特徴とする請求項8乃至11の何れか一項に記載の光学特性計測装置。
  13. 前記蛍光膜は、蒸着により形成されていることを特徴とする請求項4乃至7、及び12の何れか一項に記載の光学特性計測装置。
  14. 導光部材の光学特性を計測する光学特性計測方法において、
    結像光学系の物体面に第1計測用パターンを配置する第1配置工程と、
    前記導光部材の入射面が前記結像光学系の像面に位置するように前記導光部材を配置する第2配置工程と、
    前記導光部材の射出面側に検出装置を配置する検出装置配置工程と、
    計測光により前記第1計測用パターンを照明する照明工程と、
    前記第1計測用パターンと、前記導光部材の入射面側に配置された第2計測用パターンとを介して形成された第1モアレ縞を前記導光部材を介して前記検出装置に導光して計測する第1計測工程と、
    前記第1計測用パターンと、前記導光部材の射出面側に配置された前記第3計測用パターンとを介して形成された第2モアレ縞を前記検出装置で計測する第2計測工程と、
    を含むことを特徴とする光学特性計測方法。
  15. 第1導光部材の光学特性を計測する光学特性計測方法において、
    結像光学系の物体面に第1パターンを配置する第1配置工程と、
    前記第1導光部材の入射面側に、第2導光部材を配置する第2配置工程と、
    前記第2導光部材の入射面が前記結像光学系の像面に位置するように前記第1導光部材及び前記第2導光部材を配列する配列工程と、
    前記結像光学系と、前記第2導光部材の入射面側に配置された第2パターンとを介して、前記第1パターンからの計測光を前記第2導光部材及び前記第1導光部材により検出部に導光する第1導光工程と、
    前記検出部により前記第1導光工程により導光された前記計測光を検出する第1検出工程と、
    前記第2導光部材及び前記第1導光部材の少なくとも一方を移動する移動工程と、
    前記移動工程の後、前記第1パターンからの前記計測光を前記結像光学系及び前記第2パターンを介して前記第2導光部材及び前記第1導光部材により検出部に導光する第2導光工程と、
    前記検出部により前記第2導光工程により導光された前記計測光を検出する第2検出工程と、
    前記第1検出工程による検出結果及び前記第2検出工程による検出結果を比較する比較工程と、
    を含むことを特徴とする光学特性計測方法。
  16. 前記移動工程は、前記第1導光部材及び前記第2導光部材の少なくとも一方を前記入射面に直交する方向を軸として回転させることを特徴とする請求項15記載の光学特性計測方法。
  17. 前記移動工程は、前記第1導光部材及び前記第2導光部材の少なくとも一方を前記入射面に平行な方向に移動させることを特徴とする請求項15記載の光学特性計測方法。
  18. 前記計測光は紫外域の波長を含み、
    前記導光部材は複数のファイバーを束にして構成され、
    前記第2導光部材の入射面には、該第2導光部材を構成する個々のファイバーの直径以下の厚みを有する蛍光膜が形成されていることを特徴とする請求項14乃至17の何れか一項に記載の光学特性計測方法。
  19. 第1面に配置されているパターンを第2面に配置される感光性基板上に形成する露光装置において、
    請求項1乃至14の何れか一項に記載の光学特性計測装置を備えることを特徴とする露光装置。
  20. 第1面に配置されているパターンを第2面に配置される感光性基板上に形成する露光方法において、
    前記パターンを照明する照明工程と、
    前記照明工程により照明された前記パターンの像を請求項1乃至13の何れか一項に記載の光学特性計測装置により計測された光学系により前記感光性基板上に形成する形成工程と、
    を含むことを特徴とする露光方法。
  21. 請求項20記載の露光方法を用いてパターンの像を感光性基板上に露光する露光工程と、
    前記露光工程により露光された前記感光性基板を現像する現像工程と、
    を含むことを特徴とするデバイスの製造方法。
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